JP2008170053A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室を効率よく乾燥、換気または暖房することができ、また浴室内から浴室外への多湿空気の流出を抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機を提供することを目的としている。
【解決手段】浴室1の天井又は側壁に設置される浴室暖房乾燥機本体2であって、浴室内と浴室外を隔てる戸13に備えられた一枚以上の羽板14を開閉させる羽板制御手段を備えた浴室暖房乾燥機であり、浴室暖房乾燥機本体2に連動して、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することにより、浴室を効率良く乾燥、換気または暖房することができ、また浴室内から浴室外への多湿空気の流出を抑制するようにすることができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の天井又は側壁に設置し、浴室内を乾燥、換気または暖房するため使用される、若しくは浴室内を適温多湿に保ち入浴者にサウナ空間を提供するために使用される、若しくは浴室内において衣類を乾燥させるために使用される浴室暖房乾燥機に関するものである。なお、以下の文で、熱源としてガスあるいは石油をエネルギー源とする熱源機により空気を加熱するものを例にとって説明するが、熱源としてヒーターにより空気を加熱する電気式のものも本発明の対象である。
従来から、浴室内を換気するために換気扇を駆動させたときに、前記浴室内に設けた通気口が開くようにした浴室内の換気構造が知られている(例えば、特許文献1)。浴室の上部に設けられた換気扇が運転すると、浴室内と浴室外を隔てる戸の下端付近に設けられた1枚以上の羽板から構成される通気口より浴室外の空気が流入し、浴室内の空気が下部から上部へと浴室内全体に流れて、浴室内が乾燥される。また、前記換気扇に連動して、前記通気口の開閉を行うことにより、前記換気扇の作動時にのみ前記通気口が開き、浴室外より空気が流入して浴室内の乾燥が行われ、前記換気扇が停止状態にある通常時には、前記通気口は閉じられており、浴室内が保温される。
特開2002−372267号公報
浴室内は高温多湿空間であり、入浴後に十分に乾燥が行われない状態にあると浴室内の天井や壁面にカビが発生しやすく、不衛生になりやすいため、入浴後に十分に浴室内を乾燥させるための乾燥及び換気機能を有する浴室暖房乾燥機が普及している。しかし、浴室内と浴室外に有効な風路が形成されていないと圧力抵抗が大きくなり、浴室暖房乾燥機から供給される熱量と風量のロスが発生し、これら浴室内の乾燥に必要な熱量と風量のロスを抑制するようにすることが望まれていた。
また、冬場などに浴室内の低温度に伴うヒートショックによる入浴者の体への負担を軽減するために、浴室内を入浴前に予め暖めておく暖房機能を有する浴室暖房乾燥機が普及している。しかし、浴室内が密閉された状態では圧力抵抗が大きいため、浴室内全体の空気を循環させ特に浴室床面の温度を上昇させるためには多くの熱量と風量のロスが発生し、これら浴室内の暖房に必要な熱量と風量のロスを抑制するようにすることが望まれていた。
さらに、近年浴室内を高温多湿に保ち入浴者にサウナ空間を提供するためのサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機が普及している。しかし、この多湿空気が浴室外へ流出により浴室外の湿度を高めてしまい、浴室外の床や壁にカビが発生し不衛生になりやすい。さらに、浴室外へ高温多湿空気が流出することにより、浴室内を高温多湿空間に保つために必要な熱量と風量と水量のロスが発生し、これら熱量と水量の消費量を抑制するようにすることが望まれていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、浴室を効率よく乾燥、換気または暖房することができ、また浴室内から浴室外への多湿空気の流出を抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機を提供することを目的としている。
本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、浴室の天井又は側壁に設置される浴室暖房乾燥機であって、浴室内と浴室外を隔てる戸に空気を遮蔽若しくは通気する羽板を一枚以上備え、一枚以上の前記羽板を開閉させる羽板制御手段を備えたことである。
この手段により、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、羽板制御手段は、浴室暖房乾燥機の運転と連動して羽板を開閉させることである。
