JP2008170844A - 液晶表示装置の製造方法及び液滴吐出装置 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】配向膜の膜厚段差に起因する表示ムラを低減させた液晶表示装置の製造方法及び
液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】対向基板15をY方向に走査して、リブ30と交差する方向に沿う第1液状
膜FL1を形成した。また、キャリッジをX方向に改行し対向基板15を反Y方向に走査
して、リブ30と交差する方向に沿う第2液状膜FL2を形成した。そして、第1液状膜
FL1と第2液状膜FL2とが重なりあう***部FLOをリブ30と交差する方向に沿っ
て形成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、液晶表示装置の製造方法及び液滴吐出装置に関する。
液晶表示装置は、液晶分子の配向状態を規定するため、液晶分子を封入する透明基板の
内側面に突起や配向膜などを設けている(例えば、特許文献1)。配向膜の製造方法とし
ては、配向膜材料の塗布されたフレキソ版を透明基板に押し当て、フレキソ版の配向膜材
料を透明基板に転写させるフレキソ印刷法が利用される。フレキソ印刷法は、フレキソ版
に応じた形状の配向膜を透明基板の上に形成させるため、透明基板の大型化に伴い、フレ
キソ版の交換作業に多大な時間を要する。また、フレキソ印刷法は、フレキソ版の全体に
配向膜材料を塗布させるため、配向膜材料の使用効率が低くなってしまう。
そこで、配向膜の製造方法では、従来から、上記生産上の問題を解決するための提案が
なされている。特許文献2は、配向膜形成液を液滴にして基板に吐出し、基板に着弾した
液滴を乾燥させて配向膜を形成する、いわゆるインクジェット法を提案する。
インクジェット法は、配向膜形成液をノズルから吐出させるため、フレキソ印刷法で利
用する配向膜形成液の溶剤成分を多くし、配向膜形成液の粘度を10mPa・s以下にし
なければならない。こうした低粘度の液状体は、液滴を乾燥させる際、吐出領域の中央部
と周辺部との間において、溶剤の蒸気圧に大きな差を来たす。すなわち、蒸気圧の低い吐
出領域の周辺部は、吐出領域の中央部に比べて、配向膜材料の濃度が高くなり、配向膜材
料の表面張力が高くなる。この結果、中央部に吐出された配向膜形成液が周辺部に流動し
、中央部の膜厚が周辺部の膜厚よりも薄くなってしまう。
上記の膜厚差は、吐出ヘッドを改行走査させる場合に、さらに顕著になる。すなわち、
吐出領域の幅が吐出ヘッドの幅よりも大きい場合、吐出ヘッドが、吐出領域の上で数回に
わたり改行走査される。先行走査によって吐出された液滴は、後続走査によって吐出され
る液滴よりも早く乾燥し始めて低粘度化する。この結果、後続走査によって吐出された液
滴が、先行走査によって吐出された液滴の方に流動し、吐出ヘッドを改行させるたびに、
先行走査と後続走査との境界に膜厚の段差(改行スジ)を生じてしまう。
特許文献2は、上記問題を解決するため、液滴を吐出する吐出ヘッドに複数のノズル列
を設け、ノズル列ごとに異なる濃度の配向膜形成液を吐出する。すなわち、吐出領域ある
いは走査領域の中央部に高い濃度の配向膜形成液を吐出し、吐出領域あるいは走査領域の
周辺部に低い濃度の配向膜形成液を吐出する。これによって、配向膜形成液の流動にとも
なう濃度分布を補償させることができ、配向膜の膜厚均一性を向上させることができる。
特開2006−64900号公報 特開2006−35062号公報
しかしながら、特許文献2は、異なる濃度の配向膜形成液を必要とするため、配向膜形
成液の調整や配向膜形成液の濃度管理が煩雑になる。また、吐出領域のサイズや形状を変
更するたびに、各配向膜形成液の濃度、吐出位置、吐出量など、各種の吐出条件を最適化
させなければならない。この結果、上記インクジェット法は、汎用性を得難いものであっ
た。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、配向膜の膜厚
段差に起因する表示ムラを低減させた液晶表示装置の製造方法及び液滴吐出装置を提供す
ることである。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、透明基板上に配向膜を有した液晶表示装置の製造
方法であって、一方向に配列された複数のノズルを有する吐出ヘッドと、前記透明基板と
を前記一方向と交差する他方向に沿って相対移動させ、前記複数のノズルから前記透明基
板に向けて配向膜材料を含む複数の液滴を吐出し、前記透明基板に着弾した前記複数の液
滴を乾燥する工程と、前記透明基板上に前記他方向と交差する方向に延びる段差部を形成
する工程と、を備えた。
本発明の液晶表示装置の製造方法によれば、相対移動方向に沿った膜厚段差による液晶
分子の配向分割を、段差部によって分断されることができる。したがって、配向膜の膜厚
段差に起因した表示ムラを低減させることができる。
