JP2008201904A - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents

半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 Download PDF

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貴大 内田
Toshimichi Suzuki
利道 鈴木
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Abstract

【課題】無機質充填剤の含有量が高いにもかかわらず、成形流動時の粘度が低く、成形後において、硬化体は低応力であり、耐半田リフロー性および熱伝導性に優れる半導体封止用エポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記の(A)〜(E)成分を含有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物である。(A)エポキシ樹脂。(B)フェノール樹脂。(C)樹脂組成物全体に対し80重量%を超え、90重量%未満の無機質充填剤。(D)エポキシ当量5000〜15000のポリオキシエチレン単位及び又はポリプロピレン単位からなるポリアルキレンエーテル鎖を側鎖に有し、又グリシジル基を側鎖に有するポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物。(E)トリアリールホスフィン。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置に関するものであって、詳しくは、無機質充填量が多いにもかかわらず、成形流動時には低粘度であり、成形後においては、低応力で耐半田リフロー性に優れる半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置に関するものである。
従来から、トランジスター,IC等の半導体素子は、外部環境からの保護の観点および半導体素子のハンドリングを簡易にする観点から、プラスチックパッケージ等により封止され、半導体装置化されている。そして、上記プラスチックパッケージの代表例としては、TO−220パッケージがあげられる。このTO−220パッケージは、一般に、3ピンの端子を有し、ヒートシンクへの接続用の孔付き金属タブを上部に持つものであり、トランジスターなど発熱の大きな半導体素子の封止形態として利用されている。このようなパッケージでは、高い熱伝導性が求められるため、一般に、無機質充填剤の量を多くすることにより対応することがなされている。そして、上記プラスチックパッケージに用いられる封止材料としては、一般に、エポキシ樹脂組成物が使用されている(特許文献1参照)。
特開2004−39670号公報
そこで、上記封止材料を形成するエポキシ樹脂組成物に、高弾性の無機質充填剤を高含有すると、これにより得られる封止樹脂(硬化体)の弾性率は高くなる。このため、リードフレームや半導体素子と、封止樹脂との、線膨張係数の差によって内部応力が高くなってしまい、封止樹脂のリードフレームからの剥離、封止樹脂の割れなどが発生することがあった。これらの不具合を防止するため、一般には、硬化体の低応力化を図るべくゴム粒子などの低応力物質の添加が行われている。しかし、この手法によると、高粘度の状態において、さらにゴム粒子等を添加することになるため、エポキシ樹脂組成物の粘度が上昇し、成形等が困難になるという不具合があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、無機質充填剤の含有量が高いにもかかわらず、成形流動時の粘度が低く、成形後において、硬化体は低応力であり、耐半田リフロー性および熱伝導性に優れる半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、下記の(A)〜(E)成分を含有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物を第一の要旨とする。
(A)エポキシ樹脂。
(B)フェノール樹脂。
(C)樹脂組成物全体に対し80重量%を超え、90重量%未満の無機質充填剤。
(D)エポキシ当量5000〜15000の下記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物。
Figure 2008201904
(E)トリアリールホスフィン。
そして、本発明は、上記半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を樹脂封止してなる半導体装置を第二の要旨とする。
