JP2008203449A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ本体の小型化に適切なズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供すること。
【解決手段】負、正、正の3群構成。変倍時、第1レンズ群G1−第2レンズ群G2間は減少し、第2レンズ群−第3レンズ群G3間は増大するように、すべてのレンズ群が光軸方向に移動。第3レンズ群の移動により、近距離合焦。第1レンズ群が、像側が凹面で且つ非球面の負レンズ成分L11と、像側が凹面のメニスカス形状の正レンズ成分L12により構成され、第2レンズ群が、正レンズ成分L21と、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズL22により構成され、第3レンズ群が、少なくとも1面の非球面を有する正レンズ成分L3により構成されるズームレンズ1。
【選択図】図2

Description

本発明は新規なズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、小型のズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置に関する。
従来より、カメラにおける記録手段として、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を用いた撮像素子によって、撮像素子面上に形成された被写体像を、各光電変換素子によって被写体像の光量を電気的出力に変換して、記録する方法が知られている。
これら光電変換素子を用いた撮像素子によって、被写体像を記録する、所謂、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等に好適なズームレンズとしては、例えば、負正正3群ズームレンズが知られている。
負正正3群ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群の3つのレンズ群が配置されて構成され、焦点距離がもっとも短い広角端状態から焦点距離がもっとも長い望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間の間隔が狭まり、第2レンズ群と第3レンズ群との間の間隔が広がるように、少なくとも、第2レンズ群が物体側へ移動するとともに、第1レンズ群と第3レンズ群を光軸方向に移動する。
具体的には、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4等に記載されたものが知られている。
特開2000−89110号公報 特開2002−277740号公報 特開2001−318311号公報 特開2003−307677号公報
しかしながら、従来の負正正3群ズームレンズでは、広角端状態におけるレンズ全長が大きいために、カメラ本体の高さを低くすることができない、第1レンズ群を移動させるためのカム軌道の傾斜がキツくなりすぎて、充分な停止精度を確保することができないといった問題点があった。
本発明は前記した問題点に鑑みて為されてものであり、カメラ本体の小型化に適切なズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態によるズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群が配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の間隔が増大するように、すべてのレンズ群が光軸方向に移動して、少なくとも、前記第2レンズ群が物体側へ移動し、前記第3レンズ群が像側へ移動するとともに、被写***置が変化した際に、前記第3レンズ群の移動により、近距離合焦を行い、前記第1レンズ群が、像側に凹面を向け像側レンズ面が非球面で構成される負レンズ成分L11と、その像側に空気間隔を隔てて配置され、像側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズ成分L12により構成され、前記第2レンズ群が、正レンズ成分L21と、その像側に空気間隔を隔てて配置され両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズL22により構成され、前記第3レンズ群が、物体側レンズ面か像側レンズ面の少なくともいずれか一方が非球面である正レンズ成分L3により構成され、以下の条件式(1)を満足する。
(1)0.12<φ24・fw<0.22
但し、
φ24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の屈折力であり、以下の式で定義される
φ24=(n5−n4)/R24 (n5<n4)
n5:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する負レンズのd線(波長=587.6nm(ナノメータ))に対する屈折率
n4:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する正レンズのd線に対する屈折率
R24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体での焦点距離
とする。
また、本発明の一実施形態による撮像装置は、前記本発明の一実施形態によるズームレンズと、該ズームレンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子を備える。
本発明によると、カメラ本体の小型化に寄与する。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
先ず、本発明ズームレンズについて説明する。
本発明ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群が配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の間隔が増大するように、すべてのレンズ群が光軸方向に移動して、少なくとも、前記第2レンズ群が物体側へ移動し、前記第3レンズ群が像側へ移動するとともに、被写***置が変化した際に、前記第3レンズ群の移動により、近距離合焦を行い、前記第1レンズ群が、像側に凹面を向け像側レンズ面が非球面で構成される負レンズ成分L11と、その像側に空気間隔を隔てて配置され、像側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズ成分L12により構成され、前記第2レンズ群が、正レンズ成分L21と、その像側に空気間隔を隔てて配置され両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズL22により構成され、前記第3レンズ群が、物体側レンズ面か像側レンズ面の少なくともいずれか一方が非球面である正レンズ成分L3により構成され、以下の条件式(1)を満足する。
