JP2008182180A - 加熱装置及び半導体製造装置 - Google Patents

加熱装置及び半導体製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008182180A
JP2008182180A JP2007191011A JP2007191011A JP2008182180A JP 2008182180 A JP2008182180 A JP 2008182180A JP 2007191011 A JP2007191011 A JP 2007191011A JP 2007191011 A JP2007191011 A JP 2007191011A JP 2008182180 A JP2008182180 A JP 2008182180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat source
heating
source lamp
semiconductor manufacturing
manufacturing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007191011A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okabe
晃 岡部
Tom Deacon
ディーコン トム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EPICREW Inc
Original Assignee
EPICREW Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EPICREW Inc filed Critical EPICREW Inc
Priority to JP2007191011A priority Critical patent/JP2008182180A/ja
Publication of JP2008182180A publication Critical patent/JP2008182180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/0033Heating devices using lamps
    • H05B3/0038Heating devices using lamps for industrial applications
    • H05B3/0047Heating devices using lamps for industrial applications for semiconductor manufacture

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】細かい加熱温度制御を容易に行うことができる加熱装置及び半導体製造装置を提供する。
【解決手段】半導体製造装置の反応室内に配置された支持体上に載置される半導体基板を加熱する加熱装置であって、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプをそれぞれ有する、複数の熱源ユニットを備えたことを特徴とする加熱装置、及び反応ガスが供給される反応室と、反応室内に配置された支持体と、支持体上に載置される半導体基板を加熱する加熱装置とを備えた半導体製造装置であって、加熱装置は、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプをそれぞれ有する、複数の熱源ユニットを備えたことを特徴とする半導体製造装置。
【選択図】図1

Description

本発明は加熱装置及び半導体製造装置に関する。詳しくは、例えばシリコン単結晶半導体基板や酸化膜付き半導体基板を製造するための、加熱装置及び半導体製造装置に係るものである。
半導体集積回路素子の高集積化や高性能化に伴って、素子の出発材料としてエピタキシャル構造のシリコン基板が多く用いられている。エピタキシャルシリコン基板は、シリコンの単結晶基板にシリコン単結晶薄膜をエピタキシャル気相成長させたものであり、その製造方法には、1回のプロセスで処理できるシリコン単結晶基板の枚数が、数枚から数十枚のバッチ方式と、1枚ずつ処理する枚葉方式とがある。
この従来のエピタキシャル気相成長装置は、装置内に外部より反応ガスを導く反応ガス導入口と、シリコン単結晶基板を支持する支持体と、支持体の周囲を囲み、反応室空間を形成する透明石英ガラス板と、支持体を加熱する加熱装置とで構成されている。
エピタキシャル成長装置では、加熱装置により支持体を加熱すると、支持体上のシリコン単結晶基板が加熱される。シリコン単結晶基板が所望の温度に到達したとき、石英ガラス板にて形成された反応室内に外部から反応ガスを導く。反応ガスは反応室内で分解し、シリコン単結晶基板上にシリコン単結晶薄膜をエピタキシャル成長させる。
ところで、シリコンエピタキシャル成長には、およそ600〜1200℃という温度が必要であり、不均一な加熱による温度差が、成長速度や膜特性といった成長の結果に影響を及ぼし、この温度差によってデバイスの特性にバラツキが生じるという問題があった。特に、高温域における不均一な加熱によって、単結晶格子において転位やスリップと呼ばれる結晶欠陥が生じ、デバイス特性が制限されたり、デバイスが機能不全となったりする。
