JP2008172886A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で製造が容易であり、取り出されるエネルギーが増大するアクチュエータを提供する。
【解決手段】第一フレーム20の第一歯部22と第二フレーム30の第二歯部32とは、互いに噛み合う位置に設けられている。この互いに噛み合っている第一歯部22と第二歯部32との間に、電気活性ポリマ11が設けられている。電気活性ポリマ11が載置された第二フレーム30に第一フレーム20を被せることにより、第一フレーム20と第二フレーム30との間には折り畳まれた電気活性ポリマ11が設けられる。そのため、第一フレーム20と第二フレーム30との間には、擬似的に三つの電気活性ポリマ11が並列して設けられた状態となる。その結果、一枚の電気活性ポリマ11によって、三つのアクチュエータと同等の力が取り出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータに関し、特に電気活性ポリマの変位を駆動力として取り出すアクチュエータに関する。
特許文献1には、絶縁層の両面に導電層を形成し、この導電層の間に電圧を印加することにより電気エネルギーを運動エネルギーに変換する電気活性ポリマを用いたアクチュエータが開示されている。このようなアクチュエータの電気活性ポリマは、単一では取り出すことができるエネルギーが小さい。そこで、特許文献1では、電気活性ポリマから取り出すエネルギーの増大を図っている。例えば、電気活性ポリマからなるダイアフラムを複数配置することにより、取り出すエネルギーの増大が図られている。また、電気活性ポリマを並列に複数配列したり、電気活性ポリマを多層に積層することにより、取り出すエネルギーの増大が図られている。
しかしながら、複数のダイアフラムを配置する場合、ダイアフラムの数が増加するため、構造の複雑化を招き、製造工程が煩雑になる。また、複数の電気活性ポリマを並列に配列する場合、対向する剛性フレームの間に複数の電気活性ポリマを設ける必要がある。そのため、構造の複雑化を招き、製造工程が煩雑になる。さらに、電気活性ポリマを多層に積層する場合、絶縁層および導電層の積層に複数の工程を必要とする。この場合、各導電層から電極を引き出す必要があり、構造も複雑化する。これらのように、いずれの手法でも、取り出すエネルギーを増大させる場合、構造の複雑化および製造工数の増大を招くという問題がある。
特表2003−506858号公報
そこで、本発明の目的は、簡単な構造で製造が容易であり、取り出されるエネルギーが増大するアクチュエータを提供することにある。
(1)本発明のアクチュエータは、第一ベース、および所定の間隔で前記第一ベースから前記第一ベースの板厚方向に突出する複数の第一歯部を有する第一フレームと、前記第一フレームと対向して設けられ、第二ベース、および所定の間隔で前記第二ベースから前記第二ベースの板厚方向に突出して前記第一歯部の間に噛み合い可能な第二歯部を有し、前記第一フレームと板厚方向へ相対的に移動可能な第二フレームと、前記第一フレームと前記第二フレームとの間に設けられ、前記第一歯部の前記第二フレーム側の端部および前記第二歯部の前記第一フレーム側の端部に接して折り曲げられている電気活性ポリマと、を備える。
第一フレームの第一歯部と第二フレームの第二歯部とは互いに噛み合い可能である。この噛み合っている第一歯部と第二歯部との間に電気活性ポリマを設けることにより、電気活性ポリマは第一歯部と第二歯部との間で数重に折り畳まれた状態となる。そのため、一枚の電気活性ポリマを第一フレームと第二フレームとの間に設ける場合でも、第一フレームと第二フレームとの間には擬似的に複数の電気活性ポリマが並列に設けられた状態となる。すなわち、対向して設けられている第一フレームと第二フレームとの間に電気活性ポリマを挿入し、第一歯部と第二歯部とを噛み合わせることにより、第一フレームと第二フレームとの間には並列する電気活性ポリマが設けられる。したがって、簡単な構造で製造が容易であるとともに、取り出すエネルギーを増大することができる。
(2)本発明のアクチュエータでは、前記第一歯部および前記第二歯部は、それぞれ平行に設けられている。
(3)本発明のアクチュエータでは、前記第一歯部および前記第二歯部は、それぞれ同心円状に設けられている。
(4)本発明のアクチュエータでは、前記第一歯部および前記第二歯部は、規則的に配列された柱状に設けられている。