(1)0.12<φ24・fw<0.22
但し、
φ24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の屈折力であり、以下の式で定義される
φ24=(n5−n4)/R24 (n5<n4)
n5:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する負レンズのd線に対する屈折率
n4:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する正レンズのd線に対する屈折率
R24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体での焦点距離
とする。
これによって、カメラ本体の小型化に寄与するズームレンズを得ることができる。
広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間の間隔が減少することにより、第2レンズ群の横倍率が変化して、レンズ系全体の焦点距離が変化する。第3レンズ群は光軸方向に移動することにより、レンズ位置状態が変化する際に発生する像面湾曲の変動を良好に補正する。
近距離合焦時に第3レンズ群を移動させることにより、鏡筒構造の簡略化を図ることができる。すなわち、第3レンズ群のレンズ径が小さいからである。
従来から、負正正3群ズームレンズは、各レンズ群同士の間隔を最小とするような状態で、カメラ本体内に格納する、所謂、沈胴式カメラに多く用いられてきた。
これら沈胴式カメラに用いられるズームレンズは、カメラ本体の薄型化を図るために、レンズ群の厚みの薄型化と同時に、レンズ全長の短縮化を図る必要があった。これは、沈胴式カメラにあっては、レンズを保持する鏡筒を光軸方向に移動させて、沈胴時に各鏡筒が重なるように構成して、本体内に収納するからである。
本発明ズームレンズにおいては、後述するように、第2レンズ群の横倍率を負に大きく用いることで、広角端状態におけるレンズ全長を従来に比べて短縮している。
しかしながら、単純に、第2レンズ群の横倍率を変化させた場合、広角端状態における画角が狭まってしまう、望遠端状態におけるレンズ全長が従来よりも大型化してしまう、望遠端状態において第1レンズ群と第2レンズ群との間の間隔を充分に確保できなくなってしまう、といった問題点が生じてしまう。これら問題点を解決する近道は、第1レンズ群と第2レンズ群の屈折力を強めることだが、そうすると今度は、製造時に発生する製造誤差によって、光学性能が著しく劣化してしまう、広角端状態において画角の変化に伴って発生する軸外収差が大きくなってしまう、という問題点が新たに生じてしまう。
そこで、本発明ズームレンズにおいては、第1レンズ群を負レンズL11及び正レンズL12の2枚のレンズで構成し、負レンズL11の像側レンズ面を非球面とし、第2レンズ群を正レンズL21及び正レンズと負レンズとの接合負レンズL22で構成し、第3レンズ群を正レンズL3で構成するとともに、以下の2点に着目することにより、上記問題点を解決し、製造時における組付誤差等の影響を小さくして安定した光学性能を確保することができる。
1)広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に第3レンズ群が像側へ移動する
2)接合面の屈折力を適切に設定する。
第1レンズ群を、負レンズL11とその像側に空気間隔を隔てて配置される正レンズL12とにより構成し、ダブレット構成とすることで、軸上収差、軸外収差を良好に補正することができる。また、負レンズL11の像側レンズ面を非球面にすることで、特に広角端状態で発生しやすい画角の変化に伴うコマ収差の変動を良好に補正することができる。
第2レンズ群を、正レンズL21と、その像側に空気間隔を隔てて配置された、正レンズと負レンズとの接合レンズL22とにより構成することで、広角端状態で発生しやすい負の歪曲収差を良好に補正することができる。
特に、製造時に発生する正レンズL21と接合レンズL22との間の相互倒れによる光学性能の劣化を防ぐために、接合レンズL22において正レンズの屈折率を負レンズの屈折率より高くして、接合面が物体側に凹面を向けるように設定することで、接合面が正の屈折力を有するようにして、正レンズの物体側レンズ面の曲率半径を緩めている。接合面が物体側に凹面を向けるように設定することで、接合面での軸外収差の発生も抑えることができる。
第3レンズ群は正レンズL3により構成される。正レンズL3は物体側レンズ面か像側レンズ面かの少なくともいずれか一方を非球面とすることで、特に、望遠端状態で画角の変化に伴って発生するコマ収差の変動を良好に補正することができる。
さらに、第3レンズ群を広角端状態では像面から離して配置することで、負の歪曲収差の発生を抑えることができる。また、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第3レンズ群を像側へ移動させ、第3レンズ群を通過する軸外光束の高さが変化することを利用して、レンズ位置状態の変化に伴う軸外収差の変動を良好に補正することができる。
なお、広角端状態だけでなく、望遠端状態でのレンズ全長も短縮することが考えられるが、各レンズ群の屈折力がより強まってしまい、製造時における組付誤差等の影響が大きくなり、安定した光学品質を確保することが難しい。そこで、本発明ズームレンズにおいては、広角端状態でのレンズ全長の短縮を主眼とした。
なお、好ましくは、開口絞りを、第1レンズ群と第2レンズ群との間に配置し、レンズ位置状態が変化する際に第2レンズ群と一体的に移動させることが望ましい。これによって、開口絞りが第1レンズ群の像側に配置されることになるため、負レンズL11の像側レンズ面が像側に凹面を向け、正レンズL12の像側レンズ面が像側に凹面を向けるようになり、広角端状態で発生する軸外収差を良好に補正することができる。そして、広角端状態では第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れて通過し、その結果、軸外収差と軸上収差とを独立して補正することができる。また、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と開口絞りとの間の距離が狭まることによって、第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸に近づき、その結果、レンズ位置状態が変化する際に発生する軸外収差の変動を良好に補正することができる。
