JP2008196154A - 認証装置、モード切り換えカード、入退室管理システム、および認証方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、装置構成を簡略化することで安価にでき、ID情報を管理する手間をも軽減できる認証装置、モード切り換えカード、入退室管理システム、および認証方法を提供することを課題とする。
【解決手段】入退室管理システム10は、オフィスAの扉Ga近くに設置されたカードリーダー2a、このカードリーダー2aに接続されたコントローラー4a、オフィスBの扉Gb近くに設置されたカードリーダー2b、およびこのカードリーダー2bに接続されているとともにコントローラー4aと接続されたコントローラー4bを有する。カードリーダー2aに登録用カードが翳されると、コントローラー4aによる処理モードが通常の認証モードから登録モードに切り換えられ、次に翳されるIDカードが登録される。
【選択図】 図1
【解決手段】入退室管理システム10は、オフィスAの扉Ga近くに設置されたカードリーダー2a、このカードリーダー2aに接続されたコントローラー4a、オフィスBの扉Gb近くに設置されたカードリーダー2b、およびこのカードリーダー2bに接続されているとともにコントローラー4aと接続されたコントローラー4bを有する。カードリーダー2aに登録用カードが翳されると、コントローラー4aによる処理モードが通常の認証モードから登録モードに切り換えられ、次に翳されるIDカードが登録される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、IDカードからそのID情報を読み取って、そのIDカードが登録されたカードであるか否かを判定する認証装置、この認証装置の処理モードを切り換えるためのモード切り換えカード、認証装置およびモード切り換えカードを含む入退室管理システム、および認証方法に関する。
従来、認証装置として、オフィスの出入口や自宅の玄関などに設置され、IDカードからそのID情報を読み取ってその人物が当該施設の入退室を許可されている登録済の人物であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて電気錠の開錠/施錠を制御するセキュリティーシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、この種のシステムでは、施設の出入口に設置したカードリーダーを介してIDカードを読み取って、このカードリーダーに接続されたコントローラーにおいて、当該IDカードを所有する人物が当該施設に対する入退室を許可されている登録済の人物であるか否かを判定し、登録済の人物であることを判定した場合に、コントローラーが出入口のドアの電気錠を開錠して当該人物の通行を許可するようにしている。
よって、このシステムを利用するためには、予め、コントローラーに接続したパーソナルコンピューター(PC)やサーバーを介して、当該出入口の通行を許可する人物の情報を入力し、その人物を特定するID情報を記憶したIDカードを発行する必要がある。
このようなシステムをオフィスで利用する場合、発行した1枚のIDカードに対して特定の複数の出入口の通行を許可する必要があるため、IDカードごとの通行可能な出入口をPCで管理することが有効である。しかし、IDカードを発行する人数が数十人程度と比較的多い場合、そのID情報の管理や、各IDカードで通行を許可する出入口のグループ管理や、通行を許可する人物の登録或いは抹消などに要する管理の手間がかかる問題があった。
また、自宅の玄関などにこの種のセキュリティーシステムを導入する場合、数人の利用者に対して且つ1、2箇所の出入口に対して、カードリーダーの他に電気錠を開閉制御するためのコントローラーやIDカードのID情報を登録するためのPCを必要とするため、システム構成が高価になる問題があった。
特開平2−256772号公報
この発明の目的は、装置構成を簡略化することで安価にでき、ID情報を管理する手間をも軽減できる認証装置、モード切り換えカード、入退室管理システム、および認証方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の認証装置は、IDカードからID情報を読み取るカードリーダーと、読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定する判定部と、を有し、上記判定部は、上記カードリーダーでID情報を読み取ろうとしたカードがモード切り換えカードであることを条件に処理モードを切り換え、上記カードリーダーで次に読み取るIDカードのID情報を登録或いは抹消する。
