JP2008209695A - 電気泳動表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Yoshiki Takei
芳樹 武居
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Abstract

【課題】電気泳動表示層の周縁部の表示性能に優れた電気泳動表示装置を提供する。
【解決手段】電気泳動表示装置の製造時において、電気泳動表示層14を挟んで積層した
正面側電極基板13の周面と背面側電極基板12の周面とに亘って接着剤を塗布し、これ
を硬化させることにより間隔保持部25を形成する。この間隔保持部25は、背面側電極
基板12の周面と正面側電極基板13の周面とに接合され、電気泳動表示層14の周縁部
の外力による圧縮変形を抑制する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子ペーパー、電子ブック、電子手帳等の各種情報表示装置や、ビデオ装
置、テレビ電話等の各種機器のモニタに用いられる電気泳動表示層、及び、その製造方法
に関するものである。
従来、この種の電気泳動表示装置としては、例えば図15に示すように、背面基板50
に画素電極配線層51が形成された背面側電極基板52と、透明基板53に透明共通電極
54が形成された正面側電極基板55との間に、多数のマイクロカプセル56がバインダ
57で固定された電気泳動表示層58を形成したものがある(例えば特許文献1参照)。
マイクロカプセル56の中には、図示しない電気泳動粒子を電気泳動分散媒に分散した電
気泳動分散液が封入されている。電気泳動粒子は、透明共通電極54と、画素電極配線層
51中の各画素電極との間に印加される電圧により生成される電界の向きに応じて透明共
通電極54側又は画素電極側へ移動する。そして、その電気泳動粒子の移動位置により、
画素電極に対応した領域における色が表示される。
上記表示装置の製造には、次のような工程がある。すなわち、図16に示すように、背
面側電極基板52及び正面側電極基板55は、電気泳動表示層58を挟んで積層された状
態で加圧及び加熱されて接合一体化されて表示素子59となる。また、表示素子59には
、図17に示すように、防水フィルム60が加圧及び加熱によって貼り付けられて封止さ
れる。
特開2006−227418号公報(第4〜8頁、第1,2図)
ところで、電気泳動表示層58を挟んで積層された背面側電極基板52及び正面側電極
基板55を加圧及び加熱するとき、電気泳動表示層58に加わる圧力(積層方向)は、そ
の周縁側ほど大きくなる。これは、両電極基板52,55の周縁部が、その外周において
電気泳動表示層58により支持されていないことから、撓みやすいためである。このため
、電気泳動表示層58の周縁部においてはマイクロカプセル56が圧縮変形しやすくなり
、加圧及び加熱条件の設定が難しくなる。すなわち、加圧力が弱すぎると、両電極基板5
2,55及び電気泳動表示層58の接合強度が不足する。これとは反対に加圧力が強すぎ
ると、電気泳動表示層58の周縁部においてマイクロカプセル56が過度に圧縮変形した
り、破損したりしてしまい、この結果、表示素子59の周縁部における表示性能が低下す
ることがある。
また、これと同様な理由により、作製された表示素子59の両外面に防水フィルム60
を貼り付けるときにも、加圧力の適正な設定が困難であり、加圧力が強すぎると表示素子
59の周縁部の表示性能が低下することがあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。
その目的とするところは、電気泳動表示層の周縁部の表示性能が低下しにくい電気泳動表
示装置、及び、その生産に適した電気泳動表示装置の製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、対向配置された第1電極基板と第2電極基
板との間に、電気泳動粒子及び電気泳動分散媒が用いられた電気泳動表示層を設けた電気
泳動表示装置において、外力による前記電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形を抑制する変
形抑制部を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、電気泳動表示装置の製造時において、電気泳動表示層を挟んで積層
された第1及び第2電極基板をその積層方向に加圧したときに、積層方向に加えられた外
力による電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形が変形抑制部によって抑制される。このため
、電気泳動表示層の周縁部の構造が損なわれにくくなり、電気泳動表示層の周縁部におけ
る表示性能が低下しにくくなる。
また、この発明は、前記変形抑制部が、前記第1電極基板の周縁部と前記第2電極基板
の周縁部とにそれぞれ接合された状態で両電極基板の周縁部間に設けられ、両電極基板の
周縁部同士の接近を抑制する間隔保持部であることを特徴とする。
この構成によれば、第1電極基板の周縁部と前記第2電極基板の周縁部とにそれぞれ接
合された状態で両電極基板の周縁部間に設けられた間隔保持部により、両電極基板の周縁