そこで、このような問題点を解決するために、例えば図6に示すような熱処理装置が提案されている。図6は、従来の熱処理装置を説明する図であるが、特許文献1には、熱処理装置110は、被処理基板としての複数のウエハ101を処理する処理室111を形成した筐体112を備えており、筐体112は下面が開口する円筒形状に形成された上カップ113と、上面が開口する円筒形状に形成された下カップ114とが組合わされて円筒中空形状に構築され、上カップ113と下カップ114との間には石英が使用されて、円板形状に形成された透過板115が挟持され、下カップ114の側壁の一部には排気口116が処理室111の内外を連通するように開設されており、排気口116には処理室111を大気圧未満に排気する排気装置が接続され、下カップ114の側壁の他の場所にはウエハ搬入搬出口117が開設されており、ウエハ搬入搬出口117にはこれを開閉するゲートバルブ118が設置されており、下カップ114の底壁の中心線上には挿通孔119が開設されており、挿通孔119の中心線上にはガス供給装置120に接続されたガス供給管121が配管されており、ガス供給管121の上端部には複数個のガス吹出口122が周方向に間隔を置いて放射状にガスを吹き出すように開設され、ガス供給管121の外側には円筒形状に形成された回転軸123が同心円に配置されて複数の軸受装置124によって回転自在に支承されており、回転軸123は回転駆動装置125によって回転駆動されるように構成されており、回転軸123の上端には処理室111よりも若干小径の外径の円形皿形状に形成されたベース130が水平に支持されており、ベース130は下カップ114の底面の上に設置された軸受装置129によって回転自在に支承されており、ベース130の底壁には四本の回転軸131が同心円上における周方向の等間隔の位置において垂直に立脚されて、軸受装置135によってそれぞれ回転自在に支承されており、各回転軸131の上端部には遊星歯車機構の遊星歯車132がそれぞれ固定されており、四個の遊星歯車132はガス供給管121の中間部に固定された太陽歯車133に転動自在に噛合されており、四個の遊星歯車132の上端面には被処理基板であるウエハ101を静電吸着保持する静電チャック134がそれぞれ一体回転するように水平に設置されており、上カップ113の内部には透過板115を透過して処理室111のウエハ101を加熱するヒータ140が設置され、ヒータ140はタングステン‐ハロゲンランプがサークルライン形状に形成された複数本の加熱ランプ141と、加熱ランプ141の熱を下向きに反射させる反射板142とを備える旨記載されている。
特開2003−347228号公報
しかしながら、従来の熱処理装置では、サークルライン形状に形成された複数本の加熱ランプを用いているが、更に細かい加熱温度制御が望まれていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、細かい加熱温度制御を容易に行うことができる加熱装置及び半導体製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の加熱装置は、半導体製造装置の反応室内に配置された支持体上に載置される半導体基板を加熱する加熱装置であって、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプをそれぞれ有する、複数の熱源ユニットを備えたことを特徴とする。
ここで、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプによって、熱源ユニットごとに半導体基板に対する熱源ランプの向きを制御することができ、半導体基板の加熱温度分布を制御できる。
また、本発明の加熱装置において、熱源ユニットの外形は六角形である場合、熱源ユニットが平坦な表面を覆うことができると共に、効率的に円形状の物を加熱することができ、また、大きな電力損失をすることなく、円形の半導体基板や支持体上に複数の熱源ユニットを広げることができ、更に、複数の熱源ユニットを隣接させて配置できるので、好ましい放射束パターンを半導体基板表面や支持体表面に与える六角形加熱素子群を形成できる。
また、本発明の加熱装置において、熱源ユニットは、熱源ランプから発せられる光を反射する反射板を有する場合、反射板を利用した加熱が可能となり、また、熱源ランプは筒状であると共に、反射板に対して略平行に配置された場合、反射板と熱源ランプの距離を調節しやすくなる。
また、本発明の加熱装置において、熱源ランプと反射板との距離が調節可能である場合、反射板による光の反射を調節できる。
また、本発明の加熱装置において、反射板は金膜で覆われた場合、熱源ランプから発せられる赤外領域の波長の光に関し、高い反射率を示す。
また、本発明の加熱装置において、反射板は着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能であり、反射板の外形は六角形である場合、熱源ランプの向きを変えず、反射板の向きだけを変えて半導体基板の加熱温度分布を制御できると共に、熱源ランプの向きを変えないので熱源ランプへの電気供給の構造を変える手間も省くことができる。
また、本発明の加熱装置において、熱源ユニット間に隔壁が配置された場合、光の拡散を抑制でき、光を半導体基板に集中させることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の半導体製造装置は、反応ガスが供給される反応室と、該反応室内に配置された支持体と、該支持体上に載置される半導体基板を加熱する加熱装置とを備えた半導体製造装置であって、前記加熱装置は、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプをそれぞれ有する、複数の熱源ユニットを備えたことを特徴とする。
