JP2008207283A - 切削インサートおよびスローアウェイ式ドリル並びに被削材の切削方法 - Google Patents

切削インサートおよびスローアウェイ式ドリル並びに被削材の切削方法 Download PDF

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Abstract

【課題】穴加工精度に優れる切削インサートおよびスローアウェイ式ドリル並びに被削材の切削方法を提供することである。
【解決手段】内切刃部4は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部6aと、屈曲部6aと第一コーナ部4aとの間に位置する第一内切刃部4cと、屈曲部6aと第二コーナ部4bとの間に位置する第二内切刃部4dとを有し、外切刃部5は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部6bと、屈曲部6bと第二コーナ部5aとの間に位置する第一外切刃部5cと、屈曲部6bと第三コーナ部5bとの間に位置する第二外切刃部5dとを有するスローアウェイ式ドリル用切削インサート10であって、側面視において、第一内切刃部4cを直線形状とし、外切刃部5の少なくとも第一外切刃部5cを凹ませた又は突出させた形状とした。この切削インサート10を装着したスローアウェイ式ドリルであり、このドリルを用いる被削材の切削方法である。
【選択図】図5

Description

本発明は、穴加工用の転削工具に装着される切削インサートおよびこれを用いるスローアウェイ式ドリル並びに被削材の切削方法に関する。
従来から金属等の被削材に穴加工を行う転削工具として、スローアウェイ式ドリルがある。このドリルは、略円柱状をなすドリル本体の先端部に、穴底面内周側を切削する内切刃部を備えた内刃インサートと、穴底面外周側を切削する外切刃部を備えた外刃インサートとを着脱自在にかつ内切刃部と外切刃部との回転軌跡が互いに交叉するように装着する。
ここで、前記内切刃部と外切刃部とを一つのインサート中に備えた切削インサートがある(例えば、特許文献1参照)。このような切削インサートは、内刃インサートおよび外刃インサートのいずれにも使用することができるので便利である。
図7は、特許文献1に記載されているような従来の切削インサートを示す概略平面図である。図8は、従来の切削インサートによる切削状態を示す概略説明図である。図9は、従来のスローアウェイ式ドリルを示す概略正面図である。なお、図8中、破線で示す切削インサートは、実線で示す切削インサートが180度回転した状態を示している。
図7に示すように、この切削インサート100は板状をなす、具体的には多角形板状をなすインサート本体部である基体の上面101と側面102との交差稜線部に切刃103を有している。この切刃103は、内切刃部104とこの内切刃部104に隣接する外切刃部105とを有している。また、上面101には、切屑を処理するためのブレーカ溝107が切刃に沿って形成されている。
このような切削インサート100は、図8,図9に示すように、2つの切削インサート100のうち、一方を内刃インサート100a、他方を外刃インサート100bとして一本のドリル本体110の先端部に装着される。具体的には、図8に示すように、略円柱状をなすドリル本体110の先端部に、内刃インサート100aがドリル本体110の径方向内側に、外刃インサート100bがドリル本体110の径方向外側に、それぞれ取付け方向を変えて装着される。
すなわち、内刃インサート100aは内切刃部104が、外刃インサート100bは外切刃部105が、それぞれドリル本体110の軸方向先端側から突出するように、かつ軸方向先端側における内切刃部104と外切刃部105との回転軌跡が互いに交叉するようにして装着される。
このようにして装着された内刃インサート100a,外刃インサート100bは、図9に示すように、両者の上面101を同一回転方向(矢印A方向)に向けている。すなわち、内刃インサート100aの上面101と、外刃インサート100bの上面101とは180度反対方向を向いた状態になっている。そして、ドリル本体110を、該ドリル本体110の軸心111を中心に矢印A方向に回転させて、内刃インサート100a,外刃インサート100bにて被削材に穴加工を行う。
