JP2008171471A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008171471A
JP2008171471A JP2007001075A JP2007001075A JP2008171471A JP 2008171471 A JP2008171471 A JP 2008171471A JP 2007001075 A JP2007001075 A JP 2007001075A JP 2007001075 A JP2007001075 A JP 2007001075A JP 2008171471 A JP2008171471 A JP 2008171471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflected
divided
light receiving
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007001075A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryo Saito
涼 齊藤
Makoto Itonaga
誠 糸長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2007001075A priority Critical patent/JP2008171471A/ja
Priority to US12/007,141 priority patent/US20080165655A1/en
Publication of JP2008171471A publication Critical patent/JP2008171471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】検出ビームを2つに分ける従来の光ピックアップ装置によれば、信号出力が低下し、信号検出のS/Nが低下する。また、偏光HOEや液晶アクティブローテータなどを有する構成の従来のピックアップ装置は、装置全体が高価であるという問題がある。
【解決手段】光ディスクの再生すべき第1の記録層から反射し、空間的分割素子で分割されて回折した1次回折光は、光検出器の受光セル9A〜9Dに40a〜40dで示すように集光するが、空間的分割素子で他の次数で回折した光(0次回折光も含む)はクロストーク光となる。受光セル9A〜9Dの近くにスポットを形成するのは0次回折光と−1次回折光である。第1の記録層からの−1次回折光は42a〜42dで示すように、受光セル9A〜9Dにかからないようにする。第2の記録層から反射し、空間的分割素子で回折した光もクロストーク光44a〜44dとなり、受光セル9A〜9Dにかからない。
【選択図】図6

Description

本発明は光ピックアップ装置に係り、特に光ディスクから反射して光検出器へ向かう光束が、空間的に2つ以上の分割線で2つ以上の分割領域に分割され、かつ、非点収差が付与されることで、単層光ディスクだけでなく多層光ディスクにも良好な記録又は再生を実現する光ピックアップ装置に関する。
一般的に、円盤状の光学的記録媒体である光ディスクは、映像情報とか音声情報やコンピュータデータなどの情報信号を透明基板上で螺旋状又は同心円状に形成したトラックに高密度に記録し、かつ、記録済みのトラックを再生する際に所望のトラックを高速にアクセスできることから多用されている。
この種の光ディスクとして例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などは既に市販され、最近では、より一層高密度化を図った2種類の高密度光記録媒体が流通している。すなわち、BD(Blu-ray Disc)及びHD−DVD(High Definition DVD)である。
また、各光ディスクを大容量化するために多層に信号記録面がある多層光ディスクの開発と規格化が進展している。DVD−ROM、DVD−Rの片面2層光ディスクは既に市販され、DVD−RW、BD、HD−DVDも片面2層光ディスクの規格化が進んでいる。更に、最近の学会ではBDの4層光ディスク、8層光ディスクの開発の発表も出てきている。
ところで、前記した片面2層光ディスクを記録又は再生するためにDVDの再生型光ピックアップ装置では、1ビームによるDPD法(位相差トラッキング法)を用いてトラッキングエラー信号(DPD信号)の検出を行っている。記録型光ディスクであるDVD−RやDVD−RWについては、信号を記録した後はDPD信号を検出できるが、信号を記録する前では検出できない。そこで、DVDの記録型光ディスクに対しては3ビームによるDPP法(差動プッシュプル法)を用いてトラッキングエラー信号(DPP信号)の検出を行っている。
波長405nm程度の青色レーザ光源を用いて記録又は再生するHD−DVDでは、再生型、記録型それぞれDVDと同様のトラッキングエラー信号検出を使っている。一方、波長405nm程度の青色レーザ光源を用いて記録又は再生する別の規格であるBDでは、BD−ROMのトラッキングエラー信号の検出ではDPD信号を検出できるが、記録型光ディスクの信号を記録した後の状態でDPD信号の検出が規格として保証されていない。そのため、記録型でも再生型でもDPP信号を検出するのが一般的である。
ここで、片面2層光ディスクにおいてDPP法を用いた場合は、再生していない他の層(デフォーカスしている層)からの反射光がクロストーク光として、光検出器に入射し、再生している層の信号検出光と重なることで干渉性のノイズを発生する問題がある。この干渉性のノイズの振る舞いは、干渉する二つの光の間の光路差、すなわち、ディスクの層間距離等による光路差で決まる。更に、ディスクの位置による層間距離の変動や、ディスクのチルトの状態、再生している記録用のガイドトラック(グルーブ)の影響なども受けて、極めて複雑な振る舞いをする。