部同士の接近が規制され、この結果、電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形が抑制される。
また、この発明は、前記間隔保持部が、第1電極基板の周面と第2電極基板の周面とに
接合されていることを特徴とする。
この構成によれば、両電極基板の形状及び面積を同一とし、両電極基板の周面の位置を
合わせた構成に適用できるため、実際の表示面積に対する表示装置の外形の大型化を招か
ないようにすることができる。
また、この発明は、前記間隔保持部が、第1電極基板の周縁内面と第2電極基板の周面
とに接合されていることを特徴とする。
この構成によれば、両電極基板に対して積層方向に加えられた外力を、第1電極基板の
周縁内面で受けることができるため、第1電極基板と間隔保持部との接合部が破損しにく
く、この結果、電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形を有効に抑制することができる。
また、この発明は、前記間隔保持部が透明であることを特徴とする。
この構成によれば、電気泳動表示層の周縁部による表示色に補強部の色が入り込まない
ため、電気泳動表示層の有効表示領域が制約されにくい。このため、電気泳動表示装置が
大型化しにくい。
また、この発明は、前記第2電極基板の外面全体を覆うように同外面に接合された防水
部材を備えるとともに、前記電気泳動表示層の周囲において前記第1電極基板の周縁部と
前記防水部材の周縁部とを接合したことを特徴とする。
この構成によれば、表示装置の片側に防水部材を設けた構成において、実際の表示面積
に対する外形を小さくすることができる。すなわち、補強部を設けない構成とした場合に
は、製造時において電気泳動表示層の周縁部に加わる外力による同周縁部の圧縮変形を抑
制するために、第1電極基板及び第1防水部材の周縁部を電気泳動表示層の周縁部から外
周に大きく張り出させる必要があった。これに対し、補強部を設けた構成によれば、電気
泳動表示層の周縁部から外周に張り出させる第1電極基板及び第1防水部材の周縁部の大
きさを小さくすることができる。
また、この発明は、前記第1電極基板の外面全体を覆うように同外面に接合された第1
防水部材と、前記第2電極基板の外面全体を覆うように同外面に接合された第2防水部材
とを備えるとともに、前記電気泳動表示層の周囲において前記第1防水部材の周縁部と前
記第2防水部材の周縁部とを接合したことを特徴とする。
この構成によれば、表示装置の両側に防水部材を設けた構成において、実際の表示面積
に対する外形を小さくすることができる。すなわち、補強部を設けない構成とした場合に
は、製造時において電気泳動表示層の周縁部に加わる外力による同周縁部の圧縮変形を抑
制するために、第1防水部材及び第2防水部材の周縁部を電気泳動表示層の周縁部から外
周に大きく張り出させる必要があった。これに対し、補強部を設けた構成によれば、電気
泳動表示層の周縁部から外周に張り出させる第1防水部材及び第2防水部材の周縁部の大
きさを小さくすることができる。
また、この発明は、前記変形抑制部が、前記電気泳動表示層の周面全体を包囲するよう
に同周面上に設けられ、電気泳動表示層の外周への変形を規制する形状保持部であること
を特徴とする。
この構成によれば、前記電気泳動表示層の周面全体を包囲するように同周面上に設けら
れた形状保持部により、電気泳動表示層の外周への変形が規制され、この結果、電気泳動
表示層の圧縮変形が抑制される。このため、電気泳動表示層の周縁部の構造が損なわれに
くくなり、電気泳動表示層の周縁部における表示性能が低下しにくくなる。
また、この発明は、対向配置された第1電極基板と第2電極基板との間に、電気泳動粒
子及び電気泳動分散媒を用いた電気泳動表示層を挟み、電気泳動表示層を挟んで積層され
た第1電極基板及び第2電極基板を加圧状態で接合する電気泳動表示装置の製造方法にお
いて、前記電気泳動表示層を挟んで前記第1電極基板及び第2電極基板を積層した後、外
力による前記電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形を抑制する変形抑制部を形成し、その後
、前記電気泳動表示層を挟んで積層された第1電極基板及び第2電極基板を加圧して接合
することを特徴とする。
この構成によれば、電気泳動表示層を挟んで積層された第1電極基板及び第2電極基板
を積層方向に加圧したときに、積層方向に加えられた外力による電気泳動表示層の周縁部
の圧縮変形が変形抑制部によって抑制される。このため、電気泳動表示層の周縁部の構造
が損なわれにくくなり、電気泳動表示層の周縁部における表示性能が低下しにくくなる。
(第1実施形態)
次に、この発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、電気泳動表示装置(以下、単に表示装置という)10は平板状の表
示素子11を備え、この表示素子11は、背面側電極基板12、この背面側電極基板12
に対向配置された正面側電極基板13、及び、背面側電極基板12と正面側電極基板13
との間に配置された電気泳動表示層14とにより構成されている。
