JP2008190806A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

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裕宣 桑山
Hironori Mori
裕典 森
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Abstract

【課題】 ネジやビス等による筐体天板の損傷を解消することができるとともに、コントロールボックスを仕切板の上縁にしっかりと固定して装着することができる空気調和機の室外ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】 機械室11内の上部に、仕切板12の上縁を介してコントロールボックス16が装着される空気調和機の室外ユニット1において、仕切板12の上縁に水平フランジ部12Aを形成し、該水平フランジ部12Aにスリット状の差し込み穴12Bを設けるとともに、コントロールボックス上部の水平フランジ部17Bに、差し込み穴12Bに対して差し込みが可能で、かつクランク状に曲げ形成された差し込み片17Hを設け、仕切板12の差し込み穴12Bに、コントロールボックス16の差し込み片17Hを差し込むことにより、仕切板12の上縁にコントロールボックス16を装着する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、仕切板により区画される筐体内部の機械室上部に、仕切板の上縁を介してコントロールボックスが装着される空気調和機の室外ユニットに関するものである。
空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット本体を構成する筐体の内部が仕切板により熱交換室と、機械室とに区画され、熱交換室には、室外側熱交換器およびファンモータが配設されるとともに、機械室には、圧縮機、四方切換弁、アキュームレータ、配管類、およびコントロールボックス等が配設される構成が一般的である。
上記の室外ユニットにおいて、圧縮機、ファンモータ、四方切換弁等の制御用機器が設置されるコントロールボックスは、機械室の上部に配設される場合が多く、仕切板の上部に機械室と熱交換室間に跨って載置される構造、あるいは機械室内の上部にあって仕切板の上縁と筐体の側板との間に装着される構造が採用されている。
後者の構造として、特許文献1には、コントロールボックスの側面に設けたスリットに対して筐体側板の内面に設けた舌片を挿入し、スリットに設けた爪を舌片に設けた穴に係合させることにより、コントロールボックスの側面を筐体の側板内面に固定したものが示されている。また、特許文献2には、L形に曲げられた支持台(コントロールボックス)の引っかけ部を仕切板の上縁に引っかけ、他端を筐体の側板内面に設けられている側板支持片に保持されて、支持台(コントロールボックス)を支持したものが示されている。
特開2000−39188号公報 特開2005−114271号公報
ところで、上記コントロールボックスは、仕切板の上縁に引っかけあるいは側板内面の支持部上に支持するだけでは、振動源である圧縮機が収容されている室外ユニット本体が振動された場合に、ガタツキやビビリが生じるため、組み立て作業が行い易い仕切板上縁への引っかけ部において、コントロールボックスを仕切板の上縁にネジ止めあるいはビス止めしているケースが多い。
この場合に、室外ユニット本体を構成する筐体の天板上に荷物を置いたり、あるいは保管、運搬等のためにユニットを重ねたりした際に、天板に荷重が負荷され、天板が過度に撓んでしまうことがある。この過度の撓みで天板が仕切板の上縁部にあるネジやビス等の頭に当接すると、天板が損傷される懸念がある。また、ネジ止めやビス止めは、組み立て時や解体時の作業性を考えると、極力減少させることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ネジやビス等による筐体天板の損傷を解消することができるとともに、コントロールボックスを仕切板の上縁にしっかりと固定して装着することができる空気調和機の室外ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機の室外ユニットは、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット本体を構成する筐体と、該筐体の内部を熱交換室と機械室とに区画する仕切板とを備え、前記機械室内の上部に、前記仕切板の上縁を介してコントロールボックスが装着される空気調和機の室外ユニットにおいて、前記仕切板の上縁に水平フランジ部を形成し、該水平フランジ部にスリット状の差し込み穴を設けるとともに、前記コントロールボックス上部の水平フランジ部に、前記差し込み穴に対して差し込みが可能で、かつクランク状に曲げ形成された差し込み片を設け、前記仕切板の前記差し込み穴に、前記コントロールボックスの前記差し込み片を差し込むことにより、前記仕切板の上縁に前記コントロールボックスを装着することを特徴とする。