ここで、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプによって、半導体基板に対する熱源ランプの向きを制御することができるので、半導体基板の加熱温度分布を制御できる。
また、本発明の半導体製造装置において、熱源ユニットの外形は六角形である場合、熱源ユニットが平坦な表面を覆うことができると共に、効率的に円形状の物を加熱することができ、また、大きな電力損失をすることなく、円形の半導体基板や支持体上に複数の熱源ユニットを広げることができ、更に、複数の熱源ユニットを隣接させて配置できるので、好ましい放射束パターンを半導体基板表面や支持体表面に与える六角形加熱素子群を形成できる。
また、本発明の半導体製造装置において、熱源ユニットは、熱源ランプから発せられる光を反射する反射板を有する場合、反射板を利用した加熱が可能となり、また、熱源ランプは筒状であると共に、反射板に対して略平行に配置された場合、反射板と熱源ランプの距離を調節しやすくなる。
また、本発明の半導体製造装置において、反射板は着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能であり、反射板の外形は六角形である場合、熱源ランプの向きを変えず、反射板の向きだけを変えて半導体基板の加熱温度分布を制御できると共に、熱源ランプの向きを変えないので熱源ランプへの電気供給の構造を変える手間も省くことができる。
また、本発明の半導体製造装置において、熱源ランプと反射板との距離が調節可能である場合、反射板による光の反射を調節できる。
また、本発明の半導体製造装置において、反射板は金膜で覆われた場合、熱源ランプから発せられる赤外領域の波長の光に関し、高い反射率を示す。
また、本発明の半導体製造装置において、熱源ユニット間に隔壁が配置された場合、光の拡散を抑制でき、光を半導体基板に集中させることができる。
本発明に係る加熱装置は、細かい加熱温度制御を容易に行うことができる。
本発明に係る半導体製造装置は、細かい加熱温度制御を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した加熱装置の熱源ランプを同心円状に配置した態様を説明する概略図である。図1において、加熱装置1は、円形の本体2と、本体2に着脱可能に取付けられると共に周方向に向きを変えて取付け可能な複数の熱源ユニット2Aとを備え、熱源ユニット2A間には金膜で覆われたアルミニウム製の隔壁4が配置されている。また、複数の熱源ユニットはそれぞれ、赤外領域の光を反射すると共に金膜で覆われたアルミニウム製の外形が六角形の反射板2Bと、反射板2Bに形成された穴に両端が挿入されて互いに略平行にかつアーチ状に配置された4本の筒状の熱源ランプ(ハロゲンランプ等)3とを備えている。また、熱源ランプ3は、反射板2Bに対して略平行に配置されていると共に、反射板2Bとの間の距離を近づけたり離したり調節することができる。また、本体2の中心には送風口1Aが形成されている。
また、各熱源ユニット2A内の熱源ランプ3は、本体2の中心に対して同心円状に配置されているので、図1では半径方向に11列のランプ列が形成され、それぞれの列の電流を変えることで、支持体の加熱温度分布や半導体基板の加熱温度分布を制御でき、半導体基板の加熱温度分布を均一にすることができる。
ここで、熱源ランプとして、ハロゲンランプを例に挙げているが、半導体基板を加熱できればどのようなものでもよく、例えば赤外線ランプを用いてもよい。また、隔壁や反射板は、熱源ランプから発せられる赤外領域の光を反射することができる素材で構成されていれば、必ずしも金膜で覆われたアルミニウム製でなくてもよい。
また、熱源ユニットが、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプを有していれば、必ずしも反射板の外形即ち熱源ユニットの外形は六角形でなくてもよく、例えば八角形であってもよく、また、必ずしも全ての熱源ユニットの外形が六角形でなくてもよく、六角形の熱源ユニットと他の形状の熱源ユニット例えば四角形や八角形の熱源ユニットとを一緒に用いてもよい。
また、熱源ユニットが、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプを有していれば、必ずしも反射板を用いなくてもよく、例えば反射板を用いずに熱源ユニットの外形を六角形としてもよい。
また、熱源ランプが、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能であれば、必ずしも熱源ランプは筒状でなくてもよい。
図2は、本発明を適用した加熱装置における熱源ランプの第2の配置を説明する概略図である。図2において、本体2の中心から左右の半径方向に延びて取付けられた各熱源ユニットには、半導体製造装置の反応室内を観察するCCDカメラを接続するためのCCDカメラ接続口5と、反応室を形成する石英ガラス板の石英温度を測定する温度計を接続するための石英温度測定口6と、支持体の温度を測定する第1の温度計を接続するための第1の支持体温度測定口7と、支持体の温度を測定する第2の温度計を接続するための第2の支持体温度測定口8とが形成されている。
また、本体2の中心から6つの半径方向に延びて取付けられた熱源ユニット2Aは、その最外側を除いて、熱源ランプ3が半径方向に沿って配置されている。
ここで、熱源ユニットが、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプを有していれば、必ずしもCCDカメラ接続口、石英温度測定口、第1の支持体温度測定口及び第2の支持体温度測定口を形成しなくてもよく、また、このうちの少なくとも1つを形成してもよい。
