JP2008180205A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化触媒に還元剤を供給するときの効率をより高くすることができる技術を提供する。
【解決手段】排気浄化触媒7と、排気浄化触媒7よりも上流に還元剤を供給する還元剤供給手段8と、タービン42を有するターボチャージャ4と、排気を貯蔵する排気貯蔵手段20と、タービン42よりも上流の排気通路6と排気貯蔵手段20とを接続する排気導入路21と、排気通路6を流れる排気の状態が所定の状態であるときに排気導入路21に排気を流して排気貯蔵手段20に排気を貯蔵させる排気導入量調節手段10と、還元剤供給手段8により還元剤を供給するときに排気貯蔵手段20から排気通路6へ排気を供給する排気供給手段10と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排気通路に吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒という。)を配置する技術が知られている。このNOx触媒は、流入する排気の酸素濃度が高いときに排気中
のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときに、吸蔵
していたNOxを還元する。そして、NOx触媒よりも上流の排気中に燃料を添加することにより、該NOx触媒に吸蔵されていたNOxを還元することができる。
このようにNOxを還元するためには、燃料添加等によりNOx触媒に流入する排気の空燃比をリッチ空燃比としなければならない。ここで、燃料添加前の排気の空燃比がリーン空燃比の場合には、リーン空燃比から理論空燃比まで低下させる分の燃料はNOxの還元
に関与しない。つまり、リーン空燃比の排気がNOx触媒へ多く流入するとNOxの還元に関与しない燃料をより多く添加しなくてはならないため、燃費が悪化してしまう。また排気の流量が多くなると燃料がNOx触媒をすり抜け易くなる。
これらに対し排気の流量が少ないときに燃料を添加すると、排気中の酸素量が少ないためにより少ない燃料量で排気の空燃比をリッチとすることができ、さらに燃料のすり抜けを抑制することができる。
また、排気の一部を取り出した後に加圧し、この加圧した排気を燃料と共に噴射することで、燃料の霧化を促進させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、ポンプを用いることにより燃費が悪化する虞がある。また、燃料と共に噴射する排気の状態によっては燃料の蒸発の度合いが変わることがある。さらに、排気の流量が少ないときには添加された燃料がNOx触媒に届き難くなったり、燃料がNOx触媒の全体に分散し難くなったりする虞がある。
特開2004−308549号公報 特開2006−90272号公報 特開平8−200047号公報
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化触媒に還元剤を供給するときの効率をより高くすることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の排気浄化装置は、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関の排気浄化装置は、
内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒よりも上流の排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記排気通路の途中にタービンを有するターボチャージャと、
排気を貯蔵する排気貯蔵手段と、
前記タービンよりも上流の排気通路と前記排気貯蔵手段とを接続する排気導入路と、
前記排気通路を流れる排気の状態が所定の状態であるときに前記排気導入路に排気を流して前記排気貯蔵手段に排気を貯蔵させる排気導入量調節手段と、
前記還元剤供給手段により還元剤を供給するときに前記排気貯蔵手段から前記排気通路へ排気を供給する排気供給手段と、
を備えることを特徴とする。
排気浄化触媒は還元剤供給手段から還元剤を供給することにより排気を浄化したり、排気の浄化能力が回復されたりする。
ここで、排気通路の途中にタービンを有するターボチャージャを備えていると、該タービンよりも上流側(つまり内燃機関側)の圧力が下流側(つまり大気側)の圧力よりも高くなる。つまり、タービンよりも上流側と下流側とには、圧力差がある。この圧力差は、内燃機関の回転数が高くなったり負荷が大きくなったりすることでより大きくなる。
すなわち、タービンよりも上流側では排気の圧力が上昇し易いため、ここに排気導入路を接続させることにより、排気貯蔵手段に排気を導入し易くなる。そして、「排気の状態が所定の状態である」とは、例えば還元剤を蒸発させるための温度条件を満たしていたり、還元剤を排気浄化触媒に到達させるための圧力条件を満たしていたりすることをいう。
このような所定の状態にある排気を排気貯蔵手段により貯蔵し、還元剤供給手段からの還元剤供給に合わせて排気通路へ供給する。これにより、排気貯蔵手段からの排気の流れに乗って還元剤が排気浄化触媒に到達することができる。なお、還元剤供給手段により還元剤が供給されるのは、内燃機関の低負荷運転時や減速時としても良い。このような状態では、排気通路内の圧力が低くなるため、排気貯蔵手段から排気通路へ排気を放出し易くなる。