この液晶表示装置の製造方法は、前記段差部を形成した後に、前記配向膜材料を含む前
記複数の液滴を前記透明基板に向けて吐出し、前記透明基板に着弾した前記複数の液滴を
乾燥して配向処理を施してもよい。
この液晶表示装置の製造方法によれば、段差部の近傍に着弾した液滴が段差部に導かれ
て拡散するため、相対移動方向に沿う膜厚段差を段差部の方向に分散させることができる
。しかも、相対移動方向に沿った膜厚段差による液晶分子の配向分割を、段差部によって
分断さることができる。したがって、液晶表示装置の表示ムラを、さらに低減させること
ができる。
この液晶表示装置の製造方法は、前記段差部を形成する前に、前記配向膜材料を含む前
記複数の液滴を前記透明基板に向けて吐出し、前記透明基板に着弾した前記複数の液滴を
乾燥して配向処理を施してもよい。
この液晶表示装置の製造方法によれは、配向膜の下地に段差部を有しない分だけ、より
平坦な配向膜に対しラビング処理などの配向処理を施すことができる。したがって、配向
膜の配向処理を、より均一に施すことができ、液晶表示装置の表示ムラを、より確実に低
減させることができる。
この液晶表示装置の製造方法は、前記段差部が、液晶分子の配向方向を規制する凸部で
あってもよい。
本発明の液滴吐出装置は、一方向に配列された複数のノズルを有し、前記複数のノズル
の各々から配向膜材料を含む液滴を吐出する吐出ヘッドと、他方向に延びる段差部を有し
た透明基板と、前記吐出ヘッドとを前記他方向と交差する方向に相対移動させる相対移動
手段と、前記相対移動手段を駆動して前記透明基板と前記吐出ヘッドとを相対移動させ、
前記吐出ヘッドを駆動して前記複数のノズルの各々から前記透明基板に向けて複数の前記
液滴を吐出させる制御部と、を備えた。
本発明の液滴吐出装置によれば、段差部の近傍に着弾した液滴が段差部に導かれて拡散
するため、相対移動方向に沿う膜厚段差を段差部の方向に分散させることができる。しか
も、相対移動方向に沿った膜厚段差による液晶分子の配向分割を、段差部によって分断さ
ることができる。したがって、配向膜の膜厚段差によって生じる表示ムラを低減させるこ
とができる。
この液滴吐出装置は、前記相対移動手段が、前記透明基板を載置して前記透明基板を前
記一方向と直交する方向に移動する基板ステージであってもよい。
この液滴吐出装置によれば、基板ステージによる走査が、配向膜の膜厚段差によって生
じる表示ムラを低減させる。
この液滴吐出装置は、前記段差部が、液晶分子の配向方向を規制する凸部であってもよ
い。
(第一実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。まず、液晶表示
装置10について説明する。図1は、液晶表示装置10を示す斜視図である。
図1において、液晶表示装置10は、例えば、MVA(Multi domain Vertical Alignm
ent )方式の液晶表示装置であって、バックライト11と液晶パネル12とを有する。バ
ックライト11は、LEDなどの光源13出射された光を液晶パネル12の全面に照射す
る。液晶パネル12には、相対向する透明基板(素子基板14と対向基板15)が備えら
れている。素子基板14と対向基板15は、四角枠状のシール材16により貼り合わされ
て、その間隙に液晶LCを封入する。液晶LCは、例えばVA(Vertical Alignment )
方式の液晶であって、配向分割技術(マルチドメイン)を利用可能にするものである。
素子基板14の下面には、偏光板や位相差板などの光学基板17が貼り合わされている
。光学基板17は、所定の方向に透過軸を有し、バックライト11からの光を液晶LCに
向けて透過可能にする。
素子基板14の上面(以下単に、素子形成面14aという。)には、一方向に延びる複
数の走査線Lxが配列形成されている。各走査線Lxは、それぞれ素子基板14の一側に
配設される走査線駆動回路19に接続されている。各走査線Lxには、走査線駆動回路1
9からの走査信号が所定のタイミングで入力される。
素子形成面14aには、走査線Lxと直交する方向に延びる複数のデータ線Lyが配列
形成されている。各データ線Lyは、それぞれ素子基板14の他側に配設されるデータ線
駆動回路18に接続されている。各データ線Lyには、データ線駆動回路18からの表示
データに基づくデータ信号が所定のタイミングで入力される。
ここで、走査線Lxの延びる方向をX方向とし、データ線Lyの延びる方向をY方向と
いう。
図2において、素子基板14の素子形成面14aには、走査線Lxとデータ線Lyとに
よって区画形成された複数の画素20が形成されている。各画素20には、それぞれTF
Tからなるスイッチング素子21と、光透過性の画素電極22が備えられている。
各画素電極22には、複数のスリット22Sが形成されている。各スリット22Sは、
それぞれ対応する画素電極22に形成された凹溝である。各スリット22Sは、それぞれ
Y方向の各画素電極22を断続的に跨ぐ九十九折状に形成され、Y方向に対して傾斜角θ
