JP2008181614A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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慎也 藤澤
Norimasa Hara
徳正 原
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Abstract

【課題】動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】メモリセルアレイ22と、第1アドレス信号に応じて第1動作を制御し、データ読み出し開始の際にリード開始信号を出力する第1制御回路3、4と、第2アドレス信号に応じて第2動作を制御し、前記第1、第2アドレスが一致する際にシーケンスフラグを出力する第2制御回路8と、前記シーケンスフラグをラッチするラッチ回路9と、前記シーケンスフラグ9と前記第1制御回路3、4で読み出された前記データのいずれかを選択する選択回路10と、前記リード開始信号からリード開始パルス信号を生成する選択制御回路11とを具備し、前記選択制御回路11は、前記リード開始パルス信号が終了した時点で前記第2動作実行中の場合には前記選択回路10に前記シーケンスフラグを選択させ、非実行中の場合には前記第1動作で読み出された前記データを選択させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体記憶装置に関する。例えば、電荷蓄積層と制御ゲートとを有するMOSトランジスタを含む半導体メモリに関する。
従来から、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体メモリとしてEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)が知られている。またEEPROMには、自動動作機能と、この自動動作機能と同時実行可能な同期リード動作機能とを有しているものがある(例えば特許文献1参照)。
自動動作機能とは、外部からコマンドを入力することによって自動でデータの書き込み及び消去を行う機能である。また同期リード動作機能とは、外部からコマンドを入力することによって、クロックに同期してデータを読み出す機能である。
上記自動動作機能と同期リード動作機能とを有するEEPROMでは、メモリセルアレイは複数のバンクと呼ばれる単位で区切られている。そして、自動動作中のバンクに対して同期リードのアクセスがあった場合には、読み出しデータの代わりにシーケンスフラグが外部へ出力される。このシーケンスフラグによって、当該バンクは自動動作実行中でありアクセス禁止であることが認識される。
しかし従来のEEPROMであると、同期リード動作が開始された直後に自動動作が終了した場合には、シーケンスフラグを正確に出力出来ずに誤動作が生じるという問題があった。
特開2003−196987号公報
この発明は、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、不揮発性のメモリセルからデータを読み出す第1動作と、前記メモリセルにデータを書き込む、またはデータを消去する第2動作とを同時に実行可能な半導体記憶装置であって、前記メモリセルを備えたメモリセルアレイと、第1アドレス信号に応じて前記第1動作の制御を行い、前記データの読み出しを開始した際にリード開始信号を出力する第1制御回路と、第2アドレス信号に応じて前記第2動作の制御を行い、前記第1、第2アドレスが一致する場合にシーケンスフラグを出力する第2制御回路と、前記第2制御回路から出力された前記シーケンスフラグをラッチするラッチ回路と、前記第1制御回路の命令に従って、前記ラッチ回路に保持された前記シーケンスフラグと、前記第1制御回路によって読み出された前記データとのいずれかを選択して出力する選択回路と、前記第1制御回路から出力された前記リード開始信号を遅延させてリード開始パルス信号を発生させ、前記第2制御回路において前記シーケンスフラグが出力された際、前記リード開始パルス信号が終了する時点において前記第2動作が実行中である場合にアサートされ、前記第2動作が未実行である場合にネゲートされる選択制御信号を出力する選択制御回路とを具備し、前記第1制御回路は、前記選択制御信号がアサートされている場合には前記選択回路に対して前記シーケンスフラグを選択させ、ネゲートされている場合には前記第1動作によって読み出された前記データを選択させるよう命令する。
本発明によれば、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
この発明の一実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図1は、本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリのブロック図である。
本実施形態に係るNOR型フラッシュメモリは、第1動作モードと第2動作モードの2つの動作モードを有している。第1動作モードは、外部からアドレスを入力することによってデータの読み出しが行われる動作モードである。第1動作モードには、クロックに同期してデータを読み出す同期リードと、同期せずに読み出す非同期リードとの2つの動作モードがある。以下では、特に断りの無い限り、第1動作モードに関しては同期リードについて説明する。第2動作モードは、外部からコマンドを入力することによって、データの書き込み及び消去がクロックに同期して自動で行われる動作モードである。以下では、第1動作モードをリード動作または同期リードと呼び、第2動作モードを自動動作と呼ぶことがある。更に第1動作モードと第2動作モードとは、同時に実行することが可能である。
図示するようにフラッシュメモリ1は、モードレジスタ2、同期リード制御回路3、リード制御回路4、メモリセル部5、センスアンプ6、発振回路7、自動動作制御回路8、ラッチ回路9、選択回路10、選択制御回路11、及び出力回路12を備えている。