また、DPP信号を用いた場合は、記録時のサブビームによる誤記録を防ぐため、及び光の効率的な利用のため、サブビームの光量はメインビームよりも小さく設定されている。このため、サブビームは、デフォーカスしている層からのクロストーク光の影響をメインビームよりも大きく受けるために、前記の問題が生じる。
このクロストーク光の影響は、DVDの2層光ディスクの場合もあったが、BDシステムでは、より顕著に安定な記録、再生ができないという重大な問題が発生することが報告されている(例えば、非特許文献1参照)。その理由は、次の通りである。第1に、層間距離がDVDよりも狭くなって光路差が小さくなり、クロストーク光の大きさが大きくなったことである。第2に、波長405nmの青色レーザ光源では、レーザの干渉性が上がっていることである。第3に、BDにおいては、対物レンズの開口数(NA)が上がっているため、クロストーク光もより大きく光検出器に戻るようになっていることである。
そこで、これらの問題を解決する方法として、1ビーム方式によるPP法(プッシュプル法)を用いるトラッキングエラー信号検出方法が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
図8は非特許文献2記載の従来の光ピックアップ装置の検出系の一例の構成図、図9は非特許文献2記載の従来の光ピックアップ装置の検出系に用いるHOEパターン(ファーフィールドパターン)の一例を示した図、図10は非特許文献2記載の従来の光ピックアップ装置のクロストーク光の広がりの一例を示した図である。
図8、図9、図10を用いて、ディスクから反射した反射光がPD(光検出器)へ戻り受光するまでの従来の光ピックアップ装置の動作を簡単に説明する。図8において、フォーカスエラー信号の検出には、光ディスクからの反射光がホログラム光学素子(HOE)101によって回折作用がなく透過し、レンズ102を通って収束光となり、シリンドリカルレンズ103を通って非点収差が与えられフォーカス用PD(光検出器)104で受光した信号を用いる。
一方、トラッキングエラー信号の検出には、光ディスクからの反射光がHOE101によって回折され、レンズ102を通って収束光となり、シリンドリカルレンズ103でHOE101によって生じる非点収差をキャンセルし、トラッキング用PD(光検出器)105で受光した信号を用いる。
図9はHOE101のパターンを示しており、HOE101は5つの領域A,B,C,D,Xに分割されている。図10はフォーカシング用PD104、トラッキング用PD105でのクロストーク光の状態を示している。再生している層からの反射光でHOE101の領域Aを通った光はPD105の受光部105A、HOE101の領域Bを通った光はPD105の受光部105B、HOE101の領域Cを通った光はPD105の受光部105C、HOE101の領域Dを通った光はPD105の受光部105Dでスポットを形成する。なお、再生していない層(他層)からのクロストーク光は灰色部分である。
他層からのクロストーク光のうち、HOE101で回折しない光(0次回折光)については、フォーカシング用PD104にはかかるもののトラッキング用PD105にはかからない。なお、回折しない光であるから、HOE101のいずれの領域を通っても同じ位置にスポットができる。
一方、他層から反射したクロストーク光のうち、HOE101で回折した光(回折光)については、HOE101の通る領域によってスポット位置が異なる。領域Xを通ったクロストーク光の回折光はフォーカシング用PD104の左右に位置し、フォーカシング用PD104にはかからない。また、領域A,B,C,Dを通ったクロストーク光の回折光はトラッキング用PD105の周辺に位置し、トラッキング用PD105にはかからない。そして、トラッキングエラー信号APPは、受光部105Aで得られる信号をTA、受光部105Bで得られる信号をTB、受光部105Cで得られる信号をTC、受光部105Dで得られる信号をTDとするとき、次の式で計算される。
APP=(TC−TD)−k(TA−TB) (1)
ただし、上式中、kは定数である。
また、クロストーク光の問題を解決する他の方法として、非特許文献2と同様に1ビーム方式によるPP法を用いるトラッキングエラー信号検出方法が提案されている(例えば、非特許文献3参照)。図11は上記の非特許文献3記載の従来の光ピックアップ装置の検出系に用いる液晶素子の一例の構造図、図12は非特許文献3記載の従来の光ピックアップ装置の受光セルへビームが集光する状態を示した図である。
図11及び図12を用いて光ディスクで反射した反射光を検出するまでの非特許文献3記載の従来の光ピックアップ装置の動作を簡単に説明すると、液晶素子110は3層からなり、光ディスク(不図示)側から非偏光HOE111、液晶アクティブローテータ112、偏光HOE113の順に形成される。
非偏光HOE111はレンズ効果を持たせ、±1次回折光を発生させフォーカスエラー信号を検出するためのものである。液晶アクティブローテータ112は電圧のオン(ON)、オフ(OFF)で偏光方向を変えるものである。偏光HOE113は記録型用のパターン113A、再生型用のパターン113Bからなる。
記録型のトラッキングエラー信号を検出する場合には、図12(a)に示すように、液晶アクティブローテータ112で電圧をオフにして、入射偏光方向と垂直な方向に偏光方向を変える。そして、偏光HOE113のうち記録型用のパターン113Aを作用させ、非特許文献2と同様のPP法を用いてトラッキングエラー信号を検出する。記録型用のパターン113Aの中央の領域Eはトラッキングエラー信号の演算から除かれ、他層からのクロストーク光の影響を減らしている。