前記条件式(1)は第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の屈折力を規定する条件式である。
従来から、第2レンズ群を正レンズ及び正レンズと負レンズとの接合負レンズで構成する場合、正レンズと接合負レンズとの相互倒れによる性能劣化が著しいという問題があった。これは、正レンズを構成する物体側レンズ面をR21、像側レンズ面をR22、接合レンズを構成する物体側レンズ面をR23、接合面をR24、像側レンズ面をR25とする時、R21、R22、R23の3つのレンズ面が正の屈折力を有して収斂作用を成し、接合面R24が色収差の補正作用を成し、レンズ面R25が負の屈折力を有して発散作用を成していた。従って、正レンズと接合レンズとが製造時に相互偏芯を起こした際に、収斂作用を有する3つの面のうち1つだけがズレることになり、光学性能が低下してしまっていた。特に、接合レンズの物体側レンズ面R23は物体側に強い凸面を向けているため、偏芯時に画面周辺部の性能低下を引き起こしてしまっていた。
そこで、本発明ズームレンズにおいては、色収差補正を主に行っていた接合レンズL22の接合面R24の正の屈折力を強めることで、物体側レンズ面R23の屈折力を弱めて、上記相互偏芯による光学性能の低下を軽減している。
条件式(1)の上限値を上回った場合、接合面R24の屈折力が強くなりすぎて、接合面で高次の負の球面収差が発生して、光学性能が低下してしまう。また、正レンズが研磨加工や心取り加工可能となるだけ、中心厚を増やさざるを得なく、小型化に反してしまう。
条件式(1)の下限値を下回った場合、前記した通り、接合面R24の正の屈折力が弱まり、接合レンズL22の物体側レンズ面R23の屈折力が強まるため、製造時に発生する正レンズL21と接合レンズL22との相互倒れによる光学性能の劣化が大きくなり、安定した光学性能を得ることが難しくなってしまう。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、広角端状態における軸外収差を抑え、光学性能をさらに向上させるために、r22を第1レンズ群中に配置される正レンズ成分L12の像側レンズ面の曲率半径として、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2)0.25<fw/r22<0.32
条件式(2)は第1レンズ群中の正レンズL12の形状を規定する条件式である。
条件式(2)の下限値を下回った場合、正レンズL12で広角端状態において発生する負の像面湾曲が大きくなりすぎてしまい、さらなる高性能化を図ることが難しくなってしまう。
逆に、条件式(2)の上限値を上回った場合、正レンズL12の主点位置が像側へ移動して、レンズ全長が大きくなってしまうため、好ましくない。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、広角端状態における軸上収差をより良好に補正して、更なる高画質化を図るために、r31を第2レンズ群中に配置される正レンズ成分L21の物体側レンズ面の曲率半径、r32を第2レンズ群中に配置される正レンズ成分L21の像側レンズ面の曲率半径として、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3)−0.5<(r31+r32)/(r31−r32)<−0.3
条件式(3)は第2レンズ群中に配置される正レンズL21の形状を規定する条件式である。
条件式(3)の上限値を上回った場合、正レンズL21の物体側レンズ面による収斂作用が弱まり、第2レンズ群の主点位置が像側に移動するため、レンズ全長の短縮化が難しくなってしまう。
逆に、条件式(3)の下限値を上回った場合、正レンズL21の物体側レンズ面による収斂作用が強まり、負の球面収差の補正が不足してしまう。
なお、正レンズL21の物体側レンズ面を非球面にすることで、負の球面収差を良好に補正することも可能だが、正レンズL21の物体側レンズ面の曲率が強まるに従って、負レンズの像側レンズ面の曲率も強まる。その結果、接合レンズL22で発生する正の球面収差が増大するため、正レンズL21と接合レンズL22との間の相互偏心による光学性能の低下を免れず、さらなる高画質化を図ることが難しくなってしまう。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、広角端状態でのレンズ全長を短縮化するために、β2wを広角端状態における第2レンズ群の横倍率、β2tを望遠端状態における第2レンズ群の横倍率として、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)1.3<β2w・β2t<1.5
条件式(4)は第2レンズ群の横倍率を規定する条件式である。
条件式(4)の下限値を下回った場合、広角端状態でのレンズ全長の短縮化が充分図れなくなってしまう。
条件式(4)の上限値を上回った場合、望遠端状態における第2レンズ群の横倍率が大きくなりすぎて、第1レンズ群と第2レンズ群の光軸方向での停止精度が極めて高まってしまう。停止精度が高まると、製造時の組付誤差によって生じる停止誤差によっても、像位置が光軸方向に変化してしまうため、フォーカス位置の検出精度が低下して、画像にボケが生じてしまう。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、さらなる小型化を実現するために、f3を第3レンズ群の焦点距離として、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)1.8<f3/fw<3
条件式(5)は第3レンズ群の焦点距離を規定する条件式である。
条件式(5)の上限値を上回った場合、近距離合焦時に必要な第3レンズ群の移動量が大きくなりすぎて、広角端状態において、被写***置が近づいた際に、第2レンズ群と第3レンズ群との間の間隔を充分に確保することができなくなってしまう。
条件式(5)の下限値を下回った場合、第3レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れて、第3レンズ群のレンズ径が大きくなりすぎて、小径化を阻害する。
前記したように、本発明及び本発明の実施形態によるズームレンズにあっては、全長の短縮、特に広角端における全長の短縮化及び小径化が可能である。そのため、本発明及び本発明の実施形態によるズームレンズはいわゆる沈胴式カメラに使用するのに好適であり、カメラ本体の薄型化と低背化に寄与する。
ここで、沈胴式カメラについて、少し説明する。
前記したように、従来から、負正正3群ズームレンズは、各レンズ群同士の間隔を最小とするような状態で、カメラ本体内に格納する、所謂、沈胴式カメラに多く用いられてきた。
