JP2008161482A - 風呂装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】風呂装置により浴槽湯水の追い焚きと微細気泡発生とを行えるようにする循環接続具を提供する。
【解決手段】追い焚き時は、第1の逆止弁体71が開いて、ケース31の湯水吸入口33から吸入する湯水を戻り管連通通路41に通して戻り管34に導入し、循環路を通って往管24に戻る湯水を往管連通通路42に通し、第3の逆止弁体73が開いてケース31の湯水吐出口32から吐出する。微細泡発生時は、第2の逆止弁体72が開いて、湯水吸入口33から吸入する湯水を往管連通通路42に通して往管24に導入し、空気が過圧溶融された状態で循環路を通って戻り管23から浴槽26側に送られる湯水を戻り管連通通路41に通し、第4の逆止弁体74が開いて湯水吐出ノズル75に導き、湯水吐出ノズル75から吐出する湯水により白濁式の微細気泡を発生させて、ケース31の微細気泡吐出口34から吐出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、浴槽に微細気泡(白濁式)を発生させる微細気泡発生機能を備えた循環接続具に関するものである。
例えば浴槽内に気泡を発生させる気泡発生装置を設け、浴槽湯水内に気泡を吐出することが行われており、中でも、気泡発生装置から非常に微細な気泡を吐出することにより、浴槽内に白濁式の(多量の微細泡により白濁して見える)微細気泡を発生させる装置の需要が伸びてきている。微細気泡(白濁式)を浴槽内に発生させると、入浴した人の保温性を高めたり、汚れを落としやすくできたりするといった効果があるといわれている。
気泡を浴槽等に発生させる装置として、従来は、浴槽等に、気液混合タンクを介設した湯水循環路を有する気泡発生装置を取り付け、この気泡発生装置を、気泡発生時に単独で動作させるもの等が提案されている(例えば、特許文献1、2、参照。)。
特許第3680670号公報 特開2001―179241号公報
しかしながら、単独で動作するタイプの気泡発生装置を浴槽に取り付けるためには、専用の管路を設ける必要があり、この管路と浴槽とを接続する接続具と、浴槽湯水の追い焚き用の循環接続具とを浴槽に設けるためには、浴槽に複数の穴を形成する必要がある。そうすると、循環接続具取り付けの施工性が悪く、また、例えば気泡発生装置と追い焚き用の風呂装置のメーカーが互いに異なる場合等には、接続具同士のデザインに相関性が無いために、非常にデザイン性が悪い(外観上、好ましくない)状態となってしまうといった問題があった。
そこで、本発明者は、微細気泡の発生用に専用の管路を設けずに、浴槽に接続する追い焚き循環路を利用して、浴槽湯水の追い焚きと微細気泡の発生とを両方行えるような風呂装置を考え、このような風呂装置に1つの循環接続具を接続するようにすれば、浴槽に接続する循環接続具の施工性とデザイン性を共に良好にできるのではないかと考えた。
本発明は、上記本発明者の考えに基づき成されたものであり、その目的は、例えば、浴槽に接続される追い焚き用の循環路を利用して浴槽湯水の追い焚きと微細気泡の発生とを両方行えるような風呂装置に接続することができ、浴槽湯水の吸入、吐出、微細気泡の吐出を行うことができる循環接続具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、浴槽に接続される循環路の往管と戻り管とに接続される循環接続具であって、浴槽内壁の内側に設けられるケースを有して、該ケースには湯水を浴槽へ吐出する湯水吐出口と、浴槽湯水を吸入する湯水吸入口とが設けられ、前記ケース内には前記湯水吸入口から吸入される浴槽湯水の導入室が形成され、該浴槽湯水の導入室と前記戻り管とを連通する戻り管連通通路が設けられて該戻り管連通通路と前記浴槽湯水の導入室との連通部には第1の逆止弁体が介設され、前記浴槽湯水の導入室と前記往管とを連通する往管連通通路が設けられて該往管連通通路と前記浴槽湯水の導入室との連通部には第2の逆止弁体が介設されており、前記往管連通通路は第3の逆止弁体を介して前記湯水吐出口と連通しており、前記戻り管連通通路は過圧溶融空気含有の湯水を前記ケース内に吐出する湯水吐出ノズルに第4の逆止弁体を介して連通し、前記湯水吐出ノズルから吐出する湯水にキャビテーションを生じさせて微細気泡を発生させる微細気泡発