以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、カラオケシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.第1実施形態]
[1.1 カラオケシステムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係るカラオケシステムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。
図1は、第1実施形態に係るカラオケシステムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、カラオケシステムSは、情報提供装置の一例としてのカラオケサーバSAと、カラオケボックスや宿泊施設等の各店舗に設置された楽曲再生装置の一例としての複数のカラオケ装置Cn(n=11、12・・・)と、カラオケ装置Cnの利用者に貸与され、カラオケ装置Cnの遠隔操作等に用いられる端末装置の一例としての複数の電子早見本装置Bm(m=11、12・・・)と、端末装置の他の一例としての複数のユーザ端末Ti(i=1、2・・・)と、を含んで構成されている。
各カラオケ装置Cnは、店舗毎に、LAN(Local Area Network)及び回線終端装置Dj(j=1、2・・・)を介して、通信手段の一例としてのネットワークNWに接続されている。そして、カラオケ装置Cnと、カラオケサーバSAとは、ネットワークNWを介して相互にデータの送受信が可能(例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて、相互にデータの送受信が可能)になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(無線基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
電子早見本装置Bmは、各店舗に設置されたアクセスポイントAk(k=1、2・・・)及びLANを介してカラオケ装置Cnと接続し、当該カラオケ装置Cnと通信可能になっている。また、電子早見本装置Bmは、更に、ネットワークNWを介してカラオケサーバSAと接続し、当該カラオケサーバSAと通信可能になっている。
また、ユーザ端末Tiは、利用者が所有している端末装置であり、ネットワークNWを介してカラオケサーバSAと接続し、当該カラオケサーバSAと通信可能になっている。なお、ユーザ端末Tiは、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、STB(Set Top Box)、携帯電話機等を適用することができる。
上述した構成を有するカラオケシステムSにおいては、利用者が電子早見本装置Bmを操作して選曲を行うと、選曲されたカラオケ曲(楽曲の一例。以下、単に「曲」ともいう)の伴奏処理をカラオケ装置Cnが行うようになっている。そして、利用者が、カラオケ装置Cnによる伴奏に合わせて曲を歌うと、当該曲における歌唱力の採点処理がカラオケ装置Cnにより行われ、この採点結果を示すスコア(採点情報の一例)がカラオケ装置Cnの画面に表示されるようになっている。このとき、画面には、歌った曲におけるスコアを基準とした利用者の全国順位(ランキング)も表示されるようになっている。
また、本実施形態においては、全国順位が1位になった利用者は、歌った曲における選手権保持者の一例としてのカラオケチャンピオン(以下、単に「チャンピオン」ともいう)と認定され、カラオケ装置Cnの画面に、チャンピオンになることによって利用者が獲得したチャンピオンベルトが表示されるようになっている。このチャンピオンベルトは、チャンピオンに対する評価に応じて、プラチナ、ゴールド、シルバー、スチール、プラスチックの5段階のベルトのグレード(グレード情報の一例)に区分されており、この順で、チャンピオンに対する評価が高くなっている。すなわち、プラチナが、チャンピオンに対する評価が最も高く、プラスチックが、チャンピオンに対する評価が最も低くなっている。
これら5段階のグレードのうち、どのグレードのチャンピオンベルトがチャンピオンに対して付与されるかは、曲の配信が開始された日(利用者による選曲が可能となって、選曲された曲に対応する楽曲データが、カラオケサーバSAからカラオケ装置Cnに配信され、カラオケ装置Cnにおいてが演奏可能となる日。以下、「配信開始日」という)から、利用者が当該曲を歌って全国順位が1位となった日までの日数を基準として決定されるようになっている。具体的には、配信開始日からの日数が短いほどグレードが高くなっている。つまり、曲の配信開始から短期間でその曲をいち早くマスターした利用者(カラオケチャンピオン)に対して、高い評価を与えるのである。このようにして決定されたグレードは、チャンピオンベルトが表示される際における当該ベルトの色彩の違い等によって、利用者により判別可能となっている。
また、カラオケチャンピオンは、曲毎だけではなく、アーティスト毎及び曲のジャンル毎にも付与されるようになっている。具体的には、一のアーティスト(歌手、演奏家)について全国順位が1位である曲が多い利用者(保有するチャンピオンベルトの数が多い利用者)が、当該アーティストにおけるカラオケチャンピオンと認定され、一のジャンル(例えば、ポップス、演歌、ロック、バラード等)について全国順位が1位である曲が多い利用者が、当該ジャンルにおけるカラオケチャンピオンと認定される。そして、ジャンル別におけるチャンピオンベルトの数が最も多い利用者は、総合のカラオケチャンピオンと認定されるようになっている。なお、以下の説明においては、楽曲毎、アーティスト毎、ジャンル毎、総合の夫々のカラオケチャンピオンを、夫々楽曲チャンピオン、アーティストチャンピオン、ジャンルチャンピオン、総合チャンピオンともいう。
更に、本実施形態においては、利用者は、電子早見本装置Bmやユーザ端末Tiを操作して、当該システムのユーザ登録を行うことができるようになっている。このユーザ登録を行うことにより、利用者は、電子早見本装置Bmやユーザ端末Tiを用いて、お気に入りの曲の登録を行ったり、今までに歌った曲の履歴、スコア、チャンピオンベルトの保有状況等の情報を閲覧することができる。
[1.2 カラオケサーバの構成及び機能等]
次に、カラオケサーバSAの構成及び機能について、図2乃至図4を用いて説明する。
図2は、第1実施形態に係るカラオケサーバSAの構成の概要例を示すブロック図である。また、図3は、ユーザDB102におけるデータ構造の一例を示す図である。また、図4は、ランキングDB103におけるデータ構造の一例を示す図である。
図2に示すように、カラオケサーバSAは、ネットワークNWに接続して、カラオケ装置Cn、電子早見本装置Bm及びユーザ端末Tiとの通信を制御する通信部11と、各種プログラム及びデータ等を記憶するとともに、各種データベースが構築されている記憶部12(例えば、ハードディスクドライブ等)と、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える採点情報受信手段、比較判定手段、選手権保持者認定手段、選手権保持者更新手段、変更登録手段、グレード決定手段、グレード報知情報送信手段、利用者識別情報受信手段、第2グレード報知情報送信手段、第2選手権保持者認定手段、グレード情報登録手段、順位決定手段及びメール送信手段の一例としてのシステム制御部13と、を備え、システム制御部13と各部とはシステムバス14を介して相互に接続されている。
記憶部12には、楽曲DB(DataBase)101、ユーザDB102及びランキングDBが構築されている。