これら沈胴式カメラに用いられるズームレンズは、カメラ本体の薄型化を図るために、レンズ厚の薄型化と同時に、レンズ全長の短縮化を図る必要があった。これは、レンズを保持し、光軸方向に移動させる鏡筒を複数の筒で構成して、沈胴時に各鏡筒が重なるようにして、本体内に収納するからである。
従来にあっては、カメラ本体の薄型化を図るために、広角端状態と望遠端状態でのレンズ全長がおおよそ同じ状態となるようにして、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群が一旦像側へ移動した後、物体側に移動するように構成していた。
第1レンズ群は第2レンズ群の横倍率が−1から0の範囲で像側へ移動して、−1より小さくなると物体側へ移動する。従って、負正正3群ズームレンズでは広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する途中に第2レンズ群の横倍率が−1となる位置を含んでいる。
沈胴式構造としては、例えば、図14に示す、3つの鏡筒A(第1レンズ群1gを支持)、B(第2レンズ群2gを支持)、C(第3レンズ群3gを支持)が重なり合い、2つの鏡筒A、Bが光軸方向に駆動される、2段沈胴式が知られている。なお、図14は右側に収納状態を、左側に使用状態を、それぞれ示す。
鏡筒Bは回転駆動されることで、鏡筒Cとの間に設けられたカム溝に沿って光軸方向に可動であり、沈胴状態から広角端状態までは鏡筒Bが光軸方向に繰り出され、広角端状態から望遠端状態までは鏡筒Bが光軸方向に固定される。鏡筒Aは鏡筒B内に設けられたカム溝に沿って光軸方向に可動であり、沈胴状態から広角端状態までは鏡筒Aが鏡筒Bに対して繰り出され、広角端状態から望遠端状態までは所定のカム軌道に従って光軸方向に駆動される。第2レンズ群2gは鏡筒Bの内壁に設けられたカム溝に沿って光軸方向に駆動される。
図15はB鏡筒内壁に設けられたA鏡筒を駆動するためのカム溝cgを示す概略図である。A鏡筒の外周3箇所に設けられた図示しないカムピンとB鏡筒内壁のカム溝cgとが摺動可能に嵌合する構造となっており、A鏡筒はB鏡筒の内側に位置した直進筒(図示せず)に形成された前後方向に延びる直進溝と前記カムピンとが摺動可能に係合することによって回転不能とされるため、B鏡筒内壁の回転により、カム溝cgに従って光軸方向に移動される構造である。
区間Sはカメラの電源を入れた際の駆動範囲であり、沈胴状態(図中Reset位置)から広角端状態(図中Wide位置)まで第1レンズ群1gを光軸方向に移動させる。区間Tは実使用時のズーム駆動範囲であり、広角端状態(図中Wide位置)から望遠端状態(図中Tele位置)まで第1レンズ群1gを光軸方向に移動させる。
前記した通り、従来は広角端状態と望遠端状態でのレンズ全長がほぼ一致していたため、沈胴状態から広角端状態までの第1レンズ群の移動量が大きく、そのため、B鏡筒の回転角が大きくなっていた。これは、少ない回転角で大きな移動量を得ようとすると、カム溝の傾斜角を大きくしなければならず、回転力を光軸方向への移動力として伝達するための負荷が非常に大きくなってしまう。
そのため、ある一定角度以上にはカム溝cgの傾斜角を大きくすることができないため、B鏡筒の外径を大きくする(つまり、図15では上下方向の長さを長くする)か、区間Sでの回転角を増やさざるを得ない。
また、広角端状態では、第1レンズ群の移動方向が逆転するため、図16に示すように、急激に角度が変化する箇所sdをRでつなぐ形状とせざるを得ず、区間TでのB鏡筒の回転角が小さくなると、広角端状態から望遠端状態に向かう開始部分でのカム溝の傾斜角が大きくなるため、Rでつなぐ範囲も広がってしまう。
前記した点から、従来のタイプのズームレンズを使用した沈胴式カメラにあっては、鏡筒を回転させて第1レンズ群1gを光軸方向に移動させるための負荷が非常に大きく、省電力化や小型化の点で課題があった。
本発明ズームレンズにあっては、広角端状態におけるレンズ全長を短縮することにより、図17に示すように、区間SにおけるB鏡筒の回転角を減らすことが可能となり、広角端状態から望遠端状態に向かう開始部分でのカム溝cgの傾斜角を小さくすることができるため、鏡筒を回転させるための負荷を減らすことができ、また、カム溝cgの傾斜角を小さくすることができる分、B鏡筒の鏡筒径を細くすることができ、省電力化及び小型化を図ることがでる。
次に、広角端状態におけるレンズ全長がカメラ高さに与える影響に関して説明する。図18はカメラ本体の正面図、図19はカメラ本体の側面図であり、レンズ位置状態は広角端状態である。
図19に示すように、撮影レンズLの上下方向の撮影範囲LAとファインダーVFの上下方向の視野範囲FAとはほぼ一致した状態となる。カメラ本体CBの高さCBhを低くする際に撮影レンズLに対してファインダーVFを近づけることが有効だが、視野範囲FA内に撮影レンズLの鏡筒先端Lfが視野に入り込む状態となってしまうため、カメラ本体CBhの高さを低くすることには限界がある。
また、カメラCMRはファインダーVF以外にも、ストロボSBやオートフォーカス用の補助光AF等、カメラCMRの撮影範囲に合わせた照明範囲を持つ投光系を備えており、ファインダーVFを備えていないカメラであっても、カメラ高さに制限があった。
カメラCMRの高さCBhを低くする具体的な方法としては、撮影レンズLの鏡筒径Ldを細くする、画角の広い広角端状態でのレンズ全長Llを短縮することが考えられる。
鏡筒径Ldを細くする場合、第3レンズ群は、射出瞳位置の制約があるため、小径化に限界がある。第1レンズ群は広角端状態におけるユーザーが使いやすい画角が存在するため、小径化に限界がある。第2レンズ群は画角が決まった上で、開放F値も使いやすいF値が存在するため、小径化に限界がある。無論、各レンズ群の構成枚数を減らす等、より小径化を図る手段はあるが、高画素化が進むにつれて、高性能化も必要であるため、必要最小限度のレンズ枚数以上は確保せざるを得ず、大幅な改善は期待できない。
そこで本発明及び本発明の実施形態によるズームレンズにあっては、広角端状態でのレンズ全長を短縮化することに着目している。
従来のズームレンズにあっては、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記した通り、広角端と望遠端とでほぼレンズ全長が一致していたため、広角端状態における第2レンズ群の横倍率をβ21w、望遠端状態における第2レンズ群の横倍率をβ21tとする時、
β21w・β21t≒1
となっていた。
本発明及び本発明の実施形態によるズームレンズにおいては、前記したように、第2レンズ群の横倍率を負に大きく用いることで、広角端状態におけるレンズ全長を従来に比べて短縮している。