そして、排気貯蔵手段に貯蔵されているのは排気であるため、該排気の持つ熱により還元剤の蒸発を促進させることができる。また、排気を供給することにより、排気浄化装置の全体に還元剤を分散して供給することができる。さらに、内燃機関からの排気を用いることにより、空気を用いる場合と比較して酸素濃度を低くすることができるため、還元剤の供給量を減少させることができる。
本発明においては、前記内燃機関の吸気通路の通路面積を調節するスロットルをさらに備え、
前記排気供給手段により排気が供給されるときは、供給されないときよりも前記スロットルの開度を小さくすることができる。
ここで、スロットルの開度が大きいほど排気の流量が多くなり、排気中の酸素量が多くなる。そのため、排気中の還元剤濃度を低下させるためにより多くの還元剤を供給しなくてはならなくなる。これに対し、スロットルの開度を小さくすることにより、還元剤の供給量を減少させることができる。
本発明においては、前記排気供給手段は、前記タービンよりも下流で且つ前記排気浄化触媒よりも上流の排気通路と前記排気貯蔵手段とを接続し該排気貯蔵手段内のガスを該排気通路に放出する排気放出路を含んで構成されることができる。
このように排気放出路をタービンよりも下流の圧力が低い箇所に接続することで、排気を排気貯蔵手段から放出し易くすることができる。つまり、タービンよりも上流側と下流側との圧力差を利用して、排気貯蔵手段から排気をより速やかに放出させることが可能となる。
また、排気導入路と排気放出路とを夫々備えることにより、排気の導入と放出とを1つ
の通路で行なう場合と比較して、応答性をより向上させることができる。
本発明においては、前記内燃機関が定常運転から過渡運転に移行してからの所定時間は前記排気貯蔵手段へ排気を貯蔵させることを禁止する貯蔵禁止手段を備えることができる。
ここで内燃機関の過渡運転時には、タービンの回転数を速やかに高めることが望まれる。しかし、排気通路から排気貯蔵手段に排気が取り込まれると、タービンを通過する排気の量が減少するため、該タービンの回転数が上昇し難くなる。これに対し過渡運転時に移行してからの所定期間は排気貯蔵手段に排気を貯蔵させることを禁止することで、その間はタービンを通過する排気の量をより多くすることができるため、より速やかな加速が可能となる。つまり所定時間は、要求される加速性能に応じて決定することができる。
本発明においては、前記排気供給手段は、前記排気貯蔵手段に貯蔵されている排気を前記還元剤供給手段よりも上流の排気通路へ供給することができる。
つまり排気貯蔵手段に貯蔵されている排気を還元剤供給手段よりも上流に供給することにより、該排気の流れに還元剤を乗せることができるため、還元剤を容易に排気浄化触媒へ到達させることができる。なお、還元剤供給手段よりも上流の排気通路とは、還元剤供給手段から還元剤が供給される範囲よりも上流の排気通路としても良い。
本発明においては、前記排気貯蔵手段から排気通路へ流入する前の排気の流れの中に前記還元剤供給手段を配置し、且つ該還元剤供給手段からの還元剤の供給方向が前記排気貯蔵手段から排気通路へ供給する排気の下流方向となるように該還元剤供給手段を配置することができる。
このようにすることで、排気貯蔵手段から排気通路へ流入するときの流速の速い排気の中に還元剤を供給することができるため、該還元剤の蒸発を促進させることができる。また、排気貯蔵手段からの排気の流れに還元剤を乗せることができる。なお、排気放出路の途中に還元剤供給手段を配置しても良い。
本発明においては、前記還元剤供給手段は、前記排気貯蔵手段から排気通路へ供給される排気が該還元剤供給手段に到達してから還元剤を供給することができる。
このようにすることで、排気貯蔵手段から排気通路へ供給される排気の流れの中に還元剤を供給することができるため、排気の流れの中に還元剤をより確実に乗せることができる。
本発明においては、前記排気供給手段は、前記還元剤供給手段から供給される還元剤が前記排気浄化触媒へ到達するまで前記排気貯蔵手段から排気通路へ排気を供給することができる。
このようにすることで、還元剤供給手段から供給される還元剤をより多く排気浄化触媒に到達させることができる。
本発明によれば、排気浄化触媒に還元剤を供給するときの効率をより高くすることができる。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関1とその吸・排気通路の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する4サイクル・ディーゼルエンジンである。
内燃機関1には、吸気通路3が接続されている。吸気通路3の途中には、ターボチャージャ4のコンプレッサ41が設けられている。また、コンプレッサ41よりも内燃機関1側(つまり下流側)の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量を調節するスロットル5が設けられている。