前記背面側電極基板12は、可撓性を有する背面基板15を備え、その一面(図1にお
ける上面)には、画素電極配線層16が形成されている。背面基板15は、可撓性、弾性
等に優れた熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂材料、例えばポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ポリイミド、ポリエチレン等により形成されている。また、画素電極配
線層16は、銅箔パターンから形成されている。
前記正面側電極基板13は、可撓性を有する透明基板17を備え、その一面(図1にお
ける下面)には、透明共通電極層18が形成されている。透明基板17は、透明性、可撓
性等に優れた熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂材料、例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエチレン等により形成されている。透明共通電極層
18は、インジウムスズ酸化物、又は、ポリアニリン等の電子導電性高分子等により形成
されている。
前記電気泳動表示層14は、バインダ19によって一体化された多数のマイクロカプセ
ル20によって構成されている。マイクロカプセル20には、電気泳動分散媒と、電気泳
動粒子とが封入されている。電気泳動粒子は、マイクロカプセル20に印加された電界の
向きに応じて電気泳動分散媒中を泳動する。マイクロカプセル20は、例えばアラビアゴ
ム・ゼラチン系化合物、ウレタン系化合物等により形成されている。電気泳動分散媒は、
例えば水、メタノール、エタノール等からなる。電気泳動粒子は、例えばアニリンブラッ
ク、カーボンブラック、二酸化チタン等により形成されている。
図1に示すように、前記表示素子11には、その周面全体に沿った環状に形成された変
形抑制部としての間隔保持部25が同周面上に設けられている。この間隔保持部25は、
背面側電極基板12の周面12aと正面側電極基板13の周面13aとにそれぞれ接合さ
れた状態で両電極基板12,13間に形成されている。間隔保持部25は、表示素子11
の周縁部に対して加わった積層方向の外力による両電極基板12,13の周縁部同士の接
近をその剛性及び靱性によって抑制するようになっている。そして、間隔保持部25は、
両電極基板12,13の周縁部同士の接近を抑制することにより、電気泳動表示層14の
周縁部の圧縮変形を抑制する作用を有している。また、間隔保持部25は、電気泳動表示
層14の周面14aを覆っている。
間隔保持部25は、表示素子11の曲げ容易性を損ないにくいような材料、及び、形態
で形成されている。間隔保持部25の材料としては、嫌気硬化性、光硬化性、熱硬化性等
の接着剤、具体的には、例えばポリエステルポリオールを用いたエポキシ系樹脂接着剤や
、変形シリコーンポリマー、変性ポリサルファイドポリマー系を主成分とする弾性接着剤
が好ましい。また、間隔保持部25の材料は、表示装置10の表示性能を低下させないよ
うに、硬化状態で透明であることが好ましい。
さらに、前記表示素子11は、図1に示すように、背面側電極基板12の外面全体を覆
うように同外面に接合された第1防水部材としての保護フィルム26aと、正面側電極基
板13の外面全体を覆うように同外面に接合された第2防水部材としての保護フィルム2
6bとによって封止されている。この保護フィルム26a,26bは、例えば外側に配置
される高分子樹脂フィルム層と、その内側に配置される無機材料バリア層とにより構成さ
れ、外部から表示素子11への水分の侵入を防ぐようになっている。高分子樹脂フィルム
層は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなる。
無機材料バリア層は、例えば酸化珪素、窒化珪素、酸化アルミニウム等よりなる。上下の
両保護フィルム26a,26bは、例えばホットメルト接着剤等の接着剤27により表示
素子11の両外面を覆うように同両外面に貼り付けられるとともに、その周縁部同士が、
前記間隔保持部25の外周において接着剤28により接着されるとともにその両周縁部の
接着面間が封止されている。
次に、上記のように構成されたこの実施形態の製造方法について図2〜図5を参照して
説明する。
まず、前記背面側電極基板12と、前記正面側電極基板13とをそれぞれ作製する。背
面側電極基板12は、背面基板15の一面に対し、例えばセミアディティブ法によって銅
箔パターンからなる画素電極配線層16を形成することにより作製される。また、正面側
電極基板13は、透明基板17の一面に対し、例えばスパッタ法によって透明共通電極層
18を形成することにより作製される。
次に、正面側電極基板13の透明共通電極層18上に、マイクロカプセル20とバイン
ダ19との混合液を例えばロールコータにより均一に塗布する。次に、前記混合液が塗布
された正面側電極基板13を所定温度で所定時間乾燥させて、正面側電極基板13の一面
に電気泳動表示層14を形成する。
次に、図2に示すように、背面側電極基板12上の画素電極配線層16と正面側電極基
板13上の電気泳動表示層14とを当接させるように、背面側電極基板12と正面側電極