これによって、沈胴式カメラにおいて、カメラ本体の薄型化及び低背化を可能にすることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、構成レンズ群のうち、1つのレンズ群全体、あるいは1つのレンズ群の一部を光軸にほぼ垂直な方向にシフトさせることにより、光学性能の低下が少ない状態で像をシフトさせることが可能である。
この像シフト可能なズームレンズを検出系、演算系、駆動系と組み合わせて、シャッターレリーズの際に発生する手ブレ等による像のブレを補正する、防振カメラとして機能させることが可能である。
検出系はカメラのブレ角を検出して、手ブレ情報を出力する。演算系は手ブレ情報に基づき、手ブレを補正するのに必要なレンズ位置情報を出力する。駆動系はレンズ位置情報に基づき、シフトレンズ群に駆動量を与える。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、非球面が使用されるが、非球面レンズとしては、ガラスモールドレンズ、ガラス研磨レンズの上に樹脂製の薄い非球面層を転写した複合型レンズ、あるいはプラスチックモールドレンズを適用することができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、レンズ系の像側にモアレ縞の発生を防ぐためにローパスフィルタを配置したり、受光素子の分光感度特性に応じて赤外カットフィルタを配置することが望ましい。
次に、本発明ズームレンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について図面及び表を参照して説明する。
なお、各実施の形態において非球面が導入されており、該非球面形状は、次の数1式によって定義されるものとする。
Figure 2008203449
なお、yは光軸からの高さ、xはサグ量、cは曲率、κは円錐定数、A、B、…は非球面係数である。
図1は本発明の各実施形態に係るズームレンズの屈折力配分を示しており、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1、正の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3が配置されて構成され、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の空気間隔は減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の空気間隔は増大するように、各レンズ群が移動する。この時、第1レンズ群G1は一旦像側へ移動した後、物体側へ移動し、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は像側へ移動し、第3レンズ群G3が各レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補正するように移動するとともに近距離合焦時に物体側へ移動する。
図2は本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズ1のレンズ構成を示すものである。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に位置した、像側に凹面を向けた負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12とにより構成される。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に位置した、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合負レンズL22とにより構成される。第3レンズ群G3は両凸形状の正レンズL3により構成される。第1レンズ群G1の負レンズL11は像側レンズ面上に薄いプラスチック製の非球面樹脂層が積層された複合型レンズである。また、第2レンズ群G2の物体側に近接して開口絞りSが位置し、該開口絞りSは、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2と共に移動する。像面IMGと第3レンズ群G3との間にはフィルタFLが配置される。
表1に第1の実施の形態に係るズームレンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデータを示す。なお、表1及び他のレンズデータを示す表において、「面番号」は物体側から数えてi番目の面であることを示し、「曲率半径」は物体側から数えて第i番目の面の曲率半径を示し、「面間隔」は物体側から数えて第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔を示し、「屈折率」は物体側に第i面を有する硝材のd線に対する屈折率を示し、「アッベ数」は物体側に第i面を有する硝材のd線に対するアッベ数を示す。そして、曲率半径に関し「0.0000」は当該面が平面であることを示し、面間隔に関し「(Di)」は当該面間隔が可変間隔であることを示す。
Figure 2008203449
第1レンズ群G1の負レンズL11の像側の樹脂面(第3面)、第2レンズ群G2の正レンズL21の両面(第7面、第8面)及び第3レンズ群G3の正レンズL3の像側面(第13面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例1における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表2に示す。なお、表2及び以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E-05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 2008203449
ズームレンズ1において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りS)との間の面間隔D5、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D11、第3レンズ群G3とフィルタFLとの間の面間隔D13が変化する。そこで、数値実施例1における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=1.632)及び望遠端状態(f=2.825)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表3に示す。
Figure 2008203449
数値実施例1の前記条件式(1)〜(5)の各条件を求めるための各数値及び各条件式対応値を表4に示す。
Figure 2008203449