生部が前記ケース内に設けられ、該微細気泡発生部から発生する微細気泡を浴槽に吐出する微細気泡吐出口が前記ケースに形成されており、前記第2の逆止弁体が閉じられた状態で第1の逆止弁体が開き、前記ケースの湯水吸入口から吸入される浴槽湯水を前記浴槽湯水の導入室と前記戻り管連通通路とを通して戻り管に導入するとともに、前記循環路を通って往管に戻る浴槽湯水を前記往管連通通路に通し、前記第3の逆止弁体が開いて前記ケースの湯水吐出口から吐出する機能と、前記第1の逆止弁体が閉じられた状態で前記第2の逆止弁体が開き、前記ケースの湯水吸入口から吸入される浴槽湯水を前記浴槽湯水の導入室と前記往管連通通路とを通して往管に導入するとともに、空気が過圧溶融された状態で前記循環路を通って前記戻り管から浴槽側に送られる湯水を前記戻り管連通通路に通し、前記第4の逆止弁体が開いて前記湯水吐出ノズルに導き、該湯水吐出ノズルから前記湯水を吐出して前記微細気泡発生部により白濁式の微細気泡を発生し、前記ケースの微細気泡吐出口から吐出する機能とを有している構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記湯水吐出ノズルの先端側は筒形状を呈し、その筒心方向が略水平方向となるようにして筒先をケース正面側に向けて配置され、前記湯水吐出ノズルの湯水吐出口は前記筒形状の先端側の筒周壁に1つまたは互いに周方向に間隔を介して複数設けられた貫通孔により形成されて前記湯水吐出ノズルの筒先は閉口と成しており、ケース内には前記湯水吐出ノズルの湯水吐出口配設領域を含むノズル先端側領域を前記湯水吐出ノズルの外周側と間隔を介して覆う筒形状のノズルカバー壁が設けられ、該ノズルカバー壁の筒形状の先端側は前記湯水吐出ノズルの先端側よりも先方側に突き出しており、前記ノズルカバー壁の側周壁の内壁は表面に凹凸が形成された凹凸壁と成し、該凹凸壁に向けて前記湯水吐出ノズルの前記湯水吐出口から湯水を吐出し、該湯水を前記凹凸壁に衝突させてキャビテーションを生じさせて白濁式の微細気泡を発生させ、該微細気泡を前記ノズルカバー壁の筒形状の先端から前記ケース内に吐出することを特徴とする。
さらに、第3の発明は、上記第2の発明の構成に加え、前記湯水吐出ノズルの湯水吐出口を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズルの筒径方向に対して筒周方向に斜めにずれた方向に形成されていることを特徴とする。
さらに、第4の発明は、上記第3の発明の構成に加え、前記湯水吐出ノズルの湯水吐出口を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズルの内周の接線方向に形成されていることを特徴とする。
本発明の循環接続具は浴槽に接続される循環路の往管と戻り管とに接続されるものであり、浴槽湯水の吐出口と吸入口と導入室と、戻り管連通通路と、往管連通通路と、湯水吐出ノズルと、微細気泡発生部と、第1から第4の逆止弁体とを有する構成としており、前記第2の逆止弁体が閉じられた状態で第1の逆止弁体が開き、前記ケースの湯水吸入口から吸入される浴槽湯水を前記浴槽湯水の導入室と前記戻り管連通通路とを通して戻り管に導入するとともに、循環路を通って往管に戻る浴槽湯水を前記往管連通通路に通し、前記第3の逆止弁体が開いて前記ケースの湯水吐出口から吐出することができる。
また、本発明によれば、前記第1の逆止弁体が閉じられた状態で前記第2の逆止弁体が開き、前記ケースの湯水吸入口から吸入される浴槽湯水を前記浴槽湯水の導入室と前記往管連通通路とを通して往管に導入するとともに、空気が過圧溶融された状態で循環路を通って前記戻り管から浴槽側に送られる湯水を前記戻り管連通通路に通し、前記第4の逆止弁体が開いて前記湯水吐出ノズルに導き、該湯水吐出ノズルから吐出する湯水に前記微細気泡発生部によりキャビテーションを生じさせて白濁式の微細気泡を発生させ、前記ケースの微細気泡吐出口から吐出することができる。なお、本願において、特に断らない限り、微細気泡とは白濁式の微細気泡のことを意味する。
上記のように、本発明は、湯水吸入口から吸入される湯水を戻り管側に導き、往管側から導入される湯水を湯水吐出口から吐出する機能と、湯水吸入口から吸入される湯水を往管側に導き、戻り管側から導入される湯水による白濁式の微細気泡を吐出する機能とを有するので、1つの循環接続具によって、例えば前者の機能を利用して、循環接続具に接続される風呂装置により浴槽湯水の追い焚きを行い、後者の機能を利用して浴槽湯水に白濁式の微細気泡を吐出することができるものであり、循環接続具の施工性とデザイン性を共に良好にできる。
