JP2008175079A - 内燃機関の排気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】排気通路へ燃料を噴射する燃料添加手段の噴***度を維持することにより正確なEGR率の制御を実現できる内燃機関の排気システムを提供する。
【解決手段】フィルタ12を内蔵する排気浄化装置9の浄化機能を回復させるために燃料を噴射する燃料添加弁13と、排気浄化装置9の下流からEGRガスを取り出す低圧排気還流装置14と、燃料添加弁13の上流からEGRガスを取り出す高圧排気還流装置18とを有し、燃料添加弁13から噴射すべき燃料が噴***度を維持できない量である場合には、排気浄化装置9を通過するガスのガス流量を増加するように、低圧排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と高圧排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気の一部をEGRガスとして吸気通路に導入する排気還流装置が設けられた内燃機関に適用される排気システムに関する。
内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置として、排気中のパティキュレートを捕集して排気を浄化するフィルタや、排気中の窒素酸化物(NOx)を吸蔵し、吸蔵したNOxを還元して浄化する吸蔵還元型のNOx触媒などが広く知られている。
フィルタの場合、捕集したパティキュレートの量が増えると目詰まりを起こしその捕集機能、つまり排気浄化機能が悪化する。そこで、その機能を回復するため、排気通路に燃料を噴射してパティキュレートの床温を上昇させることにより捕集されたパティキュレートを燃焼させるフィルタ再生処理が行われる。また、NOx触媒の場合、NOxの吸蔵量が増えるとNOxの浄化機能が悪化するので、吸蔵したNOxを還元して浄化させるため排気通路内に燃料を噴射して排気空燃比を一時的にリッチ化するリッチスパイク処理が行われ、これによって悪化した浄化機能を回復させる。更に、NOx触媒の場合には硫黄被毒により悪化した浄化機能を回復するため排気通路に燃料を噴射する硫黄被毒再生処理も行われる。排気通路に燃料を噴射するこれらの処理は排気浄化装置の浄化機能を回復させるために必要なものである。
このような排気浄化装置が設けられた内燃機関には、燃焼温度を下げてNOxの排出量を低減するために排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り出して吸気通路へ導入する排気還流装置が搭載されることが多い。例えば、フィルタの下流からEGRガスを取り出して吸気通路に導入する排気還流装置が設けられた排気システムが知られている(特許文献1)。フィルタ再生処理においてはフィルタにおいてパティキュレートが燃焼するため、フィルタを通過したガスの酸素濃度が低下し、二酸化炭素が増加する。つまりフィルタ再生時か否かによってEGRガスの成分比が異なるため、フィルタ再生時か否かを考慮せずに同一流量のEGRガスを吸気通路に導入したのでは、フィルタ再生時のEGRガスの導入により酸素不足、二酸化炭素増になって失火等の燃焼変動を招く。特許文献1のシステムでは、フィルタ再生時のEGR流量を減量すべくフィルタ下流の酸素濃度や空気過剰率に応じてEGRガスの流量を制御している。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
特開2005−069207号公報 特開2001−234772号公報
ところで、特許文献1のようにフィルタ等の排気浄化手段の下流からEGRガスを取り出す排気還流装置と、排気通路への燃料噴射による上述した影響を受けない位置からEGRガスを取り出して吸気通路に導入する排気還流装置とを併用し、両方の排気還流装置を使用してEGRガスを導入するモードと、いずれか一方の排気還流装置を使用してEGRガスを導入するモードとを状況に応じて使い分ける排気システムが検討されている。このような排気システムでは、EGRガスの導入中に排気通路への燃料噴射による影響を抑えるため、フィルタ再生時等の排気通路への燃料噴射時において前者の排気還流装置を用いたEGRガスの導入を制限しつつ、後者の排気還流通路を用いてEGRガスの流量を内燃機関の運転状態に応じて設定される目標EGR率が維持されるように制御する必要がある。このような制御を正確に行うには排気通路へ噴射された燃料を正確に把握することが前提となる。排気通路へ燃料を噴射する燃料添加手段は構造的な制約から噴***度を維持できる範囲が当然に決まっているため、その範囲の下限量よりも少ない量の燃料を精度よく噴射することができない。