図3乃至図5は数値実施例1の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図3は広角端状態(f=1.000)、図4は中間焦点距離状態(f=1.632)、図5は望遠端状態(f=2.825)における諸収差図を示す。
図3乃至図5の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例1は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
図6は本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズ2のレンズ構成を示すものである。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に位置した、像側に凹面を向けた負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12とにより構成される。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に位置した、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合負レンズL22とにより構成される。第3レンズ群G3は両凸形状の正レンズL3により構成される。また、第2レンズ群G2の物体側に近接して開口絞りSが位置し、該開口絞りSは、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2と共に移動する。像面IMGと第3レンズ群G3との間にはフィルタFLが配置される。
表5に第2の実施の形態に係るズームレンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 2008203449
第1レンズ群G1の負レンズL11の像側の面(第2面)、第2レンズ群G2の正レンズL21の物体側面(第6面)及び第3レンズ群G3の正レンズL3の像側面(第12面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例2における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表6に示す。
Figure 2008203449
ズームレンズ2において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りS)との間の面間隔D4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D10、第3レンズ群G3とフィルタFLとの間の面間隔D12が変化する。そこで、数値実施例2における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=1.702)及び望遠端状態(f=2.826)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表7に示す。
Figure 2008203449
数値実施例2の前記条件式(1)〜(5)の各条件を求めるための各数値及び各条件式対応値を表8に示す。
Figure 2008203449
図7乃至図9は数値実施例2の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図7は広角端状態(f=1.000)、図8は中間焦点距離状態(f=1.702)、図9は望遠端状態(f=2.826)における諸収差図を示す。
図7乃至図9の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例2は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
図10は本発明の第3の実施の形態に係るズームレンズ3のレンズ構成を示すものである。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に位置した、像側に凹面を向けた負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12とにより構成される。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に位置した、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合負レンズL22とにより構成される。第3レンズ群G3は両凸形状の正レンズL3により構成される。また、第2レンズ群G2の物体側に近接して開口絞りSが位置し、該開口絞りSは、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2と共に移動する。像面IMGと第3レンズ群G3との間にはフィルタFLが配置される。
表9に第3の実施の形態に係るズームレンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデータを示す。
Figure 2008203449
第1レンズ群G1の負レンズL11の像側の面(第2面)、第2レンズ群G2の正レンズL21の物体側面(第6面)及び第3レンズ群G3の正レンズL3の像側面(第12面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例3における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表10に示す。
Figure 2008203449
ズームレンズ3において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りS)との間の面間隔D4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔D10、第3レンズ群G3とフィルタFLとの間の面間隔D12が変化する。そこで、数値実施例3における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=1.702)及び望遠端状態(f=2.820)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表11に示す。
Figure 2008203449
数値実施例3の前記条件式(1)〜(5)の各条件を求めるための各数値及び各条件式対応値を表12に示す。
Figure 2008203449
図11乃至図13は数値実施例3の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図11は広角端状態(f=1.000)、図12は中間焦点距離状態(f=1.702)、図13は望遠端状態(f=2.820)における諸収差図を示す。