すなわち、本発明者らは、無機質充填剤が高含有量であるにもかかわらず、成形流動時の粘度を低くし、かつ、成形後においては耐半田リフロー性で熱伝導性に優れた低応力の封止材料を得るため、一連の研究を行った。その過程で、低粘度化を図るため、シリコーンオイルを添加することに想起し、さらに研究を重ねた結果、半導体封止用エポキシ樹脂組成物として、親水性のアルキレングリコール鎖を有するシリコーンオイルとともに、疎水性のトリアリールホスフィンを用いると、三次元架橋が抑制されることを見出し本発明に到達した。この三次元架橋の抑制により、上記半導体封止用エポキシ樹脂組成物よりなる硬化体の、ガラス転移温度以上の温度領域における弾性率が低下するとともに、その硬化体のガラス転移温度自体が低下するようになる。これらによって、低弾性率帯が広がり、硬化体の低応力化がより実現される。
このように、本発明は、無機質充填剤(C成分)を特定の高含有の割合で含有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物であって、特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(D成分)およびトリアリールホスフィン(E成分)を含有してなるエポキシ/フェノール系の半導体封止用樹脂組成物である。このため、無機質充填剤の含有量が高いにもかかわらず、成形流動時の粘度が低く、成形後の硬化体は、低応力であり、耐半田リフロー性および熱伝導性に優れる、信頼性の高い半導体装置が得られるようになる。
また、上記特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(D成分)の配合量が、半導体封止用エポキシ樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%であると、流動性および成形性により一層優れるようになる。
本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物(以下、「半導体封止用樹脂組成物」という)は、エポキシ樹脂(A成分)と、フェノール樹脂(B成分)と、特定の配合量の無機質充填剤(C成分)と、特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(D成分)と、硬化促進剤であるトリアリールホスフィン(E成分)とを用いて得られるものであって、通常、粉末状もしくはこれを打錠したタブレット状になっている。
上記エポキシ樹脂(A成分)としては、特に限定されるものではなく、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂等の各種エポキシ樹脂があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。そして、これらエポキシ樹脂の中でも、特に融点もしくは軟化点が室温を超えており、室温下では固形状もしくは高粘度の液状を示すものを用いることが好ましい。例えば、上記フェノールノボラック型エポキシ樹脂としては、通常、エポキシ当量150〜250、軟化点50〜130℃のものが好適に用いられ、また、上記クレゾールノボラック型エポキシ樹脂としては、エポキシ当量180〜210、軟化点60〜110℃のものが好適に用いられる。
上記エポキシ樹脂(A成分)とともに用いられるフェノール樹脂(B成分)は、上記エポキシ樹脂の硬化剤としての作用を奏するものであれば特に限定するものではなく従来公知の各種フェノール樹脂が用いられる。例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。これらフェノール樹脂としては、水酸基当量が70〜150、軟化点が50〜110℃のものを用いることが好ましい。そして、上記エポキシ樹脂(A成分)とフェノール樹脂(B成分)との好適な組み合わせとしては、エポキシ樹脂(A成分)としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いる場合は、フェノールノボラック樹脂を用いることが好ましい。
上記エポキシ樹脂(A成分)とフェノール樹脂(B成分)との配合割合は、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量あたり、フェノール樹脂中の水酸基が0.5〜2.0当量となるように配合することが好ましい。より好ましくは0.8〜1.2当量である。