モードレジスタ2は、リード動作を行っている際に、それが同期リードであるか非同期リードであるかの情報を保持する。そして、非同期リードである場合に、非同期モード信号を同期リード制御回路3及び選択制御回路へ出力する。非同期モード信号は、非同期リードを行っている際に出力(アサート:本実施形態では“H”レベル)される信号である。
同期リード制御回路3は、外部からチップイネーブル信号、アドレス信号、及びクロックを受け、更にモードレジスタ2から非同期リード信号を受けて動作する。そして、前述の同期リード動作の制御を司る。従って、非同期リード信号が出力されていない(ネゲートされている)際に、動作を行う。同期リード制御回路3は、受信したアドレス信号とクロックとに基づいて同期リードアドレスを発生して、リード制御回路4及び自動動作制御回路8へ出力する。同期リードアドレスとは、同期リード動作において、データを読み出すべきメモリセルのアドレスである。更に同期リード制御回路3は、センスアンプ6からセルデータリード信号を受け取り、これを同期リードデータ信号として選択回路10へ出力する。更に、選択制御回路11から与えられる選択制御信号に基づいて、同期シーケンスフラグ出力信号を出力する。選択制御信号及び同期シーケンスフラグ出力信号の詳細については後述する。
リード制御回路4は、外部からチップイネーブル信号を受けて動作する。そして同期リード時には、同期リード制御回路3から同期リードアドレスを受信し、この同期リードアドレスに対応するメモリセルからデータを読み出すよう、メモリセル部5に対して命令する。また、同期リードを開始した際、その旨を示すリード開始信号を発生して、選択制御回路11へ供給する。リード開始信号は、同期リードを開始すると共に、または直後に、一定期間だけアサート(本実施形態では“H”レベル)されるパルス状の信号である。
メモリセル部5は不揮発性のメモリセルを備えており、外部から与えられたデータを記憶する。図2は、メモリセル部5の概略的な構成を示すブロック図である。図示するようにメモリセル部5は、(l+1)個(但し、lは1以上の自然数)のメモリバンク20−1〜20−lと、メモリバンク20−1〜20−lに対応づけて設けられたブロック選択回路21−0〜21−lとを備えている。以下、メモリバンク20−1〜20−l及びブロック選択回路21−0〜21−lの各々を、特に区別しない限りは単にメモリバンク20及びブロック選択回路21と呼ぶ。
メモリバンク20−1〜20−lの各々は、(k+1)個(但し、kは1以上の自然数)のメモリブロック22−0〜22−kを備えている。そして、メモリブロック22−0〜22−kの各々は、データ線DL0〜DLkにそれぞれ接続されている。以下、メモリブロック22−0〜22−k及びデータ線DL0〜DLkの各々を、特に区別しない限りは単にメモリブロック22及びデータ線DLと呼ぶ。
メモリブロック22の各々は、メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、メモリセルアレイのロウ方向を選択するロウデコーダと、カラム方向を選択するカラムデコーダとを備えている。メモリセルアレイの構成について、図3を用いて説明する。図3はメモリセルアレイの回路図である。
図示するようにメモリセルアレイは、((m+1)×(n+1))個(m、nは自然数)のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは、電荷蓄積層(例えばフローティングゲート)と制御ゲートとを含む積層ゲートを備えたMOSトランジスタである。積層ゲートの構造は次の通りである。すなわち、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して電荷蓄積層が形成され、電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して制御ゲートが形成される。電荷蓄積層及び制御ゲートは、例えば多結晶シリコン層を材料に用いて形成され、ゲート絶縁膜は、例えばシリコン酸化膜を材料に用いて形成され、ゲート間絶縁膜は、例えばシリコン酸化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜、またはONO膜で形成される。そして、同一行にあるメモリセルMCの制御ゲートは、同一のワード線WL0〜WLmのいずれかに共通接続される。また同一列にあるメモリセルMCのドレインは、同一のビット線BL0〜BLnのいずれかに共通接続される。更にメモリセルMCのソースは、同一のソース線SLに共通接続される。なお以下では説明の便宜上、ワード線WL0〜WLmをワード線WL、ビット線BL0〜BLnをビット線BLと一括して呼ぶことがある。
そして、図示せぬロウデコーダがワード線WLのいずれかを選択し、カラムデコーダがビット線BLのいずれかを選択する。カラムデコーダによって選択されたビット線BLは、データ線DL0〜DLkのいずれかに選択される。また、データ線DL0〜DLkのいずれかは、図示せぬカラムセレクタによって選択され、センスアンプ6に接続される。
ブロック選択回路21−0〜21−lは、それぞれメモリバンク20−0〜20−lに対応づけて設けられている。ブロック選択回路21は、同期リード動作においてはリード制御回路4の制御に従って、また自動動作においては自動動作制御回路8の制御に従って、対応するメモリバンク20を選択すると共に、当該メモリバンク20内におけるいずれかのメモリブロック22を選択する。そして、ブロック選択回路21によって選択されたメモリブロック22内において、ロウデコーダ及びカラムデコーダによるメモリセルMCの選択動作が行われる。
上記構成のメモリセル部5において、自動動作及び同期リード動作では、メモリバンク20の単位で選択動作が行われる。また、データの消去はメモリブロック22の単位で行われる。つまり、データの消去は、選択したメモリバンク20内のいずれかのメモリブロック22に含まれるメモリセルMCの全てに対して、一括して行われる。
図1に戻って説明を続ける。センスアンプ6は、メモリセル部5においてメモリセルMCから読み出されたデータを増幅する。そして増幅した読み出しデータ(これをセルデータと呼ぶことがある)を、セルデータリード信号として、同期リード制御回路3へ出力する。
