JP2008195753A - 粘着剤組成物および粘着シート - Google Patents

粘着剤組成物および粘着シート Download PDF

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Abstract

【課題】表面エネルギーの低い被着体に対しても充分な接着力を有し、かつ、再剥離性に優れるアクリル系粘着組成物及びそれを用いた粘着シートを提供する。
【解決手段】(A)炭素数が8から13までのアルキル基を有するアクリレート100質量部と、(B)飽和脂環族を側鎖に持つアクリレート10〜90質量部と、(C)エチレングリコール鎖またはプロピレングリコール鎖を持ち、その繰り返し数が2から23であるアクリレート1〜40質量部と、重合開始剤と、架橋剤とを含む粘着剤組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、粘着剤組成物ならびにそれを用いた粘着シートに関する。
アクリルポリマーはそれ自体に接着性があり、様々な分野で使用されているが、防錆油が塗布された鋼板やポリプロピレン基材などの低表面エネルギーの表面への接着性は劣っている。この欠点を解消するためには、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂などの天然樹脂系粘着付与樹脂を添加するのが一般的ではあるが、耐候性低下などの問題がある。
特許文献1および特許文献2では、低分子量のアクリルポリマーを粘着付与樹脂として、母材となる高分子量アクリルポリマーに添加することにより、耐候性の低下を招くことなく低エネルギー表面への接着性を上げている。また、特許文献3、特許文献4では、前述の課題に対して、アクリルポリマーを構成する配合の中に、極性の極めて低い成分を加える手法を開示している。しかしながら、これら先行技術は、低エネルギー表面への接着性の向上にのみ着目しており、再剥離性は考慮されていない。
一方、特許文献5では、油面接着性を有すると共に再剥離性に優れた感圧接着シートを教示しているが、その粘着剤には架橋剤として多官能イソシアネート化合物が必要なため、耐水性に問題があり、また、イソシアネートの反応性から、有機溶媒を用いずに製造することは困難である。
特開2002−241709号公報 特開2006−45474号公報 特開2005−105288号公報 特表平10−509198号公報 特開平10−60388号公報
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、表面エネルギーの低い被着体に対しても充分な接着力を有し、かつ、再剥離性、耐候性に優れ、更に有機溶媒を使用せずに作製できる環境に配慮したアクリル系粘着組成物及びそれを用いた粘着シートを提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、以下に示す粘着剤組成物によって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下に示す粘着剤組成物が提供される。
[1] (A)炭素数が8から13までのアルキル基を有するアクリレート100質量部と、(B)飽和脂環族を側鎖に持つアクリレート10〜90質量部と、(C)エチレングリコール鎖またはプロピレングリコール鎖を持ち、その繰り返し数が2から23であるアクリレート1〜40質量部と、重合開始剤と、架橋剤とを含む粘着剤組成物。
[2] 前記(C)がグリコール鎖の繰り返し単位が9であるメトキシポリエチレングリコールアクリレートである上記[1]に記載の粘着剤組成物。
[3] 前記飽和脂環族を側鎖にもつアクリレート(B)が、イソボルニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレートおよびジジクロペンタニルアクリレートからなる群から選択される1種または複数のアクリレートである上記[1]または[2]に記載の粘着剤組成物。
[4] 上記[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着剤組成物を、剥離処理された2枚の透明なフィルムの間に挟んで光を照射して得られる粘着シート。
[5] 上記[4]に記載の粘着シートを基材にラミネートして得られる基材付き粘着シート。
本発明による粘着剤組成物は、低エネルギー表面の被着体に対しても、比較的良好な接着力を有する。また、接着後の接着力の上昇が抑制されるため、特に、加熱後の再剥離性に優れる。更に、アクリルポリマーを用いているので耐候性も良好であり、有機溶媒を用いずに作製できるので、環境にも配慮した組成物および粘着シートを提供できる。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[成分(A)]
(A)は粘着剤の基本成分となり、接着性に大きく寄与する。(A)としては、アルキル基の炭素数が8から13までのアクリレートを用いることができ、具体的には、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、イソデシルアクリレートなどが代表的に挙げられる。中でも、炭素数が8の2−エチルヘキシルアクリレート、または、イソオクチルアクリレートが好ましい。それらのうち、1種、または2種以上を組み合わせて用いることもできる。アルキル基鎖が短すぎると、その極性が強く現れてくるため、低エネルギー表面との親和性が低下し、接着性を失う(比較例11参照)。また逆に長すぎると、一般の粘着剤と同様に結晶性が現れるため、接着性を失う。
[成分(B)]
(B)の特徴は、飽和脂環族を側鎖に持っているという点である。一般に、環状の炭化水素基を持つと極性が低くなるため、(B)のもう一つの特徴としては極性が低いということが言える。極性は、一般には溶解パラメータ(SP値)という指標で表されるが、この(B)に関しては、Fedorsの方法に従って(Fedors, Polym. Eng. and Sci., 14, 147 (1974))計算した値で、10.50以下が目安となる。具体的に好適なモノマーとしては、イソボルニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレートなどが代表的に挙げられ、これらの二種類以上の混合も可能である。参考として、上記好適なアクリレート、比較例として用いたアクリレート、および一般的なアクリレートの各値を表1に示す。この成分は、低エネルギー表面との親和性向上に寄与する。そのため、多すぎると(A)の比率が低下して接着力が低下し、少なすぎると低エネルギー表面への親和性がなく、接着性を失う。