図11乃至図13の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例3は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
次に、本発明撮像装置について説明する。
本発明撮像装置は、ズームレンズと、該ズームレンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子を備え、前記ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群により構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の間隔が増大するように、すべてのレンズ群が光軸方向に移動して、少なくとも、前記第2レンズ群が物体側へ移動し、前記第3レンズ群が像側へ移動するとともに、被写***置が変化した際に、前記第3レンズ群の移動により、近距離合焦を行い、前記第1レンズ群が、像側に凹面を向け像側レンズ面が非球面で構成される負レンズ成分L11と、その像側に空気間隔を隔てて配置され、像側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズ成分L12により構成され、前記第2レンズ群が、正レンズ成分L21と、その像側に空気間隔を隔てて配置され両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズL22により構成され、前記第3レンズ群が、物体側レンズ面か像側レンズ面の少なくともいずれか一方が非球面である正レンズ成分L3により構成され、以下の条件式(1)を満足する。
(1)0.12<φ24・fw<0.22
但し、
φ24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の屈折力であり、以下の式で定義される
φ24=(n5−n4)/R24 (n5<n4)
n5:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する負レンズのd線に対する屈折率
n4:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する正レンズのd線に対する屈折率
R24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体での焦点距離
とする。
図20に本発明撮像装置の一実施形態によるデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
デジタルスチルカメラ10は、被写体像を光学的に取得するレンズ部20とレンズ部20で取得した被写体の光学像を電気的画像信号に変換し、且つ、該画像信号に種々の処理を施すと共にレンズ部を制御する機能を有するカメラ本体部30を備える。
レンズ部20は、レンズやフィルタ等の光学要素から成るズームレンズ21、ズーミングに際して変倍群を移動させるズーム駆動部22、フォーカス群を移動させるフォーカス駆動部23、開口絞りの開放度を制御するアイリス駆動部24を備える。そして、前記ズームレンズ21には、前記したズームレンズ1〜3の何れか、あるいはそれらの数値実施例、前記実施の形態や数値実施例で示した形態以外の形態で実施した本発明ズームレンズを適用することが出来る。
カメラ本体部30にはズームレンズ21で形成された光学像を電気信号に変換する撮像素子31を備える。
前記撮像素子31には、例えば、CCDやCMOSなどが適用可能である。撮像素子31から出力された電気的画像信号は画像処理回路32で各種処理を施された後、所定の方式でデータ圧縮され、画像データとして画像メモリー33に一時保存される。
カメラ制御CPU(Central Processing Unit)34はカメラ本体部30及びレンズ部20の全体を統括的に制御するものであり、前記画像メモリー33に一時的に保存された画像データを取り出し、液晶表示装置35に表示したり、外部メモリー36に保存したりする。また、外部メモリー36に保存されている画像データを読み出して液晶表示装置35に表示する。
シャッターレリーズスイッチ、ズーミングスイッチ、等の操作部40からの信号がカメラ制御CPU34に入力され、該操作部40からの信号に基づいて各部を制御する。例えば、シャッターレリーズスイッチが操作されると、カメラ制御CPU34からタイミング制御部37へ指令が出され、ズームレンズ21からの光線が撮像素子31に入力され、且つ、タイミング制御部37によって撮像素子31の信号読み出しタイミングが制御される。
ズームレンズ21の制御に関する信号、例えば、AF(Auto Focus)信号、AE(Auto Exposure)信号、ズーミング信号等はカメラ制御CPU34からレンズ制御部38に送られ、レンズ制御部38によってズーム駆動部22、フォーカス駆動部23、アイリス駆動部24が制御されて、ズームレンズ21が所定の状態になる。
なお、上記実施の形態では、撮像装置をデジタルスチルカメラとして示したが、これに限らずデジタルビデオカメラとして適用することも出来、さらには、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報機器に組み込まれたカメラ部等にも適用することが出来る。
また、前記各実施の形態において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例にすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
本発明ズームレンズの実施の形態における屈折力配置を示す図である。 本発明ズームレンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図4及び図5と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図8及び図9と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図12及び図13と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 沈胴式カメラにおけるレンズ鏡筒構造を示す概略断面図である。 従来の沈胴式カメラの鏡筒内面に形成されるカム溝の形状を示す図である。 図15に示したカム溝の一部を拡大して示す図である。 本発明の一実施形態によるズームレンズを使用した沈胴式カメラの鏡筒内面に形成されるカム溝の形状を示す図である。 図19と共に沈胴式カメラにおける問題点を説明するための沈胴式カメラの外観を示すものであり、本図は概略正面図である。 概略側面図である。 本発明撮像装置の一実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、L11…負レンズ成分、L12…正レンズ成分、G2…第2レンズ群、L21…正レンズ成分、L22…接合レンズ、G3…第3レンズ群、L3…正レンズ成分、10…デジタルスチルカメラ(撮像装置)、21…ズームレンズ、31…撮像素子

