JP2008198970A - 塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板に形成された所定のパターン上に塗布膜を形成するにあたって、当該塗布膜の表面を平坦化する。
【解決手段】パターンが形成されたウェハを回転させ(ステップS1)、ウェハの中心に液体状の塗布膜形成成分を含む塗布液を塗布する(ステップS2)。ウェハの回転による遠心力によって塗布液がウェハのパターン上の全面に拡散されると、塗布された塗布液に紫外線を照射する(ステップS3)。この照射された紫外線によって、塗布液内に含まれる光重合開始剤が活性化し、塗布液が硬化する(ステップS4)。これによって、ウェハのパターン上に塗布膜が形成される(ステップS5)。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板に形成されたパターン上に塗布膜を形成する塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
例えば多層配線構造の半導体デバイスの製造工程では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、当該レジスト膜に所定のパターンを露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などが順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。このレジストパターンをマスクとして、ウェハのエッチング処理が行われ、その後レジスト膜の除去処理などが行われて、ウェハ上に所定のパターンが形成される。このように所定の層に所定のパターンが形成される工程が通常20〜30回程度繰り返し行われ、多層配線構造の半導体デバイスが製造される。
ところで、このようにウェハ上に所定のパターンが繰り返し形成される場合、n層目に所定のパターンが形成された後に、(n+1)層目のレジスト膜が適切な高さに形成されるためには、レジスト液が塗布される面が平坦であることが必要になる。
そこで従来より、ウェハの所定のパターン上に塗布膜を形成し、その表面を平坦化することが行われている。このような塗布膜の形成は、ウェハの所定のパターン上に例えば固体状の塗布膜形成成分と溶剤を有する塗布液を塗布し、当該塗布された塗布液を加熱して硬化させることにより行われる。この塗布液としては、例えばSOG(SpinOn
Glass)材料が用いられている。(非特許文献1)
大橋直史ら著 「多層配線構造に対するSOGプロセスの改良」 電気情報通信学会論文誌 C−II Vol.J78−C−II No.5 1995年
しかしながら、図16に示したように、このような従来の塗布液がウェハWの所定のパターンP上に塗布された場合、塗布液中の固体状の塗布膜形成成分の流動性が悪いため、塗布液はウェハWの所定のパターンPの凹凸上を円滑に拡散しなかった。その結果、パターンPの穴Hが形成されている領域Sでは、パターンPの穴Hが形成されていない領域Tに比べて塗布膜Rが凹み、塗布膜Rの高さが異なる、いわゆる段差Bが生じていた。したがって、従来の塗布膜Rの表面は平坦化されず、この塗布膜R上に形成されるレジスト膜にも段差が生じるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板に形成された所定のパターン上に塗布膜を形成するにあたって、当該塗布膜の表面を平坦化することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板に形成されたパターン上に塗布膜を形成する塗布処理方法であって、前記塗布膜を形成する塗布液は液体状の塗布膜形成成分と溶剤とを含み、前記塗布膜形成成分は光重合開始剤を含み、基板のパターン上に前記塗布液を塗布する塗布工程と、前記基板のパターン上に塗布された塗布液に紫外線を照射し、前記光重合開始剤を活性化させて塗布膜を形成する照射工程と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、基板のパターン上に液体状の塗布膜形成成分を含む塗布液が塗布される。このように基板のパターン上に塗布液が塗布されると、その塗布液に含まれる液体状の塗布膜形成成分の流動性が良いために、塗布液は基板のパターンの凹凸上を円滑に拡散することができる。したがって、基板のパターン上に形成される塗布膜に段差が生じず、塗布膜の表面を平坦化することができる。
またここで、この基板のパターン上に塗布された塗布液に含まれる液体状の塗布膜形成成分は低分子であり、それぞれの分子が結合していないため、昇華しやすい性質を有している。この塗布膜形成成分を加熱すると、塗布液はさらに昇華しやすくなる。従来の塗布膜は塗布液を加熱することにより塗布液を硬化させて形成されるので、液体状の塗布形成成分を有する塗布液を用いる場合、塗布液を硬化させる際に塗布液が昇華してしまう。しかしながら本発明によれば、基板のパターン上に塗布された塗布液に紫外線を照射し、塗布液中の塗布膜形成成分に含まれる光重合開始剤を活性化させて塗布液を硬化させて、基板のパターン上に塗布膜を形成するので、塗布液の加熱が不要、あるいは必要以上に加熱する必要がなく、塗布液の昇華を従来より抑えることができる。また光重合開始剤に紫外線を照射すると、光重合開始剤は極めて短時間で活性化し、塗布液の硬化を短時間で行うことができる。この光重合開始剤の短時間での活性化も塗布液の昇華の抑制に寄与している。このように塗布液の昇華を抑えることができるので、形成される塗布膜の膜厚の減少を抑えることができる。
