JP2008191328A - 移動機構、光学機器、撮像装置 - Google Patents

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裕行 石上
Yasushi Yoshibe
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Abstract

【課題】衝撃が加わった場合でもカム機構に影響の少ない移動機構、光学機器、及び、撮像装置を提供する。
【解決手段】溝部(42)を有する第1の部材(40)と、前記溝部に係合する係合部(70)を有する第2の部材(30)とを、相対的に移動可能に備えた移動機構において、前記係合部は、前記溝部に進入するとともに前記溝部の側面に当接する当接部(71)と、該当接部と前記第2の部材との間に配置されて前記溝部に進入する中間部(72)とを備え、前記溝部の複数の側面間の幅に対する前記中間部の寸法は、前記当接部の寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする移動機構(60)である。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動機構、光学機器、及び、撮像装置に関するものである。
カメラ等に備えられたレンズ鏡筒は、カム溝とカムフォロワとを備えるカム機構によってレンズを光軸方向に進退動作させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−52807号公報
この種のカム機構は、例えば、レンズ鏡筒に光軸方向の衝撃等が加わった場合に、カム溝の側面を介してカムフォロワに対し衝撃が加わり、カム機構にガタが生じたり破損したりするという問題があった。
本発明の目的は、衝撃が加わった場合でもカム機構に影響の少ない移動機構、光学機器、及び、撮像装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、溝部(42)を有する第1の部材(40)と、前記溝部に係合する係合部(70)を有する第2の部材(30)とを、相対的に移動可能に備えた移動機構において、前記係合部は、前記溝部に進入するとともに前記溝部の側面に当接する当接部(71)と、該当接部と前記第2の部材との間に配置されて前記溝部に進入する中間部(72)とを備え、前記溝部の複数の側面間の幅に対する前記中間部の寸法は、前記当接部の寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする移動機構(60)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の移動機構において、前記中間部(72)は、前記当接部(71)よりも剛性が高いことを特徴とする移動機構(60)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2項に記載の移動機構において、前記当接部(71)は、弾性体であり、前記当接部の寸法と、前記中間部(72)の寸法との差は、前記当接部の弾性域での最大変形量よりも小さいことを特徴とする移動機構(60)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の移動機構において、前記当接部(71)は、環状の部材であり、前記係合部(70)は、前記当接部に対して前記中間部(72)とは反対側に設けられて前記当接部の前記第2の部材(30)から離間する方向への移動を制限する制限部(73c)を含み、前記溝部(42)の複数の側面間の幅に対する前記制限部の寸法は、前記中間部の寸法よりも小さく、前記当接部の内径寸法よりも大きいことを特徴とする移動機構(60)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の移動機構において、前記中間部(272)は、前記第2の部材(30)に一体的に設けられ、前記制限部(273)は、前記中間部に設けられることを特徴とする移動機構(260)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の移動機構において、前記溝部(42)及び前記当接部(71)は、その一方が他方を押圧する押圧力によって前記第1の部材(40)と前記第2の部材(30)とを相対移動させるカム機構であることを特徴とする移動機構(60)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の移動機構(60)と、前記第1の部材(40)及び前記第2の部材(30)の前記相対移動に応じて移動可能な光学要素(L)とを備える光学機器(10)である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の光学機器(10)を備えたことを特徴とする撮像装置(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、衝撃が加わった場合でもカム機構に対する影響を低減させることができる。
[第1実施形態]
