JP2008190679A - 車両の駆動機構配設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン本体1とトルクコンバータ11、変速機構3と差動装置4をそれぞれ一体に組み付ける駆動機構配設構造において、油圧配管数の削減や油圧配管の流路長の短縮を図る。
【解決手段】自動変速機のトルクコンバータ11と変速機構3とが分離しており、エンジン本体1とトルクコンバータ11とを一体に組み付けて構成し車体前部に配置する第1駆動ユニット100と、変速機構3と差動装置4とを一体に組み付けて構成し車体後部に配置する第2駆動ユニット101と、第1駆動ユニット100に設けた第1油圧制御手段8と、第2駆動ユニット101に設けた第2油圧制御装手段9と、を備え、第1油圧制御手段8には、少なくともトルクコンバータ11に備えるロックアップクラッチの締結/解放のための油路の切り替えを行う油路切り替え弁17を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動変速機を備えるフロントエンジン・リアドライブ式の車両の駆動機構配設構造に関する。
自動変速機を備えるフロントエンジン・リアドライブ式の車両においては、一般にエンジン本体とトルクコンバータと変速機構とをこの順に一体に組み付けて駆動ユニットを構成して、この駆動ユニットを車室前部のフロントコンパートメントに搭載し、変速機構の出力軸と差動装置の入力軸とをスチールプロペラシャフトで連結して動力を伝達するようにしている。
しかしながら、上記のような駆動ユニットの搭載構造では、車両のフロント重量が重くなり、運動性能を低下させる等の問題があった。これらの問題を解決するために、特許文献1には、トルクコンバータと変速機構とを切り離して、エンジン本体とトルクコンバータとを一体に組み付けて第1駆動ユニットを構成する一方、変速機構と差動装置とを一体に組み付けて第2駆動ユニットを構成し、これら第1駆動ユニットと第2駆動ユニットとを車両の前部と後部に分離して配置する駆動ユニットの配設構造が開示されている。
特開2005−88795号公報
しかしながら、特許文献1に記載の駆動ユニット配設構造では、第1駆動ユニットを構成するトルクコンバータは従来の自動変速機ユニットと同様の物を使用しているため、ロックアップ制御の実行、停止を切替えるトルクコンバータ切替弁やロックアップ制御中の油圧を調圧するロックアップ制御弁等のコントロールバルブは、従来の自動変速機ユニットと同様に変速機構に設置されている。このため、特許文献1の駆動ユニットの配設構造では、第1駆動ユニットと第2駆動ユニットとを連通接続する油圧配管数が多くなり、レイアウトの自由度が制限されることとなる。
また、オイルポンプは第1、第2駆動ユニットのいずれかに配置し、第1駆動ユニットのオイルチャンバと第2駆動ユニットのオイルチャンバとを油圧配管で連通接続する構成となっているため、トルクコンバータとロックアップ制御用回路との間の流路長が、一般的な自動変速機ユニット(トルクコンバータと変速機構が一体となっている自動変速機ユニット)の場合よりも長くなる。また、コントロールバルブが第2ユニットに配設されると、従来は駆動ユニット内に設けた油通路のみであったのに対して新たに配管を設けてコントロールバルブとトルクコンバータとを連通させる必要があり、さらにコントロールバルブから車体前部に設けたオイルクーラIN側までの流路長が従来の構成に比べて長くなる。
上記のように、新たに配管を設けたり配管が長くなると圧力損失が増大し、変速機構の潤滑不足、ロックアップ制御の応答性の低下、ロックアップ容量の低下等の問題を生ずるおそれがある。
そこで、本発明では、トルクコンバータと変速機構とを分離して、トルクコンバータとエンジン本体とを一体に形成して車両の前部に、変速機構と差動装置とを一体に組み付けて車両の後部にそれぞれ配置する構成において、油圧配管の削減や油圧配管の流路長の短縮を図ることを目的とする。
本発明の車両の駆動機構配設構造は、自動変速機のトルクコンバータと変速機構とが分離しており、エンジン本体と前記トルクコンバータとを一体に組み付けて構成し車体前部に配置する第1駆動ユニットと、前記変速機構と差動装置とを一体に組み付けて構成し車体後部に配置する第2駆動ユニットと、前記第1駆動ユニットに設けた第1油圧制御手段と、前記第2駆動ユニットに設けた第2油圧制御装手段と、を備え、前記第1油圧制御手段には、少なくとも前記トルクコンバータに備えるロックアップクラッチの締結/解放のための油路の切り替えを行う油路切り替え弁を備える。