これらのように、第一ベースおよび第二ベースは、搭載される位置の形状に応じて任意の形状に設定することができる。また、第一歯部および第二歯部の数および間隔などを調整することにより、取り出すエネルギーを容易に調整することができる。
以下、本発明の複数の実施形態によるアクチュエータを図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるアクチュエータの概略図を図1および図2に示す。アクチュエータ10は、図1および図2に示すように第一フレーム20、第二フレーム30および電気活性ポリマ11を備えている。第一フレーム20は、第一ベース21および第一歯部22を有している。第一ベース21は、板状に形成されており、一方の端面に第一歯部22を有している。第一歯部22は、第一ベース21の一方の端面から第二フレーム30側へ突出している。第一歯部22は、それぞれ概ね平行に設けられている。第1実施形態では、第一ベース21は正方形あるいは長方形などの四角形状に形成されている。
第1実施形態の場合、図1に示すように第一フレーム20は懸架装置40によって支持されている。懸架装置40は、例えば天井や支持腕などの支持部41、およびスプリングなどの弾性部材42を有している。弾性部材42は、一方の端部が支持部41に固定され、他方の端部が第一フレーム20に固定されている。これにより、懸架装置40は、第一フレーム20を第二フレーム30に対し重力方向の上下へ移動可能に支持している。これにより、第一フレーム20と第二フレーム30とは、各板厚方向へ相対移動可能である。
第二フレーム30は、図1および図2に示すように第二ベース31および第二歯部32を有している。第二ベース31は、板状に形成されており、一方の端面に第二歯部32を有している。第二歯部32は、第二ベース31の一方の端面から第一フレーム20側へ突出している。第二歯部32は、それぞれ概ね平行に設けられている。第二歯部32は、第一ベース21の第一歯部22と噛み合う位置に設けられている。第1実施形態では、第二ベース31は第一ベース21と同様に正方形あるいは長方形などの四角形状に形成されている。第1実施形態の場合、図1に示すように第二フレーム30は例えば床などの載置部43に固定または移動可能に設置されている。
電気活性ポリマ11は、第一フレーム20と第二フレーム30との間に設けられている。電気活性ポリマ11は、図示しない絶縁層の両面に導電層が形成されている。絶縁層は、例えばシリコンエラストマーやポリウレタンなどの柔軟で誘電率の高い材料で形成されている。導電層は、例えばシリコンエラストマーにカーボン粒子を分散させた樹脂などで形成されている。これにより、絶縁層は、二つの導電層によって挟み込まれている。絶縁層を含む導電層間に電圧を印加することにより、絶縁層のクーロン力は変化し、絶縁層に歪みが生じる。その結果、電気活性ポリマ11は、電圧の印加を断続することにより伸縮する。電気活性ポリマ11は、一層の絶縁層と二層の導電層とを繰り返して積層してもよい。
電気活性ポリマ11は、ベースとなる絶縁層がシリコンエラストマーなどの柔軟で弾性力のある材料で形成されている。そのため、第二フレーム30上に電気活性ポリマ11を設置し、その上方から第一フレーム20を被せることにより、電気活性ポリマ11は自身の弾性力と弾性部材42の弾性力とが釣り合う位置まで第一フレーム20によって押し下げられる。これにより、電気活性ポリマ11は、第一フレーム20の第一歯部22と第二フレーム30の第二歯部32との間に数重に折り畳まれた状態となる。第一歯部22と第二歯部32とは、互い違い、すなわち互いに噛み合い可能な位置に設けられている。そのため、電気活性ポリマ11は、第一歯部22の第二フレーム30側の端部と第二歯部32の第一フレーム20側の端部との間で折り曲げられた波形状となる。その結果、電気活性ポリマ11は、第一フレーム20によって第二フレーム30側へ押し込まれながら引き伸ばされる。したがって、電気活性ポリマ11は、力が加わった状態、いわゆるプレストレインされた状態となる。
図3(A)に示すように、電気活性ポリマ11に電圧が印加されていないとき、第一フレーム20の自重によって電気活性ポリマ11は自身の弾性力と弾性部材42の弾性力とが釣り合った位置まで押し込まれる。すなわち、電気活性ポリマ11は、第二歯部32の第一フレーム20側の端部よりも第二フレーム30側へ押し込まれる。これにより、電気活性ポリマ11は、プレストレインされた状態となる。