図3は、本発明を適用した加熱装置における熱源ランプの第3の配置を説明する概略図である。図3において、熱源ユニット2Aの熱源ランプ3は、全て同じ方向に配置されている。
また、図1〜図3において図示していないが、反射板2Bの裏側において、電気制御システムが使用され、この電気制御システムが各熱源ユニットの熱源ランプへ電力を供給する。
また、図1〜図3から明らかなように、熱源ランプ3を取外して周方向へ90°回転させて向きを変え、そして取付けることで、熱源ユニット2A内において熱源ランプ3を90°回転させることができるので、細かい加熱温度制御ができ、半導体基板の加熱温度分布を均一にすることができる。
図4は、本発明を適用した加熱装置の熱源ユニットに使用される反射板を説明する概略図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のA−A線に沿った断面図、そして図4(c)は熱源ランプの配置を変えた状態を示す断面図である。
図4(a)において、六角形の反射板2Bは、加熱装置の本体に留め具2Eによって着脱可能に取付けられていると共に周方向に向きを変えて取付け可能であり、熱源ランプ3の両端が挿入される穴2Cが形成されている。
また、図4(b)に示すように、反射板2Bには互いに略平行に延びる半円弧状の断面を有する溝2Dが4つ形成されており、熱源ランプ3が溝2Dに沿って配置される。
また、図4(c)に示すように、熱源ランプ3を取外して周方向に向きを変え、熱源ランプ3が半円弧状の断面を有する溝2Dを横切って配置される。
ここで、反射板2Bに半円弧状の断面を有する溝2Dが形成された例を説明しているが、赤外領域の光を反射するのであれば必ずしも溝を反射板に形成しなくてもよく、反射板は平坦であってもよく、また、溝の断面形状は必ずしも半円弧状でなくてもよく例えばV字形状であってもよい。
図5は、本発明を適用したエピタキシャル成長装置を説明する概略図である。図5において、エピタキシャル成長装置(半導体製造装置の一例である。)9は、反応室と、反応室内に配置されて複数の半導体基板(シリコン基板)16を支持する円板状の支持体15と、反応室の周辺であって支持体の上下両側に配置された加熱装置1とを備える。また、反応室は、上下のドーム型の石英ガラス板10を、ステンレス製の上部クランプ11とステンレス製の下部クランプ12とで押さえつけるようにして、ねじで固定して構成されている。また、上下のドーム型の石英ガラス板10の間には、反応ガス導入口13と、反応ガス排出口14が形成されている。
また、加熱装置1は、図1等に示すような加熱装置であり、支持体15の中心には回動部材17が取付けられており、支持体15を回動させる。
エピタキシャル成長装置9を用いてエピタキシャル成長を行なう場合には、反応室内の円板状の支持体15上に、複数の半導体基板16を載置し、反応ガス導入口13からトリクロロシランガスと水素ガスを含む反応ガスが反応室内に導入される。トリクロロシランガスと水素ガスを含む反応ガスは、半導体基板16付近に流れ、反応室周辺に配置された加熱装置から光を反応室内に照射し、半導体基板16が加熱されて、熱と反応ガスとによってエピタキシャル成長が行なわれる。
ここで、複数の半導体基板を載置する例を挙げているが、半導体基板を加熱装置によって加熱できれば、必ずしも半導体基板は複数なくてもよく、単数であってもよい。
また、シリコン基板を用いた例を挙げているが、エピタキシャル成長を行なうことができる基板であればどのようなものでもよく、例えばガリウムヒ素(GaAs)基板やテルル化亜鉛(ZnTe)基板を用いてもよい。また、基板上にエピタキシャル層を成長させることができれば、どのような材料ガスを用いてもよく、例えばガリウムヒ素基板を用いる場合には、Gaを含有するガスを用い、テルル化亜鉛基板を用いる場合には、Teを含有するガスを用いる。
次に、エピタキシャル成長工程について説明する。
先ず、半導体基板16を支持している支持体15を回動部材17により回動させながら、加熱装置1の熱源ユニット2Aによって600〜1200℃まで半導体基板16を加熱する。
次に、反応ガス導入口13からトリクロロシランガスと水素ガスを含む反応ガスを反応室内へ導入して、エピタキシャル成長を行なう。
ここで、反応ガス中の材料ガスとしてトリクロロシランガスが反応室内に導入されているが、シリコン原子を含んだ気体であればどのようなものでもよく、例えばモノシランガス、ジクロロシランガス若しくは四塩化珪素ガスを反応室内に導入してもよい。
ここで、半導体製造装置の例としてエピタキシャル成長装置を挙げているが、必ずしもエピタキシャル成長装置でなくてもよく、例えば熱酸化炉、CVD(化学気相成長)装置、またはRTP(急速熱処理)装置であってもよい。
このように、本発明は、複数の熱源ユニットがそれぞれ、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプを有するので、熱源ユニットごとに半導体基板に対する熱源ランプの向きを制御することができ、半導体基板の加熱温度分布を制御できるので、細かい加熱温度制御を容易に行うことができる。それにより、半導体基板や支持体の均一な加熱温度分布を実現できる。
また、熱源ユニットの外形は六角形であるので、熱源ユニットが平坦な表面を覆うことができると共に、効率的に円形状の物を加熱することができ、また、大きな電力損失をすることなく、円形の半導体基板や支持体上に複数の熱源ユニットを広げることができ、更に、複数の熱源ユニットを隣接させて配置できるので、好ましい放射束パターンを半導体基板表面や支持体表面に与える六角形加熱素子群を形成でき、幾つかの半導体基板の領域中でゾーン制御を行なうことができる。それにより、半導体基板や支持体の均一な加熱温度分布実現に寄与できる。
