JP2008189132A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連通部においてガスの流通を制御することができ、チャンバ間での内圧差について過渡特性を設定することのできるサイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】サイドエアバッグ装置はインフレータアセンブリ40及びエアバッグ20を備える。エアバッグ20は、連通部29を介して相互に連通する上部チャンバ25及び下部チャンバ26を有する。サイドエアバッグ装置は、車両側方からの衝撃に応じてインフレータアセンブリ40からガスを噴出させ、そのガスにより乗員の側方近傍で下部チャンバ26を上部チャンバ25よりも高い内圧で膨張展開させる。このサイドエアバッグ装置において、エアバッグ20の一部には、ガスにより連通部29の周りで膨張する補助膨張部32を設ける。この構成により補助膨張部32は、エアバッグ20の膨張過程で膨張を開始し、連通部29の流路面積を縮小して連通部29でのガスの流通を抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両に対し側方から加わる衝撃から乗員を保護するサイドエアバッグ装置に関し、特にエアバッグ内に異なる内圧で膨張する複数のチャンバを有するサイドエアバッグ装置に関するものである。
側突等、車両に側方からの衝撃が加わった場合にその衝撃から乗員を保護する装置として、インフレータ及びエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置が広く知られている。このサイドエアバッグ装置では、車両のボディサイド部に側方から衝撃が加わると、インフレータがガスをエアバッグ内に噴出する。噴出されたガスによりエアバッグが、車両用シートに着座した乗員とボディサイド部との間の狭い空間において、シートバックから前方へ向けて膨張展開し、ボディサイド部を通じて乗員へ伝わる側方からの衝撃を緩和する。
ここで、一般に、人体側部の耐衝撃性については、腰部の方が胸部よりも勝っていることが知られている。このため、胸部から腰部にわたる領域について乗員を保護するサイドエアバッグ装置の場合、エアバッグの膨張展開によって乗員に作用する衝撃は、胸部において腰部よりも小さいことが望ましい。
そこで、サイドエアバッグ装置の一態様として、エアバッグ内を、乗員の胸部に対応する上部チャンバと腰部に対応する下部チャンバとに区画したものが提案されている。例えば、特許文献1には、エアバッグ内に上部チャンバと下部チャンバとを連通させる連通部を設け、2つの吹出口を有するインフレータをこの連通部に配置するとともに、ホースバンド等の締付部材により、エアバッグにおいて連通部に対応する部分をインフレータに締め付けるようにしたサイドエアバッグ装置が記載されている。このサイドエアバッグ装置では、車両側方からの衝撃に応じ、インフレータの上側の吹出口から上部チャンバにガスが噴出されるとともに、下側の吹出口から下部チャンバへ上部チャンバへよりも多くの量のガスが噴出される。下部チャンバに対応する箇所が腰部の側方近傍で高い内圧で膨張展開し、上部チャンバに対応する箇所が胸部の側方近傍で低い内圧で膨張展開する。そのため、エアバッグは、乗員の各部の耐衝撃性に応じた内圧で乗員に接触することとなり、乗員の各部を衝撃から有効に保護することができる。なお、上部チャンバと下部チャンバとは上記締付部材によって気密に隔絶されているため、上下両チャンバ間でのガスの流動がなく、内圧差が保持される。
また、1つの吹出口を端部に有するインフレータを連通部に配置したサイドエアバッグ装置も知られている。このサイドエアバッグ装置では、車両側方からの衝撃に応じインフレータの吹出口からガスが噴出されると、このガスはまず下部チャンバに供給され、その後、連通部を通って上部チャンバへ流入する。こうした順に流れるガスにより、下部チャンバが上部チャンバに優先して同上部チャンバよりも高い内圧で膨張展開させられる。そのため、このサイドエアバッグ装置でも、エアバッグ内の圧力分布が、乗員の部位による耐衝撃性の上記相違を考慮したものとなる。
特開2004−210048号公報
ところが、上述した前者(特許文献1)のサイドエアバッグ装置では、連通部はインフレータの配置箇所として機能するにすぎない。エアバッグにおいて連通部に対応する箇所は、締付部材によりインフレータに密着されている。連通部は閉塞された状態となっていて、この連通部におけるガスの流通は終始遮断されている。そのため、この連通部でガスの流通を制御することはできず、上下両チャンバ間での内圧差についての特性は、インフレータの各吹出口から噴出されるガスの量によって一義的に決まってしまう。
また、上述した後者のサイドエアバッグ装置では、連通部はインフレータの配置箇所として機能するとともに、下部チャンバから上部チャンバへのガスの流路としても機能する。しかし、このサイドエアバッグ装置では、連通部において流路として有効に機能する箇所の流路面積が一定であり、連通部にガスの流通を制御する機能はない。そのため、この場合にも、上下両チャンバ間での内圧差についての特性は、吹出口からのガスの噴出量、連通部の流路面積等によって一義的に決まってしまう。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、連通部においてガスの流通を制御することができ、チャンバ間での内圧差について過渡特性を設定することのできるサイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インフレータと、連通部を介して相互に連通する一対のチャンバを少なくとも有し、車両側方からの衝撃に応じて前記インフレータから噴出されるガスにより、車両のボディサイド部及び乗員間で一方のチャンバが他方のチャンバよりも高い内圧で膨張展開するエアバッグとを備えるサイドエアバッグ装置であって、前記エアバッグの一部には、前記ガスにより前記連通部の周りで膨張する補助膨張部が設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、車両に対し側方から衝撃が加わると、インフレータからガスが噴出され、両チャンバが車両のボディサイド部と乗員との間で膨張展開する。この際、一方のチャンバの内圧は他方のチャンバの内圧よりも高く、両チャンバ間で内圧差が生ずる。従って、内圧の高いチャンバが乗員について耐衝撃性の高い部位の側方で膨張展開し、内圧の低いチャンバが耐衝撃性の低い部位の側方で膨張展開するように両チャンバの位置を設定することにより、エアバッグを乗員の各部の耐衝撃性に応じた内圧で乗員に接触させ、乗員の各部を衝撃から有効に保護することができる。
