JP2008169679A - 乱反射蓄光タイル - Google Patents

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一夫 斉藤
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Abstract

【課題】 タイルの発光輝度をより一層高め、また自然発光する範囲を広げることにより、さらに優れた安全性とエネルギーコストの削減を可能とする乱反射蓄光タイルを提供すること。
【解決手段】 本発明の乱反射蓄光タイル1は、白素地のタイル基材2と、該タイル基材2の表面に形成された鋸刃状の凹凸部3と、該凹凸部3の表面に積層された蓄光剤層4とガラスビーズ層5と、該ガラスビーズ層5の上面に施された透光性を有する釉薬6とで構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光や照明器具からの照射光を蓄光すると共に、照射光を暗闇で広範囲に、且つ高輝度に自然発光させることができる乱反射蓄光タイルに関する。
壁や床表面の保護や耐摩耗性に優れると共に、日中の太陽光や照明光を吸収蓄光し、暗闇の中で自然発光することができる蓄光剤を施したタイルがある(例えば、特許文献1参照)。
上掲特許文献1の蓄光剤を施したタイルは、本出願人が鋭意研究して開発したものであり、壁や床などに用いられる小片薄板形状のタイルにおいて、該タイルの表面に蓄光剤を塗着したことを特徴とする。
特開2002−161630号公報
上掲特許文献1の蓄光剤を施したタイルは、該タイルの表面に蓄光剤を塗着したことにより、例えば台所や風呂等の壁面に貼り付けることで、夜間や暗闇でタイルの表面が幻想的に自然発光し、夜間における安全性を確保すると共に、犯罪の抑制も実現できるという特徴を有する。しかし上記構造においては、タイルから自然発光される輝度はやや低く、理想的な発光輝度を得るまでには至らなかった。
そこで本発明は上記の点に鑑み、タイルの発光輝度をより一層高め、また自然発光する範囲を広げることにより、優れた安全性とエネルギーコストの削減を可能とする乱反射蓄光タイルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乱反射蓄光タイルは、白素地のタイル基材と、該タイル基材の表面に形成された鋸刃状の凹凸部と、該凹凸部の表面に積層された蓄光剤層とガラスビーズ層と、該ガラスビーズ層の上面に施された透光性を有する釉薬とで構成されている。
凹凸部の表面に蓄光剤層とガラスビーズ層を積層したことで、照明器具等から照射された光は蓄光剤層で蓄光され、鋸刃状の凹凸部にて反射を繰り返し、輝度を向上させながら外部に照射させることができる。またガラスビーズ層で乱反射されることで、広範囲に照射させることができる。
また白素地のタイル基材を使用することで、反射効率を一層高めることができる。さらに、ガラスビーズ層の上面に透光性を有する釉薬を塗布したことにより、発光輝度を低下させることなくタイル表面を半永久的に保護することが可能になる。
発明を実施するための最良の手段
以下、本発明による乱反射蓄光タイルの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図示する乱反射蓄光タイル1は、台所や風呂場、またトイレや洗面所の壁や床に貼り付けられ、特に、夜間や暗闇で高輝度に、且つ広範囲に自然発光することを特徴とする。そのことにより、夜間における安全性の向上と犯罪の抑制が実現できる。また長時間自然発光することで、エネルギーコストの削減も可能になる。
前記乱反射蓄光タイル1は、白素地のタイル基材2と、該タイル基材2の表面に形成された鋸刃状の凹凸部3と、該凹凸部3の表面に積層された蓄光剤層4とガラスビーズ層5と、該ガラスビーズ層5の上面に施された透光性を有する釉薬6とで構成されている。
タイル基材2は、耐火性、耐久性に優れた磁器質、陶器質、石器質等の素材からなり、特に白素地の素材で形成されている。かかるタイル基材2を白素地の素材で形成することで、太陽光や照明器具から照射される光を効率よく反射させ、後述詳細の蓄光剤層4の発光輝度を向上させることが可能になる。
また前記タイル基材2の上面には、鋸刃状の凹凸部3が形成されている。かかる凹凸部3は、照明器具から照射される光や、蓄光剤層4から自然発光される光を互いの凹凸面で複数反射させることで発光輝度を高める働きを有する。また凹凸部3を形成することで長時間の発光も実現できる。なお、凹凸の深さや形状、また形成されるピッチ等は特に限定されるものではない。
