JP2008165488A - 組立操作性評価装置、方法及びプログラム - Google Patents

組立操作性評価装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】部品を変形させながらの組立作業に対応可能とすると同時に部品を壊すことなく組み立てが実施できるかどうかの評価を可能とする。
【解決手段】解析モデル制御部10は画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する。仮想操作制御部として機能するバーチャルグローブコントローラ18はバーチャルグローブ16によるユーザの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された部品モデルを移動操作する。モデル変換部24は2つの部品モデルが接触した際に、部品解析モデルに変換する。変形構造解析部26は接触後の2つの部品解析モデルの組み立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形と変形応力を計算する。評価処理部28は部品解析モデルの構造解析計算の結果として得られた変形応力と材料の限界応力とを比較して部品を破損することなく組立ができたかどうかを評価する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、仮想空間で作業者の手の動きに応じた部品組立てを行って組立作業の適否を評価する組立操作性評価装置、方法及びプログラムに関し、特に、組立時に変形して嵌合するような部品の変形応力を解析しながら組立作業性を評価する組立操作性評価装置、方法及びプログラムに関する。
従来、コンピュータにより構築される仮想空間に部品をモデル化して表示し、組立手順を定義して、問題なく部品の組立や操作ができるかどうかを評価する組立操作性評価装置が知られている(特許文献1,2)。
特許文献1の組立性評価装置は、3次元CADにより組立評価対象製品の部品、工具、ユーザの手などの画像を仮想空間上に3次元表示し、ユーザの手の動きに応じた部品の組立を仮想現実として体験させ、組立操作性の検証を行わせている。
また特許文献2のアセンブリ装置は、コンピュータの仮想空間で行う製品組立のシミュレーションとして、外力による変形を生ずるワイヤーハーネスやゴムチューブなどの柔軟性を有する部品を、微小体と弾性体とが交互に連結した線状部材という単純なモデルで構成することで、柔軟体部部品を含む製品の組立てを行うようにしている。
特開2004−178222号公報 特開2002−073701号公報
しかしながら、このような従来の組立操作性評価装置にあっては、基本的に部品を剛体としてモデル化し、ユーザの手の動きなどの指示に従って移動および回転させることにより、組立または操作中に部品間の干渉が起こるかどうかのみを検証していたため、爪嵌合による部品の組立等のように、剛体部品モデルをある程度変形させながら組立作業をする製品の組立については、十分な検証が行えないという問題がある。
即ち、従来の組立評価装置であっては、剛体部品モデルの例えば爪嵌合について、嵌合突起の押し込みに対し部品の干渉を生じないように爪を開くモデルの変形は可能であるが、変形に対しどのような応力が発生しているかが不明なため、爪嵌合による組立が適切かどうか評価ができないという問題がある。
本発明は、仮想的な組立操作性の評価に構造解析シミュレーションを組合せることで、部品を変形させながらの組立作業に対応可能とすると同時に部品を壊すことなく組み立てが実施できるかどうかの評価を可能とする組立操作性評価装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、更に、部品を変形させながらの取り外す製品の分解作業に対応可能とすると同時に部品を壊すことなく分解できるかどうかの評価を可能とする組立操作性評価装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
(装置)
本発明は組立操作性評価装置を提供する。本発明の組立操作性評価装置は、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御部と、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された部品モデルを移動操作する仮想操作制御部と、
2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
接触後の2つの部品解析モデルの組み立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、仮想組立操作部は、
操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出部と、
仮想空間に仮想グローブを配置し、検出信号に応じて仮想グローブを動かして組立操作を行う仮想組立部と、
構造解析部で計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して操作者の手に伝える反力フィードバック部と、
を備える。
モデル変換部は、2つの部品モデルの相対距離が零となった際に両者の接触を判定し、2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
構造解析部は、2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が相互に入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
評価処理部は、変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の破断応力とを比較し、破断応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示する。
評価処理部は、更に、
変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力を色情報に変換する応力色変換部と、
部品解析モデルの任意の断面につき前記色情報により応力分布を表示する応力分布表示部と、
を備える。
本発明の組立操作性評価装置は、更に、組立が完了した製品モデルから部品モデルを分解して分解操作性を評価する分解操作性評価処理部を備える。
分解操作性評価処理部は、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御部と、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御部と、
組立モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する分解操作性評価処理部と、
を備える。
仮想操作制御部は、
操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出部と、
仮想空間に仮想グローブを配置し、検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして分解操作を行う仮想分解部と、
変形構造解析部で計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して操作者の手に伝える反力フィードバック部と、
を備える。
更に詳細には、
モデル変換部は、組立状態の2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
