JP2008180673A - 方位センサおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動磁性体の近傍では磁気センサ出力軌跡が円ではなくなるため、磁気センサのオフセットを求めることができず、正確な方位を算出することもできないという課題があった。
【解決手段】2軸以上の地磁気を検出して磁気センサ出力を出力する磁気センサ1と、磁束発生源を移動可能とした可動磁性体2と、可動磁性体を駆動すると共に可動磁性体の姿勢情報を出力する制御手段3と、可動磁性体の姿勢により変化する磁気センサの出力の変化量を予め記憶するメモリ4と、姿勢情報と磁気センサの出力の変化量とに基づき磁気センサ出力を補正して補正後の磁気センサ出力を出力する補正手段5と、補正後の磁気センサからオフセットを算出するオフセット算出手段6と、オフセットに基づき方位を算出する方位算出手段7とを有する構成を採用した。これにより、オフセット求めることができ、その結果、方位を算出することができる様になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地磁気を検出し方位を算出する方位センサおよびそれを備えた電子機器に関するものである。
近年、自動車の走行ナビゲーションシステムや、携帯電話を用いた歩行者用ナビゲーションシステムの実用化が急速化している。このようなシステムでは、地磁気を検出し方位を求める方位センサの搭載が必須である。進行方向を検出する方位センサの誤差が直接ナビゲーションシステムの性能にかかわってくるので、磁気センサを方位センサとして使用したシステムでは磁気センサに高い精度が要求される。
一般にナビゲーションシステム等の機器には金属の部品が搭載されるが、これらの部品は強い磁界の中を通過するなどの影響により、それ自体が磁気を帯びることがある。この様な状態を着磁と呼ぶ。
磁気センサが地磁気を検出するときの出力電圧は、着磁が全く無い場合は、基準電圧を中心とした出力電圧が得られる。ところが、機器内に着磁した部品が存在すると、磁気センサの出力は、基準電圧にオフセットが加わった電圧を中心とした出力となってしまう。このようなオフセットを含んだ出力から方位を算出すると実際の方位とは一致しなくなる。
この方位誤差を補正するため、磁気センサを搭載している機器では機器全体を1回転させ、磁気センサの出力電圧の最大値と最小値の平均を算出して新たな基準電圧(補正値)とする方法を取ることがある。
しかし、着磁の状況が変化するたびに機器を回転させ補正する手段は、ユーザにとって非常に煩わしいという問題があるため、機器を回転させずとも磁気センサの複数回の出力値よりオフセットを演算により求める方法が提案された(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の方法は、周辺の部品の着磁に応じたオフセットを演算にて取得し、そのオフセットを使って方位を補正する方法である。具体的には、着磁後であっても、その後着磁状態が変化しない間にサンプリングされた複数の測定点から、適切なオフセットを算出し、このオフセットを使用して正しい方位を得ようとするものである。
この方法について、更に詳細に図面を用いて説明を行う。図6は、方位センサを含む機器を水平状態下で一周回させたときのX軸、Y軸磁気センサのそれぞれの出力の関係を示したものである。本図に示す横軸VxがX軸の磁気センサ出力であり、縦軸VyがY軸の磁気センサ出力である。これらX軸、Y軸磁気センサを備えた機器を一周回させたとき、これら磁気センサ出力は円形状の軌跡をとる。
図6において、実線で示した円は着磁が全く無い場合の磁気センサ出力の軌跡であり、円の中心値は座標原点Oに一致する。
図6において、点線で示した円は着磁が発生した場合の磁気センサ出力の軌跡であり、円の中心値は座標原点からO’に移動する。
従来の方位センサは磁気センサ出力軌跡の円の中心値であるオフセットO’を以下のよ
うな方法で算出する。
計測し取得した磁気センサの出力値を(xn、yn)とし(n=1,2,・・・)、
オフセットO’を(xo,yo)とすると、次の式が成り立つ。
(xn−xo)+(yn−yo)=R ・・・(1)
ただし、Rは円の半径。