発振回路7は、自動動作時においてクロックを発生する。このクロックは、自動動作用クロックとして自動動作制御回路8へ与えられる。
自動動作制御回路8は、自動動作用クロックに同期して動作する。そして、内部においてアドレスを生成して、自動動作におけるメモリセルMCへのデータの書き込み及び消去動作を制御する。自動動作制御回路8は、自動動作実行中に自動動作状態信号を出力する(アサートする:本実施形態では“L”レベル)。自動動作状態信号は、自動動作未実行中には出力されず、ネゲート(本実施形態では“H”レベル)される。また自動動作制御回路8は、自動動作においてアクセスするメモリバンク20と、同期リード動作においてアクセスするメモリバンク20とが同一であるか否かを判定する。この判定は、内部で生成したアドレスと、同期リード制御回路3から与えられる同期リードアドレスを参照して、両者のメモリバンク20についてのアドレスが一致するか否かによって行われる。そして、同一であった場合には、シーケンスフラグを出力する。このシーケンスフラグは、自動動作実行中であることを示すフラグである。同時に、シーケンスフラグ出力中であることを示すシーケンスフラグ出力信号を、選択制御回路11に対して出力する。
ラッチ回路9は、自動動作制御回路8で出力されたシーケンスフラグをラッチする。そして、ラッチしたシーケンスフラグを、シーケンスフラグラッチ信号として選択回路10へ出力する。
選択回路10は、同期リード制御回路3から与えられる同期リードデータ信号と、ラッチ回路9から与えられるシーケンスフラグラッチ信号とのいずれかを選択して出力する。この選択動作は、同期リード制御回路3から与えられる同期シーケンスフラグ出力信号に基づいて行われる。具体的には、同期シーケンスフラグ出力信号がアサート(本実施形態では“H”レベル)された際にシーケンスフラグラッチ信号を選択し、ネゲートされた際には同期リードデータ信号を選択する。
出力回路12は、選択回路10から与えられる信号を、出力パッドから出力信号として外部へ出力する。
選択制御回路11は、シーケンスフラグラッチイネーブル信号を発生して、ラッチ回路9におけるデータ確定タイミングを決定する。シーケンスフラグラッチイネーブル信号が“L”レベルの際、ラッチ回路9はシーケンスフラグを内部に取り込み可能とされ、“H”レベルに遷移した際に、ラッチ回路9内部のデータが確定する。また選択制御回路11は、選択制御信号を出力して、同期リード制御回路3に供給する。選択制御信号が出力されると(アサートされる:本実施形態では“H”レベル)、同期リード制御回路3は同期シーケンスフラグ出力信号をアサート(“H”レベル)する。すなわち、選択回路10はシーケンスフラグラッチ信号を選択する。他方、選択制御信号が出力されない場合(ネゲートされる:“L”レベル)、同期リード制御回路3は同期シーケンスフラグ出力信号をネゲート(“L”レベル)する。すなわち、選択回路10は同期リードデータ信号を選択する。
図4は、選択制御回路11の回路図である。図示するように選択制御回路11は、大まかには、シーケンスフラグラッチイネーブル信号出力部30、選択制御信号出力決定部40、及び選択制御信号出力部60を備えている。シーケンスフラグラッチイネーブル信号出力部30は、シーケンスフラグラッチイネーブル信号を生成して出力する。選択制御信号出力決定部40は、選択制御信号を出力するか否か、すなわちアサートするか否かを決定するためのラッチイネーブル信号を生成する。選択制御信号出力部60は、ラッチイネーブル信号とシーケンスフラグ出力信号とに基づいて、選択制御信号を生成して出力する。以下、回路構成の詳細について説明する。
シーケンスフラグラッチイネーブル信号出力部30は、インバータ31、37、NORゲート32〜34、及びNANDゲート35、36を備えている。インバータ31は、自動動作制御回路8から与えられる自動動作状態信号を反転する。NORゲート32は、自動動作状態信号と、選択制御信号出力決定部40から出力されるリード開始パルス信号とのNOR演算を行う。NORゲート33は、非同期モード信号と、NORゲート32の出力とのNOR演算を行う。NORゲート34は、インバータ31の出力と、リード開始パルス信号とのNOR演算を行う。NANDゲート35は、NORゲート34の出力と、自動動作制御回路8から出力されるシーケンスフラグ出力信号とのNAND演算を行う。NANDゲート36は、NORゲート33の出力とNANDゲート35の出力とのNAND演算を行う。インバータ37は、NANDゲート36の出力を反転して、反転結果をシーケンスフラグラッチイネーブル信号として出力する。
選択制御信号出力決定部40は、大まかには、リード開始パルス信号生成部41、自動動作終了パルス信号生成部42、NANDゲート43、及びRSフリップフロップ(以下RS−F/F)44を備えている。
リード開始パルス信号生成部41は、インバータ45、遅延回路46、及びNORゲート47を備えている。インバータ45は、リード制御回路4から与えられるリード開始信号を反転させる。遅延回路46は、インバータ46の出力を反転させる。NORゲート47は、遅延回路46の出力とリード開始信号とのNOR演算を行い、演算結果をリード開始パルス信号として出力する。従ってリード開始パルス信号は、リード開始信号が出力(“H”レベル)されてから、リード開始信号が“H”レベルである期間と遅延回路46の遅延時間とを足した期間が経過するまで“L”レベルとなる。
自動動作終了パルス信号生成部42は、遅延回路48、インバータ49、及びNANDゲート50を備えている。遅延回路48は、自動動作状態信号を遅延させる。インバータ49は、遅延回路48の出力を反転させる。NANDゲート50は、インバータ49の出力と自動動作状態信号とのNAND演算を行い、演算結果を自動動作終了パルス信号として出力する。従って自動動作終了パルス信号は、自動動作状態信号がネゲート(“H”レベル)されてから遅延回路48の遅延時間が経過するまで“L”レベルとされる。
NANDゲート43は、リード開始パルス信号と自動動作終了パルス信号とのNAND演算を行い、演算結果をリセット信号として出力する。