基板13とを重ねる。次に、図3に示すように、電気泳動表示層14を挟んで積層された
背面側電極基板12及び正面側電極基板13の各周面12a,13a,14aに接着剤を
塗布し、この接着剤を乾燥させて間隔保持部25を形成する。この接着剤の塗布は、ノズ
ル付きディスペンサを使用したり、積層状態の両電極基板12,13の周面を接着剤に浸
漬させたりすることによって行うことができる。このとき、接着剤の一度の塗布によって
間隔保持部25を形成するのみならず、余分に接着剤を塗布して硬化させた後、余分な部
分を切り取って間隔保持部25を形成してもよい。この工程により、背面側電極基板12
の周面12aと正面側電極基板13の周面13aとにそれぞれ接合された間隔保持部25
が両電極基板12,13の間に形成される。
次に、間隔保持部25によって結合された状態の背面側電極基板12と正面側電極基板
13とを、図4に示すように真空状態で加圧及び加熱する。真空状態での加圧及び加熱は
、例えば周知の真空ラミネータを用いて行うことができる。この工程により、背面側電極
基板12、電気泳動表示層14及び正面側電極基板13が積層状態で一体化された表示素
子11が作製される。
次に、図5に示すように、予め接着剤27を施した保護フィルム26a,26bを表示
素子11の両外面にそれぞれ重ね合わせ、これを再び真空ラミネータにより真空状態で加
圧及び加熱して保護フィルム26a,26bを表示素子11の外面に貼り付ける。次に、
表示素子11の周縁より外周において上下の保護フィルム26a,26bの内面間に接着
剤28を注入し、両保護フィルム26a,26bの周縁部同士を接着するとともにその接
着面間を封止する。この工程により、図1に示すように、表示素子11が保護フィルム2
6a,26bによって封止された表示装置10が作製される。
さて、上記のように構成された表示装置10において、背面側電極基板12の画素電極
配線層16と正面側電極基板13の透明共通電極層18との間に駆動電圧を印加すると、
画素電極配線層16と透明共通電極層18との間に生成される電界により、各マイクロカ
プセル20中の電気泳動粒子が画素電極配線層16側又は透明共通電極層18側へ泳動す
る。そして、マイクロカプセル20における電気泳動粒子の移動位置に応じて、正面側電
極基板13側においてマイクロカプセル20により表示される色が決定される。この各マ
イクロカプセル20により正面側電極基板13側に表示される色により、表示素子11全
体に画像が形成される。
以上詳述したこの実施形態は、以下の各効果を有する。
(1) 表示装置10の製造時において、電気泳動表示層14を挟んで積層された正面
側電極基板13の周面13aと背面側電極基板12の周面12aとにそれぞれ接合された
間隔保持部25を両電極基板12,13間に形成した。そして、この工程の後に、電気泳
動表示層14を挟んで積層された背面側電極基板12及び正面側電極基板13を加圧及び
加熱して接合一体化するようにした。このとき、両電極基板12,13間に介在された間
隔保持部25の剛性及び靱性により、加圧方向(すなわち積層方向)に加えられた外力に
よる両電極基板12,13の周縁部同士の接近を抑制し、この結果、電気泳動表示層14
の周縁部の圧縮変形を抑制するようにした。従って、表示素子11の作製時において電気
泳動表示層14の周縁部の圧縮変形が抑制され、同周縁部におけるマイクロカプセル20
の破壊や過度の圧縮変形が抑制される。この結果、電気泳動表示層14の周縁部における
表示性能の低下を抑制し、従って、表示素子11の周縁部の表示性能低下を抑制すること
ができる。特に、マイクロカプセル20の表示応答性を向上させるためにその外径を小さ
くするとともにバインダ19の層厚を薄くして電気泳動表示層14を薄くした場合には、
バインダ19の応力吸収作用が弱くなってマイクロカプセル20が圧縮変形し易くなり、
その周縁部の表示性能が低下し易くなる。この発明は、そのような場合においてより効果
を発揮する。
加えて、表示素子11の両外面に対し保護フィルム26a,26bを加圧状態で貼り付
けるときにも、外力による電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形が間隔保持部25によ
って抑制され、同周縁部におけるマイクロカプセル20の破壊や過度の圧縮変形が抑制さ
れる。従って、表示素子11を保護フィルム26a,26bによって封止した表示装置1
0においても、電気泳動表示層14の周縁部における表示性能の低下を抑制し、従って、
表示素子11の周縁部の表示性能低下を抑制することができる。
(2) また、電気泳動表示層14を挟んで積層された背面側電極基板12及び正面側
電極基板13を加圧及び加熱するときに、電気泳動表示層14の周縁部が圧縮変形しにく
くなるため、加圧力や加熱温度をより高く設定することができる。このため、電気泳動表
示層14を挟んで積層された背面側電極基板12及び正面側電極基板13をより高い接合
強度となるように接合し、この結果、その寿命を向上することができる。
(3) 間隔保持部25を設けない従来の構成においては、背面側電極基板12及び正
面側電極基板13の面積を電気泳動表示層14の面積よりも大きく設定し、背面側電極基