(90>θ≧0)だけ傾斜する方向に沿って形成されている。
各画素電極22の上側には、その全体にわたりラビング処理などの配向処理を施された
配向膜23が積層されている。配向膜23は、配向性ポリイミドなどの配向性高分子から
なる薄膜であって、対応する画素電極22の近傍で液晶LCの配向状態を規制する。配向
膜23は、配向膜材料(例えば、配向性高分子)の分散した配向膜用インクを液滴にして
各画素20の上側全体に吐出し、複数の液滴からなる液状膜を乾燥させて形成される。
図1において、対向基板15の上面には、偏光板24が配設されている。偏光板24は
、所定の方向に透過軸を有して液晶LCからの光を透過可能にする。
図3において、対向基板15の下面(素子基板14側の面:電極形成面15a)には、
ブラックマトリックス25が形成されている。ブラックマトリックス25は、素子基板1
4側からの光を遮光する遮光部材であって、走査線Lx及びデータ線Lyと対向する格子
状に形成されている。電極形成面15aであって、ブラックマトリックス25で区画され
た領域、すなわち、画素電極22と対向する領域には、それぞれカラーフィルタ26が形
成されている。カラーフィルタ26は、液晶LCからの光の中から特定波長の光を透過し
、バックライト11からの光を有色の光に変換する。
ブラックマトリックス25及びカラーフィルタ26の下側には、共通するオーバーコー
ト層27が積層されている。オーバーコート層27は、素子基板14側からの光を透過す
る光透過性樹脂からなる薄膜であって、対向基板15の表面全体を平坦にする。オーバー
コート層27の下側には、光透過性の対向電極28が積層されている。対向電極28は、
走査線駆動回路19に接続されて所定の共通電位を受ける。
対向電極28の下側には、凸部としての複数のリブ30が形成されている。各リブ30
は、それぞれ対向電極28の略全体にわたり形成された凸溝であり、対向基板15の法線
方向(反Z方向)から見て、各スリット22S(図3の二点鎖線)に沿うように形成され
ている。すなわち、各リブ30は、それぞれY方向に沿って九十九折状に形成され、Y方
向に対して傾斜角θ(90>θ≧0)だけ傾斜する方向に沿って形成されている。
各リブ30は、それぞれ対向電極28の表面から突出する斜面によって、近傍に位置す
る液晶分子の配向状態を分割する。すなわち、液晶分子が対向電極28に対して垂直に配
向する状態と水平に配向する状態との間の配向状態のとき、各リブ30は、それぞれ液晶
分子の傾く方向を対向電極28の上側で分割させる。例えば、リブ30は、その右側の領
域では液晶分子を右に傾け、その左側の領域では液晶分子を左側に傾ける。これにより、
液晶表示装置10は、液晶分子の配向状態を分割させる分だけ、その視野角を拡大させる
ことができる。
対向電極28及び各リブ30の上側には、配向膜31が積層されている。配向膜31は
、配向膜23と同じく、配向性ポリイミドなどの配向性高分子からなる薄膜であって、対
応するカラーフィルタ26の近傍で液晶LCの配向状態を規定する。配向膜31は、配向
性高分子の分散した配向膜用インクを液滴にして対向電極28及びリブ30の上側全体に
吐出し、複数の液滴からなる液状膜を乾燥させて形成される。
配向膜31の一部には、Y方向に延びる段差部としての***部FLO(図3においてグ
ラデーションを付した領域)がリブ30と交差するように形成されている。***部FLO
は、周囲の配向膜31から***する段差部であって、交差するリブ30に沿って広がるよ
うに形成されている。
***部FLOは、周囲から***する斜面によって、近傍に位置する液晶分子の配向を分
割する。Y方向に延びる***部FLOは、Y方向に沿って液晶分子の傾く方向を分割させ
るとともに、交差するリブ30によって、その液晶分子の配向分割が分断される。したが
って、***部FLOは、液晶分子の配向状態をリブ30と異なる方向に分割させて、液晶
表示装置10の視野角を拡大させる。しかも、***部FLOは、リブ30に対して傾斜角
θで交差することにより、Y方向に沿う連続的な配向分割を回避させ、液晶表示装置10
のY方向に沿う表示ムラを低減させる。
走査線駆動回路19は、各走査線Lxを線順次走査に基づいて1本ずつ所定のタイミン
グで選択し、各画素20の制御素子をそれぞれ選択期間中だけオン状態にする。オン状態
のスイッチング素子21は、表示データに基づくデータ信号をデータ線Lyから受けて、
対応する画素電極22にデータ信号を出力する。各画素電極22は、それぞれ画素電極2
2と対向電極28との間の電位差に基づいて、対応する液晶LCの配向状態を変調し、光
学基板17からの光の偏光状態を画素20ごとに変調させる。変調された光は、対応する
カラーフィルタ26によって有色の光に変換されて、表示ムラの無いフルカラーの画像を
表示する。
次に、上記液晶表示装置10の製造方法について図4〜8に従って説明する。
まず、配向膜23,31を形成するための液滴吐出装置35について説明する。なお、