ここで未知数はxo、yo、Rの3つなので、最低3つの連立方程式があれば、xo、yoを求めることができる。つまり3回以上の計測を行うことにより、xo、yoを求めることができる。具体的には、
(x1−xo)+(y1−yo)=R
(x2−xo)+(y2−yo)=R
(x3−xo)+(y3−yo)=R ・・・(2)
の連立方程式が得られ、上記式(2)を展開して、
xo={−(y3−y2)(y2−y1)(y1−y3)+x1(y3−y2)+x2(y1−y3)+x3(y2−y1)}/{2(x1(y3−y2)+x2(y1−y3)+x3(y2−y1))} ・・・(3)
yo={−(x3−x2)(x2−x1)(x1−x3)+y1(x3−x2)+y2(x1−x3)+y3(x2−x1)}/{2(y1(x3−x2)+y2(x1−x3)+y3(x2−x1))} ・・・(4)
を得て、式(3)、式(4)を用いて目的のオフセット(xo,yo)を得ることが出来る。
このようにして得たオフセット(xo、yo)を基に、磁気センサ出力(xn、yn)から下記のように方位を求めることで正しい方位θを算出することができる。
θ=arctan{(yn−yo)/(xn−xo)} ・・・(5)
特開昭56−6169号公報(第2頁、図2)
しかしながら、特許文献1に示した従来の方位センサは、モータなどの可動磁性体が近接している場合には、可動磁性体が刻々と磁場が変動させてしまうため磁気センサの出力軌跡が円を描かず、その結果、オフセットを算出することが不可能となり、方位を算出することも不可能となってしまうという欠点あった。
特にアナログ腕時計の場合、可動磁性体である指針を駆動するステップモータが必要であり、かつ機器自体が極めて小さいため、磁気センサをステップモータの極めて近傍に配置しなければならず、従来からアナログ腕時計へ磁気センサを搭載することは不可能とされてきた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決しようとするもので、可動磁性体が近接している場合でも、正しいオフセットを算出し、方位を得ることができる方位センサおよび電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の方位センサおよびそれを備えた電子機器は、基本的に下記に示す構造を採用するものである。
本発明の方位センサは、地磁気を検出し方位を算出する方位センサであって、2軸以上
の地磁気を検出して磁気センサ出力を出力する磁気センサと、磁束発生源を移動可能とした可動磁性体と、当該可動磁性体を駆動すると共に可動磁性体の姿勢情報を出力する制御手段と、可動磁性体の姿勢により変化する磁気センサ出力の変化量を予め記憶するメモリと、制御手段が出力する姿勢情報と、メモリに予め記憶されている磁気センサ出力の変化量とに基づき、磁気センサ出力を補正して補正後の磁気センサ出力を出力する補正手段と、補正後の磁気センサ出力の中心値であるオフセットを算出して出力するオフセット算出手段と、当該オフセット算出手段が出力したオフセットに基づき方位を算出して出力する方位算出手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の方位センサは、前述した可動磁性体が、高透磁率の材料で形成された磁芯と、当該磁芯に巻回した導線と、磁芯に磁気的に接続されたステータと、当該ステータのほぼ中央に回転可能に配設されたロータ磁石とを有することを特徴とするものである。
本発明の電子機器は、前述した方位センサを有し、方位算出手段にて出力する方位を表示する方位表示手段をさらに備えることを特徴とするものである。
本発明の方位センサおよびそれを備えた電子機器は、可動磁性体を駆動すると共に可動磁性体の姿勢情報を出力する制御手段と、姿勢情報に基づき磁気センサ出力を補正する補正手段とを設けたため、常に安定した正しいオフセットを求めることができ、それによって正しい方位を得ることができる。
以下図面により本発明の実施の形態を詳述する。
図1は、本発明の方位センサを示す構成図である。図2は、本発明の方位センサの可動磁性体を示す構成図である。図3は、本発明の方位センサの磁気センサ出力を示す図である。図4は、本発明の方位センサのメモリに記憶される差分のテーブルを示す図である。図5は、本発明の方位センサの動作のフローチャートである。