Figure 2008195753
[成分(C)]
(C)は、本発明における最も特徴的な成分であり、接着力を制御する効果があり、特に、経時や加熱後の接着力の上昇を抑制する役割を持つ。エチレングリコール(実施例9など)、または、プロピレングリコール(実施例10など)の繰り返し単位を持つアクリルモノマーを用いることができる。また、それらの二種類以上の混合物、あるいは、一つの分子鎖にエチレングリコール鎖、プロピレングリコール鎖、両方を含んだモノマーを用いることもできる。エチレングリコールまたはプロピレングリコールの鎖長は限定の必要はないが、以降の実施例で示す通り、繰り返し単位は2から23の間がよく、特に9程度がよい。長すぎると、配合の比率によっては他の成分との混合が困難になる。また、短すぎると(ヒドロキシエチルアクリレートが相当、比較例12参照)、接着力を制御する効果がなくなる。また、これらグリコール鎖の末端は、ヒドロキシル基(実施例9,10)、メチル基(実施例1など)、エチル基(実施例7)のいずれでも良い。代表的なモノマーとしては、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、ポリプロピレングリコールアクリレートなどが挙げられる。なかでも上記繰り返し単位が9であるメトキシポリエチレングリコールアクリレートが作業性などを考慮すると、好適である。
一般に、粘着剤は被着体に接着した後、経時的な表面の変形や、湿度や光、熱などの外部環境による濡れ性の変化などによって、接着力の上昇が起こる。この現象はアドヒージョンビルドアップ(Adhesion Build−up)と呼ばれる(以下、ビルドアップと呼ぶ)。再剥離性を考慮する際には、初期の接着力と合わせて、使用環境によるビルドアップ後の接着力も重要となる。(C)は、ガラス転移点が低く、また、自身の接着力は非常に低いという特徴がある。この成分の添加により、粘着剤全体も軟らかくなり、また、最終的に到達する接着力も低くなる。すなわち、接着直後と、ビルドアップ後の接着力の変化が小さくなり、再剥離性の面からは非常に好ましい特性を持つことができる。
(A)(B)(C)各成分の配合割合は、(A)成分100質量部に対して(B)成分10〜90質量部、(C)成分1〜40質量部である。好適なモノマーをそれぞれ選択して、組み合わせた例を挙げると、(A)として、2−エチルヘキシルアクリレートを選択し、その100質量部に対して、(B)としてイソボルニルアクリレートを選択した場合、好ましくは10〜90質量部、さらに好ましくは、20〜70質量部、(C)として、グリコール鎖の繰り返し単位がおよそ9のメトキシポリエチレングリコールアクリレートを選択した場合、1〜40、好ましくは5〜40質量部、さらに好ましくは、5〜30質量部の範囲に含まれる組成が所望の特性の粘着物を得ることができる。
各アクリレートの混合物に、重合開始剤、架橋剤を所定量加えて重合を行い、粘着剤組成物を得る。重合開始剤の種類を選択することにより、任意の方法での重合が可能である。熱重合を選択する場合、例えば、2,2’−アゾビズ(2−メチルプロピオナミダイン)ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビズ(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ベンゾイルパーオキサイドなどが、代表的な開始剤として挙げられ、光重合を選択する場合は、例えば、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンなどが代表的な開始剤として挙げられる。また架橋剤は特に限定はしないが、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレートや、ジエチレングリコールジアクリレートなどの多官能アクリレートが好ましい。本発明では、紫外線による光重合についての場合のみ以下説明する。その際の光重合開始剤量は、特に限定はしないが、(A)(B)(C)合わせて100質量部とした時、おおよそ0.1〜0.5質量部が好ましい。また、架橋剤の量も、特に限定はしないが、おおよそ0.1〜0.3質量部が好ましい。また、シリカ、チタニアなどの粉体やガラスビーズなどの、各種フィラーや、水酸化アルミニウムや臭化物などの難燃剤など他の機能性成分を添加しても良い。
重合による硬化の場合、窒素置換や真空脱泡などでモノマー中から酸素を除き、剥離処理された2枚の透明なフィルムの間に所望の厚さになるように挟んで光を照射すると、シート状の粘着剤を得ることができる。このシートは、両面のフィルムを剥がして、低エネルギー表面被着体同士の接着に使うことができる。また、片面に別の適当な基材をラミネートすれば片面粘着シートとなり、防錆油が塗布された鋼板(以下油面塗板と記述する)用のマスキングテープやラベルシールとして使うことができる。再剥離性に優れるため、マスキングテープやラベルシールが不要になったときに糊残りや基材の破壊がなく、きれいに剥がすことができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[粘着剤組成物の作製手順]
後述する各実施例および比較例の配合の通りに、各アクリルモノマー、光重合開始剤の一部(全量のうち20質量%相当量)を、透明なガラス容器に入れて混合した。容器内および混合物に溶け込んだ気体を窒素に置換した後(例えば、モノマーの合計重量を100gとした場合、250mlの容積の容器に、毎分1リットル程度の流量で5分以上のバブリングを行う)、攪拌しながら紫外線を照射(約20〜25mJ/cm)して粘度が2000〜3000cpsになるまで部分的に重合させた。重合による発熱が収まるまで放置し(前述の量では約10分程度)、さらに、残りの光重合開始剤(80質量%相当量)、架橋剤、フィラーを加え、攪拌混合(Hybrid MixerHM−500、KEYENCE社製、を使用)した後、減圧脱泡(前述の量・粘度で、約0.02MPa下で約30分静置)することで、粘着剤組成物を得た。
[粘着シートの作製手順]
