JP2008196468A - 内燃機関用オイルポンプ - Google Patents

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部 功 阿
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Abstract

【課題】歯幅を増やして吐出量を増大させることができて、ベッドプレートの鋳造型を変更することなく、キャビテーションを防止できる内燃機関用オイルポンプの提供。
【解決手段】ロータとして作用するギヤ(12、13)の厚さ方向寸法を大きく構成すると共に、オイル吸入口(14)に連通するオイル流路(3)の断面積を増大させたことを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の内燃機関用オイルポンプに関し、より詳細には、内燃機関用オイルポンプの吸入流路構造に関する。ここで、「オイルポンプ」なる文言は、当該オイルポンプの吸入流路をも包含する文言として用いられている。
例えば、シリンダのボア、或いはストロークを増大させて、エンジン排気量を増加させる場合がある。かかる排気量の増加は、冷却用エンジンオイルの供給量を増加することを必要とする。
そして、冷却用エンジンオイルの供給量増加は、オイルポンプの流量を増加することにより対応している。
図3で示すオイル吸入流路は、オイルパン6の底部からオイルポンプ1へ連通している。ここで、冷却用エンジンオイルの供給用オイルポンプ1は、一般的には、図4で示すようなギヤポンプが用いられる場合が多い。
図4において、オイルポンプ1は、ポンプケーシング11と、その内部に収容された1対のギヤ12、13とを有している。1対のギヤ12、13の形状、寸法は共通である。
ポンプケーシング11には、吸入口14と吐出口15とを有している。吸入口14は、図3に示すベッドプレート2の端部2eに形成された吸入流路3に連通している。
上述した通り、本明細書において、「オイルポンプ」なる文言は、ポンプケーシング11で包囲された部分のみならず、ベッドプレート2に形成された吸入流路3をも包含する意味で用いられている。
図3、図4において、オイルポンプ1のギヤ12は、ギヤトレーンの駆動ギヤGd及びシャフトS(全体の図示は省略)と一体化されており、駆動ギヤGdによって回転させられている。ギヤ12とギヤ13とは噛み合っており、矢印Rg、Rg方向に回転している。
吸入口14から吸入されたエンジンオイルは、矢印Fi方向に流れ、噛み合うギヤ12、13によって圧縮されて、昇圧されたエンジンオイルFoが吐出口15からポンプケーシング11外に吐出される。
ベッドプレート2側の吸入流路3は、第1の水平流路31と、第2の水平流路32と、垂直流路33とが連続して構成されている。
第2の水平流路32と垂直流路33は、流路断面積が概略同等である。それに対して、第1の水平流路31の断面積は、第2の水平流路32の断面積よりも大きく構成されている。そのため、第1の水平流路31と、第2の水平流路32との境界部(図2のA部)では、断面が急激に変化している。
オイルポンプ1の吸い込み口に近い側(第1の水平流路31)において、急激に断面が大きくなっている場合には、単位時間当たりの流量が増加すると、キャビテーションの発生の原因となる(後述の図2参照)。
ここで、オイルポンプ(ギヤポンプ)1における容量アップ(吐出量の増加)は、ギヤ12、13の歯幅の増加によって対応する。ところが、図3に示したようなレイアウトの場合、ギヤ12、13の歯幅を増加(吐出量の増加)すると、吸入流路3の断面積も同時に増やさない限り、キャビテーションの発生を伴う可能性が高い。
ベッドプレート2側の流路3において、垂直流路33の端部33eには、接続部材であるエルボ4が取付けられている。エルボ4において、垂直流路33が接続されている側とは反対側の端部4eには、サクションパイプ5の一端5oが接続されている。サクションパイプ5において、エルボ4と接続している側とは反対側の他端には、オイル吸入口5iが設けられている。
ベッドプレート外に形成されたオイル流路、例えばエルボ4やサクションパイプ5であれば、流路を構成する管路を管径の大きなものに変更することにより、流路の断面増加に対処することができる。
しかし、ベッドプレート2内に形成されたオイル流路32、33を、管径が大きな配管に交換することは不可能である。ベッドプレート2内のオイル流路32、33は、ベッドプレート2を鋳造によって製造する際に、一緒に成形されるからである。
なお、図3における符号22は、空洞部を示している。