先ず、楽曲DB101には、多数のカラオケ曲に関するデータ登録されている。具体的に、楽曲DB101には、カラオケ曲毎に、伴奏に用いられる演奏データ(楽曲情報の一例)、当該演奏データの再生の際にカラオケ装置Cnの画面に表示される映像データ、歌詞データ、楽曲詳細情報等が、カラオケ曲を識別するための曲番号(楽曲識別情報の一例)に対応付けて登録されている。
楽曲詳細情報には、例えば、当該曲のアーティストを識別するためのアーティストID(Identify)(アーティスト情報の一例)、当該曲のジャンルを識別するためのジャンルID(ジャンル情報の一例)、配信開始日、採点人数(順位決定手段により順位が決定された回数の一例)、歌年齢等が設定されている。
ここで、採点人数は、当該曲について歌唱力の採点を行い、全国順位の順位付けを行った回数である。また、歌年齢は、当該曲をよく歌う利用者の年齢を示す情報であり、初期値としては、例えば、その曲のアーティストの年齢が設定され、利用者によって歌われる毎にその利用者の年齢に応じて更新される(歌った利用者の年齢が歌年齢よりも高い場合には当該歌年齢が上昇し、歌った利用者の年齢が歌年齢よりも低い場合には当該歌年齢が下降する)。
次に、ユーザDB102には、ユーザ登録された各利用者に関するデータが登録されている。具体的に、ユーザDB102には、図3に示すように、各利用者毎に、ユーザ情報及び採点履歴情報等が、利用者を識別するためのユーザID(利用者識別情報の一例)に対応付けて登録されている。
ここで、ユーザ情報は、ユーザ登録時に利用者によって登録された各利用者固有の情報であり、例えば、パスワード、ニックネーム、メールアドレス、性別、生年月日等が設定される。また、採点履歴情報は、これまでの利用者の歌った曲についての採点結果の履歴を示す情報であり、例えば、採点日時(歌った日時)、選曲された曲の曲番号、スコア等が、採点順に昇順で付与される採点NO(Number)に対応付けて登録されている。
次に、ランキングDB103には、図4に示すように、ランキング情報、アーティストチャンピオン情報、ジャンルチャンピオン情報、総合チャンピオン情報等が登録されている。
ここで、ランキング情報は、各カラオケ曲毎の全国順位に関する情報であり、各楽曲の曲番号に対応付けて、例えば、各順位の利用者のユーザID、スコア等が、その順位を判別可能にして登録されている。また、1位については、楽曲チャンピオンに関する情報として、獲得したチャンピオンベルトのグレード、防衛回数等も登録されている。この防衛回数は、現在のチャンピオンが当該チャンピオンの座を防衛した回数を示し、同一の曲が歌われることによって採点されたスコアが現在のチャンピオンのスコアを上回らなかったときに、現在のチャンピオンが勝利したとして、1増加する。
また、アーティストチャンピオン情報は、アーティストチャンピオンに関する情報であり、各アーティストのアーティストIDに対応付けて、アーティストチャンピオンのユーザID、チャンピオンベルトのグレード、ベルト保有数等が登録されている。このベルト保有数は、現在のアーティストチャンピオンが、当該アーティストについて1位となっている曲数である。
また、ジャンルチャンピオン情報は、ジャンルチャンピオンに関する情報である。各ジャンルのジャンルIDに対応付けて、ジャンルチャンピオンのユーザID、チャンピオンベルトのグレード、ベルト保有数等が登録されている。このベルト保有数は、現在のジャンルチャンピオンが、当該ジャンルについて1位となっている曲数である。
また、総合チャンピオン情報は、総合チャンピオンに関する情報であり、総合チャンピオンのユーザID及びベルト保有数等が登録されている。このベルト保有は、現在の総合チャンピオンがジャンルチャンピオンになっている数(ジャンルチャンピオンのベルト保有する)を示している。
更に、記憶部12には、所定のオペレーティングシステム、情報提供処理プログラム等が記憶されている。
システム制御部13は、CPUが、ROMや記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより当該サーバ全体を制御するとともに、採点情報受信手段、比較判定手段、選手権保持者認定手段、選手権保持者更新手段、変更登録手段、グレード決定手段、グレード報知情報送信手段、利用者識別情報受信手段、第2グレード報知情報送信手段、第2選手権保持者認定手段、グレード情報登録手段、順位決定手段及びメール送信手段等として機能するようになっている。
例えば、システム制御部13は、カラオケ装置Cnからの配信リクエストに応じて、当該リクエストに設定されている曲番号に対応する演奏データ、映像データ、歌詞データ、楽曲詳細情報等を楽曲DB101から読み出し、カラオケ装置Cnに送信(配信)する。
また、システム制御部13は、カラオケ装置Cnから、選曲された曲の曲番号、歌った利用者のユーザID、スコア等を含む採点結果情報を受信すると、これらの情報に基づいて全国順位を更新するようになっている。その結果、楽曲チャンピオン(1位)が入れ替わると、システム制御部13は、当該チャンピオンに付与されるベルトのグレードを決定して、楽曲チャンピオンを更新するとともに、当該チャンピオンのベルト保有数等に応じて、アーティストチャンピオン情報、ジャンルチャンピオン情報及び総合チャンピオン情報を更新するようになっている。そして、システム制御部13は、利用者の全国順位等とともに、楽曲チャンピオン、アーティストチャンピオン、ジャンルチャンピオンまたは総合チャンピオンが入れ替わった場合には、利用者がチャンピオンと認定された旨及び付与されるベルトのグレード等を示すベルト情報(グレード報知情報、属性選手権保持者報知情報の一例)を含む全国順位表示用情報をカラオケ装置Cnに送信するようになっている。
このベルト情報には、楽曲チャンピオンのベルトのグレード、利用者がアーティストチャンピオンになった場合には当該アーティストのアーティストID及びグレード、利用者がジャンルチャンピオンになった場合には当該ジャンルのジャンルID及びグレード、利用者が総合チャンピオンになった場合にはその旨を示すフラグ情報等が含まれている。
また、システム制御部13は、電子早見本装置Bmやユーザ端末Tiからのリクエストに応じて、利用者が保有するチャンピオンベルトに関するベルト保有状況情報(グレード報知情報の一例)を送信するようになっている。
なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバからダウンロードされるようにしても良いし、CD−ROM等の記録媒体に記録されてドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
[1.3 カラオケ装置の構成及び機能等]
次に、カラオケ装置Cnの構成及び機能について、図5を用いて説明する。
図5は、第1実施形態に係るカラオケ装置Cnの構成の概要例を示すブロック図である。
図5に示すように、カラオケ装置Cnは、LANに接続して、カラオケサーバSA及び電子早見本装置Bmとの通信を制御する通信部21と、映像データ、歌詞データ等に対して描画処理を施す映像処理部22と、映像処理部22の描画処理によって出力された映像等を画面に表示する表示部23(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ等)と、を備えている。
また、カラオケ装置Cnは、シンセサイザ等により構成され、演奏データに基づいて楽器演奏の音声信号を生成する音声処理部24と、利用者の歌唱音声を音声信号として入力する音声入力手段の一例としてのマイクロフォン25と、音声処理部24により生成された音声信号とマイクロフォン25により入力された音声信号とを合成して音声出力信号を生成するミキシングアンプ26と、ミキシングアンプ26により生成された音声出力信号を音波として出力するスピーカ27と、を備えている。このとき、音声処理部24及びミキシングアンプ26は、楽曲再生手段の一例を構成する。