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態をあげて、さらに詳しく説明する。なお、以下の各実施形態は、移動機構を備えた光学機器としてレンズ鏡筒を例にとって説明する。
図1は、第1実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラシステムを示す斜視図である。
図2は、図1に示すレンズ鏡筒の光軸方向被写体側の端部における光軸を含む断面図である。
図3は、図2に示すレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す要部拡大図である。
図4は、図3に示すカム機構を示す拡大断面図である。
カメラシステム1は、カメラ本体2に対してレンズ鏡筒10が着脱可能に装着される撮像装置である。カメラ本体2は、例えば、CCD等のイメージセンサを備えるデジタルカメラでもよいし、銀塩フィルムに対して被写体光を露光するフィルムカメラであってもよい。
レンズ鏡筒10は、複数のレンズ群(図2に示すレンズ群L以外は、図示を省略する)を備える光学機器であり、全体的な形状が筒状とされている。レンズ鏡筒10は、光軸方向撮影者側の端部がカメラ本体2の正面部(撮影時に被写体に対向する面部)に機械的に接続されている。
レンズ鏡筒10は、図2に示すように、固定筒20、回転筒30、直進筒40、レンズ保持筒50、及び、カム機構60を備えている。
固定筒20は、レンズ鏡筒10がカメラ本体2に装着された状態において、カメラ本体2に対する光軸方向の移動が制限された筒体である。
回転筒30は、固定筒20の内径側に収容された筒体である。回転筒30は、撮影者の行うズーム操作に連動して固定筒20に対して光軸回りに回転するようになっている。
回転筒30は、その外周面に形成された突起31が、固定筒20の内周面に形成された溝21に嵌合している。固定筒20の溝21は、固定筒20の周方向に延在しており、回転筒30は、固定筒20に対して回転動作のみが可能とされ、光軸方向の進退動作が制限されている。
直進筒40は、固定筒20の外径側に配置された筒体であり、直進溝41及びカム溝42を備えている(図3参照)。
直進溝41は、固定筒20に設けられたピン22と協働して直進筒40の固定筒20に対する光軸方向への直進移動を案内するものである。
固定筒20に設けられた直進案内用のピン22は、例えば、合成樹脂材料によってリング状に形成されたカラー22aと、このカラー22aを固定筒20に取り付けるネジ22bとを備えている。このうち、カラー22aの外周面は、直進溝41の対向する側面にそれぞれ当接している。
カム溝42は、回転筒30に設けられたカムフォロワ70と協働して直進筒40を固定筒20に対して光軸方向へ進退動作させるものである。レンズ鏡筒10は、これによって、レンズ群Lが光軸方向に移動し、焦点距離が変化するようになっている。回転筒30に設けられたカムフォロワ70の構成については、後に詳しく説明するものとする。
これらのカム溝42及びカムフォロワ70は、光軸回りに略均等な間隔で、例えば、3箇所に設けられている。図3は、カム溝42及びカムフォロワ70をそれぞれひとつずつ示し、残りの2つは、省略している。
レンズ保持筒50は、レンズ群Lを保持する筒体であり、直進筒40の外径側に配置されている。このレンズ保持筒50は、その内周面にヘリコイドネジ51が形成され、このヘリコイドネジ51は、直進筒40の外周面に設けられたヘリコイドネジ43に噛み合っている。レンズ保持筒50は、例えば、撮影者による手動操作に応じて、又は、図示しないアクチュエータによって光軸回りに回転し、上記ヘリコイドに案内されて光軸方向に進退動作をするようになっている。
レンズ保持筒50は、光軸方向被写体側の端部であって、その内径側に、例えば、フィルタが装着可能な雌ネジが形成されたフィルタ装着部52を備えている。
また、レンズ保持筒50は、フィルタ装着部52よりも光軸方向撮影者側の領域から内径側につば状に突き出して設けられたつば部53と、このつば部53に先端部に設けられた環状の部分であってその内径側にレンズ群Lを収容するレンズ室54とを備えている。このレンズ群Lは、フォーカスレンズとして機能するものであり、レンズ鏡筒10は、レンズ保持筒50が光軸方向に進退動作をすることによって、合焦が行われるようになっている。
カム機構60は、前述のように直進筒40を固定筒20に対して光軸方向へ進退動作させる移動機構であり、直進筒40に設けられたカム溝42と、回転筒30に設けられたカムフォロワ70とを備えている。
カム溝42は、図3に示すように、直進筒40の周方向に対して傾斜する方向に延在する溝部である。カム溝42は、回転筒30が固定筒20に対して一定の方向に回転された場合に、直進筒40を光軸方向被写体側に駆動する前進領域と、この前進領域とは反対方向に傾斜して設けられ、直進筒40を光軸方向撮影者側に駆動する後退領域とが連続して形成されている。
カムフォロワ70は、図2に示すように、回転筒30の外周面から突き出して設けられ、その先端部が上記カム溝42に係合している。
カムフォロワ70は、図4に示すように、カラー71、ワッシャ72、及び、固定ネジ73を備えている。