ここで、内切刃部104,外切刃部105は、それぞれインサート100a,100bの上面視において凸状に屈曲する屈曲部106a,106bと、穴底面内周側コーナ部104a,105aと、穴底面外周側コーナ部104b,105bとを有している(図8参照)。屈曲部106a,106bは、切削抵抗のバランスを調整するためのものである。
このような屈曲部106a,106bを有すると、切削インサート100をドリル本体110に取付けた状態において、屈曲部106a,106bを境に穴底面に対し互いに逆の傾きを持つ切刃が切刃部内に形成される。また、このような屈曲部106a,106bを有することにより、内切刃部104,外切刃部105は、それぞれインサート100a,100bの上面視において、屈曲部106a,106bと穴底面内周側コーナ部104a,105aとの間に内周側切刃部104c,105c、屈曲部106a,106bと穴底面外周側コーナ部104b,105bとの間に外周側切刃部104d,105dを有するように構成される。
しかしながら、図9に示すように、内切刃部104,外切刃部105は、径方向に対して互いに平行な位置関係でドリル本体110に装着されている。しかも、内周側切刃部104c,105c、外周側切刃部104d,105dは、いずれもインサート100a,100bの側面視において直線状をなしている(すなわち直線状切刃部)。よって、インサート100a,100b(すなわち切削インサート100)は、内切刃部104,外切刃部105に沿った特定の径方向に対してたわみが発生したときに、それを抑制する力を発生させることができない。このため、切削時においてドリル本体110の横方向(図8および図9中の矢印B方向)に力が加わりたわみが発生すると、内切刃部104,外切刃部105が当該方向に滑って、ドリル本体110が振れやすくなり、その結果、加工穴の寸法精度が悪化するという問題があった。
このような問題を解決するため、ドリル本体にインサート100aまたはインサート100bのいずれか一方を、先端視において回転方向に対して後方側に傾斜させて配置することで、内切刃部104および外切刃部105が先端視で平行となることを防ぐことが考えられる。
しかしながら、このような場合には、ドリルの横方向へのたわみを抑制する力が、ある特定の一方向で著しく小さくなることを防ぐことはできるが、ドリルの横方向へのたわみを抑制する力が、ある特定の二方向において著しく小さくなってしまう。具体的には、内切刃部および外切刃部に各々平行な二方向において、横方向へのたわみを抑制する力が小さくなる。その結果、やはり、加工穴の寸法精度が悪化するという問題があった。
特開平11−235606号公報
本発明の課題は、穴加工精度に優れる切削インサートおよびスローアウェイ式ドリル並びに被削材の切削方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)基体の上面と側面との交差稜線部に切刃を有し、前記切刃は、内切刃部と、外切刃部と、前記内切刃部の一端側に位置する第一コーナ部と、前記内切刃部の他端側に位置するとともに前記外切刃部の一端側に位置し、前記内切刃部と前記外切刃部とを接続する第二コーナ部と、前記外切刃部の他端側に位置する第三コーナ部と、を有し、前記内切刃部は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部と、該屈曲部と前記第一コーナ部との間に位置する第一内切刃部と、前記屈曲部と前記第二コーナ部との間に位置する第二内切刃部と、を有し、前記外切刃部は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部と、該屈曲部と前記第二コーナ部との間に位置する第一外切刃部と、前記屈曲部と前記第三コーナ部との間に位置する第二外切刃部と、を有するスローアウェイ式ドリル用切削インサートであって、側面視において、前記内切刃部の第一内切刃部を直線形状とし、前記外切刃部の少なくとも第一外切刃部を凹ませた又は突出させた形状とすることを特徴とする切削インサート。
(2)側面視において、前記外切刃部の第一外切刃部は、曲線状に凹ませた又は突出させた形状をなすことを特徴とする前記(1)記載の切削インサート。
(3)前記外切刃部の第一外切刃部の厚み方向における最下点は、前記外切刃部の幅方向における中間点よりも前記第二コーナ部側に位置していることを特徴とする前記(1)または(2)記載の切削インサート。
(4)前記内切刃部の第二内切刃部は、前記基体の下面側に直線状に傾斜させた形状とすることを特徴とする前記(1)乃至(3)いずれか記載の切削インサート。