上記A成分およびB成分とともに用いられる上記無機質充填剤(C成分)としては、特に限定されるものではなく、従来公知のものが用いられる。例えば、石英ガラス粉末、シリカ粉末、カーボンブラック、アルミナ粉末、タルク等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかでも高熱伝導性が必要な用途では、アルミナ粉末や結晶シリカの破砕粉末を用いることが好ましく、信頼性が重要な場合には、結晶シリカの破砕粉末(以下、「破砕結晶シリカ粉末)という)を用いることが特に好ましい。この種の破砕粉末は、粒子の形状に凸凹があり、そのまま用いると半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなる傾向がみられる。したがって、好適には、破砕結晶シリカ粉末の角部を研磨して除去したり、または、研磨前の破砕結晶シリカ粉末と、球状の無機質粉末とを併用して流動性の改善を実現することが行われている。球状の無機質粉末としては、その入手の容易性、粒子径の多様性、イオン性不純物などが少ない等の点から、球状溶融シリカ粉末が好ましく利用できる。また、静電気対策の点から、カーボンブラックを添加することが好ましい。なかでも、凝集抑制効果の点から、窒素吸着比表面積が30〜150m2 /g、静電気特性やレーザーマーク性の点から、DBP吸収量が5〜150ml/100gのカーボンブラックであることが特に好ましい。
上記無機質充填剤(C成分)の平均粒子径は、5〜100μmであることが好ましく、特に好ましくは、10〜50μmであり、さらに好ましくは、10〜30μmである。カーボンブラックは、通常、一次粒子径は微細であるが、凝集して2次粒子となっているため、この2次粒子の粒子径を、上記無機質充填剤の粒子径とする。粒子径が上記下限値未満であると、半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなるため、成形が困難となり、充填できる無機質充填剤の量が少なくなるため、成形品の熱伝導性が低くなってしまう傾向がみられる。逆に、粒子径が上記上限値を超えると、金型の樹脂注入ゲート部に詰まったり、パッケージ中の薄厚部分に進入できなくなったりするため、気泡の発生要因となり、パッケージの外観も流動縞などが生じる傾向がみられ好ましくない。そこで、最大粒子径としては、250μm以下であることが好ましく、特に好ましくは200μm以下である。
無機質充填剤(C成分)の中でも、特に、破砕結晶シリカ粉末の平均粒子径は、5〜80μmであることが好ましく、特に好ましくは10〜60μmである。また、上記破砕結晶シリカ粉末とともに好ましく用いられる球状溶融シリカ粉末の平均粒子径は、最密充填構造の点から、0.5〜10μmであることが好ましい。また、カーボンブラックの2次粒子の平均粒子径は、1〜30μmであることが好ましく、特に好ましくは3〜10μmである。なお、1次粒子の平均粒子径としては、15〜70nm、好ましくは20〜60nmである。
上記無機質充填剤(C成分)の平均粒子径の測定は、母集団から任意の測定試料を取り出し、市販のレーザー式の粒度分布測定装置を用いて、レーザー光が横断する細管に、無機質充填剤を水に分散させたものを通過させて、光の遮断状況から求める方法で測定することが行われる。より好ましくは、粒子形状写真から画像処理で平均粒子径を算出する顕微鏡型の装置を用いる。この装置では、粒子形状を画像として見ることができるため、破砕結晶シリカ粉末などを観察するのに有用である。また、上記無機質充填剤(C成分)の最大粒子径は、上記レーザー式の粒度分布図から概数を把握することができるが、好ましくは開口サイズの決まった篩を利用して、篩上に残るものの有無で判断する。
上記無機質充填剤(C成分)を2種以上併せて用いる場合には、均一性を確保するため、事前に無機質充填剤同士のみを混合しておくことが好ましい。
そして、上記無機質充填剤(C成分)全体の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の80重量%を超え、90重量%未満の範囲に設定する。すなわち、C成分の配合量が上記下限値以下であると、熱伝導性に劣り、逆に、C成分の配合量が上記上限値以上であると、半導体封止用樹脂組成物の流動性が著しく低下し成形性に問題が生じるからである。
破砕結晶シリカ粉末と溶融球状シリカ粉末とを併用する場合において、これらの配合割合は、上記範囲内において自由に選択可能であるが、熱伝導性および流動性のバランスの点から、重量比で、破砕結晶シリカ粉末/溶融球状シリカ粉末=98/2〜80/20の範囲が好ましく、特に好ましくは95/5〜85/15の範囲である。