カラー71は、例えば、合成樹脂材料によって形成されたリング状の部材であり、弾性変形が可能な弾性体である。このカラー71を形成する合成樹脂材料の種類は、特に限定されないが、例えば、アセタール樹脂系の材料によって形成することが、カム溝42に対する摺動性、及び、耐摩耗性等の観点から好ましい。
ワッシャ72は、カラー71と回転筒30との間に配置されている。ワッシャ72は、金属材料によって形成されたリング状の部材である。このワッシャ72を形成する金属材料の種類も、特に限定されない。ただし、ワッシャ72は、その剛性がカラー71よりも高く設定されている。
固定ネジ73は、カラー71及びワッシャ72を回転筒30に固定するものであり、図4に示すように、貫通部73a、ネジ部73b、及び、抜止部73cを備え、これらは、例えば、金属材料によって一体に形成されている。
貫通部73aは、カラー71及びワッシャ72の内径側を貫通する円柱状の部分であり、カラー71及びワッシャ72は、それぞれこの貫通部73aに対して回転可能に装着されている。
ネジ部73bは、回転筒30に形成されたネジ孔32に対してネジ結合する部分である。
抜止部73cは、貫通部73aに対してネジ部73bの反対側に設けられた円盤状の部分であり、カラー71のワッシャ72に対向する面部とは反対側の面部に当接している。カラー71及びワッシャ72は、この抜止部73cによって回転筒30から離脱することが防止されている。
次に、上記カラー71、ワッシャ72、及び、抜止部73cのそれぞれの外径寸法について説明する。
図4に示すように、カラー71、ワッシャ72、及び、抜止部73cは、それぞれカム溝42に進入しており、その外径寸法は、カラー71が一番大きく、カラー71の外周面は、カム溝42の側面部に当接している。
また、ワッシャ72の外径寸法は、カラー71の外径寸法よりも小さく、その外周面は、カム溝42の側面部に対して離間している。
抜止部73cの外径寸法は、ワッシャ72の外径寸法よりもさらに小さくなっているが、カラー71の内径寸法よりは、大きく設定されている。
ここで、前述のように、カラー71は、弾性変形が可能となっている。また、金属製の固定ネジ73を実質的な剛体であると仮定すると、カラー71は、弾性域における径方向の最大変形量が決まる。そして、カラー71の外径寸法とワッシャ72の外径寸法との差(図4において記号Dを付して説明する)は、カラー71の弾性域での最大変形量よりも小さく設定されている。ただし、カラー71の外径寸法とワッシャ72の外径寸法との差は、任意に設定でき、特にカラー71の最大変形量に近似させる必要はなく、ワッシャ72の外周面とカム溝42の側面との間には、微少な隙間が形成されていればよい。
以上説明したレンズ鏡筒10は、撮影者によるズーム操作に応じて回転筒30が固定筒20に対して光軸回りに回転する。回転筒30が回転すると、回転筒30に固定されたカムフォロワ70が、直進筒40に形成されたカム溝42の側面を押圧する。直進筒40は、直進溝41を備えており、この直進溝41には、固定筒20に設けられたピン22が挿入されているので、直進筒40は、カム溝42の側面がカムフォロワ70に押圧されることよって、光軸方向へ直進移動する。
ここで、レンズ鏡筒10は、カメラ本体2の正面部に装着され、カメラ本体から突き出して設けられている。
このため、レンズ鏡筒10は、その光軸方向被写体側の端部(フィルタ装着部52が設けられている部分)が、例えば、壁等に衝突する可能性が他の部分よりも高い。
前述のようにカム溝42は、直進筒40の周方向に対して傾斜して延在しているので、上記のようにレンズ鏡筒10が壁等に衝突すると、レンズ鏡筒10は、光軸方向に衝撃が加わり、この衝撃がカム溝42を介してカムフォロワ70に伝達される。
ここで、カムフォロワ70は、カム溝42から伝達されるこの衝撃に応じて、カラー71が弾性変形する。そして、カラー71及びワッシャ72の外径寸法差Dは、カラー71の弾性域での最大変形量よりも小さい微少な距離であるので、カラー71弾性変形すると、カム溝42の側面がカラー71の外周面及びワッシャ72の外周面に当接する。
以上説明した第1実施形態は、レンズ鏡筒10に光軸方向の衝撃(図2において矢印Aを付して説明する)が加えられたときに、カム溝42の側面に対して、カラー71と、このカラー71よりも剛性の高いワッシャ72とが当接するので、固定ネジ73に対して作用する回転モーメントやせん断力が低減する。
図4を用いて具体的に説明すると、固定ネジ73は、上記衝撃が加わると、カラー71及びワッシャ72を介してカム溝42の側面に押圧される。固定ネジ73は、この押圧力によって、貫通部73aとネジ部73bとの境界近傍を中心(図4においてこの符号Cを付して説明する)とする回転モーメントが作用する。この回転モーメントは、固定ネジ73のネジ部73bと回転筒30のネジ孔32との間に隙間を発生させ、カムフォロワ70の回転筒30に対する位置が不安定になり、レンズ鏡筒10の操作感を低下させる可能性がある。
ここで、仮にワッシャ72を備えないカムフォロワ70を想定すると(以下、比較形態のカムフォロワと称する。この比較形態のカムフォロワは、図示を省略する)、このカムフォロワは、カム溝からの押圧力がカラーにのみ作用する。
