JP2008206258A - 電池回路、及び電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の端子電圧が低下した場合であっても、二次電池の充放電経路に設けられた電界効果トランジスタのオン抵抗が増大することを低減することができる電池回路、及び電池パックを提供する。
【解決手段】組電池14の充放電経路を開閉するFET21,22と、FET21,22のオン、オフを制御するオンオフ制御部211と、組電池14の端子電圧を検出する電圧検出回路15と、組電池14の端子電圧をオンオフ制御部211の指示に応じた倍率で昇圧し、FET21,22をオンさせるためのオン電圧として出力する昇圧部25とを備え、オンオフ制御部211は、組電池14の端子電圧が低下するほど前記倍率を増大させると共に、昇圧部25から出力されたオン電圧をFET21,22のゲート−ソース間電圧として印加することでオンさせるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を用いた電池回路、及び電池パックに関する。
図6は、背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図であり、図6(a)はFET(電界効果トランジスタ)107としてNチャネルのFETを使用した場合を示し、図6(b)はFET107としてPチャネルのFETを使用した場合を示している。図6に示す電池パック100は、二次電池101、接続端子102,103、電流センサ104、過電流検出回路105、バッファ106、及びFET(電界効果トランジスタ)107を備えている。二次電池101は、例えばリチウムイオン二次電池が3個直列に接続された組電池にされている。
以下、図6(a)に示す電池パック100について説明する。FET107は、二次電池101と接続端子102との間に接続されている。また、通常、FET107のゲートにハイレベルの電圧が印加されてオン状態にされており、二次電池101が接続端子102,103を介して充放電可能な状態にされている。また、過電流検出回路105によって過電流が検出された場合に、FET107がオフされることで二次電池101及びFETが過電流により劣化することが防止されるようになっている。
具体的には、電流センサ104による電流検出値に基づき過電流検出回路105によって過電流が検出されるようになっている。そして、過電流検出回路105によって過電流が検出されていなければ、過電流検出回路105から出力された制御信号に応じてバッファ106からハイレベルの電圧がFET107のゲートへ出力されて、FET107がオンする。一方、過電流検出回路105によって過電流が検出されると、過電流検出回路105からFET107をオフさせるための制御信号がバッファ106へ出力され、バッファ106の出力電圧がローレベルにされてFET107がオフするようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−210409号公報
ところで、電池パック100に電気機器が接続され、電池パック100から電気機器の駆動用電力を供給する際には、通常二次電池101以外に電源が存在しないから、過電流検出回路105及びバッファ106の動作用電源電圧は、二次電池101から供給される。そうすると、FET107をオンさせるためにバッファ106から出力される電圧は、二次電池の出力電圧とほぼ等しくなるため、二次電池101の放電が進んで二次電池の出力電圧が低下すると、FET107のゲート電圧も低下する。
図7は、FETのゲート−ソース間電圧VgsとFETのオン抵抗Ronとの関係の一例を示すグラフである。図7(a)は周囲温度Taが25℃の場合におけるゲート−ソース間電圧Vgs、オン抵抗Ron、及びFETを流れるドレイン電流Idの関係を示し、図7(b)はドレイン電流Idが18A〜4.5Aの場合におけるゲート−ソース間電圧Vgs、オン抵抗Ron、及びFETの周囲温度Taの関係を示している。
図7(a)に示すように、ゲート−ソース間電圧Vgs、すなわちFET107のゲート電圧が高いほど、オン抵抗Ronは小さくなる。また、図7(b)に示すように、周囲温度Taが上昇するほどオン抵抗Ronは大きくなる。
図8は、リチウムイオン二次電池の放電特性の一例を示すグラフである。リチウムイオン二次電池は、各セルメーカーや品種によって種々の放電特性を示すものがあり、例えばグラフG101に示すように4.2Vの充電電圧から徐々に端子電圧が低下する標準的なものの他、グラフG102に示すように平均電圧が高めのものや、グラフG103に示すように平均電圧が低く、低電圧まで放電可能にすることで、高容量化を図るもの等がある。
図8に示すように、リチウムイオン二次電池の場合、放電開始時の4.2V付近から、公称容量を放電し終わる放電末期時には、3V〜2.5V程度まで、端子電圧が低下する。そうすると、二次電池101の放電末期では、FET107のゲート電圧が低下してオン抵抗Ronが増大する。また、電池パック100から電力が供給される電気機器は、一定の電力を必要としているから、二次電池101の端子電圧が低下すると、一定の電力を確保するために二次電池101の出力電流、すなわちFET107を流れる電流は増加する。このように、二次電池101の放電末期には、二次電池101の端子電圧の低下に伴いFET107のオン抵抗Ronと、FET107を流れる電流とが共に増大するため、加速度的にFET107の発熱量が増大し、FET107の劣化を招くおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、二次電池の端子電圧が低下した場合であっても、二次電池の充放電経路に設けられた電界効果トランジスタのオン抵抗が増大することを低減することができる電池回路、及び電池パックを提供することを目的とする。
本発明に係る電池回路は、二次電池と、前記二次電池の負極に接続される第1端子と、前記二次電池の正極に接続される第2端子と、前記第1端子から前記二次電池を介して前記第2端子に至る電流経路を開閉する電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのオン、オフを制御するオンオフ制御部と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記二次電池の端子電圧を、前記オンオフ制御部の指示に応じた倍率で昇圧し、前記電界効果トランジスタをオンさせるためのオン電圧として出力する昇圧部とを備え、前記オンオフ制御部は、前記電界効果トランジスタをオンする場合において、前記電圧検出部により検出された端子電圧が低下するほど前記倍率を増大させるように前記昇圧部に指示すると共に、前記昇圧部から出力されたオン電圧を前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加することでオンさせる。