本発明によれば、仕切板の上縁に形成した水平フランジ部にスリット状の差し込み穴を設け、この差し込み穴に、コントロールボックス上部の水平フランジ部に設けたクランク状に曲げ形成された差し込み片を差し込むことにより、仕切板の上縁にコントロールボックスを差し込み片のクランク部でしっかりとガタなく固定して装着することができる。これにより、仕切板の上縁部分からネジやビス等を無くし、仕切板の上縁部分をフラットな水平フランジ面とすることができる。従って、室外ユニット本体の天板上に荷物が置かれる等によって荷重がかかり、天板が撓みを生じた場合でも、ネジやビス等の頭によって天板が損傷される事態を解消することができる。また、コントロールボックスの装着に際して、ネジやビス等による締め付け作業を減少させることができるため、組み立て作業の容易化、効率化を図ることができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上記の空気調和機の室外ユニットにおいて、前記差し込み穴および差し込み片は、各々差し込み穴のスリット方向に沿う同一直線上または平行な直線上に、間隔を隔てて複数箇所に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、差し込み穴および差し込み片が、各々間隔を隔てて複数箇所に設けられるので、コントロールボックスを仕切板に対して複数箇所でしっかりと固定することができる。また、複数箇所の差し込み穴および差し込み片は、各々差し込み穴のスリット方向に沿う同一直線上または平行な直線上に設けられているため、組み立て時に複数箇所の差し込み穴に対して差し込み片を一方向から同時に差し込むことができ、組み立て時の差し込み作業を容易化することができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記差し込み穴は、中央部が幅広で、両端側が狭くなるスリット形状とされることを特徴とする。
本発明によれば、差し込み穴が、中央部が幅広で、両端側が狭くなるスリット形状とされているので、組み立て時は、中央部の幅広部分を利用することにより差し込み片を差し込み易くすることができ、また、組み立て後においては、狭くされている両端部によって差し込み片を外れにくく、しっかりと固定することができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記差し込み片は、曲げ形成されたクランク部の寸法が前記仕切板の前記水平フランジ部の板厚相当とされることを特徴とする。
本発明によれば、差し込み片の曲げ形成されたクランク部の寸法が、仕切板の水平フランジ部の板厚相当とされるので、差し込み片を差し込み穴に差し込んだ状態では、仕切板の水平フランジ面との間に隙間ができないようにすることができ、それとクランクの曲げ部に形成される曲げアールのアール止まりとによって、コントロールボックスを仕切板に対しほぼガタなく固定することができる。従って、室外ユニット本体の振動に伴うガタツキやビビリを防止することができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記コントロールボックスは、L字状に折り曲げられた板状部材で構成され、その上方に延びる縦面の上端部に前記水平フランジ部が設けられ、前記縦面の折り曲げ部および前記水平フランジ部の折り曲げ部に、それぞれ複数個のリブが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、コントロールボックスが、L字状に折り曲げられた板状部材で構成される。このL字状板状部材の上方に延びる縦面の折り曲げ部およびこの縦面上端部の差し込み片が設けられる水平フランジ部の折り曲げ部に、それぞれ複数個のリブが設けられるので、コントロールボックスおよびその装着部として、必要な剛性および強度を確保することができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記コントロールボックスは、前記仕切板により区画される前記機械室の横断面形状に対して、前記差し込み片の差し込み動作に伴い、少なくとも差し込み方向および上下方向に移動が可能な形状とされることを特徴とする。