板12及び正面側電極基板13の周縁部が、電気泳動表示層14の周縁よりも外周に大き
く張り出すようにする必要があった。このような構成により、背面側電極基板12及び正
面側電極基板13の周縁部を電気泳動表示層14の周縁部の外周に遠ざけ、電気泳動表示
層14の周縁部に加わる外力を低減していた。これに対し、この実施形態によれば、電気
泳動表示層14の周縁部に加わる外力を間隔保持部25の剛性及び靱性によって低減する
ので、背面側電極基板12及び正面側電極基板13の面積を小さくすることができる。こ
のため、表示装置10の実際の表示面積に対する外形の比を小さくすることができる。
また、従来は、保護フィルム26a,26bの面積も表示素子11の面積より大きく設
定し、保護フィルム26a,26bの周縁部が表示素子11の周縁よりも外周に大きく張
り出すように構成することにより、保護フィルム26a,26bの貼り付け時に電気泳動
表示層14の周縁部に加わる外力を低減する必要があった。これに対し、この実施形態に
よれば、表示素子11に対する保護フィルム26a,26bの張り出し量を小さくするこ
とができるため、実際の表示面積に対する表示装置10の外形を小さくすることができる
(4) 間隔保持部25により電気泳動表示層14の周面14aが覆われるため、加圧
及び加熱時において電気泳動表示層14の各マイクロカプセル20から外部に発散する水
分の量が抑制される。このため、製造工程における各マイクロカプセル20の表示能力の
低下を抑制し、表示素子11の表示性能の低下を抑制することができる。
(5) 両電極基板12,13の面積及び形状を同一とし、両電極基板12,13の周
面12a,13aの位置を合わせた構成において、間隔保持部25を、各電極基板12,
13の周面12a,13aにそれぞれ接合された状態で両電極基板12,13間に設ける
ようにした。このため、表示装置10の実際の表示面積に対する表示装置10の外形の大
型化を招かないようにすることができる。
(6) 間隔保持部25を透明な材料により形成したので、実際の表示領域の面積に対
する外形を小さくすることができる。すなわち、間隔保持部25を不透明な材料によって
形成した場合には、電気泳動表示層14の周縁部による表示色に間隔保持部25の色が入
り込むため、電気泳動表示層14による有効表示領域が制約される。このため、所望の表
示面積に対して表示素子11の面積を大きく設定する必要があり、電気泳動表示装置10
が大型化する。これに対し、この実施形態では、間隔保持部25の色を透明としたので、
電気泳動表示層14の周縁部による表示色に間隔保持部25の色が入り込まず、電気泳動
表示層14による有効表示領域が制約されない。従って、所望の表示面積に対する表示素
子11の面積をより小さくすることができるため、表示装置10を小型化することができ
る。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態について図6〜図8を参照して説明する。な
お、以降の各実施形態の説明において第1実施形態と同じ構成については、符号を同じに
してその説明を省略し、第1実施形態と異なる構成のみについて説明する。
図6に示すように、この実施形態の表示素子11は、正面側電極基板13よりも大きな
面積を有する背面側電極基板12を備え、この背面側電極基板12の周縁部は、正面側電
極基板13の周面13aよりも外周に張り出している。この表示素子11には、第1実施
形態と同様な間隔保持部25が、正面側電極基板13の周面13aと背面側電極基板12
の周縁内面12bとにそれぞれ接合された状態で両電極基板12,13の周縁部間に形成
されている。この間隔保持部25は、表示素子11の周縁部に対して加わった積層方向の
外力による両電極基板12,13の周縁部同士の接近をその剛性及び靱性によって抑制す
るようになっている。この結果、間隔保持部25は、電気泳動表示層14の周縁部の圧縮
変形を抑制するようになっている。この間隔保持部25は、第1実施形態と同様に、表示
素子11の製造時において、電気泳動表示層14を挟んで積層されるとともに加圧及び加
熱により接合される前の背面側電極基板12及び正面側電極基板13の周縁部に形成され
る。
この実施形態の表示装置10は、第1実施形態と同様、図7に示すように、電気泳動表
示層14を挟んで積層された背面側電極基板12及び正面側電極基板13に対する加圧及
び加熱時において、加圧方向に加えられた外力による電気泳動表示層14の周縁部の圧縮
変形を抑制する。そして、同周縁部におけるマイクロカプセル20の破損や過度の圧縮変
形を抑制する。また、図8に示すような表示素子11に対する保護フィルム26a,26
bの貼り付け時においても、電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形を抑制する。従って
、この実施形態は、第1実施形態の(1)〜(4),(6)に記載の各効果を有する。加
えて、この実施形態は、下記(7)に記載の効果を有する。
(7) 間隔保持部25は、背面側電極基板12の周縁内面12bと正面側電極基板1
3の周面13aとにそれぞれ接合された状態で両電極基板12,13の周縁部間に形成さ
れている。このため、両電極基板12,13に対して積層方向に外力が加えられても、背