この手段により、浴室暖房乾燥機の運転モードに合わせて、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、浴室外への浴室内の湿気の流出を抑制する羽板制御手段を備えたことである。
この手段により、浴室外への浴室内の多湿空気の流出を抑制し、浴室外の湿度の上昇を抑制することができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、羽板の圧力抵抗を低下させて浴室外から浴室内へ空気を流入させる羽板制御手段を備えたことである。
この手段により、浴室外から浴室内に効率的に空気を流入させ、浴室内の乾燥と換気を効率よく行うことができ、浴室内に供給される熱量と風量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、人を感知する人感知手段を備え、羽板制御手段は、前記人感知手段による人感知と連動して羽板を開閉させることである。
この手段により、前記人感知手段が浴室内に人を感知すると前記羽板制御手段により、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を自動的に調整することができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、浴室内の温湿度をほぼ一定に調整するように羽板制御手段を備えたことである。
この手段により、前記羽板制御手段により浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を調整することで浴室内の温湿度をほぼ一定に保つことができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、羽板に備えられた浴室内と浴室外との圧力差を検出する圧力差検出手段を備えたことである。
この手段により、浴室内と浴室外の圧力差を検出することができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために圧力差検出手段により検知された浴室内と浴室外の圧力差に応じて、浴室内の温湿度を調整することである。
この手段により、浴室内と浴室外の圧力差に応じて、前記浴室暖房乾燥機の運転モードを制御し、効率良く浴室内及び浴室外の温湿度を調整することができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、戸の開閉を検出する圧力差検出手段を備えたことである。
この手段により、浴室の開閉を検出することができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、戸の開閉を浴室の使用者に認識させる戸開閉お知らせ手段を備えたことである。
この手段により、浴室の使用時に浴室の使用者が戸の開閉を認識し、浴室外への浴室内からの多湿空気の流出と浴室外から浴室内への低温空気の流入を抑制することができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、前記人感知手段と前記戸開閉お知らせ手段とを連動させたことである。
この手段により、前記人感知手段が浴室内の人を感知すると前記戸開閉お知らせ手段によって、浴室の使用者に前記戸の開閉を認知させることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
また、本発明の浴室暖房乾燥機は、上記の目的を達成するために、空気を吹出す吹出口を備え、羽板制御手段は、前記吹出口の空気の吹出方向に連動して羽板を開閉することである。
この手段により、前記吹出口からの空気の吹出方向に連動して前記羽板を制御することによって、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機が得られる。
本発明によれば、浴室暖房乾燥機に連動して、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することにより、浴室を効率良く乾燥、換気または暖房することができ、また浴室内から浴室外への多湿空気の流出を抑制するようにすることができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機を提供できる。
本発明の請求項1記載の浴室暖房乾燥機は、浴室の天井又は側壁に設置される浴室暖房乾燥機であって、浴室内と浴室外を隔てる戸に空気を遮蔽若しくは通気する羽板を一枚以上備え、一枚以上の前記羽板を開閉させる羽板制御手段を備えた浴室暖房乾燥機であり、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することができるという作用を有する。