次に、シリコーン離型処理されたPETフィルム(ピューレックス A50、テイジン社製、および、セラピール MIB(T)、東レフィルム加工社製)の間に、粘着剤組成物を、重合後に所望の厚さになるように塗布して挟み、両面から紫外線を照射(1mW/cmにて3分、その後 7mW/cmにて3分)して光重合を完了させた。後述する全ての実施例、比較例の試料は、厚さが約100μmになるように塗布量を調整した。重合後得られたシートのうち、外周部から約15mmの部分は酸素阻害による未重合部分が含まれる可能性があるため廃棄した。
以上の手順で、シリコーン離型処理PETフィルムに挟まれたシート状粘着剤を得た。なお、今回用いた架橋剤、光重合開始剤、フィラーは以下の通りである。
架橋剤:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(Laromer HDDA、BASF社製)
光重合開始剤:2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(Irgacure651、Chiba社製)
フィラー:ヒュームドシリカ(AEROSIL A−200、日本エアロジル社製)
[評価準備]
被着体は、低エネルギー表面を持つものとして、防錆油を塗布した鋼板(以下、油面塗板と呼ぶ)、ポリプロピレン板(5mm厚、30×75mm、PP J704LB、山三商事社、以下PP板と呼ぶ)およびポリエチレン板(2mm厚、53×100mm、日本タクト社、以下PE板と呼ぶ)を用意した。
油面塗板はSPCC−SD鋼板(0.8mm厚、65×150mm、テストピース)をイソプロピルアルコールで洗浄・脱脂を行った後、防錆油(プレトン R−303PX2、スギムラ化学工業社製)を塗布し(約5.5g/m)、垂直に立てて1日静置しておいた。PP板、PE板は、表面をイソプロピルアルコールで清拭し、アルコールの乾燥後、速やかに使用した。
フィルム間に作製したシート状粘着剤から、25mm幅80mm長の試料片を切り出し、一方の面のシリコーン離型処理されたPETフィルムを剥がした後、その面を、25mm幅、約25cm長に切ったPETフィルム(マット加工品・タイプSM、25μm厚、開成工業社製)のマット加工面側に貼り付けた。約25cm長のPETフィルムのうち、シート状粘着剤の貼り付けられていない部分を評価測定用の持ち手とし、試料片とした。
[油面塗板に対する加熱後再剥離性の評価]
本評価は、本発明の粘着剤組成物を、油面塗板の洗浄・塗装・乾燥工程時のマスキングテープとして用いることを想定して行った。
試料片の、残っている側のシリコーン離型処理されたPETフィルムを剥がし、剥き出しになった粘着剤面が被着体に接するように試料片を油面塗板被着体に載せ、2kgのロールを一往復させて貼り付けた。これを20分静置後、蒸留水に1時間浸漬した。その後すぐに、オーブン(KM−600、ADVANTEC社製)にて170℃20分の熱処理を行った。オーブンから取り出した後、1時間ほど放置して常温に戻るまで待ってから、引張試験機(Autograph AG−500B、島津製作所製)にて引き剥がし速度300mm/minの180°ピール力を測定した。
[常温保存時油面塗板に対する剥離力の評価]
本評価は、本発明の粘着剤組成物の、油面塗板同士の仮固定や、油面塗板用ラベルシートなどの用途を想定して行った。
油面塗板被着体に、試料片の残っている側のシリコーン離型処理されたPETフィルムを剥がし、剥き出しになった粘着剤面が被着体に接するように試料片を油面塗板被着体に載せ、2kgのロールを一往復させて貼り付け、常温で静置し、2時間後、1日後に、それぞれ、引張試験機(Autograph AG−500B、島津製作所製)にて引き剥がし速度300mm/minの180°ピール力を測定し、比較した。
[常温保存時オレフィン板に対する剥離力の評価]
本評価は、本発明の粘着剤組成物が、PP板、PE板同士の仮固定や、ラベルシートなどの用途を想定して行った。
PP板、PE板被着体に、試料片の残っている側のシリコーン離型処理されたPETフィルムを剥がし、剥き出しになった粘着剤面が被着体に接するように試料片を被着体に載せ、2kgのロールを一往復させて貼り付け、常温で静置し、2時間後に、引張試験機(Autograph AG−500B、島津製作所製)にて引き剥がし速度300mm/minの180°ピール力を測定し、比較した。
[評価時の基準]
低エネルギー表面を持つ被着体(油面塗板等)に対する接着性とビルドアップの変化幅を評価対象とした。被着体への接着2時間後の180°ピール力において、2.0Nを接着性の有無の境界とし、また、1日後のピール力を2時間後の値と比較しその変化量が2.0N以内に収まっていることをビルドアップ抑制効果の有無の境界とした。なお、いずれの場合においても、180°ピール力が10Nを超えないことも条件とした。10Nを超えると、糊残りが発生する傾向にあるからである。
(実施例1)
(A)成分として、2−エチルヘキシルアクリレート(日本触媒社製、以下、2EHAと呼ぶ)100質量部、(B)成分として、イソボルニルアクリレート(IBXA、大阪有機化学社製、以下、IBXAと呼ぶ)46質量部、(C)成分として、メトキシポリエチレングリコールアクリレート(NKエステルAM−90G、新中村化学社製、以下AMGと呼ぶ)8質量部、以上3種の混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。PP板に対するピール力は6.0N、PE板に対するピール力は3.4Nであった。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.3N、1日後のピール力は4.2Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、6.0Nであった。
(実施例2)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として58質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.40質量部、架橋剤0.42質量部、フィラー1.7質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。PP板に対するピール力は8.2N、PE板に対するピール力は4.6Nであった。油面塗板に対する2時間後のピール力は4.0N、1日後のピール力は4.3Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、7.8Nであった。
(実施例3)