本発明によれば、油路切り替え弁を車体前部の第1駆動ユニットに備えるので、トルクコンバータと油路切り替え弁とが近接することとなり、油路切り替え弁を第2駆動ユニットに備える場合と比較して第1駆動ユニットと第2駆動ユニットとを連通する油圧配管数を削減することができる。また、油圧配管数の削減により重量低減やコストダウンが可能となり、さらに、上記の油圧配管を削減することによりレイアウトの自由度が向上するので、第1駆動ユニットと第2駆動ユニットとを連通する他の油圧配管径を大きくして圧力損失を減少させることができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1、図2は第1実施形態の駆動ユニット配設構造を説明するための概略構成図である。図中の矢印は自動変速機用作動油(ATF)の流れを表す。なお、図1は非ロックアップ状態、図2はロックアップ状態を表す。
1はエンジン本体、11はトルクコンバータ、10はオイルポンプ、2はトルクコンバータ11とオイルポンプ10とが配設されエンジン本体1に一体に組みつけられるフロントハウジング、4は差動装置、3は変速機構機構が配設され差動装置4と一体に組み付けられるリアハウジング、5はプロペラシャフトである。エンジン本体1にフロントハウジング2を組み付けたものをフロント駆動ユニット100(第1駆動ユニット)、差動装置4とリアハウジング3とを組み付けたものをリア駆動ユニット101(第2駆動ユニット)とする。なお、リアハウジング3の下部にはオイルパン22を設ける。
6は車体前部に設けたラジエターであり、7はラジエター6の一部を利用してATFを冷却するATFクーラである。
17は図示しないロックアップ機構のON/OFFを切替る油路切り替え弁としてのトルクコンバータ切替弁(以下、T/C切替弁という)、18はロックアップ機構のライン圧を調圧するパイロット弁、20はロックアップ制御中の油圧を制御するロックアップ制御弁(以下、L/U制御弁という)、19はL/U制御弁の作動油圧をドレーンしたり、図示しないロックアップ機構のピストン上部に導入したりするロックアップソレノイド弁(以下、L/Uソレノイド弁という)であり、これらT/C切替弁17、パイロット弁18、L/Uソレノイド弁19、L/U制御弁20をまとめてフロントコントロールバルブ8(第1油圧制御手段)とする。なお、フロントコントロールバルブ8はフロントハウジング2内に設けるものであるが、図1、図2では便宜上フロントハウジング2の外部に記載してある。
フロントコントロールバルブ8はオイルポンプ10の吐出圧を直接利用して作動するものであり、内部を流れるATFはフロントコントロールバルブ8に流入する際にオリフィス23によりオイルポンプ10の吐出圧に比べて減圧されている。なお、フロントコントロールユニット8に供給する作動油圧の調整をオリフィス23による減圧のみで行っているのは、ライン圧調圧弁21による調圧を行うことによってフロントコントロールバルブ8に係る背圧が一定に保たれているため、オリフィス23による減圧のみで足りるからである。
21は変速機構等の各制御系に供給される作動油圧を、各制御系に適した圧力に調圧するライン圧調圧弁である。ここで、変速機構等の制御系およびライン圧調圧弁21をリアコントロールバルブ9(第2油圧制御手段)とする。リアコントロールバルブ9はオイルポンプ10の吐出圧をライン圧調圧弁21により調圧して作動する。
ここで、上記の構成におけるATFの流れについて説明する。オイルパン22に貯留されているATFはポンプ吸入配管12を介してオイルポンプ10に吸い上げられ、フロントコントロールバルブ8及びリアコントロールバルブ9に供給される。なお、フロントコントロールユニット8に供給されるATFは前述したオリフィス23により減圧されており、リアコントロールバルブ9へATFを供給するオイル吐出配管13は、オイルポンプ10とフロントコントロールバルブ8との間の流路の、前述したオリフィス23よりもオイルポンプ10側の部分から分岐したものである。
フロントコントロールバルブ8に供給されたATFは、非ロックアップ状態の場合には図1に示すように、フロントコントロールバルブ8内の油圧回路を通ってT/C切替弁17からトルクコンバータ11に流れ、トルクコンバータ11から再びT/C切替弁17を通過してクーラin配管15を介してATFクーラ7に流入して冷却され、その後クーラout配管16を介して変速機構3に供給されて変速機構の潤滑等に供され、オイルパン22に回収される。
一方、リアコントロールバルブ9に供給されたATFは、ライン圧調圧弁21で調圧された後、変速機構等の各制御系に供給され、オイルパン22に回収される。