その他の従来技術として、オイルポンプからシリンダブロック又はシリンダヘッドまでのオイル供給系統を、コンパクトにできると共に、組付作業が容易なエンジンのオイル供給装置が、開示されている(例えば特許文献1)。
しか支、この従来技術(特許文献1)は、オイル供給系統の小型化及び組付けの容易さを目的としており、上述した問題点を何ら解消するものではない。
別の従来技術として、エンジンのシリンダブロック後端の空間部に内蔵されるオイルポンプが提案されている(例えば特許文献2参照)。
しかし、この従来技術(特許文献2)は、吸入流路の入口及び吐出通路の出口の位置に自由度を持たせ、オイルポンプの配置とオイルギヤラリーとの位置との対応を容易にすることと、小型化とを目的としており、上述した問題点を解消するものではない。
さらに別の技術として、エンジンオイル通路に関する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかし、この従来技術(特許文献3)は、エンジン停止中にオイル貯留室内のオイルが減少するのを抑制することが目的であり、上述した問題点を解消することはできない。
特開2005−61232号公報 実開平5-42615号公報 特開2005‐48882号公報
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、歯幅を増やして吐出量を増大することが可能であり、ベッドプレートの鋳造型を変更することなく、キャビテーションを防止できる内燃機関用オイルポンプの提供を目的としている。
本発明の内燃機関用オイルポンプは、ロータとして作用するギヤ(12、13)の厚さ方向寸法を大きく構成すると共に、オイル吸入口(14)に連通するオイル流路(3)の断面積を増大させたことを特徴としている(請求項1)。
ここで、本明細書において、「オイルポンプ」なる文言は、オイル吸入口(14)に連通するオイル流路(3)を含む文言として用いられている。
ここで、オイル吸入口(14)に連通するオイル流路(3)は、ベッドプレート(2)内で2系統(32、34)に分離して形成されており、該2系統のオイル流路(32、34)はオイル吸入口(14)の近傍で合流(A部)しているのが好ましい(請求項2)。
そして、ベッドプレート(2)内に形成された2系統のオイル流路(32、34)の合流箇所(A部)とオイル吸入口(14)とは、単一径の流路(31)により連通されているのが好ましい(請求項3)。
ここで、ベッドプレート2は鋳造品であり、2系統のオイル流路の内の一方の流路(34)は、機械加工(例えばボーリング加工)によって形成されることが好ましい。
また、本発明の内燃機関用オイルポンプ(100)は、自動車用エンジンに設けられているのが好ましい(請求項4)。
上述する構成を具備する本発明の内燃機関用オイルポンプ(100)によれば、ロータとして作用するギヤ(12、13)の厚さ方向寸法を大きく構成しているので、オイル供給量は増大させられる。これにより、エンジンの排気量アップに対して容易に対処することができる。
また、オイル吸入口(14)に連通するオイル流路(3)の断面積を増大させたので、キャビテーションの発生を阻止することができる。
ここで、ベッドプレートが鋳造品であり、2系統のオイル流路の内の一方の(増加させる)流路(34)をボーリング等の機械加工で成形すれば、鋳造型を変更することも無く、オイル吸入口(14)に連通するオイル流路(3)の断面積を増大させることが出来る。
そして、鋳造型を変更する必要が無いので、コスト増加を抑制することができる。
以下、添付図面の図1及び図2を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1において、全体を符号100で示されるオイルポンプは、オイルポンプ本体1と、ベッドプレート2の端部2eに形成された吸込み流路系統3とを有している。
明確には図示されていないが、オイルポンプ100は、ギヤ(図1では図示せず)の歯幅(ギヤの厚さ寸法)を増大して、吐出量を増大させている。
オイルポンプ1の吸入口14(図4参照)は、ベッドプレート2の端部2eに形成された吸入流路3に連通している。吸入流路3は、第1の水平流路31と、第2の水平流路32と、第1の垂直流路33と、第2の垂直流路34とで構成されている。
第1の水平流路31、第2の水平流路32、第1の垂直流路33は、図3で示す従来技術と同じであるため、図3と同一の符号で示されている。