また、熱源ユニットは、熱源ランプから発せられる光を反射する反射板を有するので、反射板を利用した加熱が可能となり、また、熱源ランプは筒状であると共に、反射板に対して略平行に配置されているので、反射板と熱源ランプの距離を調節しやすくなる。それにより、半導体基板や支持体の均一な加熱温度分布実現に寄与できる。
また、熱源ランプと反射板との距離が調節可能である場合、反射板による光の反射を調節できる。
また、断面が半円弧状の溝に沿わせて熱源ランプを配置させたり、溝を横切らせて熱源ランプを配置させたりするので、半導体基板の加熱温度分布を変化させることができる。それにより、半導体基板や支持体の均一な加熱温度分布実現に寄与できる。
また、反射板は金膜で覆われているので、熱源ランプから発せられる赤外領域の波長の光に関し、高い反射率を示す。
また、反射板は着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能であり、反射板の外形は六角形であるので、熱源ランプの向きを変えず、反射板の向きだけを変えて半導体基板の加熱温度分布を制御できると共に、熱源ランプの向きを変えないので熱源ランプへの電気供給の構造を変える手間も省くことができる。
また、熱源ユニット間に隔壁が配置されているので、光の拡散を抑制でき、光を半導体基板に集中させることができる。
本発明を適用した加熱装置の熱源ランプを同心円状に配置した態様を説明する概略図である。 本発明を適用した加熱装置における熱源ランプの第2の配置を説明する概略図である 本発明を適用した加熱装置における熱源ランプの第3の配置を説明する概略図である。 本発明を適用した加熱装置の熱源ユニットに使用される反射板を説明する概略図である。 本発明を適用したエピタキシャル成長装置を説明する概略図である。 従来の熱処理装置を説明する図である。
符号の説明
1 加熱装置
1A 送風口
2 本体
2A 熱源ユニット
2B 反射板
2C 穴
2D 溝
2E 留め具
3 熱源ランプ
4 隔壁
5 CCDカメラ接続口
6 石英温度測定口
7 第1の支持体温度測定口
8 第2の支持体温度測定口
9 エピタキシャル成長装置
10 石英ガラス板
11 上部クランプ
12 下部クランプ
13 反応ガス導入口
14 反応ガス排出口
15 支持体
16 半導体基板
17 回動部材

Claims (14)

  1. 半導体製造装置の反応室内に配置された支持体上に載置される半導体基板を加熱する加熱装置であって、
    着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプをそれぞれ有する、複数の熱源ユニットを備えた
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記熱源ユニットの外形は六角形である
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記熱源ユニットは、前記熱源ランプから発せられる光を反射する反射板を有し、
    前記熱源ランプは筒状であると共に、前記反射板に対して略平行に配置された
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記熱源ランプと前記反射板との距離が調節可能である
    ことを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記反射板は金膜で覆われた
    ことを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  6. 前記反射板は着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能であり、
    前記反射板の外形は六角形である
    ことを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  7. 前記熱源ユニット間に隔壁が配置された
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  8. 反応ガスが供給される反応室と、該反応室内に配置された支持体と、該支持体上に載置される半導体基板を加熱する加熱装置とを備えた半導体製造装置であって、
    前記加熱装置は、着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能な熱源ランプをそれぞれ有する、複数の熱源ユニットを備えた
    ことを特徴とする半導体製造装置。
  9. 前記熱源ユニットの外形は六角形である
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体製造装置。
  10. 前記熱源ユニットは、前記熱源ランプから発せられる光を反射する反射板を有し、
    前記熱源ランプは筒状であると共に、前記反射板に対して略平行に配置された
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体製造装置。
  11. 前記熱源ランプと前記反射板との距離が調節可能である
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体製造装置。
  12. 前記反射板は金膜で覆われた
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体製造装置。
  13. 前記反射板は着脱可能であると共に周方向に向きを変えて取付け可能であり、