ここで、上記のようにエアバッグが膨張する過程では、連通部がガスの流路として機能し、両チャンバ間でのガスの流通が可能となる。また、上記エアバッグの膨張過程では、チャンバがある程度膨張してから、エアバッグの一部をなす補助膨張部にもガスが流入し、同補助膨張部が連通部の周りで膨張する。この膨張が進行するに従い連通部の流路面積が縮小されていき、ガスが徐々に連通部を流れにくくなる(連通部でのガスの流通が抑制される)。その結果、両チャンバ間での内圧差は、こうした連通部の流路面積の変化のない場合とは異なったものとなる。そして、膨張した補助膨張部によって連通部が閉塞されると、同連通部でのガスの流通が遮断される。
このように、請求項1に記載の発明によれば、補助膨張部の膨張を利用して連通部におけるガスの流通を制御することができ、もって両チャンバ間での内圧差について過渡特性を設定することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記インフレータは前記連通部に配置されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、インフレータが連通部に配置された状態では、連通部の一部がインフレータによって占められる。連通部においてインフレータ以外の箇所がガスの流路となる。従って、この流路の面積、すなわち連通部の実質的な流路面積は、インフレータの分だけ小さくなる。連通部にインフレータを配置しない場合に比べ、補助膨張部が少ない量膨張するだけで連通部を閉塞することができ、補助膨張部による連通部の閉塞が容易となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記エアバッグには、前記両チャンバに跨り、かつ内部へのガス流入不能に構成した非膨張部が設けられており、同エアバッグでは、前記一方のチャンバと前記連通部とが前記非膨張部を介して隣接するとともに、前記他方のチャンバと前記連通部とが前記非膨張部を介して隣接しており、さらに、前記非膨張部には、前記補助膨張部の一部を挿通させるための挿通孔が設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、補助膨張部の一部を非膨張部の挿通孔に挿通させることで、同補助膨張部を両チャンバに跨らせた状態で連通部の近傍に配置し、さらには補助膨張部を連通部の周りに配置することが可能となる。このように配置された補助膨張部にガスが流入することで、同補助膨張部が連通部の周りで膨張する。
なお、上記エアバッグでは、非膨張部がガス流入不能に構成されているため、各チャンバ内のガスや連通部内のガスが非膨張部内に入り込んで挿通孔からエアバッグ外部へ漏れ出るおそれはない。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記補助膨張部は前記連通部の周りに巻き付けられた状態で配置されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、連通部の周りに巻き付けられた状態で配置されている補助膨張部にガスが満遍なく行き渡ることで、補助膨張部は連通部を取り囲んだ状態で環状に膨張する。この膨張が進行するに従い補助膨張部の内径が小さくなり、これに伴い補助膨張部の内側の連通部の流路面積が縮小される。従って、上記請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明の効果が確実に得られる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記エアバッグにおける前記連通部の近傍であって、前記補助膨張部が巻き付けられる箇所には、前記インフレータを前記連通部に挿入するためのインフレータ挿入口が開口されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、補助膨張部が連通部の周りに巻き付けられる前の状態では、インフレータ挿入口は補助膨張部によって塞がれておらず、連通部の近傍で開口している。そのため、インフレータをエアバッグの外部からインフレータ挿入口を通じて連通部に挿入することが可能である。
また、インフレータの配置された連通部の周りに補助膨張部が巻き付けられた状態では、インフレータ挿入口に補助膨張部が被さる。さらに、エアバッグの膨張過程でガスの流入により補助膨張部が膨張すると、その膨張した補助膨張部がインフレータ挿入口の少なくとも周縁部分を押圧する。この押圧により、インフレータ挿入口が気密状態で塞がれ、エアバッグ内のガスがインフレータ挿入口から漏れ出る現象が抑止される。このように、請求項5に記載の発明によれば、補助膨張部の膨張を利用してインフレータ挿入口でのシール性を確保することができる。インフレータ挿入口からのガス漏出を抑止するための部材や機構を別途設けなくてもすむ。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の発明において、前記補助膨張部は、前記両チャンバについては内圧の高い側のチャンバにのみ連通されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、補助膨張部へは、内圧の高い側のチャンバのみからガスが流入する。従って、エアバッグが膨張する過程において、補助膨張部に対し比較的早い時期にガスが流入して同補助膨張部が膨張し、連通部の流路面積が縮小され、内圧の低い側のチャンバへガスが流入しにくくなる。補助膨張部によって連通部を閉塞する場合には、その閉塞の時期が早まり、内圧の低い側のチャンバへのガス流入が早く遮断される。そのため、両チャンバ間で大きな内圧差を確保することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の発明において、前記補助膨張部は、前記両チャンバについては内圧の低い側のチャンバにのみ連通されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、補助膨張部へは、内圧の低い側のチャンバのみからガスが流入する。そのため、エアバッグが膨張する過程において、内圧の低い側のチャンバにガスがある程度充填されるまでは、連通部の流路面積は補助膨張部によってはほとんど縮小されず、連通部は補助膨張部の非膨張時と同程度の連通状態となる。