RS−F/F44は、NANDゲート51、52を備えている。NANDゲート51は、NANDゲート52の出力とリード開始パルス信号とのNAND演算を行う。NANDゲート52は、NANDゲート51の出力、リセット信号、及び初期リセット信号のNAND演算を行い、演算結果をラッチイネーブル信号として出力する。初期リセット信号は、RS−F/F44内部の状態をリセットするための信号であり、通常時は常時“H”レベルとされている。従って、リセット信号がアサート(“L”レベル)されると、RS−F/F44はリセット状態とされ、ラッチイネーブル信号が“L”レベルとされる。
選択制御信号出力部60は、大まかには、ラッチ回路61、NANDゲート62、及びインバータ63を備えている。
ラッチ回路61は、クロックドインバータ(Clocked inverter)64、66及びインバータ65、67を備えている。インバータ67は、ラッチイネーブル信号を反転させる。クロックドインバータ64は、ラッチイネーブル信号及びインバータ67の出力を、それぞれpチャネルMOSトランジスタ及びnチャネルMOSトランジスタのクロックとして用いるインバータであり、ラッチイネーブル信号が“L”レベルの際に動作する。すなわちラッチイネーブル信号が“L”レベルである際に、シーケンスフラグ出力信号を取り込んで反転させる。インバータ65は、クロックドインバータ64の出力を反転させ、反転させた結果をラッチ信号として出力する。クロックドインバータ66は、インバータ67の出力及びラッチイネーブル信号を、それぞれpチャネルMOSトランジスタ及びnチャネルMOSトランジスタのクロックとして用いるインバータであり、ラッチイネーブル信号が“H”レベルの際に動作する。そして、ラッチ信号を反転させて、反転させた結果をインバータ65の入力ノードに入力する。
NANDゲート62は、ラッチイネーブル信号とラッチ信号とのNAND演算を行う。インバータ63は、NANDゲート62の出力を反転させて、反転させた結果を選択制御信号として出力する。
次に、上記構成のNOR型フラッシュメモリ1における、同期リード動作と自動動作との同時実行について、図5を用いて簡単に説明する。図5は、本実施形態に係るフラッシュメモリ1のメモリセル部5のブロック図である。
本実施形態に係る構成であると、メモリセル部5は複数のメモリバンク20を備えており、各バンク20をブロック選択回路21によって選択出来る。従って、あるメモリバンク20について自動動作を実行中であっても、その他のメモリバンク20であれば同期リード動作においてアクセス可能である。例えば図5に示すように、自動動作において、ブロック選択回路21−0によってメモリバンク20−0が選択され、更にこのメモリバンク20−0内におけるメモリブロック22−1が選択されたとする。すなわち、このメモリバンク20−1内のメモリブロック22−1に含まれるメモリセルMCに対して、データの書き込みまたはデータの消去が行われている。
この際、同期リード動作は、メモリバンク20−0以外のメモリバンク20−1〜20−lに対してアクセスを行うことが出来る。図5の例であると、ブロック選択回路21−1によってメモリバンク20−1が選択され、更にこのメモリバンク20−1内におけるメモリブロック22−3が選択されている。すなわち、メモリバンク20−1内におけるメモリブロック22−3に含まれるメモリセルMCに対して、データの読み出しが行われている。
このように、複数のメモリバンク20に対して同時にアクセスすることで、NOR型フラッシュメモリの処理効率を向上出来る。但し、同時にアクセス出来るメモリバンク20は、基本的に互いに異なるメモリバンク20である。これは、同一のメモリバンク20に対して同時にアクセスがなされると誤動作が生じるおそれがあるからである。しかしながら、例えばあるメモリバンク20に対して自動動作を実行中に、同一のメモリバンク20に対して同期リードが行われようとする場合がある。この場合、NOR型フラッシュメモリ1では、セルデータを出力する代わりにシーケンスフラグを出力することで、同期リードにてアクセスされたメモリバンク20が自動動作実行中であることを外部に知らせる。この際の動作について、以下3つのケースについて説明する。
<CASE1:シーケンスフラグを出力する場合>
まず、同期リード動作において、セルデータでは無くシーケンスフラグを出力する場合について、図6及び図7を用いて説明する。図6はNOR型フラッシュメモリ1における動作のフローチャートであり、図7は各種信号のタイミングチャートである。
まず同期リード制御回路3によって同期リードアドレスが出力される(ステップS10、時刻t1)。この同期リードアドレスは、自動動作実行中のメモリバンク20に相当するアドレスであったとする。リード制御回路4が同期リードを開始すべく、リード開始信号を出力する(ステップS11)。リード開始信号はパルス状の信号であり、図7に示すように時刻t1〜t2の期間だけ“H”レベルとされる。
すると、選択制御回路11におけるリード開始パルス信号生成部41が、リード開始パルス信号を生成する(ステップS12、時刻t1)。すなわち、リード開始パルス信号が“L”レベルとされる。これにより、RS−F/F44がセット状態とされる(ステップS13)。
また自動動作制御回路8は、自動動作実行中であるので、自動動作状態信号を“L”レベルとしている(ステップS14)。更に自動動作制御回路8は、同期リード制御回路3から与えられる同期リードアドレスが、自動動作実行中のメモリバンクに等しいことを検出して、シーケンスフラグを出力すると共に、シーケンスフラグ出力信号を出力する(ステップS15、時刻t3)。すなわち、シーケンスフラグ出力信号が“H”レベルとされる。そして、シーケンスフラグ出力信号が、選択制御回路11内のラッチ回路61内に取り込まれる(ステップS16)。
その後、リード開始パルス信号の出力が終了する(“H”レベルとなる、ステップS17、時刻t4)ため、RS−F/F44がリセット状態とされる(ステップS18)。その結果、ラッチ回路61内のデータが確定され、選択制御信号が出力される(ステップS19)。すなわち、選択制御信号が“H”レベルとされる。また、ラッチ回路9内のデータは、自動動作制御回路8から出力されるシーケンスフラグで確定している(ステップS20)。