一方、内燃機関1には、排気通路6が接続されている。排気通路6の途中には、ターボチャージャ4のタービン42と接続されている。タービン42よりも下流の排気通路6には、吸蔵還元型NOx触媒7(以下、単にNOx触媒7という。)が設けられている。NOx触媒7は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを還元する機能を有
する。なお、本実施例においてはNOx触媒7が、本発明における排気浄化触媒に相当す
る。また、排気浄化触媒として選択還元型NOx触媒を採用することもできる。
さらに、本実施例では、排気通路6内を流通する排気中に還元剤たる燃料(軽油)を供給する燃料添加弁8を備えている。この燃料添加弁8は、後述するECU10からの信号により開弁して燃料を噴射する。そして、燃料添加弁8から排気通路6内へ噴射された燃料は、排気の空燃比をリッチにすると共に、NOx触媒7に吸蔵されていたNOxを還元する。NOx還元時には、NOx触媒7に流入する排気の空燃比を比較的に短い周期でスパイク的(短時間)にリッチとする、所謂リッチスパイク制御を実行する。なお、本実施例においては燃料添加弁8が、本発明における還元剤供給手段に相当する。
また、本実施例では排気通路6を流通する排気の一部を貯蔵するタンク20が設けられている。このタンク20には、接続路21の一端が接続され、該接続路21の他端は燃料添加弁8の周辺に接続されている。また、接続路21の途中には、該接続路21の通路面積を可変とする調節弁22が備えられている。なお、前記燃料添加弁8から燃料を噴射される位置に、タンク20から排気通路6へ供給された排気が流れるように、燃料添加弁8および接続路21を設置している。なお、本実施例においてはタンク20が、本発明における排気貯蔵手段に相当する。また、本実施例においては接続路21が、本発明における排気導入路に相当する。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU10が併設されている。このECU10は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御する。
ECU10には、アクセルペダル11の踏み込み量を検出するアクセル開度センサ12と、内燃機関1に取り付けられ機関回転数を検出するクランクポジションセンサ13が電気配線を介して接続され、これらセンサの出力信号が入力されるようになっている。
また、ECU10には、スロットル5、燃料添加弁8、調節弁22等が電気配線を介して接続され、ECU10によりこれらを制御することが可能になっている。
そして、本実施例では、燃料添加弁8から燃料を噴射する前に、内燃機関1が予め設定
されている運転状態となったときにタンク20へ排気を貯蔵する。たとえば排気通路6を流れる排気の温度が所定温度以上となり且つこの排気の圧力が所定圧力PA以上となったときであって、タンク20内の排気の温度が所定温度未満若しくはタンク20内の排気の圧力が所定圧力PA未満のときに排気が貯蔵される。
このときの所定温度は、たとえば燃料を容易に蒸発させることのできる温度として予め実験等により求めておく。また、所定圧力PAは、たとえば燃料添加弁8から噴射された燃料をNOx触媒7まで到達させることができる圧力として予め実験等により求めておく
。さらに、燃料添加弁8から噴射された燃料がNOx触媒7まで到達するようにタンク2
0の容積を設定する。
また、内燃機関1が所定の回転数以上で且つ所定の負荷以上で運転されているときに排気をタンク20へ貯蔵しても良い。この所定の回転数及び所定の負荷は、前記所定温度または所定圧力PAが得られる機関回転数及び機関負荷として予め実験等により求めておく。
タンク20へ排気を貯蔵するときには調節弁22が開弁される。このときには排気通路6よりもタンク20の圧力が低くなっているので、接続路21を排気通路6からタンク20に向かって排気が流れる。そして、タンク20内の圧力が前記所定圧力PA以上となったときに調節弁22が閉弁される。なお、本実施例においてはこのように調節弁22を制御してタンク20に排気を貯蔵させるECU10が、本発明における排気導入量調節手段に相当する。
ここで、接続路21をタービン42よりも上流側に接続することにより、内燃機関1の高回転高負荷運転時には該タービン42よりも上流側の圧力が高くなり、より高圧の排気をタンク20内に貯蔵することができる。
このようにタンク20に排気が貯蔵された後であって燃料添加弁8から燃料を噴射させるときに調節弁22が開弁される。ここで、本実施例ではリッチスパイク制御を内燃機関1の低回転低負荷運転時または減速中に行なう。このような運転状態では、排気の流量が少ないために酸素量が少なくなるので、必要となる燃料量が少なくなる。さらに排気通路6内の圧力がより低くなるため、タンク20内の圧力よりも排気通路6内の圧力が低くなる。つまり、調節弁22を開弁することにより、タンク20から排気通路6に向かって排気が流れる。なお、本実施例においては燃料添加弁8から燃料を供給するときにタンク20から排気通路6へ排気を供給するECU10が、本発明における排気供給手段に相当する。
このタンク20から排気通路6に供給された排気の流れに乗って燃料がNOx触媒7に
到達する。また、温度の高い排気をタンク20に貯蔵していたため、該排気の温度により燃料の蒸発が促進される。そのため、NOx触媒7の広い範囲に燃料を供給することがで
きる。