前記塗布工程が終了してから、前記照射工程が開始するまでの時間を、所定の時間以内となるように制御してもよい。所定の時間は、例えば塗布液が塗布された基板を放置した場合に、当該塗布された塗布液が昇華する量が許容範囲内となる時間に設定される。このように時間を制御することによって、塗布工程が終了してから照射工程が開始するまでに塗布液が昇華しても、形成される塗布膜の膜厚の減少を許容範囲内に抑えることができる。
基板の面方向の全位置において、前記塗布工程で塗布液が塗布されてから、前記照射工程で紫外線が照射されるまでの時間が一定となるように制御してもよい。これによって、塗布液が塗布された基板の面方向の全位置において、当該塗布された塗布液が昇華する量を一定にできるので、形成される塗布膜の膜厚を一定にすることができる。
前記塗布工程において基板の領域上に塗布液を塗布した直後の当該領域上の塗布液に対して、前記照射工程における紫外線の照射を行ってもよい。これによって、基板のパターン上に塗布された塗布液は、基板に塗布された直後に紫外線を照射されて硬化するので、塗布液の塗布から紫外線の照射までの時間を微小にすることができ、塗布液の昇華を抑えることができる。
少なくとも前記塗布工程又は前記照射工程は、基板周辺の雰囲気を冷却して行われてもよい。これによって、基板のパターン上に塗布された塗布液が冷却されるので、塗布液の昇華をさらに抑えることができる。
前記塗布工程の後であって、かつ、前記照射工程の前に、基板周辺の雰囲気を所定の時間加熱し、前記基板のパターン上に塗布された塗布液を所定の厚みになるまで昇華させる加熱工程をさらに有していてもよい。
これによって、基板のパターン上に塗布液を塗布した後、塗布された塗布液の厚みが所定の厚みよりも厚い場合には、基板周辺の雰囲気を所定の時間加熱して基板のパターンの塗布液を昇華させることで、塗布液の厚みを所定の厚みにすることができる。その結果、所定の膜厚の塗布膜を形成することができる。なお、このように塗布膜の膜厚は加熱する温度と時間で制御することができるが、大きい膜厚の変化は温度で制御し、小さい膜厚の変化は時間で制御するようにしてもよい。
また、このように基板周辺の雰囲気を所定の時間加熱することで、パターンの凹部分以外のパターンの表面に塗布された塗布液をすべて昇華させることもできる。すなわち、パターン上に形成される塗布膜の膜厚をゼロにして、パターンの凹部にのみ塗布液が充填され硬化することで、パターンの凹凸をなくしてパターンの上面を平坦化することができる。従来から、塗布膜を形成した後にパターン上の塗布膜を不要として例えばエッチングを行ってこの塗布膜を除去する、いわゆるエッチバック工程を行う場合があるが、本発明によれば、このようなエッチバック工程を省略することができ、基板処理のスループットを向上させることができる。
前記照射工程の後に、基板周辺の雰囲気を所定の時間加熱し、前記基板のパターン上に形成された塗布膜を昇華させる加熱工程をさらに有していてもよい。例えば基板のパターン上の塗布膜上に形成されるレジスト膜の膜厚が不均一であったり、レジスト膜のパターンが所望のものでない場合には、当該レジスト膜と塗布膜を剥離した後、基板のパターン上に塗布膜とレジスト膜を再形成する、いわゆるリワーク処理を行うことがある。このリワーク処理の際のレジスト膜と塗布膜の除去は、従来から、OプラズマやN/Hプラズマを照射して行われていた。しかしながら、従来のようにOプラズマ等の照射を行った場合、基板のパターンがOプラズマ等により損傷を受けることがあった。本発明によれば、このようなリワーク処理の際において、基板周辺の雰囲気を加熱することで塗布膜を昇華させて剥離することができるので、基板上のパターンに対する損傷を軽減あるいは消失させることができる。またこれにより、リワーク処理の際の歩留まり低下を改善することができる。
前記塗布膜は、基板にパターンを形成するためのレジスト膜であってもよい。かかる場合、形成された塗布膜をレジスト膜として用いることができ、従来のレジスト膜を形成する工程を省略することができる。
別の観点による本発明によれば、前記の塗布処理方法を基板処理装置によって実行させるために、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