この構成によれば、オンオフ制御部によって、電界効果トランジスタがオン、オフされると、二次電池を充放電するための電流経路が開閉される。また、オンオフ制御部によって、電圧検出部により検出された端子電圧が低下するほど昇圧部による二次電池の端子電圧の昇圧倍率が増大させるように指示され、当該指示に応じた倍率で昇圧されたオン電圧が、電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加されることで電界効果トランジスタがオンされる。この場合、二次電池の端子電圧が低下し、当該端子電圧に基づき電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加される電圧が低下して電界効果トランジスタのオン抵抗が増大するおそれがある場合、二次電池の端子電圧の昇圧倍率が増大されて電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加される結果、二次電池の充放電経路に設けられた電界効果トランジスタのオン抵抗の増大が低減される。
また、前記昇圧部は、前記オンオフ制御部の指示に応じて、前記倍率を予め設定された設定倍率と1倍とで切り替えるものであり、前記オンオフ制御部は、前記電界効果トランジスタをオンする場合において、前記電圧検出部により検出された前記端子電圧が所定の閾値電圧を超えていれば、前記昇圧部の倍率を1倍に切り替える第1の指示を行い、前記電圧検出部により検出された前記端子電圧が前記閾値電圧以下であれば、前記昇圧部の倍率を前記設定倍率に切り替える第2の指示を行うことが好ましい。
この構成によれば、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えていれば、オンオフ制御部によって昇圧部による昇圧の倍率が1倍に切り替えられる結果、二次電池の端子電圧が電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加されて、電界効果トランジスタがオンされる。また、二次電池の端子電圧が低下して閾値電圧以下になると、オンオフ制御部によって昇圧部による昇圧の倍率が予め設定された設定倍率に切り替えられて昇圧され、昇圧部により昇圧された電圧が電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加されて電界効果トランジスタがオンされるので、二次電池の端子電圧が閾値電圧以下に低下し、電界効果トランジスタのオン抵抗が増大するおそれがある場合、二次電池の端子電圧が昇圧されて電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加される結果、二次電池の充放電経路に設けられた電界効果トランジスタのオン抵抗の増大が低減される。
また、前記電界効果トランジスタの温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出された温度が高いほど前記閾値電圧が高くなるように、当該閾値電圧を設定する閾値電圧設定部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、電界効果トランジスタの温度が高いほど閾値電圧が高くなるように、閾値電圧設定部によって当該閾値電圧が設定される。電界効果トランジスタは温度が高いほどオン抵抗が増大するので、電界効果トランジスタの温度が高く、オン抵抗が増大するほど閾値電圧を増大することで、温度上昇によるオン抵抗の増大を電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧の増大によって相殺することができる結果、温度上昇によるオン抵抗の増大を低減することができる。
また、前記電界効果トランジスタは、前記二次電池の負極と前記第1端子との間に接続されたnチャネルの電界効果トランジスタであり、前記昇圧部は、キャパシタと、前記二次電池の正極と前記キャパシタの一端との間の接続を開閉する第1スイッチ部と、前記二次電池の負極と前記キャパシタの他端との間の接続を開閉する第2スイッチ部と、前記二次電池の正極と前記キャパシタの他端との間の接続を開閉する正側昇圧スイッチ部とを備えると共に前記キャパシタの一端に生じた電圧を前記オン電圧として出力し、前記オンオフ制御部は、前記第1の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせると共に前記正側昇圧スイッチ部をオフさせる指示を行い、前記第2の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオフさせると共に前記正側昇圧スイッチ部をオンさせる指示を行うと共に、前記昇圧部から出力されたオン電圧を前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加することが好ましい。
この構成によれば、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えていれば、オンオフ制御部によって、第1及び第2スイッチ部がオンされると共に正側昇圧スイッチ部がオフされることで二次電池の正極電位が電界効果トランジスタのゲートに印加され、二次電池の端子電圧が電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加されることで電界効果トランジスタがオンされる。また、二次電池の端子電圧が閾値電圧以下であれば、オンオフ制御部によって、第1及び第2スイッチ部がオフされると共に正側昇圧スイッチ部がオンされることで二次電池の端子電圧にキャパシタの充電電圧が加算されることにより昇圧された電圧が、電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加されることで電界効果トランジスタがオンされる。この構成によれば、昇圧部を簡素化することができる。