構造解析部は、2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が相互に入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
分解評価処理部は、変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の破断応力とを比較し、破断応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示する。
分解評価処理部は、更に、
変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力を色情報に変換する応力色変換部と、
部品解析モデルの任意の断面につき前記色情報により応力分布を表示する応力分布表示部と、
を備える。
本発明は、分解操作性評価装置を提供する。本発明の分解操作性評価装置は、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御部と、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御部と、
組立モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
2つの部品解析モデルの分解する相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する評価処理部と、
を備えたことを特徴とする。
(方法)
本発明は組立操作性評価方法を提供する。本発明の組立操作性評価方法は、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された部品モデルを移動操作する仮想操作制御ステップと、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記2つの部品モデルを相対移動して組付け移動する仮想操作制御ステップと、
接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。
本発明は分解操作性評価方法を提供する。本発明の分解操作性評価方法は、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御ステップと、
組立モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する評価処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
(プログラム)
本発明は組立操作性評価プログラムを提供する。本発明の組立操作性評価プログラムは、コンピュータに、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された部品モデルを移動操作する仮想操作制御ステップと、
2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
接触後の2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明は分解操作性評価プログラムを提供する。本発明の分解操作性評価プログラムは、コンピュータに、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて仮想空間に配置された製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御ステップと、
組立モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する評価処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、部品モデルを変形しながら組み立てる仮想空間での組立作業について、部品モデルが接触するまでは、変形することのない剛体部品モデルとして相互に干渉しないようにユーザの手の動きに応じて移動し、部品モデルが接触した際に部品解析モデルに変換し、この段階から組立作業に伴う部品解析モデルの移動に対し構造解析計算を逐次実行し、これによって仮想空間における組立時の部品モデルの歪、変形応力及び変形を求め、変形応力と部品モデルの破断応力を比較することで、部品を壊すことなく組立作業が適切に実施できるかどうかを評価することができる。
また仮想空間における製品モデルの分解作業についても、製品を構成する部品モデルを部品解析モデルに変換し、分解に伴う部品解析モデルの移動に対し同様に構造解析計算を逐次実行して歪、変形応力及び変形を求め、変形応力と部品モデルの破断応力を比較することで、部品を壊すことなく分解作業が適切に実施できるかどうかを評価することができる。
図1は本発明による組立操作性評価装置の使用状態を示した説明図である。図1において、本実施形態の組立操作性評価装置11はパーソナルコンピュータによるプログラムの実行により組立操作性評価を行うことができる。試験者となるユーザ15は表示装置として使用するヘッドマウントディスプレイ14とバーチャルグローブ16を装着し、それぞれ組立操作性評価装置11に信号線接続している。
バーチャルグローブ16はユーザ15の手の動きを検出して検出信号を組立操作性評価装置11に入力し、組立操作性評価処理の仮想空間における対象物の動きに応じた反力に基づくフィードバック信号がバーチャルグローブ16に戻され、ユーザ15の手に反力を与える。
このようなバーチャルグローブ16としては例えば旭エレクトロニクス株式会社が販売する「サイバーグラプス」が使用できる(http:www.aec.co.jp/mm/probucts/grasp/htm)。
ヘッドマウントディスプレイ14はコンピュータを用いた組立操作性評価装置11における組立評価処理により仮想空間に構築される対象物の画像をユーザ15が見えるように表示する。ヘッドマウントディスプレイ14としては例えばインターセンス社製(Intersense)の「nVisor SX」などを使用することができる。
図2は本発明による組立評価装置の実施形態を示した機能構成のブロック図であり、図1に示した組立操作性評価装置11にインストールされたプログラムの実行により実現される機能である。
図2において、本実施形態の組立操作性評価装置11には、解析モデル制御部10、3次元モックアップデータベース12、バーチャルグローブコントローラ18、構造解析計算部20、構造解析モデルデータベース22、評価処理部28及び単体部品強度評価値データベース30が設けられている。
解析モデル制御部10はヘッドマウントディスプレイ14に画面表示されるコンピュータ上の仮想空間に評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを3次元モックアップデータベース12のモックアップデータに基づいて生成配置する。
バーチャルグローブコントローラ18は仮想操作制御部として機能し、外部バーチャルグローブ16からの入力操作信号に応じて解析モデル制御部10により組立操作性評価装置11の仮想空間に配置された部品モデルを移動操作する。
即ちバーチャルグローブコントローラ18は、ユーザの手の動きを検出して検出信号を出力する検出部と、仮想空間にバーチャルグローブを配置し、手の動きの検出信号に応じてバーチャルグローブを動かして組立操作を行う仮想組立部と、構造解析計算部20で計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出してユーザの手に伝える反力フィードバック部としての機能を備える。
