JP2008181442A - 情報処理システム、及びシステムデータ格納方法 - Google Patents

情報処理システム、及びシステムデータ格納方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバコンピュータにおいて、BIOSのコンフィギュレーション情報を保存するBIOS−ROMのFirmWareを格納するFlashROM等のデータを格納する各種不揮発性半導体メモリが数多く存在するのを削減する。
【解決手段】マザーボード上に存在する別々の不揮発性半導体メモリに保存されていたBIOSのFirmWare、CMOS等のデータをBMCに接続された一つの不揮発性半導体メモリに格納する。また、BMCは不揮発性半導体メモリ内のデータをCPUのメモリ空間にマップするためのアドレスデコーダとマップする領域を切り替えるセレクタを有し、データを正しくマップするために不揮発性半導体メモリ内における各システム情報の格納位置を示すオフセットアドレス、各システム情報がCPUのアドレス空間にマップされるアドレスと各システム情報のデータサイズが格納されているテーブルを不揮発性半導体メモリ内に保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システムに関し、特にベースボード管理コントローラを搭載するサーバコンピュータ上でシステム情報をマザーボード上へ格納する情報処理システムに関する。
図1に示すように、従来のベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載するサーバコンピュータには、CPU101と、Memory102と、NorthBridge103と、SouthBridge104と、グラフィクスコントローラ105と、各種PCIデバイス106と、CMOS107と、BIOS−ROM108と、BMC109と、不揮発性半導体メモリ110と、各種センサ111と、BMCのFirmWare112が設けられている。CMOS107は、BIOS(Basic Input/Output System)のコンフィギュレーション情報を保存する。不揮発性半導体メモリ110(110−i、i=1〜n:nは半導体メモリ数)は複数存在し、SDR(Sensor Data Record:センサ装置情報)、FRU(Field Replaceable Unit:保守交換部品情報)、SEL(System Event Log:システムイベントログ)等のデータを別々に格納する。BMCのFirmWare112は、BMC109の基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェア(BMCのFirmWare)を格納しているFlashROMを示す。
CPU101、Memory102、及びグラフィクスコントローラ105は、NorthBridge103に接続されている。また、NorthBridge103、各種PCIデバイス106、CMOS107、BIOS−ROM108、BMC109、及び不揮発性半導体メモリ110の一部(110−1〜110−2)は、SouthBridge104に接続されている。不揮発性半導体メモリ110の他の一部(110−3〜110−5)、各種センサ111、及びBMCのFirmWare112は、BMC109に接続されている。不揮発性半導体メモリ110の一部(110−1〜110−2)の各々は、SPI(Serial Peripheral Interface)又はI2C(Inter−Integrated Circuit)バス等で接続されている。同様に、不揮発性半導体メモリ110の他の一部(110−3〜110−5)の各々及び各種センサ111は、SPI又はI2Cバス等で接続されている。
CMOS107、BIOS−ROM108、不揮発性半導体メモリ110、及びBMCのFirmWare112(FlashROM)は、各データを記憶しておくメモリデバイスである。それぞれのデータは異なる不揮発性半導体メモリに格納されているのが一般的である。また、不揮発性半導体メモリ110として、SPIFlash、EEPROMやFlashROM等の様々な種類のメモリデバイスが利用されている。
しかし、こうした場合は、これらのデータへアクセスするにはそれぞれの不揮発性半導体メモリごとにアクセスを行わなければならず、一元的にデータの管理ができない。また、不揮発性半導体メモリは別々に存在するためマザーボード上を占有することになり、複数の異なる不揮発性半導体メモリを扱うことでマザーボード上への実装を複雑にしているという問題点があった。
関連する技術として、特開2003−022222号公報(特許文献1)に情報処理装置及びその保守方法が開示されている。