一方、再生型のトラッキングエラー信号を検出する場合には、図12(b)に示すように、液晶アクティブローテータ112で電圧をオンにして、入射偏光方向と出射偏光方向を同じにする。そして、偏光HOE113のうち再生型用のパターン113Bを作用させ、DPD法を用いてトラッキングエラー信号を検出する。
Alexander van der Lee,et.al.,"Drive consideration for multilayer discs",ISOM06 Technical Digest P.30 Mo-C-5 Kousei SANO,et.al.,"Novel One-Beam Tracking Detection Method for Dual-Layer Blu-ray Discs",Japanese Journal of Applied Physics Vol.45,No.2B,2006,pp.1174-1177(第4図、第6図、第7図) Noriaki Nishi et.al.,"Novel One-Beam Detection Method with Changeable Multi Division Patterns",Proc. of SPIE Vol.6282,62821H-1(第4図、第5図)
図8〜図10と共に説明した非特許文献2記載の従来の光ピックアップ装置によれば、トラッキング用PD105にクロストーク光の影響が生じないようにしてトラッキングエラー信号を安定にしている。しかし、フォーカス用PD104とトラッキング用PD105と検出ビームを2つに分け、フォーカス用PD104から得られる信号はメイン信号の検出には用いることができないので、信号出力が低下し、信号検出のS/Nが低下する。特に、高速な再生を行う場合には顕著に問題となる。
また、図11及び図12と共に説明した非特許文献3記載の従来の光ピックアップ装置によれば、クロストーク光の影響を少なくして、記録型、再生型のトラッキングエラー信号検出を行うことができるものの、2パターン113A、113Bの偏光HOE113や液晶アクティブローテータ112など高価な部品が多い構成であるため、装置全体が高価であるという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、多層光ディスクを記録又は再生する場合に、信号のS/Nが良く、かつ、低コストで実現できる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、光を出射する光源と、光源から出射された光を光ディスクに集光してスポットを形成する対物レンズと、対物レンズを透過した光ディスクからの反射光の光束を複数に分割してそれぞれ所定の方向に出射する空間的分割素子と、空間的分割素子から出射された光を受光して光電変換する光検出器と、光源から出射して対物レンズヘ向かう光と光ディスクから反射し対物レンズを透過して光検出器へ向かう反射光とを分離する光路分離素子とを備える光ピックアップ装置であって、
空間的分割素子は、反射光の入射領域が、複数の分割線により2つ以上の分割領域に分割され、複数の分割線のうち、少なくとも2つの分割線は入射する反射光の光束のほぼ中心を通り、かつ、互いに直交するように配置され、2つ以上の分割領域は各々入射する反射光を所定方向に偏向し、前記反射光には非点収差が付与され、 光検出器は、空間的分割素子の2つ以上の分割領域を通してそれぞれ所定方向に偏向され、かつ非点収差が付与された光を個別に受光する2つ以上の受光セルから構成されると共に、2つ以上の受光セルで受光される各スポットが、非点収差を付与された光により生じる2つの焦線のほぼ中間の最小錯乱円になる位置に配置され、かつ、2つ以上の受光セルが、光ディスクが複数の記録層が積層された多層光ディスクであるとき、その多層光ディスクの記録又は再生する一つの記録層からの反射光が前記空間的分割素子の一の分割領域を通って集光されたスポットと、複数の記録層のうち一つの記録層以外の他の記録層から反射されて上記の一の分割領域を通って照射されるクロストーク光とが略重ならない位置に配置された構成であることを特徴とする。
この発明では、光ディスクが複数の記録層が積層された多層光ディスクであるとき、空間的分割素子の2つ以上の分割領域のうち記録又は再生している一つの記録層からの反射光が通る分割領域を通り、非点収差を付与された光と、複数の記録層のうち一つの記録層以外の他の記録層から反射されて上記と同じ分割領域を通り、非点収差を付与されたクロストーク光とが略重ならない位置に、2つ以上の受光セルを配置した構成である。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、多層光ディスクを記録又は再生する場合に、多層光ディスクの記録又は再生する一つの記録層からの反射光の光束を分割して、光検出器を構成する2つ以上の受光セルのうち任意の一の受光セルに集光させる光を通過させる空間的分割素子の所定の一の分割領域を第1の分割領域とするとき、空間的分割素子の第1の分割領域以外の1又は2以上の第2の分割領域を通り、かつ、複数の記録層のうち一つの記録層以外の他の記録層から反射されたクロストーク光が、任意の一の受光セルに入射しないように、光検出器を構成する2つ以上の受光セルを配置したことを特徴とする。
この発明では、光ディスクが複数の記録層が積層された多層光ディスクであるとき、空間的分割素子の2つ以上の分割領域のうち記録又は再生している一つの記録層からの反射光が通る第1の分割領域を通り、非点収差を付与された光と、複数の記録層のうち一つの記録層以外の他の記録層から反射されて上記第1の分割領域以外の第2の分割領域を通り、非点収差を付与されたクロストーク光とが略重ならない位置に、2つ以上の受光セルを配置した構成である。