また、前記電界効果トランジスタは、前記二次電池の正極と前記第2端子との間に接続されたpチャネルの電界効果トランジスタであり、前記昇圧部は、キャパシタと、前記二次電池の正極と前記キャパシタの一端との間の接続を開閉する第1スイッチ部と、前記二次電池の負極と前記キャパシタの他端との間の接続を開閉する第2スイッチ部と、前記二次電池の負極と前記キャパシタの一端との間の接続を開閉する負側昇圧スイッチ部とを備えると共に前記キャパシタの他端に生じた電圧を前記オン電圧として出力し、前記オンオフ制御部は、前記第1の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせると共に前記負側昇圧スイッチ部をオフさせる指示を行い、前記第2の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオフさせると共に前記負側昇圧スイッチ部をオンさせる指示を行うと共に、前記昇圧部から出力されたオン電圧を前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加することが好ましい。
この構成によれば、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えていれば、オンオフ制御部によって、第1及び第2スイッチ部がオンされると共に負側昇圧スイッチ部がオフされて二次電池の負極電位が電界効果トランジスタのゲートに印加され、二次電池の端子電圧が電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加されることで電界効果トランジスタがオンされる。また、二次電池の端子電圧が閾値電圧以下であれば、オンオフ制御部によって、前記第1及び第2スイッチ部がオフされると共に前記負側昇圧スイッチ部がオンされることで二次電池の端子電圧にキャパシタの充電電圧が加算されることにより昇圧された電圧の負電位側が電界効果トランジスタのゲートに印加される結果、昇圧部により昇圧された電圧が電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加されることで電界効果トランジスタがオンされる。この構成によれば、昇圧部を簡素化することができる。
また、前記二次電池の異常を検出する異常検出部をさらに備え、前記オンオフ制御部は、前記異常検出部により異常が検出された場合、前記電界効果トランジスタをオフすることが好ましい。この構成によれば、二次電池に異常が生じた場合、異常検出部により当該異常が検出され、オンオフ制御部によって、前記電界効果トランジスタがオフされて、二次電池の充放電電流経路が開かれることで、二次電池が保護される。
また、前記二次電池を充電するための充電電圧を、前記第1及び第2端子を介して前記二次電池に印加することにより、当該二次電池を充電する充電部をさらに備えることが好ましい。この構成によれば、充電部によって充電電圧が二次電池に印加されると、二次電池が充電されると共に、充電部から供給された充電電圧が二次電池の端子電圧として得られるので、電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加するための端子電圧、及び昇圧部で昇圧するための端子電圧を、充電部から供給することができる。そうすると、二次電池の端子電圧が、昇圧部で昇圧しても、電界効果トランジスタを低抵抗でオンさせることができなくなるほど低下した場合であっても、充電部から供給された充電電圧に基づき電界効果トランジスタをオンさせることで、電界効果トランジスタのオン抵抗を低減することができる。
また、本発明に係る電池パックは、上述の電池回路を備える。この構成によれば、電池パック内において、二次電池の端子電圧が低下した場合であっても、二次電池の充放電経路に設けられた電界効果トランジスタのオン抵抗が増大することを低減することができる。
このような構成の電池回路、及び電池パックは、オンオフ制御部によって、電界効果トランジスタがオン、オフされると、二次電池を充放電するための電流経路が開閉される。また、オンオフ制御部によって、電圧検出部により検出された端子電圧が低下するほど昇圧部による二次電池の端子電圧の昇圧倍率が増大させるように指示され、当該指示に応じた倍率で昇圧されたオン電圧が、電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加されることで電界効果トランジスタがオンされる。この場合、二次電池の端子電圧が低下し、当該端子電圧に基づき電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加される電圧が低下して電界効果トランジスタのオン抵抗が増大するおそれがある場合、二次電池の端子電圧の昇圧倍率が増大されて電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加される結果、二次電池の充放電経路に設けられた電界効果トランジスタのオン抵抗の増大が低減される。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電池回路を用いた電池システム、及び電池パックの構成の一例を示すブロック図である。この電池システム1は、電池パック2に、それを充電する充電器3を備えて構成されるが、電池パック2から給電が行われる図示しない負荷機器をさらに含めて電子機器システムが構成されてもよい。その場合、電池パック2は、図1では充電器3から充電が行われるけれども、該電池パック2が前記負荷機器に装着されて、負荷機器を通して充電が行われてもよい。
電池パック2は、端子11、端子12、GND端子13、組電池14(二次電池)、電圧検出回路15(電圧検出部)、温度センサ17、温度センサ19(温度検出部)、制御IC18、FET21,22(電界効果トランジスタ)、バッファ23,24、及び昇圧部25を備えている。また、制御IC18は、アナログデジタル(A/D)変換器201と、制御部202と、通信部203とを備えている。
充電器3は、端子31,32、GND端子33、制御IC34、及び充電電圧供給回路35(充電部)を備えている。なお、制御部202を電池パック2に備える例に限られず、充電器3に制御部202を備えるようにしてもよい。また、制御部202を電池パック2と充電器3で分担して備えるようにしてもよい。
電池パック2および充電器3は、給電を行う直流ハイ側の端子11,31と、通信信号の端子12,32と、給電および通信信号のためのGND端子13,33とによって相互に接続される。前記負荷機器が設けられる場合も、同様の端子が設けられる。この場合、GND端子13は第1端子の一例に相当し、端子11は第2端子の一例に相当している。
なお、電池システム1は、必ずしも電池パック2と充電器3とに分離可能に構成されるものに限られず、電池システム1全体で一つの電池回路として構成されていてもよい。この場合、端子11及びGND端子13は、組電池14を充放電するための電流経路を充電電圧供給回路35と接続するものであればよく、例えばコネクタであってもよく、ランドやパッド等の配線パターンであってもよい。