この従来技術では、コンピュータ本体内に、CPU、CPU−PCIブリッジ装置、主メモリ、表示装置、RAID装置、LAN装置、カードバス装置、PCI−ISAブリッジ装置、各種入出力周辺装置をシステム統合したGA、BIOS−ROM、キーボード装置、フロッピディスクドライブ装置、マザーボード管理コントローラ、フィールドリプレイスメントユニット、センサデータ記憶装置、センサ、システムイベントログなどが設けられる。これは、BMCの従来技術を示している。
また、特開2005−309552号公報(特許文献2)に計算機が開示されている。
この従来技術では、ノースブリッジとサウスブリッジは、基板上のハードウェアを監視するBMCに接続され、各ブリッジに接続されたハードウェアの監視が行われる。このBMCは、制御部を備えて、基板上のハードウェアの電圧、温度、エラーなどを監視し、OS等に通知するものである。また、BMCは、PCIバスのマネージメントを行う。
また、特開平05−165706号公報(特許文献3)にメモリ・ページング装置及び不揮発性記憶装置をページングする方法が開示されている。
この従来技術では、フラッシュメモリは1つのフラッシュメモリ中の別々の消去可能及びプログラム可能な記憶ブロックに区分される旨と、ページ・レジスタ及びページ・デコーダの動作の例が示されている。これは、BIOSのメモリ空間を拡大するための技術であり、ある特定の領域をページを使って切り替えながら利用することで、多くのメモリ空間を利用できるようにするための技術である。
更に、特開平06−266552号公報(特許文献4)にコンピュータシステムが開示されている。
この従来技術では、コンピュータシステムの基本入出力処理論理(BIOS)はフラッシュメモリに記憶されている。更に、他のシステムソフトウェアやアプリケーション特定パラメータをフラッシュメモリに記憶しても良い。また、単一のフラッシュメモリ装置の中を複数の別個に消去可能且つプログラム可能なメモリブロックに区分している。但し、1つのフラッシュメモリに複数のデータを格納することは可能であるが、特許文献2に示されるように、従来のBMCの機能は、ハードウェアの電圧、温度、エラー等の物理現象を監視するものであり、フラッシュメモリのデータの管理は行われていない。
特開2003−022222号公報 特開2005−309552号公報 特開平05−165706号公報 特開平06−266552号公報
従来技術では、1つのフラッシュメモリが複数の別個のブロックに分割されている場合もあるが、その中に異なるデータを格納していることはない。複数のデータが格納されている場合は、CPUのメモリ空間にマップする必要がない場合か、連続したメモリ空間にマップする場合のみである。その理由は、従来、複数のフラッシュメモリを1つにまとめ、1つのフラッシュメモリの複数のデータを別々のCPUのメモリ空間にマップする機能が無かったためである。
本発明の目的は、マザーボード上に存在するシステム情報を保存した不揮発性半導体メモリを削減する情報処理システムを提供することである。
本発明の他の目的は、マザーボード上に存在する各種システム情報を一つの不揮発性半導体メモリにまとめた情報処理システムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の情報処理システムは、マザーボード上に点在していた各種システム情報を一括して格納する一つの不揮発性半導体メモリ(210)と、一つの不揮発性半導体メモリ(210)にアクセスし、各種システム情報をCPU(201)のアドレス空間にマップするベースボード管理コントローラ(BMC)(209)とを具備する。なお、マザーボード上に点在していた各種システム情報とは、従来はマザーボード上に存在する別々の不揮発性半導体メモリに格納されていたBIOS、BMCのFirmWare、SDR、FRU、SEL、CMOS等のデータを示す。
一つの不揮発性半導体メモリ(210)は、各種システム情報をCPU(201)のアドレス空間へマップするためのマップ情報(401)を有する。なお、マップ情報(401)は、一つの不揮発性半導体メモリ(210)内に格納されているテーブルである。
ベースボード管理コントローラ(BMC)(209)は、マップ情報(401)を基にCPU(201)から送られたアドレスの情報を解釈し、一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のデータを割り付けるアドレスレコーダ(207)と、アドレスに応じて一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のアクセス対象となるデータを切り替えるセレクタ(208)とを具備する。