第1の発明によれば、光ディスクが複数の記録層が積層された多層光ディスクであるとき、記録又は再生している一つの記録層からの反射光が通る分割領域を通り、非点収差を付与された光と、複数の記録層のうち一つの記録層以外の他の記録層から反射されて上記と同じ分割領域を通り、非点収差を付与されたクロストーク光とが略重ならない位置に2以上の受光セルを配置し、また、第2の発明によれば、記録又は再生している一つの記録層からの反射光が通る分割領域を通り、非点収差を付与された光と、他の記録層から反射されて上記の分割領域以外の分割領域を通り、非点収差を付与されたクロストーク光とが重ならないように2以上の受光セルを配置することで、安定したトラッキングエラー信号が得られる。
また、第1及び第2の発明によれば、光検出器で受光する光に非点収差が付与されるので、フォーカスエラー信号の検出には非点収差法が使用でき、従来のフロントエンドプロセッサ(FEP)との親和性が高く、また、光検出器上の受光セルが非特許文献2記載の従来の光ピックアップ装置と比較しても少ない構成が可能なので、ノイズも小さくSNが良好な信号を得る光ピックアップ装置を、回路規模が小さく、低コストな構成で実現できる。
更に、第1及び第2の発明によれば、1ビーム方式なので、3ビーム方式と比較してグレーティングによる光量ロスもなく、グレーティング調整も不要で、トラックピッチが異なる光ディスクや、方式が異なる光ディスクに対しても容易に対応できる。
また、第1及び第2の発明によれば、新プッシュプル法が使用できるので、記録、未記録境界でトラッキングエラー信号APPにオフセットが生じないため、安定したトラッキングをかけることができる。そして、トラッキングエラー信号計算において、分割領域と計算方法により、瞳中心部分の回折光の重なりによる影響を低減できる。さらに、トラッキングエラー信号はAPP信号だけでなく、一般的なDPD信号も得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図1〜図6を参照して詳細に説明する。図1は本発明になる光ピックアップ装置の一実施の形態の全体構成図を示す。図1において、光ピックアップ装置1は、波長λが405nmのレーザ光LSを出射するレーザ光源2からのレーザ光LSを用いて、基板厚さtが0.075mmと0.1mmの2つの記録層に信号面11Bを有する、Blu−ray規格の片面2層の光ディスク(BD)11を記録又は再生する装置である。
本実施の形態では対物レンズ7は2つの記録層の信号面の中間、すなわち0.0875mmでレーザ光を集束するように最適に設計されていて、コリメータレンズ4を光路方向に移動することによって、t=0.075mmの第1の記録層を記録又は再生する場合は僅かに収束光、t=0.1mmの第2の記録層を記録又は再生する場合は僅かに発散光として良好に記録又は再生ができる。ここでは、基板厚さt=0.075mmの第1の記録層の記録信号を再生する場合について説明する。
レーザ光源2を出射したレーザ光LSはp偏光の直線偏光であり、偏光ビームスプリッタ(光路分離素子)3の偏光選択性誘電体多層膜3A(p偏光:透過、s偏光:反射)を透過した後、コリメータレンズ4により僅かに収束光とされ、立上ミラー5の反射膜5Aにより90°方向を転じて、1/4波長板6によりλ/4の位相差が与えられ、円偏光となり対物レンズ7に入射する。対物レンズ7で絞って得られたビームは光ディスク11のビーム入射面11Aから入射させて、基板厚さt=0.075mmの第1の記録層の信号面11B上で収差が良好な状態で集光して、記録又は再生が行われる。
そして、光ディスク11の信号面11Bで反射されたレーザ光(反射光)LTは、対物レンズ7に再入射し、この対物レンズ11により僅かに発散光となり、1/4波長板6に入射してλ/4の位相差が与えられ、s偏光の直線偏光となり立上ミラー5の反射膜5Aで90°光線方向を転じ、コリメータレンズ4により収束光となり、偏光ビームスプリッタ3に入射する。
偏光ビームスプリッタ3に入射したs偏光の反射光は、偏光選択性誘電体多層膜3Aで反射され、空間的分割素子8に入射して、空間的分割素子8の2つ以上の分割領域により分割され、かつ、非点収差が付与された光束とされた後、その分割された光束がそれぞれ光検出器9の受光セル9A〜9Dで受光される。光検出器9はその受光セル9A〜9Dで受光した光をそれぞれ光電変換した後、各電気信号に対してそれぞれ後述する所定の演算式に従って、トラッキングエラー信号,フォーカスエラー信号,メインデータ信号を演算算出する。
次に、本実施の形態の要部である検出系について、図2〜図4と共に説明する。ここで、図2は光ピックアップ装置1の検出系を詳細に示した図、図3は空間的分割素子8の分割領域8A〜8Dを示した図、図4は光検出器9の受光セル9A〜9Dの配置を示した図である。図2において、偏光ビームスプリッタ3で反射され、空間的分割素子8に入射した光束は、空間的分割素子8の素子面8Z上の4つの分割領域8A〜8Dからなるホログラムパターンでそれぞれ空間的に分割され偏向される。
上記の4つの分割領域は図3に示すように、全体として円形の光入射領域のほぼ中心を通り、かつ、光ディスク11のトラックを投影した時のそのトラックの方向と垂直な方向(ラジアル方向)に対し、±45°方向に配置された2本の分割線8i,8kにより、円形の光入射領域は4つの分割領域8A〜8Dに分割され、それらの分割領域毎に異なるホログラムパターンとなっており、また、非点収差を付与する構成となっている。これにより、4つの分割領域8A〜8Dにそれぞれ対応した非点収差が付与された4つの1次回折光が生じる。なお、対物レンズ7でのレンズシフトやレンズチルトがない状態では、光ディスク11からの反射光の光束中心は円形の光入射領域のほぼ中心を通るものである。