これに対し、本実施形態のカムフォロワ70は、カラー71よりも剛性の高いワッシャ72がカム溝42の側面に当接するので、カムフォロワ70に作用する押圧力は、実質的にカラー71に代わってワッシャ72が受けることになり、上記回転モーメントはワッシャ72に作用する押圧力にのみ起因して発生する。
このワッシャ72は、カラー71よりも回転モーメントの中心Cに近い位置に配置されているので、比較形態のカムフォロワに比べ、仮にカム溝42からの押圧力が同じであっても、固定ネジ73に作用する回転モーメントを低減できる。
このように、本実施形態のレンズ鏡筒10は、カムフォロワ70の衝撃力に対する耐久性が向上するので、カムフォロワ70の回転筒30に対する位置が安定し、快適に操作することができる。また、本実施形態のレンズ鏡筒10は、衝撃に対する耐久性(耐衝撃性)が向上するだけではなく、例えば、荷重が継続して作用するような場合の耐久性も向上する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態であるレンズ鏡筒について説明する。この第2実施形態及びその他の実施形態において、上述した第1実施形態と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
また、以下説明する第2実施形態及びその他の実施形態のレンズ鏡筒の構成は、カムフォロワの構成を除き、第1実施形態のレンズ鏡筒と略同じであるので、カムフォロワの構成について説明する。
図5は、第2実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す断面図である。
第2実施形態のカムフォロワ170は、第1実施形態のカムフォロワ70に対してカラー171の形状が異なっている。
カラー171は、第1実施形態のカラー71に比べてその厚さ方向寸法が大きく(厚く)なっている。また、カラー171は、ワッシャ72に対向する面部とは反対側の面部側の内径寸法が、固定ネジ73の貫通部73aが貫通する部分よりも大きく(広く)なっている。
そして、カラー171は、この内径寸法が広くされた部分に固定ネジ73の抜止部73cを収容しており、この部分と抜止部73cとの間には、隙間Sが形成されている。この隙間Sが形成された部分におけるカラー171と抜止部73cとの距離は、カラー171とワッシャ72との外径寸法差D(図4参照)よりも大きくなっている。
第2実施形態のカムフォロワ170も、第1実施形態と同様に、レンズ鏡筒110に作用する衝撃に応じてカラー171が変形する。このとき、カラー171と固定ネジ73との間に上述の隙間Sが設けられているので、この衝撃力が固定ネジ73の抜止部73cに作用することが防止されている。
第2実施形態のカムフォロワ170は、第1実施形態の効果に加え、カラー171の厚さ方向寸法を大きくしたので、カラー171とカム溝42との当接面積を大きくすることができ、カム機構160の動作が安定する。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態であるレンズ鏡筒に備えられたカムフォロワについて説明する。
図6は、第3実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す断面図である。
第3実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカムフォロワ270は、カラー271、接続部272、及び、抜止ネジ273を備えている。
カラー271は、合成樹脂材料によって形成されたリング状の部材であり、第1実施形態のカラー71と同様に機能する。
接続部272は、カラー271と回転筒30との間に配置され、第1実施形態のワッシャと同様に機能する高剛性部272aと、回転筒30のネジ孔32にネジ結合する雄ネジ部272bと、カラー271の内径側に挿入され、抜止ネジ273がネジ結合する雌ネジ部272cとを備えている。高剛性部272a、雄ネジ部272b、及び、雌ネジ部272cは、金属材料によって一体に形成されている。また、雄ネジ部272bは、第1実施形態の固定ネジ73のネジ部73bよりも径方向寸法が大きくなっている。
この第3実施形態のカムフォロワ270は、雄ネジ部272bの径方向寸法(ネジ径)をカラー271の内径寸法よりも大きく設定できるので、カム機構260は、第1実施形態のカム機構60よりもさらに耐久性が向上する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態であるレンズ鏡筒に備えられたカムフォロワについて説明する。
図7は、第4実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す断面図である。
第4実施形態のカムフォロワ370は、第1実施形態のカムフォロワ70に対して、固定ネジ373の抜止部373cの外径寸法が、ワッシャ372の外径寸法よりも大きくなっている。