そして、内圧の低い側のチャンバにガスがある程度充填されると、同チャンバから補助膨張部へガスが流入するようになる。このガスの流入により補助膨張部が膨張し、連通部の流路面積が縮小され、同連通部でのガスの流通が抑制される。内圧の高いチャンバからガスが連通部を通じて内圧の低いチャンバへ流入しにくくなる。このように、請求項7に記載の発明によると、内圧の低い側のチャンバに充分な量のガスの充填がなされるまで、連通部の連通状態を確保することができる。
本発明のサイドエアバッグ装置によれば、エアバッグの一部に、ガスにより連通部の周りで膨張する補助膨張部を設けたため、エアバッグの膨張に伴い補助膨張部を膨張させて連通部の流路面積を縮小し、連通部におけるガスの流通を制御することができ、もってチャンバ間での内圧差について過渡特性を設定することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
なお、以下の記載において、車両の前進方向を前方(車両前方)として説明し、車両の後進方向を後方(車両後方)として説明する。また、以下の記載における上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車両の車幅方向であって車両前進時の左右方向と一致するものとする。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両においてボディサイド部11の車内側(図2の下側)の近傍には車両用シート12が配置されている。ここで、ボディサイド部11とは、車両の側部に配置された部材を指し、主としてドア、ピラー等がこれに該当する。例えば、前席に対応するボディサイド部11は、フロントドア、センターピラー(Bピラー)等である。また、後席に対応するボディサイド部11は、サイドドア(リアドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リアクォータ等である。
車両用シート12は、シートクッション(座部)13及びシートバック(背もたれ部)14を備えて構成されている。シートバック14の車外側(図2の上側)の側部には、サイドエアバッグ装置の主要部をなすエアバッグモジュール15が組み込まれている。エアバッグモジュール15は、エアバッグ20及びインフレータアセンブリ40を主要な構成部材として備えている。次に、これらの構成部材の各々について説明する。なお、図4は、ガスが充填されることなくエアバッグ20が展開させられた状態のエアバッグモジュール15を模式的に示している。
<エアバッグ20>
図3に示すようにエアバッグ20は、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸やポリアミド糸等を用いて形成した織布等からなる1枚の基布によって袋状に形成されている。
この形成に際しては、所定形状をなす基布が中央部分で二つ折りされて、互いに同一形状をなす表裏一対の重合部21A,21B(図6(A),(B)参照)が形成される。また、両重合部21A,21Bはエアバッグ20が膨張展開したときに、車両用シート12(図1及び図2参照)に着座している乗員Pの腰部Ppから胸部Ptにかけての領域をカバーし得る大きさ・形状を有している。なお、一対の重合部21A,21Bは、2枚の基布を重ね合わせることにより形成されるものであってもよい。この場合、各基布が各重合部21A,21Bを構成することになる。
両重合部21A,21Bは、図3中、太い鎖線で示す結合部22〜24によって相互に結合されている。本実施形態では、これらの結合部22〜24は、両重合部21A,21Bを縫糸によって縫合することにより構成されているが、これとは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって構成されてもよい。また、結合部22〜24が縫糸によるものである場合、その縫糸は1本であっても複数本(例えば2本)であってもよい。ここでは、図6(A)に示すように、結合部23については1本の縫糸によって構成されているが、結合部22,24については2本の縫糸によって構成されている。ただし、図3〜図5においては、結合部22,24を構成する2本の縫糸の一方の図示が省略されている。
図3及び図4の少なくとも一方に示すように、結合部22〜24は、エアバッグ20の周縁部で両重合部21A,21Bを結合する周縁結合部22と、周縁結合部22よりも内側で両重合部21A,21Bを結合する第1内結合部23及び第2内結合部24とからなる。第2内結合部24は、その第2内結合部24によって囲まれた空間へのガスの流入を遮断すべく、無端状をなしている。これらの結合部22〜24によって、エアバッグ20の内部空間は、両図中、下線付き数字で示す上部チャンバ25、下部チャンバ26、ガス排出用チャンバ27、連通部29、非膨張部31、及び補助膨張部32に仕切られている。
上部チャンバ25は、乗員Pの胸部Pt及び腹部Psの側方近傍で膨張する箇所であって、エアバッグ20の内部空間の概ね上部及び中間部に設けられている。下部チャンバ26は、乗員Pの腰部Ppの側方近傍で、上記上部チャンバ25よりも高い内圧で膨張する箇所であって、エアバッグ20の内部空間の概ね下部において上部チャンバ25よりも小さく設けられている。
ガス排出用チャンバ27は、上部チャンバ25に充填されたガスを排出するための空間であり、同上部チャンバ25の略前部に設けられている。このガス排出用チャンバ27は、上記第1内結合部23を介して上部チャンバ25に隣接している。第1内結合部23には、上部チャンバ25及びガス排出用チャンバ27間を連通させるスリット28が設けられている。本実施形態では、スリット28が第1内結合部23の複数箇所に略等間隔毎に設けられているが、このスリット28の箇所の数(1つを含む)及び位置は適宜変更可能である。