そこで、本発明は、排気通路へ燃料を噴射する燃料添加手段の噴***度を維持することにより正確なEGR率の制御を実現できる内燃機関の排気システムを提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の排気システムは、内燃機関の排気通路に配置されて排気を浄化する排気浄化手段と、前記排気浄化手段の排気浄化機能を回復させるために前記排気通路内に燃料を噴射する燃料添加手段と、前記排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り出して前記内燃機関の吸気通路へ導入する排気還流装置とが設けられ、前記排気還流装置として、EGRガスの取り出し位置が前記排気浄化手段及び前記燃料添加手段のそれぞれよりも下流側に位置する第1の排気還流装置と、EGRガスの取り出し位置が前記燃料添加手段よりも上流側に位置する第2の排気還流装置とが設けられ、かつ前記内燃機関の運転状態に応じて設定される目標EGR率が維持されるように前記第1の排気還流装置及び前記第2の排気還流装置のそれぞれを制御する内燃機関の排気システムであって、前記燃料添加手段が噴射すべき要求燃料量を前記排気浄化手段を通過するガス流量が大きい程大きくなるように算出する要求燃料量算出手段と、前記排気浄化手段の排気浄化機能を回復させる必要がある間に、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量の燃料が前記排気通路内に噴射されるように前記燃料添加手段を制御する燃料添加制御手段と、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量が前記燃料添加手段が噴***度を維持して噴射できる下限量よりも少ない場合、前記排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を前記目標EGR率を維持しつつ変更する排気還流制御手段と、を備えることにより上述した課題を解決する(請求項1)。
本発明の排気システムによれば、燃料添加手段が噴射すべき燃料量として算出された要求燃料量が、燃料添加手段が噴***度を維持して噴射できる下限量よりも少ない場合には排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように制御される。要求燃料量は排気浄化手段を通過するガス流量が大きい程大きくなるように算出されるので、排気浄化手段を通過するガス流量の増加に伴い要求燃料量は増加する。これにより、要求燃料量がその下限量以上に保たれるため燃料添加手段による噴***度が維持される。排気浄化手段を通過するガス流量を増加する際には目標EGR率を維持しつつ第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分が変更されるので正確なEGR率の制御が可能となる。
本発明の排気システムの一態様として、前記排気還流制御手段は、前記燃料添加手段による燃料添加に伴って前記内燃機関に許容し得ない燃焼変動が引き起こされるおそれがあるか否かを前記燃焼変動に影響する物理量に基づいて判定し、前記燃焼変動が引き起こされるおそれがないと判定した場合に、前記排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を前記目標EGR率を維持しつつ変更してもよい(請求項2)。この態様によれば、許容し得ない燃焼変動が引き起こされないことを条件として、排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように制御されるので、その増加に伴って燃焼変動を招くことを防止できる。従って、燃料添加手段による燃料噴射に伴う燃焼変動を抑制しつつ適正なEGR率に維持することができる。なお、燃焼変動に影響する物理量には特段の制限がなく、例えば第1の排気還流装置にて導入されるEGRガスに含まれる二酸化炭素のガス流量を燃焼変動に影響する物理量として用いることができる。
この態様においては、前記排気還流制御手段は、前記燃焼変動が引き起こされるおそれがあると判定した場合に、前記排気浄化手段を通過するガス流量が減少するように、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を前記目標EGR率を維持しつつ変更してもよい(請求項3)。これによれば、第2の排気還流装置にて導入されるEGRガスのガス流量の配分が相対的に増加する一方で、第1の排気還流装置にて導入されるEGRガスのガス流量の配分が減少するため、その減少により目標EGR率が維持された状態で燃焼変動を抑制することが可能となる。