構造解析計算部20にはモデル変換部24と変形構造解析部26が設けられている。モデル変換部24は、バーチャルグローブ16の操作で解析モデル制御部10により仮想空間上に配置された少なくとも2つの部品モデルの一方を保持して他方の部品モデルに移動して組立てる際に2つの部品モデルが接触したとき、2つの部品モデルを構造解析のための部品解析モデルに変換する。
ここで構造解析計算部20にあっては、有限要素法による構造解析を行っており、従ってモデル変換部24は2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換することになる。本実施形態のモデル変換は、構造解析モデルデータベース22で予め準備したメッシュ分割されたモデルを使用する。
変形構造解析部26は接触後の2つの部品解析モデルの組立に伴う相対移動により有限要素法に従って構造解析計算を実行して部品解析モデルを変形させる。この変形構造解析のための有限要素法による解析計算によって部品解析モデルを構成する各要素ごとの変移、歪及び変形応力が計算され、各要素の計算量を統合することでモデル全体としての変形を求めることができる。
評価処理部28は変形構造解析部26により部品解析モデルの変形を伴う構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する。具体的には変形した部品解析モデルを構成する各要素の変形応力の中から最大変形応力を検索し、単体部品強度評価値データベース30に格納された対応する部品の材料から決まる破断応力(限界応力)と比較し、破断応力を超えることを判定した場合に部品の破壊を認識してヘッドマウントディスプレイ14に警告表示する。
また評価処理部28による他の評価処理として、変形した部品解析モデルを構成する各要素の変形応力を応力に応じた色情報に変換し、部品解析モデルの任意の断面につき変換した色情報により応力分布を表示することもできる。
このような部品解析モデルにおける応力分布の表示はヘッドマウントディスプレイ14ではなく図1に示した組立操作性評価装置11として使用するコンピュータのディスプレイを使用して行う。
図3は本実施形態の組立操作性評価プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境を示したブロック図である。図3において<コンピュータはCPU32を有し、CPU32のバス34に対しRAM36、ROM38、ハードディスクドライブ40、キーボード44、マウス46、ディスプレイ48を接続したデバイスインタフェース42、さらにLANなどに接続するネットワークアダプタ50が接続されている。
本実施形態の組立操作性評価プログラムはハードディスクドライブ40にインストールされている。コンピュータを起動するとBOISによるブート処理によりハードディスクドライブ40からRAM36にOSが読み出し配置され、OSが立ち上がるとハードディスクドライブ40から本実施形態の組立操作性評価プログラムがRAM36に読出し配置され、CPU32により実行される。
図4は本実施形態における組立前の部品モデルの表示画面の説明図である。図4において、ヘッドマウントディスプレイ14の表示画面52には評価対象となる部品モデル54と部品モデル56が表示されている。部品モデル54、56は図2の3次元モックアップデータベース12に基づいて生成表示されている。
図5は図4の部品モデル54、56を表示するためにモックアップデータベース12に格納されたモックアップデータ構造の説明図である。図5において、モックアップデータ構造94は部品ごとに生成されており、部品番号96をインデックスとして、部品名称98、形状定義データ100及び対応する解析モデル番号102を備えている。
形状定義データ100には位置座標データ104、外形定義データ106及び色データ108が配置されている。このようなモックアップデータ構造94は3次元CADにより設計データから自動構築することができる。
再び図4を参照するに、表示画面52に表示された部品モデル54は上部に矩形の嵌合穴58を開口している。一方、部品モデル56は本体部60の下方に二股に分かれた爪部62−1,62−2を形成しており、爪部62−1,62−2の後ろに嵌合溝64−1,64−2を介してストッパ部66−1,66−2を備えている。
図1に示したユーザ15は、図4の部品モデル54、56がヘッドマウントディスプレイ14に表示された状態でバーチャルグローブ16を操作し、部品モデル54側を固定した状態でバーチャルグローブ16により部品モデル56の本体部60をつかみ、部品モデル54の嵌合穴58に先端の爪部62−1,62−2を嵌め入れる組立操作を行う。
実際の表示処理にあっては、図4の表示画面52の仮想空間にバーチャルグローブ16に対応したユーザの手の画像が表示され、手の画像の動きにより部品モデル56の本体部60をつかんで部品モデル54の嵌合穴58に嵌めいれる組立操作を仮想空間上で行うことになる。
図6は仮想空間上で部品モデル54の嵌合穴58に部品モデル56の先端の爪部62−1,62−2を近づけて接触させた状態を示している。
この部品モデル54に対する部品モデル56を接触状態は、破線で示す接触部68を下側に拡大して示すように、部品モデル54の嵌合穴58における開口エッジ70−1に部品モデル56側の爪部62−1のテーパ面72−2が接触している。
図6のような部品モデル54に対する部品モデル56の組立に伴う接触は、部品モデル54と部品モデル56の相対距離が零となることで判定する。部品モデル54,56の接触を判定すると、図2の構造解析計算部20に設けたモデル変換部24が3次元モックアップモデルとして生成表示している部品モデル54、56を有限要素法による構造解析の対象となるメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換する。
図7は部品モデル54、56の接触判定で変換される部品解析モデルを示している。図7の表示画面52には、図4の部品モデル56に対応した部品解析モデル76と、図4の部品モデル54に対応した部品解析モデル74を示している。
部品解析モデル74、76は本実施形態にあっては微小な六面体にメッシュ分割された複数要素で構成されている。部品解析モデル74は嵌合穴78が設けられている。また部品解析モデル74は本体部80から下方にU字型に分かれたアーム部の先端に爪部82−1,82−2を形成し、爪部82−1,82−2に続いて嵌合溝84−1,84−2を介してストッパ部86−1,86−2を備えている。
図8は図7の部品解析モデル74、76を生成表示する図2の構造解析モデルデータベース22に格納された解析モデルデータ構造110を示している。
図8において、解析モデルデータ構造110はモデルごとに生成され、解析モデル番号112をインデックスとし、部品名称114、解析モデル定義データ116、対応するモックアップモデル番号118、対応する単体強度評価データ番号120を備えている。
解析モデル定義データ116には有限要素構造解析の計算を実現するための条件として、節点座標データ122、要素定義データ124、対応条件データ126が配置されている。
対応するモックアップモデル番号118は図5のモックアップデータ構造94の部品番号96を配置する。また対応する単体強度評価データ番号120は後の説明で明らかにする図10の単体強度評価データ構造128における単体強度評価データ番号130を配置する。