ここで、電気活性ポリマ11に電圧を印加すると、電気活性ポリマ11の絶縁層にクーロン力による歪みが生じ、電気活性ポリマ11は伸びる。そのため、図3(B)に示すように電気活性ポリマ11は、第一フレーム20によって第二フレーム30側へさらに押し込まれる。すなわち、電気活性ポリマ11の伸びは、第一フレーム20の変位として取り出される。
電気活性ポリマ11への通電を停止すると、電気活性ポリマ11の歪みは消滅し、電気活性ポリマ11は縮む。そのため、図3(C)に示すように電気活性ポリマ11は、自身の弾性力によって変位前の位置まで復帰する。これにより、第一フレーム20は、図3(A)および図3(C)に示すように元の位置まで移動する。
このように、電気活性ポリマ11への電圧の印加を断続することにより、電気活性ポリマ11は伸縮する。そして、電気活性ポリマ11の伸縮によって、第一フレーム20は第二フレーム30との間で相対的に上下に移動する。すなわち、電気活性ポリマ11の伸縮は、第一フレーム20の変位として取り出すことができる。
ここで、アクチュエータ10から取り出される力について説明する。
第一フレーム20を支持する弾性部材42の変形によって生じる力をFsとし、電気活性ポリマ11の変形によって生じる力をFdとする。図3(A)に示すように電気活性ポリマ11に電圧が印加されていないとき、電気活性ポリマ11が生じる力Fdと弾性部材42の力Fsとは釣り合っている。すなわち、
d+Fs=0 (1)
である。
一方、弾性体である弾性部材42のばね定数をksとし、同様に弾性体である電気活性ポリマ11のばね定数をkdとする。また、電気活性ポリマ11に第一フレーム20が被せる前後における、弾性部材42の変位量をxs0とし、電気活性ポリマ11の変位量をxd0とする。すなわち、単に弾性部材42に第一フレーム20を吊した状態から、第一フレーム20を電気活性ポリマ11に被せて釣り合うまでの間に変化する弾性部材42の変位量がxs0である。また、単に第二フレーム30上に電気活性ポリマ11を設けた状態から、その上方に第一フレーム20を被せた状態までの間で変化する電気活性ポリマ11の変位量がxd0である。
ここで、弾性部材42が変位する方向と電気活性ポリマ11が変位する方向は逆である。すなわち、第二フレーム30に設けられた電気活性ポリマ11に第一フレーム20を乗せたとき、弾性部材42に吊り下げられている第一フレーム20は電気活性ポリマ11に押し上げられて図3の上方へ移動する。一方、電気活性ポリマ11は、第一フレーム20によって図3の下方へ押し込まれる。したがって、フックの法則から上記の式(1)にあてはめると、
−kdd0+kss0=0 (2)
となる。
電気活性ポリマ11に通電したとき、電気活性ポリマ11に生じる力をFeとし、第一フレーム20の変位量をx1とする。電気活性ポリマ11は、第一フレーム20の変位量x1に対応するだけ伸び、弾性部材42の弾性力と釣り合った位置で停止する。そのため、電気活性ポリマ11に通電し、第一フレーム20が停止しているとき、電気活性ポリマ11と弾性部材42との間の力の関係は、
d+Fs+Fe=0 (3)
となる。
ここで、電気活性ポリマ11の変形によって生じる力Fdは、第一フレーム20の変位量がx1のとき、
d=−kd(xdo+x1) (4)
となる。また、弾性部材42の変形によって生じる力Fsは、第一フレーム20の変位量がx1のとき、
s=ks(xso−x1) (5)
となる。したがって、上記の式(4)および式(5)を式(3)に代入すると、
−kd(xdo+x1)+ks(xso−x1)+Fe=0 (6)
となる。そして、上記式(2)を用いることにより、
e=(kd+ks)x1 (7)
が得られる。
上記の式(7)から、第一フレーム20の最大変位量をx1するとき、変位量x(0≦x≦x1)においてアクチュエータ10すなわち第一フレーム20から取り出される力Fは、
F=−(kd+ks)x+(kd+ks)x1 (8)
となる。したがって、第一フレーム20の変位と取り出される力の関係は、図4に示される通りとなる。
図1および図3に示す第1実施形態のように第一フレーム20が並列する三つの第一歯部22を有している場合、三つのアクチュエータが並列されているとみなすことができる。すなわち、電気活性ポリマ11への通電により、第一フレーム20の各第一歯部22からそれぞれ力が得られる。したがって、図1および図3示す第1実施形態のアクチュエータ10(n=3)では、図5に示すように単一のアクチュエータ(n=1)に比較して三倍の力を取り出すことができる。
