JP2008183142A - Pet−ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PET−CT装置ではPET画像とCT画像を、装置据付時に採取された装置毎の一定の画像シフト量だけずらして重ね合わせることにより、ずれのない重ね合わせ画像を得るようにしているが、天板にたわみがある場合、被検者ごとにその体重による天板のたわみ量に応じたずれが追加されるため、装置据付時に採取された一定の画像シフト量で補正するだけではずれのない重ね合わせ画像を得ることはできない。
【解決手段】ガントリ2および3のそれぞれのスキャン面15および16近傍のトンネル4および5の壁面に取り付けられたCCDカメラ17および18により天板6の側面に付加されたマーク14の変位量を被検者毎に撮影測定し、たわみに起因する被検者毎の上下方向の画像シフト量を算出し、装置毎の一定の画像シフト量に加えて両画像の位置ずれの補正を行うことにより、ずれのない重ね合わせ画像を得ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ガントリ2および3のそれぞれのスキャン面15および16近傍のトンネル4および5の壁面に取り付けられたCCDカメラ17および18により天板6の側面に付加されたマーク14の変位量を被検者毎に撮影測定し、たわみに起因する被検者毎の上下方向の画像シフト量を算出し、装置毎の一定の画像シフト量に加えて両画像の位置ずれの補正を行うことにより、ずれのない重ね合わせ画像を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は医用画像診断に用いられるPET−CT装置に関する。
PET(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)検査は癌の早期発見のための手法として極めて有用なものであるが、PET画像は核種の集積、分布状態を表すものであり、それらが人体内組織のどこに存在するかを示すものではない。そこで人体内の組織の形状を求めるものとして、X線吸収係数の分布を画像化するX線CT検査が併用され、PET画像とCT画像を重ね合わせて合成された融合画像を観察することにより精密な診断を行う方法が実用化されている(例えば特許文献1参照)。
PET−CT装置はこのような検査を行うための装置であり、図6に示すようにベッド1により水平動可能に保持された天板6上に載置された被検者7が通過可能なトンネル4および5を有するPETガントリ2およびCTガントリ3が互いに近接して配置され、天板6の移動によりそれぞれのスキャン面15および16において被検者7の同一面のPET画像およびCT画像のデータが採取され、例えばコンピュータやメモリにより構成される画像処理部(図示しない)で画像処理されてPET画像およびCT画像が得られた後、それらが重ね合わせられて合成され融合画像として画像表示部(図示しない)に表示される。
PET−CT装置により得られるPET画像とCT画像には装置毎に一定量の位置的なずれが生じるので、装置据付時にファントムを用いてこのずれに対応した画像のシフト量を採取し画像処理部に記憶しておき、PET画像とCT画像をこの画像シフト量だけずらして重ね合わせることにより、ずれのない重ね合わせ画像を得ている。以下で装置据付時に行う画像シフト量の採取方法の一例について図4〜図6を用いて説明する。なお図5はPET画像撮影およびCT画像撮影の両方で使用可能な、例えばアクリル円板23の円の中心部に点状に封入された22Na等の線源24を有するファントム19であり、図5(b)はその正面図、図5(a)はその側面図である。
(1)ファントム19を図6の被検者7の代わりに天板6上に固定する。
(2)天板6をPETガントリ2に送り込んでファントム19をスキャン面15で静止させて撮影し、画像処理部で再構成して得られる、図4(a)に示すようなPET画像8を画像記憶部(図示しない)に保存する。この撮影では線源24が撮影される。
(3)続いて天板6をCTガントリ3に送り込んでファントム19をスキャン面16で静止させて撮影し、画像処理部で再構成して得られる、図4(b)に示すようなCT画像9を画像記憶部に保存する。この撮影ではアクリル円板23が撮影される。