(5)前記内切刃部の第二内切刃部の傾斜角度は、5度〜15度であることを特徴とする前記(4)記載の切削インサート。
(6)前記第三コーナ部は、前記第二コーナ部よりも、厚み方向において高位に位置していることを特徴とする前記(1)乃至(5)いずれか記載の切削インサート。
(7)上面視において、前記外切刃部の前記第三コーナ部側に前記基体の外方に突出する突出部を設けた前記(1)乃至(6)いずれか記載の切削インサート。
(8)ドリル本体の先端部に、内切刃部を備えた切削インサートと外切刃部を備えた切削インサートとを、着脱自在にかつ内切刃部と外切刃部との回転軌跡が互いに交叉するように装着したスローアウェイ式ドリルであって、前記切削インサートが前記(1)乃至(7)いずれか記載の切削インサートであることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。
(9)前記ドリル本体の先端視において、前記外切刃部の第二外切刃部が、前記内切刃部の第一内切刃部に対して回転方向の後方側に傾斜するよう配置されてなることを特徴とする前記(8)記載のスローアウェイ式ドリル。
(10)前記(8)または(9)記載のスローアウェイ式ドリルを用いて被削材を切削する切削方法であって、前記スローアウェイ式ドリルまたは前記被削材の少なくとも一方を回転させ、前記被削材に前記スローアウェイ式ドリルを近接させる工程と、前記切削インサートの切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、前記被削材から前記スローアウェイ式ドリルを退避させる工程と、を備えることを特徴とする切削方法。
前記(1),(8),(10)によれば、切削インサートの側面視において、内切刃部の第一内切刃部を直線形状とし、外切刃部の少なくとも第一外切刃部を凹ませた又は突出させた形状とする。これにより、外切刃部の第一外切刃部に、直線状切刃部とは異なる方向の切刃が形成される。よって、ドリル本体の横方向にたわみが発生したときに、それを抑制する力が、特定方向(すなわち内切刃部,外切刃部に沿った特定の径方向)で著しく小さくなることを防止することができる。その結果、切削時においてドリル本体の振れを抑制することができ、加工精度を高めることができる。しかも、第一内切刃部を直線形状とすることで、該直線状部分が旋盤のオフセット方向と同一方向となるようインサートをホルダに装着することによって、旋盤でオフセット加工を行う場合においても、芯高さが変わることがないので、オフセット加工においても切削性能が低下することがない。これにより様々な径の穴あけ加工を一本のドリルで対応させることができる。
前記(2)によれば、側面視において、外切刃部の第一外切刃部を曲線状に凹ませた又は突出させた形状とするので、切削時にかかる力を放射状により多くの方向へ均等に分散させることができ、ドリルが特定の径方向へ振れることを効果的に抑制することができる。
前記(3)によれば、外切刃部の第一外切刃部の厚み方向における最下点は、外切刃部の幅方向における中間点よりも第二コーナ部側に位置するので、外切刃部のうち、第二コーナ部が上方に突出せず第二コーナ部側の切刃強度を向上させることができる。
前記(4),(5)によれば、内切刃部の第二内切刃部をインサート本体部の下面側に直線状に傾斜させた形状とするので、ドリル本体の横方向からの力によって発生するたわみを抑制する力が特定方向で著しく小さくなることをさらに防止することができる。加えて、内切刃部の上方側により広い空間を確保することができるので、切屑排出性も向上させることができる。
前記(6)によれば、第三コーナ部は、第二コーナ部よりも厚み方向において高位に位置しているので、加工穴の内壁に切屑が接触することを低減でき、切屑の排出性を向上させ、仕上げ面の精度を向上させることができる。
前記(7)によれば、外切刃部の前記第三コーナ部側に突出部を設けるので、外切刃部の被削材への食い付きを向上させ、切刃の欠損を抑制することができる。
前記(9)によれば、ホルダ本体の先端視において、前記外切刃部の第二外切刃部が、前記内切刃部の第一内切刃部に対して回転方向の後方側に傾斜するよう配置されるので、凹ませた又は突出させた形状をなす外切刃部によって発生する径方向外周側にたわむ力の一部を径方向内周側に向けることができ、外切刃部によって径方向外周側へ過剰にたわむことを抑制できるので、穴加工精度が一層向上する。