マップ情報(401)は、各種システム情報と一対一で対応するデータIDと、不揮発性半導体メモリ(210)内における各種システム情報の格納位置を示すオフセットアドレスと、各種システム情報がCPU(201)のアドレス空間にマップされるアドレスを示すマップトアドレスと、各種システム情報のデータサイズとを含む。
本発明の情報処理システムは、二重化のため、一つの不揮発性半導体メモリ(210−1)と同じく各種システム情報を一括して格納する他の不揮発性半導体メモリ(210−2)を更に具備する場合がある。
本発明のシステムデータ格納方法は、マザーボード上に点在していた各種システム情報を一括して格納している一つの不揮発性半導体メモリ(210)にアクセスするステップと、各種システム情報をCPU(201)のアドレス空間にマップするステップとを具備する。なお、マザーボード上に点在していた各種システム情報とは、従来はマザーボード上に存在する別々の不揮発性半導体メモリに格納されていたBIOS、BMCのFirmWare、SDR、FRU、SEL、CMOS等のデータを示す。
本発明のシステムデータ格納方法は、一つの不揮発性半導体メモリ(210)に格納されている、各種システム情報をCPU(201)のアドレス空間へマップするためのマップ情報(401)を参照するステップを更に具備する場合がある。なお、マップ情報(401)は、一つの不揮発性半導体メモリ(210)内に格納されているテーブルである。
マップ情報(401)は、各種システム情報と一対一で対応するデータIDと、不揮発性半導体メモリ(210)内における各種システム情報の格納位置を示すオフセットアドレスと、各種システム情報がCPU(201)のアドレス空間にマップされるアドレスを示すマップトアドレスと、各種システム情報のデータサイズとを含む。
本発明のシステムデータ格納方法は、マップ情報(401)に基づきCPU(201)から送られたアドレスを解釈するステップと、アドレスに応じて一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のアクセス対象となるデータを切り替えるステップとを更に具備する場合がある。
本発明のシステムデータ格納方法は、CPU(201)がアドレスレコーダ(207)にアドレスを送出するステップと、アドレスレコーダ(207)がアドレスと一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のマップトアドレスとを比較するステップと、アドレスが一つの不揮発性半導体メモリ(210)内に存在する場合、アドレスレコーダ(207)がセレクタ(208)にアクセス対象となるデータが存在する一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のオフセットアドレスを伝えるステップと、セレクタ(208)がオフセットアドレスを基に一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のデータをデータバスに送出するステップとを更に具備する場合がある。
本発明のシステムデータ格納方法は、AC電源をOnすることで一つの不揮発性半導体メモリ(210)内の固定された位置に存在するベースボード管理コントローラ(BMC)(209)のFirmWareのBootBlockによりBMCを起動するステップと、DC電源がOnされる前にBIOSを起動できるように準備をするステップと、DC電源がOnされるとBMCが、一つの不揮発性半導体メモリ(210)内のマップ情報(401)に含まれるBIOSの領域の情報を取得するステップと、BMCがアドレスデコーダとセレクタ(208)とを制御し、取得したBIOSの領域をCPU(201)のアドレス空間にマップするステップと、マップされたBIOSをCPU(201)が実行し、システムを起動するステップとを更に具備する場合がある。
第一の効果は、マザーボード上のデバイス数を減らすことができることにある。その理由は、マザーボード上に存在する別々の不揮発性半導体メモリに格納されていたBIOS、BMCのFirmWare、SDR、FRU、SEL、CMOS等のデータをBMCが制御できる同一の不揮発性半導体メモリに格納するためである。
第二の効果は、システム情報の保守性を高めることが可能なことである。その理由は、DC電源がOFFの状態でもBMCは動作しており、いつでもBMCから不揮発性半導体メモリへのアクセスが可能であるためである。また、同一の不揮発性半導体メモリに格納されていることで一元的にシステム情報を管理できるためである。