本発明の請求項2記載の浴室暖房乾燥機は、羽板制御手段は、浴室暖房乾燥機の運転と連動して羽板を開閉させることを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室暖房乾燥機の運転モードに合わせて、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することができるという作用を有する。
本発明の請求項3記載の浴室暖房乾燥機は、浴室外への浴室内の湿気の流出を抑制する羽板制御手段を備えた請求項1または2に記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室外への浴室内の多湿空気の流出を抑制し、浴室外の湿度の上昇を抑制するようにできるという作用を有する。
本発明の請求項4記載の浴室暖房乾燥機は、羽板制御手段は、羽板の圧力抵抗を低下させて浴室外から浴室内へ空気を流入させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室外から浴室内に効率的に空気を流入させ、浴室内の乾燥と換気を効率よく行うことができるという作用を有する。
本発明の請求項5記載の浴室暖房乾燥機は、人を感知する人感知手段を備え、羽板制御手段は、前記人感知手段による人感知と連動して羽板を開閉させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機であり、前記人感知手段が浴室内に人を感知すると前記羽板制御手段により、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を自動的に調整することができる作用を有する。
本発明の請求項6記載の浴室暖房乾燥機は、浴室内の温湿度をほぼ一定に調整するように羽板制御手段を備えた請求項1から5いずれかに記載の浴室暖房乾燥機であり、前記羽板制御手段により浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を調整することで浴室内の温湿度をほぼ一定に保つことができる作用を有する。
本発明の請求項7記載の浴室暖房乾燥機は、羽板に備えられた浴室内と浴室外との圧力差を検出する圧力差検出手段を備えた請求項1から6いずれかに記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室内と浴室外の圧力差を検出することができるという作用を有する。
本発明の請求項8記載の浴室暖房乾燥機は、圧力差検出手段により検知された浴室内と浴室外の圧力差に応じて、浴室内の温湿度を調整する請求項7に記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室内と浴室外の圧力差に応じて、前記浴室暖房乾燥機の運転モードを制御し、効率良く浴室内の温湿度を調整することができる作用を有する。
本発明の請求項9記載の浴室暖房乾燥機は、戸の開閉を検出すること圧力差検出手段を備えた請求項7または8に記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室の開閉を検出することができるという作用を有する。
本発明の請求項10記載の浴室暖房乾燥機は、戸の開閉を浴室の使用者に認識させる戸開閉お知らせ手段を備えた請求項1から9いずれかに記載の浴室暖房乾燥機であり、浴室の使用時に浴室の使用者が戸の開閉を認識し、浴室外への浴室内からの多湿空気の流出と浴室外から浴室内への低温空気の流入を抑制することができるという作用を有する。
本発明の請求項11記載の浴室暖房乾燥機は、前記人感知手段と前記戸開閉お知らせ手段とを連動させた請求項10に記載の浴室暖房乾燥機であり、前記人感知手段が浴室内の人を感知すると前記戸開閉お知らせ手段によって、浴室の使用者に前記戸の開閉を認知させることができるという作用を有する。
本発明の請求項12記載の浴室暖房乾燥機は、 空気を吹出す吹出口を備え、羽板制御手段は、前記吹出口の空気の吹出方向に連動して羽板を開閉することを特徴とする請求項1から11いずれかに記載の浴室暖房乾燥機であり、前記吹出口からの空気の吹出方向に連動して前記羽板を制御することによって、浴室外と浴室内の空気の流入量または流出量を任意に調整することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における浴室暖房乾燥機の概略断面図、図2は羽板駆動部の概略断面図である。