以下、本発明の切削インサートおよびスローアウェイ式ドリルにかかる一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる切削インサートを示す平面図である。図2は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルを示す側面図である。図3は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルの先端部付近を示す部分拡大側面図である。図4は、本実施形態にかかる切削インサートによる切削状態を示す概略説明図である。図5は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルを示す正面図である。図6は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルの先端部付近を示す部分拡大斜視図である。なお、図4中、破線で示すインサートは、実線で示すインサートが180度回転した状態を示している。
図1に示すように、本実施形態にかかる切削インサート(以下、単に「インサート」と略す。)10は板状をなす、具体的には多角形板状をなすインサート本体部である基体において、すくい面をなす上面1と、逃げ面をなす側面2との交差稜線部に切刃3を有している。前記基体としては、例えば超硬合金、サーメット、セラミックス等の焼結体に膜を被覆したものからなる。
前記膜は、インサート10の耐摩耗性を改善するためのものであり、その組成としては、例えば炭化チタン、窒化チタン、炭窒化チタン等のチタン系化合物や、アルミナ等が挙げられる。また、膜は少なくとも1層であればよく、複数層で構成されていてもよい。なお、前記基体としては、このような膜を被覆したものに限定されるものではなく、膜を被覆しない超硬合金、サーメット、セラミックス等の焼結体からなるものを用いてもよい。
上面1には、切屑を処理するためのブレーカ溝7が切刃3に沿って形成されている。また、上面1の中央部には、貫通穴50が形成されている。この貫通穴50は、インサート10を後述するドリル本体に固定するためのネジ穴である。インサート10は、該貫通穴50の中心軸に対して180度回転対称な形状であり、これにより使用している一方の切刃が摩耗した際には、インサート10を180度回転させ、使用していない他方の切刃を用いることができるので経済的である。
切刃3は、穴底面内周側を切削する内切刃部4と、この内切刃部4に隣接し穴底面外周側を切削する外切刃部5とを有している。また、外切刃部5には、上面視においてその他端側(外周側)に突出部13が設けられている。より具体的には、突出部13は、後述する第三コーナ部5b側に位置し、かつ、上面視において基体の外方に突出している。これにより、外切刃部5の被削材への食い付きを向上させ、切刃の欠損を抑制することができる。
突出部13は、曲線状端部13a,13bを有する。曲線状端部13a,13bとは、上面視において、曲線部分に連続する直線がなす角が直角に近く、60ー〜160ーの範囲のものを意味する。また、曲線状端部13bに隣接して凹状切刃部を設け、突出部とその他の切刃部との段差が大きくなる構成とすることで、切屑を分断することができ、切屑排出性を向上させることができる。具体的には、前記曲線状端部の曲線部分に連続する直線がなす角が上記範囲のうち、より小さい値、すなわち鋭角とすることで、段差部が大きくなり、切屑を分断する作用が高まり、切屑排出性を効果的に向上させることができる。なお、外切刃部5の構成は、その他端側に突出部13を設ける構成に限定されるものではなく、用途に応じて突出部13を設けない構成であってもよい。
ここで、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルは、上記のようなインサート10を2つ装着したものである。すなわち図2〜図6に示すように、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリル30は、2つのインサート10のうち、一方を内刃インサート10a,他方を外刃インサート10bとして一本のドリル本体31の先端部に装着したものである。
具体的には、図2に示すように、ドリル本体31は略円柱状をなし、その後端側にドリル本体31を工作機械に固定するためのシャンク部32を有している。また、ドリル本体31の先端側には、切屑を先端からシャンク部32側へ排出するための切屑排出溝33が長手方向に沿って螺旋状に形成されている。そして、ドリル本体31の先端部には、内刃インサート10a,外刃インサート10bを取り付けるためのポケット34,35がそれぞれ設けられている。