その後、空間的分割素子8からの4つの1次回折光は、光検出器9の対応した受光セル9A〜9Dにスポットとして集光する。ここで、受光セル9A〜9Dは空間的分割素子8の分割領域8A〜8Dのそれぞれの回折方向に応じて図4に示すように配置されており、上記分割領域8Aからの1次回折光は受光セル9A(9A1と9A2にまたがる)で受光され、同様に上記分割領域8Bからの1次回折光は受光セル9B(9B1と9B2にまたがる)で、上記分割領域8Cからの1次回折光は受光セル9Cで、上記分割領域8Dからの1次回折光は受光セル9Dでそれぞれ受光される。空間的分割素子8の光入射領域の中心と光検出器9の中心は光軸方向に略一致している。トラックの方向と同一方向を含む2つの分割領域8A、8Bからの1次回折光はそれぞれトラックの方向同一方向に2分割された受光セル9A(9A1、9A2)、9B(9B1、9B2)により受光される。
各受光セル9A〜9D上での各スポットは後述するように分割領域に応じた扇形の形状となるが、分割領域がなく円形状のホログラムパターンで最小錯乱円の円形状スポットとなると考えた場合に適切な3次非点収差を有し、他の収差がとれているものである。そして、3次非点収差により生じる2つの焦線のほぼ中間で最小錯乱円となる。
すなわち、本実施の形態の光ピックアップ装置では、ホログラムパターン自体は各収差やパワーなどの成分をもたせることができるので、空間的分割素子8の各分割領域8A〜8Dでは入射した光を回折し、更に所定方向の非点収差を付与するようにし、光検出器9の受光セル上で集光される各スポットが、非点収差が付与された回折光により生じる2つの焦点のほぼ中間の最小錯乱円になる位置に光検出器9が配置されて、シリンドリカルレンズの機能をホログラムパターンと一体にしている。
また、図3の空間的分割素子8の各分割領域8A〜8Dとそれに対応する図4の受光セル9A〜9Dまでの距離は図4から明確なように異なる。よって、各分割領域8A〜8Dのホログラムパターンはレンズパワーに差をつけて受光セル上で同じスポット径で最小錯乱円とすることが望ましい。
次に、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号の生成手段について説明する。図5はフォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー信号を算出する演算回路の一例の回路系統図を示す。同図において、受光セル9A1の出力信号A1、受光セル9A2の出力信号A2、受光セル9B1の出力信号B1,受光セル9B2の出力信号B2を用いて、図5の加算器21、22及び減算器27により
FE=(A1+B2)−(A2+B1) (1)
なる式によりフォーカスエラー信号FEが算出される。このように非点収差法をフォーカスエラー検出に使えるので、従来のFEPに対して親和性が高い。
また、空間的分割素子8の分割線の取り方で変わるが、例えば図3に示しているように分割領域をとることで、トラックによって回折した1次光と0次光の重なる部分(干渉によって光量変動が起きる部分)が入射する領域を使わない分割線の取り方をすれば、トラックを横断する際の光量変化が生じにくいため、フォーカスエラー信号にトラック横断時の変動を生じさせないことが可能となる。
次に、トラッキングエラー信号を計算する方法について説明する。図4の受光セル9Cの出力信号C、受光セル9Dの出力信号Dを用いると、通常のプッシュプル法によるトラッキングエラー信号PPは、図5の減算器26により次式により計算できる。
PP=C−D
これは従来のプッシュプル法によるトラッキングエラー信号の計算方法とほぼ同じ方法であり、1ビームで光量のロスなくトラッキングエラー信号が生成できる構成であることを示している。また、例えば図3に示すような空間的分割素子8の分割線の取り方であれば、トラックピッチの2倍の周期の回折光の影響を低減できる。
ところで、トラッキングエラー信号PPはレンズシフトやラジアル方向のディスクチルト時にオフセットが出ることが知られている。そこで、図5において、信号A1、A2、B1、B2、C及びDを用いて、加算器25、23、24、減算器29、乗算器30及び減算器32により、次式で示すトラッキング信号エラーAPPを演算算出することによって、上記にあげたオフセットのみならず、記録マークの境界で生じるオフセットも低減することが可能である。
APP=(C+D)−k[(A1+B1)−(A2+B2)}
すなわち、信号A1と信号B1との和から信号A2と信号B2との和を差し引いたDC成分で信号Cと信号Dの和の成分を補正することにより、オフセットが低減できる。なお、式中の乗算係数k(図5で示した乗算器30の乗算係数)はレンズシフトと記録境界でのオフセットを補正し、外乱などがあってもオフセットの発生が小さくなるように最適化したものである。
次に、光検出器9の受光器上でのスポットやクロストーク光の状態について説明する。図6は基板厚さt=0.075mmの第1の記録層の信号面を再生する場合の光検出器9上でのクロストーク光等の状態を示した図である。光ディスク11のt=0.075mmの再生すべき第1の記録層の信号面11Bから反射し、空間的分割素子8で偏向された光は受光セル9A〜9Dに集光する。ここで、例えば、空間的分割素子8が回折型の光学素子である場合、1次光は図6において光検出器9の受光セル9A〜9Dに40a〜40dで示すように集光するものと考える。その場合、空間的分割素子8で他の次数で回折した光(0次回折光も含む)はクロストーク光となる。クロストーク光が受光セル9A〜9Dにかかった場合は、各信号が適切に計算できない可能性がある。受光セル9A〜9Dの近くにスポットを形成するのは0次回折光と−1次回折光のクロストーク光が問題である。高次回折光は受光セルより離れる方向に行くので問題とならない。
