JP2008162597A - キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体1の口筒部2に被着される被着筒部21と、軸線Lに沿って延びる中筒部23と、を備えた内部キャップ体20と、中筒部23に螺合する周壁部31と、周壁部31の内周端に連設されて軸線Lに交差する方向に延びる天板部33と、軸線L方向に延びて天板部33を貫通する注出孔36と、を備えた外部キャップ体30と、注出孔36を閉止する蓋体42と、有し、内部キャップ体20には、中筒部23の内周側に、軸線Lに沿って延びて注出孔36の内部に挿抜される挿入軸部27が設けられ、外部キャップ体30を回動させて内部キャップ体20と外部キャップ体30との軸線L方向の相対位置を変更することで、注出孔36に挿入軸部27を挿抜して注出孔36の開口面積を切り替える構成とされている。
【選択図】図2
Description
このような構造のキャップでは、内容物を注出孔から水柱状に注出させることになる。ところで、内容物が洗剤液等である場合に、スポンジ等に注ぐ際には水柱状に注出してもよいが、浴槽等のように大きな対象物に注ぐ際にはシャワー状に散らして広い面積に注出できるようにすることが望ましい。
また、注出孔を閉止するためにはキャップを回動させることになるので、再度シャワー状に注出したり、水柱状に注出したり際には、その都度キャップの位置調整を行う必要があった。
この場合、注出孔内に挿入軸部を挿入した状態において切欠溝部分が開口することになり、これら切欠溝、挿入軸部及び注出孔とで画成された開口孔を通じて内容物を注出することができる。
この場合、蓋体の操作がより簡単になり、注出孔の開閉作業を簡易に、かつ確実に行うことができる。
この場合、外部キャップ体をガイド部に案内されるように回動させることで、挿入軸部を注出孔に確実に挿抜することができ、注出状態の切り替えを行うことができる。
このキャップ10は、スクイズ変形可能な容器本体1に設けられた口筒部2に被着されるものである。口筒部2は、容器本体1から軸線Lに沿って上方に延びるように突出し、外周面に雄ネジ2Aが形成されている。
周壁部31の外周面の上方部分には、一段小径とされた小径部31Bが形成されるとともに、この小径部31Bの周方向の一部に径方向内側に凹んだ切欠凹部31Cが設けられている。また、周壁部31の内周面の上方部分には、径方向外側に向けて凹んだガイド凹部32が形成されている。このガイド凹部32の内径は、前記内部キャップ体20のガイド凸部25が設けられた部分の外径と略同一に設定されている。また、ガイド凹部32の底面は、軸線Lに平行に延びるように形成されている。
天板部33の上面には、肉厚部35よりも径方向外側の部分から上方に向けて突出する環状凸部38が形成されている。
蓋体42は、天面部44と天面部44の外周端部から垂下される側壁部45とを備えており、天面部44には下方に向けて突出するシール筒部46が設けられている。このシール筒部46の外径は前記環状凸部38の内径と略同一に設定されている。また、シール筒部46よりもヒンジ部41側には切欠部47が設けられている。
また、注出孔36を閉止する蓋体42が、外部キャップ体30にヒンジ部41を介して連結されているので、蓋体42の操作がより簡単になり、注出孔36の開閉作業を簡易に、かつ確実に行うことができる。
第2の実施形態であるキャップ10は、図5及び図6に示すように、外部キャップ体30の天板部33に、軸線Lに沿って上方に向けて突出するとともに上方に向かうにしたがい漸次径が小さくなるテーパ突起部39が設けられており、このテーパ突起部39の上端部分に前記肉厚部35が設けられている。そして、この肉厚部35に注出孔36が穿設されている。
また、内部キャップ体20に設けられた挿入軸部27は、テーパ突起部39の上端部分に位置する注出孔36に挿入可能なように突出長さが調整されている。
例えば、注出孔36の内周面に8つの切欠溝37を設けてシャワー状に注出可能な構成のものとして説明したが、これに限定されることはなく、図7に示すように、1つの切欠溝37のみを設けても良い。この場合、挿入軸部27を注出孔36に挿入することで内容物をこの切欠溝37と挿入軸部27とで画成された1つの開口孔11から注出することになり、局所的に内容物を注出することが可能となる。
さらに、口筒部2に内部キャップ体20を螺合させたもので説明したが、これに限定されることはなく、口筒部2と内部キャップ体20とが打栓嵌合されていてもよい。
さらに、口筒部2の雄ネジ及び内部キャップ体20の雌ネジと、内部キャップ体20の雄ネジ部23A及び外部キャップ体30の雌ネジ部31Aとを、それぞれ逆ネジとしてもよい。
2 口筒部
10 キャップ
20 内部キャップ体
21 被着筒部
23 中筒部
23A 雄ネジ部
25 ガイド凸部(ガイド部)
27 挿入軸部
29 切欠溝
30 外部キャップ体
31 周壁部
31A 雌ネジ部
32 ガイド凹部(ガイド部)
33 天板部
36 注出孔
37 切欠溝
41 ヒンジ部
42 蓋体
Claims (4)
- 容器本体の口筒部に取り付けられ、前記容器本体の内部に収容された内容物を注出する注出孔を備えたキャップであって、
前記口筒部に被着される被着筒部と、軸線に沿って延びて外周面に雄ネジ部が形成された中筒部と、を備えた内部キャップ体と、
内周面に前記中筒部に螺合する雌ネジ部が形成された周壁部と、この周壁部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びる天板部と、前記軸線方向に延びて前記天板部を貫通する前記注出孔と、を備えた外部キャップ体と、
前記注出孔を閉止する蓋体と、を有し、
前記内部キャップ体には、前記中筒部の内周側に、前記軸線に沿って延びて前記注出孔の内部に挿抜される挿入軸部が設けられており、
前記外部キャップ体を回動させて前記内部キャップ体と前記外部キャップ体との前記軸線方向における相対位置を変更することにより、前記注出孔内に前記挿入軸部を挿抜して前記注出孔の開口面積を切り替える構成とされていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1に記載のキャップにおいて、
前記注出孔の内周面及び前記挿入軸部の外周面の少なくとも一方に前記注出孔の深さ方向に延びる切欠溝が形成されていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1または請求項2に記載のキャップにおいて、
前記蓋体は、前記外部キャップ体にヒンジ部を介して連結されていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のキャップにおいて、
前記外部キャップ体の内周面及び前記内部キャップ体の外周面には、前記挿入軸部の挿抜位置を案内するガイド部が設けられていることを特徴とするキャップ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006351032A JP2008162597A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006351032A JP2008162597A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008162597A true JP2008162597A (ja) | 2008-07-17 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2006351032A Pending JP2008162597A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | キャップ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008162597A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865245U (ja) * | 1981-10-26 | 1983-05-02 | 白馬プラスチツクス工業株式会社 | アルミチユ−ブ等の被膜破り機能を有する吐出量調整キヤツプ |
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JPS6420465U (ja) * | 1987-07-24 | 1989-02-01 | ||
US20010052531A1 (en) * | 2000-05-25 | 2001-12-20 | Seaquist Closures Foreign, Inc. | Fitment and resealable dispensing closure assembly for high-pressure sealing and bi-modal dispensing |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006351032A patent/JP2008162597A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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