(4)その後操作者(図示しない)が操作部(図示しない)により適当な操作を行うことにより、または画像処理部が自動的に、PET画像8とCT画像9を再構成中心10が一致するように重ね合わせて図4(c)に示すような画像11を画像表示部に表示する。
(5)画像11上でCT画像に写ったファントム19とPET画像に写ったファントム19の位置のずれを、線源24とアクリル円板23の中心25の位置座標の差Sとして画像処理部が算出し記憶する。具体的には操作者が表示された画像11上でカーソル等により線源24および中心25の位置を指示することにより画像処理部が二つの位置座標の差Sを算出し画像シフト量として記憶する。ここで前記二つの位置座標の差、すなわち画像シフト量Sは方向と大きさを持つベクトル量である。
(2)天板6をPETガントリ2に送り込んでファントム19をスキャン面15で静止させて撮影し、画像処理部で再構成して得られる、図4(a)に示すようなPET画像8を画像記憶部(図示しない)に保存する。この撮影では線源24が撮影される。
(3)続いて天板6をCTガントリ3に送り込んでファントム19をスキャン面16で静止させて撮影し、画像処理部で再構成して得られる、図4(b)に示すようなCT画像9を画像記憶部に保存する。この撮影ではアクリル円板23が撮影される。
(4)その後操作者(図示しない)が操作部(図示しない)により適当な操作を行うことにより、または画像処理部が自動的に、PET画像8とCT画像9を再構成中心10が一致するように重ね合わせて図4(c)に示すような画像11を画像表示部に表示する。
(5)画像11上でCT画像に写ったファントム19とPET画像に写ったファントム19の位置のずれを、線源24とアクリル円板23の中心25の位置座標の差Sとして画像処理部が算出し記憶する。具体的には操作者が表示された画像11上でカーソル等により線源24および中心25の位置を指示することにより画像処理部が二つの位置座標の差Sを算出し画像シフト量として記憶する。ここで前記二つの位置座標の差、すなわち画像シフト量Sは方向と大きさを持つベクトル量である。
以後この装置を用いて被検者7の撮影を行った後、PET画像8とCT画像9を重ね合わせて観察する場合、操作者が操作部により重ね合わせを指示すると画像処理部は二つの画像の再構成中心10が一致するように重ね合わせた後、さらに一方の画像を画像シフト量Sだけ移動させてずれのない画像を表示する。
特開2005−121530号公報
PET−CT装置では上述のようにPET画像とCT画像を、装置据付時に採取された一定の画像シフト量だけずらして重ね合わせることにより、ずれのない重ね合わせ画像を得るようにしているが、天板にたわみがある場合、被検者毎にその体重による天板のたわみ量に応じたずれが追加されるため、装置据付時に採取された一定の画像シフト量で補正するだけではずれのない重ね合わせ画像を得ることはできない。本発明はこの問題を解決するためのものである。
請求項1記載の発明は上記の目的を達成するために、被検者を載置してPETガントリおよびCTガントリのトンネル内を水平に移動可能な天板を有するベッドを備え、前記被検者の同一断面のPET画像およびCT画像を撮影するPET−CT装置において、あらかじめ取得された前記PET画像とCT画像間に存在する装置固有の位置ずれの量を記憶する記憶手段と、被検者毎に異なる天板のたわみに起因する位置ずれの量を検出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された位置ずれの量に前記検出手段により検出された位置ずれの量を加算する加算手段と、撮影されたPET画像とCT画像の一方の画像を前記加算手段から出力される位置ずれの量だけ移動させて他方の画像に重ね合わせる画像重ね合わせ手段を設けたPET−CT装置を提供する。
請求項2記載の発明は上記の目的を達成するために、検出手段は天板側面に付加されたマークと、それぞれPETガントリおよびCTガントリのトンネル壁面に取り付けられ前記マークを撮影する2台のテレビカメラと、前記2台のテレビカメラにより装置固有の位置ずれの量を取得するとき撮影された2枚の画像と検査時に被検者毎に撮影された2枚の画像から、被検者毎の前記マークの変位を算出し、被検者毎に異なる天板のたわみに起因する位置ずれの量に換算する算出手段により構成される請求項1記載のPET−CT装置を提供する。