図1において、浴室1の天井に浴室暖房乾燥機本体2が設置されており、浴室外には熱源として給湯器3(例えば、ガス給湯器または電気給湯器)が設置されている。この浴室暖房乾燥機本体2には浴室内の空気を換気する換気手段としての換気部4と、浴室内の空気を循環させる循環手段としての循環部5と、浴室内に空気を吹出す吹出口6と、浴室内の空気を吸込む吸込口7と、浴室内の空気と温水とを熱交換させて空気を加熱する熱交換部8と、前記給湯器3と前記熱交換部8とを接続する温水供給路9aと、浴室内に供給する多湿空気を生成する手段としてのミスト発生部10と、前記給湯器3と前記ミスト発生部10とを接続する温水供給路9bと、前記浴室暖房機本体2を制御するリモコン11と、前記浴室1内の人を検知する人検知手段としての人感センサー12(例えば、赤外線センサー)と、浴室内と浴室外とを隔てる戸13と、前記戸13の下端に設けられた1枚以上の羽板14から構成された通気口15と、前記羽板14の開閉を制御する羽板制御手段としての羽板駆動部16(例えば、ステッピングモーター、ソレノイド、磁石のうち羽板を開閉させることができる駆動装置)と、前記羽板14に設けられた浴室内と浴室外との圧力差を検出する圧力差検出手段としての圧力センサー17(例えば、バネ式圧力センサー、流量センサー、加速度センサーなど圧力を検出することができるセンサー)と、前記戸13の開閉を浴室の使用者に認識させる戸開閉御知らせ手段としての表示部18(例えば、LED、液晶)と、前記吹出口6からの空気の吹出方向を変化させるルーバー19と、から構成される。
浴室暖房乾燥機本体2が停止状態にあるとき、若しくは人感センサー12が浴室1内に人を検知したとき、羽板駆動部16は羽板14を閉じた状態にして(例えば、0度)、浴室内の空気が浴室外へ流出すること若しくは浴室外の空気が浴室内へ流入することを抑制する。
浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2の換気運転を開始すると、羽板駆動部16は羽板14を閉じて(例えば、0度)、浴室1内から浴室1外へ流出する多湿空気の流出を防止し、浴室1内の上方に滞った高温多湿空気を浴室暖房乾燥機本体2によって、屋外へ排出する。
浴室暖房乾燥機本体2の換気運転が開始されて一定時間経過した後(例えば、5分)、圧力センサー17によって、浴室1内の圧力(浴室内圧)と浴室1外の圧力(浴室外圧)との浴室圧力差(浴室内圧―浴室外圧)を検出し、浴室圧力差が負となる条件を満たした時(浴室内圧<浴室外圧)、羽板駆動部16は羽板14を徐々(例えば、60度/分)に一定の開度(例えば、180度)まで開閉させ、通気口15を通過する風速が最大と成る羽板14の開度を検出する。
羽板14が一定の開度まで開閉された後、風速が最大と成るように羽板駆動部16は羽板14の開度を調節し、風速が最大と成る換気開度Aの位置に羽板14を開閉させる。換気開度Aにおいて風路a20の圧力抵抗は最小となり、浴室1内に浴室1の下端から空気が流入し、浴室1内を効率的に換気する。更に一定時間経過した後(例えば、5分)、羽板駆動部16は換気開度Aを中心に羽板14を開閉(例えば、換気開度A±15度)し、風速が最大と成る羽板14の開度を検出する。
羽板駆動部16は羽板14を前記風速が最大と成る開度すなわち前記風路a20の圧力抵抗が最小の換気開度Bの位置に羽板14を開閉させ、浴室1内を効率的に換気する。この羽板14の開度調整を浴室の使用者が設定した換気時間が経過する若しくは浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2の停止状態を選択するまで一定の時間間隔(例えば、5分)で繰り返し(換気開度A→換気開度B→換気開度C→換気開度・・・)、効率よく前記浴室1内を換気する。浴室の使用者が設定した換気時間が経過する若しくは浴室の使用者が前記浴室暖房乾燥機本体2の停止状態を選択すると、羽板駆動部16は、浴室暖房乾燥機本体2の停止状態にあるときと同様に前記羽板14を開閉させる。
浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2の暖房運転を開始すると、羽板駆動部16は羽板14を閉じて(例えば、0度)、浴室暖房乾燥機本体2から浴室1内に供給される温風の浴室外への流出を防止する。浴室暖房乾燥機本体2の暖房運転が開始されて、浴室内の温度が上昇し、一定時間経過した後(例えば、5分)、圧力センサー17によって、浴室圧力差を検出し、浴室圧力差が正となる条件を満たした時(浴室内圧>浴室外圧)、羽板駆動部16は羽板14を徐々(例えば、15度/分)に一定の開度(例えば、45度)まで開閉させて、通気口15を通過する風速が最大と成る前記羽板14の開度を検出する。
羽板14が一定の開度まで開閉された後、最大風速の一定の割合の風速(例えば、10%)と成るように羽板駆動部16は羽板14の開度を調節し、最大風速の一定の割合の風速と成る暖房開度Aの位置に羽板14を開閉させる。暖房開度Aにおいて浴室1内と前記浴室1外とに浴室圧力差があるため、前記浴室暖房乾燥機本体2から浴室内に供給される温風は前記浴室1床面まで到達することになり、浴室床面を通過する温風量が増加するため浴室床面に供給される熱量は増加し、浴室内を効率的に暖房する。