そして同期リード制御回路3は、時刻t7のタイミングでシーケンスフラグの出力判定を行う(ステップS21)。これは、選択回路10に対して同期リードデータを選択させるべきかシーケンスフラグを選択させるべきかを決定する処理である。すると、選択制御信号が“H”レベルであるから、同期リード制御回路3は同期シーケンスフラグ出力信号を“H”レベルとし、更に動作を停止する(ステップS22、時刻t8)。その結果、選択回路10によって選択されたシーケンスフラグが出力回路から出力される(ステップS23)。
その後、自動動作が終了して自動動作状態信号が“H”レベル、シーケンスフラグ出力信号が“L”レベルになったとしても(ステップS24)、選択制御回路11におけるラッチ信号、選択制御信号、シーケンスフラグラッチ信号は変化しない(ステップS25)。
なお、CASE1に該当するのは、図7に示すように、下記のタイミングを満たす場合である。
期間a<(期間b+期間c)<期間e
但し、
期間a:同期リード開始からシーケンスフラグ出力信号が“H”になるまでの期間、
期間b:リード開始信号のパルス時間、
期間c:遅延回路46における遅延時間、
期間e:同期リード開始からシーケンスフラグ出力判定タイミングまでの期間、
である。
<CASE2:同期リード開始直後に自動動作が終了した場合(その1)>
次に、同期リード開始直後に自動動作が終了した場合について説明する。この場合、同期リード動作可能であるので、フラッシュメモリはシーケンスフラグではなくセルデータを出力する。この場合について、図8及び図9を用いて説明する。図8はNOR型フラッシュメモリ1における動作のフローチャートであり、図9は各種信号のタイミングチャートである。
まず、ステップS16(時刻t3)までは、上記CASE1と同様である。そして、同期リード開始直後に自動動作が終了したとする。この「同期リード開始直後」なる意味は、図9に示すように、時刻t4にリード開始パルス信号が終了する(“H”レベルとなる)前に、自動動作が終了して自動動作状態信号が“H”レベルになることを意味する。
自動動作が終了して自動動作状態信号が“H”レベルになると(ステップS30、時刻t9)、選択制御回路11の自動動作終了パルス信号生成部42が、自動動作終了パルス信号を生成する(ステップS31、時刻t9)。すなわち、自動動作終了パルス信号が“L”レベルとされる。
また、時刻t9以降も、シーケンスフラグ出力信号をラッチ回路61は取り込み続ける(ステップS31)。その後、シーケンスフラグ出力信号が“H”レベルの状態で、リード開始パルス信号が終了する(ステップS17、時刻t4)。すなわち、リード開始パルス信号が“H”レベルとなる。これにより、シーケンスフラグラッチイネーブル信号が“H”レベルとなり、ラッチ回路9内のデータが確定する(ステップS20)。
その後、時刻t10において、シーケンスフラグ出力信号が“L”レベルとなり、これによりラッチ信号も“L”レベルとなる(ステップS33)。
その後、時刻t6において、自動動作終了パルス信号が終了する(“H”レベルとなる、ステップS34)ため、RS−F/F44がリセット状態とされる(ステップS18)。これにより、ラッチ回路61内のデータが“L”レベルで確定するため、選択制御信号も“L”レベルで確定する(ステップS35)。
そして同期リード制御回路3は、時刻t7のタイミングでシーケンスフラグの出力判定を行う(ステップS21)。これは、選択回路10に対して同期リードデータを選択させるべきかシーケンスフラグを選択させるべきかを決定する処理である。すると、選択制御信号が“L”レベルであるから、同期リード制御回路3は同期シーケンスフラグ出力信号を“L”レベルとし、通常の同期リード動作を継続する(ステップS36、時刻t8)。その結果、選択回路10によって選択されたセルデータが出力回路から出力される(ステップS37)。
なお、CASE2に該当するのは、下記のタイミングを満たす場合である。
期間a<(期間b+期間c)<期間e
期間f<期間d
但し、
期間d:遅延回路48における遅延時間、
期間f:自動動作終了からシーケンスフラグ出力信号が“L”になるまでの期間、
である。
<CASE3:同期リード開始直後に自動動作が終了した場合(その2)>
次に、CASE2と同じく、同期リード開始直後に自動動作が終了した場合について説明する。但しCASE3では、CASE2と異なり、リード開始パルス信号が終了するより前に、シーケンスフラグ出力信号が“L”レベルになる。すなわちCASE3は、自動動作終了タイミングがCASE2よりも早い場合である。図10はCASE3におけるNOR型フラッシュメモリ1における動作のフローチャートであり、図11は各種信号のタイミングチャートである。
まず、ステップS31(時刻t9)までは、上記CASE2と同様である。すなわち、時刻t3以降、シーケンスフラグ出力信号が“H”レベルとなり、これをラッチ回路61は取り込む(ステップS16)。また、時刻t9以降も、シーケンスフラグ出力信号をラッチ回路61は取り込み続ける(ステップS31)。
その後、リード開始パルス信号が“L”レベルの状態で自動動作制御回路8はシーケンスフラグの出力を停止し、シーケンスフラグ出力信号を“L”レベルとする。(ステップS33、時刻t11)。このタイミングにおいて、シーケンスフラグラッチイネーブル信号が“H”レベルとなり、ラッチ回路9内のデータが確定する(ステップS20)。この際、ラッチ回路9には誤ったデータが保持されやすい。これを図11では、誤ラッチデータXとして表している。
その後、時刻t4において、リード開始パルス信号が終了し(ステップS17)、時刻t6において自動動作パルス信号が終了する(ステップS34)。これにより、RS−F/F44がリセット状態とされる(ステップS18)。そして、ラッチ回路61内のデータが“L”レベルで確定し、選択制御信号も“L”レベルで確定する(ステップS35)。その後の動作はCASE2と同様であり、出力回路はセルデータを出力する。
なお、CASE3もCASE2と同様に、期間a<(期間b+期間c)<期間e、及び期間f<期間d、のタイミング条件を満たす。