本発明により、PET−CT装置においてPET画像とCT画像を重ね合わせるとき、装置毎に存在する一定の画像シフト量に、被検者の体重による天板のたわみに起因する下方向への画像シフト量を被検者毎に採取して加算した画像シフト量だけずらして重ね合わせることにより、ずれのない重ね合わせ画像を得ることができるので、より正確な画像診断が行えるようになる。また天板のたわみ量に応じて補正が行われるので、必ずしも天板の剛性が大きい高価なベッドを用いる必要がなくなり装置のコストを低減できる。
本発明の実施例について図1〜図5を用いて説明する。PET−CT装置では図1に示すようにベッド1により水平動可能に保持された天板6上に載置された被検者7(図1には示していない)が通過可能なトンネル4および5を有するPETガントリ2およびCTガントリ3が互いに近接して配置され、天板6の移動によりそれぞれのスキャン面15および16において被検者7の同一面のPET画像およびCT画像のデータが採取され、例えばコンピュータやメモリにより構成される画像処理部(図示しない)で画像処理されてPET画像およびCT画像が得られた後、それらが重ね合わせられて合成され融合画像として画像表示部(図示しない)に表示される。
本発明のPET−CT装置においても、装置毎に存在するPET画像とCT画像の位置的なずれを補正する方法は背景技術の項で述べた方法と同じであるが、本発明ではこれに加えて、被検者の体重による天板のたわみに起因する両画像のずれをも補正するために、PETガントリ2およびCTガントリ3のそれぞれのスキャン面15および16近傍のトンネル4および5の壁面に、天板6の側面を撮影するCCDカメラ17および18が取り付けられ、それぞれの撮影画像が画像処理部に読み取られるように構成されている。なお天板6の側面には、CCDカメラ17および18で撮影され、画像処理部を経由して画像表示部に表示された画像上で明瞭に視認できる線状のマーク14が付加されている。
以下で本発明の装置の据付時に行う画像シフト量の採取方法について図1、図2、図4および図5を用いて説明する。なお図5はPET画像撮影およびCT画像撮影の両方で使用可能な、例えばアクリル円板23の円の中心部に点状に封入された22Na等の線源24を有するファントム19であり、図5(b)はその正面図、図5(a)はその側面図である。
(A1)ファントム19を天板6上に固定する。
(A2)天板6をPETガントリ2に送り込み、ファントム19をスキャン面15で静止させて、CCDカメラ17でマーク14を含む画像を撮影し、画像表示部に表示された図2(a)に示す画像P0から操作者(図示しない)が画像上でカーソル等により指示することにより、または画像処理部が画像の左辺上の最も暗い画素として自動的に検出する等により、画像処理部が画像の左辺上でのマーク14の位置を認識した後、画像処理部にとって既知の画像P0の左下隅の位置との距離x1を算出し記憶する。
(A3)次に同じ位置でファントム19をPET撮影し、画像処理部で再構成して図4(a)に示すようなPET画像8を画像記憶部(図示しない)に保存する。
(A2)天板6をPETガントリ2に送り込み、ファントム19をスキャン面15で静止させて、CCDカメラ17でマーク14を含む画像を撮影し、画像表示部に表示された図2(a)に示す画像P0から操作者(図示しない)が画像上でカーソル等により指示することにより、または画像処理部が画像の左辺上の最も暗い画素として自動的に検出する等により、画像処理部が画像の左辺上でのマーク14の位置を認識した後、画像処理部にとって既知の画像P0の左下隅の位置との距離x1を算出し記憶する。
(A3)次に同じ位置でファントム19をPET撮影し、画像処理部で再構成して図4(a)に示すようなPET画像8を画像記憶部(図示しない)に保存する。
(A4)続いて天板6をCTガントリ3に送り込み、ファントム19をスキャン面16で静止させて、CCDカメラ18でマーク14を含む画像を撮影し、画像表示部に表示された図2(b)に示す画像C0から操作者が画像上でカーソル等により指示することにより、または画像処理部が画像の左辺上の最も暗い画素として自動的に検出する等により、画像処理部が画像の左辺上でのマーク14の位置を認識した後、画像処理部にとって既知の画像C0の左下隅の位置との距離y1を算出し記憶する。