更に一定時間経過した後(例えば、5分)、羽板駆動部16は暖房開度Aを中心に羽板14を開閉(例えば、暖房開度A±5度)し、最大風速と成る羽板14の開度を検出する。最大風速の一定の割合の風速と成る暖房開度Bの位置に羽板14を開閉させ、浴室1内を効率的に暖房する。この羽板14の開度調整を浴室の使用者が設定した暖房時間が経過する若しくは浴室の使用者が前記浴室暖房乾燥機本体2の停止状態を選択するまで一定の時間間隔(例えば、5分)で繰り返し(暖房開度A→暖房開度B→暖房開度C→暖房開度・・・)、効率よく前記浴室1内を暖房する。
浴室内の温度が浴室の使用者によって設定された任意の温度(例えば、35度)になると、羽板駆動部16により羽板14を閉じた状態(例えば、0度)にして、浴室1内の温かい空気が前記浴室1外へ流出することを抑制することで、前記浴室1内の温度を保つ。浴室の使用者が設定した暖房時間が経過する若しくは浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2の停止状態を選択すると、羽板駆動部16は、浴室暖房乾燥機本体2の停止状態にあるときと同様に前記羽板14を開閉させる。
浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2の乾燥運転を開始すると、羽板駆動部16は羽板14を閉(例えば、0度)じて、浴室暖房乾燥機本体2によって供給される温風の前記浴室1外への流出を抑制し、浴室1内の上方に滞った高温多湿空気を屋外に排出する。乾燥運転が開始されて一定時間経過した後(例えば、10分)、圧力センサー17によって、浴室圧力差を検出し、浴室圧力差が負の条件を満たした時は浴室暖房乾燥機本体2の換気運転時と同様に羽板駆動部16は羽板14を開閉させる。一方、浴室圧力差が正の条件を満たした時は浴室暖房乾燥機本体2の暖房運転時と同様に羽板駆動部16は羽板14を開閉させる。すなわち、浴室圧力差の値に応じて、羽板駆動部16は前記羽板14を開閉させる。
更に一定時間が経過した後(例えば、10分)、羽板駆動部16は羽板14を再度閉じて、浴室暖房乾燥機本体2によって供給される温風の浴室1外への流出を抑制し、浴室1内の多湿空気を屋外に排出する。更に一定時間経過した後(例えば、10分)、圧力センサー17によって、浴室圧力差を検出し、浴室圧力差の値に応じて、羽板駆動部16は羽板14を開閉させ、効率的に前記浴室1内を乾燥させる。
浴室の使用者が設定した乾燥時間が経過する若しくは浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2の停止状態を選択すると、羽板駆動部16は、浴室暖房乾燥機本体2の停止状態にあるときと同様に前記羽板14を開閉させる。
浴室の使用者が浴室暖房乾燥機本体2のサウナ運転を開始すると、羽板駆動部16は羽板14を閉じて(例えば、0度)、浴室暖房乾燥機本体2から浴室1内に供給される高温多湿空気の浴室1外への流出を抑制し、浴室暖房乾燥機本体2から供給される熱量と水量のロスと浴室1外の湿度の上昇とを抑制する。
さらに、浴室暖房乾燥機本体2の運転時に、羽板駆動部16とルーバー19とを連動して動作させることで、風路a20若しくは風路b21の気流および圧力抵抗を調節し、効率的に浴室内を乾燥、換気または暖房することができる。すなわち、浴室1内の任意の部分に多くの風を通過させたいとき、ルーバー19を任意の部分に向け、羽板駆動部16が羽板14を開閉させて風路a20若しくは風路b21を制御することにより、任意の部分を通過する空気の量を調整することができる。
また、浴室1の使用者が戸13を開放した状態で、人感センサー12で浴室1内に人を感知する若しくは前記浴室暖房乾燥機本体2の運転を開始しようとすると、圧力センサー17によって、戸13の開閉を検出し、表示部18に戸13が開いた状態であることを使用者に知らせ、浴室暖房乾燥機本体2から供給される熱量と水量のロスを抑制し、浴室1外への多湿空気の流出を抑制する。
従って、本実施の形態により、浴室暖房乾燥機に連動して、浴室外と浴室内の空気の遮蔽及び流入または流出を任意に調整することにより、浴室を効率良く乾燥、換気または暖房することができ、また浴室内から浴室外への多湿空気の流出を抑制するようにすることができ、浴室内に供給される熱量と風量と水量のロスを抑制するようにすることができる浴室暖房乾燥機を提供できる。
なお、実施の形態1では、羽板を前記戸13に設ける構成にしたが、浴室の壁面や天井の開口部なら何処に羽板を設けてもよい。このように構成すれば、浴室の設置状況に応じて変化する浴室内と浴室外との温度差、圧力差等の浴室内外の雰囲気条件に合わせて、浴室暖房乾燥機から供給される熱量と風量と水量のロスを抑制することができる。