さらに別の観点による本発明によれば、前記のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板に形成された所定のパターン上に塗布膜を形成するにあたって、塗布膜の表面を平坦化することができ、また塗布液の昇華を抑えて塗布膜の膜厚の減少を抑えることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる塗布処理方法を実施するための塗布処理装置を搭載した、塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と、フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を多段に配置している処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置(図示せず)との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台5が設けられ、当該カセット載置台5は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体7が設けられている。ウェハ搬送体7は、カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。
ウェハ搬送体7は、Z軸周りのθ方向に回転可能であり、後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属する温度調節装置60やウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61に対してもアクセスできる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は、複数の処理装置が多段に配置された、例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側から第1の処理装置群G1、第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側から第3の処理装置群G3、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には、第1の搬送装置A1が設けられており、第1の搬送装置A1の内部には、ウェハWを支持して搬送する第1の搬送アーム10が設けられている。第1の搬送アーム10は、第1の処理装置群G1、第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には、第2の搬送装置A2が設けられており、第2の搬送装置A2の内部には、ウェハWを支持して搬送する第2の搬送アーム11が設けられている。第2の搬送アーム11は、第2の処理装置群G2、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置、例えばウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置20、21、22、露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置23、本発明にかかるウェハWのパターンP上に塗布膜Rを形成する塗布処理装置24が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には、液処理装置、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置30〜34が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には、各処理装置群G1、G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室40、41がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には、温度調節装置60、トランジション装置61、精度の高い温度管理下でウェハWを温度調節する高精度温度調節装置62〜64及びウェハWを高温で加熱処理する高温度熱処理装置65〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では、例えば高精度温度調節装置70、レジスト塗布処理後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装置71〜74及び現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置、例えば高精度温度調節装置80〜83、ポストエクスポージャーベーキング装置84〜89が下から順に10段に重ねられている。
図1に示すように第1の搬送装置A1のX方向正方向側には、複数の処理装置が配置されており、例えば図3に示すようにウェハWに塗布された塗布膜の膜厚を検査する膜厚検査装置95、ウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置90、91、ウェハWを加熱する加熱装置92、93が下から順に5段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置A2のX方向正方向側には、例えば例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置94が配置されている。
