JP2008175129A - クランクケース換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブローバイガスによるオイルの持ち去り量を低減できるクランクケース換気装置を提供する。
【解決手段】クランクケース換気装置5は車両に走行用動力源として搭載される内燃機関1に適用され、ブローバイガスとそれに含まれるオイルミストとを分離可能な分離室7を介して内燃機関1のクランクケース2と吸気通路とを接続する。分離室7はブローバイガスを吸気通路側へ導くための換気口8が設けられるとともに、換気口8よりも下方に位置する下方取出口10とそれよりも上方に位置する上方取出口11とを介してクランクケース2に接続される。車両の走行状態の変化によってクランクケース2内のオイル100の油面Sが上昇して下方取出口10が塞がれたときに上方取出口11を開通し、かつ下方取出口10が開通しているときに上方取出口11を閉鎖する負圧作動弁12を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に走行用動力源として搭載される内燃機関に適用されるクランクケース換気装置に関する。
クランクケース換気装置として、ブローバイガスとそれに含まれるオイルミストとを分離するブリーザチャンバの下端に入口を設けるとともに、その入口よりも上方に位置してシリンダブロックに接続されるバイパス通路を設け、その入口がクランクケース内のオイルの油面変動により閉塞された場合にブローバイガスをバイパス通路を通じてブリーザチャンバに吸入するものが知られている(特許文献1)。
特許第2685837号公報
この換気装置のブリーザチャンバ内にはその下端から上端までの間にオイルミストを付着させるじゃま板が設けられ、ブリーザチャンバの上端には吸気通路に接続される出口が設けられている。その出口の近くにはバイパス通路が常時開口するようになっている。そのため、ブリーザチャンバの下端に設けられた入口が閉塞されていない場合でもバイパス通路を通じてブローバイガスがじゃま板を迂回して吸気通路側へ流入する。バイパス通路を通過するブローバイガスはオイルミストの分離が不十分なまま吸気通路に流入するためブローバイガスによるオイルの持ち去り量が増加する。
そこで、本発明は、ブローバイガスによるオイルの持ち去り量を低減できるクランクケース換気装置を提供することを目的とする。
本発明のクランクケース換気装置は、車両に走行用動力源として搭載される内燃機関に適用され、ブローバイガスとそれに含まれるオイルミストとを分離可能な分離室を介して前記内燃機関のクランクケースと吸気通路とを接続するクランクケース換気装置であって、前記分離室は、ブローバイガスを前記吸気通路側へ導くための換気口が設けられるとともに、前記換気口よりも下方に位置する第1の取出口と前記第1の取出口よりも上方に位置する第2の取出口とを介して前記クランクケースに接続され、前記車両の走行状態の変化によって前記クランクケース内のオイルの油面が上昇して前記第1の取出口が塞がれたときに前記第2の取出口を開通し、かつ前記第1の取出口が開通しているときに前記第2の取出口を閉鎖する弁機構を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
この換気装置によれば、車両の走行状態の変化によりクランクケース内のオイルの油面が上昇して第1の取出口が塞がれると、弁機構によって第1の取出口よりも上方に位置する第2の取出口が開通される。そのため、第1の取出口が塞がれた場合には第2の取出口を通じてブローバイガスが吸気通路に導かれて分離室の負圧の上昇が抑えられるので、第1の取出口の閉塞に伴うオイルの持ち去り量の増加を抑えることができる。しかも、第1の取出口が塞がれていない場合には第2の取出口が閉鎖されているので、第2の取出口から吸気通路へのブローバイガスの流入が制限される。そのため、第2の取出口が常時開通している場合と比べてオイルの持ち去り量を低減できる。
本発明に係る弁機構の構成には特段の制限はない。例えば、弁機構として、第2の取出口を開閉できる電磁駆動弁と、第1の取出口が塞がれた場合に第2の取出口が閉鎖されるように電磁駆動弁の動作を制御する制御装置とを設けてもよい。また、弁機構として、前記第1の取出口が塞がれたときに前記分離室に生じる負圧を利用して開弁することにより前記第2の取出口を開通可能な負圧作動弁が設けられていてもよい(請求項2)。後者の態様は、前者のように電気的な制御に頼ることなく、第1の取出口の閉鎖に伴う分離室の負圧を利用して開弁することによって第2の取出口を開通できるので簡素な構成で弁機構を実現できる利点がある。