本発明によれば、コントロールボックスが、機械室の横断面形状に対して、差し込み片の差し込み動作に伴い、少なくとも差し込み方向および上下方向に移動が可能な形状とされているため、仕切板に設けられる差し込み穴に対する差し込み方式の装着構造とされたコントロールボックスを、機械室の横断面方向の形状に干渉されることなく、スムーズに組み立て装着することができる。
本発明によると、スリット状の差し込み穴にクランク状に曲げ形成された差し込み片を差し込むことによって、仕切板の上縁にコントロールボックスを差し込み片のクランク部でしっかりとガタなく固定して装着することができる。また、これにより、仕切板の上縁部分からネジやビス等を無くし、仕切板の上縁部分をフラットな水平フランジ面とすることができるため、室外ユニット本体の天板上に荷物が置かれる等により荷重がかかり、天板が撓みを生じた場合でも、ネジやビス等の頭によって天板が損傷される事態を解消することができる。さらに、コントロールボックスの装着に際して、ネジやビス等による締め付け作業を減少させることができるため、組み立て作業の容易化、効率化を図ることができる。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図7を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外ユニットの外観斜視図が示され、図2に、その横断面図が示されている。室外ユニット1は、ユニット本体を構成する直方体状の筐体2を有している。筐体2は、底板3、前面板4、背面板5、左右側板6,7、および天板8より構成される。この筐体2の前面板4、背面板5、および左側板6には、外気を吸い込み、それを吹き出すための吸い込み口および吹き出し口が設けられ、また、これらの吸い込み口および吹き出し口には、グリル(前面板4の吹き出しグリル9のみが図示されている。)が設置される。
筐体2の内部空間は、クランク状に曲げ加工された仕切板12によって、熱交換室10と、機械室11とに区画される。この熱交換室10には、L字形状の熱交換器13と、該熱交換器13を通して外気を流通させるファンモータ14とが設置される。また、機械室11には、圧縮機15の他、図示省略の四方切換弁、アキュームレータ、配管類、およびコントロールボックス16等が設置される。コントロールボックス16は、機械室11内の上部において、仕切板12と筐体2の右側板7との間に装着される。
上記コントロールボックス16は、図3ないし図5に示されるように、L字形状に折り曲げられた板状部材17によって構成され、その縦面17Aの上端部には、後述する仕切板12の上縁への装着部とされる水平に折り曲げられた水平フランジ部17Bが設けられる。また、水平面17Cの他端側には、後述する端子台を取り付ける傾斜面17Dおよび筐体2の右側板7への装着部とされるフランジ部17E,17Fが設けられる。この板状部材17の縦面17A、水平フランジ部17B、傾斜面17D、およびフランジ部17Eの各折り曲げ部分には、それぞれ断面が三角形状をなす所要数の三角リブ17Gが設けられ、コントロールボックス16およびその装着部として、必要な剛性および強度が確保されるよう構成されている。
コントロールボックス16を構成する板状部材17の水平フランジ部17Bには、所定の間隔を隔てて2箇所に差し込み片17Hが設けられる。差し込み片17Hは、クランク状に曲げ形成されており、その先端部は、先細り形状となるようにテーパーカットされている。また、曲げ形成されたクランク部の寸法Mは、図6に示されるように、仕切板12の水平フランジ部12Aの板厚相当(例えば、0.8mm)とされている。
また、コントロールボックス16の平面形状は、仕切板12により区画された機械室11の横断面形状に対して、コントロールボックス16が、上下方向に移動が可能な形状とされると同時に、コントロールボックス16の差し込み片17Hを、後述する仕切板12の水平フランジ部12Aに設けられる差し込み穴12Bに差し込む際に、その差し込み方向に移動が可能な形状とされている。これは、図2および図3に示されるように、仕切板12が前面板4および背面板5に対して傾斜方向の面を有するため、この傾斜方向面に沿って差し込みに要する寸法だけコントロールボックス16を移動させる必要があるからである。
コントロールボックス16には、板状部材17により形成される各制御機器用の設置面において、それぞれ図6に示されるように、縦面17Aには、圧縮機15用のコンデンサ18が設置され、水平面17Cには、ファンモータ14用のコンデンサ19および室外側機器用の制御基板20が設置され、さらに傾斜面17Dには、図示省略の各種配線接続用の端子台21が設置され、これら各機器および図示省略の他制御機器により、室内ユニット1側の各機器が制御されるようになっている。