配向膜23と配向膜31は、それぞれ同じ製造方法を用いて製造されるため、説明の便宜
上、以下では配向膜31を製造する形態について説明する。
図4において、液滴吐出装置35には、直方体形状に形成された基台36が備えられて
いる。基台36の上面には、その長手方向(Y方向)に沿って延びる一対の案内溝37が
形成されている。一対の案内溝37には、基台36に内設されたY軸モータの出力軸に駆
動連結される基板ステージ38が取着されている。
基板ステージ38は、対向電極28を上側にした状態で対向基板15を位置決め固定す
る。基板ステージ38は、Y軸モータが正転又は逆転するとき、案内溝37に沿って所定
の速度でY方向又は反Y方向に移動し、位置決め固定した対向基板15をY方向又は反Y
方向に走査する。
基台36の上方には、門型に形成されたガイド部材39が架設されている。ガイド部材
39の上側には、インクタンク41が配設されている。インクタンク41は、配向膜用イ
ンクIkを収容し、所定の圧力に調整した配向膜用インクIkを吐出ヘッドに向けて供給
する。
ガイド部材39には、X方向に延びる上下一対のガイドレール42が形成されている。
上下一対のガイドレール42には、ガイド部材39に内設されたX軸モータMXの出力軸
に駆動連結されるキャリッジ43が取着されている。キャリッジ43の下側には、X方向
に延びる略直方体形状の吐出ヘッドHが搭載されている。キャリッジ43は、X軸モータ
が正転又は逆転するとき、ガイドレール42に沿ってX方向又は反X方向に移動し、搭載
する吐出ヘッドHをX方向又は反X方向に走査する。
図5は、吐出ヘッドHを下方(対向基板15)から見た図である。図6は、吐出ヘッド
HをY方向から見た図である。
図5において、吐出ヘッドHの上側(基板ステージ38側)には、ノズルプレート44
が備えられている。ノズルプレート44の上面には、対向基板15と平行のノズル形成面
44aが形成され、そのノズル形成面44aには、ノズル形成面44aの法線方向に貫通
する複数のノズルNがX方向に沿って等間隔に配列され、1列のノズル列を構成している
。吐出ヘッドHの下側には、ヘッド基板45が設けられ、そのヘッド基板45の一側端に
は、入力端子45aが設けられている。入力端子45aには、吐出ヘッドHを駆動するた
めの所定の駆動波形信号が入力される。
図6において、吐出ヘッドHは、各ノズルNの上側に、それぞれインクタンク41に連
通するキャビティ46を有している。各キャビティ46は、それぞれインクタンク41が
導出する配向膜用インクIkを対応するノズルNに供給する。各キャビティ46の上側に
は、上下方向に振動可能な振動板47が貼り付けられて、対応するキャビティ46の容積
を拡大・縮小可能にする。振動板47の上側には、各ノズルNに対応する圧電素子PZが
配設されている。各圧電素子PZは、それぞれ圧電素子PZを駆動するための駆動波形信
号を受けるとき、上下方向に収縮・伸張し、対応する振動板47を振動させる。キャビテ
ィ46は、対応する振動板47が振動するとき、対応するノズルNの内部のメニスカスを
上下方向に振動させ、所定重量の配向膜用インクIkをノズルNから液滴Dとして吐出さ
せる。吐出された液滴Dは、対向基板15に向かって飛行して対向電極28の上面(以下
単に、吐出面28aという。)に着弾する。
図6において、吐出面28aは、一点鎖線で示すドットパターン格子によって仮想分割
されている。ドットパターン格子とは、Y方向の吐出ピッチPyと、X方向の吐出ピッチ
Pxとによって規定された格子である。吐出ピッチPyは、液滴Dの吐出周波数と基板ス
テージ38の走査速度とに基づいて規定される値であって、Y方向に沿って規定される液
滴Dの最小の吐出間隔である。吐出ピッチPxは、ノズルNの形成ピッチと同じサイズで
規定される。液滴Dの吐出・非吐出は、このドットパターン格子の格子点Pごとに規定さ
れる。液滴Dを吐出するノズルNは、格子点Pの上方を通過するノズルNに規定されてい
る。
吐出ヘッドHは、対向基板15がY方向に走査されるとき、格子点PがノズルNの直下
に位置するたびに、各圧電素子PZをそれぞれ駆動させて対応するノズルNから液滴Dを
吐出させる。吐出された各液滴Dは、それぞれ対向電極28の上に着弾して吐出面28a
の面方向に沿って濡れ広がり、対向基板15のY方向略全幅にわたって延びる帯状の第1
液状膜FL1を形成する。
この際、第1液状膜FL1は、その端部に位置する配向膜用インクIkが各リブ30に
導かれ、その外縁を各リブ30の延びる方向に分散させる。
図7において、吐出ヘッドHは、第1液状膜FL1を有した対向基板15が反Y方向に
走査されるとき、X方向に改行されて、格子点Pが再びノズルNの直下に位置するたびに
、各圧電素子PZをそれぞれ駆動させて対応するノズルNから液滴Dを吐出させる。吐出
された各液滴Dは、それぞれ対向電極28の上に着弾して吐出面28aの面方向に沿って
濡れ広がり、対向基板15のY方向略全幅にわたって延びる帯状の第2液状膜FL2を形
成する。