連通部29は、上部チャンバ25及び下部チャンバ26を、それらの後部で相互に連通させる箇所であって、膨張したときに略上下方向に細長い略円筒状となる空間によって構成されている。連通部29は、その上端部において上部チャンバ25に連通し、下端部において下部チャンバ26に連通している。
非膨張部31は、上記第2内結合部24によって囲まれた箇所であり、上記連通部29の前側に位置している。非膨張部31は略上下方向に細長い空間によって構成されている。このように非膨張部31が設けられることで、エアバッグ20では、上部チャンバ25と連通部29とが非膨張部31を介して隣接するとともに、下部チャンバ26と連通部29とが非膨張部31を介して隣接している。
補助膨張部32は、上記連通部29の周りに巻き付けられた状態でガスにより膨張する箇所であり、非巻き付け状態では上記連通部29から後方へ向けて延びる細長い空間によって構成されている(図4参照)。従って、連通部29を基準として、その前側には非膨張部31が位置し、後ろ側には補助膨張部32が位置していることとなる。補助膨張部32は、連通部29,上部チャンバ25及び下部チャンバ26に繋がっている。
エアバッグ20には、さらに、その前側から後ろ側へ向けて順に、複数のベントホール33、1つの挿通孔34、1つのインフレータ挿入口35、一対のボルト挿通孔36、一対の内係止孔37、及び一対の外係止孔38が設けられている。
ベントホール33は、ガス排出用チャンバ27のガスを排出するための孔であり、エアバッグ20において、上記ガス排出用チャンバ27に対応する部分の複数箇所に開口されている。このベントホール33は、重合部21A,21Bの一方にのみ設けられてもよいし、両方に設けられてもよい。
挿通孔34は、エアバッグ20の補助膨張部32に対応する箇所Aを、連通部29を挟んで同箇所Aとは反対側(図4では右側)となる箇所で挿通させ得るようにするためのものである。挿通孔34は、エアバッグ20の両重合部21A,21Bにおいて非膨張部31に対応する箇所、すなわち第2内結合部24によって囲まれた箇所で開口されている。挿通孔34は、略上下方向に細長い切り込み(スリット)によって構成されている。ここで、図5(A),(B)に示すように、挿通孔34の幅をW1とし、箇所Aのうち、挿通孔34への挿通の対象となる部分において、最も幅広となっている部分での幅をW2とする。挿通孔34の幅W1は、箇所Aでの幅W2よりもわずかに大きな値に設定されている。
インフレータ挿入口35は、後述するインフレータアセンブリ40を連通部29に配置する際に通される箇所であり、一方の重合部21Aであって、連通部29と補助膨張部32との境界部付近に設けられている。インフレータ挿入口35は、略上下方向に延びる細長い切り込み(スリット)によって構成されている。インフレータ挿入口35は、連通部29に巻き付けられた状態の上記箇所Aによって塞がれる。そのために、インフレータ挿入口35の幅をW3とすると、この幅W3は箇所Aの上記幅W2よりも小さな値に設定されている。
図5(A)及び図6(B)の少なくとも一方に示すように、一対のボルト挿通孔36は、上記インフレータアセンブリ40におけるリテーナ42のボルト45を挿通するための孔であり、非膨張部31と上記インフレータ挿入口35との間において、互いに略上下方向に離間した箇所に設けられている。
一対の内係止孔37は、エアバッグ20の上記箇所Aにおいて、上記各ボルト挿通孔36から後方へ所定距離離れた箇所に設けられている。この箇所は、上記箇所Aを連通部29に沿わせて同連通部29の周りに配置したとき、上記ボルト挿通孔36に合致する箇所である。
一対の外係止孔38は、エアバッグ20の上記箇所Aにおいて、上記内係止孔37からさらに後方へ所定距離離れた箇所に設けられている。この箇所は、上記箇所Aを連通部29の周りに巻き付けたとき、上記ボルト挿通孔36及び上記内係止孔37に合致する箇所である。
<インフレータアセンブリ40>
図3及び図6(A),(B)の少なくとも1つに示すように、インフレータアセンブリ40は、ガス発生源としてのインフレータ41と、そのインフレータ41の外側に装着されたリテーナ42とを備えて構成されている。インフレータ41は略円柱状をなしており、その内部にはガス発生剤(図示略)が収容されている。このタイプのインフレータ41ではガス発生剤の燃焼反応によってガスが生成される。インフレータ41の一方の端部には、生成したガスを噴出するガス吹出口43が設けられている。
なお、インフレータ41としては、上記ガス発生剤を用いたタイプに代えて、高圧ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬等によって破断してガスを噴出させるタイプが用いられてもよい。
一方、リテーナ42は、ディフューザとして機能するとともに、上記インフレータ41をエアバッグ20と一緒にシートバック14内のフレーム44(図6(A)参照)に締結する機能を有する部材である。リテーナ42は、その大部分が金属板等の板材を曲げ加工等することによって上下方向に細長い略筒状に形成されている。リテーナ42には一対のボルト45が植設されている。
上記インフレータアセンブリ40(ボルト45を除く)の軸線に直交する面での断面は、膨張時の連通部29の断面よりも小さく設定されている。また、補助膨張部32に対応する箇所Aが連通部29の周りに巻き付けられる前の状態(図4参照)では、インフレータ挿入口35は箇所Aによって塞がれておらず、連通部29の近傍で開口している。インフレータアセンブリ40は、このように開口状態にあるインフレータ挿入口35を通じて連通部29に挿入されている。そして、インフレータアセンブリ40は、略上下方向に延び、かつガス吹出口43が下側に位置するように連通部29に配置されている。
この配置状態では、連通部29の一部がインフレータアセンブリ40によって占められる。上記インフレータアセンブリ40及び連通部29間での断面積の相違から、連通部29が膨張したときには、連通部29におけるインフレータアセンブリ40以外の箇所に、すなわちインフレータアセンブリ40の周りに環状の空隙46が生ずる。この環状の空隙46は、上部チャンバ25にも下部チャンバ26にも繋がっており、上下両チャンバ25,26間でのガスの流路として機能する。