図9は図6に示した部品モデル54、56と両者の接触判定で変換された部品解析モデル74,76における変形構造解析計算のための接触面の自動判定処理を示している。
図9において、部品モデル54に対し部品モデル56を組立移動して接触させると、両者の相対距離が零となった部分が干渉を起こした表面として認識することができ、この干渉を認識した表面に対する部品解析モデル74、76の要素面を自動的に認識して接触面を設定する。
図9の場合には部品解析モデル74における開口エッジ90−1,91−2及び部品解析モデル76における爪部82−1,82−2の外側のテーパ面92−1,92−2が接触面に設定される。
このように部品解析モデル74,76につき接触面が設定されると、部品解析モデル74を固定側とした部品解析モデル76の組み付けに伴う移動に対し、2つの部品解析モデル74,76が相互に入り込まないように変形させる構造計算を有限要素法により実行する。
ここで2つの部品モデルを相互に入り込まないように変形する構造計算を実行するための有限要素法による構造解析手順を簡単に説明すると次のようになる。
(1)部品モデルをマトリックス剛性により複数の要素に分解し、境界条件を設定する。
(2)要素剛性マトリックスを計算する。
(3)全体剛性マトリックスを計算する。
(4)等価節点力変更軸を導入する。
(5)連立一次方程式を解き、節点変位を求める。
(6)節点変位から歪及び応力を計算する。
(7)計算結果を出力して可視化する。
更に詳細に説明すると、評価対象とする部品モデルを図7のように複数の要素にメッシュ分割して部品解析モデル74,76に変換し、材料定義、境界条件を設定する。具体的には図8に示したモデルごとに解析モデルデータ構造110を読み込めばよい。
続いて読み込んだ解析モデルデータ構造110を対象に要素剛性マトリックス[Ke]を作成する。この要素剛性マトリックス[Ke]を重ねあわせて全体剛性マトリックス[K]を生成する。
次に表面応力ベクトルを面積積分し、等価節点力ベクトル[f]を計算する。また変位拘束の境界条件は大きな数をかけることにより近似的に導入する。
このようにして生成された連立一次方程式
[K]{d}=[f]}
を解くと節点変位ベクトル[d]が求まる。
更に歪/変位関係式
[ε]=〔B〕[d]
を用いて各要素の歪を計算する。更に応力/歪関係式
{σ}=〔D〕{ε}
を用いて各要素の応力を計算する。
最後に、計算結果をファイルとして出力し、結果ファイルに基づき画面上で可視化してモデルの変形状態や応力分布を示すことができる。
図10は図2の評価処理部28の評価処理に使用する単体部品強度評価値データベース30に格納された単体強度評価データ構造を示している。図10において、単体強度評価データ構造128は部品ごとに生成され、単体強度評価データ番号130をインデックスとして、部品名称132、強度データ134、対応する解析モデル番号136が配置されている。強度データ134には破断応力138又は限界歪が格納されている。
図11は本実施形態による組立操作性評価処理を示したフローチャートであり、図2を参照して説明すると次のようになる。
図11において、図1に示したユーザ15がヘッドマウントディスプレイ14とバーチャルグローブ16を装着した状態で本実施形態の組立操作性評価装置11として機能するコンピュータにより組立操作性評価プログラムを実行すると、ステップS1で解析モデル制御部10が3次元モックアップデータベース12のモックアップデータに基づき、コンピュータ上の仮想空間にバーチャルグローブ及び組立部品を生成し、例えば図4に示したように初期位置に配置してヘッドマウントディスプレイ14に表示する。
続いてステップS2でユーザがバーチャルグローブ16を操作して仮想空間上で部品モデルを配置し組立作業を開始する。この組立に伴いステップS3で部品モデルがバーチャルグローブの動きに応じて移動し、部品モデルの動きに対しステップS4で組立部品間の相対距離が零より大きいか否か判定している。
ステップS4で組立部品間の相対距離が零に達したことが判定されるとステップS5に進み、構造解析計算部20に設けたモデル変換部24により構造解析モデルデータベース22のデータを使用して3次元モックアップの部品を有限要素法の解析対象となるメッシュ分割された例えば図7に示した部品解析モデル74、76に変換する。
続いてステップS6で組付けに伴う部品解析モデルの相対移動に応じてモデル形状を変形させるための有限要素法に従った構造解析計算を変形構造解析部26により行う。この変形構造解析の解析結果として各要素の変形、歪及び応力が算出され、更にモデル全体としての変形が算出される。
続いてステップS7で解析モデルデータからメッシュ変形図を生成表示した後、ステップS8で部品からバーチャルグローブが離れたか否か判定し、組立終了によりバーチャルグローブが離れるまでステップS6からの処理を逐次繰り返す。
ステップS8で部品からバーチャルグローブが離れたことを判別すると組立完了と認識し、ステップS9で次の組立部品があるか否かチェックし、次の組立部品があればステップS1に戻って新たな組立部品について同様の処理を繰り返す。組立部品がなければ一連の処理を終了する。
図12は図11のステップS6における変形構造解析処理の詳細を示したフローチャートである。
図12において、変形構造解析処理はステップS1で図9に示したように部品モデル54、56で相対距離が零となって干渉を認識した要素面、すなわち部品解析モデル74については開口エッジ90−1,90−2、部品解析モデル76については爪部82−1,82−2の外側のテーパ面92−1,92−2を認識して接触面を設定する。
続いてステップS2で2つの部品解析モデル74,76が互いに入り込まないように変形する構造計算を有限要素法により実行する。この変形処理のための構造解析計算により各要素ごとに歪、変形及び応力が算出され、各要素の変形を統合することでモデル全体として変形を生成することができる。
続いてステップS3で一方の部品解析モデル74を構成する各要素について算出された解析結果である変形応力の中から最大応力を検出する。続いてステップS4で最大応力が部品解析モデル74に対応する単体部品強度評価値データベース30に格納した図10に示した単体強度評価データ構造128における強度データ134の中の破断応力138と比較し、破断応力を超えている場合にはステップS5でこの部品解析モデル74の破断を警告表示する。
続いてステップS6で同様に他方の部品解析モデル76について最大応力を検索し、ステップS7で対応する材料破断応力を超えていればステップS8でこの部品解析モデル76の破断を警告表示する。
このステップS4〜S8の処理は図2の評価処理部28による処理となり、破断の警告表示が行われた場合には、ユーザ15はそのときの組立作業で部品が破損したことから不適切であると認識し、次に行うときは破断が起きないように組立作業の方法を工夫するようになる。
図13は図12の変形構造解析処理で得られた組立の進行に伴う応力分布表示を示した説明図である。図12の変形構造解析処理は、部品解析モデルの相対移動に伴う組み付け作業の進行に応じ逐次実行され、時系的なデータとして変形構造解析データが生成される。
このように時系列的に生成された構造解析データにつき、部品解析モデルを構成する各要素について算出された変形応力の大きさに応じて、例えば応力が大きいほど輝度や彩度が増加するように色変換し、これを構造解析モデルの組立位置における例えば縦断面について応力分布を表示する。
図13(A)は挿入初期の応力分布であり、部品解析モデル74の嵌合溝78に部品解析モデル76の先端の爪部82−1,82−2が挿入を始めることで、本体部80の二股に分かれたU字部分のアームの付け根部分を中心に応力集中部140−1,140−2が生じている。