まず、再生すべき第1の記録層の信号面11Bからの0次回折光は図6に41で示すように受光セル9A〜9Dの中心位置に小径の円形スポットを形成して略集光する。よって、受光セル9A〜9Dが光検出器9の受光面の中心位置からそれぞれ若干離れていれば0次光の影響はない。次に、再生すべき第1の記録層の信号面11Bからの−1次回折光は図6に42a、42b、42c、42dで示すように、1次回折光のスポット40c、40d、40b、40aに対し光検出器9の受光面の中心位置と点対称に集光されるので、上記の−1次回折光が受光セル9A〜9Dにかからないようにすることが可能である。
また、光ディスク11の基板厚さt=0.1mmの再生しない第2の記録層の信号面11Bから反射し、空間的分割素子8で回折した光もクロストーク光となる。これらのクロストーク光は倍率に合わせて大きく広がるため、1次回折光の影響が主で、0次光まで考えておけば影響は少ない。まず、再生しない第2の記録層(他層)で反射し、空間的分割素子8で回折した光の1次回折光(クロストーク光の1次回折光)は空間的分割素子8の4つの分割領域8A〜8Dのもつそれぞれの扇形の中心角で広がり、図6に44a、44b、44c、44dで示すような扇形の形状で光検出器9の受光面に集光する。このクロストーク光の1次回折光は主にラジアル方向の配置で、受光セル9A〜9Dにかからないようにすることが可能である。
また、他層で反射し、空間的分割素子8で回折した光の0次回折光(クロストーク光の0次回折光)は図6に43で示すように、その中心位置が受光セル9A〜9Dの中心位置に略一致し、かつ、上記のスポット41よりもかなり大径の円形スポットを形成して集光するものの、ラジアル方向、トラック方向の配置を適切にすれば受光セル9A〜9Dにかからないようにすることが可能である。
よって、以上より、上記の分割領域8A〜8Dと受光セル9A〜9Dの配置を図3,図4のようにすることで、すなわち、記録又は再生している層の反射光が通る分割領域を通ったものと、同じ分割領域を通って他層から反射するクロストーク光が略重ならないようにし、また、受光セルに対応した分割領域以外の分割領域を通って、記録又は再生している層以外の層(他層)から反射してきたクロストーク光が、上記の記録又は再生している層の反射光の1次回折光を受光する受光セルに入射しないように受光セル9A〜9Dを配置することで、多層ディスクの安定した記録又は再生が可能となる。例えば、図6において、受光セル9Aに対応した空間的分割素子8の分割領域8A以外の分割領域8B、8C、8Dを通って、他層から反射してきたクロストーク光の1次光の扇形のスポット44a、44c、44dの3つが、受光セル9Aに重ならないように受光セル9A〜9Dが配置される。なお、クロストーク光の0次回折光を受光セル9A〜9Fすべてにかからないようにするのがもっとも望ましいが、逆に、クロストーク光の0次回折光をすべての受光セル9A〜9Fにかかるようにして、すべての受光セルに均等にオフセットを与えて安定した記録又は再生をすることも可能である。
なお、メイン信号RFは図5に示すように、加算器21、22、25、28及び31により次式に示す各受光セル9A〜9Dからの信号A1、A2、B1、B2、C、Dの総和で求められる。
RF=A1+A2+B1+B2+C+D (4)
また、BD−ROMなどの再生型光ディスクに対応して、DPD法によるトラッキングエラー信号検出も可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、片面2層の光ディスク11を記録又は再生する際に、光ディスク11から反射して光検出器9へ向かう反射光の光束が、空間的に2つの分割線8i,8kで4つの分割領域に分割され、その分割線は光束のほぼ中心を通り、かつ、略直交するようになされた空間的分割素子8の、各々の分割領域8A〜8Dを通った光束は非点収差が付与されて、光検出器9上に設けられた各受光セル9A〜9Dに対応して各々入射するようになされていることで、良好に記録又は再生することができる。
これにより、本実施の形態によれば、非特許文献2記載の光ピックアップ装置に比べて図4に示したように受光セルの数も少なく、回路規模が小さくコスト安であり、ノイズを抑えることも可能であり、SN良く記録又は再生することができる。また、1ビーム方式なので、図1に示したようにグレーティングが不要なので、グレーティングの調整及びグレーティングによる光量ロスがなく、また、トラックピッチが異なる光ディスクにも対応が容易である利点がある。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、光学的分割素子における分割線をトラック方向に平行な方向と垂直な方向に分割することも、上記の実施の形態と同様のことであるので勿論可能であり、更には分割線を増やして種々の信号を精度良くとる構成も可能である。この場合、光学的分割素子の2つ以上の分割線のうち、少なくとも2つの分割線は光束の中心を通り、かつ、直交するようになされる。
また、すべての分割領域を使用せず少なくとも2つの分割領域でフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を検出する構成も可能である。例えば、空間的分割素子を、図7に示すように、全体として円形の光入射領域のほぼ中心を通り、かつ、光ディスク11のトラックを投影した時のそのトラックの方向と同一方向の分割線8aと、トラックの方向と垂直な方向(ラジアル方向)の分割線8bとにより、円形の光入射領域を4つの分割領域に分割し、そのうち対角上にある2つの分割領域8A’と8B’とを2分割された分割領域として用いるようにしてもよい。