上記A〜C成分とともに用いられるD成分である特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(以下、「シリコーン化合物」という)は、下記一般式(1)で示されるものである。通常、ポリアルキレンエーテル骨格(上記一般式(1)中、「A」で示される部分)と、ポリジメチルシロキサン骨格(上記一般式(1)中、「−Si(CH3 2 −0−」で示される部分)との分子量比の関係から、エポキシ当量5000〜15000のエポキシ−ポリエーテル変性シリコーンが用いられる。エポキシ当量が、上記下限値未満であると、離型性が低下し、逆に、エポキシ当量が上記上限値を超えると、上記D成分のシリコーン化合物が、硬化体から脱離しやすくなり、成形物の外観を悪化させるからである。また、分子量は、4000〜50000であることが好ましい。
Figure 2008201904
上記シリコーン化合物(D成分)は、従来公知の製法により得られるものである。例えば、末端を形成するトリメチルメトキシシラン、エポキシ基成分であるγ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、ジメチルシロキサン骨格を形成するため環状のオクタメチルシクロ−1,3,5,7−テトラシロキサン、および、メチルジメトキシハイドロジェンシランを所定の配合比率で配合し、開環・脱アルコール縮重合することにより、1次生成物を得る。この1次生成物にアリルポリアルキレンエーテルを加え、白金触媒の存在下にSi−HとC=C結合とを付加反応させ、ポリアルキレンエーテル骨格を上記1次生成物の側鎖に導入して目的生成物を得るという方法等があげられる。
上記1次生成物に添加するアリルポリアルキレンエーテルは、アリルアルコールと、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフランなどの環状エーテルとの開環付加反応で得られ、アリルエーテルを末端にしたそれぞれの単体重合体、あるいは、ランダム共重合体、ブロック共重合体よりなる。一般的には、エチレンオキサイド重合体、プロピレンオキサイド重合体、あるいは、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとのランダム共重合体を付加したアリルエーテル化合物が主に市販されている。その市販品の分子量は、350〜3000程度である。また、耐水性の点から、側鎖メチル基を有するプロピレンオキサイドの重合体構造を有するものが好ましいが、耐水性と粘度の双方を満たす点からは、このプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとの共重合体がより好ましい。
この際のシリコーン化合物(D成分)は、その同一分子中に、ポリアルキレンエーテル側鎖を複数有するものが好ましい。半導体封止用樹脂組成物中への固定や、半導体封止用樹脂組成物の流動性の制御に有効だからである。
上記シリコーン化合物(D成分)におけるポリジメチルシロキサン骨格は、通常、環状のジメチルシロキサン化合物の開環により作られる。このため、テトラシロキサン等が主鎖中に分散あるいは連続的に分布することとなり、それを用いた半導体封止用樹脂組成物において、離型性が均一に分布するようになる。また、その半導体封止用樹脂組成物の金型内での流れもスムーズにすることができる。
上記シリコーン化合物(D成分)の一分子中における1つのポリアルキレンエーテル骨格の分子量は、500〜1500が好ましい。上記下限値未満であると樹脂成分との相溶性が悪くなる傾向がみられ、逆に、上記上限値を超えると、離型性が低下したり、半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなる傾向がみられるからである。そして、一分子中のジメチルシロキサン骨格の合算分子量は、ポリアルキレンエーテル骨格の合算分子量の1〜10倍であることが好ましい。特に好ましくは2〜5倍である。すなわち、ジメチルシロキサン骨格の合算分子量が、上記下限値未満であると、離型性が悪くなる傾向がみられるとともに、シリコーン化合物(D成分)の粘度が高くなる傾向がみられる。そのため、これに付随して半導体封止用樹脂組成物の粘度も高くなる傾向がみられる。逆に、ジメチルシロキサン骨格の合算分子量が、上記上限値を超えると、エポキシ樹脂との相溶性が低下して分離するため、成形物の外観が悪くなる傾向がみられるからである。
上記シリコーン化合物(D成分)の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%の割合に設定することが好ましく、より好ましくは0.1〜0.5重量%である。すなわち、上記シリコーン化合物(D成分)の配合量が、上記下限値未満であると、流動性が低下する傾向がみられる。また、上記上限値を超えると、半導体封止用樹脂組成物の粘度が上昇し、成形物の外観が不良となる傾向がみられるだけでなく、半導体封止用樹脂組成物の電気抵抗が低下することから、半導体装置の信頼性が低下する傾向がみられるからである。