(A)成分としてイソオクチルアクリレート(3M社製、以下IOAと呼ぶ)100質量部に対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。PP板に対するピール力は6.4N、PE板に対するピール力は3.6Nであった。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.2N、1日後のピール力は3.6Nであった。
(実施例4)
(A)成分として50質量部の2EHA、50質量部のIOAを混合したものに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.44質量部、架橋剤0.45質量部、フィラー1.8質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.6N、1日後のピール力は3.7Nであった。
(実施例5)
(A)成分としてイソデシルアクリレート(SR395、化薬サートマー社製)100質量部に対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.0N、1日後のピール力は5.0Nであった。
(実施例6)
(A)成分としてトリデシルアクリレート(SR489、化薬サートマー社製)100質量部に対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.0N、1日後のピール力は3.4Nであった。
(実施例7)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分としてエトキシジエチレングリコールアクリレート(ビスコート#190、大阪有機化学社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.6N、1日後のピール力は4.1Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、7.1Nであった。
(実施例8)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分としてメトキシトリプロピレングリコールアクリレート(ビスコート#320、大阪有機化学社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.3N、1日後のピール力は3.6Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、6.6Nであった。
(実施例9)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分としてポリエチレングリコールアクリレート(ブレンマーAE−200、日本油脂社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.0N、1日後のピール力は2.6Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、2.7Nであった。
(実施例10)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分としてポリプロピレングリコールアクリレート(ブレンマーAP−150、日本油脂社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.1N、1日後のピール力は3.7Nであった。
(実施例11)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分としてメトキシポリエチレングリコールアクリレート(NKエステルAM−230G、新中村化学社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.35質量部、架橋剤0.36質量部、フィラー1.4質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.4N、1日後のピール力は5.2Nであった。
(実施例12)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として43質量部のIBXA、(C)成分としてメトキシポリエチレングリコールアクリレート(NKエステルAM−230G、新中村化学社製)1質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.35質量部、架橋剤0.36質量部、フィラー1.4質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は4.5N、1日後のピール力は5.3Nであった。
(実施例13)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分としてメトキシトリエチレングリコールアクリレート(ビスコートMTG、大阪有機化学社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.3N、1日後のピール力は4.6Nであった。
(実施例14)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として50質量部のIBXA、(C)成分として17質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.40質量部、架橋剤0.42質量部、フィラー1.7質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.8N、1日後のピール力は3.8Nであった。
(実施例15)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として64質量部のIBXA、(C)成分として18質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.44質量部、架橋剤0.45質量部、フィラー1.8質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.7N、1日後のピール力は3.8Nであった。
(実施例16)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として29質量部のIBXA、(C)成分として14質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.34質量部、架橋剤0.36質量部、フィラー1.4質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.4N、1日後のピール力は3.1Nであった。