この場合、2分割された分割領域8A’と8B’は異なるホログラムパターンとなっており、また、非点収差を付与する構成となっている。光ディスクの記録又は再生する記録層の信号面で反射された反射光は空間的分割素子に入射し、その空間的分割素子の図7の分割領域8A’と8B’によりそれぞれ非点収差が付与された2つの回折光として出射されて光検出器9に集光される。ここで、光ディスクの記録又は再生する記録層の反射光の0次光と1次光が重なる干渉部分が空間的分割素子の分割領域8A’と8B’に入射するため、フォーカスエラー信号とプッシュプル法のトラッキングエラー信号の両方を計算することが可能である。
更に、上記の実施の形態では片面2層の光ディスクの記録又は再生を例にとって説明したが、本発明は単層光ディスクの記録又は再生も可能であり、また、空間的光学素子は2つ以上の分割領域があれば、その空間的光学素子で偏向された反射光を受光する光検出器の出力信号に基づいてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号の両方を計算することが可能であるので、回折機能を有していなくてもよい。
本発明の光ピックアップ装置の一実施の形態の全体構成図である。 本発明の光ピックアップ装置の検出系の一実施の形態の構成図である。 図1中の空間的分割素子の分割パターンの一例を示す図である。 図1中の光検出器上の受光セルのパターンの一例を示す図である。 本発明の光ピックアップ装置の信号出力の演算回路の一例のブロック図である。 本発明装置中の片面2層光ディスクの他層からのクロストーク光等の光検出器上での状態を示す図である。 本発明装置中の空間的分割素子の分割パターンの他の例を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の検出系の一例の構成図である。 従来の光ピックアップ装置の検出系に用いるHOEパターン(ファーフィールドパターン)の一例を示す図である。 従来の光ピックアップ装置のクロストーク光の広がりの一例を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の検出系に用いる液晶素子の一例の構造図である。 従来の光ピックアップ装置の受光セルへビームが集光する状態の一例を示す図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 レーザ光源
3 偏光ビームスプリッタ
3A 偏光選択性誘電体多層膜
4 コリメータレンズ
5 立上ミラー
5A 反射膜
6 1/4波長板
7 対物レンズ
8 空間的分割素子
8A〜8D、8A’、8B’ 分割領域
8k、8i、8a、8b 分割線
9 光検出器
9A〜9D、9A1、9A2、9B1、9B2 受光セル
11 片面2層光ディスク
11A ビーム入射面
11B 信号面
LS 出射光
LT 反射光

Claims (2)

  1. 光を出射する光源と、前記光源から出射された光を光ディスクに集光してスポットを形成する対物レンズと、前記対物レンズを透過した前記光ディスクからの反射光の光束を複数に分割してそれぞれ所定の方向に出射する空間的分割素子と、前記空間的分割素子から出射された光を受光して光電変換する光検出器と、前記光源から出射して前記対物レンズヘ向かう光と前記光ディスクから反射し前記対物レンズを透過して前記光検出器へ向かう前記反射光とを分離する光路分離素子とを備える光ピックアップ装置であって、
    前記空間的分割素子は、
    前記反射光の入射領域が、複数の分割線により2つ以上の分割領域に分割され、前記複数の分割線のうち、少なくとも2つの分割線は入射する前記反射光の光束のほぼ中心を通り、かつ、互いに直交するように配置され、前記2つ以上の分割領域は各々入射する反射光を所定方向に偏向し、前記反射光には非点収差が付与され、
    前記光検出器は、
    前記空間的分割素子の2つ以上の分割領域を通してそれぞれ所定方向に偏向され、かつ非点収差が付与された光を個別に受光する2つ以上の受光セルから構成されると共に、前記2つ以上の受光セルで受光される各スポットが、前記非点収差を付与された光により生じる2つの焦線のほぼ中間の最小錯乱円になる位置に配置され、かつ、前記2つ以上の受光セルが、前記光ディスクが複数の記録層が積層された多層光ディスクであるとき、その多層光ディスクの記録又は再生する一つの記録層からの反射光が前記空間的分割素子の一の分割領域を通って集光されたスポットと、前記複数の記録層のうち前記一つの記録層以外の他の記録層から反射されて前記一の分割領域を通って照射されるクロストーク光とが略重ならない位置に配置された構成であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記多層光ディスクを記録又は再生する場合に、前記多層光ディスクの記録又は再生する一つの記録層からの反射光の光束を分割して、前記光検出器を構成する前記2つ以上の受光セルのうち任意の一の受光セルに集光させる光を通過させる前記空間的分割素子の所定の一の分割領域を第1の分割領域とするとき、前記空間的分割素子の該第1の分割領域以外の1又は2以上の第2の分割領域を通り、かつ、前記複数の記録層のうち前記一つの記録層以外の他の記録層から反射されたクロストーク光が、前記任意の一の受光セルに入射しないように、前記光検出器を構成する前記2つ以上の受光セルを配置したことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