一方、仕切板12の上縁には、図7に示されているように、コントロールボックス16を装着するための水平に折り曲げられた水平フランジ部12Aが形成される。この水平フランジ部12A部には、所定の間隔を隔てて2箇所に所定長さを有するスリット状の差し込み穴12Bが設けられる。この2箇所の差し込み穴12Bは、上記したコントロールボックス16側の差し込み片17Hと同一間隔に設けられる。また、差し込み穴12Bのスリット長さは、差し込み片17Hの幅とほぼ同一長さで、そのスリット幅は、中央部分が幅広で、両端部に至るにつれ幅狭となるようにされている。
上記2箇所の差し込み穴12Bおよび差し込み片17Hは、スリット方向に沿う同一直線上に設けられ、差し込み片17Hを一方向から同時に差し込み穴12Bに対して差し込むことができるようにされている。
なお、この2箇所の差し込み穴12Bおよび差し込み片17Hは、差し込み方向の関係から、必ずしもスリット方向に沿う同一直線上に設ける必要はなく、スリット方向に沿う平行な2直線上に設けてもよい。
以上に説明の構成により、本実施形態によると、以下の作用効果を奏する。
コントロールボックス16を構成する板状部材17上には、事前にコンデンサ18,19、制御基板20、端子台21等の制御用機器が組み込み設置される。このサブアセンブリされた状態でコントロールボックス16は、筐体2の仕切板12で区画された機械室11内の上部空間において、仕切板12の上縁と、筐体2の右側板7の内面に設けられる図示省略の支持部とを利用して装着される。
コントロールボックス16の装着は、図3(A)に示されるように、板状部材17の水平フランジ部17Bに設けられている2箇所の差し込み片17Hを、仕切板12の水平フランジ部12Aに設けられている差し込み穴12Bに差し込む。この差し込みは、コントロールボックス16を多少斜めにして斜め上方から行う方が差し込み易い。ただし、差し込み片17Hおよび水平フランジ12Aは共に板厚が薄く、また、差し込み片17Hは先端がテーパーカットされており、しかもスリット状の差し込み穴12Bは中央部が幅広とされているため、差し込みを容易化することができる。
差し込み片17Hを、上記のように差し込み穴12Bに差し込みながら、コントロールボックス16を水平位置に戻し、所定位置まで押し込むと、図6に示されるように、差し込み片17Hのクランク曲げ部に形成される曲げアールによりアール止まりとなる。この状態で差し込み片17Hのクランク部は、スリット状差し込み穴12Bの両端側の幅狭部にきっちりと嵌合され、仕切板12の水平フランジ部12Bに対して、図3(B)に示される姿勢に、ほぼガタなく密接された状態で装着される。一方、コントロールボックス16の他端側は、右側板7の内面に設けられている図示省略の支持部に対し、フランジ17E,17Fを介して支持される。このコントロールボックス16の上部は、筐体2を構成する天板8が装着されることによって閉塞される。
上記のように、仕切板12の水平フランジ部17Bに設けたスリット状の差し込み穴12Bに、コントロールボックス16側の水平フランジ部17Bに設けたクランク状に曲げ形成された差し込み片17Hを差し込むことにより、コントロールボックス16を、仕切板12に対してしっかりとガタなく固定して装着することができる。このため、仕切板12の上縁部分からネジやビス等を無くすることができ、仕切板12の上縁部分をフラットな水平フランジ面とすることができる。従って、ユニット本体の天板8上に荷物が置かれたり、あるいは保管、運搬のために室外ユニット1が重ねられたりして天板8に荷重がかかり、天板8が撓みを生じた場合でも、ネジやビス等の頭によって天板8が損傷される問題を解消することができる。
また、コントロールボックス16の装着に際して、ネジやビス等による締め付け作業を減少させることができるため、組み立て作業の容易化、効率化を図ることができる。
また、複数箇所のスリット状差し込み穴12Bおよびクランク状差し込み片17Hは、各々差し込み穴12Bのスリット方向に沿う同一直線上に設けられているため、組み立て時に複数箇所の差し込み穴12Bに対し、差し込み片17Hを一方向から同時に差し込むことができるため、組み立て時の差し込み作業を容易化することができる。
また、スリット状差し込み穴12Bが、中央部が幅広で、両端側が狭くなるスリット形状とされているため、組み立て時は、中央部の幅広部を利用することにより差し込み片17Hを差し込み易くすることができる。また、組み立て後においては、狭くされている両端部によって差し込み片17Hをしっかり固定し、外れにくくすることができる。