なお、実施の形態1では、戸開閉御知らせ手段としての表示部18をリモコン11上に設けるように構成したが、リモコンにスピーカーを設け、音声で前記戸開閉御知らせ手段として構成にしてもよい。また浴室暖房機本体に直接表示部またはスピーカーを設け、前記戸開閉御知らせ手段として構成してもよい。このように構成すれば、光や音声を用いて浴室の使用者が戸13の開閉を認識し、使用状況に合わせて戸13を開閉することにより、浴室内の多湿空気の浴室外への流出と、浴室外からの低温空気の流入を抑制することができ、浴室暖房乾燥機から供給される熱量と風量と水量のロスを抑制することができる。
本発明の浴室暖房乾燥機の羽板制御手段は、閉鎖された空間の空気の交換を行う部分に用いることで、閉鎖された空間の空気の入替えを効率的に行うことができる分野などにも適用できる。
本発明の実施の形態1の浴室暖房乾燥機を示す概略断面図 本発明の実施の形態1の羽板駆動部の概略断面図
符号の説明
1 浴室
2 浴室暖房乾燥機本体
3 給湯器
4 換気部
5 循環部
6 吹出口
7 吸込口
8 熱交換部
9a 温水供給路
9b 温水供給路
10 ミスト発生部
11 リモコン
12 人感センサー
13 戸
14 羽板
15 通気口
16 羽板駆動部
17 圧力センサー
18 表示部
19 ルーバー
20 風路a
21 風路b
22 開度

Claims (12)

  1. 浴室内と浴室外を隔てる戸に空気を遮蔽若しくは通気する羽板を一枚以上備え、一枚以上の前記羽板を開閉させる羽板制御手段を備えたことを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 羽板制御手段は、浴室暖房乾燥機の運転と連動して羽板を開閉させることを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
  3. 羽板制御手段は、浴室外への浴室内の湿気の流出を抑制するようにすることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室暖房乾燥機。
  4. 羽板制御手段は、羽板の圧力抵抗を低下させて浴室外から浴室内へ空気を流入させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
  5. 人を感知する人感知手段を備え、羽板制御手段は、前記人感知手段による人感知と連動して羽板を開閉させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
  6. 羽板制御手段は、浴室内の温湿度をほぼ一定に調整することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
  7. 浴室内と浴室外との圧力差を検出する圧力差検出手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
  8. 圧力差検出手段により検知された浴室内と浴室外の圧力差に応じて、浴室内の温湿度を調整する請求項7に記載の浴室暖房乾燥機。
  9. 圧力差検出手段は、浴室内と浴室外を隔てる戸の開閉を検出することを特徴とする請求項7または8に記載の浴室暖房乾燥機。
  10. 戸の開閉を浴室の使用者に認識させる戸開閉お知らせ手段を備えたことを特徴とする請求項1から9いずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
  11. 人感知手段と戸開閉御知らせ手段とを連動させたことを特徴とする請求項10記載の浴室暖房乾燥機。
  12. 空気を吹出す吹出口を備え、羽板制御手段は、前記吹出口の空気の吹出方向に連動して羽板を開閉することを特徴とする請求項1から11いずれかに記載の浴室暖房乾燥機。
JP2007003014A 2007-01-11 2007-01-11 浴室暖房乾燥機 Pending JP2008170053A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017156029A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 Toto株式会社 暖房装置
JP2017156028A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 Toto株式会社 暖房装置

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JP2017156029A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 Toto株式会社 暖房装置
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