インターフェイス部4には、例えば図1に示すようにX方向に向けて延伸する搬送路100上を移動するウェハ搬送体101と、バッファカセット102が設けられている。ウェハ搬送体101は、Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイス部4に隣接した露光装置(図示せず)と、バッファカセット102及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
次に、上述の塗布処理装置24の構成について、図4に基づいて説明する。塗布処理装置24は、内部を密閉することができる処理容器150を有している。処理容器150の一側面には、ウェハWの搬送手段である第1の搬送アーム10の搬入領域に臨む面にウェハWの搬入出口151が形成され、搬入出口151には、開閉シャッタ152が設けられている。
処理容器150の内部には、基板保持機構としてその上面にウェハWを水平に真空吸着保持するスピンチャック120が設けられている。このスピンチャック120はモータなどを含む回転駆動部121により鉛直周りに回転でき、かつ昇降できる。
スピンチャック120の周囲には、カップ体122が設けられている。カップ体122の上面には、ウェハWを保持した状態のスピンチャック120が昇降できるようにウェハW及びスピンチャック120よりも大きい開口部が形成されている。カップ体122底部には、ウェハW上から零れ落ちる塗布液を排出するための排液口123が形成されており、この排液口123には排液管124が接続されている。
スピンチャック120の上方には、ウェハW表面の中心部に塗布液を塗布するための塗布ノズル130が配置されている。塗布ノズル130は、塗布液供給管131を介して塗布液を供給する塗布液供給源132に接続されている。また塗布液供給管131にはバルブや流量調整部等を有する供給制御装置133が設けられている。塗布液供給源132から供給される塗布液には例えばXUV(日産化学工業株式会社製品)が用いられ、塗布液には液体状の塗布膜形成成分と溶剤が含まれている。塗布膜形成成分には、例えばインドニウム塩などの光重合開始剤、エポキシ樹脂、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルアセテートなどが含まれている。溶剤としては、例えばシンナーが用いられている。
処理容器150の上方には、スピンチャック120上のウェハWに対して紫外線を照射する照射部110が設けられている。照射部110は、ウェハWの全面に対して紫外線を照射することができる。
塗布ノズル130は、図5に示すようにアーム134を介して移動機構135に接続されている。アーム134は移動機構135により、処理容器150の長さ方向(Y方向)に沿って設けられたガイドレール136に沿って、カップ体122の一端側(図5では左側)の外側に設けられた待機領域137から他端側に向かって移動できると共に、上下方向に移動できる。待機領域137は、塗布ノズル130を収納できるように構成されていると共に、塗布ノズル130の先端部を洗浄できる洗浄部137aを有している。
塗布処理装置24は、後述する一連の動作を制御するコンピュータプログラムを有する制御部140を備えている。制御部140は、照射部110、回転駆動部121、供給制御装置133、移動機構135等を制御するように構成されており、塗布ノズル130により塗布液の塗布が終了してから、照射部110により紫外線の照射が開始されるまでの時間を所定の時間以内となるように制御している。なおこの所定の時間は、塗布液が塗布されたウェハWを放置した場合に、当該塗布された塗布液が昇華する量が許容範囲内となる時間、例えば20秒間に設定される。前記コンピュータプログラムは、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、メモリーカード、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、ハードディスク等の読み取り可能な記憶媒体に格納され、制御部140であるコンピュータにインストールされている。
本実施の形態にかかる塗布処理装置24を搭載した塗布現像処理システム1は以上のように構成されており、次にこの塗布現像処理システム1で行われるウェハ処理について説明する。
先ず、ウェハ搬送体7によって、カセット載置台5上のカセットCから表面に所定のパターンが形成されたウェハWが一枚取り出され、第3の処理装置群G3の温度調節装置60に搬送される。温度調節装置60に搬送されたウェハWは、所定温度に温度調節され、その後本発明にかかる塗布処理装置24に搬送される。塗布処理装置24内では、後述するウェハWのパターン上に塗布膜が形成される。
ウェハWのパターン上に塗布膜が形成されると、ウェハWは第1の搬送アーム10によってボトムコーティング装置23に搬送され、反射防止膜が形成される。反射防止膜が形成されたウェハWは、第1の搬送アーム10によって加熱装置92、高温度熱処理装置65、高精度温度調節装置70に順次搬送され、各装置で所定の処理が施される。その後ウェハWは、レジスト塗布装置20に搬送される。