この際、第1液状膜FL1と第2液状膜FL2との境界は、乾燥状態の差異に従って、
周囲から***する***部FLOをY方向に沿って形成させる。一方、第1液状膜FL1と
第2液状膜FL2との境界であって、リブ30と交差する境界は、配向膜用インクIkが
各リブ30に導かれ、その***をリブ30の延びる方向に分散させる。そのため、第1液
状膜FL1と第2液状膜FL2の境界は、各リブ30が配向膜用インクIkを導く分だけ
、膜厚の段差を軽減させて***部FLOの領域を分散させる。
次に、上記のように構成した液滴吐出装置35の電気的構成を図8に従って説明する。
図8において、制御部51には、CPU、ROM、RAMなどが備えられている。制御
部51は、RAMやROMなどに格納された各種データ及び各種プログラムに従って、基
板ステージ38及びキャリッジ43を移動させるとともに、吐出ヘッドHを駆動制御させ
る。
制御部51には、起動スイッチ、停止スイッチ等の操作スイッチを有した入出力装置5
2が接続されている。入出力装置52は、例えばCPU、RAM、ROM、ハードディス
ク、液晶ディスプレイなどを有した外部コンピュータである。入出力装置52は、ROM
又はハードディスクに記憶された制御プログラムに従って液滴吐出装置35を駆動させる
ための各種の制御信号を制御部51に出力する。制御部51は、配向膜31(第1液状膜
FL1及び第2液状膜FL2)を描画するための描画データIpを入出力装置52から受
信する。
制御部51は、入出力装置52からの描画データIpをドットパターンデータPDに展
開して格納する。ここで、ドットパターンデータPDは、X方向の吐出ピッチPxとY方
向(リブ30の長手方向に対し傾斜角θだけ傾斜する方向)の吐出ピッチPyとからなる
ドットパターン格子を規定する。ドットパターンデータPDは、ドットパターン格子の各
格子点Pにそれぞれ各ビットの値(0あるいは1)を対応させるためのデータであって、
各ビットの値に応じて、それぞれ圧電素子PZのオンあるいはオフを規定するものである
。すなわち、ドットパターンデータPDは、対向基板15がY方向又は反Y方向に走査さ
れるとき、吐出ピッチPyに応じた所定の吐出周波数ごとに圧電素子PZのオンあるいは
オフを規定するものである。
制御部51は、基板ステージ38の1走査分に相当するドットパターンデータPDを展
開すると、ドットパターンデータPDを利用して所定の転送クロックに同期したシリアル
パターンデータSIを生成し、ヘッド駆動回路58にシリアル転送する。シリアルパター
ンデータSIは、液滴Dの吐出・非吐出を規定するためのビットの値をノズルNの数量分
だけ有し、吐出周期ごとに順次生成される。
制御部51は、X軸モータ駆動回路53に接続されて、X軸モータ駆動回路53に対応
する駆動制御信号を出力する。X軸モータ駆動回路53は、制御部51からの駆動制御信
号に応答してX軸モータMXを正転又は逆転させ、キャリッジ43をX方向又は反X方向
に走査する。
制御部51は、Y軸モータ駆動回路54に接続されて、Y軸モータ駆動回路54に対応
する駆動制御信号を出力する。Y軸モータ駆動回路54は、制御部51からの駆動制御信
号に応答してY軸モータMYを正転又は逆転させ、基板ステージ38をY方向又は反Y方
向に走査する。
制御部51は、X軸モータ回転検出器55に接続されて、X軸モータ回転検出器55か
ら検出信号を受ける。制御部51は、X軸モータ回転検出器55からの検出信号に基づい
て、キャリッジ43の移動方向及び移動量、すなわち、吐出ヘッドHの移動方向及び移動
量を演算する。制御部51は、演算結果に基づいて、各ノズルNをそれぞれ格子点Pの走
査経路上に配置させる。
制御部51は、Y軸モータ回転検出器56に接続されて、Y軸モータ回転検出器56か
ら検出信号を受ける。制御部51は、Y軸モータ回転検出器56からの検出信号に基づい
て、基板ステージ38の移動方向及び移動量、すなわち、対向基板15の移動方向及び移
動量を演算する。制御部51は、演算結果に基づいて、各格子点Pが対応するノズルNの
直下に位置するときに吐出タイミング信号LPを出力する。
制御部51は、対向基板15の端縁を検出する基板検出装置57に接続されて、基板検
出装置57から検出信号を受ける。制御部51は、基板検出装置57からの検出信号に基
づいて、対向基板15の初期位置を演算する。
制御部51は、ヘッド駆動回路58に接続されて、ヘッド駆動回路58にラッチ信号L
ATと吐出タイミング信号LPを入力する。また、制御部51は、圧電素子PZを駆動す
るための駆動波形信号COMを吐出タイミング信号LPに同期させてヘッド駆動回路58
に入力する。
ヘッド駆動回路58は、ラッチ信号LATを受けるたびに、制御部51からのシリアル
パターンデータSIをラッチしてシリアル/パラレル変換する。ヘッド駆動回路58は、
制御部51からの吐出タイミング信号LPを受けるとき、シリアル/パラレル変換したデ
ータに基づいて選択される圧電素子PZにそれぞれ駆動波形信号COMを供給する。