更に、カラオケ装置Cnは、マイクロフォン25により入力された音声信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D(Analog/Digital)コンバータ28と、音声処理部24により生成された音声信号とA/Dコンバータ28によりデジタル信号に変換された音声信号とに基づいて、採点処理を行い、利用者の歌唱力に対するスコアを生成する採点結果情報生成手段の一例としての歌唱採点部29と、を備えている。
また更に、カラオケ装置Cnは、各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部30(例えば、ハードディスクドライブ等)と、CPU、RAM、ROM等を備える採点結果情報送信手段、グレード報知情報受信手段、報知手段の一例としてのシステム制御部31と、を備え、システム制御部31と、通信部21、映像処理部22、音声処理部24、A/Dコンバータ28、歌唱採点部29、記憶部30とは、システムバス32を介して相互に接続されている。
システム制御部31は、CPUが、ROMや記憶部30に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより当該装置全体を制御するとともに、採点結果情報送信手段、グレード報知情報受信手段、報知手段等として機能するようになっている。
例えば、システム制御部31は、利用者の選曲操作によって電子早見本装置Bmから送信された選曲リクエストを受信すると、当該リクエストに対応する演奏データ、映像データ、歌詞データ、楽曲詳細情報等をカラオケサーバSAからダウンロード(受信)し、音声処理部24、映像処理装置22等を制御して、演奏データの再生、映像データ及び歌詞データの再生等を行わせるようになっている。
また、システム制御部31は、歌唱採点部29によりスコアが生成されると、当該スコアを表示部23に表示させるとともに、当該スコアを含む採点結果情報をカラオケサーバSAに送信するようになっている。そして、システム制御部31は、採点結果情報の送信に対応してカラオケサーバSAから送信されてきた全国順位表示用情報に基づいて、今歌われた曲についての利用者の全国順位や、当該利用者がチャンピオンになった場合にはその旨の情報等を表示部23に表示させるようになっている。
なお、各種プログラム等は、例えば、カラオケサーバSA等からダウンロードされるようにしても良いし、CD−ROM等の記録媒体に記録されてドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
[1.4 カラオケシステムの動作]
次に、カラオケシステムSの動作について説明する。
[1.4.1 カラオケチャンピオン更新時の動作]
はじめに、歌唱力の採点結果に基づいて全国順位及びカラオケチャンピオンを更新する場合の処理について、図6乃至図9を用いて説明する。
図6は、第1実施形態に係るカラオケシステムSのカラオケチャンピオン更新時における処理例を示すフローチャートである。また、図7(a)は、第1実施形態に係るカラオケサーバSAのシステム制御部13におけるグレード決定処理の処理例を示すフローチャートであり、図7(b)は、配信開始日からの日数とグレードの対応関係の一例を示す図である。また、図8は、第1実施形態に係るカラオケサーバSAのシステム制御部13におけるカテゴリー別チャンピオン更新処理の処理例を示すフローチャートである。また、図9は、全国順位表示画面50の表示例を示す図である。
先ず、利用者の選曲操作に基づいてカラオケ装置Cnにおいて演奏データの再生処理が行われた後、図6に示すように、カラオケ装置Cnのシステム制御部31は、歌唱採点部29に採点処理を実行させる(ステップS11)。この採点処理が終了すると、システム制御部31は、歌唱採点部29から出力されたスコアと、選曲された曲の選曲番号と、利用者によって予め登録され、記憶部30等に記憶されている当該利用者のユーザIDとを含む採点結果情報をカラオケサーバSAに送信するとともに(ステップS12)、選曲されたカラオケ曲の曲名とスコアとを、夫々図9の符号51、52に示すように表示部23に表示させる(ステップS13)。
一方、採点結果情報を受信したカラオケサーバSAのシステム制御部13は(ステップS31)、採点結果情報に基づいて採点履歴情報を更新すると、採点結果情報に含まれる曲番号(以下、「選曲番号」という)に対応して楽曲DB101に登録されている楽曲詳細情報の採点人数に1加算して、当該採点人数を更新する(ステップS32)。
次いで、システム制御部13は、利用者の全国順位を決定する(ステップS33)。具体的に、システム制御部13は、選曲番号に対応してランキングDB103に登録されている1位のスコアから最下位までのスコアと、採点結果情報に含まれるスコア(以下、「採点スコア」という)とを順次比較する。そして、システム制御部13は、採点スコアが比較対象のスコアよりも高い場合(採点結果が良い場合)には、比較対象のスコアの順位を利用者の全国順位として決定する。
次いで、システム制御部13は、利用者の全国順位は1位であるか否かを判別する(ステップS34)。ここでシステム制御部13は、1位ではないと判別した場合には(ステップS34:NO)、ステップS36に移行する。
一方、システム制御部13は、利用者の全国順位は1位である場合、すなわち、利用者のスコアが現楽曲チャンピオンのスコアよりも高い場合には(ステップS34:YES)、次いで、採点スコアが80点以上であるか否かを判定する(ステップS35)。ここで、システム制御部13は、採点スコアが80点以上ではない場合には(ステップS35:NO)、ステップS36に移行する。
ステップS36において、システム制御部13は、ランキング情報を更新する。具体的に、システム制御部13は、選曲番号に対応するランキング情報として、採点結果情報に含まれるユーザID(以下、「採点ユーザID」という)及び採点スコアを当該順位に対応付けてランキングDB103に変更登録するとともに、選曲番号に対応して登録されている楽曲チャンピオンの防衛回数に1加算して、当該防衛回数を更新する。次いで、システム制御部13は、決定された全国順位を含む全国順位表示用情報をカラオケ装置Cnに送信して(ステップS37)、処理を終了させる。
一方、システム制御部13は、ステップS35において採点スコアが80点以上である場合には(ステップS35:YES)、利用者を新たな楽曲チャンピオンと認定する。つまり、システム制御部13は、全国順位が1位であってて採点スコアが80点以上である場合にのみチャンピオンベルトを付与するに値すると判定するのである。次いで、システム制御部13は、採点ユーザIDと選曲番号に対応するランキング情報の1位のユーザIDとが一致する否かを判定する(ステップS38)。ここで、システム制御部13は、採点ユーザIDとランキング情報の1位のユーザIDとが一致する場合には(ステップS38:YES)、ステップS40に移行する。
一方、システム制御部13は、採点ユーザIDとランキング情報の1位のユーザIDとが一致しない場合には(ステップS38:NO)、1位のユーザIDに対応してユーザDB102に登録されいているユーザ情報から、現在の楽曲チャンピオンのメールアドレスを取得し、当該メールアドレス宛に、チャンピオンベルトが奪取されたことを通知する通知メールをネットワークNWを介して送信して(ステップS39)、ステップS40に移行する。