(実施例17)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として89質量部のIBXA、(C)成分として33質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.53質量部、架橋剤0.56質量部、フィラー2.2質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.1N、1日後のピール力は3.7Nであった。
(実施例18)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として、ジシクロペンタニルアクリレート(ファンクリルFA−513A、日立化成社製)46重両部、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は2.9N、1日後のピール力は3.4Nであった。
(実施例19)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として、ジシクロペンタニルアクリレート(ファンクリルFA−513A、日立化成社製)23質量部および23質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.2N、1日後のピール力は4.0Nであった。
(比較例1)
一般的に用いられる粘着剤として、100質量部の2EHAに対して、アクリル酸11質量部を加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。PP板に対するピール力は2.2N、PE板に対するピール力は2.5Nであった。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.2N、1日後のピール力は0.7Nであった。
(比較例2)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として67質量部のIBXAの混合物に、光開始剤0.40質量部、架橋剤0.42質量部、フィラー1.7質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。(C)成分は添加しなかった。PP板に対するピール力は13.6N、PE板に対するピール力は9.8Nであった。油面塗板に対する2時間後のピール力は5.1N、1日後のピール力は13.0Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、14.9Nであった。
(比較例3)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として43質量部のIBXAの混合物に、光開始剤0.34質量部、架橋剤0.36質量部、フィラー1.4質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。(C)成分は添加しなかった。油面塗板に対する2時間後のピール力は5.5N、1日後のピール力は9.3Nであった。
(比較例4)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として200質量部のIBXA、(C)成分として33質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.80質量部、架橋剤0.83質量部、フィラー3.3質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.3N、1日後のピール力は1.6Nであった。
(比較例5)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として125質量部のIBXA、(C)成分として25質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.60質量部、架橋剤0.63質量部、フィラー2.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は3.3N、1日後のピール力は6.0Nであった。
(比較例6)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として17質量部のIBXA、(C)成分として50質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.40質量部、架橋剤0.42質量部、フィラー1.7質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.3N、1日後のピール力は0.9Nであった。
(比較例7)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として133質量部のIBXA、(C)成分として100質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.80質量部、架橋剤0.83質量部、フィラー3.3質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.1N、1日後のピール力は1.6Nであった。
(比較例8)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(C)成分として25質量部のAMGを加えた混合物に、光開始剤0.30質量部、架橋剤0.31質量部、フィラー1.3質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。なお、(B)成分は添加しなかった。その結果、油面塗板には接着性を示さず、ピール力の測定はできなかった。
(比較例9)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として14質量部のIBXA、(C)成分として29質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.34質量部、架橋剤0.36質量部、フィラー1.4質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。その結果、油面塗板には接着性を示さず、ピール力の測定はできなかった。