第2の取出口は、前記油面の変化幅の上限よりも高い位置に設けられていてもよい(請求項3)。この態様は、第1の取出口と第2の取出口とが同時に塞がれることを確実に防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、第1の取出口が塞がれた場合には第2の取出口を通じてブローバイガスが吸気通路に導かれて分離室の負圧の上昇が抑えられるから、第1の取出口の閉塞に伴うオイルの持ち去り量の増加を抑えることができる。しかも、第1の取出口が塞がれていない場合には第2の取出口が閉鎖されているから、第2の取出口から吸気通路へのブローバイガスの流入が制限されてオイルの持ち去り量を低減できる。
図1は本発明のクランクケース換気装置が適用された内燃機関の要部を模式的に示している。内燃機関1は不図示の車両に走行用動力源として搭載されている。内燃機関1は不図示のクランク軸を収容するクランクケース2を有し、そのクランクケース2にはシリンダブロック下部3と不図示のオイルパンとによってクランク室4が形成される。クランクケース2には所定量のオイル100が保持される。内燃機関1にはクランクケース2内のブローバイガスを排出して吸気通路に導入するためのクランクケース換気装置5が設けられる。クランクケース換気装置5はブローバイガスとそれに含まれるオイルミストとを分離するオイルミストセパレータ6を有し、そのオイルミストセパレータ6に形成される分離室7を介してクランクケース2と吸気通路とを接続する。分離室7にはじゃま板(不図示)が設けられており、そのじゃま板にオイルミストを付着させることでブローバイガスからオイルミストを分離できるように構成されている。
分離室7にはブローバイガスを吸気通路側へ導くための換気口8が設けられるとともに、その換気口8を吸気通路内の負圧を利用して開閉できる換気弁9が設けられている。クランクケース2からブローバイガスを分離室7に導くため、クランク室4と分離室7とを連通する二つの取出口10、11が高低差を持つようにしてそれぞれ設けられている。分離室7はこれらの取出口10、11を介してクランクケース2に接続されている。下方取出口10は換気口8よりも下方に位置している。上方取出口11は下方取出口10よりも上方に位置し、かつクランクケース2内のオイル100の油面Sの変動幅の上限よりも高い位置に設けられている。そのため、車両の走行状態の変化によって油面Sが上昇した場合でも、二つの取出口10、11が同時に塞がれることはない。上方取出口11には、分離室7に生じる負圧を利用して上方取出口11を開閉する弁機構としての負圧作動弁12が設けられている。
図3及び図4は負圧作動弁12の一例を示している。図3は上方取出口11が閉鎖された状態を、図4は上方取出口11が開通された状態をそれぞれ示している。これらの図に示すように、負圧作動弁12は、上方取出口11に挿入された状態でクランクケース2に固定されたバルブハウジング13と、上方取出口11の開口方向(図3、4の左右方向)に移動可能な状態でバルブハウジング13に設けられた弁体14と、圧縮された状態でバルブハウジング13に収容されて弁体14を上方取出口11が塞がれる方向(図3、4の右方向)に付勢するバルブスプリング15とを備えている。バルブハウジング13にはクランク室4側に開口する入口13aと、分離室7側に開口する出口13bとがそれぞれ形成される。弁体14はその出口13bを開閉できるように形成された傘部14aを有し、その傘部14aの反対側にはバルブスプリング15の圧縮反力を受け止める鍔部14bが形成されている。バルブスプリング15は図2に示すようにオイル100の油面Sが車両の走行状態の変化により下方取出口10よりも高くなって下方取出口10がオイル100で塞がれた際に、クランク室4と分離室7との間に生じる差圧で開弁するように、つまり弁体14が図3の状態から図4の状態へ移動するように調整されている。負圧作動弁12が開弁すると上方取出口11が開通されて、ブローバイガスは図4の矢印で示すようにバルブハウジング13の入口13aから出口13bに向かって流れるようになる。