ステップS40において、システム制御部13は、グレード決定処理を実行する。このグレード決定処理において、システム制御部13は、図7(a)に示すように、選曲番号に対応して楽曲DB101に登録されている楽曲詳細情報から配信開始日を取得すると(ステップS51)、当該配信開始日から今日までの日数に応じてグレードを決定する(ステップS52)。具体的に、システム制御部13は、図7(b)に示すように、日数が0日から2週間以下の日数範囲内にある場合には、グレードはプラチナと決定し、日数が2週間を越えて1ヶ月以下の日数範囲内にある場合には、グレードはゴールドと決定し、日数が1ヶ月を越えて2ヶ月以下の日数範囲内にある場合には、グレードはシルバーと決定し、日数が2ヶ月を越えて3ヶ月以下の日数範囲内にある場合には、グレードはスチールと決定し、日数が3ヶ月を越える日数範囲内にある場合には場合には、グレードはプラスチックと決定する。システム制御部13は、この処理を終えると、グレード決定処理を終了させる。
システム制御部13は、グレード決定処理を終了させると、次いで、ランキング情報を更新する(ステップS41)。具体的に、システム制御部13は、選曲番号に対応するランキング情報として、採点ユーザID採点スコアと、グレード決定処理において決定されたグレードとを、1位に対応付けてランキングDB103に変更登録するとともに、選曲番号に対応して登録されている楽曲チャンピオンの防衛回数を0に初期化する。
次いで、システム制御部13は、カテゴリー別チャンピオン更新処理を実行する(ステップS42)。このチャンピオン更新処理において、システム制御部13は、図8に示すように、選曲番号に対応して楽曲DB101に登録されている楽曲詳細情報からアーティストIDを取得すると(ステップS61)、当該アーティストIDに対応するアーティストのカラオケ曲におけるベルト保有数を算出する(ステップS62)。具体的に、システム制御部13は、取得されたアーティストIDに対応する全ての曲の番号を取得し、当該曲番号に対応するランキング情報のうち、1位のユーザIDが、採点ユーザIDと一致する数を計数する。
次いで、システム制御部13は、算出したベルト保有数が、取得されたアーティストIDに対応するアーティストチャンピオン情報のベルト保有数、すなわち、現アーティストチャンピオンのベルト保有数よりも多いか否かを判定する(ステップS63)。ここで、システム制御部13は、算出したベルト保有数が現アーティストチャンピオンのベルト保有数よりも多くはない場合には(ステップS63:NO)、ステップS68に移行する。
一方、システム制御部13は、算出したベルト保有数が現アーティストチャンピオンのベルト保有数よりも多い場合には(ステップS63:YES)、利用者を新たなアーティストチャンピオンと認定し、次いで、採点ユーザIDと取得されたアーティストIDに対応するアーティストチャンピオン情報のユーザIDとが一致する否かを判定する(ステップS64)。ここで、システム制御部13は、採点ユーザIDとアーティストチャンピオン情報のユーザIDとが一致する場合には(ステップS64:YES)、ステップS66に移行する。
一方、システム制御部13は、採点ユーザIDとアーティストチャンピオン情報のユーザIDとが一致しない場合には(ステップS64:NO)、現アーティストチャンピオンのメールアドレス宛に、チャンピオンベルトが奪取されたことを通知する通知メールをネットワークNWを介して送信して(ステップS65)、ステップS66に移行する。
ステップS66において、システム制御部13は、新たにアーティストチャンピオンとなった利用者に付与するベルトのグレードを決定する。具体的に、システム制御部13は、取得されたアーティストIDに対応するアーティストのカラオケ曲について、利用者が保有している各チャンピオンベルトのグレードを平均して、アーティストチャンピオンのグレードを決定する。
次いで、システム制御部13は、取得されたアーティストIDに対応するアーティストチャンピオン情報を更新する(ステップS67)。具体的に、システム制御部13は、採点ユーザIDと、決定されたグレードとを、取得されたアーティストIDに対応付けてランキングDB103に変更登録する。システム制御部13は、この処理を終えると、ステップS68に移行する。
ステップS68において、システム制御部13は、選曲番号に対応して楽曲DB101に登録されている楽曲詳細情報からジャンルIDを取得すると、当該ジャンルIDに対応するジャンルのカラオケ曲において、利用者が1位となっている曲数を算出する(ステップS69)。具体的に、システム制御部13は、取得されたジャンルIDに対応する全ての曲の曲番号を取得し、当該曲番号に対応するランキング情報のうち、1位のユーザIDが、採点ユーザIDと一致する数を計数する。
次いで、システム制御部13は、算出したベルト保有数が、取得されたジャンルIDに対応するジャンルチャンピオン情報のベルト保有数、すなわち、現ジャンルチャンピオンのベルト保有数よりも多いか否かを判定する(ステップS70)。ここで、システム制御部13は、算出したベルト保有数が現ジャンルチャンピオンのベルト保有数よりも多くはない場合には(ステップS70:NO)、カテゴリー別チャンピオン更新処理を終了させる。
一方、システム制御部13は、算出したベルト保有数が現ジャンルチャンピオンのベルト保有数よりも多い場合には(ステップS70:YES)、利用者を新たなジャンルチャンピオンと認定し、次いで、採点ユーザIDと取得されたジャンルIDに対応するジャンルチャンピオン情報のユーザIDとが一致する否かを判定する(ステップS71)。ここで、システム制御部13は、採点ユーザIDとジャンルチャンピオン情報のユーザIDとが一致する場合には(ステップS71:YES)、ステップS73に移行する。
一方、システム制御部13は、採点ユーザIDとジャンルチャンピオン情報のユーザIDとが一致しない場合には(ステップS71:NO)、現ジャンルチャンピオンのメールアドレス宛に、チャンピオンベルトが奪取されたことを通知する通知メールをネットワークNWを介して送信して(ステップS72)、ステップS73に移行する。
ステップS73において、システム制御部13は、新たにジャンルチャンピオンとなった利用者に付与するベルトのグレードを決定する。具体的に、システム制御部13は、取得されたジャンルIDに対応するジャンルのカラオケ曲について、利用者が保有している各チャンピオンベルトのグレードを平均して、ジャンルチャンピオンのグレードを決定する。
次いで、システム制御部13は、取得されたジャンルIDに対応するジャンルチャンピオン情報を更新する(ステップS74)。具体的に、システム制御部13は、採点ユーザIDと、決定されたグレードとを、取得されたジャンルIDに対応付けてランキングDB103に変更登録する。
次いで、システム制御部13は、利用者のジャンルチャンピオンのベルト保有数を算出する(ステップS75)。具体的に、システム制御部13は、ランキングDB103に登録されているジャンルチャンピオン情報のうち、採点ユーザIDと一致するユーザIDが登録されている数を計数する。次いで、システム制御部13は、算出したベルト保有数が、総合チャンピオン情報のベルト保有数よりも多いか否かを判定する(ステップS76)。ここで、システム制御部13は、算出したベルト保有数が総合チャンピオン情報のベルト保有数よりも多くはない場合には(ステップS76:NO)、カテゴリー別チャンピオン更新処理を終了させる。
一方、システム制御部13は、算出したベルト保有数が総合チャンピオン情報のベルト保有数よりも多い場合には(ステップS76:YES)、利用者を新たな総合チャンピオンと認定し、次いで、採点ユーザIDと総合チャンピオン情報のユーザIDとが一致する否かを判定する(ステップS77)。ここで、システム制御部13は、採点ユーザIDと総合チャンピオン情報のユーザIDとが一致する場合には(ステップS77:YES)、ステップS79に移行する。