Claims (6)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群が配置されて構成され、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の間隔が増大するように、すべてのレンズ群が光軸方向に移動して、少なくとも、前記第2レンズ群が物体側へ移動し、前記第3レンズ群が像側へ移動するとともに、
    被写***置が変化した際に、前記第3レンズ群の移動により、近距離合焦を行い、
    前記第1レンズ群が、像側に凹面を向け像側レンズ面が非球面で構成される負レンズ成分L11と、その像側に空気間隔を隔てて配置され、像側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズ成分L12により構成され、
    前記第2レンズ群が、正レンズ成分L21と、その像側に空気間隔を隔てて配置され両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズL22により構成され、
    前記第3レンズ群が、物体側レンズ面か像側レンズ面の少なくともいずれか一方が非球面である正レンズ成分L3により構成され、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1)0.12<φ24・fw<0.22
    但し、
    φ24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の屈折力であり、以下の式で定義される
    φ24=(n5−n4)/R24 (n5<n4)
    n5:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する負レンズのd線(波長=587.6nm(ナノメータ))に対する屈折率
    n4:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する正レンズのd線に対する屈折率
    R24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の曲率半径
    fw:広角端状態におけるレンズ系全体での焦点距離
    とする。
  2. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (2)0.25<fw/r22<0.32
    但し、
    r22:第1レンズ群中に配置される正レンズ成分L12の像側レンズ面の曲率半径
    とする。
  3. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (3)−0.5<(r31+r32)/(r31−r32)<−0.3
    但し、
    r31:第2レンズ群中に配置される正レンズ成分L21の物体側レンズ面の曲率半径
    r32:第2レンズ群中に配置される正レンズ成分L21の像側レンズ面の曲率半径
    とする。
  4. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (4)1.3<β2w・β2t<1.5
    但し、
    β2w:広角端状態における第2レンズ群の横倍率
    β2t:望遠端状態における第2レンズ群の横倍率
    とする。
  5. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (5)1.8<f3/fw<3
    但し、
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  6. ズームレンズと、該ズームレンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子を備えた撮像装置であって、
    前記ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群により構成され、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の間隔が増大するように、すべてのレンズ群が光軸方向に移動して、少なくとも、前記第2レンズ群が物体側へ移動し、前記第3レンズ群が像側へ移動するとともに、
    被写***置が変化した際に、前記第3レンズ群の移動により、近距離合焦を行い、
    前記第1レンズ群が、像側に凹面を向け像側レンズ面が非球面で構成される負レンズ成分L11と、その像側に空気間隔を隔てて配置され、像側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズ成分L12により構成され、
    前記第2レンズ群が、正レンズ成分L21と、その像側に空気間隔を隔てて配置され両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズL22により構成され、
    前記第3レンズ群が、物体側レンズ面か像側レンズ面の少なくともいずれか一方が非球面である正レンズ成分L3により構成され、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とする撮像装置。
    (1)0.12<φ24・fw<0.22
    但し、
    φ24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の屈折力であり、以下の式で定義される
    φ24=(n5−n4)/R24 (n5<n4)
    n5:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する負レンズのd線に対する屈折率
    n4:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22を構成する正レンズのd線に対する屈折率
    R24:第2レンズ群中に配置される接合レンズL22の接合面の曲率半径
    fw:広角端状態におけるレンズ系全体での焦点距離
    とする。
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