サーバコンピュータでは、BIOSのコンフィギュレーション情報を保存するCMOS、BIOS−ROM、BMCのFirmWareを格納するFlashROM、SDR、FRU、SEL等のデータを格納する各種不揮発性半導体メモリが数多く存在する。本発明では、これらの半導体メモリを削減するための技術を提示する。
このため、本発明では、従来はマザーボード上に存在する別々の不揮発性半導体メモリに保存されていたBIOS、BMCのFirmWare、SDR、FRU、SEL、CMOS等のデータを、BMCに接続された一つの不揮発性半導体メモリに格納する。また、BMCは不揮発性半導体メモリ内のデータをCPUのメモリ空間にマップするためのアドレスデコーダとマップする領域を切り替えるセレクタを有し、データを正しくマップするために不揮発性半導体メモリ内における各システム情報の格納位置を示すオフセットアドレス、各システム情報がCPUのアドレス空間にマップされるアドレスと各システム情報のデータサイズが格納されているテーブルを不揮発性半導体メモリ内に保持する。
以下に本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明の情報処理システムは、例えばサーバコンピュータとして使用されるコンピュータである。図2に示すように、このコンピュータ本体内には、CPU201と、Memory202と、NorthBridge203と、SouthBridge204と、グラフィクスコントローラ205と、各種PCIデバイス206と、アドレスレコーダ207と、セレクタ208と、ベースボード管理コントローラ(BMC)209と、不揮発性半導体メモリ210と、各種センサ211が設けられている。ここでは、不揮発性半導体メモリ210は、一つ(単数)である。
CPU201、Memory202、及びグラフィクスコントローラ205は、NorthBridge203に接続されている。また、NorthBridge203、各種PCIデバイス206、及びBMC209は、SouthBridge204に接続されている。アドレスレコーダ207及びセレクタ208は、BMC209に設けられている。不揮発性半導体メモリ210、及び各種センサ211は、BMC209に接続されている。
CPU201は、コンピュータの動作を制御するものであり、マイクロプロセッサによって実現され、BIOSやオペレーティングシステムを実行する。
Memory202は、BIOSやオペレーティングシステムや処理データを格納するメモリデバイスであり、複数のデュアル・インライン・メモリ・モジュール(DIMM)によって構成される。
NorthBridge203は、CPU201、Memory202、グラフィクコントローラ205との接続を制御する機能を持つLSIチップである。
SouthBridge204は、PCIバス、I2Cバス、及びNorthBridge203の相互間でトランザクションを伝達するものであり、BMC209との間のインターフェースも内蔵されているLSIチップである。
グラフィクスコントローラ205は、PCやワークステーションに装着して画面表示機能を追加する拡張ボードである。グラフィックスカード、ビデオカード、あるいはグラフィックアクセラレータとも呼ばれる。一般のデスクトップPCでは、グラフィックスチップ搭載のマザーボードが使用される場合もある。
各種PCIデバイス206は、マザーボードに搭載された装置、及び接続された周辺機器である。コンピュータ本体内の各パーツ間を結ぶPCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してデータを伝送する。なお、実際には、コンピュータ本体内に内蔵されている必要は無く、マザーボードに接続されていれば外付けでも良い。
アドレスレコーダ207は、不揮発性半導体メモリ210に格納されているテーブル401のマップ情報を基にCPU201から送られたアドレスの情報を解釈し、不揮発性半導体メモリ210内のデータを割り付ける機能を有する。
セレクタ208は、CPU201から送られたアドレスによって、アクセスされるべき適切な不揮発性半導体メモリ210内のデータを切り替える機能を有する。すなわち、セレクタ208は、アドレスレコーダ207によりCPU201に割り付けられるデータを決定する。
なお、アドレスレコーダ207及びセレクタ208は、テーブル401の情報より不揮発性半導体メモリ210に格納されている各種システム情報をCPU201のアドレス空間にマップするためのものであり、BMC209に設けられている。
ベースボード管理コントローラ(BMC)209は、各種センサ211から温度監視やファン制御等を行っており、ハードウェア障害等が発生した場合には、オペレ−ティングシステムがダウンしている時でも障害通報機能及びリモートコントロール機能を有しているハードウェアロジックであり、SouthBridge204に接続されている。