レジスト塗布装置20においてウェハW上にレジスト膜が形成されると、ウェハWは第1の搬送アーム10によってプリベーキング装置71に搬送され、加熱処理が施された後、続いて第2の搬送アーム11によって周辺露光装置94、高精度温度調節装置83に順次搬送されて、各装置において所定の処理が施される。その後、インターフェイス部4のウェハ搬送体101によって露光装置(図示せず)に搬送され、ウェハW上のレジスト膜に所定のパターンが露光される。露光処理の終了したウェハWは、ウェハ搬送体101によってポストエクスポージャーベーキング装置84に搬送され、所定の処理が施される。
ポストエクスポージャーベーキング装置84における熱処理が終了すると、ウェハWは第2の搬送アーム11によって高精度温度調節装置81に搬送されて温度調節され、その後現像処理装置30に搬送され、ウェハW上に現像処理が施され、レジスト膜にパターンが形成される。その後ウェハWは、第2の搬送アーム11によってポストベーキング装置75に搬送され、加熱処理が施された後、高精度温度調節装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは、第1の搬送アーム10によってトランジション装置61に搬送され、ウェハ搬送体7によってカセットCに戻されて一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
次に、塗布処理装置24内で行われる、ウェハWのパターン上に例えば100nm〜300nmの膜厚の塗布膜を形成する塗布処理方法について、説明する。図6は、塗布膜を形成する塗布処理方法についてのフローを示している。
ウェハWは、第1の搬送アーム10によって搬入出口151から処理容器150内に搬送され、スピンチャック120の上方まで移動される。そこでスピンチャック120を上昇させて、第1の搬送アーム10からスピンチャック120にウェハWが受け渡される。そしてウェハWをスピンチャック120に吸着して水平に保持して、ウェハWを所定の位置まで下降させる。
次に回転駆動部121によってウェハWを例えば回転数500rpmで回転させると共に、塗布ノズル130をウェハWの中心部上方に移動させる(ステップS1)。そして、図7(a)に示すように塗布ノズル130からウェハWの中心部に塗布液Qを例えば2秒間吐出し、ウェハWを例えば回転数1500rpmに加速して15秒間回転させる(ステップS2)。このウェハWの回転により生じる遠心力によって、塗布液QをウェハWのパターンP上に拡散させる。その後、塗布ノズル130をウェハWの中心部上方から待機領域137に移動させる。
塗布液QがウェハWのパターンP上の全面に拡散されると、スピンチャック120によってウェハWを所定の位置まで上昇させる。そして照射部110からウェハWのパターンP上に塗布された塗布液Qに、例えば波長222nm、エネルギー7mW/cmの紫外線が例えば2秒間/cm照射される(ステップS3)。この照射された紫外線によって、塗布液Q内に含まれる光重合開始剤が活性化し、活性化した光重合開始剤が拡散することで、塗布液Qが硬化する(ステップS4)。そして、図7(b)に示すようにウェハWのパターンP上に塗布液Qが硬化してできた塗布膜Rが形成される(ステップS5)。
以上の実施の形態によれば、ウェハWのパターンP上に塗布液Qが塗布されると、その塗布液Qに含まれる液体状の塗布膜形成成分の流動性が良いために、塗布液QはウェハWのパターンPの凹凸上を円滑に拡散することができる。したがって、図7(b)に示すようにウェハWのパターンP上に形成される塗布膜Rの表面を平坦化することができる。
また照射部110からウェハWのパターンP上に塗布された塗布液Qに紫外線を照射することによって塗布液Qを硬化させて、ウェハWのパターンP上に塗布膜Rを形成することができるので、従来のように塗布膜Rの形成の際に塗布液Qを加熱する必要がなく、加熱により昇華しやすい塗布液Qの昇華を従来より抑えることができる。したがって、形成される塗布膜Rの膜厚の減少を抑えることができる。
また光重合開始剤に紫外線を照射すると、光重合開始剤は極めて短時間、例えば2秒間で活性化して、塗布液Qが硬化するので、塗布液Qの昇華を抑えることができる。
また制御部140によって、塗布ノズル130により塗布液Qの塗布が終了してから、照射部110により紫外線の照射が開始されるまでの時間を所定の時間以内、例えば20秒以内に制御したので、塗布液Qの塗布が終了してから紫外線の照射が開始するまでに昇華する塗布液Qの量を許容範囲内に抑えることができ、形成される塗布膜Rの膜厚の減少を許容範囲内に抑えることができる。