そして、リテーナ42のボルト45が連通部29の対応するボルト挿通孔36に挿通されている。さらに、図4において一点鎖線で示すように、上記箇所Aが挿通孔34に挿通されている。この挿通により、補助膨張部32を上下両チャンバ25,26に跨らせた状態で連通部29の近傍に配置し、さらには連通部29の周りに配置することが可能となる。このような状況のもと、挿通孔34に挿通された上記箇所Aは、連通部29の周りに緩く巻き付けられている。箇所Aは、その膨張により連通部29の流路面積を確実に縮小させるうえでは、連通部29に対し少なくとも1周は巻き付けられることが望ましい。ここでは、箇所Aは連通部29に対し、1周巻き付けられたうえで、さらに約1/4周巻き付けられている。
この巻き付けの過程で、箇所Aが内係止孔37においてボルト45に係止され、さらに外係止孔38においてボルト45に係止されている(図6(B)参照)。インフレータ挿入口35は、上記のように巻き付けられた箇所Aよりも内方に位置し、同インフレータ挿入口35に箇所Aの一部が被さっている。なお、箇所Aを緩く巻き付けるのは、ガスの補助膨張部32への流入、及びそのガスによる補助膨張部32の膨張を可能とするためである。
ところで、エアバッグモジュール15は、展開状態のエアバッグ20が折り畳まれることによりコンパクトな形態にされ、リテーナ42のボルト45においてシートバック14内のフレーム44に挿通され、ナット(図示略)によって締め付け固定されている。
サイドエアバッグ装置は、上述したエアバッグモジュール15のほかに図示しない衝撃センサ及び制御装置を備えている。衝撃センサは加速度センサ等からなり、車両のボディサイド部11(図2参照)等に設けられている。衝撃センサは、ボディサイド部11に側方から加えられる衝撃を検出する。制御装置は、衝撃センサからの検出信号に基づきインフレータ41の作動を制御する。
上記のようにして、本実施形態のサイドエアバッグ装置が構成されている。このサイドエアバッグ装置では、車両のボディサイド部11に所定値以上の衝撃が加わり、そのことが衝撃センサによって検出されると、その検出信号に基づき制御装置から駆動電流がインフレータ41に出力される。この駆動電流に基づく加熱により、インフレータ41内のガス発生剤により高温高圧のガスが生成される。このガスは、ガス吹出口43から噴出される。
噴出されたガスはまず下部チャンバ26に流入する。このガス流入により、エアバッグ20において下部チャンバ26に対応する箇所C(図3参照)が膨張を開始し、折り状態を解消しながら略前方へ展開する。
また、このときには、連通部29においてインフレータアセンブリ40以外の箇所、すなわち、インフレータアセンブリ40の周りの環状の空隙46がガスの流路として機能し、ガスが環状の空隙46を流通可能である(図6(B)参照)。また、この環状の空隙46は上部チャンバ25にも下部チャンバ26にも繋がっている。そのため、下部チャンバ26にガスがある程度充填されてくると、ガスの一部が上記環状の空隙46を通って上部チャンバ25へ流入する。このガス流入により、エアバッグ20において上部チャンバ25に対応する箇所B(図3参照)が、上記下部チャンバ26に対応する箇所Cに若干遅れて膨張を開始し、折り状態を解消しながら略前方へ展開する。
なお、上部チャンバ25へは、ガス吹出口43から噴出されたガスの一部が、インフレータ41及びリテーナ42間の隙間G(図6(B)参照)を通っても供給されるが、その量は環状の空隙46を流れるガスの量に比べてわずかである。
このように、インフレータ41からのガスがまず下部チャンバ26に供給され、同下部チャンバ26がガスによってある程度膨張してから上部チャンバ25にガスが供給されることで、エアバッグ20の下部チャンバ26に対応する箇所Cが乗員Pの腰部Ppの側方で高い内圧で膨張する。エアバッグ20の上部チャンバ25に対応する箇所Bが乗員Pの胸部Pt及び腹部Psの側方で低い内圧で膨張する。上下両チャンバ25,26間で内圧差が生ずる。そのため、エアバッグ20は、乗員Pの各部の耐衝撃性に応じた内圧で乗員Pに接触することとなり、乗員Pの各部が衝撃から有効に保護される。
また、上記エアバッグ20の膨張過程では、上下両チャンバ25,26がある程度膨張してから、連通部29の周りに巻き付けられた状態で配置された補助膨張部32にもガスが流入する。ガスが補助膨張部32に満遍なく行き渡ることで、図7に示すように、同補助膨張部32は連通部29を取り囲んだ状態で環状に膨張する。この際、補助膨張部32は連通部29の周りで外側にも内側にも膨張する。この膨張、特に内側への膨張が進行するに従い補助膨張部32の内径が小さくなり、エアバッグ20において、補助膨張部32の内側の連通部29に対応する箇所が締め付けられた状態となって縮径させられる。連通部29(環状の空隙46)の流路面積が縮小されていき、ガスが徐々に連通部29を流れにくくなる(連通部29でのガスの流通が抑制される)。
その結果、上下両チャンバ25,26間での内圧差は、連通部29の流路面積の変化のない場合(背景技術がこれに相当する)とは異なったものとなる。そして、膨張した補助膨張部32によって連通部29が閉塞されると、同連通部29でのガスの流通が遮断されて、同連通部29でのガス流通に起因する上下両チャンバ25,26間での内圧差の変化が少なくなる。
なお、インフレータアセンブリ40が連通部29に配置された本実施形態では、連通部29の一部がインフレータアセンブリ40によって占められていて、連通部29の実質的な流路面積は、インフレータアセンブリ40の分だけ小さくなっている。そのため、インフレータアセンブリ40が連通部29とは異なる箇所に配置された場合に比べて、補助膨張部32が少ない量膨張するだけで連通部29が閉塞される。
また、エアバッグ20には箇所Aを挿通させるための挿通孔34が開口されていて、この挿通孔34がガス漏出の原因となり得る。しかし、挿通孔34は、無端状をなす第2内結合部24によって取り囲まれている。そのため、上下各チャンバ25,26、連通部29及び補助膨張部32のガスは第2内結合部24よりも内側(挿通孔34側)へは流入できず、従って、挿通孔34からのガス漏れのおそれはない。
さらに、連通部29の近傍で開口するインフレータ挿入口35は、エアバッグ膨張時には、ガスが漏出する箇所となり得る。しかし、本実施形態では、膨張した補助膨張部32がインフレータ挿入口35の少なくとも周縁部分を押圧する。この押圧により、インフレータ挿入口35が気密状態で塞がれ、エアバッグ20内のガスがインフレータ挿入口35から漏れ出る現象が抑止される。