面側電極基板12と間隔保持部25との接合部が破損しにくい。この結果、電気泳動表示
層14の周縁部の圧縮変形を有効に抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した第3実施形態について、図9〜図11を参照して説明する
図9に示すように、この実施形態の表示装置10は、正面側電極基板13よりも大きな
面積を有する背面側電極基板12を備え、この背面側電極基板12の周縁部は、正面側電
極基板13の周面よりも外周に張り出している。また、この表示装置10は、正面側電極
基板13の外面全体を覆うように同外面に張り合わされる防水部材としての保護フィルム
26を備え、前記背面基板15には、保護フィルム26と同様の無機材料バリア層が形成
されて背面基板15自体が防水性を有している。
また、表示素子11には、第2実施形態と同様な間隔保持部25が、正面側電極基板1
3の周面13aと背面側電極基板12の周縁内面12bとにそれぞれ接合された状態で両
電極基板12,13の周縁部間に形成されている。
この実施形態の表示装置10は、図10に示すような電気泳動表示層14を挟んで積層
された背面側電極基板12及び正面側電極基板13に対する加圧及び加熱時において、加
圧方向の外力による電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形を抑制し、同周縁部における
マイクロカプセル20の破損や過度の圧縮変形を抑制する。また、図11に示すような正
面側電極基板13に対する保護フィルム26の貼り付け時においても、電気泳動表示層1
4の周縁部の圧縮変形を抑制する。従って、この実施形態も、第1実施形態の(1)〜(
4),(6)に記載の各効果と、第2実施形態の(7)に記載の効果とを有する。
(第4実施形態)
次に、この発明を具体化した第4実施形態について、図12及び図13を参照して説明
する。
図12に示すように、この実施形態の表示装置10は、第1〜第3実施形態の表示装置
10の背面側電極基板12とは異なる構成の背面側電極基板12を備えている。すなわち
、この背面側電極基板12は、背面基板15の一面に、前記画素電極配線層16の代わり
に半導体回路層30が形成されたものである。半導体回路層30は、行方向及び列方向に
それぞれ複数配列された画素電極、画素駆動回路等により構成され、接着層31を介して
背面基板15の一面に固定されている。画素駆動回路は、薄膜トランジスタ(TFT)に
より構成されている。各画素電極及び各画素駆動回路は、図示しない行デコーダ及び列デ
コーダを介して外部の駆動回路に接続される。半導体回路層30は、薄膜回路転写法によ
り形成される。
また、この表示装置10の電気泳動表示層14は、第1〜第3実施形態の電気泳動表示
層14とは異なる構成を備えている。すなわち、この電気泳動表示層14は、マイクロカ
プセル20により構成されるものではなく、背面基板15上の枠32により形成された多
数の室33に電気泳動粒子及び電気泳動分散媒よりなる電気泳動分散液が充填されて構成
されている。なお、枠32は、フォトレジストやオフセット印刷により、背面基板15の
半導体回路層30上に図13に示すように形成されている。また、電気泳動分散液は、例
えば液滴吐出法(インクジェット法)により枠32の各室33に充填されている。
また、表示素子11には、その周面全体に沿った環状に形成された変形抑制部としての
間隔保持部25が、正面側電極基板13の周面13a及び周縁内面13bと、背面側電極
基板12の周縁内面12bとにそれぞれ接合された状態で両電極基板12,13の周縁部
間に形成されている。この間隔保持部25は、表示素子11の周縁部に対して加わった圧
縮方向の外力による電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形を抑制する作用を有している
。この間隔保持部25は、第1実施形態と同様に、表示素子11の製造時において、電気
泳動表示層14を挟んで積層された背面側電極基板12及び正面側電極基板13の間に形
成される。
この表示装置10において、背面側電極基板12の画素電極配線層16と正面側電極基
板13の透明共通電極層18との間に駆動電圧を印加すると、画素電極配線層16と透明
共通電極層18との間に生成される電界により、各室33中の電気泳動粒子が画素電極配
線層16側又は透明共通電極層18側へ泳動する。そして、室33における電気泳動粒子
の移動位置に応じて、正面側電極基板13側において室33により表示される色が決定さ
れる。この各室33により正面側電極基板13側に表示される色により、表示素子11全
体に画像が形成される。
この実施形態の表示装置10も、第1実施形態と同様に、電気泳動表示層14を挟んだ
積層状態の背面側電極基板12及び正面側電極基板13に対する加圧及び加熱時において
、加圧方向の外力による電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形を抑制し、同周縁部にお
けるマイクロカプセル20の破損や過度の圧縮変形を抑制する。また、表示素子11に対
する防水フィルムの貼り付け時においても、電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形を抑