一方、システム制御部13は、採点ユーザIDと総合チャンピオン情報のユーザIDとが一致しない場合には(ステップS77:NO)、現総合チャンピオンのメールアドレス宛に、チャンピオンベルトが奪取されたことを通知する通知メールをネットワークNWを介して送信する(ステップS78)。
次いで、システム制御部13は、採点ユーザIDと、算出されたベルト保有数とをランキングDB103に変更登録して、総合チャンピオン情報を更新すると(ステップS79)、カテゴリー別チャンピオン更新処理を終了させる。
システム制御部13は、カテゴリー別チャンピオン更新処理を終了させると、次いで、決定された全国順位とベルト情報とを含む全国順位表示用情報をカラオケ装置Cnに送信して(ステップS43)、処理を終了させる。
一方、全国順位表示用情報を受信したカラオケ装置Cnのシステム制御部31は(ステップS14)、当該全国順位表示用情報に含まれる全国順位と全国のランキングの情報等とを、夫々図9の符号53、54に示すように表示部23に表示させる(ステップS15)。
次いで、システム制御部31は、利用者の全国順位が1位であるか否かを判定し(ステップS16)、1位ではない場合には(ステップS16:NO)、処理を終了させる。
一方、システム制御部31は、利用者の全国順位が1位である場合には(ステップS16:YES)、全国順位表示用情報のベルト情報に含まれる楽曲チャンピオンのベルトのグレードに応じたチャンピオンベルトの画像及び利用者が楽曲チャンピオンとなった旨のメッセージ等を、図9の符号55に示すように表示部23に表示させる(ステップS17)。
次いで、システム制御部31は、ベルト情報に基づいて、利用者がカテゴリー別のチャンピオン(アーティストチャンピオン、ジャンルチャンピオンまたは総合チャンピオン)になったか否かを判別し(ステップS18)、カテゴリー別のチャンピオンではない場合には(ステップS18:NO)、処理を終了させる。
一方、システム制御部31は、利用者がカテゴリー別のチャンピオンになった場合には(ステップS18:YES)、ベルト情報に基づいて、ベルト情報に含まれるアーティストチャンピオンのベルトのグレードやジャンルチャンピオンのベルトのグレードに応じたチャンピオンベルトの画像及び利用者が楽曲チャンピオンとなった旨のメッセージ等を、図9の符号56に示すように表示部23に表示させる。なお、利用者が総合チャンピオンとなった場合には、総合チャンピオンのベルトの画像及び利用者が総合チャンピオンとなった旨のメッセージ等も表示される。また、図9においては、便宜上、符号55と符号56に示すチャンピオンベルトの画像の色彩を同一としているが、実際には、夫々グレードに応じた色彩で画像が表示される。
[1.4.2 ベルト保有状況確認時の動作]
次に、ベルト保有状況確認時における処理について、図10及び図11を用いて説明する。
図10は、第1実施形態に係るカラオケシステムSのベルト保有状況確認時における処理例を示すフローチャートである。また、図11は、ベルト保有状況確認画面60の表示例を示す図である。
先ず、利用者が電子早見本装置Bmを操作して、ユーザID及びパスワードを入力すると(ステップS101)、電子早見本装置Bmは、これらの情報を含むログインリクエストをカラオケサーバSAに送信する(ステップS102)。
ログインリクエストを受信したカラオケサーバSAのシステム制御部13は(ステップS121)、当該リクエストに含まれるユーザID及びパスワードを用いて認証処理を行った後、利用者に関する各種情報の登録や閲覧を行うためのマイルーム画面に用いられるマイルーム初期画面用情報を電子早見本装置Bmに送信する(ステップS122)。
マイルーム初期画面用情報を受信した電子早見本装置Bmは(ステップS103)、当該情報に基づいて、マイルーム初期画面を画面に表示する(ステップS104)。ここで、利用者が電子早見本装置Bmを操作して、ベルト保有状況の確認を選択すると、電子早見本装置Bmは、ベルト保有状況リクエストをカラオケサーバSAに送信する(ステップS105)。
ベルト保有状況リクエストを受信したカラオケサーバSAのシステム制御部13は(ステップS123)、ランキング情報を参照して、1位のユーザIDがログインリクエストに含まれるユーザID(以下「リクエストユーザID」という)と一致するカラオケ曲を検索する(ステップS124)。
次いで、システム制御部13は、アーティストチャンピオン情報を参照して、アーティストチャンピオンのユーザIDがリクエストユーザIDと一致するアーティストを検索する(ステップS125)。
次いで、システム制御部13は、ジャンルチャンピオン情報を参照して、ジャンルチャンピオンのユーザIDがリクエストユーザIDと一致するジャンルを検索する(ステップS126)。
次いで、システム制御部13は、総合チャンピオンのユーザIDがリクエストユーザIDと一致するか否かを確認する(ステップS127)。
次いで、システム制御部13は、ステップS124〜S127における処理結果に基づいて、リクエストユーザIDが示す利用者のベルト保有状況情報(ベルトを保有しているカラオケ曲の曲番号、ベルトを保有しているアーティストのアーティストID、ベルトを保有しているジャンルのジャンルID、ベルトのグレード、総合チャンピオンであるか否か等の情報が含まれる)を、電子早見本装置Bmに送信して(ステップS128)、処理を終了させる。
ベルト保有状況情報を受信した電子早見本装置Bmは(ステップS106)、当該情報に基づいて、ベルト保有状況確認画面60を、図10に示すように画面に表示する(ステップS107)。
図10に示すベルト保有状況確認画面60においては、カラオケ曲毎のベルト保有状況、アーティスト毎のベルト保有状況、ジャンル毎のベルト保有状況が、夫々、符号61、62、63に示すように表示される。ここで、カラオケ曲毎のベルト保有状況としてしては、符号61に示すように、例えば、利用者が保有する各曲のチャンピオンベルトの画像、グレード、スコア、防衛回数等が表示される。また、アーティスト毎のベルト保有状況としては、符号62に示すように、例えば、利用者が保有する各アーティストのチャンピオンベルトの画像、グレード、ベルト保有数等が表示される。また、ジャンル毎のベルト保有状況としては、符号63に示すように、例えば、利用者が保有する各ジャンルのチャンピオンベルトの画像、グレード、ベルト保有数等が表示される。また、利用者が総合チャンピオンである場合には、符号64に示すように、総合チャンピオンのベルトの画像等が表示される。
なお、上記の説明においては、電子早見本装置Bmを用いて利用者のベルト保有状況を確認する場合について説明したが、ユーザ端末Tiを用いた場合でも、上記と同様にしてベルト保有状況を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、同一のカラオケ曲において歌唱力の採点結果が最も良い1位の利用者のスコアが、当該カラオケ曲における歌唱のカラオケチャンピオンのスコアとして、曲番号と対応付けて判別可能にランキングDB103に登録され、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、カラオケ装置Cnから採点スコアと選曲番号とを含む採点結果情報を受信し、採点スコアが、選曲番号に対応してランキングDB103に登録されているカラオケチャンピオンのスコアと比較して、より良い採点結果を示す場合には、採点結果情報を送信してきたカラオケ装置Cnの利用者を、新たなカラオケチャンピオンと認定し、カラオケチャンピオンの更新を行う。ここで、システム制御部13は、採点スコアをカラオケチャンピオンのスコアとしてデータベースに変更登録し、カラオケ曲の配信開始日から新たな歌唱カラオケチャンピオンが認定された日までの日数に基づいて、カラオケチャンピオンとしての評価の高低を示し且つ認定されたカラオケチャンピオンに対して付与されるグレードを決定し、採点結果情報を送信してきたカラオケ装置Cnの利用者が、決定されたグレードを付与されたカラオケチャンピオンと認定されていることを示し、且つ、当該利用者に対して報知すべきベルト情報を当該カラオケ装置Cnに送信する。そうすると、カラオケ装置Cnによりベルト情報に基づく報知が行われる。