上記シリコーン化合物(D成分)は、半導体封止用樹脂組成物を構成する有機成分と予備反応させて用いてもよいし、また、各成分の混合時にそのまま添加してもよい。
本発明においては、上記A〜D成分とともに硬化促進剤としてトリアリールホスフィン(E成分)が用いられる。上記トリアリールホスフィンとしては、特に限定されるものではないが、例えば、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、ジフェニルモノトリルホスフィン、トリ(エチルフェニル)ホスフィン、トリ(メトキシフェニル)ホスフィン等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
上記トリアリールホスフィン(E成分)は、上記シリコーン化合物(D成分)のポリアルキレンエーテル骨格との相溶性が低いものが好ましく、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の官能基を有さない疎水性のものが好ましい。これに対し、アルコキシ基は有していてもよいが、アルコキシ基を有さないものに比べて親水性が高くなるため、賞用されるものではない。また、塩構造も親水性が高くなるため、有さないことが好ましい。
本発明において、上記トリアリールホスフィン(E成分)を上記シリコーン化合物(D成分)とともに用いることにより、本発明の半導体封止用樹脂組成物の硬化体を低応力化することができる。この点、本発明に係るシリコーン化合物(D成分)のみを用いる場合であっても、これを半導体封止用樹脂組成物に含有させると、液滴状に分散する傾向にあるため、硬化体においてそれ自体が応力を緩和させる傾向にある。しかし、本発明では、このD成分に加えて、トリアリールホスフィン(E成分)を併用するため、シリコーン化合物(D成分)における親水性のポリアルキレンエーテル鎖が、エポキシ樹脂とフェノール樹脂との反応で生じる水酸基の周囲を取り囲んで保護することとなり、疎水性である硬化促進剤のトリアリールホスフィンは水酸基に接触できず、水酸基への反応が抑制され、鎖状高分子が得られやすくなる。なお、同じ水酸基であっても、一般にフェノール樹脂の水酸基はその周囲に疎水性基が多いのに対し、エポキシ樹脂とフェノール樹脂との反応で生じる水酸基ではその周囲の親水性が高いため、エポキシ樹脂とフェノール樹脂との反応で生じる水酸基が、優先的に、D成分のポリアルキレンエーテル鎖に取り囲まれ保護されると考えられる。これによって、三次元架橋が抑えられるため、硬化体のガラス転移温度以上の温度領域における弾性率が低下するとともに、その硬化体のガラス転移温度自体も低下するため、硬化体をより一層低応力化することができるようになる。
また、ゴム粒子の添加により低応力化を図る場合には、半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなるのに対し、本発明に係るD成分およびE成分を併せて低応力化を図る場合には、粘度は逆に低下するようになり、成形性が向上するようになる。
上記トリアリールホスフィン(E成分)の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%に設定することが好ましい。半導体封止用樹脂組成物の流動性の観点から、特に好ましくは、0.1〜0.3重量%である。すなわち、上記下限値未満では、目的とするエポキシ樹脂(A成分)とフェノール樹脂(B成分)との硬化反応が進み難いため、必要とする硬化性を得ることが困難となり、上記上限値を超えると、硬化反応が速過ぎて成形性を損なう傾向がみられるからである。
このようなトリアリールホスフィン(E成分)を用いる場合には、上記効果に加えて、本発明の半導体封止用樹脂組成物の硬化体の外観性が優れるという効果を奏する。これは、アミン系、イミダゾール系などの親水性の高い硬化促進剤を用いると、硬化体の外観が荒れ、白っぽく見られるのに対し、本発明に係る疎水性のトリアリールホスフィンを用いると、上記のような外観にならず、色の深み、光沢性に優れるようになるからである。
なお、本発明の半導体封止用樹脂組成物には、上記A〜E成分以外に必要に応じて、シランカップリング剤、ブロム化エポキシ樹脂等のハロゲン系の難燃剤、三酸化アンチモン等の難燃助剤、顔料、表面処理剤等の他の添加剤を適宜配合することができる。