大口径のウェハ上に薄膜を形成するために、ウェハを高速回転させて塗布液をウェハ上に拡散させる場合、従来の塗布液を用いると、ウェハの端でいわゆる風きりといわれる膜厚不均一な領域が発生していた。このような風きりが発生する原因は、従来の塗布液が固体状の塗布膜形成成分と溶剤を有しており、ウェハの回転中に溶剤の揮発により塗布液が乾燥する際、ウェハの端で乱流が生じるためであった。この点、本実施の形態の塗布液Qは液体状の塗布膜形成成分を有しており塗布液Qが乾燥しにくいため、このような風きりが生じにくい。したがって、ウェハW上に薄膜の塗布膜Rを形成するためにウェハWを高速回転させても、形成される塗布膜Rの膜厚を一定にすることができる。
以上の実施の形態で記載した塗布ノズル130に代えて、図8に示すようにX方向に延びるスリット状の吐出口160aを有する塗布ノズル160を用いてもよい。塗布ノズル160は、図9及び図10に示すように例えばウェハWのX方向の幅よりも長く形成されている。塗布ノズル160はガイドレール136に沿って、カップ体122の一端側(図10では左側)の外側に設けられた待機領域161から他端側に向かって移動できる。待機領域161は、塗布ノズル160を収納できるように構成されている。
またこの場合、処理容器150の上部に設けられた照射部110に代えて、図10に示すように塗布ノズル160と平行にX方向に延びる照射部170を用いてもよい。照射部170は、アーム171を介して移動機構172に接続されている。アーム171は移動機構171により、ガイドレール136に沿って、カップ体122の一端側(図10では右側)の外側に設けられた待機領域173から他端側に向かって移動できると共に、上下方向に移動できる。待機領域173は、照射部170を収納できるように構成されている。
かかる場合、制御部140によって、塗布ノズル160と照射部170の移動速度を調整することにより、ウェハWの面方向の全位置において、塗布ノズル160により塗布液Qが塗布されてから、照射部170により紫外線が照射されるまでの時間を一定となるように制御することができる。これによって、塗布液Qが塗布されたウェハWの面方向の全位置において、当該塗布された塗布液Qが昇華する量を一定にできるので、形成される塗布膜Rの膜厚を一定にすることができる。
以上の実施の形態に記載した塗布ノズル160と照射部170は独立して設けられていたが、図11に示すように照射部170を塗布ノズル160に併設してもよい。図11の例によれば、ウェハWの領域上に塗布液Qを塗布した直後の当該領域上の塗布液Qに対して、紫外線の照射を行うことができる。照射部170は、図12に示すように塗布ノズル160の一の側面160aと照射部170の一の側面170aとが接続されている。これによって、ウェハWのパターンP上に塗布された塗布液Qは、ウェハWに塗布された直後に紫外線に照射されて硬化するので、塗布液Qの塗布から紫外線の照射までの時間を微小にすることができ、塗布液Qの昇華を抑えることができる。
以上の実施の形態の塗布処理装置24内に、図13に示すように気体供給部180をさらに備えることにより、スピンチャック120上のウェハWの周辺の雰囲気を冷却してもよい。気体供給部180は、処理容器150内の上部に設けられている。気体供給部180の下面には複数の孔(図示せず)が形成されており、これらの複数の孔から下方に向かって気体が供給される。気体供給部180は、気体供給管181を介して気体を供給する気体供給源182に接続されている。また供給配管181には、供給される気体の温度及び湿度を調整する温湿度調整装置183が設けられている。
かかる場合、少なくともウェハWのパターンP上に塗布液Qを塗布している間、あるいは当該塗布された塗布液Qに紫外線を照射している間において、温湿度調整装置183によって気体供給源182から供給される気体を冷却し、気体供給部180から下方の処理容器150内部に向かって冷却された気体を供給することができる。その結果、処理容器150内が常温より低い温度、例えば15℃まで冷却される。これによって、ウェハWのパターンP上に塗布された塗布液Qが冷却され、塗布液Qの昇華をさらに抑えることができる。
またこの図13に示す塗布処理装置24を用いて、ウェハWのパターンP上に塗布液Qを塗布した後であって、かつ当該塗布された塗布液Qに紫外線を照射する前に、ウェハWの周辺の雰囲気を所定の時間加熱してもよい。
かかる場合、先ず塗布ノズル130によってウェハWのパターンP上に塗布液Qを塗布する(図14(a))。その後、塗布された塗布液Qの厚みを図3に示した膜厚検査装置95で測定し、この測定結果が制御部140に伝達される。制御部140では、この測定結果に基づいて、塗布された塗布液Qの厚みが所定の厚みより厚い場合には、塗布液Qが所定の厚みになるように塗布液Qの一部を昇華させるため、ウェハWの周辺の雰囲気を所定の時間加熱させるように制御する。具体的には、大きい厚みの変化は加熱する温度で制御し、小さい厚みの変化は加熱する時間で制御するように加熱温度及び時間が算出される。そしてこの加熱温度及び時間の算出結果が制御部140から温湿度調整装置183に伝達され、温湿度調整装置183で気体供給源182から供給される気体を加熱する。加熱された気体が気体供給部180から処理容器150内に供給されて、ウェハWの周辺の雰囲気が所定の時間加熱される。そして、ウェハWのパターンP上の塗布液Qの一部を昇華させて、塗布液Qの厚みを所定の厚みにする(図14(b))。その後、ウェハWのパターンP上に残存している塗布液Qが所定の厚みになったところで、残存する塗布液Qに対して照射部110から紫外線を照射して、当該塗布液Qを硬化させる(図14(c))。これによって、ウェハWのパターンP上に所定の膜厚の塗布膜Rを形成することができる。