また、タンク20に貯蔵されるのは排気であるため酸素濃度が低い。そのため、より少ない燃料でNOxを還元させることができる。
さらに、タンク20の容積若しくはタンク20内の圧力を調節したり、または調節弁22の開閉時期を調節したりすることにより、タンク20から排気通路6へ過剰な量の排気が供給されることを抑制できる。これにより、燃料がNOx触媒7をすり抜けることを抑
制できる。
<スロットル制御>
なお、本実施例においては、タンク20から排気通路6へ排気を供給するときは供給しないときと比較して、スロットル5を閉じても良い。これは、タンク20から排気通路6へ排気を供給しないとき、または燃料添加弁8から燃料を添加していないときと比較してスロットル開度を閉じ側としても良い。また、必要以上に減速しない範囲でスロットル開度を小さくしても良い。
ここで、一般にアクセルペダル11を全く踏んでいない場合であっても、スロットル5により吸気通路3が完全に遮断されることはない。たとえば隙間を残してスロットル5を閉じたり、スロットル5をバイパスする通路が設けられたりして、少量の空気が該スロットル5を通過する。そのため、減速中であっても吸気通路3を空気が流れる。これに対し本実施例では、通常の低回転低負荷時または減速時と比較して吸気量が少なくなるようにスロットル5を閉じ側とする。
ここで、タンク20に貯蔵されている排気を排気通路6に供給すると、この排気はタービン42を通過するため、該タービン42の回転数を上昇させたり、回転数の低下を抑制したりする。そのため、コンプレッサ41の回転数が通常よりも高くなり、吸気量が多くなってしまう。この吸気量が増加すると排気中の酸素量も増加するため、NOxの還元に
要する燃料量が増加してしまう。
これに対し、スロットル5を閉じると吸気量を減少させることができる。これにより、燃料添加弁8からの燃料供給量を減少させることができる。
<定常運転から過渡運転に移行後においてタンク20に排気を取り込む時期>
本実施例においては、定常運転から加速運転に切り替わるときに、切り替わってからの所定時間はタンク20に排気を貯蔵することを禁止してもよい。ここで、タービン42よりも上流から排気を取り込み、この排気をタンク20に貯蔵すると、タービン42を通過する排気の量が減少する。そのため、定常運転から加速運転に切り替わる初期にタンク20に排気を取り込むと、タービン42の回転数の上昇が緩慢となり、加速も緩慢となる。
これに対し、加速を開始してからの所定の時間はタンク20に排気を取り込まないようにすれば、速やかにタービン42の回転数を上昇させることができる。これにより、速やかな加速が可能となる。
ここで、排気の取り込みを禁止する所定の時間は、定常運転時においてタービン42よりも上流の排気の圧力が低いほど、長くする。
ここで、図2は、タービン42よりも上流の排気の圧力(以下、背圧という。)と、タンク20に排気を取り込む時期と、の関係を示したタイムチャートである。図2(A)は定常運転時の背圧が比較的低いとき、図2(B)は定常運転時の背圧が中程度のとき、図2(C)は定常運転時の背圧が比較的高いときを示している。
図2において、(X)は定常運転から加速運転に切り替わる点、(Y)は背圧に応じて排気の取り込みが禁止される期間の終点、(Z)はタンク20への排気の取り込みが開始される点を夫々示している。
図2(A)では、定常時の背圧P1が比較的低いため、排気の取り込みが禁止される期間ΔT1が比較的長い。そして、排気の取り込みが禁止される期間ΔT1の経過後の背圧P2は、前記所定圧力PAよりも高くなっている。そのため、排気の取り込みが禁止される期間ΔT1の経過後すぐにタンク20に排気を取り込むことができる。
図2(B)では、定常時の背圧P3が中程度のため、排気の取り込みが禁止される期間ΔT2も中程度となる。つまり、図2(A)の場合と比較して禁止される期間が短い。そして、排気の取り込みが禁止される期間ΔT2の経過後の背圧P4は、前記所定圧力PAよりも高くなっている。そのため、排気の取り込みが禁止される期間ΔT2の経過後すぐにタンク20に排気を取り込むことができる。
図2(C)では、定常時の背圧P5が比較的高いため、排気の取り込みが禁止される期間ΔT3が比較的短い。そして、排気の取り込みが禁止される期間ΔT3の経過後の背圧P6は、前記所定圧力PAよりも低くなっている。そのため、排気の取り込みが禁止される期間ΔT3の経過後すぐにはタンク20に排気を取り込むことができない。その後、背圧が前記所定圧力PA以上となってからタンク20に排気を取り込むことができる。
次に図3は、タンク20に排気を取り込むときのフローを示したフローチャートである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、タンク20内の圧力が前記所定圧力PA未満であるか否か判定される。つまり、タンク20から排気通路6へ排気を供給することができない状態となっているか否か判定される。
ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方否定判定がなされた場合にはタンク20に排気を取り込む必要は無いので本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS102では、過渡運転中であるか否か判定される。機関回転数又は機関負荷の少なくとも一方の変化量が予め定められた値よりも大きい場合に過渡運転中であると判定される。