    前記反射板の外形は六角形である
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体製造装置。
  14. 前記熱源ユニット間に隔壁が配置された
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体製造装置。
JP2007191011A 2006-12-26 2007-07-23 加熱装置及び半導体製造装置 Pending JP2008182180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007191011A JP2008182180A (ja) 2006-12-26 2007-07-23 加熱装置及び半導体製造装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349463 2006-12-26
JP2007191011A JP2008182180A (ja) 2006-12-26 2007-07-23 加熱装置及び半導体製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008182180A true JP2008182180A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39542950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007191011A Pending JP2008182180A (ja) 2006-12-26 2007-07-23 加熱装置及び半導体製造装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080152328A1 (ja)
JP (1) JP2008182180A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106354A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 北京創▲いく▼科技有限公司 赤外線加熱ランプ管装置
WO2024076493A1 (en) * 2022-10-03 2024-04-11 Applied Materials, Inc. Lamp and window configurations for substrate processing chambers

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102227281B1 (ko) * 2013-09-06 2021-03-12 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 원형 램프 어레이들
CN105448768B (zh) * 2014-06-19 2019-10-11 北京北方华创微电子装备有限公司 半导体加工设备
US20220322492A1 (en) * 2021-04-06 2022-10-06 Applied Materials, Inc. Epitaxial deposition chamber
CN115083962A (zh) * 2022-06-17 2022-09-20 南京原磊纳米材料有限公司 一种半导体反应腔室加热设备及方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323629A (ja) * 1989-06-21 1991-01-31 Nec Corp 半導体素子製造装置
JPH04325686A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Nippon Seisan Gijutsu Kenkyusho:Kk Cvd装置の加熱ヒータ
JPH07224382A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Anelva Corp 薄膜作製装置の基板加熱機構
JP2002141294A (ja) * 2000-07-24 2002-05-17 Asm America Inc ゾーン加熱用改良加熱ランプ
JP2003059853A (ja) * 2001-08-08 2003-02-28 Tokyo Electron Ltd ランプヒータおよび熱処理装置
JP2003077852A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 熱処理装置および熱処理方法
JP2006505123A (ja) * 2002-11-01 2006-02-09 コルニック システムズ コーポレーション 急速熱処理装置の加熱モジュール

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5155336A (en) * 1990-01-19 1992-10-13 Applied Materials, Inc. Rapid thermal heating apparatus and method
DE69111493T2 (de) * 1990-03-12 1996-03-21 Ngk Insulators Ltd Wafer-Heizgeräte für Apparate, zur Halbleiterherstellung Heizanlage mit diesen Heizgeräten und Herstellung von Heizgeräten.