ポケット34,35は、いずれもドリル本体31の軸線方向先端側が開放されてなる。ポケット34は、内刃インサート10aを着脱自在に装着するためのものであり、ドリル本体31の径方向内側に形成される。ポケット35は、外刃インサート10bを着脱自在に装着するためのものであり、ドリル本体31の径方向外側に形成される。さらに、ポケット35は、穴底面外周側も開放されてなる。したがって、穴底面内周側を切削する内刃インサート10aがドリル本体31の径方向内側に、穴底面外周側を切削する外刃インサート10bがドリル本体31の径方向外側に、それぞれ取付け方向を変えてポケット34,35に装着される。
すなわち、内刃インサート10aは内切刃部4が、外刃インサート10bは外切刃部5が、それぞれドリル本体31の軸方向先端側から突出するように、かつ軸方向先端側における内切刃部4と外切刃部5との回転軌跡が互いに交叉し、ドリル本体31の軸心36から側面37までをカバーするように、ポケット34,35にそれぞれ装着される。なお装着は、図2,図3に示すように、内刃インサート10a,外刃インサート10bの貫通穴50にそれぞれ締付けネジ51を挿通し、該締付けネジ51の先端側をポケット34,35に形成されたネジ穴(不図示)に螺合して行う。
このようにして装着された内刃インサート10a,外刃インサート10bは、図5,図6に示すように、両者の上面1を同一回転方向(矢印A方向)に向けている。すなわち、内刃インサート10aの上面1と、外刃インサート10bの上面1とは180度反対方向を向いた状態になっている。そして、ドリル本体31を、該ドリル本体31の軸心36を中心に矢印A方向に回転させて、内刃インサート10a,外刃インサート10bにて被削材に穴加工を行う(図4,図5参照)。
ここで、本実施形態にかかるインサート10(内刃インサート10a,外刃インサート10b)は、内切刃部4および外切刃部5に、それぞれ直線状切刃部とは異なる方向の切刃を形成するとともに、内切刃部4の一部を直線形状とする。図4〜図6に示すように、本実施形態にかかる切刃3は、前記した内切刃部4,外切刃部5に加えて、内切刃部4の一端側に位置する第一コーナ部4aと、内切刃部4の他端側に位置するとともに外切刃部5の一端側に位置し、内切刃部4と外切刃部5とを接続する第二コーナ部4b(5a)と、外切刃部5の他端側に位置する第三コーナ部5bとを有している。なお、図4〜図6中、4bおよび5aは、いずれも第二コーナ部を示している。
また、図4に図示するように、インサート10を内刃および外刃としてドリル本体に装着した際、内刃インサート10aにおいては、第一コーナ部4aが穴底面内周側コーナ部、第二コーナ部4b(5a)が穴底面外周側コーナ部となり、外刃インサート10bにおいては、第二コーナ部5a(4b)が穴底面内周側コーナ部、第三コーナ部5bが穴底面外周側コーナ部となる。
そして、内切刃部4は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部6aを有している。この屈曲部6aは、切削抵抗のバランスを調整するためのものである。さらに、内切刃部4は、前記上面視において、屈曲部6aと第一コーナ部4aとの間に位置する第一内切刃部4cと、屈曲部6aと第二コーナ部4bとの間に位置する第二内切刃部4dとを有する。内刃インサート10aとしてインサート10をドリル本体に装着した際、第一内切刃部4cは内周側切刃部、第二内切刃部4dは外周側切刃部となる。そして、内刃インサート10aの側面視において、第一内切刃部4cを直線形状(すなわち直線状切刃部)とし、第二内切刃部4dを基体の下面8側に直線状に傾斜させた形状としている。これにより、内切刃部4に直線状切刃部とは異なる方向の切刃が形成される。しかも、第一内切刃部4cを直線形状とすることにより、該直線状部分を旋盤のオフセット加工方向と同一方向となるようインサートをホルダに装着することによって、旋盤でオフセット加工を行う場合においても、芯高さが変わることがないので、オフセット加工においても切削性能が低下することがない。これにより様々な径の穴あけ加工を一本のドリルで対応させることができる。