本発明の排気システムの一態様として、前記燃料添加制御手段は、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量と同量の燃料が所定の頻度で前記排気通路内に噴射されるように前記燃料添加手段を制御するものであり、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量が前記燃料添加手段が噴***度を維持して噴射できる下限量よりも少ない場合に、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との合計に対する前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量の割合が前記内燃機関に燃焼変動が発生しない許容限度内であるか否かを判定する許容限度判定手段を更に備え、前記燃料添加制御手段は、前記許容限度判定手段にて前記割合が前記許容限度内にあると判定されたことを条件として、前記下限量以上の限界噴射量の燃料が前記所定の頻度よりも低い頻度で前記排気通路内に噴射されるように前記燃料添加手段を制御してもよい(請求項4)。この態様によれば、第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との合計に対する第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量の割合が燃焼変動を発生しない許容限度内にあることを条件として、燃料添加手段が噴射する燃料が噴***度を維持できる下限量以上に増やされる。これにより、燃焼変動を防止しつつ燃料添加手段による噴***度を維持することができる。しかも、燃料添加手段による噴射量を直接的に増加させるため、排気浄化手段を通過するガス流量を増加させて要求燃料量を増加させる場合よりも応答が速くなる利点がある。
以上説明したように、本発明によれば、燃料添加手段が噴射すべき燃料量として算出された要求燃料量が、燃料添加手段が噴***度を維持して噴射できる下限量よりも少ない場合には排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように制御されるので、排気浄化手段を通過するガス流量の増加に伴い要求燃料量が増加する。これにより、要求燃料量がその下限量以上に保たれるため燃料添加手段による噴***度が維持される。排気浄化手段を通過するガス流量を増加する際には目標EGR率を維持しつつ第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分が変更されるので正確なEGR率の制御が可能となる。
(第1の形態)
図1は本発明の一形態に係る排気システムが適用された内燃機関の要部を示している。内燃機関1は不図示の車両に走行用動力源として搭載され、4つの気筒2が一列に並べられた直列4気筒のディーゼルエンジンとして構成されている。各気筒2には吸気通路3及び排気通路4がそれぞれ接続されている。吸気通路3には空気流量に応じた信号を出力するエアフローメータ5、スロットル弁6、ターボチャージャー7のコンプレッサ7a及び吸気を冷却するインタークーラ8が設けられている。一方、排気通路4にはターボチャージャー7のタービン7b及び排気浄化装置9が設けられている。なお、図1ではターボチャージャー7のコンプレッサ7aとタービン7bとを図示の便宜のため分離して示したが、これらは一体回転するように構成される。ターボチャージャー7は不図示の可変ノズルをタービン7b側に備えた可変容量型の周知のターボチャージャーである。詳細な説明は省略するが、ターボチャージャー7は可変ノズルの開度を内燃機関1の運転状態に応じて変化させることで過給圧を適宜に調整することができる。
排気浄化装置9は、排気通路4の一部をなすケーシング10と、そのケーシング10に収容される酸化触媒11及びフィルタ12とを備えている。フィルタ12は排気中のパティキュレートを捕集可能な不図示の多孔質の基材を有している。これにより、排気浄化装置9はフィルタ12にてパティキュレートを捕集する排気浄化機能を持つ。捕集したパティキュレートの量が限界に達するとフィルタ12が目詰まりを起こして排気浄化装置9は排気浄化機能を損なう。そこで、その限界に達する前に排気浄化装置9の浄化機能を回復させるため、排気通路4内に燃料を噴射する燃料添加手段としての燃料添加弁13が設けられている。燃料添加弁13はいわゆるニードル式の電磁弁であり構造上の制約から噴***度を維持できる範囲が決められている。燃料添加弁13はターボチャージャー7のタービン7bの下流かつ排気浄化装置9の上流に配置される。燃料添加弁13から燃料が噴射されると、酸化触媒11が発熱しその熱によってフィルタ12の床温が上昇する。それによりフィルタ12が捕集したパティキュレートが燃焼して排気浄化装置9の浄化機能が回復する。このような操作はフィルタ再生処理と呼ばれる周知のものである。