ステップS102で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS107へ進む。
ステップS103では、カウンタに本ルーチンの前回実行時から今回実行時までの経過時間が加算される。このカウンタは、定常運転から過渡運転に移行してからの経過時間TCをカウントするものである。
ステップS104では、ステップS103で算出された経過時間TCが排気取込禁止時間ΔTA以上であるか否か判定される。排気取込禁止時間ΔTAは、後述するステップS108にて算出される。
ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。なお、ステップS104で否定判定をするECU10が、本発明における貯蔵禁止手段に相当する。
ステップS105では、背圧が前記所定圧力PA以上であるか否か判定される。つまり、タービン42の回転数が十分に上昇していても、背圧が低い場合にはタンク20へ排気を取り込むことが困難であり、さらにタンク20から排気通路6へ排気が流出してしまう虞もあるため、背圧が所定圧力PAよりも低い場合には調節弁22を開弁させない。
ステップS105で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS106では、タンク20への排気の取り込みが許可される。
ステップS107では、背圧が前記所定圧力PA以上であるか否か判定される。ステップS105と同様の処理がなされる。定常運転中であるため、背圧が所定圧力PA以上であれば直ぐにタンク20内に排気が取り込まれる。このようにして定常運転中にタンク20内に排気が取り込まれれば、過渡運転中に排気を取り込む必要がなくなるため、排気取込禁止時間ΔTAを算出する必要は無い。
ステップS107で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS108へ進む。
ステップS108では、排気取込禁止時間ΔTAが算出される。この排気取込禁止時間ΔTAは、現時点におけるタービン42よりも上流の排気通路6内の圧力が低いほど、長くする。この関係は予め実験等により求めてマップ化しておく。
このようにして、定常運転時の背圧に応じてタンク20へ排気を取り込むタイミングを決定することができる。
<タンク20からの排気の供給を開始する時期>
タンク20から排気通路6への排気の供給を開始するタイミングを以下のようにして決定しても良い。
ここで、調節弁22が開弁されてからタンク20内の排気が燃料添加弁8に到達するまでにはある程度の時間を要する。そのため、燃料添加弁8からの燃料噴射の開始と調節弁22の開弁とを同時に行なうと、燃料添加弁8から燃料噴射をするときに、該燃料添加弁8の付近では排気の流れが殆どない。これにより、燃料添加弁8から噴射された燃料が排気通路6の壁面に付着する虞がある。
これに対し、燃料添加弁8から燃料が噴射されるときに、タンク20からの排気が該燃料添加弁8に到達しているように、燃料添加弁8から燃料が噴射される前にタンク20からの排気の供給を開始する。つまり、調節弁22を開弁する時期をタンク20からの排気が該調節弁22の開弁から燃料添加弁8に到達するまでの時間分早める。これにより、燃料をタンク20からの排気の流れに乗せることができる。
ここで、図4は、タンク20からの排気の供給を開始するときのフローを示したフローチャートである。本ルーチンはリッチスパイク制御と同時に実行される。
ステップS201では、タンク20内の圧力が前記所定圧力PA以上であるか否か判定される。つまり、タンク20内に排気が規定量以上貯蔵されているか否か判定される。
ステップS201で肯定判定がなされた場合にはステップS202へ進み、一方否定判定がなされた場合には調節弁22を開弁しても十分な量の排気を供給することができないので本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS202では、調節弁22が開弁されてからタンク20内の排気が燃料添加弁8に到達するまでの時間SAが算出される。つまり、排気が調節弁22から燃料添加弁8まで移動するために要する時間が算出される。この時間SAは、排気通路6内の圧力と、タンク20内の圧力と、に応じて変わるため、予めこれらの関係を実験等により求めてマップ化しておく。なお、排気通路6内の圧力は内燃機関1の吸入空気量と相関関係がある
ため、排気通路6内の圧力に代えて吸入空気量を用いても良い。
ステップS203では、燃料添加弁8からの燃料噴射が開始されるまでの時間SBがステップS202で算出された時間SA以下であるか否か判定される。ここで、調節弁22を開弁する時期が遅すぎると燃料が壁面に付着する虞がある。一方、調節弁22を開弁する時期が早すぎるとタンク20内の排気を無駄に消費してしまう。そのため、燃料添加弁8から燃料が開始されるまでの時間がステップS202で算出された時間以下となったときに調節弁22が開弁される。
ステップS203で肯定判定がなされた場合にはステップS204へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS204では、調節弁22が開弁される。これによりタンク20から排気通路6へ排気が供給される。このときにスロットル5の開度を小さくしても良い。