第二内切刃部4dを基体の下面8側に直線状に傾斜させる際には、第一内切刃部4cを延長した延長線Lと、第二内切刃部4dとのなす角度αが、5度〜15度程度となるように、第二内切刃部4dを下面8側に直線状に傾斜させるのが好ましい(図6参照)。これにより、ドリル本体31の横方向からの力によって発生するたわみを抑制する力が特定方向で著しく小さくなることをさらに防止することができる。加えて、内切刃部4の上方側により広い空間を確保することができるので、切屑排出性も向上させることができる。なお、第二内切刃部4dの形状としては、前記角度αで傾斜させたものに限定されるものではなく、用途に応じて任意の角度で傾斜させてもよい。
一方、外切刃部5は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部6bと、該屈曲部6bと第二コーナ部5a(4b)との間に位置する第一外切刃部5cと、屈曲部6bと第三コーナ部5bとの間に位置する第二外切刃部5dとを有している。外刃インサート10bとしてインサート10をドリル本体に装着した際、第一外切刃部5cは内周側切刃部、第二外切刃部5dは外周側切刃部となる。
そして、外刃インサート10bの側面視において、第二外切刃部5dの第三コーナ部5b側を直線状切刃部とし、第二外切刃部5dの屈曲部6b側および第一外切刃部5cを曲線状に凹ませた形状としている。これにより、外切刃部5に直線状切刃部とは異なる方向の切刃が形成されるとともに、切削時にかかる力を放射状により多くの方向へ均等に分散させることができ、よってドリルが特定の径方向へ振れることを効果的に抑制することができる。
特に、第二外切刃部5dの屈曲部6b側および第一外切刃部5cを円弧状に凹ませた形状とするのが好ましく、前記した効果を確実に奏するうえで、円弧の曲率半径(R)が15mm〜50mm程度となるように凹ませるのが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記のようにして、内切刃部4の第二内切刃部4dと、外切刃部5の少なくとも第一外切刃部5cとに、それぞれ直線状切刃部とは異なる方向の切刃が形成される。よって、ドリル本体31の横方向からの力(図4中の矢印B方向)によって発生するたわみを抑制する力が、特定方向(すなわち内切刃部4,外切刃部5に沿った特定の径方向)で著しく小さくなることを防止することができる。その結果、切削時においてドリル本体31の振れを抑制することができ、加工精度を高めることができる。また、内切刃部4の第一内切刃部4cは、直線形状をなすよう形成される。これによって、該直線状部分を旋盤のオフセット加工方向と同一方向となるようインサートをホルダに装着することによって、旋盤でオフセット加工を行う場合においても、芯高さが変わることがないので、オフセット加工においても切削性能が低下することがない。これにより様々な径の穴あけ加工を一本のドリルで対応させることができる。
一方、切刃3が上記した特定の形状に構成されていないと、前記した効果を奏することができない。すなわち、例えばインサート10a,10bの側面視において、第一内切刃部4c,第一外切刃部5c,第二内切刃部4d,第二外切刃部5dが全て直線状切刃部で構成されていると、ホルダ装着時に、インサートの切刃部の全てが特定の径方向を向いてしまい、ドリル本体31の横方向からの力によって発生するたわみを抑制する力が、前記特定方向で著しく小さくなることを防止することができないので、前記した効果を奏することができない。
ここで、内切刃部4の外周側切刃部4dを、円弧状ではなく下面8側に直線状に傾斜させた形状とするのは、当該切刃部で生成した切屑がよりスムーズに切屑ポケットに向かって流れ、容易に外周側に排出されるようにするためである。また、本実施形態においては、外切刃部5は、1つの円弧状に凹ませた形状をなすものを例示したが、外切刃部5は、凹ませた又は突出させた形状となるよう複数の直線状/傾斜状切刃部で構成してもよい。このような構成であっても、切削時にかかる抵抗をさまざまな方向に分散して、切削時のドリル本体の振れを抑制するといった効果を奏すことができる。なお、外切刃部5が凹ませた形状で形成されることが、外刃インサートのすくい面とドリル本体との間に生じる空間が広くなるため、切屑排出性の向上が図れる点でより好ましい。