以上のように、第1実施形態では、第一歯部22と第二歯部32とが互いに噛み合う第一フレーム20と第二フレーム30との間に電気活性ポリマ11が設けられている。これにより、第一フレーム20と第二フレーム30との間には、擬似的に三つの電気活性ポリマ11が並列して設けられた状態となる。その結果、一枚の電気活性ポリマ11によって、三つのアクチュエータと同等の力が取り出される。したがって、簡単な構造で取り出すエネルギーを増大することができる。
また、第1実施形態では、第一フレーム20と第二フレーム30との間に一枚の電気活性ポリマ11を設けるだけで、並列に配置された三つのアクチュエータと同等の力が取り出される。したがって、複数の電気活性ポリマ11を並列に配置する場合でも、製造を容易にすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるアクチュエータを図6および図7に示す。
第2実施形態では、図6および図7に示すようにアクチュエータ10は第一フレーム20、第二フレーム30および電気活性ポリマ11を備えている。第一フレーム20は、第1実施形態と同様に懸架装置40によって支持されている。第一フレーム20は、第一ベース23および第一歯部24を有している。第2実施形態の場合、第一ベース23は、円板状に形成されており、一方の端面に第一歯部24を有している。第一歯部24は、同心円状に設けられている外周側歯部241と内周側歯部242とを有している。すなわち、第2実施形態では、第一ベース23は円形状に形成され、第一歯部24は円筒状の外周側歯部241および円柱状の内周側歯部242を有している。
第二フレーム30は、第二ベース33および第二歯部34を有している。第二ベース33は、円板状に形成されており、一方の端面に第二歯部34を有している。第二歯部34は、同心円状に設けられている外周側歯部341と内周側歯部342とを有している。すなわち、第2実施形態では、第二ベース33は円形状に形成され、第二ベース33は円筒状の外周側歯部341および内周側歯部342を有している。
第一フレーム20の第一歯部24のうち内周側歯部242は、第二フレーム30の内周側歯部342の内側に挿入可能である。また、第一歯部24のうち外周側歯部241は、第二フレーム30の外周側歯部341と内周側歯部342との間に挿入可能である。これにより、第一歯部24と第二歯部34とは、噛み合い可能となる。
電気活性ポリマ11は、第一フレーム20と第二フレーム30との間に設けられている。電気活性ポリマ11は、円板状に形成されている。電気活性ポリマ11は、形状以外の構成が第1実施形態と同様である。第一フレーム20と第二フレーム30との間に電気活性ポリマ11を設けることにより、電気活性ポリマ11は第一歯部24と第二歯部34との間に折り畳まれた状態となる。これにより、電気活性ポリマ11は、プレストレインされた状態となる。
第2実施形態では、第一フレーム20、第二フレーム30および電気活性ポリマ11は円板または円筒状に形成されている。したがって、適用個所の形状に応じて、アクチュエータ10の形状は任意に選定することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるアクチュエータを図8および図9に示す。
第3実施形態では、図8および図9に示すようにアクチュエータ10は第一フレーム20、第二フレーム30および電気活性ポリマ11を備えている。第一フレーム20は、第1実施形態と同様に懸架装置40によって支持されている。第一フレーム20は、第一ベース25および第一歯部26を有している。第3実施形態の場合、第一ベース25は、一方の端面に第一歯部26を有している。第一歯部26は、第一ベース25から第二フレーム30側へ突出する円柱状に形成されている。第一フレーム20は、規則的に配列された複数の第一歯部26を有している。
第二フレーム30は、第二ベース35および第二歯部36を有している。第二ベース35は、一方の端面に第二歯部36を有している。第二歯部36は、第二ベース35から第一フレーム20側へ突出する円柱状に形成されている。第二フレーム30は、規則的に配列された複数の第二歯部36を有している。