上記シランカップリング剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のエポキシ系シランカップリング剤、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノ系シランカップリング剤、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のメルカプト系シランカップリング剤等があげられる。これらの中では、接着性が優れるとともに保存安定性に優れ、反応時の樹脂の増粘化を抑えるという観点から、エポキシ系シランカップリング剤やメルカプト系シランカップリング剤が好ましい。これらは、単独でもしくは2種以上併せて用いることができる。
シランカップリング剤の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.05〜5.0重量%の割合に設定することが好ましい。接着力の点から、特に、0.1〜2.0重量%がより好ましい。
本発明の半導体封止用樹脂組成物は、例えば、つぎのようにして製造することができる。すなわち、上記A〜E成分および必要に応じて、他の添加剤を常法に準じて適宜配合した後、予備混合する。ついで、予備混合したものをミキシングロールや押し出し式の混練機等を用いて加熱状態で溶融混練した後、これを室温下で冷却固化させる。その後、公知の手段によって粉砕し、必要に応じて打錠するという一連の工程により目的とする半導体封止用樹脂組成物を製造することができる。
なお、上記各成分の混合に先立って、シリコーン化合物(D成分)およびトリアリールホスフィン(E成分)等の少なくとも一方を、エポキシ樹脂(A成分)およびフェノール樹脂(B成分)の少なくとも一方と、事前に混合させることが、樹脂中での分散性を均一にすることができるため好ましい。特に、シリコーン化合物(D成分)を、フェノール樹脂(B成分)と溶融混合を行うことが好ましい。これは、溶融混合により得られたフェノール樹脂が、シリコーン化合物(D成分)により一部変性された生成物となることから、シリコーン化合物(D成分)が樹脂から分離しにくくなり、離型性の点から有利となるためである。さらに、シリコーン化合物(D成分)とトリアリールホスフィン(E成分)とを併用して事前に樹脂の一部と溶融混合しておくと、分散性がさらに高まりより好ましい。このような事前混合物に残りの各成分を配合した後、上記同様の製法に従い製造することもできる。
このような半導体封止用樹脂組成物を用いての半導体素子の封止方法は、特に限定するものではなく、通常のトランスファー成形等の公知のモールド方法により行うことができ、半導体装置化することができる。
このようにして得られる半導体装置としては、半導体封止用樹脂組成物中に含まれる前記一般式(1)で示されるシリコーン化合物(D成分)およびトリアリールホスフィン(E成分)により、半導体封止用樹脂組成物が低粘度となり、充填剤が高含有量となっても、成形時の流動性、成形性に優れるようになる。このため、成形品の熱伝導性が高く、発熱量の大きな高電圧、高電流素子等の封止に適している。また、シリコーン化合物(D成分)において、ポリアルキレンエーテル側鎖を有するため、フレーム等との接着性に優れ、半導体パッケージ内部において剥離が生じにくいものとなる。さらに、吸湿処理しても絶縁抵抗は高く、高温での信頼性に優れた半導体パッケージとなり、得られる半導体装置としては信頼性の高いものとなる。
このようにして得られる半導体装置としては、ICやLSI等の半導体装置等があげられる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例および比較例に先立って下記に示す各成分を準備した。
〔エポキシ樹脂(A成分)〕
オルトクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量200、軟化点60℃)
〔フェノール樹脂(B成分)〕
フェノールノボラック型フェノール樹脂(フェノール性水酸基当量105、軟化点85℃)
〔無機質充填剤a(C成分)〕
破砕結晶シリカ粉末(角取り加工品、平均粒子径20μm、最大粒子径180μm、粒度分布にて50μm付近と0.9μm付近にピーク高さ比5:2の2つの極大を有する)
〔無機質充填剤b(C成分)〕
球状溶融シリカ粉末(平均粒子径30μm、最大粒子径180μm、粒度分布にて45μm付近と1μm付近にピーク高さ比20:1の2つの極大を有する)
〔無機質充填剤c(C成分)〕
カーボンブラック(平均粒子径25nm、窒素吸着比表面積110m2 /g、DBP吸着量100cm3 /100g)
〔シリコーン化合物a(比較例用)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔重量平均分子量(GPC、ポリスチレン換算)(以下、重量平均分子量を「分子量」と略す):8000、エポキシ当量4000(y=2)、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの1:1ランダム重合体部分の分子量は、平均1000のものが1分子あたり4個(z=4)、残りの約4000がジメチルシロキサン骨格(x=52)であり、粘度2Pa・s(20poise)〕