蓄光剤層4に使用される蓄光剤は、周囲の光を蓄え自然発光を可能とするもので、周知の金属化合物や希土類を複数混合し汎用の展色剤を混合して形成するものである。この蓄光剤は、例えばアルミン酸ストロンチューム系またはホウ酸アルミン酸ストロンチューム系の蓄光剤が使用される。また前記蓄光剤層4は、前記凹凸部3の表面に吹き付け塗装により施される。
ガラスビーズ層5は、汎用のガラスを粉砕機にて砕き、約0.1mm〜2.0mm程度の大きさからなる粉末粒子状のガラスビーズにて形成される。またガラスビーズ層5は、ガラスビーズを前記蓄光剤層4が半乾き状態のとき表面に振り掛けることにより形成される。蓄光剤層4の表面にガラスビーズ層5を積層したことで、照明器具等から照射された光は蓄光剤層4で蓄光され、さらに蓄光剤層4から自然発光された光はガラスビーズ層5で乱反射され発光輝度を一層高めると共に、広範囲に乱反射させることもできる。なお、前記ガラスビーズ層5に使用されるガラスは、産業廃棄物としての廃棄ガラスを使用することにより、資源のリサイクルとコスト削減が実現できる。
釉薬6は、素焼きの陶磁器の表面に塗布されるもので、装飾効果と水分吸収の防止を兼ね備えた働きを有する。また前記釉薬6の主成分は、ガラス質で高い透光性を有する珪酸塩化合物にて形成されている。そのため、タイル基材2表面を保護すると共に、蓄光剤層4から自然発光される光を効率よく外部へ照射させることができる。
次に、本発明の乱反射蓄光タイルの製造方法および作用を図3および図4に基づいて説明する。
先ず、図3の(a)に示すように、タイル基材2上面の鋸刃状の凹凸部3に蓄光剤を吹き付け蓄光剤層4を形成する。
次に(b)に示すように、前記蓄光剤層4の上面にガラスビーズ層5を施す。この際、ガラスビーズ層5は、ガラスビーズを前記蓄光剤層4が半乾き状態のとき表面に振り掛けることにより形成される。
最後に(c)に示すように、ガラスビーズ層5の上面に釉薬6を塗布し、窯の中で約800℃の温度で焼成することにより、本発明の乱反射蓄光タイル1が形成される。ガラスビーズ層5の上面に透光性を有する釉薬6を焼付け塗布したことにより、発光輝度を低下させることなくタイル表面を半永久的に保護することが可能になる。
上記方法により製造された本発明の乱反射蓄光タイル1は、図4に示すように、照明器具から照射される光や、蓄光剤層4から自然発光される光を互いの凹凸面で複数反射させ、高輝度に外部へ照射させることができる。また凹凸部3にて反射を繰り返すことで長時間の発光も実現できる。さらにガラスビーズ層5を設けたことで、光を乱反射させ広範囲に照射させることも可能になる。そのことにより、夜間や暗闇でタイル表面が幻想的に自然発光し、安全性の向上と共に、夜間に発生する事故や犯罪を未然に防ぐことができる。また消灯後にも長時間自然発光することで、照明器具の点灯時間が短縮されてエネルギーコストの削減が可能になる。
本発明の乱反射蓄光タイルの斜視図である。 前記乱反射蓄光タイルの断面図である。 前記乱反射蓄光タイルの製造方法を示す断面図である。 前記乱反射蓄光タイルの発光状態を示す断面図である。
符号の説明
1 乱反射蓄光タイル
2 タイル基材
3 凹凸部
4 蓄光剤層
5 ガラスビーズ層
6 釉薬

Claims (1)

  1. 白素地のタイル基材と、該タイル基材の表面に形成された鋸刃状の凹凸部と、該凹凸部の表面に積層された蓄光剤層とガラスビーズ層と、該ガラスビーズ層の上面に施された透光性を有する釉薬とで構成されていることを特徴とする乱反射蓄光タイル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026765A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Toray Amenity & Civil Engineering Co Ltd 自動車トンネル構造体
JP2011111857A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Shimizu Corp 建物外装材の製造方法
CN109680893A (zh) * 2013-12-20 2019-04-26 地板工业有限公司 瓷砖及其制造方法

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