制し、同周縁部におけるマイクロカプセル20の破損や過度の圧縮変形を抑制する。従っ
て、この実施形態は、第1実施形態の(1)〜(4),(6)に記載の各効果を有する。
加えて、この実施形態は、下記(8)に記載の効果を有する。
(8) 間隔保持部25が、背面側電極基板12の周縁内面12bと正面側電極基板1
3の周面13aとにそれぞれ接合された状態で両電極基板12,13の周縁部間に形成さ
れている。このため、両電極基板12,13に対して積層方向に外力が加えられても、背
面側電極基板12及び正面側電極基板13と間隔保持部25との各接合部が破損しにくい
。この結果、電気泳動表示層14の周縁部の圧縮変形を有効に抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、この発明を具体化した第5実施形態について、図14を参照して説明する。
図14に示すように、この実施形態の表示装置10には、上記第1〜第4実施形態の間
隔保持部25の代わりに、電気泳動表示層14の周面14aに沿った環状に形成された変
形抑制部としての形状保持部40が同周面14a上に設けられている。この形状保持部4
0は、電気泳動表示層14の厚さと同一の幅を有して電気泳動表示層14の周面14aを
覆い、電気泳動表示層14の厚さ方向への潰れるような弾性変形を規制するように電気泳
動表示層14を拘束している。そして、この電気泳動表示層14に対する弾性変形の規制
により、形状保持部40は、表示素子11の周縁部に対して加わった積層方向の外力によ
る同周縁部の圧縮変形を抑制する作用を有している。また、形状保持部40は、電気泳動
表示層14の周面14aを覆っている。
形状保持部40は、表示素子11の曲げ容易性を損ないにくいような材料、及び、形態
で形成されている。間隔保持部25の材料としては、嫌気硬化性、光硬化性、熱硬化性等
の接着剤、具体的には、例えばポリエステルポリオールを用いたエポキシ系樹脂接着剤や
、変形シリコーンポリマー、変性ポリサルファイドポリマー系を主成分とする弾性接着剤
が好ましい。また、形状保持部40の材料は、表示装置10の表示性能を低下させないよ
うに、硬化状態で透明であることが好ましい。
この実施形態の表示装置10も、電気泳動表示層14を挟んで積層された背面側電極基
板12及び正面側電極基板13に対する加圧及び加熱時と、表示素子11の両外面に対す
る保護フィルム26a,26bの貼り付け時とにおいて、電気泳動表示層14の周縁部の
圧縮変形を抑制する。従って、この実施形態は、第1実施形態の(1)〜(4),(6)
に記載の各効果を有する。加えて、この実施形態は、下記(9)に記載の効果を有する。
(9) 形状保持部40は、電気泳動表示層14の周面14a全体を包囲するように同
周面14a上に形成されている。このため、背面側電極基板12及び正面側電極基板13
の形状及び大きさを同一とし、両電極基板12,13の周面12a,13aの位置を合わ
せることができる。従って、表示装置10の実際の表示面積に対する表示装置10の外形
を小さくすることができる。
(他の実施形態)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1〜第4実施形態において、間隔保持部25を、表示素子11の周縁に沿った複
数箇所に形成すること。
・ 第1〜第3、第5実施形態の背面基板15において、画素電極配線層16の代わり
に、半導体回路層30を形成すること。
・ 第4実施形態の背面基板15において、半導体回路層30の代わりに、画素電極配
線層16を形成すること。
・ この発明を、保護フィルム26,26a,26bによって封止されていない構成の
表示装置10に具体化すること。
・ この発明を、第4実施形態における電気泳動表示層14の各室33において電気泳
動分散媒中に分散させた電気泳動粒子を、背面側電極基板12及び正面側防水部材の積層
方向に対する所定の直交方向に沿って移動させるように構成した水平型電気泳動方式の電
気泳動表示装置に具体化する。すなわち、各室33において対向する枠32の下部に共通
電極を形成し、この共通電極に引き付けられた電気泳動粒子が室33の底面上、すなわち
、画素電極配線層16側から枠32の内面上に移動するように構成する。一方、画素電極
配線層16に引き付けられた電気泳動粒子は、枠32の内面上から室33の底面上に移動
するようにする。この電気泳動粒子の位置の切り替えにより、室33毎の領域の表示色を
切り替える。このような構成の電気泳動表示装置においても、上記第1実施形態の各効果
を得ることができる。
第1実施形態の電気泳動表示装置を示す縦断面図。 製造工程を示す模式図。 製造工程を示す模式図。 製造工程を示す模式図。 製造工程を示す模式図。 第2実施形態の電気泳動表示装置を示す模式図。 製造工程を示す模式図。 製造工程を示す模式図。 第3実施形態の電気泳動表示装置を示す縦断面図。 製造工程を示す模式図。 製造工程を示す模式図。 第4実施形態の電気泳動表示装置を示す縦断面図。 透明基板17上に形成された枠体を示す斜視図。 第5実施形態の電気泳動表示装置を示す縦断面図。 従来の電気泳動表示装置を示す縦断面図。 従来の電気泳動表示装置の製造工程を示す模式図。 従来の電気泳動表示装置の製造工程を示す模式図。