さらに、差し込み片17Hの曲げ形成されたクランク部の寸法Mが、仕切板12の水平フランジ部12Aの板厚相当とされるため、差し込み片17Hを差し込み穴12Bに差し込んだ状態において、仕切板12の水平フランジ部12Aの面との間に隙間ができないようにすることができる。また、それとクランク部の曲げ部に形成される曲げアールのアール止まりとにより、コントロールボックス16を仕切板12に対してほぼガタなく固定することができる。従って、室外ユニット1の振動に伴うガタツキやビビリを防止することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、コントロールボックス16は、L字状に折り曲げられた板状部材とされているが、側面を設けた箱形状としてもよいことはもちろんである。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外ユニットの斜視図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットの横断面図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットにおけるコントロールボックスの組み立て状態を示す斜視図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットにおけるコントロールボックスの制御機器を設置した状態を示す斜視図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットにおけるコントロールボックスの制御機器設置前の構成を示す斜視図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットにおけるコントロールボックス装着部の構成を示す部分断面図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットにおける仕切板上縁部の構成を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 室外ユニット
2 筐体
10 熱交換室
11 機械室
12 仕切板
12A 水平フランジ部
12B 差し込み穴
16 コントロールボックス
17 板状部材
17A 縦面
17B 水平フランジ部
17G 三角リブ
17H 差し込み片

Claims (6)

  1. 室外ユニット本体を構成する筐体と、該筐体の内部を熱交換室と機械室とに区画する仕切板とを備え、前記機械室内の上部に、前記仕切板の上縁を介してコントロールボックスが装着される空気調和機の室外ユニットにおいて、
    前記仕切板の上縁に水平フランジ部を形成し、該水平フランジ部にスリット状の差し込み穴を設けるとともに、
    前記コントロールボックス上部の水平フランジ部に、前記差し込み穴に対して差し込みが可能で、かつクランク状に曲げ形成された差し込み片を設け、
    前記仕切板の前記差し込み穴に、前記コントロールボックスの前記差し込み片を差し込むことにより、前記仕切板の上縁に前記コントロールボックスを装着することを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  2. 前記差し込み穴および差し込み片は、各々差し込み穴のスリット方向に沿う同一直線上または平行な直線上に、間隔を隔てて複数箇所に設けられることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外ユニット。
  3. 前記差し込み穴は、中央部が幅広で、両端側が狭くなるスリット形状とされることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室外ユニット。
  4. 前記差し込み片は、曲げ形成されたクランク部の寸法が前記仕切板の前記水平フランジ部の板厚相当とされることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機の室外ユニット。
  5. 前記コントロールボックスは、L字状に折り曲げられた板状部材で構成され、その上方に延びる縦面の上端部に前記水平フランジ部が設けられ、前記縦面の折り曲げ部および前記水平フランジ部の折り曲げ部に、それぞれ複数個のリブが設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の空気調和機の室外ユニット。
  6. 前記コントロールボックスは、前記仕切板により区画される前記機械室の横断面形状に対して、前記差し込み片の差し込み動作に伴い、少なくとも差し込み方向および上下方向に移動が可能な形状とされることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の空気調和機の室外ユニット。

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