以上のCASE1〜CASE3につき、特に選択制御回路11の動作の詳細について、図12のフローチャートを用いて、以下説明する。
<CASE1>
CASE1は、自動動作状態信号が“H”レベルになるタイミング、すなわち自動動作の終了タイミングが、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングよりも遅い場合である(ステップS40、YES)。
この場合、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングで、リセット信号が“L”レベルとされる(ステップS41)。なぜなら、この時点では未だ自動動作実行中であるので、自動動作終了パルス信号が“H”レベルであるため、NANDゲート43の演算結果が“H”レベルになるからである。これにより、RS−F/F44がリセット状態とされて、ラッチイネーブル信号が“H”レベルとなる(ステップS42)。
この時点において、依然として自動動作実行中であるから、シーケンスフラグ出力信号は“H”レベルのままであり、ラッチ信号は“H”レベルである。この状態で、ラッチイネーブル信号が“H”レベルになるから、クロックドインバータ64が動作を停止し、クロックドインバータ66が動作を開始する。すなわち、ラッチ回路61はシーケンスフラグ出力信号の取り込みを停止し、それまでに入力されていた“H”レベルの信号を保持し続ける。そして、ラッチイネーブル信号及びラッチ信号が共に“H”レベルであるので、選択制御信号が“H”レベルとなる(ステップS44)。
また、CASE1においてリード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングでは、シーケンスフラグ出力信号が“H”レベルであるので、シーケンスフラグラッチイネーブル信号が“L”レベルから“H”レベルに遷移する(ステップS45)。従って、この段階で、ラッチ回路9内のデータが確定する(ステップS46)。すなわち、自動動作制御回路8がシーケンスフラグを出力し続けている状態で、ラッチ回路9内のデータが確定する。
その後は上記で説明した通りである。すなわち、選択制御信号が“H”レベルであるから、同期リード制御回路は同期シーケンスフラグ出力信号を“H”レベルとする(ステップS47)。これにより、選択回路10はシーケンスフラグラッチ信号を選択し(ステップS48)、出力回路12がシーケンスフラグラッチ信号を外部へ出力する(ステップS49)。
<CASE2>
次にCASE2について説明する。CASE2に該当するのは、自動動作状態信号が“H”レベルになるタイミングが、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングよりも早い場合である(ステップS40、NO)。しかも、シーケンスフラグ出力信号が“L”レベルになるタイミングが、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングよりも遅い場合である(ステップS50、YES)。
この場合、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングでは、既に自動動作が終了しており、自動動作終了パルス信号が“L”レベルであるため、CASE1と異なりリセット信号は“H”レベルのままである(ステップS51)。従って、RS−F/F44は依然、セット状態であり、ラッチイネーブル信号も依然として“L”レベルを維持する(ステップS52)。従って、クロックドインバータ64が動作中であり、クロックドインバータ66が動作停止中である。すなわち、ラッチ回路61はシーケンスフラグ出力信号を取り込み続けている状態にあり、言い換えれば、ラッチ回路61はスルー(through)状態にある。従って、シーケンスフラグ出力信号は“H”レベルであるが、ラッチイネーブル信号が“L”レベルのままであるので、選択制御信号も“L”レベルを維持する(ステップS53)。
そして、CASE2においてもCASE1と同じく、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングでは、シーケンスフラグ出力信号が“H”レベルであるので、シーケンスフラグラッチイネーブル信号が“L”レベルから“H”レベルに遷移する(ステップS54)。従って、この段階で、ラッチ回路9内のデータが確定する(ステップS55)。すなわち、自動動作制御回路8がシーケンスフラグを出力し続けている状態で、ラッチ回路9内のデータが確定する。
その後は、自動動作終了パルス信号が“H”レベルになることでリセット信号が“L”レベルとなっても、すでにシーケンスフラグ出力信号が“L”レベルであるので、選択制御信号は“L”レベルのままである(ステップS56)。この時点でシーケンスフラグ出力信号が“H”レベルのままであるということは、いまだ自動動作実行中であるということであるから、選択制御信号は“H”レベルとされて、選択回路10はシーケンスフラグラッチ信号を選択する。
選択制御信号が“L”レベルであるので、同期リード制御回路3は同期シーケンスフラグ出力信号を“L”レベルとする。これにより、選択回路10は同期リードデータ信号を選択し(ステップS57)、出力回路12が同期リードデータ信号を外部へ出力する(ステップS58)。
<CASE3>
次にCASE3について説明する。CASE3に該当するのは、自動動作状態信号が“H”レベルになるタイミングが、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングよりも早い場合である(ステップS40、NO)。しかも、CASE2と異なり、シーケンスフラグ出力信号が“L”レベルになるタイミングが、リード開始パルス信号が“H”レベルになるタイミングよりも早い場合である(ステップS50、NO)。
この場合、リード開始パルス信号が“H”レベルになるよりも前に、シーケンスフラグ出力信号が“H”レベルとなる。従って、この時点において、リード開始パルス信号は“L”レベルであるが、自動動作状態信号が“H”レベルであるから、シーケンスフラグラッチイネーブル信号が“H”レベルに変化する(ステップS59)。これによって、ラッチ回路9の内容が確定する(ステップS61)。