また、本発明の入退室管理システムは、IDカードからID情報を読み取る第1のカードリーダーと、読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、当該施設に対する通行を選択的に許可する第1の判定部と、を有する第1の施設と、IDカードからID情報を読み取る第2のカードリーダーと、読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、当該施設に対する通行を選択的に許可する、上記第1の判定部と通信可能に接続した第2の判定部と、を有する第2の施設と、を有し、上記第1の判定部は、上記第1のカードリーダーでID情報を読み取ろうとしたカードがモード切り換えカードであることを条件に処理モードを切り換え、上記第1のカードリーダーで次に読み取るIDカードのID情報を登録或いは抹消し、この登録或いは抹消したID情報を共有すべく上記第2の判定部へ通知する。
更に、本発明の認証方法は、IDカードからID情報を読み取る読取工程と、読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定する判定工程と、を有し、上記判定工程では、上記読取工程でモード切り換えカードを読み取ったことを条件に処理モードを切り換え、次に読み取るIDカードのID情報を登録或いは抹消する。
上記発明によると、モード切り換えカードを読み取ったことを条件に、処理モードを切り換えて、IDカードのID情報を登録或いは抹消するようにしたため、PCなどを介して情報を入力する必要がなく、構成を簡略化でき、安価に製造でき、PCを用いてID情報の登録或いは抹消履歴を管理する手間を省くことができる。
この発明の認証装置、および入退室管理システムは、上記のような構成および作用を有しているので、装置構成を簡略化することで安価にでき、ID情報を管理する手間をも軽減できる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、この発明の実施の形態に係る入退室管理システム10(以下、単に、システム10と称する)の概略図を示してある。このシステム10は、例えば、登録済のIDカードを所有する人物に対し、オフィスA、Bへの入退室を許可し、IDカードを読み取ることで、オフィスA、Bの扉Gに設けた電気錠(ここでは図示省略)を開錠するよう機能する。
図1には、この発明の実施の形態に係る入退室管理システム10(以下、単に、システム10と称する)の概略図を示してある。このシステム10は、例えば、登録済のIDカードを所有する人物に対し、オフィスA、Bへの入退室を許可し、IDカードを読み取ることで、オフィスA、Bの扉Gに設けた電気錠(ここでは図示省略)を開錠するよう機能する。
一般に、この種のシステムで使用するIDカードには、磁気カードと無線カードとがある。
磁気カードは、例えば、JISB9560、および9561に定められているクレジットカードのように、塩化ビニルなどの樹脂で形成された基材上に磁気ストライプを形成して構成されている。この磁気カードから情報を読み取る場合、磁気ストライプに磁気ヘッドを接触させて、磁束密度の大小を検出することにより、磁気ストライプに記録されている磁気情報を読み取る。
磁気カードは、例えば、JISB9560、および9561に定められているクレジットカードのように、塩化ビニルなどの樹脂で形成された基材上に磁気ストライプを形成して構成されている。この磁気カードから情報を読み取る場合、磁気ストライプに磁気ヘッドを接触させて、磁束密度の大小を検出することにより、磁気ストライプに記録されている磁気情報を読み取る。
一方、無線カードは、例えば、上記クレジットカードと同じ基材、もしくはさらに薄い基材中にICチップとアンテナを埋設して構成されている。この無線カードから情報を読み取る場合、カードリーダーのアンテナに無線カードを翳して無線通信することにより非接触で情報を読み取る。本実施の形態では、この無線カードをIDカードとして用いたものとする。
いずれにしても、このシステム10で使用するIDカードには、登録された利用者を認証するためのID情報として各利用者に割り当てられたID番号が予め書き込まれている。つまり、このシステム10を利用する利用者は、システム10の管理者に対し、予め、システム10の利用登録を申請し、オフィスAおよびオフィスBに対する入退室の許可を受け、ID番号を記録したIDカードを受け取る必要がある。
システム10は、例えば、オフィスAの扉Ga近くに設置したカードリーダー2a、このカードリーダー2aに接続されたコントローラー4a、別のオフィスBの扉Gb近くに設置したカードリーダー2b、およびこのカードリーダー2bに接続されたコントローラー4bを有する。2つのコントローラー4a、4bは、各種データを送受信可能な状態で接続されている。また、コントローラー4a、4bは、それぞれ、カードリーダー2a、2bと一体化されている場合もある。