電池パック2では、端子11は、組電池14の正極に接続されている。また、端子13は、充電用のFET21と放電用のFET22とを介して組電池14の負極に接続されており、端子13からFET21,22、及び組電池14を介して端子11に至る電流経路が構成されている。FET21,22は、寄生ダイオードの向きが互いに逆になるように接続されている。
そして、FET21,22間の電圧が、制御部202に入力されている。これにより、組電池14の充放電電流が過大になると、FET22のオン抵抗によってFET21,22間の電圧が上昇し、制御部202で過電流を検知することができるようになっている。組電池14は、複数、例えば三個の二次電池141,142,143が直列に接続された組電池である。二次電池141,142,143は、例えばリチウムイオン二次電池である。
温度センサ17は、二次電池141,142,143の温度を検出する温度センサである。温度センサ19は、電池パック2内の環境温度、すなわちFET21,22の周囲温度Taを検出することで、間接的にFET21,22の温度を検出する。なお、温度センサ19は、FET21,22の温度を直接検出するものであってもよい。
そして、二次電池141,142,143の温度は温度センサ17によって検出され、FET21,22の温度は温度センサ19によって検出され、制御IC18内のアナログデジタル変換器201に入力される。また、組電池14の端子電圧Vout、及び二次電池141,142,143の各端子電圧V1,V2,V3は電圧検出回路15(電圧検出部)によってそれぞれ読取られ、制御IC18内のアナログデジタル変換器201に入力される。アナログデジタル変換器201は、各入力値をデジタル値に変換して、制御部202へ出力する。
図2は、昇圧部25の構成の一例を示す回路図である。図2に示す昇圧部25は、キャパシタC1と、組電池14の正極とキャパシタC1の一端との間の接続を開閉するスイッチSW1(第1スイッチ部)と、組電池14の負極とキャパシタC1の他端との間の接続を開閉するスイッチSW2(第2スイッチ部)と、組電池14の正極とキャパシタC1の他端との間の接続を開閉するスイッチSW3(正側昇圧スイッチ部)と備えている。また、平滑用のキャパシタC2が、キャパシタC1の一端と組電池14の負極、すなわちグラウンドとの間に接続されている。そして、キャパシタC1とキャパシタC2との間に設けたダイオードDにて、キャパシタC2から電池側への逆流防止を行い、キャパシタC2の電位を安定させている。
スイッチSW1,SW2,SW3は、例えばトランジスタ等のスイッチング素子であり、制御部202からの制御信号に応じてオン、オフするようになっている。なお、平滑用のキャパシタC2を備えない構成としてもよい。
そして、キャパシタC1の一端に生じた電圧が、バッファ23,24の動作用電源電圧Vpとして出力されるようになっている。
制御部202は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、オンオフ制御部211、閾値電圧設定部212、異常検出部213、及び充電処理部214として機能する。
異常検出部213は、アナログデジタル変換器201からの各入力値や、FET21,22間の電圧から、端子11,13間の短絡や充電器3からの異常電流などの電池パック2の外部における異常、組電池14の異常な温度上昇等の異常を検出する検出部で、このような異常を検出した場合、当該異常を検出した旨の信号をオンオフ制御部211へ出力する。具体的には、異常検出部213は、例えば、FET21,22間の電圧が上昇して例えばハイレベルになると、充電器3からの異常電流に基づく過電流異常が生じたと判定し、例えば電圧検出回路15で検出された電圧が急激に低下すると端子11,13間の短絡異常が生じたと判定し、例えば温度センサ17によって検出された二次電池141,142,143の温度が予め設定された異常温度判定閾値を超えると、組電池14の異常が生じたと判定し、異常が生じた旨の信号をオンオフ制御部211へ出力する。
オンオフ制御部211は、バッファ23を介してFET21のゲートに接続され、バッファ24を介してFET22のゲートに接続されている。バッファ23,24の電源端子には、昇圧部25の出力電圧が供給され、バッファ23,24のグラウンド(GND)端子は、グラウンドに接続されている。
バッファ23,24は、オンオフ制御部211から、FET21,22をオンさせる旨の信号を受信すると、昇圧部25から出力された動作用電源電圧Vp(オン電圧)をFET21,22のゲートへ出力することで、FET21,22をオンさせる。また、バッファ23,24は、オンオフ制御部211から、FET21,22をオフさせる旨の信号を受信すると、0VをFET21,22のゲートへ出力することで、FET21,22をオフさせる。なお、バッファ23,24は、例えば制御IC18に内蔵されたI/Oバッファであってもよい。
なお、バッファ23,24を備えず、例えば昇圧部25から出力された動作用電源電圧VpをFET21,22のゲートに常時印加しておき、FET21のゲート−ソース間、及びFET22のゲート−ソース間に、それぞれ抵抗とスイッチング素子との直列回路を接続し、オンオフ制御部211からの制御信号に応じてFET21のゲート−ソース間、及びFET22のゲート−ソース間のスイッチング素子をオン、オフさせることで、FET21,22のオン、オフを制御するようにしてもよい。
そして、オンオフ制御部211は、通常時はバッファ23,24をオンさせて、昇圧部25から出力された動作用電源電圧Vpをバッファ23,24によってFET21,22のゲートへ印加させることにより、FET21,22をオン状態にしている。
また、オンオフ制御部211は、FET21,22をオンする場合において、電圧検出回路15により検出された端子電圧Voutが閾値電圧設定部212により設定された閾値電圧Vthを超えていれば、スイッチSW1,SW2をオンさせると共にスイッチSW3をオフさせる指示(第1の指示)を行い、キャパシタC1とスイッチSW1との接続点に生じた電圧、すなわち組電池14の端子電圧Voutをバッファ23,24へ動作用電源電圧Vpとして供給させる。一方、オンオフ制御部211は、電圧検出回路15により検出された端子電圧Voutが、閾値電圧Vth以下であれば、スイッチSW1,SW2をオフさせると共にスイッチSW3をオンさせる指示(第2の指示)を行い、キャパシタC1とスイッチSW1との接続点に生じた電圧、すなわち組電池14の端子電圧VoutとキャパシタC1の充電電圧とが加算された電圧を、バッファ23,24へ動作用電源電圧Vpとして供給させる。この場合、キャパシタC1の充電電圧は、端子電圧Voutに等しいから、Vp=Vout+Voutとなる。すなわち昇圧部25は、昇圧の倍率が2倍に設定されている。