ただし、この固定ネジ373の抜止部373cは、カム溝42に進入しておらず、レンズ鏡筒310に衝撃が加わった場合であってもカム溝42の側面から押圧されない。そして、この第4実施形態のカムフォロワ370のうち、カラー371及びワッシャ372は、上述した第1実施形態のカラー71及びワッシャ72と同様に機能する。
すなわち、カムフォロワ370は、カム溝42に係合する部分において、カラー371の外径が一番大きく、次いでワッシャ372の外径が大きければよく、抜止部373cがカム溝42に係合しない場合には、抜止部373cの外径寸法は、特に限定されず、例えば、カラー371より大きくてもよい。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明の移動機構、光学機器、及び、撮像装置の構成は、実施形態に記載したものに限らず、適宜変更が可能である。例えば、実施形態の移動機構は、直進筒40を光軸方向に進退動作させるカム機構であったが、例えば、実施形態の直進溝に進入するピンに本発明を適用してもよい。また、筒体の周方向に延在する溝に挿入され、この筒体の周回りの回転移動を案内するピンに本発明を適用してもよい。
(2)実施形態のレンズ鏡筒は、カメラ本体に装着される交換レンズ鏡筒であったが、レンズ鏡筒は、これに限らず、例えば、カメラ本体に一体に設けられたものであってもよい。
(3)溝部に係合する係合部の材料は、実施形態においては、カラーが合成樹脂材料、ワッシャが金属によって形成されたが、これらの材料は特に限定されず、例えば、ワッシャを合成樹脂材料によって成形してもよい。
第1実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラシステムを示す斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒の光軸方向被写体側の端部における光軸を含む断面図である。 図2に示すレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す要部拡大図である。 図3に示すカム機構を示す拡大断面図である。 第2実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す断面図である。 第3実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す断面図である。 第4実施形態のレンズ鏡筒に備えられたカム機構を示す断面図である。
符号の説明
30:回転筒 : 40 直進筒 : 42 カム溝 : 60 カム機構 : 70 カムフォロワ : 71 カラー : 72 ワッシャ

Claims (8)

  1. 溝部を有する第1の部材と、前記溝部に係合する係合部を有する第2の部材とを、相対的に移動可能に備えた移動機構において、
    前記係合部は、前記溝部に進入するとともに前記溝部の側面に当接する当接部と、該当接部と前記第2の部材との間に配置されて前記溝部に進入する中間部とを備え、
    前記溝部の複数の側面間の幅に対する前記中間部の寸法は、前記当接部の寸法よりも小さく設定されていること
    を特徴とする移動機構。
  2. 請求項1に記載の移動機構において、
    前記中間部は、前記当接部よりも剛性が高いこと
    を特徴とする移動機構。
  3. 請求項1又は請求項2項に記載の移動機構において、
    前記当接部は、弾性体であり、
    前記当接部の寸法と、前記中間部の寸法との差は、前記当接部の弾性域での最大変形量よりも小さいこと
    を特徴とする移動機構。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の移動機構において、
    前記当接部は、環状の部材であり、
    前記係合部は、前記当接部に対して前記中間部とは反対側に設けられて前記当接部の前記第2の部材から離間する方向への移動を制限する制限部を含み、
    前記溝部の複数の側面間の幅に対する前記制限部の寸法は、前記中間部の寸法よりも小さく、前記当接部の内径寸法よりも大きいこと
    を特徴とする移動機構。
  5. 請求項4に記載の移動機構において、
    前記中間部は、前記第2の部材に一体的に設けられ、
    前記制限部は、前記中間部に設けられること
    を特徴とする移動機構。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の移動機構において、
    前記溝部及び前記当接部は、その一方が他方を押圧する押圧力によって前記第1の部材と前記第2の部材とを相対移動させるカム機構であること
    を特徴とする移動機構。
  7. 請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の移動機構と、
    前記第1の部材及び前記第2の部材の前記相対移動に応じて移動可能な光学要素と
    を備える光学機器。
  8. 請求項7に記載の光学機器を備えたこと
    を特徴とする撮像装置。
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