例えば、一方のオフィスAに設置した認証装置について代表して説明すると、コントローラー4aは、カードリーダー2aを介して利用者が所持しているIDカードから登録済のID番号を読み取ったことを条件に、扉Gaの電気錠を開錠し、当該IDカードを所有している人物のオフィスAへの入退室を許可する。
このようにIDカードを認証してオフィスA(B)への入退室を許可するためには、各オフィスA、Bの扉Ga、Gbの電気錠を開錠するためのコントローラー4a、4bに、予め登録済のIDカードのID情報(本実施の形態ではID番号とする)を登録しておく必要がある。さらに、システム10のコントローラー4a、4b間では、それぞれ登録および抹消した情報を常に更新し、共有しておく必要がある。
以下、図2および図3を参照して、このシステム10の動作、特にシステム10に対する利用者の登録および抹消方法について説明する。図2には登録および抹消方法を説明するための動作説明図を示してあり、図3には動作を説明するためのフローチャートを示してある。
初期状態として、システム10の各コントローラー4a、4bは、通常の認証モードに設定されており、カードリーダー2a、2bを介してIDカードの読み取りを待機している。ここで言う認証モードとは、上述したように、IDカードに記録されているID番号を読み取って電気錠の開錠の可否を判定するモードである。この状態で、IDカードがいずれかのオフィスのカードリーダー2a、2bに翳されると、当該IDカードから各種情報が読み取られる(図3、ステップ1)。
ステップ1でIDカードを読み取った結果、通常のIDカードに割り振られたID番号を読み取ることができた場合、対応するコントローラー4a、或いは4bは、当該IDカードが通常のカードであることを判断し(ステップ2;YES)、当該IDカードを所有する人物の通行の可否を判定する(ステップ3)。
このとき、コントローラー4a(4b)は、当該IDカードから読み取ったID番号を予め登録されているID番号に照会し、読み取ったID番号がシステム10に登録済であることを条件に、対応するオフィスの扉Ga、またはGbの電気錠を開錠し、所有者の通行を許可する。しかし、ID番号を照会した結果、読み取ったID番号が未登録であることを判定した場合、コントローラー4a(4b)は、対応する扉Ga(Gb)の電気錠を開錠しないで所有者の通行を禁止する。
一方、ステップ1の読み取りの結果、通常のIDカードに割り振られたID番号を読み取ることができずに(ステップ2;NO)、当該IDカードが後述する登録用カード(モード切り換えカード)であることを判定した場合(ステップ4;YES)、対応するコントローラー4a(4b)は、その処理モードを認証モードから登録モードに切り換える(ステップ5)。この登録モードでは、オフィスA、Bの扉Ga、Gbの通行を可能にするためのIDカードの登録ができる。
また、ステップ6に示すように、当該カードが後述する図2に図示した抹消用カード(モード切り換えカード)であることを判定した場合(ステップ4;NO、ステップ6;YES)、対応するコントローラー4a(4b)は、その処理モードを認証モードから抹消モードに切り換える(ステップ7)。この抹消モードでは、オフィスA、Bの扉Ga、Gbの通行を許可されていたIDカードの登録を抹消することができる。
すなわち、ステップ5では、図2に模式図を示すように、対応するカードリーダー2a(ここではオフィスAにおける処理とする)の図示しないアンテナに登録用カードが翳されて、対応するコントローラー4aの処理モードが登録モードに切り換えられる。このように登録モードに切り換えられた状態で、新たに登録を希望するIDカードがカードリーダー2aのアンテナに翳されると、当該未登録のIDカードからID番号が読み取られ、そのID番号が対応するコントローラー4aに記憶される。これで、当該IDカードの登録が完了する。
この後、登録を希望する他のIDカードある場合、登録を希望する全てのIDカードがアンテナに順次翳されて、ID番号が順次読み取られてコントローラー4aに登録される。そして、登録を希望する全てのIDカードからID番号が読み取られた後、再び登録用カードがアンテナに翳されると、コントローラー4aの処理モードが登録モードから通常の認証モードに戻される。つまり、この後アンテナに翳されるIDカードに対しては、通常の認証処理、すなわち当該システム10に登録済であるか否かの判定がなされる。