また、オンオフ制御部211は、異常検出部213により異常が検出されると、FET12,13をオフさせて、過電流や過熱等の異常から、組電池14を保護する保護動作を行う。
閾値電圧設定部212は、温度センサ19により検出された周囲温度Taが高いほど閾値電圧Vthが高くなるように、閾値電圧Vthを設定する。
充電処理部214は、アナログデジタル変換器201からの各入力値に応答して、充電器3に対して、出力を要求する充電電流の電圧値、電流値を演算し、通信部203から端子12,32を介して充電器3へ送信する。
具体的には、充電処理部214は、例えば、充電器3から、予め設定された一定の電流を供給させることにより定電流充電を実行し、組電池14の端子電圧Voutが予め設定された一定の終止電圧Vfに達すると、終止電圧Vfを印加して組電池14を充電する定電圧充電に切り替えるいわゆるCCCV充電を行う。なお、充電処理部214の充電方法はCCCV充電に限られず、一定の電流で充電を行う定電流(CC)充電、一定の電圧で充電を行う定電圧(CV)充電、パルス状に充電電流を供給するパルス充電、微少電流により充電を行うトリクル充電等、種々の充電方式を用いることができる。また、図略の負荷回路へ負荷電流を供給しながら組電池14を充電する構成であってもよい。
充電器3では、充電処理部214からの要求を、制御IC34において、通信手段である通信部36で受信し、充電制御手段である充電制御部37が充電電流供給手段である充電電圧供給回路35(充電部)を制御して、要求に応じた電圧値、電流値、およびパルス幅で、充電電流を供給させる。充電電圧供給回路35は、AC−DCコンバータやDC−DCコンバータなどから成り、入力電圧を、充電制御部37で指示された電圧値、電流値、およびパルス幅に変換し、端子31,11;33,13を介して電池パック2へ供給する。
次に、上述のように構成された電池システム1の動作について説明する。まず、充電処理部214からの要求信号に応じて、充電器3によって組電池14が充電され、二次電池141,142,143の各端子電圧V1,V2,V3が、例えば4.2Vにされ、組電池14の端子電圧Voutが、例えば12.6Vにされている。
図3は、図1に示す電池パック2の動作の一例を示すフローチャートである。まず、オンオフ制御部211によって、昇圧部25のスイッチSW1,SW2がオンされ、スイッチSW3がオフされる(ステップS1)。そうすると、キャパシタC1,C2が組電池14の端子電圧Vout、例えば12.6Vに充電されると共に、組電池14の端子電圧Voutが動作用電源電圧Vpとしてバッファ23,24へ供給される。
次に、温度センサ19によって、FET21,22の周囲温度Taが検出される(ステップS2)。そして、閾値電圧設定部212によって、温度センサ19により検出された周囲温度Taが高いほど閾値電圧Vthが高くなるように、閾値電圧Vthが設定される(ステップS3)。
図7(a)(b)に示すように、FET21,22のオン抵抗Ronは、ゲート−ソース間電圧Vgsが小さいほど、大きくなる特性がある。昇圧部25のスイッチSW1,SW2がオンされ、スイッチSW3がオフされている状態では、組電池14の端子電圧Voutが動作用電源電圧Vpとしてバッファ23,24へ供給され、すなわち昇圧部25の昇圧の倍率が1倍にされており、従ってバッファ23,24から出力されるゲート電圧も端子電圧Voutとなる。組電池14の端子電圧Voutは、組電池14の放電が進むと低下し、また、組電池14の充電初期には端子電圧Voutが低いから、FET21,22のオン抵抗Ronが増大してしまう。
そこで、オンオフ制御部211は、組電池14の端子電圧Voutが閾値電圧Vth以下となって、FET21,22のオン抵抗Ronが一定以上の抵抗値になると、昇圧部25によって動作用電源電圧Vpを昇圧させることでゲート電圧を増大させ、オン抵抗Ronを減少させるようになっている。
ここで、図7(b)に示すように、FET21,22のオン抵抗Ronは、周囲温度Taが高いほど大きくなる特性がある。そのため、もし仮に、閾値電圧Vthが周囲温度Taに関わらず一定の値に設定されていたとすると、周囲温度Taが高いほど、昇圧部25の昇圧の倍率が1倍から2倍に切り替える際のオン抵抗Ronが増大するので、周囲温度Taが高い場合には、周囲温度Taが低い場合よりも、端子電圧Voutが閾値電圧Vth付近まで低下した場合におけるFET21,22のオン抵抗Ronが増大する。
そこで、閾値電圧設定部212は、周囲温度Taが高いほど閾値電圧Vthが高くなるように閾値電圧Vthを設定することで、周囲温度Taが上昇した際に、昇圧部25により昇圧を開始される際のオン抵抗Ronが増大することを低減させるようになっている。具体的には、例えば、オン抵抗Ronを予め設定された目標抵抗値Rtg、例えば4mΩ、以下の低抵抗に維持したい場合、図7(b)を参照して、閾値電圧設定部212によって、周囲温度Taが20℃のときオン抵抗Ronが4mΩとなるVgs=6Vが、閾値電圧Vthとして設定され、周囲温度Taが40℃のときオン抵抗Ronが4mΩとなるVgs=8Vが、閾値電圧Vthとして設定される。閾値電圧設定部212は、例えば、図7(b)に示される周囲温度Taとオン抵抗Ronと閾値電圧Vthとの関係を示す図略のデータテーブルを参照することで、上記閾値電圧Vthを設定する。
次に、電圧検出回路15によって、組電池14の端子電圧Voutが検出される(ステップS4)。そして、オンオフ制御部211によって、電圧検出回路15により検出された端子電圧Voutと閾値電圧設定部212により設定された閾値電圧Vthとが比較され(ステップS5)、端子電圧Voutが閾値電圧Vthを超えていれば(ステップS5でNO)、スイッチSW1,SW2がオンされると共にスイッチSW3がオフされ(ステップS6)、端子電圧Voutをバッファ23,24へ動作用電源電圧Vpとして供給させる。
一方、例えば組電池14の放電が進んで端子電圧Voutが閾値電圧Vth以下となった場合(ステップS5でYES)、オンオフ制御部211によって、スイッチSW1,SW2がオフされると共にスイッチSW3がオンされる(ステップS7)。そうすると、昇圧部25において、組電池14の端子電圧VoutとキャパシタC1に充電されている端子電圧Voutとが加算され、すなわち端子電圧Vout×2に昇圧された電圧がバッファ23,24へ動作用電源電圧Vpとして供給される。