そして、上記のように膨張したエアバッグ20は車両側方からの衝撃を受けて、ボディサイド部11と乗員Pとの間で押圧される(図2参照)。この際、上部チャンバ25に充填されたガスの一部は、第1内結合部23のスリット28を通ってガス排出用チャンバ27に流出する。さらに、ガス排出用チャンバ27のガスはベントホール33を通ってエアバッグ20の外部へ排出される。こうしたガスの流れにより、上記押圧に伴う上部チャンバ25の内圧の上昇が抑制される。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)エアバッグ20の一部に、ガスにより連通部29の周りで膨張する補助膨張部32を設けている。そのため、補助膨張部32の膨張を利用して連通部29におけるガスの流通を制御することができ、もって上下両チャンバ25,26間での内圧差について過渡特性を設定することができる。
特に、補助膨張部32へのガス流入のしやすさを適切に設定することで、補助膨張部32が膨張するタイミングを変えて、連通部29におけるガスの流通量を可変にし、下部チャンバ26から上部チャンバ25へのガス流通を制御することができる。例えば、下部チャンバ26がガスによってある程度充填されてから連通部29を閉塞するといったことも可能となる。
(2)エアバッグ20の一部である補助膨張部32によって連通部29を閉塞してガスの流通を遮断している。同遮断のために特許文献1に記載されたようなホースバンド等の締付部材を用いなくてもすみ、その分、サイドエアバッグ装置の部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
(3)背景技術で説明したように、1つのガス吹出口を有するインフレータを連通部に配置したサイドエアバッグ装置では、連通部29を閉塞できない構造であることから、上部チャンバ25及び下部チャンバ26間で内圧差を確保しようとすると、連通部29をあまり大きく形成できない。反面、連通部29が小さくなると、下部チャンバ26から上部チャンバ25へガスが流れにくくなり、上部チャンバ25にガスを充填させるのに時間がかかり膨張が遅くなる。
これに対し、第1実施形態では、膨張する補助膨張部32によって連通部29の流路面積を小さくするようにしている。そのため、連通部29を大きく形成しても、その連通部29を閉塞することができる。連通部29でのガスの流通量を多くして上部チャンバ25も早く膨張させることと、連通部29を閉塞して上下両チャンバ25,26間での内圧差を確保することとの両立が可能となる。
(4)インフレータアセンブリ40を連通部29に配置している。そのため、補助膨張部32の少ない膨張で連通部29を閉塞することができ、補助膨張部32による連通部29の閉塞が容易となる。
(5)エアバッグ20に、上下両チャンバ25,26に跨る非膨張部31を設け、上部チャンバ25と連通部29とを非膨張部31を介して隣接させるとともに、下部チャンバ26と連通部29とを非膨張部31を介して隣接させている。また、無端状の第2内結合部24によって非膨張部31を構成し、この非膨張部31に挿通孔34を設けている。そのため、エアバッグ20の補助膨張部32に対応する箇所Aを挿通孔34に挿通させることで、上下各チャンバ25,26、連通部29、及び補助膨張部32からのガス漏出を招来することなく、同箇所Aを上下両チャンバ25,26に跨らせた状態で連通部29の近傍に配置し、さらには連通部29の周りに配置することができる。
(6)補助膨張部32を連通部29の周りに巻き付けた状態で配置している。このため、補助膨張部32により連通部29を取り囲み、この状態で補助膨張部32を環状に膨張させることができ、連通部29の流路面積を縮小させることができる。従って、上述した(1)〜(5)に記載した効果が確実に得られる。
(7)エアバッグ20における連通部29の近傍であって、補助膨張部32の巻き付けられる箇所にインフレータ挿入口35を設けている。そのため、インフレータアセンブリ40の連通部29への挿入を可能としつつ、エアバッグ膨張時には補助膨張部32の膨張を利用してインフレータ挿入口35からのガス漏出を抑止し、シール性を確保することができる。従って、インフレータ挿入口35からのガス漏出を抑止するための部材や機構を別途設けなくてもすむ。
(8)ここで、インフレータ挿入口35を塞ぐために、本実施形態とは異なる構造を採用することも考えられる。例えば、インフレータ挿入口35の近傍に舌片を設け、この舌片をエアバッグ20におけるインフレータ挿入口35に重ね合わせ、そのうえで舌片をエアバッグ20の他の部位とともにリテーナ42のボルト45によってシートバック14のフレーム44に締め付け固定するものが挙げられる。これは、インフレータ41のフレーム44等に対する締結を利用して、インフレータ挿入口35を塞いでガス漏れを抑制しようとするものである。しかし、この構造では、ボルト45の締結のみによって舌片をインフレータ挿入口35の周縁部分に押し付けているため、適切にインフレータ41をフレーム44に締結しないと、舌片をインフレータ挿入口35の周縁部分の全周にわたって押し付けることができず、それら舌片及びインフレータ挿入口35間を確実にシールすることが難しい。
この点、本実施形態では、上述したように膨張する補助膨張部32がインフレータ挿入口35を、その周縁部分の全周にわたって押し付ける。そのため、インフレータ挿入口35及び補助膨張部32間のシール性を高め、同インフレータ挿入口35からのガス漏れを確実に抑止することができる。
(9)補助膨張部32に内係止孔37及び外係止孔38を設け、これらの係止孔37,38において、連通部29の周りに巻き付けられた箇所Aをリテーナ42のボルト45に掛け止めるようにしている。そのため、箇所Aを連通部29に巻き付けられた状態に保持するための部材や機構を別途設けなくてもすむ。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図8を参照して説明する。