ロックアップ状態の場合には、リアコントロールバルブ9に供給されたATFについては非ロックアップ状態と同様であるが、フロントコントロールバルブ8に供給されたATFの流路が異なる。図2に示すように、オリフィス23により減圧されたATFはT/C切替弁17及びパイロット弁18を通過する。T/C切替弁17を通過したATFについては非ロックアップ状態と同様なので説明を省略する。パイロット弁18を通過したATFはL/Uソレノイド弁19を通過し、L/U制御弁でロックアップ制御油圧を調整されてトルクコンバータ11内に設けた図示しないロックアップ機構に供給され、トルクコンバータ11からドレーン配管14を介して変速機構3に供給され、変速機構等の潤滑に供された後にオイルパン22に回収される。
ロックアップ制御に関するコントロールバルブとその他の制御に関するコントロールバルブとが一体となって変速機構3に配置される場合には、T/C切換弁7からトルクコンバータ11に流入する配管とトルクコンバータ11からT/C切替弁17へ排出する配管、及びトルクコンバータ11とL/U制御弁20とを連結する配管が必要となり、また、T/C切替弁17からATFクーラ7までの配管がフロントコントロールバルブ8を設ける場合と比較して長くなる。
これに対して、本実施形態のようにT/C切替弁17やL/U制御弁等といったロックアップ制御に関するコントロールバルブを変速制御に関するコントロールバルブと分割すると、上記ロックアップ制御に関するコントロールバルブとトルクコンバータ11とを近接することができるので、T/C切替弁17とトルクコンバータ11、及びL/U制御弁とトルクコンバータ11との間のATFの流路は、フロントハウジング2内の油圧回路により形成することができ、これによりT/C切換弁7からトルクコンバータ11に流入する配管とトルクコンバータ11からT/C切替弁17へ排出する配管、及びトルクコンバータ11とL/U制御弁20とを連結する配管は不要となる。また、T/C切替弁17がフロントハウジング2内にあることにより、車体前部に設けるATFクーラ7までの配管長を短くすることができる。
以上により本実施形態では、下記の効果を得ることができる。
(1)エンジン本体1とトルクコンバータ11とを一体に組み付けて構成し車体前部に配置するフロント駆動ユニット100と、変速機構3と差動装置4とを一体に組み付けて構成し車体後部に配置するリア駆動ユニット101と、フロント駆動ユニット100に設けたフロントコントロールバルブ8と、リア駆動ユニット101に設けたリアコントロールバルブ9とを備え、フロントコントロールバルブ8にT/C切替弁17を備えるので、トルクコンバータ11とT/C切替弁17とが近接することとなり、T/C切替弁17をリアコントロールバルブ9に備える場合と比較してフロント駆動ユニット100とリア駆動ユニット101とを連通する油圧配管数を削減することができる。また、油圧配管数の削減により重量低減やコストダウンが可能となり、さらに、上記の油圧配管を削減することによりレイアウトの自由度が向上するので、フロント駆動ユニット100とリア駆動ユニット101とを連通する他の油圧配管径を大きくして圧力損失を減少させることができる。
(2)フロントコントロールバルブ8には、T/C切替弁17に加え、ロックアップクラッチを締結させるための締結圧及び解放させるための解放圧の吸排を切り替えるL/U制御弁20、L/Uソレノイド弁19及びパイロット弁18を備えるので、ロックアップ制御のための油圧配管が不要となる。また、L/U制御弁20とロックアップクラッチとの配管長が短くなるので、L/U制御弁20からロックアップクラッチとの間の圧力損失が減少し、これによりロックアップ制御の応答性低下を防止できる。
(3)オイルポンプ10をフロント駆動ユニット100に備えることにより、フロントコントロールバルブ8の制御油圧はオイルポンプ10の吐出圧を直接利用することができ、これによりフロントコントロールバルブ8の制御油圧を確保するための油圧配管が不要となる。また、フロントコントロールバルブ8の内部で流路を形成することができるので、圧力損失を低減することができ、また、レイアウトの自由度を確保することができる。
(4)オイルポンプ100により高められた油圧を所定のライン圧に調圧するライン圧調圧弁21をリアコントロールバルブ9に備え、フロントコントロールバルブ8へはオイルポンプ10とライン圧調圧弁21との間の流路から分岐した流路により作動油を供給し、前記分岐した流路内にオリフィス23を設けるという構成にするので、フロントコントロールバルブ8にかかる背圧が一定に保たれ、フロントコントロールバルブ8内の油圧は流路内に設けたオリフィス23による減圧のみで済む。これによりフロントコントロールバルブ8内の調圧用に調圧弁を設ける必要がなくなるので、重量増加やコスト増大を防止することができる。