図3に示すように、不揮発性半導体メモリ210は、情報処理システムに必要となるBMCのFirmWare、BIOS、SDR、FRU、SEL、CMOS等のシステム情報を一括して格納するメモリデバイスであり、BMC209のFirmWareを起動するためにBMC209から直接アクセスできるデバイスである。また、不揮発性半導体メモリ210として、SPIFlashやFlashROM等を利用する。不揮発性半導体メモリ210には、BMC209がCPU201のアドレス空間に不揮発性半導体メモリ210内に格納されているシステム情報をマップするための情報として、図4で示すようなテーブル401も格納されている。BMC209のFirmWareとテーブル401は不揮発性半導体メモリ210内の特定の領域に確保され、BMC209から直接アクセスすることが可能である。
図4に示すように、テーブル401は、各システム情報と一対一で対応するData ID(識別情報)と、不揮発性半導体メモリ210内における各システム情報の格納位置を示すオフセットアドレスと、各システム情報がCPUのアドレス空間にマップされるアドレス(マップトアドレス)と、各システム情報のデータサイズが格納されている。
各種センサ211は、コンピュータ本体内のハードウェアの温度監視やファン制御等を行うための各種センサデバイスである。例えば、マザーボードに搭載された電圧センサー、温度センサー、ファン回転センサー等がある。
次に、図5、図6を参照して、ベースボード管理コントローラ(BMC)209の機能とシステム情報のアクセス制御方法について説明する。
図5に示すように、アドレスレコーダ207及びセレクタ208は、BMC209に設けられている。アドレスレコーダ207は、アドレスバス501を介してCPU201と接続されている。セレクタ208は、データバス502を介してCPU201と接続されている。なお、アドレスバス501及びデータバス502は、NorthBridge203及びSouthBridge204に設けられていても良い。
図6を参照して、CPU201から不揮発性半導体メモリ210内のデータへアクセスする際の動作について詳細に説明する。
(1)ステップS101
CPU201は、アドレスバス501を介してアドレスレコーダ207にアクセスするアドレスを送出する。
(2)ステップS102
アドレスレコーダ207は、この送出されたアドレスと、不揮発性半導体メモリ210内のテーブル401のマップトアドレスを比較する。
(3)ステップS103
アドレスレコーダ207は、この送出されたアドレスとテーブル401のマップトアドレスが一致した場合、すなわち、不揮発性半導体メモリ210内に存在するデータである場合、セレクタ208にアクセスされるデータが存在する不揮発性半導体メモリ210内のオフセットアドレスを伝える。
(4)ステップS104
セレクタ208は、そのオフセットアドレスを基に、不揮発性半導体メモリ210内のデータを、データバス502を介してCPU201に送出する。
次に、図7を参照して、実施例としてシステムが起動するまでの動作について詳細に説明する。
(1)ステップS201
最初に、システムのAC電源をOnする。AC電源をOnする場合、システム管理者の手動操作に応じた起動でも、タイマー制御による自律的な起動でも良い。
(2)ステップS202
BMC209は、AC電源がOnされると、不揮発性半導体メモリ210内の固定された位置に存在するBMCのFirmWareのBoot Blockより起動され、DC電源がOnされる前にBIOSを起動できるように準備をする。ここでは準備として、BMC209は初期化される。
(3)ステップS203
次に、システムのDC電源をOnする。DC電源をOnする場合、BIOSの起動の準備が完了した後、プログラム制御による自律的な起動が好適であるが、システム管理者の手動操作に応じた起動でも、タイマー制御による自律的な起動でも良い。
(4)ステップS204
BMC209は、DC電源がOnされると、不揮発性半導体メモリ210内にあるBIOSの領域の情報をテーブル401より取得する。そして、アドレスデコーダ207とセレクタ208を制御することで、取得したBIOSの領域をCPU101のアドレス空間にマップする。
(5)ステップS205
CPU101は、そのマップされたBIOSを実行し、システムを起動する。
なお、BMC209から不揮発性半導体メモリ210のデータにアクセスする場合は、BMC209と不揮発性半導体メモリ210がSPIバスやI2Cバス等のバスで直接接続されているため、アドレスデコーダ207やセレクタ208を利用せずにアクセスできる。更に、AC電源がOnでDC電源がOffの状態でもBMC209は動作するので、BMCやFirmWareの不揮発性半導体メモリ210へのアクセス機能を利用し、システムが起動していない状態でも不揮発性半導体メモリ210のデータを書き換えることができる。