第2実施形態は、補助膨張部32が上下両チャンバ25,26については内圧の高い側のチャンバである下部チャンバ26にのみ連通している点で、補助膨張部32が上下両チャンバ25,26に連通している第1実施形態と異なっている。また、連通部29に対しては、補助膨張部32は同連通部29の下部にのみ連通している。ここでは、周縁結合部22のうち上部チャンバ25と補助膨張部32との境界部分22Aが、連通部29(インフレータ挿入口35)と補助膨張部32との間に入り込み、下部チャンバ26の近傍まで延びている。なお、図8において第1実施形態と同様の箇所、部材等には同一の符号が付されている。
上記構成の第2実施形態によると、連通部29に巻き付けられた補助膨張部32へは、内圧の高い下部チャンバ26のみからガスが流入する。従って、エアバッグ20が膨張する過程において、比較的早い時期に補助膨張部32にガスが流入して同補助膨張部32が膨張し、連通部29(環状の空隙46)の流路面積が縮小され、上部チャンバ25へガスが流入しにくくなる。補助膨張部32によって連通部29が閉塞される時期が早まる。
従って、第2実施形態によると、上記第1実施形態における(1)〜(9)に加え、次の効果が得られる。
(10)補助膨張部32を下部チャンバ26にのみ連通させている。そのため、連通部29を早く閉塞して上部チャンバ25へのガスの流入を早く遮断することができ、上下両チャンバ25,26間で大きな内圧差を確保することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態について、図9を参照して説明する。
第3実施形態は、補助膨張部32が上下両チャンバ25,26については内圧の低い側のチャンバである上部チャンバ25にのみ連通している点で、補助膨張部32が上下両チャンバ25,26に連通している第1実施形態と異なっている。また、連通部29に対しては、補助膨張部32はその連通部29の上部にのみ連通している。ここでは、周縁結合部22のうち下部チャンバ26と補助膨張部32との境界部分22Bが、連通部29(インフレータ挿入口35)と補助膨張部32との間に入り込み、上部チャンバ25の近傍まで延びている。なお、図9において第1実施形態と同様の箇所、部材等には同一の符号が付されている。
上記構成の第3実施形態によると、連通部29に巻き付けられた補助膨張部32へは、内圧の低い上部チャンバ25のみからガスが流入する。そのため、エアバッグ20が膨張する過程において、下部チャンバ26にガスが充填され、その後に上部チャンバ25にガスがある程度充填されるまでは、連通部29の流路面積は補助膨張部32によってはほとんど縮小されず、連通部29は補助膨張部32の非膨張時と同程度の連通状態を維持する。
そして、上部チャンバ25にガスがある程度充填されると、同上部チャンバ25から補助膨張部32へガスが流入するようになる。このガスの流入により補助膨張部32が膨張し、連通部29の流路面積が縮小され、同連通部29でのガスの流通が抑制される。下部チャンバ26からガスが連通部29を通じて上部チャンバ25へ流入しにくくなる。
従って、第3実施形態によると、上記第1実施形態における(1)〜(9)に加え、次の効果が得られる。
(11)補助膨張部32を上部チャンバ25にのみ連通させている。そのため、上部チャンバ25に充分な量のガスが充填されるまで、連通部29の連通状態を確保することができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・前記各実施形態では、インフレータ41として、長尺状をなし、かつ軸方向についての一方の端部にのみガス吹出口43を有するものを用いたが、これに代え、軸方向について異なる2箇所に、単位時間当たりのガス噴出量の異なる2つのガス吹出口を有するものを用いてもよい。このように、ガス吹出口間でガス噴出量を異ならせる構成としては、例えば、インフレータ41内に設けた2つの収容室に、(i)同一種類のガス発生剤を収容するものと、(ii)単位時間当たりのガス発生量の異なる2種類のガス発生剤を収容するものとがある。前者(i)の場合、ガス発生剤の収容量を収容室間で異ならせる。
そして、ガス噴出量の多い側のガス吹出口が内圧の高い側のチャンバ(下部チャンバ26)に位置し、かつガス噴出量の少ない側のガス吹出口が内圧の低い側のチャンバ(上部チャンバ25)に位置するようにインフレータ41を連通部29に配置する。
この場合、上部チャンバ25及び下部チャンバ26に対し、対応するガス吹出口からガスがそれぞれ噴出される。単位時間当たりのガス噴出量の相違から下部チャンバ26がより早く膨張し、その後、ガスが連通部29を通って上部チャンバ25に流入する。従って、ガスの噴出態様が若干異なるものの、連通部29では、一方の端部にのみガス吹出口43を有するインフレータ41を用いた場合(第1実施形態等)と同様にガスが流れる。そのため、この場合にも第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
ただし、上下両チャンバ25,26間で内圧差についての過渡特性を設定しつつ、腰部Ppの側方で下部チャンバ26を高い内圧で膨張展開させ、胸部Pt等の側方で上部チャンバ25を低い内圧で膨張展開させる効果は、一方の端部にのみガス吹出口43を有するインフレータ41を、第1実施形態にて説明した態様で使用した場合に最も期待できる。ガスが下部チャンバ26→連通部29→上部チャンバ25の順に流れ、しかも補助膨張部32の膨張により連通部29の流路面積が縮小されるからである。
・本発明は、エアバッグ20に非膨張部31を有しないサイドエアバッグ装置にも適用可能である。その一例を図10に示す。このサイドエアバッグ装置では、エアバッグ20において上記非膨張部31に相当する部分に開口51が設けられており、この開口51の周縁部分にも周縁結合部22が設けられている。この開口51は第1実施形態における挿通孔34と同様の機能を発揮する。従って、エアバッグ20における箇所Aを開口51に挿通することができ、また、第1実施形態と同様に連通部29の周りに巻き付けることができる。