このようにして燃料添加弁8から噴射される燃料をより確実に排気の流れに乗せることができる。
<タンク20からの排気の供給を終了する時期>
タンク20から排気通路6への排気の供給を終了させるタイミングを以下のようにして決定しても良い。
ここで、燃料添加弁8から噴射された燃料が、タンク20からの排気の流れに乗ってNOx触媒7に到達するまでにはある程度の時間を要する。そのため、燃料添加弁8からの
燃料噴射の終了と調節弁22の閉弁とを同時に行なうと、燃料噴射が終了する直前に噴射された燃料がNOx触媒7に到達する前に排気の流れが殆ど無くなってしまう。これによ
り、燃料添加弁8から噴射された燃料がNOx触媒7へ到達しなくなる虞がある。
これに対し、燃料添加弁8から噴射された燃料が全てNOx触媒7に到達するように、
燃料添加弁8からの燃料噴射が終了した後にタンク20からの排気の供給を終了させる。つまり、調節弁22を閉弁する時期を、燃料添加弁8の燃料噴射の終了から燃料がNOx
触媒7に到達するまでの時間分遅らせる。これにより燃料噴射の終了直前に噴射された燃料をNOx触媒7に到達させることができる。
ここで、図5は、タンク20からの排気の供給を終了するときのフローを示したフローチャートである。本ルーチンはリッチスパイク制御に伴って実行される。
ステップS301では、燃料添加弁8からの燃料噴射が終了しているか否か判定される。
ステップS301で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方否定判定がなされた場合にはタンク20からの排気の供給がまだ必要なため本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS302では、燃料添加弁8による燃料噴射が終了してから燃料がNOx触媒
7に到達するまでの時間SCが算出される。つまり、燃料添加弁8からNOx触媒7まで
燃料が移動するために要する時間が算出される。この時間SCは、排気通路6内の圧力と、タンク20内の圧力と、に応じて変わるため、予めこれらの関係を実験等により求めてマップ化しておく。なお、排気通路6内の圧力は内燃機関1の吸入空気量と相関関係があるため、排気通路6内の圧力に代えて吸入空気量を用いても良い。
ステップS303では、燃料添加弁8からの燃料噴射が終了してからの経過時間SDがステップS302で算出された時間SC以上であるか否か判定される。ここで、調節弁22を閉弁するタイミングが早すぎると燃料が排気通路6の壁面に付着する虞がある。また燃料がNOx触媒7へ到達しない虞がある。一方、調節弁22を閉弁するタイミングが遅
すぎるとタンク20内の排気を無駄に消費したり、燃料がNOx触媒7をすり抜けたりし
てしまう。そのため、燃料添加弁8からの燃料噴射が終了してからの経過時間SDがステップS302で算出された時間SC以上となったときに調節弁22が閉弁される。
ステップS303で肯定判定がなされた場合にはステップS304へ進み、一方否定判定がなされた場合には排気の供給を継続させるために本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS304では、調節弁22が閉弁される。これによりタンク20から排気通路6への排気の流れが停止される。このときにスロットル5の開度を大きくしても良い。
このようにして燃料添加弁8からの燃料噴射の終了直前に噴射された燃料をNOx触媒
7に到達させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、より多くの燃料をNOx触媒7へ到達させる
ことができるため、より少ない燃料でNOxの還元を行うことができる。これにより燃料
消費量を低減させることができるので、燃費の悪化を抑制することができる。
図6は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関1とその吸・排気通路の概略構成を示す図である。実施例1とは以下の点で異なる。
本実施例では、排気通路6を流通する排気の一部を貯蔵するタンク200が設けられている。このタンク200には、排気通路6からタンク200に排気を取り入れるための排気導入路201と、タンク200から排気通路6へ排気を供給するための排気放出路203と、が接続されている。そして、排気導入路201の途中には、該排気導入路201の通路面積を可変とする導入量調節弁202が備えられている。また、排気放出路203の途中には、該排気放出路203の通路面積を可変とする放出量調節弁204が備えられている。
排気導入路201は一端がタンク200に接続され、他端がタービン42よりも上流の排気通路6に接続されている。また、排気放出路203は一端がタンク200に接続され、他端がタービン42よりも下流で且つNOx触媒7よりも上流の排気通路6に接続され
ている。
そして、排気放出路203が接続されている箇所よりも下流で且つNOx触媒7よりも
上流の排気通路6に燃料添加弁8が取り付けられている。
その他のハードウェアについては実施例1と同様なので説明を省略する。