本実施形態では、マザーボード上のデバイス数を減らすことができ、また、システム情報を一元的に管理できることで保守性を高めることが可能となり、特にサーバ用途のコンピュータに好適なシステムを実現できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の他の実施形態として、図8に示すように、不揮発性半導体メモリを2個搭載することで不揮発性半導体メモリに格納している全てのシステム情報を二重化することができる。
ここでは、不揮発性半導体メモリ210は、2個(複数)である。各々の不揮発性半導体メモリ210を、それぞれ不揮発性半導体メモリ210−1、不揮発性半導体メモリ210−2としている。
これにより、片方の不揮発性半導体メモリが壊れた場合でももう一方の不揮発性半導体メモリへアクセスすることで正常なデータを取得することができる。二重化の方法としていくつか考えられるが、本発明において不揮発性半導体メモリに格納しているシステム情報は主に読み出し専用のデータとして利用されることが多い。よって、ミラーリングによりデータの整合性を保っているものとする。
すなわち、本発明の第2実施形態では、二重化することでシステム情報の信頼性を高めることが可能である。また、従来に比べて、二重化するために必要な不揮発性半導体メモリの数が少なくて済む。
本発明は、ベースボード管理コントローラ(BMC)を持つ一般的なサーバコンピュータに適用できる。
以上のように、本発明の情報処理システムは、各種のシステム情報を一つの不揮発性半導体メモリに格納し、システム情報をCPUのアドレス空間にマップする手段を具備することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、システム情報をCPUのアドレス空間へマップするために必要な情報を格納した不揮発性半導体メモリを具備することを特徴とする。
更に、本発明の情報処理システムは、システム情報をCPUのアドレス空間にマップする手段として、不揮発性半導体メモリに格納されたCPUのアドレス空間へマップするために必要な情報を元にCPUから送られたアドレスを解釈する手段とCPUからアクセスされるアドレスによって、アクセスされるべき適切な不揮発性半導体メモリ内のデータを切り替える手段を有するベースボード管理コントローラを具備することを特徴とする。
図1は、従来技術における情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施例における情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施例における不揮発性半導体メモリ内のデータ格納状態を示す図である。 図4は、本発明の一実施例におけるデータ格納状態の情報を示すテーブルである。 図5は、本発明の一実施例におけるCPUから不揮発性半導体メモリ内のデータへのアクセス方法を示すための概念図である。 図6は、本発明の一実施例におけるCPUから不揮発性半導体メモリ内のデータへのアクセス方法の動作を示すフローチャートである。 図7は、本発明の一実施例におけるシステムが起動するまでを示す流れ図である。 図8は、本発明の他の実施例における情報処理システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
101,201 CPU
102,202 Memory
103,203 NorthBridge
104,204 SouthBridge
105,205 グラフィクコントローラ
106,206 各種PCIデバイス
107 CMOS
108 BIOS−ROM
207 アドレスデコーダ
208 セレクタ
109,209 ベースボード管理コントローラ(BMC)
110(−i、i=1〜n) 不揮発性半導体メモリ
210 不揮発性半導体メモリ
111,211 各種センサ
112 BMCのFirmWare
401 データ格納状態の情報を示すテーブル
501 アドレスバス
502 データバス

Claims (11)

  1. マザーボード上に点在していた各種システム情報を一括して格納する一つの不揮発性半導体メモリと、
    前記一つの不揮発性半導体メモリにアクセスし、前記各種システム情報をCPUのアドレス空間にマップするベースボード管理コントローラ(BMC)と
    を具備する
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記一つの不揮発性半導体メモリは、