(5)フロントコントロールユニット8内にT/C切替弁17を備えることで、クーラin配管15を、T/C切替弁17をリアコントロールバルブ9内に備える場合と比較してクーラ用配管を短くすることができるので、クーラ用の油圧回路での圧力損失を低減することができる。さらに、クーラ用の油圧回路の圧力損失が低減することでクーラout配管16の流量が増加するので、変速機構3の潤滑量を増加させることができる。
第2実施形態について図3を参照して説明する。図3は図2と同様に駆動ユニット配設構造を説明するための概略構成図であり、ロックアップ状態を表す。エンジン本体1、フロントハウジング2、プロペラシャフト5、リアハウジング3、差動装置4のATFクーラ7の構成は図2と同様であるが、フロントコントロールバルブ8及びリアコントロールバルブ9内の油圧回路が異なる。
本実施形態では、フロントコントロールバルブ8内にはT/C切替弁17及びL/U制御弁20を配置し、L/Uソレノイド弁19及びパイロット弁18はリアコントロールバルブ9内に配置する。これに伴って、L/Uソレノイド弁19からL/U制御弁20にソレノイド圧を伝えるソレノイド圧配管24を設ける。
ロックアップ制御用の回路以外の回路、例えば変速機構3の変速機構等の回路に用いるソレノイドバルブは、すべてリアコントロールバルブ9内に配置されている。したがって、L/Uソレノイド弁19及びパイロット弁18をリアコントロールバルブ9に配置することで、ソレノイドバルブ用の電気ハーネスをリアコントロールバルブ9側にまとめることができるので、フロントコントロールバルブ8へソレノイドバルブ作動用のハーネスを引く必要がなくなる。なお、フロントコントロールバルブ8とリアコントロールバルブ9との間にソレノイド圧配管24を設ける必要があるが、このソレノイド圧配管24は流量が少ないため配管径を小さくすることができるので、レイアウト性に与える影響は小さい。
以上により本実施形態では、第1実施形態の(1)、(3)〜(5)と同様の効果に加え、T/C切替弁17およびL/U制御弁20をフロントコントロールユニット8に、そしてL/Uソレノイド弁19及びパイロット弁18をリアコントロールバルブ9に備えるので、ソレノイドバルブ用のハーネスをリアコントロールバルブ9側にまとめることができ、電気配線の増加に伴う重量増加の抑制及び配線の簡略化をはかることができる。
第3実施形態について図4を参照して説明する。図4は図2と同様に駆動ユニット配設構造を説明するための概略構成図であり、ロックアップ状態を表す。エンジン本体1、フロントハウジング2、プロペラシャフト5、リアハウジング3、差動装置4のATFクーラ7の構成は図2と同様であるが、フロントコントロールバルブ8及びリアコントロールバルブ9内の油圧回路が異なる。
本実施形態では、フロントコントロールバルブ8内にはT/C切替弁17、L/Uソレノイド弁19及びL/U制御弁20を配置し、パイロット弁18はリアコントロールバルブ9内に配置する。これに伴ってパイロット弁18とL/Uソレノイド弁19を連通するパイロット圧配管25を設ける。
上記のような構成にすると、L/U制御弁20と、L/U制御弁20の動作を行うL/Uソレノイド弁19とを近接して設けることができるので、ロックアップ制御の応答性の低下を防止することができる。なお、フロントコントロールバルブ8とリアコントロールバルブ9との間にパイロット配管25を設けるが、パイロット配管25は流量が少ないため配管径を小さくすることができるので、レイアウト性に与える影響は小さい。
以上により本実施形態では、第1実施形態の(1)、(3)〜(5)と同様の効果に加え、L/Uソレノイド弁19をフロントコントロールバルブ8に、パイロット弁18をリアコントロールバルブ9を備えるので、フロントハウジング2とリアハウジング1とを連通する油圧配管を削減するとともに、ロックアップ制御の応答性低下の防止、及びソレノイドバルブ用のハーネスの増加防止という効果を得ることができる。
第4実施形態について図5を参照して説明する。図5は図2と同様に駆動ユニット配設構造を説明するための概略構成図であり、ロックアップ状態を表す。エンジン本体1、フロントハウジング2、プロペラシャフト5、リアハウジング3、差動装置4のATFクーラ7の構成は図2と同様であるが、フロントコントロールバルブ8及びリアコントロールバルブ9内の油圧回路が異なる。