図13(B)は挿入中の応力分布であり、部品解析モデル76を本体部80の下側のアーム付け根部分における応力集中部142−1,142−2が更に増加していることがわかる。
図13(C)は挿入後の状態であり、部品解析モデル76側の応力集中部は力を加えていないことから完全に消滅している。
図14は本実施形態による分解操作性評価処理を示したフローチャートである。本発明は図11のフローチャートに示したように、組立時の操作性を評価するものであるが、仮想空間で部品を組立作った製品を対象に逆に部品を取り外す分解作業についても同様な変形構造解析処理により分解操作性評価処理を行うことができる。
この分解操作性評価処理の機能は、基本的に図2に示した組立操作性評価処理をそのまま使用して実現することができる。即ち解析モデル制御部10はヘッドマウンドディスプレイ14などに画面表示される組立操作性表記装置11上の仮想空間に評価対象とする製品の少なくとも2つの部品モデルを含む組立モデルをバーチャルグローブとともに配置する。
この状態でバーチャルグローブ16はユーザによる入力操作信号に応じ、仮想空間に配置された製品モデルから部品モデルを取り外す分解操作を行う。
構造解析計算部20のモデル変換部24は、製品モデルを構成する少なくとも2つの部品モデルをメッシュ分割された要素から構成される部品解析モデルに変換する。変形構造解析部26は2つの部品解析モデルに分解に伴う相対移動に対し有限要素法に従った構造解析計算を実行して変形させ、同時に各要素ごとに変形、歪及び応力を算出する。
評価処理部28は変形構造解析部26による構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する。具体的には分解操作中に逐次算出される部品解析モデルの各要素の変形応力の中から最大応力を検索し、単体部品強度評価値データベース30から取得される材料破断応力と比較し、材料破断応力を超えた場合に材料の破断と認識してヘッドマウントディスプレイ14に対し警告表示を行わせる。
更に評価処理部28としては分解操作に伴って逐次算出される部品解析モデルを構成する各要素の変形応力を色情報に変換することで分解中における部品解析モデルの所定の断面における応力分布を評価情報として表示させることができる。
このような分解操作性評価装置としての本実施形態として処理手順を図14のフローチャートを参照して説明すると次のようになる。
図14において、まずステップS1で図2の解析モデル制御部10が3次元モックアップデータベース12のモックアップデータに基づき組立操作性評価装置11の仮想空間上にバーチャルグローブ及び製品モデルを生成して初期位置に配置し、ヘッドマウントディスプレイ14に表示する。
続いてステップS2で構造解析計算部20のモデル変換部24が仮想空間に配置した製品モデルの中の分解対象となる2つの部品モデルをメッシュ分割された構造解析モデルデータベース22から得られた部品解析モデルに変換する。
この状態でステップS3に進み、仮想空間で分解対象とする部品解析モデルをバーチャルグローブにより保持し、分解作業を開始する。この分解作業の開始に伴いステップS4で分解部品を移動し、ステップS5で分解部品の移動に伴い変形構造解析処理を実行する。
ステップS5における変形構造解析処理は、図12に示した変形構造解析処理の詳細と基本的に同じである。即ち図12に示すように、ステップS1で干渉を起こしている要素表面を認識して接触面を設定した後、ステップS2で2つの部品モデルが相互に入り込まないように変形する構造解析計算を有限要素法に従って実行し、これによって各要素ごとの変形、歪、応力を求める。
続いてステップS3で一方の部品解析モデルの解析結果から各要素の中の最大応力を検出し、ステップS4で単体部品強度評価値データベース30に格納した材料破断応力と比較して、材料破断応力を超えていればステップS5でこの解析部品の破断を警告表示する。
続いてステップS6で他方の部品解析モデルにつき同様に最大応力を検出し、ステップS7で材料破断応力を超えていれば、ステップS8でこの解析部品の破断を警告表示する。
再び図14を参照するにステップS5で変形構造解析処理が済むと、ステップS6で解析モデルデータによりメッシュ変形図を表示し、分解に伴う部品モデルの変形を表示する。続いてステップS7で組立部品間の相対距離が零より大きいか否かチェックし、零以下であれば分解中と判断して、ステップS4からの処理を繰り返す。
相対距離が零を超えると部品が分離して分解完了と判断してステップS8でモックアップデータの部品モデルに変換し、ステップS9で分解部品からバーチャルグローブが離れたことを判別するとステップS10で次の分解部品の有無をチェックし、分解部品があればステップS1からの処理を繰り返し、分解部品がなければ一連の処理を終了する。
尚、ステップS8で分解後に部品解析モデルをモックアップデータの部品モデルに変換しているが、この処理は必ずしも必要ではなく分解後のモデルも部品解析モデルのままであってもよい。
図15は図14の実施形態の分解操作性評価処理で得られた分解の進行に伴う応力分布を示した説明図である。図15(A)は分解初期の状態であり、部品解析モデル76のU字型に分かれたアーム部の付け根部分をバーチャルグローブの指で押えて縮めることで応力集中部144−1,144−2が現れている。
図15(B)は分解中であり、部品解析モデル76のアーム部分を内側に大きく押えて湾曲させて上方に引き上げることで、応力集中部146−1,146,2が生じている。また固定側の部品解析モデル74についても、部品解析モデル76の分解引き上げに伴う応力を受けて内側コーナー部分に応力集中部148−1,148−2を生じている。
図15(C)は分解直後の状態であり、固定側となる部品解析モデル74から部品解析モデル76が分離していることから、部品解析モデル74側の応力集中はなくなり、バーチャルグローブ16で保持している部品解析モデル76のアーム部両側に応力集中部150−1,150−2が生じている。
このように本実施形態にあっては組立時のみならず分解時にも同様に分解操作性を変形構造解析により適切に評価することができる。
また本発明はコンピュータで実行するプログラムを格納した記憶媒体を提供する。ここで記憶媒体とはCD−ROM、フロッピーディスク(R)、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどのカード型記憶媒体などやコンピュータシステムの内外に備えられたハードディスクドライブなどの記憶装置のほか、回線を介してプログラムを保持するデータベースあるいは他のコンピュータシステム並びそのデータベース、さらには回線上の伝送媒体を含むものである。
尚、上記の実施形態にあっては図1に示したようにユーザがバーチャルグローブ16を装着して仮想空間で部品組立あるいは部品分解を疑似体験する場合を例にとっているが、仮想空間にバーチャルグローブ16により操作する工具を表示し、工具を使用した組立や分解を行ってもよいことはもちろんである。
また本発明は組立分解に限らずモデルの変形を伴う仮想空間における操作であれば適宜の操作につきそのまま本発明を適用することができる。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)

(付記1)(組立操作性評価:装置)