ここで、CASE3がCASE1及びCASE2と異なるのは、CASE3では、ラッチ回路9の内容が確定するタイミングと、シーケンスフラグの出力が停止されるタイミングとが等しいことである。すなわち、CASE1、CASE2では、ラッチ回路9の内容が確定するタイミングの後に、シーケンスフラグの出力が停止される。そのため、ラッチ回路9は正確にシーケンスフラグを取り込むことが出来る。しかし、CASE3では、両者のタイミングは、論理的には同時である。従って、場合によっては既にシーケンスフラグの出力が停止されて、シーケンスフラグ出力ノードにノイズ等が発生したデータがラッチ回路9に取り込まれる可能性がある(ステップS61)。これが図11で示した誤ラッチデータXである。
しかし、その後リード開始パルス信号が“H”レベルに変化しても、自動動作終了パルス信号が“L”レベルであるから、リセット信号は依然として“H”レベルであり、選択制御信号は“L”レベルである(ステップS62)。更に自動動作終了パルス信号が“H”になったとしても、既にシーケンスフラグ出力信号は“L”レベルであるので、選択制御信号は“L”レベルである(ステップS56)。
以上のように、CASE3のようにシーケンスフラグの誤ラッチが生じるようなタイミングで各信号が遷移したとしても、選択制御信号が“L”レベルに固定されて、選択回路10はセルデータを選択する。よって、ラッチ回路9に誤ってラッチされた信号が外部へ出力されることを防止し、フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。
以上説明したように、この発明の実施形態に係る半導体記憶装置であると、自動動作と同期リードとを同時実行可能なフラッシュメモリにおいて、誤ラッチされたシーケンスフラグが出力されることを防止し、フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。
すなわち、上記実施形態に係る構成であると、フラッシュメモリは選択制御回路11を保持している。そして選択制御回路11は、リード開始信号からリード開始パルス信号を生成している。このリード開始パルス信号のパルス幅は、リード開始信号の幅と遅延回路46の遅延時間との和に等しい。そして、自動動作実行中には、リード開始パルス信号をトリガとして、選択制御信号が発生される。つまり、選択制御回路11を設けることにより、選択制御信号の変化時期(“H”レベルに遷移するタイミング)は同期リード開始から、(リード開始信号の幅+遅延回路の遅延時間)だけ経過したタイミングに固定される。そして、シーケンスフラグを出力する場合には、シーケンスフラグのラッチタイミングもこのタイミングで行われるので、誤ラッチせずにシーケンスフラグラッチが行える。
また選択制御回路11は、自動動作状態信号から自動動作終了パルス信号を生成している。この自動動作終了パルス信号のパルス幅は、遅延回路48における遅延時間に等しい。自動動作実行中に同期リードが開始され、その直後に自動動作が終了した場合には、この自動動作終了パルス信号によって選択制御信号は“L”レベルを維持する。そして、自動動作終了パルスが終了したタイミングで、選択制御信号が“L”レベルで確定して、同期リード制御回路3へ与えられる。そしてこの場合、シーケンスフラグのラッチタイミングは、リード開始パルス信号終了時か、またはシーケンスフラグ出力信号が“L”レベルとなった時点である。そして後者の場合、ラッチ回路9における誤ラッチの可能性が生じるが、シーケンスフラグラッチ信号は出力されないため、動作上、問題は生じない。このように、選択制御信号確定タイミング以前に自動動作が終了した場合に、選択制御回路11によって、シーケンスフラグ出力信号の“H”状態を同期リード制御回路に伝播させること無く、選択制御信号を“L”に確定させて、通常の同期リード動作を行うことが出来る。
以上の通り、同期リード時に(リード開始信号の幅+遅延回路の遅延時間)経過後のタイミングで自動動作実行中であれば選択制御信号を“H”にし、かつシーケンスフラグをラッチすること、また、このタイミングより前に自動動作が終了していた場合には、選択制御信号を“H”にしないことで、誤ラッチしたシーケンスフラグを出力することがなくなり、誤動作を防ぐことが出来る。更に、自動動作制御回路から同期リード制御回路に出力される選択制御信号の変化点を(リード開始信号の幅+遅延回路の遅延時間)経過後のタイミングに固定することで、同期リード制御回路にてシーケンスフラグを出力するかを判定するタイミングは前記変化点以降なので、メタステーブル対策等の非同期対策を施す必要が無くなる。
なお、選択制御回路11の回路例として図4を用いて説明したが、図6、図8及び図10、並びに図12に示した動作が可能であれば、図示した構成に限定されるものではない。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリのブロック図。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセル部の回路図。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの備える選択制御回路の回路図。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセル部の回路図。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作を示すフローチャート。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作時における各種信号のタイミングチャート。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作を示すフローチャート。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作時における各種信号のタイミングチャート。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作を示すフローチャート。