    前記各種システム情報を前記CPUのアドレス空間へマップするためのマップ情報
    を有する
    情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記ベースボード管理コントローラ(BMC)は、
    前記マップ情報を基に前記CPUから送られたアドレスの情報を解釈し、前記一つの不揮発性半導体メモリ内のデータを割り付けるアドレスレコーダと、
    前記アドレスに応じて前記一つの不揮発性半導体メモリ内のアクセス対象となるデータを切り替えるセレクタと
    を具備する
    情報処理システム。
  4. 請求項2又は3に記載の情報処理システムであって、
    前記マップ情報は、
    前記各種システム情報と一対一で対応するデータIDと、
    前記不揮発性半導体メモリ内における前記各種システム情報の格納位置を示すオフセットアドレスと、
    前記各種システム情報が前記CPUのアドレス空間にマップされるアドレスを示すマップトアドレスと、
    前記各種システム情報のデータサイズと
    を含む
    情報処理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    二重化のため、前記一つの不揮発性半導体メモリと同じく前記各種システム情報を一括して格納する他の不揮発性半導体メモリ
    を更に具備する
    情報処理システム。
  6. マザーボード上に点在していた各種システム情報を一括して格納している一つの不揮発性半導体メモリにアクセスするステップと、
    前記各種システム情報をCPUのアドレス空間にマップするステップと
    を具備する
    システムデータ格納方法。
  7. 請求項6に記載のシステムデータ格納方法であって、
    前記一つの不揮発性半導体メモリに格納されている、前記各種システム情報を前記CPUのアドレス空間へマップするためのマップ情報を参照するステップ
    を更に具備する
    システムデータ格納方法。
  8. 請求項7に記載のシステムデータ格納方法であって、
    前記マップ情報は、
    前記各種システム情報と一対一で対応するデータIDと、
    前記不揮発性半導体メモリ内における前記各種システム情報の格納位置を示すオフセットアドレスと、
    前記各種システム情報が前記CPUのアドレス空間にマップされるアドレスを示すマップトアドレスと、
    前記各種システム情報のデータサイズと
    を含む
    システムデータ格納方法。
  9. 請求項7又は8に記載のシステムデータ格納方法であって、
    前記マップ情報に基づき前記CPUから送られたアドレスを解釈するステップと、
    前記アドレスに応じて前記一つの不揮発性半導体メモリ内のアクセス対象となるデータを切り替えるステップと
    を更に具備する
    システムデータ格納方法。
  10. 請求項9に記載のシステムデータ格納方法であって、
    前記CPUが、アドレスレコーダに前記アドレスを送出するステップと、
    前記アドレスレコーダが、前記アドレスと前記一つの不揮発性半導体メモリ内のマップトアドレスとを比較するステップと、
    前記アドレスが前記一つの不揮発性半導体メモリ内に存在する場合、前記アドレスレコーダが、セレクタにアクセス対象となるデータが存在する前記一つの不揮発性半導体メモリ内のオフセットアドレスを伝えるステップと、
    前記セレクタが、前記オフセットアドレスを基に前記一つの不揮発性半導体メモリ内のデータをデータバスに送出するステップと
    を更に具備する
    システムデータ格納方法。
  11. 請求項10に記載のシステムデータ格納方法であって、
    AC電源をOnすることで前記一つの不揮発性半導体メモリ内の固定された位置に存在するベースボード管理コントローラ(BMC)のFirmWareのBootBlockにより前記BMCを起動するステップと、
    DC電源がOnされる前にBIOSを起動できるように準備をするステップと、
    前記DC電源がOnされると前記BMCが、前記一つの不揮発性半導体メモリ内の前記マップ情報に含まれるBIOSの領域の情報を取得するステップと、
    前記BMCが前記アドレスデコーダと前記セレクタとを制御し、前記取得したBIOSの領域を前記CPUのアドレス空間にマップするステップと、
    前記マップされたBIOSを前記CPUが実行し、システムを起動するステップと
    を更に具備する
    システムデータ格納方法。
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