図1に示すように、内燃機関1には排気通路4から排気の一部をEGRガスとして取り出して吸気通路3へ導入するために、排気還流装置としての低圧排気還流装置14及び高圧排気還流装置18がそれぞれ設けられている。低圧排気還流装置14が本発明に係る第1の排気還流装置に、高圧排気還流装置18が本発明に係る第2の排気還流装置にそれぞれ相当する。低圧排気還流装置14は排気通路4と吸気通路3とを接続する低圧EGR通路15と、低圧EGR通路15を通過するEGRガスを冷却するEGRクーラ16と、低圧EGR通路15を流れるEGRガスの流量を開度変化にて調整する低圧EGR弁17とを備えている。低圧EGR通路15と排気通路4との接続位置つまりEGRガスの取り出し位置15aは排気浄化装置9の下流側に設定され、低圧EGR通路15と吸気通路3との接続位置15bはスロットル弁6の下流側かつターボチャージャー7のコンプレッサ7aの上流側に設定される。これにより、低圧排気還流装置14は排気浄化装置9及び燃料添加弁13のそれぞれの下流側からEGRガスを取り出してそのEGRガスをコンプレッサ7aの上流に導入する。このような経路で排気を還流する低圧排気還流装置14はロープレッシャーループ型の排気還流装置として知られている。
一方、高圧排気還流装置18は排気通路4と吸気通路とを接続する高圧EGR通路19と、高圧EGR通路19を流れるEGRガスの流量を開度変化にて調整する高圧EGR弁20とを備えている。なお、低圧排気還流装置14と同様に高圧EGR通路19にEGRガスを冷却するEGRクーラを設けてもよい。高圧EGR通路19と排気通路4との接続位置つまりEGRガスの取り出し位置19aはターボチャージャー7のタービン7b及び燃料添加弁13のそれぞれの上流側に設定され、高圧EGR通路19と吸気通路3との接続位置19bはターボチャージャー7のコンプレッサ7aの下流側に設定される。これにより、高圧排気還流装置18は燃料添加弁13の上流からEGRガスを取り出してそのEGRガスをコンプレッサ7aの下流に導入する。そのため、燃料添加弁18にて噴射された燃料が吸気通路3に回り込むおそれがない。このような経路で排気を還流する高圧排気還流装置18はハイプレッシャーループ型の排気還流装置として知られている。
燃料添加弁13、低圧排気還流装置14及び高圧排気還流装置18のそれぞれの動作は内燃機関1を適正に制御するために設けられたコンピュータであるエンジンコントロールユニット(ECU)21にて制御される。ECU21はマイクロプロセッサ及びその動作に必要なROM、RAM等の記憶装置を備えており、ECU21にはエアフローメータ5からの信号の他、内燃機関1の回転数(回転速度)に関する信号NE、排気浄化装置9の前後差圧に関する信号DP、スロットル弁6の開度に関する信号TO、低圧EGR弁17の開度に関する信号EL及び高圧EGR弁20の開度に関する信号EH等の各種信号が入力される。ECU21はこれらの各種信号を参照しつつ記憶装置に保持された各種のプログラムに従って内燃機関1の各気筒2へ供給する燃料噴射量や燃料噴射時期等の各種パラメータを制御する。ECU21が行う制御は多岐に亘るがここでは本発明に関連する制御を主に説明する。
吸気通路3へのEGRガスの導入の実行及びその禁止は内燃機関1の運転状態に応じて決定される。図2はEGRガスの導入を実行するための複数種類のモードが運転状態に対応付けられたモード選択マップの一例を示した概念図である。この図に示すように、EGRガスの導入が実行される場合には、ECU21は内燃機関1の運転状態に応じて、ここでは内燃機関1の回転数及び負荷に応じて、低圧排気還流装置14のみを利用してEGRガスの導入を行うLPLモード、高圧排気還流装置18のみを利用してEGRガスの導入を行うHPLモード及びこれらの排気還流装置14、18の両者を利用してEGRガスの導入を行うMPLモードのなかから適切なモードを選択する。
上記のいずれのモードが選択された場合でも、ECU21は内燃機関1の運転状態に応じて設定される目標EGR率に保持されるように、スロットル弁6の開度を制御しつつ低圧排気還流装置14及び高圧排気還流装置18をそれぞれ制御する。周知のようにEGR率は各気筒2に吸入される吸入ガスに占めるEGRガスの割合として定義される。LPLモード及びHPLモードは低圧EGR17弁又は高圧EGR弁20のいずれか一方を全閉することを除き周知のEGR率の制御と同様であるのでここでは説明を省略し、以下MPLモードにおける制御を中心に説明する。