・前記第1実施形態では、エアバッグ20として、上部チャンバ25に対応する箇所Bと、下部チャンバ26に対応する箇所Cとが分離されているタイプを採用した(図3参照)。これに代えて、図11に示すように、上部チャンバ25と下部チャンバ26とが、エアバッグ20に設けられたテザー、シーム等の仕切り部52を介して互いに隣り合っているタイプを採用してもよい。テザーは、両重合部21A,21B間に配置され、かつ自身の側縁部にて対応する重合部21A,21Bに縫合される帯状の布からなり、両重合部21A,21Bを所定の間隔を隔てた状態で連結する際に用いられる。シームは、縫糸による縫合部分であり、両重合部21A,21Bを縫糸によって縫合することによって、両重合部21A,21Bを互いに接触させた状態で連結する際に用いられる。
・人体側部の耐衝撃性は、一般に腰部Ppで最も高く、それ以外の部位、特に胸部Ptや腹部Psで低いことが知られている。そこで、連通部29を介して相互に連通する一対のチャンバを設ける場合、その一方を腰部Ppの側方で膨張するチャンバとし、他方を腰部Pp以外の部位の側方で膨張するチャンバとすることが好ましい。このことから、上記各実施形態では、上記他方のチャンバを胸部Pt及び腹部Psの側方で膨張する上部チャンバ25としたが、同他方のチャンバを胸部Pt、腹部Ps、肩部、頭部のいずれか、又は組み合わせたものの側方で膨張するチャンバとしてもよい。
・また、エアバッグ20として、3つ以上のチャンバを有するものを用いてもよい。ただし、少なくとも2つのチャンバについては連通部29を介して相互に連通させる必要がある。
・本発明は、以下のサイドエアバッグ装置にも適用可能である。(a)エアバッグ20が完全に膨張したとき、乗員Pにおける胸部Pt及び腹部Psの少なくとも一方の側方近傍に位置する箇所を膨張させないように構成したサイドエアバッグ装置。(b)第1内結合部23が割愛されて、上部チャンバ25とは別にガス排出用チャンバ27が設けられていないサイドエアバッグ装置。(c)インフレータアセンブリ40が連通部29とは異なる箇所に配置されたサイドエアバッグ装置。(d)リテーナ42を用いることなくインフレータ41をシートバック14に直接取り付けるようにしたサイドエアバッグ装置。(e)シートバック14に代えて、車両のボディサイド部11に装着されるサイドエアバッグ装置。(f)補助膨張部32を巻き付け以外の態様で連通部29の周りに配置したサイドエアバッグ装置。
本発明を具体化した第1実施形態において、サイドエアバッグ装置が適用される車両用シートの概略側面図。 第1実施形態における車両用シート及びボディサイド部の位置関係を説明する概略平面図。 第1実施形態におけるエアバッグが展開させられた状態のエアバッグモジュールを示す側面図。 第1実施形態における補助膨張部が連通部の周りに巻き付けられる前の展開状態のエアバッグモジュールを示す斜視図。 第1実施形態を示す図であり、(A)は、補助膨張部が連通部の周りに巻き付けられる前の展開状態のエアバッグモジュールを示す部分側面図、(B)は、補助膨張部が連通部の周りに巻き付けられた状態のエアバッグモジュールを示す部分側面図。 第1実施形態を示す図であり、(A)は、補助膨張部が膨張する前のエアバッグモジュールの内部構造を模式的に示す平断面図、(B)は、(A)における補助膨張部及びその周辺を拡大して示す部分平断面図。 図6(B)の状態から補助膨張部が膨張したときの同補助膨張部及びその周辺を模式的に示す部分平断面図。 本発明を具体化した第2実施形態において、補助膨張部が連通部の周りに巻き付けられる前の展開状態のエアバッグモジュールを示す側面図。 本発明を具体化した第3実施形態において、補助膨張部が連通部の周りに巻き付けられる前の展開状態のエアバッグモジュールを示す側面図。 非膨張部に代えて連通部の近傍に開口を設けたエアバッグについての別の実施形態を示す側面図。 上部チャンバ及び下部チャンバを仕切り部により区画形成したエアバッグについての別の実施形態を示す側面図。
符号の説明
11…ボディサイド部、20…エアバッグ、25…上部チャンバ,26…下部チャンバ、29…連通部、31…非膨張部、32…補助膨張部、34…挿通孔、35…インフレータ挿入口、41…インフレータ、P…乗員。

Claims (7)

  1. インフレータと、
    連通部を介して相互に連通する一対のチャンバを少なくとも有し、車両側方からの衝撃に応じて前記インフレータから噴出されるガスにより、車両のボディサイド部及び乗員間で一方のチャンバが他方のチャンバよりも高い内圧で膨張展開するエアバッグと
    を備えるサイドエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグの一部には、前記ガスにより前記連通部の周りで膨張する補助膨張部が設けられていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記インフレータは前記連通部に配置されている請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグには、前記両チャンバに跨り、かつ内部へのガス流入不能に構成した非膨張部が設けられており、同エアバッグでは、前記一方のチャンバと前記連通部とが前記非膨張部を介して隣接するとともに、前記他方のチャンバと前記連通部とが前記非膨張部を介して隣接しており、
    さらに、前記非膨張部には、前記補助膨張部の一部を挿通させるための挿通孔が設けられている請求項1又は2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記補助膨張部は前記連通部の周りに巻き付けられた状態で配置されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記エアバッグにおける前記連通部の近傍であって、前記補助膨張部が巻き付けられる箇所には、前記インフレータを前記連通部に挿入するためのインフレータ挿入口が開口されている請求項4に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記補助膨張部は、前記両チャンバについては内圧の高い側のチャンバにのみ連通されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 前記補助膨張部は、前記両チャンバについては内圧の低い側のチャンバにのみ連通されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のサイドエアバッグ装置。
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