次に、液滴吐出装置35を利用して配向膜31を形成する方法について説明する。
まず、図4に示すように、対向電極28を上側にした対向基板15が、基板ステージ3
8に載置固定され、キャリッジ43の反Y方向に配置される。次いで、制御部51は、入
出力装置52からの描画データIpを受信し、描画データIpをドットパターンデータP
Dに展開して格納する。また、制御部51は、X軸モータ駆動回路53を介してX軸モー
タMXを駆動制御し、第1液状膜FL1に対応する各格子点Pの走査径路上に各ノズルN
を配置させる、すなわち、キャリッジ43を第1液状膜FL1用にセットする。
制御部51は、キャリッジ43をセットすると、Y軸モータ駆動回路54を介してY軸
モータMYを駆動制御し、対向基板15のY方向への走査を開始する。制御部51は、対
向基板15のY方向の走査を開始すると、基板検出装置57及びY軸モータ回転検出器5
6からの検出信号に基づいて、各格子点PがそれぞれノズルNの直下に到達したか否か判
断する。
この間、制御部51は、1走査分に相当するドットパターンデータPDを展開して転送
クロックに同期したシリアルパターンデータSIを順次生成し、ヘッド駆動回路58にシ
リアル転送する。また、制御部51は、シリアルパターンデータSIを転送するたびに、
ヘッド駆動回路58に対してラッチ信号LATを入力し、ヘッド駆動回路58にシリアル
パターンデータSIをシリアル/パラレル変換させる。そして、制御部51は、各格子点
PがノズルNの直下に到達するたびに、ヘッド駆動回路58に対して吐出タイミング信号
LPと駆動波形信号COMを入力する。
制御部51は、吐出タイミング信号LPと駆動波形信号COMをヘッド駆動回路58に
入力するたびに、ヘッド駆動回路58を介し、シリアルパターンデータSIに基づいて選
択される各圧電素子PZに、それぞれ駆動波形信号COMを供給する。そして、制御部5
1は、ドットパターンデータPDに基づいて選択されるノズルNから対応する格子点Pに
向けて一斉に液滴Dを吐出させ、リブ30と交差する方向に沿って帯状の第1液状膜FL
1を形成する。
制御部51は、対向基板15のY方向への走査を終了すると、X軸モータ駆動回路53
を介してX軸モータMXを駆動制御し、第2液状膜FL2に対応する各格子点Pの走査径
路上に各ノズルNを配置させる、すなわち、キャリッジ43を第2液状膜FL2用にセッ
トする。
制御部51は、キャリッジ43をセットすると、Y軸モータ駆動回路54を介してY軸
モータMYを駆動制御し、対向基板15の反Y方向への走査を開始する。制御部51は、
対向基板15の反Y方向の走査を開始すると、基板検出装置57及びY軸モータ回転検出
器56からの検出信号に基づいて、各格子点PがそれぞれノズルNの直下に到達したか否
か判断する。
この間、制御部51は、1走査分に相当するドットパターンデータPDを展開して転送
クロックに同期したシリアルパターンデータSIを順次生成し、ヘッド駆動回路58にシ
リアル転送する。また、制御部51は、シリアルパターンデータSIを転送するたびに、
ヘッド駆動回路58に対してラッチ信号LATを入力し、ヘッド駆動回路58にシリアル
パターンデータSIをシリアル/パラレル変換させる。そして、制御部51は、各格子点
PがノズルNの直下に到達するたびに、吐出タイミング信号LPと駆動波形信号COMを
ヘッド駆動回路58に入力する。
制御部51は、吐出タイミング信号LPと駆動波形信号COMをヘッド駆動回路58に
入力するたびに、ヘッド駆動回路58を介し、シリアルパターンデータSIに基づいて選
択される各圧電素子PZにそれぞれ駆動波形信号COMを供給する。そして、制御部51
は、ドットパターンデータPDに基づいて選択されるノズルNから対応する格子点Pに向
けて一斉に液滴Dを吐出させ、リブ30と交差する方向に沿って、第1液状膜FL1と重
なる帯状の第2液状膜FL2を形成する。これによって、第1液状膜FL1と第2液状膜
FL2との境界に、リブ30と交差する***部FLOを形成される。
以後、同様に、制御部51は、Y方向の走査によって形成する第1液状膜FL1と反Y
方向の走査によって形成する第2液状膜FL2とを交互に重ね合わせ、リブ30と交差す
る***部FLOを有した液状膜を吐出面28aの全体に形成する。そして、この液状膜を
乾燥させてラビング処理を施すことにより、表示ムラを低減させる配向膜31を形成する
ことができる。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、対向基板15をY方向に走査して、リブ30と交差する
方向に沿う第1液状膜FL1を形成した。また、キャリッジ43をX方向に改行し対向基
板15を反Y方向に走査して、リブ30と交差する方向に沿う第2液状膜FL2を形成し
た。そして、第1液状膜FL1と第2液状膜FL2とが重なり合う***部FLOをリブ3
0と交差する方向に沿って形成した。
したがって、***部FLOは、液晶分子の配向状態をY方向に沿って分割させる分だけ