図3はフィルタ再生処理の制御ルーチンの一例を示したフローチャートであり、図4はMPLモードにおける低圧排気還流装置14及び高圧排気還流装置18の動作制御ルーチンの一例を示したフローチャートである。これらの制御ルーチンのプログラムは所定の演算周期で繰り返し実行される。図3に示すように、ECU21はステップS1において、フィルタ再生処理の必要性を判定する。この判定は、フィルタ12に捕集されたパティキューレートの量に相関する物理量に基づいて行われる。例えば、フィルタ12を内蔵する排気浄化装置9の前後差圧や内燃機関1が搭載される車両の走行距離などに基づいてフィルタ再生処理の必要性を判定することができる。フィルタ再生処理が必要な場合はステップS2に進み、フィルタ再生処理の要否を管理する再生要求フラグF1をセット、即ちF1=1とする。再生要求フラグF1はECU21が内蔵する記憶装置の所定領域に割り当てられている。一方、フィルタ再生処理が必要でない場合はステップS3に進み、再生要求フラグF1をクリア、即ちF1=0として今回のルーチンを終える。
ステップS4においては、排気浄化装置9を通過するガス流量Gcatを取得する。Gcatは流量計などの検出手段から直接取得してもよい。また、吸入空気流量をGa、低圧EGR通路15を通過するEGRガスの流量をGlpl、気筒2内に噴射された燃料に由来して排気通路4に排出されるガスのガス流量をGfuel、燃料添加弁13にて噴射された燃料に由来するガスのガス流量をGpstfuelとした場合に、次式(1)に基づいて計算によりGcatを取得してもよい。これらの物理量のうち、吸入空気流量Gaはエアフローメータ5にて検出できる。ガス流量Glpl、ガス流量Gfuel及びガス流量Gpstfuelは、内燃機関1の回転数、低圧EGR弁17の開度、高圧EGR弁20の開度、スロットル弁5の開度やフィルタ12の床温等の各種物理量に基づいて所定の演算式にて導出できる。
Gcat=Ga+Glpl+Gfuel+Gpstfuel ・・・(1)
次に、ステップS5において、ECU21は燃料添加弁13が噴射すべき要求燃料量Qを、ガス流量Gcat及び現在のフィルタ12の床温と目標床温との差に基づいて算出する。ECU21はフィルタ12の床温と目標床温との差が同一であることを前提とした場合、その要求燃料量Qをガス流量Gcatが大きい程大きくなるように算出する。次に、ステップS6で、ECU21は燃料添加弁13による燃料の噴射タイミングか否かを判定する。この噴射タイミングは内燃機関1のクランク角度にて管理されており、その噴射タイミングは720℃A毎に到来するように設定されている。噴射タイミングでない場合は以後の処理をスキップして今回のルーチンを終える。噴射タイミングである場合はステップS7に進み、再生実行フラグF2がセットされているか否かを判定する。再生実行フラグF2は後述する図4のルーチンでセットされるものであり、燃料添加弁13による燃料の噴射実行の可否を管理する。再生実行フラグF2はECU21が内蔵する記憶装置の所定領域に割り当てられている。再生実行フラグF2がセットされている場合は、ステップS8に進んで燃料添加弁13から要求燃料量Qと同量の燃料が噴射されるように燃料添加弁13を制御する。一方、再生実行フラグF2がセットされていない場合は、燃料の噴射は行わず、以後の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。
次に、ステップS9で再生実行フラグF2をクリア(F2=0)し、要求燃料量Qをクリアして今回のルーチンを終了する。なお、要求燃料量Qはクリアされない限り、積算された値が要求燃料量QとしてステップS5において算出されるようになっている。
図3のルーチンが繰り返し実行されることにより、必要に応じてフィルタ再生処理が行われて排気浄化装置9の浄化機能が回復する。
次に、図4の制御ルーチンについて説明する。まずECU21はステップS21で目標EGR率を設定する。目標EGR率は内燃機関1の運転状態に応じて適宜設定される。次に、ステップS22において、上述した再生要求フラグF1がセットされているか否かを判定する。再生要求フラグF1がセットされていない場合はフィルタ再生処理が実行されず、燃料添加弁13から燃料が噴射されることがないので、ステップS23に進んで通常制御を実行する。この通常制御は次のように行われる。まず、ステップS21にて設定された目標EGR率が得られるEGRガスのガス流量が吸入空気流量Gaに基づいて決められる。次に、そのEGRガスのガス流量が得られるように、低圧排気還流装置14が導入するEGRガスのガス流量と高圧排気還流装置18が導入するEGRガス流量との配分を内燃機関1の運転状態に応じて設定する。そして、その設定配分に従って低圧EGR通路15と高圧EGR通路19のそれぞれからEGRガスが吸気通路3に導入されるように、低圧EGR弁17及び高圧EGR弁20のそれぞれの開度を制御する。このような通常制御が行われた後に今回のルーチンを終了する。