そして、タンク200へ排気を貯蔵するときには導入量調節弁202が開弁される。排気通路6よりもタンク200の圧力が低くなっているときに導入量調節弁202を開弁させることにより、排気が排気導入路201を排気通路6からタンク200に向かって流れる。そして、タンク200内の圧力が前記所定圧力PA以上となったときに導入量調節弁202が閉弁される。なお、本実施例においてはこのように導入量調節弁202を制御してタンク200に排気を貯蔵させるECU10が、本発明における排気導入量調節手段に
相当する。
ここで、接続路21をタービン42よりも上流側に接続することにより、内燃機関1の高回転高負荷運転時には該タービン42よりも上流側の圧力が高くなり、タンク200内により高温または高圧の排気を貯蔵することができる。
このようにタンク200に排気が貯蔵された後であって燃料添加弁8から燃料を噴射させるときに放出量調節弁204が開弁される。ここで、排気放出路203はタービン42よりも下流側の排気通路6に接続されているため、排気の圧力が該タービン42の抵抗により上流側よりも低くなっている。つまり、排気放出路203が接続されている箇所の排気通路6のほうがタンク200内よりも圧力が低くなっている。そのため、放出量調節弁204を開弁すると、タンク200から排気通路6へ向かって排気が流れる。なお、本実施例においては燃料添加弁8から燃料を供給するときにタンク200から排気通路6へ排気放出路203を介して排気を供給するECU10が、本発明における排気供給手段に相当する。
このようにすることで、機関回転数が高い場合若しくは機関負荷が高い場合であっても、タンク200から排気通路6へ排気を供給することができるので燃料をNOx触媒7へ
到達させることができる。また、タンク200に貯蔵されていた排気の温度により燃料の蒸発が促進される。さらに、NOx触媒7の広い範囲に燃料を分散させて供給することが
できる。
また、タンク200に貯蔵されるのは排気であるため酸素濃度が低い。そのため、より少ない燃料でNOxを還元させることができる。
そして、タンク200の容積若しくはタンク200内の圧力を調節したり、または導入量調節弁202若しくは放出量調節弁204の開閉時期を調節したりすることにより、タンク200から排気通路6へ過剰な量の排気が供給されることが抑制される。これにより、燃料がNOx触媒7をすり抜けることを抑制できる。
さらに本実施例によれば、排気導入路201と排気放出路203とを備えることによりタンク200への排気の導入と、タンク200から排気通路6への排気の供給が円滑に行なわれる。そのため、タンク200から排気通路6へ排気を供給するときの応答性が高い。また、排気導入路201が接続される箇所の排気通路6と、排気放出路203が接続される箇所の排気通路6と、には圧力差があるため、タンク200に貯蔵している排気を排気通路6に供給し易い。さらに、タンク200から排気通路6へ供給される排気がタービン42を通過しないことから、該タービンの回転数を低くすることができるため、排気中の酸素量を減少させることができる。これにより燃料噴射量を減少させることができる。
なお、本実施例においても実施例1と同様に、タンク200から排気通路6へ排気を供給するときは供給しないときと比較して、スロットル5を閉じても良い。
さらに、過渡運転に移行後のタンク20に排気を取り込む時期や、排気の供給を開始する時期、さらには排気の供給を終了する時期も実施例1と同様に設定することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、タンク200から排気をより供給し易くなるため、より少ない燃料でNOxの還元を行うことができる。そのため、燃料消費量を低減
させることができるので、燃費の悪化を抑制することができる。
図7は、本実施例に係る燃料添加弁取り付け位置を示した図である。実施例2と異なり、排気放出路203内に燃料添加弁8が取り付けられている。図中の矢印は排気の流れ方向を示している。
燃料添加弁8はタンク200から排気通路6へ排気を供給するときの該排気の流れの下流方向に燃料が噴射されるように取り付けられる。例えば排気放出路203の中心軸と、燃料添加弁8の中心軸と、が一致するように燃料添加弁8を取り付ける。なお、実施例1に示したような排気の取り入れと供給とが1本の通路で行われる場合にも同様に、接続路21の中心軸と、燃料添加弁8の中心軸と、が一致するように燃料添加弁8を取り付ける。
このように燃料添加弁8を取り付けることにより、タンク20からの排気中に燃料をより分散させることができるため、NOx触媒7へ均一な空燃比の排気を供給することがで
きる。
図8は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関1とその吸・排気通路の概略構成を示す図である。実施例2とは以下の点で異なる。
本実施例では、排気導入路201がNOx触媒7よりも下流の排気通路6に接続されて
いる。また、排気導入路201の途中には、排気通路6からタンク200へ排気を送るためのポンプ205が設けられている。さらに、NOx触媒7は、パティキュレートフィル
タに担持されている。
その他のハードウェアについては実施例2と同様なので説明を省略する。また、過渡運転に移行後のタンク20に排気を取り込む時期や、排気の供給を開始する時期、さらには排気の供給を終了する時期も実施例1と同様に設定することができる。ただし、NOx触