〔シリコーン化合物b(D成分)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:15000、エポキシ当量5000(y=3)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均500のものが1分子あたり10個(z=10)、残りの約10000がジメチルシロキサン骨格(x=130)であり、粘度2.5Pa・s(25poise)〕
〔シリコーン化合物c(D成分)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:40000、エポキシ当量10000(y=4)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均1500のものが1分子あたり8個(z=8)、残りの約28000がジメチルシロキサン骨格(x=380)であり、粘度5Pa・s(50poise)〕
〔シリコーン化合物d(D成分)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:3000、エポキシ当量15000(y=2)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均1000のものが1分子あたり5個(z=5)、残りの約25000がジメチルシロキサン骨格(x=330)であり、粘度3.8Pa・s(38poise)〕
〔シリコーン化合物e(比較例用)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:60000、エポキシ当量20000(y=3)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均2000のものが1分子あたり20個(z=20)、残りの約20000がジメチルシロキサン骨格(x=260)であり、粘度12Pa・s(120poise)〕
〔硬化促進剤a(E成分)〕
トリフェニルホスフィン
〔硬化促進剤b(E成分)〕
トリトリルホスフィン
〔硬化促進剤c(比較例用)〕
1,5−ジアザビシクロ(4.3.0)ノネン−5(DBN、サンアプロ社製)
〔シランカップリング剤〕
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
〔実施例1〜12、比較例1〜6〕
下記の表1〜3に示す各成分を同表に示す割合で配合し、90〜110℃に加熱したロール混練機に3分間かけて溶融混練することにより溶融物を作製した。つぎに、この溶融物を冷却した後粉砕し、さらにタブレット状に打錠することにより目的とする実施例・比較例用の半導体封止用樹脂組成物を得た。なお、無機質充填剤(C成分)の含有量について、半導体封止用樹脂組成物全体に対する重量%(小数点以下を四捨五入し、整数値化したもの)を表1〜3に併せて示す。
Figure 2008201904
Figure 2008201904
Figure 2008201904
このようにして得られた各半導体封止用樹脂組成物を用い、下記の試験方法にしたがって、測定・評価した。これらの結果を後記の表4〜6に示す。また、結果に伴うこれらの評価を表4〜6に併せて示す。
〔260℃での曲げ弾性率〕
上記半導体封止用樹脂組成物を用い、TOWA社製トランスファー成形機にて、175℃で2分間成形後、乾燥機内で、175℃で5時間後硬化して、10mm×4mm×90mmの試験片となる成形物を作製した。恒温槽付き万能試験機(オートグラフ、島津製作所社製)を利用して、三点曲げ評価法により測定し、260℃における曲げ弾性率の結果を求めた(JIS K6911に準拠)。そして、曲げ弾性率が1.5GPa未満であると◎、1.5GPa以上1.8GPa未満であると○、1.8GPa以上2.0GPa未満であると△、2.0GPa以上であると×として評価した。
〔ガラス転移温度〕
上記半導体封止用樹脂組成物を用い、上記測定と同様の硬化条件により、5mm×5mm×20mmの試験片となる成形物を作製した。熱機械的測定装置(TMA MJ800GM、リガク社製)を利用して、成形物の長さの変化を測定し、線膨張係数の変曲点をガラス転移温度とした。そして、ガラス転移温度が150℃未満であると◎、150℃以上156℃未満であると○、156℃以上160℃未満であると△、160℃以上であると×として評価した。
〔銅フレーム接着性〕