US5444217A (en) * 1993-01-21 1995-08-22 Moore Epitaxial Inc. Rapid thermal processing apparatus for processing semiconductor wafers
US6090210A (en) * 1996-07-24 2000-07-18 Applied Materials, Inc. Multi-zone gas flow control in a process chamber
US5781693A (en) * 1996-07-24 1998-07-14 Applied Materials, Inc. Gas introduction showerhead for an RTP chamber with upper and lower transparent plates and gas flow therebetween
US6947665B2 (en) * 2003-02-10 2005-09-20 Axcelis Technologies, Inc. Radiant heating source with reflective cavity spanning at least two heating elements
US8658945B2 (en) * 2004-02-27 2014-02-25 Applied Materials, Inc. Backside rapid thermal processing of patterned wafers
US7509035B2 (en) * 2004-09-27 2009-03-24 Applied Materials, Inc. Lamp array for thermal processing exhibiting improved radial uniformity
JP5055756B2 (ja) * 2005-09-21 2012-10-24 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置及び記憶媒体
JP4940635B2 (ja) * 2005-11-14 2012-05-30 東京エレクトロン株式会社 加熱装置、熱処理装置及び記憶媒体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323629A (ja) * 1989-06-21 1991-01-31 Nec Corp 半導体素子製造装置
JPH04325686A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Nippon Seisan Gijutsu Kenkyusho:Kk Cvd装置の加熱ヒータ
JPH07224382A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Anelva Corp 薄膜作製装置の基板加熱機構
JP2002141294A (ja) * 2000-07-24 2002-05-17 Asm America Inc ゾーン加熱用改良加熱ランプ
JP2003059853A (ja) * 2001-08-08 2003-02-28 Tokyo Electron Ltd ランプヒータおよび熱処理装置
JP2003077852A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 熱処理装置および熱処理方法
JP2006505123A (ja) * 2002-11-01 2006-02-09 コルニック システムズ コーポレーション 急速熱処理装置の加熱モジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106354A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 北京創▲いく▼科技有限公司 赤外線加熱ランプ管装置
WO2024076493A1 (en) * 2022-10-03 2024-04-11 Applied Materials, Inc. Lamp and window configurations for substrate processing chambers

Also Published As

Publication number Publication date
US20080152328A1 (en) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI820036B (zh) 與高選擇性氧化物移除及高溫汙染物移除整合的磊晶系統
TWI687966B (zh) 處理基板的方法及真空處理系統與設備
US6617247B2 (en) Method of processing a semiconductor wafer in a reaction chamber with a rotating component
US5370709A (en) Semiconductor wafer processing apparatus having a Bernoulli chuck
TWI785094B (zh) 整合式磊晶與預清洗系統
TWI703639B (zh) 用於加熱半導體基板的燈具
KR101655261B1 (ko) 고수율 다중-웨이퍼 에피택셜 반응기
TWI404819B (zh) 成膜裝置及成膜方法
JP2008182180A (ja) 加熱装置及び半導体製造装置
JP2013138114A (ja) 半導体製造装置及びサセプタ支持部材
US20080032040A1 (en) Wafer Support and Semiconductor Substrate Processing Method
JPWO2006046308A1 (ja) 半導体基板の支持体
JPH0729843A (ja) 熱処理装置
TWI847333B (zh) 整合式磊晶與預清洗系統
WO2006018878A1 (ja) 冷却装置及び半導体製造装置並びに半導体製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101222