第一歯部26は、第二フレーム30に配列されている第二歯部36の間に配置されている。同様に、第二歯部36は、第一フレーム20に配列されている第一歯部26の間に配置されている。すなわち、第一歯部26と第二歯部36とは、互い違いに配置され、相互の間に挿入可能である。その結果、第一歯部26と第二歯部36とは噛み合い可能である。
電気活性ポリマ11は、第一フレーム20と第二フレーム30との間に設けられている。電気活性ポリマ11の構成は、第1実施形態と同様である。第一フレーム20と第二フレーム30との間に電気活性ポリマ11を設けることにより、電気活性ポリマ11は図8に示すように第一歯部26と第二歯部36との間に折り畳まれた状態となる。これにより、電気活性ポリマ11は、プレストレインされた状態となる。
第3実施形態では、第一フレーム20および第二フレーム30は、それぞれ規則的に配列された円柱状の第一歯部26および第二歯部36を有している。したがって、適用個所の形状あるいは要求される力に応じて、アクチュエータ10の形状は任意に選定することができる。
(その他の実施形態)
以上説明した複数の実施形態では、電気活性ポリマ11を第一フレーム20と第二フレーム30との間で三回折り曲げる例について説明している。しかし、電気活性ポリマ11の折り曲げ回数は上記に限らず任意に設定することができる。また、第一フレーム20、第二フレーム30および電気活性ポリマ11の形状はいずれも例示であり、任意の形状に設定することができる。
また、以上説明した複数の実施形態では、第一フレームが第二フレームに対し重力方向の上下へ移動する例について説明した。しかし、本発明は、重力方向への移動に限らず、例えば重力方向に対し垂直に第一フレームと第二フレームとを対向して配置し、重力方向に対し垂直に第一フレーム又は第二フレームの一方が移動する構成としてもよい。すなわち、第一フレームと第二フレームとは、対向して配置するのであれば、重力方向に対し任意の角度に傾斜してもよい。これらの場合、電気活性ポリマは弾性部材の押し付け力によってプレストレインされる。
本発明の第1実施形態によるアクチュエータの概略を示す側面図。 本発明の第1実施形態によるアクチュエータの概略を示す分解斜視図。 本発明の第1実施形態によるアクチュエータの概略を示す側面図であって、(A)は電気活性ポリマへの通電前の状態、(B)は電気活性ポリマへ通電している状態、および(C)は電気活性ポリマへの通電を停止した状態を示す図。 電気活性ポリマの変位と取り出される力との関係を示す模式図。 電気活性ポリマの変位と取り出される力との関係を示す模式図。 本発明の第2実施形態によるアクチュエータの概略を示す断面図。 本発明の第2実施形態によるアクチュエータの概略を示す分解斜視図。 本発明の第3実施形態によるアクチュエータの概略を示す側面図。 本発明の第3実施形態によるアクチュエータの概略を示す分解斜視図。
符号の説明
10:アクチュエータ、11:電気活性ポリマ、20:第一フレーム、21、23、25:第一ベース、22、24、26:第一歯部、30:第二フレーム、31、33、35:第二ベース、32、34、36:第二歯部、241:外周側歯部(第一歯部)、242:内周側歯部(第一歯部)、341:外周側歯部(第二歯部)、342:内周側歯部(第二歯部)

Claims (4)

  1. 第一ベース、および所定の間隔で前記第一ベースから前記第一ベースの板厚方向に突出する複数の第一歯部を有する第一フレームと、
    前記第一フレームと対向して設けられ、第二ベース、および所定の間隔で前記第二ベースから前記第二ベースの板厚方向に突出して前記第一歯部の間に噛み合い可能な第二歯部を有し、前記第一フレームと板厚方向へ相対的に移動可能な第二フレームと、
    前記第一フレームと前記第二フレームとの間に設けられ、前記第一歯部の前記第二フレーム側の端部および前記第二歯部の前記第一フレーム側の端部に接して折り曲げられている電気活性ポリマと、
    を備えるアクチュエータ。
  2. 前記第一歯部および前記第二歯部は、それぞれ平行に設けられている請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 前記第一歯部および前記第二歯部は、それぞれ同心円状に設けられている請求項1記載のアクチュエータ。
  4. 前記第一歯部および前記第二歯部は、規則的に配列された柱状に設けられている請求項1記載のアクチュエータ。
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