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御部と、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記部品モデルを移動操作する仮想操作制御部と、
前記2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理部と、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。(1)
(付記2)(仮想グローブ)
付記1記載の組立操作性評価装置に於いて、前記仮想操作制御部は、
操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出部と、
前記仮想空間に仮想グローブを配置し、前記検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして組立操作を行う仮想組立部と、
前記変形構造解析部で計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して前記操作者の手に伝える反力フィードバック部と、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。(2)
(付記3)(接触判定の詳細)
付記1記載の組立操作性評価装置に於いて、
前記モデル変換部は、前記2つの部品モデルの相対距離が零となった際に両者の接触を判定し、前記2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
前記変形構造解析部は、前記2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が相互に入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
前記評価処理部は、前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の破断応力とを比較し、破断応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示することを特徴とする組立操作性評価装置。(3)
(付記4)(評価詳細その2)
付記3記載の組立操作性評価装置に於いて、前記評価処理部は、更に、
前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力を色情報に変換する応力色変換部と、
前記部品解析モデルの任意の断面につき前記色情報により応力分布を表示する応力分布表示部と、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
(付記5)(分解操作性)
付記1記載の組立操作性評価装置に於いて、更に、組立が完了した製品モデルから部品モデルを分解して分解操作性を評価する分解操作性評価処理部を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
(付記6)(分解操作性評価:装置)
付記5記載の組立操作性評価装置に於いて、前記分解操作性評価処理部は、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御部と、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御部と、
前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
前記2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する分解操作性評価処理部と、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
(付記7)(仮想グローブ)
付記6記載の組立操作性評価装置に於いて、前記仮想操作制御部は、
操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出部と、
前記仮想空間に仮想グローブを配置し、前記検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして分解操作を行う仮想分解部と、
前記変形構造解析部で計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して前記操作者の手に伝える反力フィードバック部と、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
(付記8)(接触判定の詳細)
付記6記載の組立操作性評価装置に於いて、
前記モデル変換部は、前記2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
前記変形構造解析部は、前記2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が互いに入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
前記分解評価処理部は、前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の破断応力とを比較し、破断応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示することを特徴とする組立操作性評価装置。
(付記9)(評価詳細)
付記8記載の組立操作性評価装置に於いて、前記分解評価処理部は、更に、
前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力を色情報に変換する応力色変換部と、
前記部品解析モデルの任意の断面につき前記色情報により応力分布を表示する応力分布表示部と、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
(付記10)(分解操作性評価:装置)
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御部と、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御部と、
前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
前記2つの部品解析モデルを分解する相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する評価処理部と、
を備えたことを特徴とする分解操作性評価装置。(4)
(付記11)(組立操作評価:方法)
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記部品モデルを移動操作する仮想操作制御ステップと、
2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理ステップと、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価方法。(5)
(付記12)(仮想グローブ)
付記11記載の組立操作性評価方法に於いて、前記仮想操作制御ステップは、
操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出ステップと、
前記仮想空間に仮想グローブを配置し、前記検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして組立操作を行う仮想組立ステップと、