以上の構成によれば、図1に示すように、オイル100の油面Sが下方取出口10よりも低いために下方取出口10が開通している場合には上方取出口11が負圧作動弁12にて閉鎖される。これにより、図1の矢印線で示すように、クランクケース2内のブローバイガスは下方取出口10を通じて分離室7に導かれ、分離室7でオイルミストが分離された後に換気口8を通じて吸気通路に導かれる。一方、図2に示すようにオイル100の油面Sが車両の走行状態の変化により下方取出口10よりも高くなり、下方取出口10がオイル100で塞がれた場合には上方取出口11が負圧作動弁12にて開通される。これにより、図2の矢印線で示すようにクランクケース2内のブローバイガスは上方取出口11を通じて分離室7に導かれてから換気口8を通じて吸気通路に導かれる。そのため、下方取出口10が塞がれた場合に分離室7の負圧の上昇が抑えられるので、下方取出口10の閉塞に伴うオイルの持ち去り量の増加を抑えることができる。しかも、下方取出口10が塞がれていない場合には上方取出口11が閉鎖されているので、上方取出口11から吸気通路へのブローバイガスの流入が制限される。そのため、上方取出口11が常時開通している場合と比べてオイルの持ち去り量を低減することができる。
但し、本発明は以上の各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態にて実施できる。本発明に係る弁機構は上述の形態に限定されない。例えば図5に示すように、本発明に係る弁機構を、上方取出口11を開閉できる電磁駆動弁16と、油面Sの位置を検出可能なレベルセンサ17と、油面Sの位置が下方取出口10を塞ぐ位置になった場合に上方取出口11が開通するようにレベルセンサ17の信号に基づいて電磁駆動弁16を制御する制御装置18とによって構成することもできる。この制御装置18は内燃機関1の運転状態を適正に制御するコンピュータであるエンジンコントロールユニット(ECU)にて実現してもよいし、ECUとは別装置で実現してもよい。
本発明のクランクケース換気装置が適用された内燃機関の要部を模式的に示した図。 油面が上昇して下方取出口が塞がれた状態を示した図。 負圧作動弁の一例を示し、上方取出口が閉鎖された状態を示した図。 負圧作動弁の一例を示し、上方取出口が開通された状態を示した図。 本発明の他の実施形態を示した図。
符号の説明
1 内燃機関
2 クランクケース
5 クランクケース換気装置
7 分離室
8 換気口
10 下方取出口(第1の取出口)
11 上方取出口(第2の取出口)
12 負圧作動弁(弁機構)
100 オイル
S 油面

Claims (3)

  1. 車両に走行用動力源として搭載される内燃機関に適用され、ブローバイガスとそれに含まれるオイルミストとを分離可能な分離室を介して前記内燃機関のクランクケースと吸気通路とを接続するクランクケース換気装置であって、
    前記分離室は、ブローバイガスを前記吸気通路側へ導くための換気口が設けられるとともに、前記換気口よりも下方に位置する第1の取出口と前記第1の取出口よりも上方に位置する第2の取出口とを介して前記クランクケースに接続され、
    前記車両の走行状態の変化によって前記クランクケース内のオイルの油面が上昇して前記第1の取出口が塞がれたときに前記第2の取出口を開通し、かつ前記第1の取出口が開通しているときに前記第2の取出口を閉鎖する弁機構を備えることを特徴とするクランクケース換気装置。
  2. 前記弁機構として、前記第1の取出口が塞がれたときに前記分離室に生じる負圧を利用して開弁することにより前記第2の取出口を開通可能な負圧作動弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクランクケース換気装置。
  3. 前記第2の取出口は、前記油面の変化幅の上限よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクランクケース換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013108723A1 (ja) * 2012-01-19 2013-07-25 ヤンマー株式会社 エンジン装置
JP2018168814A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 ダイハツ工業株式会社 内燃機関

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