本実施形態では、フロントコントロールバルブ8内にT/C切替弁17、パイロット弁18、L/Uソレノイド弁19、L/U制御弁20、及びライン圧調圧弁21が配置され、リアコントロールバルブ9内には、変速機構3の変速機構等のような制御系が配置される。上記のように構成することで、ライン圧調圧弁21によってオイルポンプ10の吐出圧をフロントコントロールバルブ8の制御圧に減圧することができる。これにより、第1〜第3実施形態でオイルポンプ10の吐出圧を減圧するために設けたオリフィス23は不要となる。また、フロントコントロールバルブ8とリアコントロールバルブ9との間の油圧配管は、ライン圧調圧弁21とリアコントロールバルブ9内の制御系回路とを連通するライン圧配管26のみとなる。
以上により本実施形態では第1実施形態と同様の効果に加え、さらに、ライン圧調圧バルブ21をフロントユニット2内に配置するので、フロントコントロールバルブ8内の油圧制御の精度を上げることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
第1実施形態の概略構成図である(非ロックアップ状態)。 第1実施形態の概略構成図である(ロックアップ状態)。 第2実施形態の概略構成図である。 第3実施形態の概略構成図である。 第4実施形態の概略構成図である。
符号の説明
1 エンジン本体
2 フロントハウジング
3 リアハウジング
4 差動装置
5 プロペラシャフト
6 ラジエター
7 ATFクーラ
8 フロントコントロールバルブ
9 リアコントロールバルブ
10 オイルポンプ
11 トルクコンバータ
12 ポンプ吸入配管
13 オイル吐出配管
14 ドレーン配管
15 クーラin配管
16 クーラout配管
17 トルクコンバータ切替弁(T/C切替弁)
18 パイロット弁
19 ロックアップソレノイド弁(L/Uソレノイド弁)
20 ロックアップ制御弁(L/U制御弁)
21 ライン圧調圧弁
22 オイルパン
23 オリフィス
24 ソレノイド配管
25 パイロット配管
26 ライン圧配管

Claims (8)

  1. 自動変速機のトルクコンバータと変速機構とが分離しており、
    エンジン本体と前記トルクコンバータとを一体に組み付けて構成し車体前部に配置する第1駆動ユニットと、
    前記変速機構と差動装置とを一体に組み付けて構成し車体後部に配置する第2駆動ユニットと、
    前記第1駆動ユニットに設けた第1油圧制御手段と、
    前記第2駆動ユニットに設けた第2油圧制御装手段と、
    を備え、
    前記第1油圧制御手段には、少なくとも前記トルクコンバータに備えるロックアップクラッチの締結/解放のための油路の切り替えを行う油路切り替え弁を備えることを特徴とする車両の駆動機構配設構造。
  2. 前記第1油圧制御手段には、前記油路切り替え弁に加え、前記ロックアップクラッチを締結させるための締結圧及び解放させるための解放圧の吸排を切り替えるロックアップ制御弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動機構配設構造。
  3. 前記ロックアップ制御弁を介して前記ロックアップクラッチに供給する作動油圧を調整するロックアップソレノイド弁及び前記ロックアップソレノイド弁のパイロット圧を調整するパイロット弁を、前記第2油圧制御手段に備えることを特徴とする請求項2に記載の車両の駆動機構配設構造。
  4. 前記ロックアップソレノイド弁を前記第1油圧制御手段に、前記パイロット弁を前記第2油圧制御手段に備えることを特徴とする請求項2に記載の車両の駆動機構配設構造。
  5. 前記ロックアップソレノイド弁及び前記パイロット弁を前記第1油圧制御手段に備えることを特徴とする請求項2に記載の車両の駆動機構配設構造。
  6. オイルポンプを前記第1駆動ユニットに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の車両の駆動機構配設構造。
  7. 前記オイルポンプにより高められた油圧を所定のライン圧に調圧するライン圧調圧弁を前記第2油圧制御手段に備え、前記第1油圧制御手段へは前記オイルポンプと前記ライン圧調圧弁との間の流路から分岐した流路により作動油を供給し、前記分岐した流路内にオリフィスを設けることを特徴とする請求項6に記載の車両の駆動機構配設構造。
  8. 前記ライン圧調圧弁を前記第1油圧制御手段に設けることを特徴とする請求項6に記載の車両の駆動機構配設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112478A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Meidensha Corp トルクコンバータ試験方法およびトルクコンバータ試験装置

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