以上のように、数枚のIDカードをオフィスAで登録した後、システム10の他の施設(本実施の形態では、オフィスB)においてもこれら登録したIDカードが使えるように、コントローラー4aからコントローラー4bに登録したIDカードのID番号が通知され、コントローラー4bにおいてもこれら登録済のIDカードのID番号を記憶する。このように登録した履歴を複数のコントローラー4a、4bで共有することにより、ID番号を登録した全てのIDカードをオフィスA、B両方で使用できるようになる。
また、ステップ7では、図2に示すように、対応するカードリーダー2aのアンテナに抹消用カードが翳されて、対応するコントローラー4aの処理モードが抹消モードに切り換えられる。このようにコントローラー4aの処理モードが抹消モードに切り換えられた状態で、登録の抹消を希望するIDカードがカードリーダー2aのアンテナに翳されると、当該IDカードからID番号が読み取られて既にコントローラー4aで記憶しているID番号と照会され、当該ID番号がコントローラー4aから抹消される。これで、当該IDカードの登録が抹消される。
この後、登録抹消を希望する他のIDカードがある場合、登録抹消を希望する全てのIDカードがアンテナに順次翳されて、ID番号が順次読み取られてコントローラー4aからそのデータが抹消される。そして、登録抹消を希望する全てのIDカードをアンテナに翳した後、再び抹消用カードがアンテナに翳されると、コントローラー4aの処理モードが抹消モードから通常の認証モードに戻される。つまり、この後アンテナに翳されるIDカードに対しては、通常の認証処理、すなわち当該システム10に登録済であるか否かの判定がなされる。
以上のように、数枚のIDカードの登録をオフィスAで抹消した後、オフィスBにおいてもこれら登録を抹消したIDカードが使えないように、コントローラー4aからコントローラー4bに登録を抹消したIDカードのID番号が通知され、コントローラー4bにおいてもこれら登録を抹消されたIDカードのID番号が消去される。このように登録を抹消した履歴を複数のコントローラー4a、4bで共有することにより、登録を抹消した全てのIDカードをオフィスA、B両方で使用できなくすることができる。
以上のように、本実施の形態によると、従来のシステムのようにPCやサーバーを用いて管理者がIDカードの利用登録や登録抹消の入力処理を行うことなく、扉Ga、Gbを動作制御するコントローラー4a、4b、およびカードリーダー2a、2bを用いて管理者であれば誰でもIDカードの登録および抹消が可能となり、システム構成を簡略化でき、装置コストを低減でき、管理者によるデータ入力の手間が不要となり、利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態のシステム10の運用において、登録済のIDカードを利用者が紛失してしまった場合、コントローラー4a(4b)を抹消モードに切り換えた後アンテナに翳すカードが無いため、カードリーダー2a(2b)に設けられたテンキー6(入力部)を介して紛失したIDカードのIDコードを入力するようにした。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
例えば、上述した実施の形態では、IDカードとして無線カードを使用した場合について説明したが、これに限らず、磁気カードを使用したシステムに本発明を適用しても良い。また、上述した実施の形態では、読み取ったIDカードがシステム10に登録されているか否かを判定して扉Ga、Gbの電気錠を開錠/施錠する場合について説明したが、これに限らず、判定結果に従って自動ドアを開閉制御するようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、IDカードの使用場所として、2つのオフィスA、Bを想定した場合について説明したが、これに限らず、3つ以上の施設にカードリーダー2およびコントローラー4をそれぞれ設置して登録および抹消データを共有するようにしても良い。或いは、自宅の玄関のように1つの扉にこのシステム10を取り付けても良い。
また、上述した実施の形態では、IDカードをシステム10に登録するための登録用カードと登録を抹消するための抹消用カードを別々に用意した場合について説明したが、これに限らず、管理者の管理の元でデータの登録および抹消ができる共通のモード切り換えカードを用意し、このモード切り換えカードをカードリーダー2a(2b)のアンテナに翳す回数に応じて切り換えるモードを決めるようにしても良い。
例えば、モード切り換えカードをアンテナに1回翳した場合にはコントローラー4a(4b)の処理モードを認証モードから登録モードに切り換え、モード切り換えカードをアンテナに2回連続して翳した場合にはコントローラー4a(4b)の処理モードを認証モードから抹消モードに切り換えるようにしても良い。この場合、各モードを終了して通常の認証モードに戻す際には、モード切り換えカードを再びアンテナに翳せば良い。