次に、ステップS8において、オンオフ制御部211によって、FET21,22のオン、オフ制御が実行される。具体的には、例えば、異常検出部213により異常が検出された場合には、オンオフ制御部211によって、FET21,22をオフする旨の信号がバッファ23,24へ出力され、バッファ23,24によってFET21,22のゲート電圧が0VにされてFET21,22がオフされる。一方、充電器3によって組電池14の充電が行われる際や、電池パック2が図略の負荷装置に接続されて組電池14を放電させる際には、オンオフ制御部211によって、FET21,22をオンする旨の信号がバッファ23,24へ出力される。
そうすると、バッファ23,24の動作用電源電圧Vpは、昇圧部25によって、端子電圧Voutが閾値電圧Vthを超えていれば端子電圧Voutにされているので、バッファ23,24から端子電圧Voutがゲート電圧としてFET21,22へ出力され、FET21,22のゲート−ソース間電圧Vgsが端子電圧Voutにされる結果、FET21,22が目標抵抗値Rtg以下のオン抵抗Ronでオンされる。一方、端子電圧Voutが閾値電圧Vth以下であれば、昇圧部25によって、動作用電源電圧Vpが昇圧されて端子電圧Vout×2にされているから、バッファ23,24から端子電圧Vout×2がゲート電圧としてFET21,22へ出力され、FET21,22のゲート−ソース間電圧Vgsが端子電圧Vout×2にされる結果、FET21,22がオンされると共にオン抵抗Ronが目標抵抗値Rtgを超えることが低減される。
以上、ステップS1〜S8の処理により、組電池14の端子電圧Voutが低下した場合であっても、組電池14の充放電経路に設けられたFET21,22のオン抵抗が増大することを低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電池回路を用いた電池システム、及び電池パックについて説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る電池回路を用いた電池システム1a、及び電池パック2aの構成の一例を示すブロック図である。図4に示す電池システム1aは、図1に示す電池システム1とは、電池パック2の代わりに電池パック2aが用いられる点で異なる。図4に示す電池パック2aと、図1に示す電池パック2とでは、下記の点で異なる。
すなわち、図4に示す電池パック2aでは、端子11は、放電用のFET21aと充電用のFET22aとを介して組電池14の正極に接続されている。FET21a,22aとしては、pチャネルのFETが用いられる。FET21a,22aは、寄生ダイオードの向きが互いに逆になるように接続されている。また、端子13は、電流検出抵抗16(電流検出部)を介して組電池14の負極に接続されており、端子11からFET21a,22a、組電池14、及び電流検出抵抗16を介して端子13に至る電流経路が構成されている。そして、電流検出抵抗16によって、組電池14の充電電流および放電電流が電圧値に変換されて、アナログデジタル変換器201に入力されることで、組電池14の充電電流および放電電流がアナログデジタル変換器201によって検出可能にされている。また、異常検出部213は、電流検出抵抗16によって検出された電流値に基づき、過電流異常を検出するようになっている。
バッファ23a,24aの電源端子には、組電池14の端子電圧Voutが供給され、バッファ23a,24aのグラウンド(GND)端子には、昇圧部25aから供給された基準電圧Vgが供給されている。そして、バッファ23a,24aは、オンオフ制御部211からFET21a,22aをオフさせる旨の信号を受信すると、電源端子に供給されている端子電圧VoutをFET21a,22aのゲートへ印加して、FET21a,22aのゲート−ソース間電圧Vgsを0VにさせることによりFET21a,22aをオフさせ、オンオフ制御部211からバッファ23a,24aをオンさせる旨の信号を受信すると、グラウンド端子に供給されている基準電圧VgをFET21a,22aのゲートへ印加して、FET21a,22aのゲート−ソース間電圧Vgsを増大させることにより、FET21a,22aをオンさせる。
なお、バッファ23a,24aを備えず、例えば昇圧部25aから出力された動作用電源電圧VpをFET21a,22aのゲートに常時印加しておき、FET21aのゲート−ソース間、及びFET22aのゲート−ソース間に、それぞれ抵抗とスイッチング素子との直列回路を接続し、オンオフ制御部211からの制御信号に応じてFET21aのゲート−ソース間、及びFET22aのゲート−ソース間のスイッチング素子をオン、オフさせることで、FET21a,22aのオン、オフを制御するようにしてもよい。
図5は、図4に示す昇圧部25aの構成の一例を示す回路図である。図5に示す昇圧部25aは、キャパシタC1と、組電池14の正極とキャパシタC1の一端との間の接続を開閉するスイッチSW1(第1スイッチ部)と、組電池14の負極とキャパシタC1の他端との間の接続を開閉するスイッチSW2(第2スイッチ部)と、組電池14の負極とキャパシタC1の一端との間の接続を開閉するスイッチSW3(負側昇圧スイッチ部)とを備えている。また、平滑用のキャパシタC2が、キャパシタC1の他端と組電池14の正極端子との間に接続されている。そして、キャパシタC1とキャパシタC2との間に設けたダイオードDにて、電池側からキャパシタC2への逆流防止を行い、キャパシタC2の電位を安定させている。
そして、スイッチSW1,SW2,SW3は、制御部202からの制御信号に応じてオン、オフするようになっている。なお、平滑用のキャパシタC2を備えない構成としてもよい。
そして、キャパシタC1の他端に生じた電圧が、基準電圧Vgとしてバッファ23a,24aのグラウンド端子へ供給されるようになっている。
その他の構成は図1に示す電池システム1と同様であるのでその説明を省略し、以下、以下本実施形態の動作について説明する。図4に示す電池システム1aの動作は、電池システム1と同様、図3のフローチャートで示される。図4に示す電池システム1aの動作は、図1に示す電池システム1とは、図3のフローチャートにおけるステップS1,S6,S7での昇圧部25aの動作と、ステップS8でのバッファ23a,24aの動作のみ、異なる。その他の動作は、図1に示す電池システム1と同様であるのでその説明を省略し、本実施形態の特徴的な動作について説明する。