前記変形構造解析ステップで計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して前記操作者の手に伝える反力フィードバックステップと、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価方法。
(付記13)(組立操作評価の詳細)
付記11記載の組立操作性評価方法に於いて、
前記モデル変換ステップは、前記2つの部品モデルの相対距離が零となった際に両者の接触を判定し、前記2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
前記変形構造解析ステップは、前記2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が相互に入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
前記評価処理ステップは、前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の破断応力とを比較し、破断応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示することを特徴とする組立操作性評価方法。
(付記14)(評価詳細その2)
付記13記載の組立操作性評価方法に於いて、前記評価処理ステップは、更に、
前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力を色情報に変換する応力色変換ステップと、
前記部品解析モデルの任意の断面につき前記色情報により応力分布を表示する応力分布表示ステップと、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価方法。
(付記15)(分解操作性評価)
付記11記載の組立操作性評価方法に於いて、更に、組立が完了が完了した製品モデルから部品モデルを分解して分解操作性を評価する分解操作性評価処理ステップを備え、
前記分解操作性評価処理ステップは、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御ステップと、
前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
前記2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する分解操作性評価処理ステップと、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価方法。
(付記16)(分解操作性評価:方法)
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御ステップと、
前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
前記2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する評価処理ステップと、
を実行させることを特徴とする分解操作性評価方法。
(付記17)(組立操作性評価:プログラム)
コンピュータに、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記部品モデルを移動操作する仮想操作制御ステップと、
2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理ステップと、
を実行させることを特徴とする組立操作性評価プログラム。(6)
(付記18)(仮想グローブ)
付記17記載の組立操作性評価プログラムに於いて、前記仮想操作制御ステップは、
操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出ステップと、
前記仮想空間に仮想グローブを配置し、前記検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして組立操作を行う仮想組立ステップと、
前記変形構造解析ステップで計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して前記操作者の手に伝える反力フィードバックステップと、
を備えたことを特徴とする組立操作性評価プログラム。(7)
(付記19)(組立操作評価の詳細)
付記17記載の組立操作性評価プログラムに於いて、
前記モデル変換ステップは、前記2つの部品モデルの相対距離が零となった際に両者の接触を判定し、前記2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
前記変形構造解析ステップは、前記2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が相互に入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
前記評価処理ステップは、前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の限界応力とを比較し、限界応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示することを特徴とする組立操作性評価プログラム。
(付記20)(分解操作性:プログラム)
コンピュータに、
画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御ステップと、
前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
前記2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する分解操作性評価処理ステップと、
を実行させることを特徴とする分解操作性評価プログラム。(8)
本発明による組立操作性評価装置の使用状態を示した説明図 本発明による組立操作性評価装置の実施形態を示した機能構成のブロック図 本実施形態の組立操作性評価プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境を示したブロック図 本実施形態における組立前の部品モデルの表示画面の説明図 本実施形態の部品モデルを構築するモックアップデータ構造の説明図 本実施形態で部品モデルを移動して接触させた表示状態の説明図 本実施形態で部品モデルから変換された部品解析モデルの説明図 本実施形態で部品解析モデルを構築する解析モデルデータ構造の説明図 本実施形態で部品モデルの接触面を検出して変形構造解析を実行する部品解析モデルの説明図 本実施形態の評価処理に使用する単体強度評価データ構造の説明図 本実施形態による組立操作性評価処理を示したフローチャート 図11のステップS6における変形構造解析処理の詳細を示したフローチャート 本実施形態の変形構造解析処理で得られた組立の進行に伴う応力分布表示を示した説明図 本実施形態による分解操作性評価処理を示したフローチャート 本実施形態の変形構造解析処理で得られた分解の進行に伴う応力分布表示を示した説明図
符号の説明
10:解析モデル制御部
11:組立操作性評価装置
12:3次元モックアップデータベース
14:ヘッドマウントディスプレイ
16:バーチャルグローブ
18:バーチャルグローブコントローラ
20:構造解析計算部
22:構造解析モデルデータベース
24:モデル変換部
26:変形構造解析部
28:評価処理部
30:単体部品強度評価値データベース
32:CPU