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作時における各種信号のタイミングチャート。 この発明の一実施形態に係るフラッシュメモリの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…フラッシュメモリ、2…モードレジスタ、3…同期リード制御回路、4…リード制御回路、5…メモリセル部、6…センスアンプ、7…発振回路、8…自動動作制御回路、9、61…ラッチ回路、10…選択回路、11…選択制御回路、12…出力回路、20、20−0〜20−l…メモリバンク、21、21−0〜21−l…ブロック選択回路、22−0〜22−k…メモリブロック、30…シーケンスフラグラッチイネーブル信号出力部、31、37、45、49、63、65、67…インバータ、32〜34、47…NORゲート、35、36、43、50〜52、62…NANDゲート、40…選択制御信号出力決定部、41…リード開始パルス信号生成部、42…自動動作終了パルス信号生成部、44…RS−F/F、46、49…遅延回路、60…選択制御信号出力部、64、66…クロックドインバータ

Claims (5)

  1. 不揮発性のメモリセルからデータを読み出す第1動作と、前記メモリセルにデータを書き込む、またはデータを消去する第2動作とを同時に実行可能な半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルを備えたメモリセルアレイと、
    第1アドレス信号に応じて前記第1動作の制御を行い、前記データの読み出しを開始した際にリード開始信号を出力する第1制御回路と、
    第2アドレス信号に応じて前記第2動作の制御を行い、前記第1、第2アドレスが一致する場合にシーケンスフラグを出力する第2制御回路と、
    前記第2制御回路から出力された前記シーケンスフラグをラッチするラッチ回路と、
    前記第1制御回路の命令に従って、前記ラッチ回路に保持された前記シーケンスフラグと、前記第1制御回路によって読み出された前記データとのいずれかを選択して出力する選択回路と、
    前記第1制御回路から出力された前記リード開始信号を遅延させてリード開始パルス信号を発生させ、前記第2制御回路において前記シーケンスフラグが出力された際、前記リード開始パルス信号が終了する時点において前記第2動作が実行中である場合にアサートされ、前記第2動作が未実行である場合にネゲートされる選択制御信号を出力する選択制御回路と
    を具備し、前記第1制御回路は、前記選択制御信号がアサートされている場合には前記選択回路に対して前記シーケンスフラグを選択させ、ネゲートされている場合には前記第1動作によって読み出された前記データを選択させるよう命令する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記選択制御回路は、前記シーケンスフラグの出力終了タイミングが、前記リード開始パルス信号が終了するよりも遅い場合、前記リード開始パルス信号が終了するタイミングで前記ラッチ回路の内容を確定させ、
    前記シーケンスフラグの出力終了タイミングが、前記リード開始パルス信号が終了するよりも早い場合、前記シーケンスフラグの出力終了タイミングで前記ラッチ回路の内容を確定させる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第2制御回路は、前記第2動作実行中時にアサートされ、且つ未実行中にネゲートされる自動動作状態信号、及び前記シーケンスフラグを出力している期間にアサートされ、且つ出力されていない期間にネゲートされるシーケンスフラグ出力信号を、前記選択制御回路へ出力し、
    前記選択制御回路は、前記第2制御回路から出力された前記自動動作状態信号を遅延させて自動動作終了パルス信号を生成し、
    前記自動動作状態信号がネゲートされるタイミングが前記リード開始パルス信号の終了タイミングより遅い場合、前記リード開始パルス信号の終了タイミングにおける前記シーケンスフラグ出力信号を前記選択制御信号として出力し、且つ
    前記自動動作状態信号がネゲートされるタイミングが前記リード開始パルス信号の終了タイミングより早い場合、前記自動動作終了パルス信号の終了タイミングにおける前記シーケンスフラグ出力信号を前記選択制御信号として出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記選択制御回路は、第1遅延回路を備え、且つ前記リード開始信号の出力期間と前記第1遅延回路における遅延時間との期間、前記リード開始信号を生成するリード開始パルス生成部と、
    第2遅延回路を備え、且つ前記自動動作状態信号がアサートされてから前記第2遅延回路における遅延時間の期間にアサートされる前記自動動作終了パルス信号を生成する自動動作終了パルス信号発生部と、
    前記リード開始パルス信号が出力され、且つ前記自動動作終了パルス信号がアサートされている際にリセット状態とされるフリップフロップと、
    前記フリップフロップがリセット状態とされた時点において前記シーケンスフラグ出力信号がアサートされている場合に、前記選択制御信号をアサートする選択制御信号出力部と
    を備えることを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記リード開始信号が出力されてから前記シーケンスフラグ出力信号がアサートされるまでの期間は、前記リード開始パルス信号が生成される期間よりも短く、
    前記リード開始パルス信号が生成される期間は、前記リード開始信号が出力されてから前記第1制御回路が前記選択回路に対して前記シーケンスフラグと前記第1動作によって読み出された前記データとのいずれかの選択を命令するまでの期間よりも短い
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
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