[構造説明:図1、図2]
まず、本発明の方位センサ100の構成について図1を用いて説明する。
図1に示す様に、本発明の方位センサ100は、2軸以上の地磁気を検出する検出し、現在の磁気センサ出力1aを出力する、磁気抵抗素子(MR素子)や、フラックスゲート型の磁気センサからなる磁気センサ1と、ステップモータのように特定の磁気を帯び、磁束発生源を移動可能とした、例えば、所定の周期で2つ以上の姿勢を取って繰り返し移動する磁束発生源を備えた可動磁性体2とを有して構成される。この可動磁性体2の構成については、後段で詳述する。
また、方位センサ100は、所定の周期で2つ以上の姿勢を取って、磁束発生源を繰り返し移動する様に可動磁性体2を駆動すると共に、可動磁性体2の姿勢情報3bを出力するマイクロコントローラからなる制御手段3と、可動磁性体2における磁束発生源の各姿勢により変化する磁気センサ出力の変化量を予め記憶するEPROMやフラッシュメモリからなるメモリ4と、制御手段3が出力する姿勢情報3bとメモリ4の情報(差分4a)とに基づき磁気センサ1から出力される、現在の磁気センサ出力1aを補正して補正後の磁気センサ出力5aを出力する補正手段5とを有する。
さらに、方位センサ100は、補正後の磁気センサ出力5aの中心値であるオフセット6aを算出して方位算出手段7に出力するオフセット算出手段6と、オフセット算出手段6が出力したオフセット6aに基づき方位θを算出して出力する方位算出手段7とを有して構成される。
次に、上述した可動磁性体2の構成について図2を用いて説明する。
図2に示す様に、可動磁性体2は、高透磁率の材料で形成された磁芯10と、電流を流し磁場を発生するための磁芯に巻回した導線11と、磁芯に磁気的に接続されたステータ12と、ステータ12のほぼ中央に回転可能に配設されたロータ磁石13とを有して構成される。このロータ磁石13は、上述した磁束発生源に相当するものである。
[動作説明:図1、図2、図3、図4]
次に、本発明の方位センサ100における可動磁性体2の動作について図2を用いて説明する。
まず、制御手段3は、可動磁性体2における導線11に、1秒ごとに逆方向の電流を流すことで、磁芯10、ステータ12に1秒ごとに反転磁場を発生させる。
本図に示すロータ磁石13は2極の円柱形をした永久磁石(磁束発生源)であり、前記の1秒ごとの反転磁場に応じて、180度ごと回転する。図示しないが、アナログ腕時計は、このロータ磁石13の回転を輪列歯車によって力を伝達して秒針、分針、時針等からなる指針を駆動し、所定の時刻を表示する。そして、このアナログ式電子時計に上述した方位センサ100を搭載することで、時刻表示と共に、方位表示手段によって方位を表示できる様になっている。なお、この方位表示手段とは、アナログ式電子時計に搭載される液晶パネル等により機器が向いている方位を表示したり、秒針、分針、時針とは異なる指針によって、機器の方位を表示することを意味する。
次に、可動磁性体2の近傍に配置した磁気センサ1の出力について、図3を用いて説明する。図3は、方位センサ100を含む電子機器を水平状態下で一周回させたときのX軸、Y軸磁気センサのそれぞれの磁気センサ出力の関係を示したものである。図3に示す横軸VxがX軸の磁気センサ出力であり、縦軸VyがY軸の磁気センサ出力である。
これらX軸、Y軸磁気センサを備えた電子機器を一周回させたとき、これら磁気センサ出力は円形状の軌跡をとる。ただし、前記のようにロータ磁石13は1秒ごとに180度回転する。すなわちロータ磁石13の姿勢が2つ存在し、この影響によって磁気センサ出力は、一方の姿勢の場合は、図3に示すP0点を中心とする円C0上に、他方の姿勢の場合は、P1点を中心とする円C1上に現れる。
ここで重要なのは、電子機器の着磁等によって、円の中心座標P0、P1は移動するが、P0とP1の相対的な差分(Δx1、Δy1)は変化しない。これは、(Δx1、Δy1)がロータ磁石13の磁力にのみ依存した値であるためである。
次に、本発明の方位センサ100の動作について図1〜図4を用いて説明する。
図1に示す様に、磁気センサ1は地磁気を検出して、現在の磁気センサ出力1aを出力する。