一方、再生要求フラグF1がセットされている場合はステップS24に進み、上述した再生実行フラグF2をセットする(F2=1)。次に、ステップS25において、低圧EGR通路15を通る二酸化炭素(CO2)のガス流量Gco2を算出する。ガス流量Gco2は低圧EGR通路15を通過するEGRガスのガス流量をGlpl、気筒2内に噴射された燃料に由来するガスのガス流量をGfuel及び燃料添加弁13にて噴射された燃料に由来するガスのガス流量をGpstfuelに基づいて算出される。ガス流量Gco2は燃料添加弁13から燃料が噴射された後に排気浄化装置9を通過したガスが吸気通路3に回り込む場合に内燃機関1の燃焼変動に影響する物理量である。このガス流量Gco2が限界を超えると失火等の許容し得ない燃焼変動を引き起こす。
そのため、続くステップS26では、ガス流量Gco2がそのような燃焼変動を引き起こす下限量である閾値Gco2thよりも小さいか否かを判定する。ガス流量Gco2が閾値Gco2th以上の場合には燃焼変動を引き起こすおそれがあるため、ステップS27に進んで、排気浄化装置9を通過するガス流量を減少させてからステップS28に進む。このガス流量の減少は、目標EGR率を維持した状態で、低圧排気還流装置14が導入するEGRガスのガス流量の配分が相対的に減り、かつ高圧排気還流装置18が導入するEGRガスのガス流量の配分が相対的に増えるようにECU21が低圧EGR弁17及び高圧EGR弁20のそれぞれの開度を変化させることにより実現される。これにより、目標EGR率が維持された状態で低圧EGR通路15を通過するEGRガスの絶対量も減少するため、その減少に伴って上述した二酸化炭素のガス流量Gco2が減少して、内燃機関1の燃焼変動を抑制することができる。
一方、ガス流量Gco2が閾値Gco2thよりも小さい場合には、ステップS28に進み、要求燃料量Qが燃料添加弁13が噴***度を維持して噴射できる範囲の下限量QL以上であるか否かを判定する。要求噴射量Qが下限量QL以上の場合には燃料添加弁13の噴***度を保つことができるので、今回のルーチンを終了する。一方、要求噴射量Qが下限量QLよりも小さい場合には、燃料添加弁13の噴***度を保つことができないので、ステップS29に進み、排気浄化装置9を通過するガス流量を増加させて、ステップS26に進む。この増加は、ステップS27と対照的に、目標EGR率を維持した状態で、低圧排気還流装置14が導入するEGRガスのガス流量の配分が相対的に増え、かつ高圧排気還流装置18が導入するEGRガスのガス流量の配分が相対的に減るようにECU21が低圧EGR弁17及び高圧EGR弁20のそれぞれの開度を変化させることにより実現される。これにより、図3のステップS5で算出される要求燃料量Qが増えることになり、燃料添加弁13の噴***度が保たれる。
以上の形態によれば、MPLモードにおいて、フィルタ再生処理が行われるときには燃料添加弁13の噴***度が保たれるように、低圧排気還流装置14が導入するEGRガスのガス流量と高圧排気還流装置18が導入するEGRガスのガス流量との配分が目標EGR率を維持した状態で変更されるので正確なEGR率の制御が可能となる。また、排気浄化装置9を通過するガス流量の増加は、燃焼変動が生じるおそれがない場合に行われるので(図4のステップS26)、その増加に伴って燃焼変動を招くことを防止できる。これにより、フィルタ再生処理に伴う燃焼変動を抑制しつつ適正なEGR率に維持することができる。
(第2の形態)
次に、図5を参照して本発明の第2の形態を説明する。この形態はMPLモードにおける制御内容を除き第1の形態と同一である。そのため、この形態の排気システムの全体構成については図1及び図2が、フィルタ再生処理については図3がそれぞれ参照される。図5は第2の形態に係るMPLモードにおける低圧排気還流装置14及び高圧排気還流装置18の動作制御ルーチンの一例を示したフローチャートである。図5のルーチンは、図4のステップS28とステップS29との間に処理を追加したものであり、図4と同一処理には同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS28において、要求噴射量Qが下限量QLよりも小さい場合と判定した場合には、ステップS30に進む。ステップS30では、低圧EGR通路15を通過するEGRガスのガス流量Glplが気筒2に吸入される吸入ガスのガス流量Gcylに占める割合(LPL率)が許容限度内か否かを判定する。この許容限度は、後述するステップS31の処理に伴って燃料添加弁13からの燃料噴射量が増加した場合に燃焼変動を引き起こさないLPL率の限界を意味する。従って、LPL率がこの許容限度内にある場合には燃焼変動を招くおそれがないので、ステップS31に進み、燃料添加弁13による燃料の噴射量が増加するように再生実行フラグF2をクリアする。再生実行フラグF2がクリアされることにより、図3のステップS7が否定判定されてステップS8がスキップされるので、噴射タイミングにおける燃料噴射が省略される。