なお、第三コーナ部5bは、第二コーナ部5a(4b)よりも、厚み方向において高位に位置するよう構成されるのが好ましい。これにより、インサート10a、10bをホルダに装着した際に、内切刃部4および外切刃部5の両端の高さを好適な位置にすることができる。それにより、加工穴の内壁に切屑が接触することを低減でき、切屑の排出性を向上させ、仕上げ面の精度を向上させることができる。具体的には、インサート10aの外周側に位置するコーナ部である第一コーナ部4aが、インサート10aの内周側に位置するコーナ部である第二コーナ部5a(4b)よりも厚み方向において低位に位置することとなる。そして、インサート10bの内周側に位置するコーナ部である第二コーナ部5a(4b)が、インサート10bの外周側に位置するコーナ部である第三コーナ部5bよりも厚み方向において低位に位置することとなる。
このような構成により、内切刃部4の外周側が低位となるため、内切刃部4によって生成される切屑の排出がスムーズとなり、切屑排出性が向上する。また、外切刃部5については、外周側が高位となるため、外切刃部5の変曲点をより内周側に設けられ外切刃部5の外周側切刃(第二外切刃部5d)の強度を向上させることができる。そのため、本実施形態のように4コーナ使いのインサートで、ドリルの横方向へのたわみを抑制しつつ、オフセット加工にも好適に使用できる加工精度の高いドリル用インサートを実現することができる。
また、第一外切刃部5cの厚み方向における最下点は、外切刃部5の幅方向における中間点よりも第二コーナ部5a(4b)側に位置しているのが好ましい。これにより、外切刃部5のうち、第二コーナ部5a(4b)が上方に突出せず、よって第二コーナ部5a(4b)側の切刃強度を向上させることができる。
さらに、ドリル本体の先端視において、第二外切刃部5dが、第一内切刃部4cに対して回転方向の後方側に傾斜するよう配置されるのが好ましい。これにより、凹ませた又は突出させた形状をなす外切刃部によって発生する径方向外周側に過剰にたわむ力の一部を径方向内周側に向けることができ、外切刃部によって径方向外周側へ過剰にたわむことを抑制できるので、穴加工精度が一層向上する。
最後に、上述したスローアウェイ式ドリルを用いた本発明に係る被削材の切削方法について説明する。
本発明の被削材の切削方法は、上述した本発明に係るスローアウェイ式ドリルを用いて、被削材を切削する。具体的には、スローアウェイ式ドリルまたは被削材の少なくとも一方を回転させ、被削材に前記切刃を近接させる工程と、切削インサートに形成される切刃を被削材の表面に接触させ、被削材を切削する工程と、被削材から切刃を退避させる工程と、を備えてなる。これにより、ドリルの耐欠損性が向上し、優れた加工精度を示すことができる。その結果、より厳しい切削条件や難易度の高い被削材に対しても良好な仕上げ面を得ることができる。また、長時間に渡って安定した加工が可能となる。
以上、本発明にかかる一実施形態について示したが、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更や改良したものにも適用できることは言うまでもない。例えば、前記した一実施形態にかかるインサート10において、外切刃部5の形状は、外刃インサート10bの側面視において、第二外切刃部5dの第三コーナ部5b側を直線状切刃部とし、第二外切刃部5dの屈曲部6b側および第一外切刃部5cを凹ませた形状としているが、本発明にかかる外切刃部の形状はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明にかかる外切刃部の形状は、前記側面視において外切刃部の少なくとも第一外切刃部を凹ませた又は突出させた形状であればよい。したがって、例えば前記側面視において外切刃部5全体を円弧状に凹ませた又は突出させた形状としてもよい。
本発明の一実施形態にかかる切削インサートを示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルを示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルの先端部付近を示す部分拡大側面図である。 本発明の一実施形態にかかる切削インサートによる切削状態を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態にかかる本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルを示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルの先端部付近を示す部分拡大斜視図である。 従来の切削インサートを示す概略平面図である。 従来の切削インサートによる切削状態を示す概略説明図である。 従来のスローアウェイ式ドリルを示す概略正面図である。