まず、ステップS1において、オンオフ制御部211によって、昇圧部25のスイッチSW1,SW2がオンされ、スイッチSW3がオフされる(ステップS1)。そうすると、キャパシタC1,C2が組電池14の端子電圧Vout、例えば12.6Vに充電されると共に、組電池14の負極電位、すなわちグラウンド電位が基準電圧Vgとしてバッファ23a,24aへ供給される。
そして、端子電圧Voutが閾値電圧Vthを超えていれば(ステップS5でNO)、スイッチSW1,SW2がオンされると共にスイッチSW3がオフされ(ステップS6)、基準電圧Vgがバッファ23a,24aのグラウンド端子へ供給される。
一方、例えば組電池14の放電が進んで端子電圧Voutが閾値電圧Vth以下となった場合(ステップS5でYES)、オンオフ制御部211によって、スイッチSW1,SW2がオフされると共にスイッチSW3がオンされる(ステップS7)。そうすると、昇圧部25aにおいて、組電池14の負極側にキャパシタC1に充電されている端子電圧Voutが加算され、すなわち端子電圧Voutが2倍に昇圧されてキャパシタC2に充電される。そして、キャパシタC1とスイッチSW2との接続点の電圧、すなわちキャパシタC2に充電された端子電圧Vout×2の負側の電圧が、基準電圧Vgとしてバッファ23a,24aへ供給される。この場合、基準電圧Vgはグラウンドレベルを基準にして−Voutとなり、組電池14の正極電位、すなわちFET21a,22aのソース電位を基準にして−Vout×2となる。従って、スイッチSW1,SW2がオンされると共にスイッチSW3がオフされた状態で、基準電圧Vgと組電池14の正極電位との間の電圧は端子電圧Voutにされており、ステップS7において、スイッチSW1,SW2がオフされると共にスイッチSW3がオンされると、基準電圧Vgと組電池14の正極電位との間の電圧は端子電圧Vout×2に昇圧されるようになっている。
次に、ステップS8において、オンオフ制御部211によって、FET21a,22aをオンする旨の信号がバッファ23a,24aへ出力されると、バッファ23a,24aのグラウンド端子には、昇圧部25aから基準電圧Vgが供給されており、基準電圧Vgは、昇圧部25aによって、端子電圧Voutが閾値電圧Vthを超えていれば0Vにされているので、バッファ23a,24aによってFET21a,22aのゲート電圧が0Vにされ、すなわちFET21a,22aのゲート−ソース間電圧Vgsが組電池14の端子電圧Voutにされる結果、FET21a,22aが目標抵抗値Rtg以下のオン抵抗Ronでオンされる。
一方、端子電圧Voutが閾値電圧Vth以下であれば、昇圧部25aによって、組電池14の正極電位、すなわちFET21a,22aのソース電位を基準にして端子電圧Vout×2の電位差を有する基準電圧Vgがバッファ23a,24aのグラウンド端子に供給されるので、オンオフ制御部211によって、FET21a,22aをオンする旨の信号がバッファ23a,24aへ出力されると、バッファ23a,24aによって、FET21a,22aのゲート−ソース間電圧Vgsが組電池14の端子電圧Vout×2にされる結果、FET21,22がオンされると共にオン抵抗Ronが目標抵抗値Rtgを超えることが低減される。
以上のように、図4に示す電池パック2aにおいても、ステップS1〜S8の処理により、組電池14の端子電圧Voutが低下した場合でも、組電池14の充放電経路に設けられたFET21a,22aのオン抵抗が増大することを低減することができる。
また、充電器3によって、組電池14の充電電圧を、端子13,11を介して組電池14に印加して組電池14を充電する際には、組電池14が充電されると共に、充電器3から供給された充電電圧が組電池14の端子電圧Voutとして得られるので、FET21,22,21a,22aのゲート−ソース間電圧Vgsとして印加するための端子電圧Vout、及び昇圧部25,25aで昇圧するための端子電圧Voutを、充電器3から供給することができる。そうすると、組電池14の端子電圧Voutが、昇圧部25,25aで昇圧してもFET21,22,21a,22aを低抵抗でオンさせることができなくなるほど低下した場合であっても、組電池14の出力電圧の代わりに充電器3から供給された充電電圧を端子電圧Voutとして用いることで昇圧部25,25aで得られた電圧に基づきFET21,22,21a,22aをオンさせることで、FET21,22,21a,22aのオン抵抗を低減することができる。
また、図1に示す電池システム1,電池パック2や図4に示す電池システム1a,電池パック2aによれば、組電池14の端子電圧Voutが低下した場合でも、組電池14の充放電経路に設けられたFET21a,22aのオン抵抗が増大することを低減することができるから、高価な低オン抵抗のFETを使用したり、FETを並列構成にしたりしてオン抵抗を低減する必要性が低下する結果、コストの上昇を抑制することが容易となる。
なお、昇圧部25,25aは、組電池14の両端端子間の電圧を昇圧する例を示したが、組電池14を構成する二次電池の一部の出力電圧を昇圧電圧分として利用するようにしてもよい。また、昇圧部25,25aは、昇圧の倍率が2倍に設定されている例を示したが、倍率は2倍でなくてもよい。また、昇圧部25,25aを、昇圧の倍率が可変の、例えばスイッチング電源回路、チャージポンプ回路やコイルを用いる回路によって構成し、オンオフ制御部211は、電圧検出回路15により検出された端子電圧が低下するほど昇圧の倍率を連続的に徐々に増大させるように、昇圧部25,25aの昇圧の倍率を設定するようにしてもよいが、チャージポンプ回路が安価なために好ましい。
本発明は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電池搭載装置の電源として用いられる電池パック、及びこのような電池パックを充電する電池システム等に用いられる電池回路として好適に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電池回路を用いた電池システム、及び電池パックの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す昇圧部の構成の一例を示す回路図である。 図1に示す電池パックの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電池回路を用いた電池システム、及び電池パックの構成の一例を示すブロック図である。 図4に示す昇圧部の構成の一例を示す回路図である。 背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図である。 FETのゲート−ソース間電圧VgsとFETのオン抵抗Ronとの関係の一例を示すグラフである。(a)は周囲温度Taが25℃の場合におけるゲート−ソース間電圧Vgs、オン抵抗Ron、及びFETを流れるドレイン電流Idの関係を示し、(b)はドレイン電流Idが18A〜4.5Aの場合におけるゲート−ソース間電圧Vgs、オン抵抗Ron、及びFETの周囲温度Taの関係を示している。 リチウムイオン二次電池の放電特性の一例を示すグラフである。