JP2007001075A 2007-01-09 2007-01-09 光ピックアップ装置 Pending JP2008171471A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001075A JP2008171471A (ja) 2007-01-09 2007-01-09 光ピックアップ装置
US12/007,141 US20080165655A1 (en) 2007-01-09 2008-01-07 Optical pickup device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001075A JP2008171471A (ja) 2007-01-09 2007-01-09 光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008171471A true JP2008171471A (ja) 2008-07-24

Family

ID=39699425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007001075A Pending JP2008171471A (ja) 2007-01-09 2007-01-09 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008171471A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8891342B2 (en) 2011-12-05 2014-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Optical head device and optical disc device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092905A (ja) * 2000-09-07 2002-03-29 Pioneer Electronic Corp 光ピックアップ装置
WO2008007768A1 (fr) * 2006-07-13 2008-01-17 Pioneer Corporation Dispositif de lecture

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092905A (ja) * 2000-09-07 2002-03-29 Pioneer Electronic Corp 光ピックアップ装置
WO2008007768A1 (fr) * 2006-07-13 2008-01-17 Pioneer Corporation Dispositif de lecture

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8891342B2 (en) 2011-12-05 2014-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Optical head device and optical disc device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4893314B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2005203090A (ja) 光ピックアップ
JP2009009630A (ja) 光ピックアップ装置
JP5347038B2 (ja) 光ヘッド装置、光情報装置及び情報処理装置
CN101471100B (zh) 光拾取器装置和光盘装置
JP2009003986A (ja) 光ピックアップ装置
JP4483140B2 (ja) 光学ピックアップ装置、光ディスク装置及びトラック判別信号検出方法
JP2002358668A (ja) 光ピックアップ装置及び光スポットの最適集束方法
US20080165655A1 (en) Optical pickup device
JP4458091B2 (ja) 光デバイス及び光ピックアップ装置
JP2009015954A (ja) 光ピックアップ装置及びその調整方法
JP2007052905A (ja) 記録層の厚さ変化による球面収差を探知して補償する光ピックアップ装置
JP2008112512A (ja) 光ピックアップ装置
KR20070044275A (ko) 광픽업 장치
JP2008171471A (ja) 光ピックアップ装置
KR101189125B1 (ko) 광 픽업
JP4806661B2 (ja) 光ピックアップ及び光学的情報再生装置
JP3988343B2 (ja) 光学ピックアップ装置、光ディスク装置及びトラック判別信号検出方法
JP4508180B2 (ja) 光ディスク装置
JP4873773B2 (ja) 光学ピックアップ装置、光記録媒体記録再生装置及びトラック判別信号検出方法
JP2008047177A (ja) 光ピックアップ装置
JP2011187116A (ja) 光ピックアップ装置および光ディスク装置
KR20080017690A (ko) 광 픽업
JP2011502325A (ja) 光ピックアップ及びこれを採用した光情報記録媒体システム
JP2009271994A (ja) 光ピックアップ装置及び光ピックアップ装置の設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111004