また、制御手段3は、導線11(図2参照)に電流を流すなどの方法で制御信号3aを導線11に入力して、可動磁性体2内のロータ磁石13を所定の周期(1秒毎の180度の周期)で回転駆動させる。また、制御手段3は、可動磁性体2の駆動状態(導線11に流す電流の方向)によって現在の可動磁性体2におけるロータ磁石13の姿勢を判別できるので、これを姿勢情報3bとして補正手段5に出力する。
メモリ4には、予め可動磁性体2の姿勢に応じた磁気センサ出力の差分を記憶しておく。例えば、図3で示したように、ロータ磁石13の姿勢が2つ存在する場合は、一方の姿勢(例えば、出力円がC0上に現れる姿勢)を基準姿勢とし、他方の姿勢(出力円がC1
上に現れる姿勢)の時の出力の差分(Δx1、Δy1)を、図4(a)のようなルックアップテーブルとして記憶しておく。なお、ロータ磁石13の姿勢が2つ以上の場合は、その姿勢の数だけ、あるいはロータ磁石13自体が複数ある場合は、それぞれのロータ磁石13の姿勢の組み合わせの数だけ、図4(b)のようにしてルックアップテーブルを作成して、差分を記憶しておけばよい。
補正手段5は、制御手段3が出力する現在の姿勢情報3bを基に、メモリ4に記憶されている、図4(a)に示したルックアップテーブルを参照し、現在の姿勢に対応する差分4aを得て、磁気センサ1の出力である現在の磁気センサ出力1aから、この差分4aを差し引き、現在の磁気センサ出力1aの補正を行い、オフセット算出手段6および方位算出手段7に、補正後の磁気センサ出力5aを出力する。この様に現在の磁気センサ出力1aを補正することで、補正後の磁気センサの出力5aは、基準姿勢の出力円上に現れる。つまり、図3の場合、円C1上の現在の磁気センサ出力1aは補正されることで、すべて基準姿勢の出力円であるC0上に現れる。
オフセット算出手段6は、一般に良く知られた数学的手法、例えば従来技術で示した式(1)から(4)を用いることで、補正後の磁気センサ出力5aの内から任意の円上の点を選択して、円の中心座標であるオフセット6aを算出し、方位算出手段7に出力する。なお、ここで示した任意の円状の点とは、磁気センサ出力の内の異常出力値を除いた点であり、かつできるだけ離れた3点以上の点を選択して、オフセット6aを算出することが望ましい。
なお、上記式(1)〜式(4)を用いた従来技術の手法のみならず、ニュートンラプソン法などの数値計算手法を用いてオフセット6aを求めても構わない。
また、方位算出手段7は、オフセット算出手段6が算出したオフセット6aと、補正手段5が出力した補正後の磁気センサ出力5aから、方位θを下記の式により算出して出力する。
θ=arctan{(yn−yo)/(xn−xo)} ・・・(6)
ただし、(xo,yo)はオフセット6aを、(xn,yn)は補正後の磁気センサ出力5aを示している。
次に、本発明の方位センサ100の動作フローについて図1、図2、図5を用いて説明する。
まず、制御手段3で可動磁性体2を駆動する(ステップS1)。
次に、ステップS1で可動磁性体2を駆動した後に、ロータ磁石13の姿勢が安定化するのを待つ(ステップS2)。具体的には、制御信号3aを可動磁性体2に入力してからロータ磁石13が180度回転駆動して一旦静止するのを待つ。これは、ロータ磁石13の姿勢が安定していない内に磁気センサ1からの磁気センサ出力を得てしまい、その出力値を使って次の演算を行うのを避けるためである。
ステップS2でロータ磁石13の姿勢が安定化した後、制御手段3からロータ磁石13の姿勢情報3bを取得し(ステップS3)、さらにこの姿勢情報3bに基づく差分4aをメモリ4から取得する(ステップS4)。
次に、磁気センサ1から現在の磁気センサ出力1aを得て(ステップS5)、この現在の磁気センサ出力1aからステップS4で取得した差分4aを差し引くことで、現在の磁気センサ出力1aを補正して補正後の磁気センサ出力5aを得る(ステップS6)。
この補正後の磁気センサ出力5aを用いてオフセット6aを算出し(ステップS7)、
最後に、オフセット6aと補正後の磁気センサ出力5aから方位θを算出する(ステップS7)。なお、ステップS3、S4、S5の順序は入れ替わっても良い。
これまでは、説明を簡単にするため、2軸の磁気センサを用いた方位センサ100の構成、演算手法およびそれを備えた電子機器について説明を行ったが、XYZの3軸磁気センサを設け、メモリに3軸分の差分を記憶することで、本発明の方位センサ100の構成を容易に3軸へ拡張できることは明白である。