また、上述した実施の形態では、登録用カードをアンテナに翳したことを条件にコントローラー4a(4b)の処理モードを登録モードに切り換え、抹消用カードをアンテナに翳したことを条件に処理モードを抹消モードに切り換えるようにしたが、よりセキュリティー性を高めるため、各モード切り換えカードをアンテナに翳した後に管理者が管理する暗証番号の入力を義務付けても良い。この場合、モード切り換えカードをアンテナに翳した後、テンキー6を介して管理者が暗証番号を入力することでモードの切り換えが可能となる。また、このとき、上述した共通のモード切り換えカードを使用して入力する暗証番号をモード別に用意しても良い。
また、登録用カードの運用においては、上述した実施の形態に限らずいろいろな使い方が考えられる。
例えば、上述した実施の形態で説明した登録用カードは、オフィスA、B両方に対する入退室を許可することのできるものであったが、入退室を許可する施設のグループごとに異なる登録用カードを用意しても良い。この場合、例えば、A、B、C、D4つの施設があって、登録用カードC1を用いて登録したIDカードに対しては、A、B、C3つの施設に対する入退室を許可し、登録用カードC2を用いて登録したIDカードに対しては、A、C2つの施設に対する入退室だけを許可し、登録用カードC3を用いて登録したIDカードに対しては、A、B、C、D全ての施設に対する入退室を許可するような運用が考えられえる。
例えば、上述した実施の形態で説明した登録用カードは、オフィスA、B両方に対する入退室を許可することのできるものであったが、入退室を許可する施設のグループごとに異なる登録用カードを用意しても良い。この場合、例えば、A、B、C、D4つの施設があって、登録用カードC1を用いて登録したIDカードに対しては、A、B、C3つの施設に対する入退室を許可し、登録用カードC2を用いて登録したIDカードに対しては、A、C2つの施設に対する入退室だけを許可し、登録用カードC3を用いて登録したIDカードに対しては、A、B、C、D全ての施設に対する入退室を許可するような運用が考えられえる。
なお、このようなカードの運用を実施する場合、各登録用カードには、予め利用登録が可能な施設に関する情報を記憶させておく必要がある。また、上記のような運用をする場合、登録を受け付けるカードリーダー2は施設A、B、C、Dのうちどの施設のカードリーダー2であっても良いが、登録用カードC1、C2、C3ごとに異なるグループの各施設に対し、登録済のID番号を共有化すべく通知する必要がある。
また、上述したように複数種類の登録用カードC1、C2、C3を用意する代りに、登録用カードをカードリーダー2のアンテナに翳す回数に応じて入退室を許可する施設のグループを決めるようにしても良い。
この場合、例えば、上述した4つの施設にセキュリティー上の優先順位を着けて(ここでは施設Aが最も順位が高く、施設B、施設C、施設Dの順に順位が下がるものとする)、登録用カードを1回翳した後に登録を受け付けたIDカードに対しては施設Dだけの入退室を許可し、登録用カードを続けて2回翳した後に登録を受け付けたIDカードに対しては施設D、Cへの入退室を許可し、登録用カードを3回連続して翳した後に登録を受け付けたIDカードに対しては3つの施設D、C、Bに対する入退室を許可し、登録用カードを4回連続して翳した後に同じアンテナに翳したIDカードに対しては4つ全ての施設A、B、C、Dに対する入退室を許可するといった運用が考えられる。
また、上述した実施の形態のように登録用カードをカードリーダー2のアンテナに翳してコントローラー4の処理モードが登録モードに切り換えられた後、当該カードリーダー2のテンキー6を介して暗証番号を入力するとともに、これから利用登録をするIDカードを用いて入退室を可能とする施設を選択するようにしても良い。この場合、暗証番号を管理している管理者がテンキー6を介して施設の番号などを入力する方法が考えられる。
また、上述した抹消用カードの運用においても、上述した実施の形態に限らずいろいろな使い方が考えられる。
例えば、上述した実施の形態では、抹消用カードをカードリーダー2a(2b)のアンテナに翳した後にアンテナに翳されたIDカードの登録を抹消するようにしたが、IDカードをアンテナに翳す前に暗証番号の入力を義務付けても良い。
例えば、上述した実施の形態では、抹消用カードをカードリーダー2a(2b)のアンテナに翳した後にアンテナに翳されたIDカードの登録を抹消するようにしたが、IDカードをアンテナに翳す前に暗証番号の入力を義務付けても良い。