図1において、第2の垂直流路34が設けられている。この第2の垂直流路34は、第1の水平流路31と第2の水平流路32の境界部(A部)を含む余肉20の領域に、新たに形成されている。なお、第2の垂直流路34は、例えばボーリングによる穿孔加工等の機械加工によって形成されている。
第1の垂直流路33の吸入側端部33iは、接続管40の第1の分岐部41に接続している。そして、第2の垂直流路34の吸入側端部34iは、接続管40の第2の分岐部42に接続されている。
接続管40は、第1の分岐部41と、第2の分岐部42と、第1の分岐部41と第2の分岐部42とが分岐している吸い込み部43とにより構成されている。
吸込み部43の内径は、従来技術における接続管4の内径よりも大きく形成されている。吸込み部43の内径の断面積は、第1の分岐部41の断面積と、第2の分岐部42の断面積との和に近い数値に設定されている。
そして、吸込み部43に接続されるサクションパイプ50の内径も、吸込み部43の内径と概略等しくなるように構成されている。
上記以外の構成については、図3、図4の従来技術と同様である。
上述する構成を具備する図1で示すオイルポンプ100によれば、オイルポンプ本体1のギヤ12、13の厚さ方向寸法を大きく構成しており、そのため、オイル供給量は、従来のオイルポンプに比較して増大されている。そのため、シリーズエンジンの排気量アップにも、容易に対処することが出来る。
また、ベッドプレート2の吸入流路3に第2の垂直流路34を追加することにより、ベッドプレート2内に形成された吸入流路3の断面積を増大させることができる。そして、吸入流路3の断面積が増加するため、キャビテーションの発生を阻止することができる。
ここで、ベッドプレート2は鋳造品であるが、第2の垂直流路34はボーリング等の機械加工で容易に成形することが出来る。そのため、図1で示すベッドプレート2を製造するに当たっては、従来技術で使用されたベッドプレートの鋳造型を変更する必要が無い。そのため、コスト増加を抑制することができる。
図2は、現存する複数機種のエンジンのギヤ式オイルポンプにおいて、オイルポンプ吐出量(縦軸)と、サクションパイプの内径(横軸)との関係をプロットしたものである。図2において、スマッジング(網掛け)した領域が、キャビテーションを生じない領域を示している。
図2のプロットP1は、図3の従来技術に対応するプロットであり、ベッドプレート2の吸入流路3の断面積を変更することなく、オイルポンプのギヤ幅を増加した場合の特性を示している。係るプロットP1は、キャビテーションを生じない領域から外れている。そのため、図3で示す従来技術において、ギヤ幅を増大すると、キャビテーションを起こしている。
これに対して、図1で示すように、第2の垂直流路34を追加して流路3の断面積を増大した場合の特性が、図2におけるプロットP2である。図2から明らかな様に、プロットP2は、キャビテーションが発生しない領域に位置しており、そのため、キャビテーションを防止できる。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
本発明の実施形態を示す部分断面図。 サクションパイプ内径と、オイルポンプ容量と、キャビテーションとの関係を示す実験データ。 従来のオイルポンプへのオイル供給系統を示した部分断面図。 ギヤ式オイルポンプの断面図。
符号の説明
1・・・オイルポンプ本体
2・・・ベッドプレート
3・・・吸入流路
6・・・オイルパン
11・・・ケーシング
12・・・ギヤ
13・・・ギヤ
14・・・吸入口
15・・・吐出口
31・・・第1の水平流路
32・・・第2の水平流路
33・・・垂直流路/第1の垂直流路
34・・・第2の垂直流路
40・・・接続管
41・・・第1の分岐部
42・・・第2の分岐部
43・・・吸込み部
50・・・サクションパイプ

Claims (4)

  1. ロータとして作用するギヤの厚さ方向寸法を大きく構成すると共に、オイル吸入口に連通するオイル流路の断面積を増大させたことを特徴とする内燃機関用オイルポンプ。
  2. オイル吸入口に連通するオイル流路は、ベッドプレート内で2系統に分離して形成されており、該2系統のオイル流路はオイル吸入口の近傍で合流している請求項1の内燃機関用オイルポンプ。
  3. ベッドプレート内に形成された2系統のオイル流路の合流箇所とオイル吸入口とは、単一径の流路により連通されている請求項2の内燃機関用オイルポンプ。
  4. 自動車用エンジンに設けられている請求項1〜3の何れか1項の内燃機関用オイルポンプ。
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