また、これまでは、本発明の方位センサ100をアナログ腕時計に搭載した構成例ついて説明を行ったが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、磁束発生源が一定の周期に則って2つ以上の姿勢となり、この2つ以上の姿勢毎に、所定の磁場が発生する電子機器全般に適用することができる。
また、磁束発生源が非周期的に異なる姿勢を取る場合、例えば、非周期的な情報である温度や気圧を指針で指示するため、ロータ磁石を有しているアナログ腕時計などの場合についても、同様の方法を適用するできる。
このように、本発明の方位センサ100は、可動磁性体2を駆動すると共に可動磁性体2に含まれる磁束発生源の姿勢情報3bを出力する制御手段3と、この姿勢情報3bに基づき現在の磁気センサ出力1aを補正する補正手段5とを設けたため、正しいオフセット6aを求めることができ、それによって正しい方位θを得ることができる。
本発明の方位センサ100は、高精度な方位θを求められる機器に適用することができる。特に、小型の携帯型機器に本発明の方位センサ100を搭載するのに好適である。
本発明の方位センサを示す構成図である。 本発明の方位センサの可動磁性体を示す構成図である。 本発明の方位センサの磁気センサ出力を示す図である。 本発明の方位センサのメモリに記憶される差分のテーブルを示す図である。 本発明の方位センサの動作のフローチャートである。 従来の方位センサを示す出力軌跡図である。
符号の説明
1 磁気センサ
1a 現在の磁気センサ出力
2 可動磁性体
3 制御手段
3a 制御信号
3b 姿勢情報
4 メモリ
4a 差分
5 補正手段
5a 補正後の磁気センサ出力
6 オフセット算出手段
6a オフセット
7 方位算出手段
10 磁芯
11 導線
12 ステータ
13 ロータ磁石
100 方位センサ

Claims (3)

  1. 地磁気を検出し方位を算出する方位センサであって、
    2軸以上の地磁気を検出して磁気センサ出力を出力する磁気センサと、
    磁束発生源を移動可能とした可動磁性体と、
    前記可動磁性体を駆動すると共に前記磁束発生源の姿勢情報を出力する制御手段と、
    前記磁束発生源の姿勢により変化する磁気センサ出力の変化量を予め記憶するメモリと、
    前記制御手段が出力する前記姿勢情報と、前記メモリに予め記憶されている前記磁気センサ出力の変化量とに基づき、前記磁気センサ出力を補正して補正後の磁気センサ出力を出力する補正手段と、
    前記補正後の磁気センサ出力の中心値であるオフセットを算出して出力するオフセット算出手段と、
    前記オフセット算出手段が出力した前記オフセットに基づき方位を算出して出力する方位算出手段と、
    を備えたことを特徴とする方位センサ。
  2. 前記磁束発生源は、ロータ磁石であり、
    前記可動磁性体は、
    高透磁率の材料で形成された磁芯と、
    前記磁芯に巻回した導線と、
    前記磁芯に磁気的に接続されたステータと、
    前記ステータのほぼ中央に回転可能に配設された前記ロータ磁石と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の方位センサ。
  3. 請求項1または2の方位センサを有し、前記方位算出手段にて出力する方位を表示する方位表示手段をさらに備える
    ことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012194157A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Citizen Holdings Co Ltd 電子時計
JP2013002908A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Yamaha Corp 地磁気測定装置、オフセット決定方法、及びオフセット決定プログラム

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