また、このようにウェハWの周辺の雰囲気を所定の時間加熱することで、ウェハWのパターンPの凹部分以外のパターンPの表面に塗布された塗布液Qをすべて昇華させることもできる(図15(a))。すなわち、パターンP上に形成される塗布膜Rの膜厚をゼロにして、パターンPの凹部にのみ塗布液Qが充填され硬化することで、パターンPの凹凸をなくしてパターンPの上面を平坦化することができる(図15(b))。これによって、ウェハWのパターンP上の塗布膜Rを除去するエッチバック工程を省略することができ、ウェハW処理のスループットを向上させることができる。
また、例えば以上の実施の形態の塗布膜R上に形成されるレジスト膜のパターンが所望のものでない場合には、ウェハWに対してリワーク処理が行われるが、このリワーク処理で塗布膜Rを剥離する際に、ウェハWの周辺の雰囲気を加熱して塗布膜Rを剥離してもよい。
かかる場合、先ず塗布膜R上に形成されたレジスト膜のパターンVと反射防止膜U上に例えばOプラズマを照射して、レジスト膜のパターンVと反射防止膜Uを剥離する(図17(a))。そして、ウェハWの周辺の雰囲気を250℃〜350℃に加熱し(図17(b))、塗布膜Rを昇華させて剥離する(図17(c))。この塗布膜Rの昇華について発明者らが調べたところ、本発明における塗布膜Rは低分子の塗布膜形成成分を有しているため、塗布膜Rは250℃以上の温度で分解して昇華することが分かった。また、ウェハW処理の後続の工程(バックエンドプロセス)の許容温度を考慮すると、350℃以下の温度で加熱するのが好ましい。したがって、塗布膜Rを昇華させる際の加熱温度は、250℃〜350℃であることが好ましい。
以上の実施の形態では、塗布膜Rを加熱して剥離しているので、従来のようにOプラズマ等を用いる必要がなくなり、ウェハW上のパターンPに対する損傷を軽減あるいは消失させることができる。またこれにより、ウェハWのリワーク処理の際の歩留まり低下を改善することができる。
また、以上の実施の形態の塗布膜Rを加熱して剥離する方法は、レジスト膜のパターンVをマスクとしてウェハWをエッチングした後、パターンP上に残存する塗布膜Rをアッシングする際にも有効である。かかる場合、ウェハWの周辺の雰囲気を250℃〜350℃に加熱し(図18(a))、塗布膜Rを昇華させて剥離する(図18(b))。これによって、ウェハW上のパターンPを傷つけることなく、パターンP上に残存する塗布膜Rをアッシングすることができる。
なお、以上の実施の形態において、図6のステップS3〜S5に示したウェハWに塗布された塗布液Qを硬化させる工程では、塗布液Qに紫外線を照射することによって、塗布液Qを架橋に向かわせる光重合開始剤を活性化させ、活性化した光重合開始剤を拡散させて塗布液Qを硬化させている。この光重合開始剤を拡散させる工程においては、塗布液Qを100℃〜130℃の温度で加熱することで、光重合開始剤の拡散を促進させることができる。このように本実施の形態における塗布液Qの硬化工程では、従来のように加熱エネルギーそのもので塗布液Qを硬化させるのではなく、従来の加熱温度よりも低い100℃〜130℃の温度で加熱して、光重合開始剤を短時間で拡散させているので、塗布液Qの昇華を従来より抑えることができる。したがって、塗布液Qを効率よく硬化させることができる。
なお以上の実施の形態で形成された塗布膜Rは、ウェハWにパターンPを形成するためのレジスト膜であってもよい。このように形成された塗布膜Rをレジスト膜として用いることができ、従来のレジスト膜を形成する工程を省略することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
以下、本発明の塗布膜を加熱することによって、当該塗布膜が昇華することについて説明する。本実施例においては、図6に説明した方法で、ウェハのパターン上に約140nmの膜厚の塗布膜を形成し、その後、ウェハの周辺の雰囲気を350℃の温度で加熱した。
本実施例において、加熱後の塗布膜の膜厚の経時変化を測定した結果を図19に示す。図19の縦軸は塗布膜の平均膜厚を示し、横軸は加熱時間を示している。図19を参照すると、塗布膜の膜厚は、加熱開始時には約140nmであったが、約60秒経過後には約10nmにまで減少している。したがって、本発明の塗布膜を所定の温度、例えば350℃で加熱することにより、当該塗布膜が昇華することが分かった。
本発明は、基板に形成されたパターン上に塗布膜を形成する塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に有用である。