従って、歌唱力で1位を獲得した利用者が、カラオケ装置Cnにより報知されたグレードによって、カラオケチャンピオンとしての自分に対する評価の高低を知ることができるので、歌唱力の採点についての興趣を向上させることができる。
また、ランキングDB103には、カラオケサーバSAがカラオケ装置Cnに対して演奏データを配信し始める日として予め設定された配信開始日が、楽曲詳細情報に含まれて、当該演奏データが対応するカラオケ曲の曲番号と対応付けて登録されており、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、予め区分された複数の日数範囲のうち、選曲番号に対応してランキングDB103に登録されている配信開始日から新たな歌唱カラオケチャンピオンが認定された日までの日数を含む日数範囲までの、配信開始日からの日数がより少ない日数範囲であるほど、より高い評価を示すようにグレードを決定する。
従って、演奏データの配信の開始からより早く1位を獲得するほどグレードが高くなるので、新しいカラオケ曲を早く覚える熱心な利用者を高く評価することが可能となり、新しいカラオケ曲をいち早く歌おうとする動機付けを利用者に対して与え、これにより、カラオケシステムSの利用を促進することができる。
また、ランキングDB103には、各カラオケ曲におけるカラオケチャンピオンのスコア及び各カラオケチャンピオンに付与されたグレードが、夫々各カラオケ曲の曲番号と、各カラオケチャンピオンと認定された利用者を識別するためのユーザIDと対応付けて判別可能に登録されており、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、選曲番号、採点スコア及び採点ユーザIDを含む採点結果情報をカラオケ装置Cnから受信し、新たなカラオケチャンピオンを認定した場合には、その新たなカラオケチャンピオンのスコアと、決定されたグレードとを、選曲番号及び採点ユーザIDと対応付けてランキングDB103に変更登録し、電子早見本装置Bmまたはユーザ端末Tiから送信されたログインリクエストを受信し、受信されたログインリクエストに含まれるユーザIDに対応してランキングDB103に登録されているグレード情報及び曲番号に基づいて、ユーザIDが示す利用者のカラオケ曲毎のベルト情報を、ログインリクエストを送信してきた電子早見本装置Bmまたはユーザ端末Tiに送信する。
従って、利用者は、自分が現在1位になっているカラオケ曲についてのグレードを電子早見本装置Bmまたはユーザ端末Tiを利用して知ることができる。
また、楽曲101には、演奏データが対応するカラオケ曲のアーティストを示すアーティストID及びジャンルを示すジャンルIDが、当該カラオケ曲の曲番号と対応付けて登録されており、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、選曲番号が示すカラオケ曲とアーティストIDまたはジャンルIDが一致するカラオケ曲の曲番号に対応して、ランキングDB103にアーティストカラオケチャンピオンまたはジャンルチャンピオンとして登録されているユーザIDのうち、採点ユーザIDと一致するユーザIDが登録されている数が最も多い場合には、当該ユーザIDが示す利用者を、アーティストカラオケチャンピオンまたはジャンルチャンピオンと認定し、採点結果情報を送信してきたカラオケ装置Cnの利用者がアーティストカラオケチャンピオンまたはジャンルチャンピオンであることを示す情報(アーティストID、ジャンルID等)を含むベルト情報をカラオケ装置Cnに送信する。
従って、アーティストまたはジャンルが一致するカラオケ曲のうち1位を獲得したカラオケ曲の数が最も多い利用者が、当該アーティストまたはジャンルにおけるカラオケチャンピオンと認定されるので、同じアーティストまたはジャンルのカラオケ曲をより多く一番上手に歌った利用者が高い評価を受けることができる。また、特定のアーティストまたはジャンルのカラオケ曲をよく歌う利用者や好きな利用者等のうち、どの利用者が当該アーティストまたはジャンルについて一番歌唱力があるかということを競わせることができる。更に、利用者は、楽曲チャンピオンのベルトのグレードを上げるか、あるいは、アーティストチャンピオンやジャンルチャンピオンを狙うかによって、どの曲を歌えば良いか等の戦略を働かせることにより、より興趣を向上させることができる。
また、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、利用者が保有しているチャンピオンベルトのグレードに基づいて、認定されたアーティストチャンピオンまたはジャンルチャンピオンに対して付与されるグレードを決定し、当該グレードを、当該アーティストチャンピオンまたはジャンルチャンピオンと認定された利用者のユーザIDと、アーティストIDまたはジャンルIDと、に対応付けてランキングDB103に登録し、採点結果情報を送信してきたカラオケ装置Cnの利用者が、決定されたグレードを含むベルト情報をカラオケ装置Cnに送信する。
従って、アーティストチャンピオンまたはジャンルチャンピオンとなった利用者が、当該アーティストチャンピオンまたはジャンルチャンピオンとしての自分に対する評価の高低を知ることができる。
また、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、ジャンルチャンピオンのベルト保有数が最も多い利用者を総合チャンピオンと認定するので、カラオケシステムSの利用者の中で誰が一番歌唱力があるかということを決定することができる。
また、ユーザDB102には、利用者のメールアドレスが、ユーザ情報に含まれて、当該利用者のユーザIDと対応付けて登録されており、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、カラオケチャンピオンを更新する際に、今までカラオケチャンピオンであった利用者のメールアドレス宛に、当該利用者がカラオケチャンピオンではなくなった旨を通知する通知メールを送信する。
従って、電子早見本装置Bmまたはユーザ端末Ti等を用いて通知メールを受信することにより、対象のカラオケ曲について今まで1位であった利用者が、1位ではなくなったことを知ることができるので、再度1位を獲得するために当該カラオケ曲を歌おうとする動機付けを利用者に対して与え、これにより、カラオケ装置Cnの利用を促進することができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について、図12及び図13を用いて説明する。
図12(a)は、第2実施形態に係るカラオケサーバSAのシステム制御部13におけるグレード決定処理の処理例を示すフローチャートであり、図12(b)は、採点人数とグレードの対応関係の一例を示す図である。また、図13は、第2実施形態に係るカラオケサーバSAのシステム制御部13におけるカテゴリー別チャンピオン更新処理の処理例を示すフローチャートであり、同図において、図8と同様の要素については同様の符号を付してある。