、液晶表示装置10の視野角を拡大させることができ、かつ、リブ30と交差する分だけ
、Y方向に沿う連続的な配向分割を回避させることができる。この結果、液晶表示装置1
0の表示ムラを低減させることができる。
(2)しかも、リブ30と交差する***部FLOは、その配向膜用インクIkが各リブ
30に導かれ、リブ30の延びる方向に***を分散させる。すなわち、各リブ30が配向
膜用インクIkを導く分だけ、配向膜31の膜厚段差を軽減させて***部FLOの領域を
分散させることができる。しがたって、Y方向に沿う連続的な配向分割を、さらに解消さ
せることができ、液晶表示装置10の表示ムラを、より確実に低減させることができる。
(第二実施形態)
以下、本発明を具体化した第二実施形態を図9に従って説明する。第二実施形態は、第
一実施形態のリブ30と配向膜31を変更したものである。そのため、以下では、その変
更点について詳細に説明する。
図9において、対向電極28の下側には、配向膜31が形成され、配向膜31の下側に
は、配向膜31から突出するリブ30が形成されている。
配向膜31は、第一実施形態と同じく、配向性ポリイミドなどの配向性高分子からなる
薄膜であって、液晶分子の配向状態を規定する。配向膜31は、対向基板15のY方向全
幅にわたって連続的に***する***部FLO(図9においてグラデーションを付した領域
)を有している。
配向膜31は、第一実施形態に示す液滴吐出装置35を用い、リブ30を有しない状態
の対向電極28に対し、配向膜用インクIkからなる第1液状膜FL1と、同じく配向膜
用インクIkからなる第2液状膜FL2とを順次描画させることによって形成されている
。配向膜31は、これらの液状膜を乾燥させた後、リブ30を有しない状態でラビング処
理が施されている。これにより、配向膜31は、リブ30を有する状態でラビング処理が
施される場合に比べ、そのラビング状態を安定させることができ、液晶分子の配向状態を
安定させることができる。
各リブ30は、それぞれ対向基板15の法線方向(反Z方向)から見て、***部FLO
と交差するように、Y方向に沿って九十九折状に形成されている。各リブ30は、それぞ
れラビング処理の施された配向膜31の全面に、例えば感光性樹脂材料からなる塗布膜を
形成し、この塗布膜を露光・現像することによって形成されている。
各リブ30は、それぞれ配向膜31の表面から突出する斜面によって、近傍に位置する
液晶分子の配向状態を分割させる。すなわち、各リブ30は、第一実施形態と同じく、そ
れぞれ液晶分子の傾く方向を配向膜31の上側で分割させ、液晶表示装置10の視野角を
拡大させる。
この構成においても、***部FLOは、周囲の配向膜31から***する斜面によって、
近傍に位置する液晶分子の配向を分割する。Y方向に延びる***部FLOは、Y方向に沿
って液晶分子の傾く方向を分割させるとともに、交差するリブ30によって、液晶分子の
配向分割を分断させる。したがって、***部FLOは、液晶分子の配向状態を分割させる
分だけ、その視野角を拡大させ、かつ、リブ30と交差する分だけ、Y方向に沿う連続的
な配向分割を回避させ、液晶表示装置10の表示ムラを低減させることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記第一実施形態では、リブ30を有した対向基板15を用い配向膜31を形成する
形態について説明した。これに限らず、例えばスリット22Sを有した素子基板14を用
い配向膜23を形成する構成してもよい。すなわち、素子基板14が基板ステージ38に
載置されるとき、スリット22Sの延びる方向をY方向に対し傾斜角θだけ傾斜させ、ノ
ズルNの走査方向(Y方向)に対し交差させる構成にしてもよい。
この構成によれば、画素電極22に着弾する液滴Dがスリット22Sの内部に沿って導
かれ、配向膜用インクIkの外縁がスリット22Sの延びる方向に分散される。そのため
、第1液状膜FL1と第2液状膜FL2の境界は、各スリット22Sが配向膜用インクI
kを導く分だけ、膜厚の段差を軽減させて***部FLOの領域を分散させる。したがって
、配向膜23に起因する表示ムラを低減させることができ、ひいては液晶表示装置10の
表示ムラを、さらに低減させることができる。
・上記実施形態では、液滴吐出装置35に1つの吐出ヘッドHを設け、吐出ヘッドHを
改行走査させる構成にした。これに限らず、例えば複数の吐出ヘッドHをX方向に配列さ
せ、複数の吐出ヘッドHを対向基板15に対して1回だけ走査させる構成にしてもよい。
すなわち、図10に示すように、基板ステージ38から見て、複数の吐出ヘッドHをX方
向に沿う千鳥状に配列させ、複数の吐出ヘッドHを対向基板15に対して1回だけ走査さ
せる構成にしてもよい。あるいは、図11に示すように、基板ステージ38から見て、複
数の吐出ヘッドHを階段状に配列させ、複数の吐出ヘッドHを対向基板15に対して1回
だけ走査させる構成にしてもよい。
この構成によれば、基板ステージをY方向に走査させるとき、相対的に反Y方向に位置