また、暗証番号を入力した後に、登録を抹消したいIDカードのID番号をテンキー6を介して入力することで当該IDカードの登録を抹消するようにしても良い。この場合、利用者がIDカードを紛失してカードが存在しない場合であっても、紛失したIDカードの登録を抹消することができ、当該カードを拾った人が不正使用することを防止できる。
2a、2b…カードリーダー、4a、4b…コントローラー、6…テンキー、10…入退室管理システム、A、B…オフィス、Ga、Gb…扉。
Claims (11)
- IDカードからID情報を読み取るカードリーダーと、
読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定する判定部と、を有し、
上記判定部は、上記カードリーダーでID情報を読み取ろうとしたカードがモード切り換えカードであることを条件に処理モードを切り換え、上記カードリーダーで次に読み取るIDカードのID情報を登録或いは抹消することを特徴とする認証装置。 - 上記判定部は、上記処理モードを切り換えて、必要な枚数のIDカードのID情報を登録或いは抹消した後、上記モード切り換えカードが上記カードリーダーで再び読み取られたことを条件に、処理モードを通常の認証モードに戻すことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
- 上記判定部は、上記カードリーダーにおける上記モード切り換えカードの読み取り回数に応じて処理モードを登録モードまたは抹消モードに切り換えることを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
- 各種操作入力を受け付ける入力部をさらに有し、
上記判定部は、上記カードリーダーで上記モード切り換えカードを読み取った後、上記入力部を介して暗証番号が入力されたことを条件に、IDカードの登録或いは抹消を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の認証装置。 - 上記判定部は、上記入力部を介して入力される暗証番号に応じて上記処理モードを登録モードまたは抹消モードに切り換えることを特徴とする請求項4に記載の認証装置。
- 上記判定部は、上記モード切り換えカードのうち登録用カードを上記カードリーダーで読み取った場合に上記処理モードを登録モードに切り換え、上記モード切り換えカードのうち抹消用カードを上記カードリーダーで読み取った場合に上記処理モードを抹消モードに切り換えることを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
- 各種操作入力を受け付ける入力部をさらに有し、
上記判定部は、上記処理モードを抹消モードに切り換えた後、登録を抹消するIDカードのID情報が上記入力部を介して入力されたことを条件に、当該IDカードの登録を抹消することを特徴とする請求項6に記載の認証装置。 - IDカードからID情報を読み取る第1のカードリーダーと、読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、当該施設に対する通行を選択的に許可する第1の判定部と、を有する第1の施設と、
IDカードからID情報を読み取る第2のカードリーダーと、読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、当該施設に対する通行を選択的に許可する、上記第1の判定部と通信可能に接続した第2の判定部と、を有する第2の施設と、を有し、
上記第1の判定部は、上記第1のカードリーダーでID情報を読み取ろうとしたカードがモード切り換えカードであることを条件に処理モードを切り換え、上記第1のカードリーダーで次に読み取るIDカードのID情報を登録或いは抹消し、この登録或いは抹消したID情報を共有すべく上記第2の判定部へ通知することを特徴とする入退室管理システム。 - 上記第1の判定部は、上記処理モードを切り換えて、必要な枚数のIDカードのID情報を登録或いは抹消した後、上記モード切り換えカードが上記第1のカードリーダーで再び読み取られたことを条件に、処理モードを通常の認証モードに戻すことを特徴とする請求項8に記載の入退室管理システム。
- 請求項8に記載の入退室管理システムで使用する上記モード切り換えカードであって、
モードを切り換える施設を特定するための情報を記憶していることを特徴とするモード切り換えカード。 - IDカードからID情報を読み取る読取工程と、
読み取ったID情報が登録済であるか否かを判定する判定工程と、を有し、
上記判定工程では、上記読取工程でモード切り換えカードを読み取ったことを条件に処理モードを切り換え、次に読み取るIDカードのID情報を登録或いは抹消することを特徴とする認証方法。
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