本実施の形態にかかる塗布処理装置を搭載した、塗布現像処理システムの構成の概略平面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの正面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの背面図である。 本実施の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略縦断面図である。 本実施の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略平面図である。 本実施の形態にかかる塗布膜の形成方法を示すフローである。 本実施の形態にかかるウェハのパターン上に形成された塗布膜の状態を示す説明図である。 スリット状の吐出口を有する塗布ノズルの斜視図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略縦断面図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略平面図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略平面図である。 照射部が塗布ノズルに併設された場合の斜視図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略縦断面図である。 他の形態にかかるウェハのパターン上に塗布膜が形成されるまでの塗布液の状態を模式的に示す作用説明図である。 他の形態にかかるウェハのパターン上に塗布膜が形成されるまでの塗布液の状態を模式的に示す作用説明図である。 従来のウェハのパターン上に形成された塗布膜の状態を示す説明図である。 リワーク処理の際に、ウェハのパターン上の塗布膜とレジスト膜が剥離される様子を示す作用説明図である。 ウェハのパターン上の塗布膜をアッシングする様子を示す作用説明図である。 実施例1において、ウェハのパターン上の塗布膜を350℃で加熱した際の膜厚の経時変化を示すグラフである。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
24 塗布処理装置
110 照射部
120 スピンチャック
130 塗布ノズル
140 制御部
180 気体供給部
P パターン
Q 塗布液
R 塗布膜
W ウェハ

Claims (10)

  1. 基板に形成されたパターン上に塗布膜を形成する塗布処理方法であって、
    前記塗布膜を形成する塗布液は液体状の塗布膜形成成分と溶剤とを含み、
    前記塗布膜形成成分は光重合開始剤を含み、
    基板のパターン上に前記塗布液を塗布する塗布工程と、
    前記基板のパターン上に塗布された塗布液に紫外線を照射し、前記光重合開始剤を活性化させて塗布膜を形成する照射工程と、
    を有することを特徴とする、塗布処理方法。
  2. 前記塗布工程が終了してから、前記照射工程が開始するまでの時間を、所定の時間以内となるように制御することを特徴とする、請求項1に記載の塗布処理方法。
  3. 基板の面方向の全位置において、前記塗布工程で塗布液が塗布されてから、前記照射工程で紫外線が照射されるまでの時間が一定となるように制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の塗布処理方法。
  4. 前記塗布工程において基板の領域上に塗布液を塗布した直後の当該領域上の塗布液に対して、前記照射工程における紫外線の照射を行うことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の塗布処理方法。
  5. 少なくとも前記塗布工程又は前記照射工程は、基板周辺の雰囲気を冷却して行われることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の塗布処理方法。
  6. 前記塗布工程の後であって、かつ、前記照射工程の前に、
    基板周辺の雰囲気を所定の時間加熱し、前記基板のパターン上に塗布された塗布液を所定の厚みになるまで昇華させる加熱工程をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の塗布処理方法。
  7. 前記照射工程の後に、基板周辺の雰囲気を所定の時間加熱し、前記基板のパターン上に形成された塗布膜を昇華させる加熱工程をさらに有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の塗布処理方法。
  8. 前記塗布膜は、基板にパターンを形成するためのレジスト膜であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の塗布処理方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の塗布処理方法を基板処理装置によって実行させるために、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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