上記説明した第1実施形態においては、カラオケ曲の配信開始日からの日数を基準として楽曲チャンピオンのベルトのグレードを決定していたが、以下に説明する第2実施形態は、採点人数を基準としてグレードを決定する場合の実施形態である。具体的には、採点人数が多いほどグレードが高くなっている。つまり、対象のカラオケ曲を歌った多数の利用者の中で1位を獲得した利用者に対して高い評価を与えるのである。
先ず、グレード決定処理について説明する。
図12(a)に示すように、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、グレード決定処理(図6ステップS40で実行される)において、選曲番号に対応して楽曲DB101に登録されている楽曲詳細情報から採点人数を取得すると(ステップS141)、当該採点人数に応じてグレードを決定する(ステップS142)。具体的に、システム制御部13は、図12(b)に示すように、採点人数が0から10人下の人数範囲内にある場合には、グレードはプラスチックと決定し、採点人数が11から50人以下の人数範囲内にある場合には、グレードはスチールと決定し、採点人数が51から300人以下の人数範囲内にある場合には、グレードはシルバーと決定し、採点人数が301から1000人以下の人数範囲内にある場合には、グレードはゴールドと決定し、採点人数が1001人以上の人数範囲内にある場合には、グレードはプラチナと決定する。システム制御部13は、この処理を終えると、グレード決定処理を終了させる。
次に、カテゴリー別チャンピオン更新処理について説明する。
図13に示すように、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、カテゴリー別チャンピオン更新処理(図6ステップS42で実行される)のステップS63において、算出したベルト保有数が現アーティストチャンピオンのベルト保有数よりも多く、利用者を新たなアーティストチャンピオンと認定した場合には(ステップS63:YES)、ステップS64及びS65の処理の後、新たにアーティストチャンピオンとなった利用者に付与するベルトのグレードを決定する(ステップS80)。具体的に、システム制御部13は、取得されたアーティストIDに対応するアーティストのカラオケ曲のうち、利用者がチャンピオンとなっている各カラオケ曲の楽曲詳細情報の採点人数の合計値を算出し、当該合計値に応じたグレードを決定する。ここで、システム制御部13は、算出された合計値が示す採点人数が多いほど、より高いグレードを決定する。
また、システム制御部13は、ステップS70において、算出したベルト保有数が現ジャンルチャンピオンのベルト保有数よりも多く、利用者を新たなジャンルチャンピオンと認定した場合には(ステップS70:YES)、ステップS71及びS72の処理の後、新たにジャンルチャンピオンとなった利用者に付与するベルトのグレードを決定する(ステップS81)。具体的に、システム制御部13は、取得されたジャンルIDに対応するジャンルのカラオケ曲のうち、利用者がチャンピオンとなっている各カラオケ曲の楽曲詳細情報の採点人数の合計値を算出し、当該合計値に応じたグレードを決定する。ここで、システム制御部13は、算出された合計値が示す採点人数が多いほど、より高いグレードを決定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、採点スコアに基づいて、選曲番号が示すカラオケ曲について歌唱力における利用者の全国順位を決定し、予め区分された複数の回数範囲のうち、選曲番号に対応して全国順位が決定された回数(採点回数)を含む回数範囲が、より回数の多い回数範囲であるほど、より高い評価を示すようにグレードを決定する。
従って、より多くの利用者に歌われた中で1位を獲得するほどグレードが高くなるので、客観的に実力のある利用者を高く評価することが可能となり、カラオケ曲をより上手に歌おうとする動機付けを利用者に対して与え、これにより、カラオケ装置Cnの利用を促進することができる。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について、図14を用いて説明する。
図14は、第3実施形態に係るカラオケサーバSAのシステム制御部13におけるグレード決定処理の処理例を示すフローチャートである。
以下に説明する第3実施形態は、カラオケ曲の配信開始日からの日数と採点人数とを統合的に勘案して、楽曲チャンピオンのベルトのグレードを決定する場合の実施形態である。
図14に示すように、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、グレード決定処理(図6ステップS40で実行される)において、選曲番号に対応して楽曲DB101に登録されている楽曲詳細情報から配信開始日と採点人数を取得すると(ステップS151、S152)、当該配信開始日から今日までの日数と採点人数とに基づいてグレードを決定する(ステップS153)。
具体的には、例えば、日数を複数の日数範囲に区分して、この日数範囲毎にグレードに対する重み付けを設定しておく。この重み付けは、日数が少ない日数範囲であるほどよりグレードが高くなるような重み付けを設定する。また、採点人数を複数の人数範囲に区分して、この人数範囲毎にグレードに対する重み付けを設定しておく。この重み付けは、採点人数が少ない人数範囲であるほどよりグレードが高くなるような重み付けを設定する。
システム制御部13は、配信開始日から今日までの日数と採点人数とに対応する重み付けを夫々取得し、これらの重み付けを掛け合わせてグレード値を算出する。そして、システム制御部13は、このグレード値に応じて、プラチナ、ゴールド、シルバー、スチール、プラスチックの何れかのグレードを決定する。つまり、システム制御部13は、配信開始日から今日までの日数の範囲が同一である場合には、採点人数が多い範囲であるほど、よりグレードを決定する一方、採点人数の範囲が同一である場合には、配信開始日から今日までの日数が少ない範囲であるほど、よりグレードを決定する。
なお、配信開始日から今日までの日数が極めて多い場合であっても、採点人数が極めて多い場合には、グレードとしてプラチナが決定されるように重み付けを設定するとともに、採点人数が極めて少ない場合であっても、配信開始日から今日までの日数極めて少ない場合には、グレードとしてプラチナが決定されるように重み付けを設定することが望ましい。このようにすることで、歌唱力が十分にある利用者に対して正当な評価を与えることができる一方、新曲をいち早く歌ってマスターしてしまう熱狂的なファンのような利用者に対して、その熱狂度等の高さを評価することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ランキングDB103には、カラオケサーバSAがカラオケ装置Cnに対して演奏データを配信し始める日として予め設定された配信開始日が、楽曲詳細情報に含まれて、当該演奏データが対応するカラオケ曲の曲番号と対応付けて登録されており、カラオケサーバSAのシステム制御部13は、採点スコアに基づいて、選曲番号が示すカラオケ曲について歌唱力における利用者の全国順位を決定し、選曲番号に対応してランキングDB103に登録されている配信開始日から新たな歌唱カラオケチャンピオンが認定された日までの日数がより少ないほど、より高い評価を示すように、且つ、選曲番号に対応して全国順位が決定された回数がより多いほど、より高い評価を示すように、統合的にグレードを決定することを特徴とする。
従って、演奏データの配信の開始からより早く1位を獲得するほどグレードが高くなる一方、より多くの利用者に歌われた中で1位を獲得するほどグレードが高くなるので、どのようにしてグレードを上げるかによってカラオケ曲の選び方やカラオケシステムSの利用時期等を決めるなどの戦略を利用者が働かせる等ことにより、より興趣を向上させることができる。