(A5)同じ位置でファントム19をCT撮影し、画像処理部で再構成して、図4(b)に示すようなCT画像9を画像記憶部に保存する。この撮影ではアクリル円板23が撮影される。
(A5)同じ位置でファントム19をCT撮影し、画像処理部で再構成して、図4(b)に示すようなCT画像9を画像記憶部に保存する。この撮影ではアクリル円板23が撮影される。
(A6)その後操作者(図示しない)が操作部(図示しない)により適当な操作を行うことにより、または画像処理部が自動的に、PET画像8とCT画像9を再構成中心10が一致するように重ね合わせて図4(c)に示すような画像11を画像表示部に表示する。
(A7)画像11上でCT画像に写ったファントム19とPET画像8に写ったファントム19の位置のずれを、線源24とアクリル円板23の中心25の位置座標の差Sとして画像処理部が算出し記憶する。具体的には操作者が表示された画像11上でカーソル等により線源24および中心25の位置を指示することにより画像処理部が二つの位置座標の差Sを算出し画像シフト量として記憶する。ここで前記二つの位置座標の差、すなわち画像シフト量Sは方向と大きさを持つベクトル量である。
(A7)画像11上でCT画像に写ったファントム19とPET画像8に写ったファントム19の位置のずれを、線源24とアクリル円板23の中心25の位置座標の差Sとして画像処理部が算出し記憶する。具体的には操作者が表示された画像11上でカーソル等により線源24および中心25の位置を指示することにより画像処理部が二つの位置座標の差Sを算出し画像シフト量として記憶する。ここで前記二つの位置座標の差、すなわち画像シフト量Sは方向と大きさを持つベクトル量である。
次に本発明の装置を用いて被検者7の撮影を行うときの手順について図1〜図3を用いて説明する。
(B1)被検者7を天板6上に載置する。
(B2)天板6をPETガントリ2に送り込み、被検者7の撮影面がスキャン面15に来たとき静止させて、CCDカメラ17でマーク14を含む画像を撮影し、撮影された図2(c)に示す画像PPを画像記憶部に保存する。
(B3)同じ位置で被検者7をPET撮影し再構成して、図3(a)に示すようなPET画像20を画像記憶部に保存する。
(B1)被検者7を天板6上に載置する。
(B2)天板6をPETガントリ2に送り込み、被検者7の撮影面がスキャン面15に来たとき静止させて、CCDカメラ17でマーク14を含む画像を撮影し、撮影された図2(c)に示す画像PPを画像記憶部に保存する。
(B3)同じ位置で被検者7をPET撮影し再構成して、図3(a)に示すようなPET画像20を画像記憶部に保存する。
(B4)続いて天板6をCTガントリ3に送り込み、被検者7の撮影面がスキャン面16に来たとき静止させて、CCDカメラ18でマーク14を含む画像を撮影し、撮影された図2(d)に示す画像CPを画像記憶部に保存する。
(B5)同じ位置で被検者7をCT撮影し再構成して、図3(b)に示すようなCT画像21を画像記憶部に保存する。
(B5)同じ位置で被検者7をCT撮影し再構成して、図3(b)に示すようなCT画像21を画像記憶部に保存する。
(B6)撮影終了後、画像処理部は図2(c)に示す画像PPから上記(A2)においてx1を算出したのと同じ方法でx2を算出し、x1との差(x1−x2)をPとする。
(B7)さらに図2(d)に示す画像CPから上記(A4)においてy1を算出したのと同じ方法で画像処理部がy2を算出し、y1との差(y1−y2)をCとする。
(B8)続いて画像処理部はPとCの差(P−C)を求め、これにあらかじめ記憶しているCCDカメラ17および18で撮影された画像上での寸法を再構成画像上での寸法に変換するための拡大率Mを乗じたものを上下方向の画像シフト量SPとする。なおCCDカメラ17および18の拡大率は同じ値M1になるように設定されている。また前記拡大率Mは事前に、長さが既知の被写体を天板6上に固定してスキャン面16に配置し、CCDカメラ18で撮影した画像からカメラ画像上での長さを読み出して、カメラ画像系の拡大率M1を算出し、引き続き同じ被写体を同じ位置でCT撮影し再構成されたCT画像上での長さを読み出して、CT画像系の拡大率M2を算出した後、M=M2/M1により算出され記憶されている。