図6は図5のステップS31が実行された場合の燃料添加弁13による燃料噴射の様子を説明する説明図である。図6に示すように、ある噴射タイミングθnにおける要求燃料量Qnが下限量QLを下回り、かつLPL率が許容限度内である場合、図5のステップS31で再生実行フラグF2がクリアされるので、その要求燃料量Qnによる燃料の噴射が省略される。そして、次回の噴射タイミングθn+1においては、上述したように要求燃料量Qn+1は前回の要求燃料量Qnが積算された状態で算出される。その積算された要求燃料量Qn+1が下限量QL以上である場合には、図5のステップS28において肯定判定されるので、再生実行フラグF2がセットされたままである。そのため、図3のステップS8においてその要求燃料量Qn+1と同量の燃料が燃料添加弁13から噴射される。これにより、下限量QL以上の燃料が、720℃A毎に噴射される頻度よりも低い頻度(図6の場合は1440℃A毎)で噴射されるように燃料添加弁13が制御されることになる。なお、1回の燃料噴射の省略で要求燃料量Qが下限量QL以上とならない場合は更に燃料噴射が省略され、その後積算された要求燃料量Qが下限量QL以上となった場合に燃料の噴射が実行されることになる。このように、燃料添加弁13による燃料の噴射量が増加されることで、燃焼変動を防止しつつ燃料添加弁13による噴***度を維持することができる。
図5に戻り、ステップS30でLPL率が許容限度を超える場合は、上記のような噴射量の増加によって燃焼変動を引き起こすおそれがあるため、ステップS29に進んで排気浄化装置9を通過するガス流量を増加させてステップS26に戻る。
第2の形態によれば、燃料添加弁13による噴射量を直接的に増加させるため、第1の形態のように排気浄化装置9を通過するガス流量を増加させることにより要求燃料量Qを増加させる場合よりも応答が速くなる利点がある。
以上の各形態において、ECU21は、図3のステップS4及びステップS5を実行することにより、本発明に係る要求燃料量算出手段として、図3のステップS6〜ステップS10を実行することにより、本発明に係る燃料添加制御手段として、図4又は図5の制御ルーチンを実行することにより、本発明に係る排気還流制御手段として、図5のステップS30を実行することにより、本発明に係る許容限度判定手段として、それぞれ機能する。
但し、本発明は上記の各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態にて実施できる。上記の各形態ではターボチャージャー付きの内燃機関に本発明を適用しているが、適用対象の内燃機関がターボチャージャーを備えていなくてもよい。
また、図1に示したフィルタ12の基材に吸蔵還元型のNOx触媒物質をコーティングすることにより、排気浄化装置9にパティキュレートの捕集機能の他にNOxを吸蔵して還元する排気浄化機能を与えてもよい。排気浄化装置9がこのような機能を持つ場合には、NOxの吸蔵量が限界に達する前に、燃料添加弁13から燃料を噴射して排気の空燃比を一時的にリッチ側に設定することにより吸蔵したNOxを還元させるリッチスパイク処理が行われる。また、排気浄化装置9が硫黄被毒した場合には、それを解消して排気浄化機能を回復させるため、燃料添加弁13から燃料を噴射させる周知の硫黄被毒再生処理も行われる。リッチスパイク処理や硫黄被毒再生処理は、排気通路4に燃料を噴射する点で上述したフィルタ再生処理と共通するので、図4及び図5に示した制御と同様の制御をリッチスパイク処理の際に又は硫黄被毒再生処理の際に実行する形態で、本発明の排気システムを実施してもよい。
本発明の一形態に係る排気システムが適用された内燃機関の要部を示した図。 EGRガスの導入を実行するための複数種類のモードが運転状態に対応付けられたモード選択マップの一例を示した概念図。 フィルタ再生処理の制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 MPLモードにおける低圧排気還流装置及び高圧排気還流装置の動作制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 第2の形態に係る低圧排気還流装置及び高圧排気還流装置の動作制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 第2の形態に係る燃料添加弁による燃料噴射の様子を説明する説明図。
符号の説明
1 内燃機関
3 吸気通路