符号の説明
1 上面
2 側面
3 切刃
4 内切刃部
4a 第一コーナ部
4b,5a 第二コーナ部
4c 第一内切刃部
4d 第二内切刃部
5b 第三コーナ部
5c 第一外切刃部
5d 第二外切刃部
5 外切刃部
6a,6b 屈曲部
7 ブレーカ溝
8 下面
10 切削インサート
10a 内刃インサート
10b 外刃インサート
13 突出部
13a,13b 曲線状端部
30 スローアウェイ式ドリル
31 ドリル本体
32 シャンク部
33 切屑排出溝
34,35 ポケット
36 軸心
37 側面
50 貫通穴
51 締付けネジ

Claims (10)

  1. 基体の上面と側面との交差稜線部に切刃を有し、
    前記切刃は、内切刃部と、外切刃部と、前記内切刃部の一端側に位置する第一コーナ部と、前記内切刃部の他端側に位置するとともに前記外切刃部の一端側に位置し、前記内切刃部と前記外切刃部とを接続する第二コーナ部と、前記外切刃部の他端側に位置する第三コーナ部と、を有し、
    前記内切刃部は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部と、該屈曲部と前記第一コーナ部との間に位置する第一内切刃部と、前記屈曲部と前記第二コーナ部との間に位置する第二内切刃部と、を有し、
    前記外切刃部は、上面視において凸状に屈曲する屈曲部と、該屈曲部と前記第二コーナ部との間に位置する第一外切刃部と、前記屈曲部と前記第三コーナ部との間に位置する第二外切刃部と、を有するスローアウェイ式ドリル用切削インサートであって、
    側面視において、前記内切刃部の第一内切刃部を直線形状とし、前記外切刃部の少なくとも第一外切刃部を凹ませた又は突出させた形状とすることを特徴とする切削インサート。
  2. 側面視において、前記外切刃部の第一外切刃部は、曲線状に凹ませた又は突出させた形状をなすことを特徴とする請求項1記載の切削インサート。
  3. 前記外切刃部の第一外切刃部の厚み方向における最下点は、前記外切刃部の幅方向における中間点よりも前記第二コーナ部側に位置していることを特徴とする請求項1または2記載の切削インサート。
  4. 前記内切刃部の第二内切刃部は、前記基体の下面側に直線状に傾斜させた形状とすることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の切削インサート。
  5. 前記内切刃部の第二内切刃部の傾斜角度は、5度〜15度であることを特徴とする請求項4記載の切削インサート。
  6. 前記第三コーナ部は、前記第二コーナ部よりも、厚み方向において高位に位置していることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の切削インサート。
  7. 上面視において、前記外切刃部の前記第三コーナ部側に、前記基体の外方に突出する突出部を設けた請求項1乃至6いずれか記載の切削インサート。
  8. ドリル本体の先端部に、内切刃部を備えた切削インサートと外切刃部を備えた切削インサートとを、着脱自在にかつ内切刃部と外切刃部との回転軌跡が互いに交叉するように装着したスローアウェイ式ドリルであって、
    前記切削インサートが請求項1乃至7いずれか記載の切削インサートであることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。
  9. 前記ドリル本体の先端視において、前記外切刃部の第二外切刃部が、前記内切刃部の第一内切刃部に対して回転方向の後方側に傾斜するよう配置されてなることを特徴とする請求項8記載のスローアウェイ式ドリル。
  10. 請求項8または9記載のスローアウェイ式ドリルを用いて被削材を切削する切削方法であって、
    前記スローアウェイ式ドリルまたは前記被削材の少なくとも一方を回転させ、前記被削材に前記スローアウェイ式ドリルを近接させる工程と、
    前記切削インサートの切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、
    前記被削材から前記スローアウェイ式ドリルを退避させる工程と、
    を備えることを特徴とする切削方法。
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