符号の説明
1,1a 電池システム
2,2a 電池パック
3 充電器
11,12,13 端子
14 組電池
15 電圧検出回路
16 電流検出抵抗
17,19 温度センサ
23,23a バッファ
24,24a バッファ
25,25a 昇圧部
35 充電電圧供給回路
141,142,143 二次電池
201 アナログデジタル変換器
202 制御部
211 オンオフ制御部
212 閾値電圧設定部
213 異常検出部
214 充電処理部
C1,C2 キャパシタ
21,22 FET
SW1,SW2,SW3 スイッチ

Claims (8)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池の負極に接続される第1端子と、
    前記二次電池の正極に接続される第2端子と、
    前記第1端子から前記二次電池を介して前記第2端子に至る電流経路を開閉する電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタのオン、オフを制御するオンオフ制御部と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池の端子電圧を、前記オンオフ制御部の指示に応じた倍率で昇圧し、前記電界効果トランジスタをオンさせるためのオン電圧として出力する昇圧部とを備え、
    前記オンオフ制御部は、前記電界効果トランジスタをオンする場合において、前記電圧検出部により検出された端子電圧が低下するほど前記倍率を増大させるように前記昇圧部に指示すると共に、前記昇圧部から出力されたオン電圧を前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧として印加することでオンさせること
    を特徴とする電池回路。
  2. 前記昇圧部は、前記オンオフ制御部の指示に応じて、前記倍率を予め設定された設定倍率と1倍とで切り替えるものであり、
    前記オンオフ制御部は、前記電界効果トランジスタをオンする場合において、前記電圧検出部により検出された前記端子電圧が所定の閾値電圧を超えていれば、前記昇圧部の倍率を1倍に切り替える第1の指示を行い、前記電圧検出部により検出された前記端子電圧が前記閾値電圧以下であれば、前記昇圧部の倍率を前記設定倍率に切り替える第2の指示を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の電池回路。
  3. 前記電界効果トランジスタの温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度が高いほど前記閾値電圧が高くなるように、当該閾値電圧を設定する閾値電圧設定部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項2記載の電池回路。
  4. 前記電界効果トランジスタは、前記二次電池の負極と前記第1端子との間に接続されたnチャネルの電界効果トランジスタであり、
    前記昇圧部は、キャパシタと、前記二次電池の正極と前記キャパシタの一端との間の接続を開閉する第1スイッチ部と、前記二次電池の負極と前記キャパシタの他端との間の接続を開閉する第2スイッチ部と、前記二次電池の正極と前記キャパシタの他端との間の接続を開閉する正側昇圧スイッチ部とを備えると共に前記キャパシタの一端に生じた電圧を前記オン電圧として出力し、
    前記オンオフ制御部は、前記第1の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせると共に前記正側昇圧スイッチ部をオフさせる指示を行い、前記第2の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオフさせると共に前記正側昇圧スイッチ部をオンさせる指示を行うと共に、前記昇圧部から出力されたオン電圧を前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加すること
    を特徴とする請求項2又は3記載の電池回路。
  5. 前記電界効果トランジスタは、前記二次電池の正極と前記第2端子との間に接続されたpチャネルの電界効果トランジスタであり、
    前記昇圧部は、キャパシタと、前記二次電池の正極と前記キャパシタの一端との間の接続を開閉する第1スイッチ部と、前記二次電池の負極と前記キャパシタの他端との間の接続を開閉する第2スイッチ部と、前記二次電池の負極と前記キャパシタの一端との間の接続を開閉する負側昇圧スイッチ部とを備えると共に前記キャパシタの他端に生じた電圧を前記オン電圧として出力し、
    前記オンオフ制御部は、前記第1の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせると共に前記負側昇圧スイッチ部をオフさせる指示を行い、前記第2の指示として、前記第1及び第2スイッチ部をオフさせると共に前記負側昇圧スイッチ部をオンさせる指示を行うと共に、前記昇圧部から出力されたオン電圧を前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間に印加すること
    を特徴とする請求項2又は3記載の電池回路。
  6. 前記二次電池の異常を検出する異常検出部をさらに備え、
    前記オンオフ制御部は、前記異常検出部により異常が検出された場合、前記電界効果トランジスタをオフすること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池回路。
  7. 前記二次電池を充電するための充電電圧を、前記第1及び第2端子を介して前記二次電池に印加することにより、当該二次電池を充電する充電部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池回路。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池回路を備える電池パック。
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