符号の説明
10…電気泳動表示装置、11…表示素子、12…第1電極基板としての背面側電極基
板、12a…(第1電極基板の)周面、12b…周縁内面、13…第2電極基板としての
正面側電極基板、13a…(第2電極基板の)周面、12b…周縁内面、14…電気泳動
表示層、14a…(電気泳動表示層の)周面、15…背面側電極基板を構成する背面基板
、16…同じく画素電極配線層、17…正面側電極基板を構成する透明電極、18…同じ
く透明共通電極、19…電気泳動表示層を構成するバインダ、20…同じくマイクロカプ
セル、25…変形抑制部としての間隔保持部、26…防水部材としての保護フィルム、2
6a…第1防水部材としての保護フィルム、26b…第2防水部材としての保護フィルム
、30…背面側電極基板を構成する半導体回路層、31…電気泳動表示層を構成する枠、
32…同じく室、40…変形抑制部としての形状保持部。

Claims (11)

  1. 対向配置された第1電極基板と第2電極基板との間に、電気泳動粒子及び電気泳動分散
    媒が用いられた電気泳動表示層を設けた電気泳動表示装置において、
    外力による前記電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形を抑制する変形抑制部を設けたこと
    を特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記変形抑制部は、前記第1電極基板の周縁部と前記第2電極基板の周縁部とにそれぞ
    れ接合された状態で両電極基板の周縁部間に設けられ、両電極基板の周縁部同士の接近を
    抑制する間隔保持部であることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記間隔保持部は、第1電極基板の周面と第2電極基板の周面とにそれぞれ接合されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記間隔保持部は、第1電極基板の周縁内面と第2電極基板の周面とにそれぞれ接合さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示装置。
  5. 前記間隔保持部は透明であることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記
    載の電気泳動表示装置。
  6. 前記第2電極基板の外面全体を覆うように同外面に接合された防水部材を備えるととも
    に、前記電気泳動表示層の周囲において前記第1電極基板の周縁部と前記防水部材の周縁
    部とを接合したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電気泳動表
    示装置。
  7. 前記第1電極基板の外面全体を覆うように同外面に接合された第1防水部材と、前記第
    2電極基板の外面全体を覆うように同外面に接合された第2防水部材とを備えるとともに
    、前記電気泳動表示層の周囲において前記第1防水部材の周縁部と前記第2防水部材の周
    縁部とを接合したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電気泳動
    表示装置。
  8. 前記変形抑制部は、前記電気泳動表示層の周面全体を包囲するように同周面上に設けら
    れ、電気泳動表示層の外周への変形を規制する形状保持部であることを特徴とする請求項
    1に記載の電気泳動表示装置。
  9. 対向配置された第1電極基板と第2電極基板との間に、電気泳動粒子及び電気泳動分散
    媒を用いた電気泳動表示層を挟み、電気泳動表示層を挟んで積層された第1電極基板及び
    第2電極基板を加圧状態で接合する電気泳動表示装置の製造方法において、
    前記電気泳動表示層を挟んで前記第1電極基板及び第2電極基板を積層した後、外力に
    よる外力による前記電気泳動表示層の周縁部の圧縮変形を抑制する変形抑制部を形成し、
    その後、前記電気泳動表示層を挟んで積層された第1電極基板及び第2電極基板を加圧
    して接合することを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。
  10. 前記変形抑制部を、前記第1電極基板の周縁部と前記第2電極基板の周縁部とにそれぞ
    れ接合された状態で両電極基板の周縁部間に設けられ、両電極基板の周縁部同士の接近を
    抑制する間隔保持部として形成することを特徴とする請求項9に記載の電気泳動表示装置
    の製造方法。
  11. 前記変形抑制部を、前記電気泳動表示層の周面全体を包囲するように同周面上に設けら
    れ、電気泳動表示層の外周への変形を規制する形状保持部として形成することを特徴とす
    る請求項9に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
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