4 排気通路
9 排気浄化装置(排気浄化手段)
13 燃料添加弁(燃料添加手段)
14 低圧排気還流装置(第1の排気還流装置)
18 高圧排気還流装置(第2の排気還流装置)
21 ECU(要求燃料量算出手段、燃料添加制御手段、排気還流制御手段、許容限度判定手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路に配置されて排気を浄化する排気浄化手段と、前記排気浄化手段の排気浄化機能を回復させるために前記排気通路内に燃料を噴射する燃料添加手段と、前記排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り出して前記内燃機関の吸気通路へ導入する排気還流装置とが設けられ、前記排気還流装置として、EGRガスの取り出し位置が前記排気浄化手段及び前記燃料添加手段のそれぞれよりも下流側に位置する第1の排気還流装置と、EGRガスの取り出し位置が前記燃料添加手段よりも上流側に位置する第2の排気還流装置とが設けられ、かつ前記内燃機関の運転状態に応じて設定される目標EGR率が維持されるように前記第1の排気還流装置及び前記第2の排気還流装置のそれぞれを制御する内燃機関の排気システムであって、
    前記燃料添加手段が噴射すべき要求燃料量を前記排気浄化手段を通過するガス流量が大きい程大きくなるように算出する要求燃料量算出手段と、前記排気浄化手段の排気浄化機能を回復させる必要がある間に、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量の燃料が前記排気通路内に噴射されるように前記燃料添加手段を制御する燃料添加制御手段と、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量が前記燃料添加手段が噴***度を維持して噴射できる下限量よりも少ない場合、前記排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を前記目標EGR率を維持しつつ変更する排気還流制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の排気システム。
  2. 前記排気還流制御手段は、前記燃料添加手段による燃料添加に伴って前記内燃機関に許容し得ない燃焼変動が引き起こされるおそれがあるか否かを前記燃焼変動に影響する物理量に基づいて判定し、前記燃焼変動が引き起こされるおそれがないと判定した場合に、前記排気浄化手段を通過するガス流量が増加するように、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を前記目標EGR率を維持しつつ変更することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気システム。
  3. 前記排気還流制御手段は、前記燃焼変動が引き起こされるおそれがあると判定した場合に、前記排気浄化手段を通過するガス流量が減少するように、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との配分を前記目標EGR率を維持しつつ変更することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気システム。
  4. 前記燃料添加制御手段は、前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量と同量の燃料が所定の頻度で前記排気通路内に噴射されるように前記燃料添加手段を制御するものであり、
    前記要求燃料量算出手段にて算出された要求燃料量が前記燃料添加手段が噴***度を維持して噴射できる下限量よりも少ない場合に、前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量と前記第2の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量との合計に対する前記第1の排気還流装置が導入するEGRガスのガス流量の割合が前記内燃機関に燃焼変動が発生しない許容限度内であるか否かを判定する許容限度判定手段を更に備え、
    前記燃料添加制御手段は、前記許容限度判定手段にて前記割合が前記許容限度内にあると判定されたことを条件として、前記下限量以上の限界噴射量の燃料が前記所定の頻度よりも低い頻度で前記排気通路内に噴射されるように前記燃料添加手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気システム。
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