なお、上記説明した各実施形態においては、楽曲チャンピオンのベルトのグレードを決定するための基準として、カラオケ曲の配信開始日から新たな歌唱カラオケチャンピオンが認定された日までの日数や採点回数を適用していたが、これだけに限られるものではない。例えば、カラオケルーム(カラオケ装置Cnが設置されている部屋)に入った利用者のグループの人数が多いほど高いグレードを付与するようにしても良い。つまり、グループの人数が多いということは、聴衆が多い中で歌った結果、1位を獲得したということであるので、そのことを評価して高いグレードを付与するのである。この場合は、例えば、各店舗に設置された管理用の端末装置を店員(従業員)が操作することにより、来客したグループの人数等を入力し、当該グループの人数等に関する情報をカラオケサーバSAにて管理を行えば良い。
また、例えば、歌った店舗や地域等に応じてグレードを決定しても良い。この場合は、例えば、来客数が多い店舗、あるいは、カラオケシステムSを利用する利用者が多い地域において、利用者が歌った結果、1位を獲得したときに高いグレードを付与するのである。また、例えば、カラオケ曲の歌年齢と利用者の年齢とに基づいてグレードを決定しても良い。この場合は、例えば、カラオケ曲の歌年齢と利用者の年齢との差が大きいほど、当該曲を上手に歌うことは難しいとして、高いグレードを付与するのである。
また、上記各実施形態においては、ランキングとして各楽曲毎の全国順位のみを決定し、楽曲チャンピオンは楽曲毎に一人のみとしていたが、例えば、これに加えて、店舗や地域(例えば、都道府県)毎において各楽曲毎のランキングを決定しても良い。また、この場合には、同一楽曲について店舗や地域毎に夫々楽曲チャンピオンを認定しても良い(アーティストチャンピオン、ジャンルチャンピオンについても同様)。具体的には、例えば、各カラオケ装置Cnに対して、当該カラオケ装置が設置される店舗や地域(以下、「店舗等」という)を示す情報を、店舗IDや地域ID(設置場所情報の一例)として予め設定し、記憶部30等に記憶させる。そして、カラオケ装置Cnは、採点処理を実行した後、設定されている店舗IDや地域ID(以下、「店舗ID等」という)を採点結果情報に含めてカラオケサーバSAに送信し、カラオケサーバSAはこの店舗ID等に対応してランキング情報等の更新を行えば良い。
また、この場合において、カラオケチャンピオンのグレードを決定するときには、カラオケ装置Cnが設置されている店舗等と、利用者が良く利用する店舗や利用者の住所とを比較し、この比較結果を加味してグレードを決定しても良い。具体的には、店舗や地域に対して利用者のホーム(Home:本拠地)とアウェー(Away)という概念を導入し、利用者が自分のホームで歌ったときに評価の高いグレードが付与されやすくしたり(ホームでは利用者の有利に働く)、その逆に、利用者がアウェーで歌ったときに評価の高いグレードが付与されやすくするのである(慣れない場所で歌ったこと自体を高く評価する)。これによれば、ホームで歌うか、アウェーで歌うかによってグレードが異なる場合があるので、面白みが増し、また、チャンピオンベルトを獲得したときの期待感を高めることができる。
より詳細には、例えば、ユーザ登録時に、利用者が良く利用する店舗をホーム店舗(本拠地情報の一例)として入力させるとともに、利用者の住所(本拠地情報の一例)を入力させ、これらの情報をユーザ情報に含めてユーザDB102に登録しておく。カラオケサーバSAは、利用者を新たな楽曲チャンピオンと認定したら、カラオケ装置Cnから受信した採点結果情報に含まれるユーザIDに対応してユーザDB102に登録されているユーザ情報からホーム店舗や住所を取得し、この取得した情報と採点結果情報に含まれる店舗ID等が示す設置場所とを比較する。
そして、カラオケサーバSAは、例えば、ホーム店舗と店舗IDが示す店舗とが一致した場合、すなわち、利用者が自分のホームで歌った結果として楽曲チャンピオンに認定された場合には(あるいは、ホーム店舗と店舗IDが示す店舗とが一致しなかった場合、すなわち、利用者がアウェーで歌った結果として楽曲チャンピオンに認定された場合には)、より評価の高いグレードが付与されるように処理する。例えば、採点人数を基準としてグレードを決定する場合であれば、この採点人数に、予め設定されている計数等を乗じて一時的に採点人数を増加させ、この増加させた採点人数を基準としてグレードを決定する。なお、地域で判断する場合であれば、利用者の住所が地域IDが示す地域内に所在する場合にはホームであると判断し、地域IDが示す地域内に所在しない場合には、アウェーであると判断すれば良い。
また、各店舗におけるカラオケ装置Cnの設置台数が多いほど、評価の高いグレードが付与されやすくしても良い。これによれば、利用者は、評価の高いグレードを求めてカラオケ装置Cnの設置台数が多い店舗を利用するようになるので、設置台数の多い店舗に対して有利に働くとともに、店舗に対して、カラオケ装置Cnをより多く設置しようとするインセンティブを与えることができる。具体的には、カラオケサーバSAは、各店舗毎にカラオケ装置Cnの設置台数をデータベースに登録しておき、グレードを決定する際、例えば、採点人数を基準としてグレードを決定する場合であれば、この採点人数に、カラオケ装置Cnの設置台数に対応した係数等を乗じてグレードを決定すれば良い。
また、総合チャンピオンの他に、店舗毎あるいは地域毎のローカルなカラオケチャンピオンを認定するようにしても良い。この場合には、例えば、ローカルなカラオケチャンピオンの中から一人を総合チャンピオンに認定するようにしても良い。
また、上記各実施形態においては、カラオケチャンピオンが入れ替わったときに、新たなカラオケチャンピオンに対するベルトのグレードを決定した後は、そのグレードは固定されたままであったが、その後の状況等に応じてグレードを更新しても良い。例えば、1位を獲得して新たにカラオケチャンピオンと認定されたときには、採点人数が少なかったために、ベルトのグレードは低くしていたが、その後、採点人数が増えたときにその採点人数に応じたグレードを改めて付与する等を行っても良い。
また、上記各実施形態においては、ジャンルチャンピオンのベルト保有数が最も多い利用者を総合チャンピオンと認定していたが、例えば、アーティストチャンピオンのベルト保有数が最も多い利用者を総合チャンピオンと認定しても良いし、ジャンルチャンピオンのベルト保有数とアーティストチャンピオンのベルト保有数との合計が最も多い利用者を総合チャンピオンと認定しても良い。
また、例えば、店舗や地域毎に、楽曲チャンピオンのベルト保有数が最も多い利用者を、その店舗や地域のカラオケチャンピオンと認定しても良い。この場合は、例えば、各店舗や地域のカラオケチャンピオンの中で、ベルト保有数が最も多い利用者を総合チャンピオンと認定しても良い。
また、カラオケチャンピオンに認定された利用者に対して、プレゼントを贈呈したり、カラオケの利用料金の割引等を行っても良く、これらの場合においては、ベルトのグレードによってプレゼントの内容や割引率等を変えても良い。また、カラオケチャンピオンの防衛回数に応じて、プレゼントの贈呈やカラオケの利用料金の割引等を行っても良い。この場合は、例えば、カラオケサーバSAにおいて、カラオケチャンピオンが入れ替わったときや防衛回数が所定数に達したときに、ユーザDB102等に特典が付与された旨の情報を登録し、例えば、カラオケシステムSの管理者がその情報を確認してプレゼントを郵送したり、利用料金の精算時に、上述した管理用の端末装置で、カラオケサーバSAから割引に関する情報等を取得することによって、割引を行えば良い。