(B7)さらに図2(d)に示す画像CPから上記(A4)においてy1を算出したのと同じ方法で画像処理部がy2を算出し、y1との差(y1−y2)をCとする。
(B8)続いて画像処理部はPとCの差(P−C)を求め、これにあらかじめ記憶しているCCDカメラ17および18で撮影された画像上での寸法を再構成画像上での寸法に変換するための拡大率Mを乗じたものを上下方向の画像シフト量SPとする。なおCCDカメラ17および18の拡大率は同じ値M1になるように設定されている。また前記拡大率Mは事前に、長さが既知の被写体を天板6上に固定してスキャン面16に配置し、CCDカメラ18で撮影した画像からカメラ画像上での長さを読み出して、カメラ画像系の拡大率M1を算出し、引き続き同じ被写体を同じ位置でCT撮影し再構成されたCT画像上での長さを読み出して、CT画像系の拡大率M2を算出した後、M=M2/M1により算出され記憶されている。
(B9)その後PET画像とCT画像を重ね合わせて観察する場合、操作者が操作部により重ね合わせを指示すると、画像処理部は二つの画像の再構成中心10が一致するように重ね合わせて図3(c)に示すような画像22を画像表示部に表示した後、一方の画像を据付時に記憶した画像シフト量Sだけ移動させ、さらに上記(B8)で得られた上下方向の画像シフト量SPだけ移動させる。
以上により天板6のたわみに起因するPET画像とCT画像の位置ずれも解消されて、ずれのない重ね合わせ画像を得ることができる。
上記の実施例では天板6のマーク14の変位の測定にCCDカメラ17および18を用いたが、これらの代わりに超音波式距離測定装置または赤外線式距離測定装置を用いてもよい。
本発明は医用画像診断に用いられるPET−CT装置に関する。
1:ベッド
2:PETガントリ
3:CTガントリ
4:トンネル
5:トンネル
6:天板
7:被検者
8:PET画像
9:CT画像
10:再構成中心
11:画像
14:マーク
15:スキャン面
16:スキャン面
17:CCDカメラ
18:CCDカメラ
19:ファントム
20:PET画像
21:CT画像
22:画像
23:アクリル円板
24:線源
25:中心
2:PETガントリ
3:CTガントリ
4:トンネル
5:トンネル
6:天板
7:被検者
8:PET画像
9:CT画像
10:再構成中心
11:画像
14:マーク
15:スキャン面
16:スキャン面
17:CCDカメラ
18:CCDカメラ
19:ファントム
20:PET画像
21:CT画像
22:画像
23:アクリル円板
24:線源
25:中心
Claims (2)
- 被検者を並置したPETとX線CTの各ガントリのトンネルに順次移動させて被検者の同一断面のPET画像およびCT画像を撮影するPET−CT装置において、あらかじめ取得された前記PET画像とCT画像間に存在する装置固有の位置ずれの量を記憶する記憶手段と、被検者毎に異なる天板のたわみに起因する位置ずれの量を検出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された装置固有の位置ずれの量に前記検出手段により検出された被検者毎に異なる天板のたわみに起因する位置ずれの量を加算する加算手段と、撮影されたPET画像とCT画像の一方の画像を前記加算手段から出力される位置ずれの量だけ移動させて他方の画像に重ね合わせる画像重ね合わせ手段を設けたことを特徴とするPET−CT装置。
- 検出手段は天板側面に付加されたマークと、それぞれPETガントリおよびCTガントリのトンネル壁面に取り付けられ、前記マークを撮影する2台のテレビカメラと、前記2台のテレビカメラにより装置固有の位置ずれの量を取得するとき撮影された2枚の画像と検査時に被検者毎に撮影された2枚の画像から、被検者毎の前記マークの変位を算出し、被検者毎に異なる天板のたわみに起因する位置ずれの量に換算する算出手段により構成されることを特徴とする請求項1記載のPET−CT装置。
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