(比較例10)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分に相当するものは入れずに、代わりにアクリル酸(東亞合成社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.3N、1日後のピール力は1.2Nであった。
(比較例11)
(A)成分としてブチルアクリレート(BASF社製)100質量部に対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.1N、1日後のピール力は1.5Nであった。
(比較例12)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分として46質量部のIBXA、(C)成分として2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA、大阪有機化学社製)8質量部をそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は1.2N、1日後のピール力は6.1Nであった。また、170℃で20分加熱後のピール力は、3.8Nであった。
(比較例13)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分としてフェノキシエチルアクリレート(ビスコート#192、大阪有機化学社製)46質量部、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.9N、1日後のピール力は1.4Nであった。
(比較例14)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分としてイソステアリルアクリレート(NKエステルISA、新中村化学社製)46質量部、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は1.2N、1日後のピール力は1.2Nであった。
(比較例15)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分としてジシクロペンテニルアクリレート(ファンクリルFA−511A、日立化成社製)46質量部、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.2N、1日後のピール力は0.5Nであった。
(比較例16)
(A)成分として100質量部の2EHAに対して、(B)成分としてジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート(ファンクリルFA−512A、日立化成社製)46質量部、(C)成分として8質量部のAMGをそれぞれ加えた混合物に、光開始剤0.37質量部、架橋剤0.38質量部、フィラー1.5質量部を加えて、粘着剤組成物を作製した。油面塗板に対する2時間後のピール力は0.1N、1日後のピール力は0.3Nであった。
比較例13は(B)成分に芳香族側鎖、比較例14は、非環状炭化水素側鎖、比較例15、16では、不飽和脂環族側鎖を持つものをそれぞれ用いたが、結果で示した通り、油面塗板に対しての接着性は低い。飽和脂環族側鎖が良い理由は明らかではないが、それら比較例と合わせると、(SP値による)極性による親和性だけではなく、被着体表面の防錆油を良く吸収するため、接着力が発現するものと推察される。
実施例1、2、7、8、9、および、比較例2、12の、170℃加熱後のピール力を比較した図を図1に示す。水への浸漬、熱処理の外的環境の変化によりビルドアップが現れているが、実施例の試料は、その変化幅が小さい。一方、比較例2は、ビルドアップが著しく、再剥離に非常に大きな力が必要で、実作業者の負担が大きく、また、基材の破壊の恐れが出てくる。また、比較例12は1日後のピール力と比較すると接着力が低下しており、この環境での使用は好ましくないことが分かる。
全ての実施例および比較例の、油面塗板に対する2時間後、1日後、それぞれの180°ピール力を図2に示す。各実施例は2時間後と1日後のピール力を比較するとその変化幅は小さく、安定した接着力を示す。それに対して、比較例は、接着力の変化幅が大きく、再剥離時に大きな力が必要になったり、防錆油面に対して接着力が発現しなかったりなどの問題がある。
以上、(A)(B)および(C)各成分を好ましい配合で作製した粘着剤組成物は、低表面エネルギー表面に対して、良好な接着性および再剥離性を有することが分かる。
本発明は、具体的な用途としては、防錆油や潤滑油などが塗布された鋼板の、仮固定用粘着剤や塗装時のマスキングテープ用の粘着剤などが挙げられる。また、低表面エネルギーであるPP板、PE板に対しても良好な接着性および再剥離性あるので、粘着ラベル、シール、等として有用である。
実施例1、2、7、8、9、および、比較例2、12の、170℃加熱後のピール力を比較した図である。 全ての実施例および比較例の、油面塗板に対する2時間後、1日後、それぞれの180°ピール力を示す図である。

Claims (5)

  1. (A)炭素数が8から13までのアルキル基を有するアクリレート100質量部と、
    (B)飽和脂環族を側鎖に持つアクリレート10〜90質量部と、
    (C)エチレングリコール鎖またはプロピレングリコール鎖を持ち、その繰り返し数が2から23であるアクリレート1〜40質量部と、
    重合開始剤と、架橋剤とを含む粘着剤組成物。
  2. 前記(C)がグリコール鎖の繰り返し単位が9であるメトキシポリエチレングリコールアクリレートである請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. 前記飽和脂環族を側鎖にもつアクリレート(B)が、イソボルニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレートおよびジジクロペンタニルアクリレートからなる群から選択される1種または複数のアクリレートである請求項1または請求項2に記載の粘着剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の粘着剤組成物を、剥離処理された2枚の透明なフィルムの間に挟んで光を照射して得られる粘着シート。
  5. 請求項4に記載の粘着シートを基材にラミネートして得られる基材付き粘着シート。
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