34:バス
36:RAM
38:ROM
40:ハードディスクドライブ
42:デバイスインタフェース
44:キーボード
46:マウス
48:ディスプレイ
50:ネットワークアダプタ
52:表示画面
54,56:部品モデル
58,78:嵌合穴
60,80:本体部
62−1,62−2,82−1,82−2:爪部
64−1,64−2,84−1,84−2:嵌合溝
66−1,66−2,86−1,86−2:ストッパ部
68:接触部
70−1,90−1,90−2:開口エッジ
72−1,72−2,92−1,92−2:テーパ面
74,76:部品解析モデル
94:モックアップデータ構造
110:解析モデルデータ構造
128:単体強度評価データ構造
140−1,140−2,142−1,142−2,144−1,144−2,146,1,146−2,148−1,148−2,150−1,150−2:応力集中部

Claims (8)

  1. 画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御部と、
    外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記部品モデルを移動操作する仮想操作制御部と、
    前記2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
    接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
    前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理部と、
    を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
  2. 請求項1記載の組立操作性評価装置に於いて、前記仮想操作制御部は、
    操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出部と、
    前記仮想空間に仮想グローブを配置し、前記検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして組立操作を行う仮想組立部と、
    前記変形構造解析部で計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して前記操作者の手に伝える反力フィードバック部と、
    を備えたことを特徴とする組立操作性評価装置。
  3. 請求項1記載の組立操作性評価装置に於いて、
    前記モデル変換部は、前記2つの部品モデルの相対距離が零となった際に両者の接触を判定し、前記2つの部品モデルをメッシュ分割された複数の要素で構成される部品解析モデルに変換し、
    前記変形構造解析部は、前記2つの部品解析モデルの接触面を判定し、一方の部品解析モデルの接触面の移動に対し他方の構造解析モデルの接触面が相互に入り込まないように構造解析計算を実行して要素毎の変形、歪、応力及びモデル全体の変形を求め、
    前記評価処理部は、前記変形した部品解析モデルを構成するメッシュの変形応力の中から最大変形応力を検索して予め設定された部品の破断界応力とを比較し、破断応力を超えることを判定した際に部品の破壊を警告表示することを特徴とする組立操作性評価装置。

  4. 画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御部と、
    外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御部と、
    前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換部と、
    前記2つの部品解析モデルを分解する相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析部と、
    前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する評価処理部と、
    を備えたことを特徴とする分解操作性評価装置。
  5. 画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
    外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記部品モデルを移動操作する仮想操作制御ステップと、
    2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
    接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
    前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする組立操作性評価方法。
  6. コンピュータに、
    画面表示される仮想空間に、評価対象とする製品の組立に使用する少なくとも2つの部品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
    外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記部品モデルを移動操作する仮想操作制御ステップと、
    2つの部品モデルが接触した際に、2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
    接触後の前記2つの部品解析モデルの組立てに伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
    前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて組立操作性を評価する評価処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする組立操作性評価プログラム。
  7. 請求項6記載の組立操作性評価プログラムに於いて、前記仮想操作制御ステップは、
    操作者の手の動きを検出して検出信号を出力する検出ステップと、
    前記仮想空間に仮想グローブを配置し、前記検出信号に応じて前記仮想グローブを動かして組立操作を行う仮想組立ステップと、
    前記構造解析ステップで計算された部品解析モデルの変形応力から反力を算出して前記操作者の手に伝える反力フィードバックステップと、
    を備えたことを特徴とする組立操作性評価プログラム。
  8. コンピュータに、
    画面表示される仮想空間に、評価対象とする少なくとも2つの部品モデルを含む製品モデルを配置する解析モデル制御ステップと、
    外部からの入力操作信号に応じて前記仮想空間に配置された前記製品モデルから部品モデルを移動操作して分解する仮想操作制御ステップと、
    前記製品モデルを構成する2つの部品モデルを部品解析モデルに変換するモデル変換ステップと、
    前記2つの部品解析モデルの分解に伴う相対移動に対し構造解析計算を実行して変形させる変形構造解析ステップと、
    前記部品解析モデルの構造解析計算の結果に基づいて分解操作性を評価する分解操作性評価処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする分解操作性評価プログラム。
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