する吐出ヘッドHが、他の吐出ヘッドHに比べて、先行して液状膜を形成させる。また、
相対的にY方向に位置する吐出ヘッドHが、他の吐出ヘッドHに比べて、後続して液状膜
を形成させる。そして、先行する液状膜と後続する液状膜とが重なる領域(重畳領域S)
に、***部FLOが形成され、その***部FLOがリブ30によって分散かつ分断され
る。
・上記実施形態では、リブ30を九十九折状に具体化した。これに限らず、例えばリブ
30を、Y方向と交差する線状に具体化してもよく、ノズルNの走査方向に対し交差する
方向に延びる形状であればよい。
・上記実施形態では、相対移動手段を基板ステージ38に具体化した。これに限らず、
例えば、相対移動手段をキャリッジ43、あるいは基板ステージ38とキャリッジ43の
双方に具体化してもよい。すなわち、スリット22Sあるいはリブ30に対するノズルN
の走査方向が、スリット22Sあるいはリブ30の延びる方向と交差する構成であればよ
い。
・上記実施形態では、吐出ヘッドHが1列だけノズル列を有する構成にした。これに限
らず、例えば吐出ヘッドHが2列以上のノズル列を有する構成にしてもよい。
液晶表示装置を示す斜視図。 (a)、(b)は、それぞれ素子基板を示す平面図と側断面図。 (a)、(b)は、それぞれ対向基板を示す平面図と側断面図。 液滴吐出装置を示す斜視図。 吐出ヘッドを示す斜視図。 (a)は吐出ヘッドを示す要部断面図、(b)は吐出動作を示す対向基板の平面図。 (a)は吐出ヘッドを示す要部断面図、(b)は吐出動作を示す対向基板の平面図。 液滴吐出装置の電気的構成を示す電気ブロック回路図。 第二実施形態の対向基板を示す平面図と側断面図。 変更例における吐出ヘッドの配置を示す平面図。 変更例における吐出ヘッドの配置を示す平面図。
符号の説明
D…液滴、FLO…段差部としての***部、H…吐出ヘッド、N…ノズル、10…液晶表
示装置、15…透明基板としての対向基板、23,31…配向膜、35…液滴吐出装置、
38…相対移動手段を構成する基板ステージ、51…制御部。

Claims (7)

  1. 透明基板上に配向膜を有した液晶表示装置の製造方法であって、
    一方向に配列された複数のノズルを有する吐出ヘッドと、前記透明基板とを、前記一方
    向と交差する他方向に沿って相対移動させ、前記複数のノズルから前記透明基板に向けて
    配向膜材料を含む複数の液滴を吐出し、前記透明基板に着弾した前記複数の液滴を乾燥す
    る工程と、
    前記透明基板上に前記他方向と交差する方向に延びる段差部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記段差部を形成した後に、前記配向膜材料を含む前記複数の液滴を前記透明基板に向
    けて吐出し、前記透明基板に着弾した前記複数の液滴を乾燥して配向処理を施すこと、
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記段差部を形成する前に、前記配向膜材料を含む前記複数の液滴を前記透明基板に向
    けて吐出し、前記透明基板に着弾した前記複数の液滴を乾燥して配向処理を施すこと、
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記段差部は、液晶分子の配向方向を規制する凸部であること、
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 一方向に配列された複数のノズルを有し、前記複数のノズルの各々から配向膜材料を含
    む液滴を吐出する吐出ヘッドと、
    他方向に延びる段差部を有した透明基板と、前記吐出ヘッドとを、前記他方向と交差す
    る方向に相対移動させる相対移動手段と、
    前記相対移動手段を駆動して前記透明基板と前記吐出ヘッドとを相対移動させ、前記吐
    出ヘッドを駆動して前記複数のノズルの各々から前記透明基板に向けて複数の前記液滴を
    吐出させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  6. 請求項5に記載の液滴吐出装置であって、
    前記相対移動手段は、
    前記透明基板を載置して前記透明基板を前記一方向と直交する方向に移動する基板ステ
    ージであること、
    を特徴とする液滴吐出装置。
  7. 請求項5又は6に記載の液滴吐出装置であって、
    前記段差部は、液晶分子の配向方向を規制する凸部であること、
    を特徴とする液滴吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009004913A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 Ulvac, Inc. 被膜形成方法
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