媒7よりも下流の排気通路6の圧力が低いためにタンク200に排気を取り込むことが困難な場合には、ポンプ205を作動させて排気を取り込む。
このような構成とすることによりパティキュレートフィルタを通過した排気が排気導入路201からタンク200に取り込まれるため、タンク200、排気導入路201、導入量調節弁202、排気放出路203、および放出量調節弁204に粒子状物質(PM)が付着することを抑制できる。これにより、装置全体の耐久性を向上させることができる。
実施例1に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関とその吸・排気通路の概略構成を示す図である。 背圧と、タンクに排気を取り込む時期と、の関係を示したタイムチャートである。図2(A)は定常運転時の背圧が比較的低いとき、図2(B)は定常運転時の背圧が中程度のとき、図2(C)は定常運転時の背圧が比較的高いときを示している。 タンクに排気を取り込むときのフローを示したフローチャートである。 タンクからの排気の供給を開始するときのフローを示したフローチャートである。 タンクからの排気の供給を終了するときのフローを示したフローチャートである。 実施例2に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関とその吸・排気通路の概略構成を示す図である。 実施例3に係る燃料添加弁取り付け位置を示した図である。 実施例4に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関とその吸・排気通路の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気通路
4 ターボチャージャ
5 スロットル
6 排気通路
7 吸蔵還元型NOx触媒
8 燃料添加弁
10 ECU
11 アクセルペダル
12 アクセル開度センサ
13 クランクポジションセンサ
20 タンク
21 接続路
22 タンク
22 調節弁
41 コンプレッサ
42 タービン
200 タンク
201 排気導入路
202 導入量調節弁
203 排気放出路
204 放出量調節弁
205 ポンプ

Claims (8)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒よりも上流の排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記排気通路の途中にタービンを有するターボチャージャと、
    排気を貯蔵する排気貯蔵手段と、
    前記タービンよりも上流の排気通路と前記排気貯蔵手段とを接続する排気導入路と、
    前記排気通路を流れる排気の状態が所定の状態であるときに前記排気導入路に排気を流して前記排気貯蔵手段に排気を貯蔵させる排気導入量調節手段と、
    前記還元剤供給手段により還元剤を供給するときに前記排気貯蔵手段から前記排気通路へ排気を供給する排気供給手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記内燃機関の吸気通路の通路面積を調節するスロットルをさらに備え、
    前記排気供給手段により排気が供給されるときは、供給されないときよりも前記スロットルの開度を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気供給手段は、前記タービンよりも下流で且つ前記排気浄化触媒よりも上流の排気通路と前記排気貯蔵手段とを接続し該排気貯蔵手段内のガスを該排気通路に放出する排気放出路を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記内燃機関が定常運転から過渡運転に移行してからの所定時間は前記排気貯蔵手段へ排気を貯蔵させることを禁止する貯蔵禁止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記排気供給手段は、前記排気貯蔵手段に貯蔵されている排気を前記還元剤供給手段よりも上流の排気通路へ供給することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記排気貯蔵手段から排気通路へ流入する前の排気の流れの中に前記還元剤供給手段を配置し、且つ該還元剤供給手段からの還元剤の供給方向が前記排気貯蔵手段から排気通路へ供給する排気の下流方向となるように該還元剤供給手段を配置することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記還元剤供給手段は、前記排気貯蔵手段から排気通路へ供給される排気が該還元剤供給手段に到達してから還元剤を供給することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記排気供給手段は、前記還元剤供給手段から供給される還元剤が前記排気浄化触媒へ到達するまで前記排気貯蔵手段から排気通路へ排気を供給することを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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