銅フレーム板上に、略円錐台状の半導体封止用樹脂組成物を、銅フレーム板と半導体封止用樹脂組成物との接着面積が25mm2 となるよう載置し、その状態で上記測定と同様の硬化条件により加熱した。ついで、図1に示すように、サンプル固定治具3内に、上記銅フレーム板1と接着した半導体封止用樹脂組成物の硬化体2を嵌め込み、試験機(オートグラフ、島津製作所社製)のロードセルから延びるチャック4で、銅フレーム板1の端部を狭持し、フレーム表面に平行方向に引っ張った。そして、銅フレーム板1が剥離した値を銅フレーム接着性として測定した。そして、接着性が8.0MPa以上であると◎、8.0MPa未満7.5MPa以上であると○、7.5MPa未満7.0MPa以上であると△、7.0MPa未満であると×として評価した。
〔素子周囲剥離性〕
上記半導体封止用樹脂組成物を、TO−220パッケージに成形し、これを260℃の半田リフロー炉に通した後、銅パット上のシリコン素子周囲の剥離を、超音波測定器(C−SAM D6000、Sonoscan,Inc.社製)にて観察し、空隙の有無を確認した。そして、剥離が見られないものを◎、一辺のみ剥離が見られるものを○、3辺が剥離するものを△、4辺とも剥離したものを×として評価した。
〔熱伝導率〕
上記半導体封止用樹脂組成物を用い、上記260℃での曲げ弾性率試験と同様の硬化条件で、熱伝導測定用試験片となる成形物を作製した。熱伝導率測定装置(KEMTHERMOQTM−D3、京都電子工業社製)を利用して、成型物の熱伝導率を測定した。そして、熱伝導率が2.5以上のものを◎、2.2以上2.5未満のものを○、1.9以上2.2未満のものを△、1.9未満のものを×として評価した。
〔成形物外観性〕
半導体封止用樹脂組成物を、上記260℃での曲げ弾性率試験と同様の硬化条件で、8mm×20mm×4mmの大きさに成形し、表面の外観を目視にて確認した。白っぽく見られるものは表面が荒れて凹凸が存在するものであり、2−メチル−4−エチルイミダゾールを用いて成形したものを基準に、同等のものは×、黒味が深く光沢がみられるものを○とした。
Figure 2008201904
Figure 2008201904
Figure 2008201904
上記の結果から、全ての実施例品において、曲げ弾性率、ガラス転移温度、銅フレーム接着性、素子周囲剥離性、熱伝導率および成形物外観性において、◎もしくは○の評価となり、良好な結果が得られた。
これに対して、シリコーン化合物が含有されていない比較例1品は、素子周囲剥離が4辺とも観察された。また、硬化促進剤としてトリアリールホスフィン(E成分)以外のものを使用した比較例2品では、熱伝導率以外の特性に劣る結果となった。さらに、無機質充填剤の含有量が、下限値未満の比較例3品は、所望の熱伝導性に劣る結果となった。これに対し、無機質充填剤の含有量が、上限値を超える比較例4では、粘度が高すぎるため混練ができないものとなった。また、シリコーン化合物において、エポキシ当量5000〜15000の範囲外のものを用いる比較例5および6品においては、ともに銅フレーム接着性に劣るとともに、素子周囲剥離に関しても劣る結果となった。
銅フレーム接着性の試験方法を示す説明図である。
符号の説明
1 銅フレーム板
2 半導体封止用樹脂組成物の硬化体
3 サンプル固定治具
4 チャック

Claims (3)

  1. 下記の(A)〜(E)成分を含有することを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
    (A)エポキシ樹脂。
    (B)フェノール樹脂。
    (C)樹脂組成物全体に対し80重量%を超え、90重量%未満の無機質充填剤。
    (D)エポキシ当量5000〜15000の下記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物。
    Figure 2008201904
    (E)トリアリールホスフィン。
  2. 上記(D)成分のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物の配合量が、半導体封止用エポキシ樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%である請求項1記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  3. 請求項1または2記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて、半導体素子を封止してなる半導体装置。
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