また、本発明において、先端側が筒形状を呈した湯水吐出ノズルの先端側の筒周壁に1つまたは互いに周方向に間隔を介して複数設けられた貫通孔を湯水吐出口とし、湯水吐出ノズルの湯水吐出口配設領域を含むノズル先端側領域を筒形状のノズルカバー壁で覆い、ノズルカバー壁の側周壁の内壁の凹凸壁に向けて湯水吐出口から湯水を吐出し、該湯水を前記凹凸壁に衝突させてキャビテーションを生じさせて微細気泡を発生させる構成によれば、湯水吐出ノズルの湯水吐出口から吐出する湯水の勢いが大きくなくても効率的にキャビテーションを発生することができる。
そのため、この構成を備えた本発明によれば、湯水に空気を過圧溶融するためのポンプ等の装置を小型化でき、この発明の循環接続具を備えた風呂装置等の小型化、低コスト化を図ることができる。
さらに、本発明において、先端側が筒形状を呈した湯水吐出ノズルとノズルカバー壁とを有し、湯水吐出ノズルの湯水吐出口を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズルの筒径方向に対して筒周方向に斜めにずれた方向に形成されている構成によれば、湯水吐出ノズルの湯水吐出口から吐出する湯水の勢いが大きくなくても、より一層効率的にキャビテーションを発生することができる。そのため、この構成を備えた本発明によれば、湯水に空気を過圧溶融するためのポンプ等の装置を小型化でき、この発明の循環接続具を備えた風呂装置等の小型化、低コスト化をより一層図ることができる。
さらに、本発明において、先端側が筒形状を呈した湯水吐出ノズルとノズルカバー壁とを有し、湯水吐出ノズルの湯水吐出口を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズルの内周の接線方向に形成されている構成によれば、湯水吐出ノズルの湯水吐出口から吐出する湯水の勢いが大きくなくても、さらにより一層効率的に、最適な条件でキャビテーションを発生することができる。そのため、この構成を備えた本発明によれば、湯水に空気を過圧溶融するためのポンプ等の装置の小型化と、この発明の循環接続具を備えた風呂装置等の小型化、低コスト化をさらにより一層図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1には、本発明に係る循環接続具の一実施形態例を接続して形成される風呂装置のシステム構成例が模式的に示されている。同図に示すように、器具ケース40内には燃焼室50(50a,50b)が設けられ、燃焼室50a内には給湯バーナ10が、燃焼室50b内には浴槽26内の湯水の追い焚き用の追い焚きバーナ16がそれぞれ配置されている。
これらの給湯バーナ10および追い焚きバーナ16には、それぞれのバーナ10,16に燃料を供給するガス管9,17が接続されており、これらのガス管9,17にはバーナ10,16への燃料供給・停止を制御するための開閉弁(図示せず)が介設されている。また、ガス管9には、給湯バーナ10への供給燃料量を弁開度でもって制御することができる比例弁(図示せず)が介設されている。
給湯バーナ10と追い焚きバーナ16の下方側には、それぞれのバーナ10,7の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン12,13が設けられており、これらの燃焼ファン12,13の回転によって、吸気口(図示せず)を介して外部より吸気する空気が、給湯バーナ10と追い焚きバーナ16にそれぞれ送られる。給湯バーナ10と追い焚きバーナ16の燃焼は、燃焼ファン12,13から送られる空気と、ガス管9,17を通って供給されるガスとによって行われ、バーナ燃焼により生じた燃焼ガスは、燃焼室50を通って排気口11から排気される。
また、給湯バーナ10の上側には、給湯熱交換器7が設けられている。給湯熱交換器7の入側(入水口側)には、給水源から水を導くための給水管46が接続されており、給水管46には、給水管46から給湯熱交換器7側へ流れ込む水の流量を検出する流量センサ43と、給湯熱交換器7へ流れ込む水の入水温度を検出する入水サーミスタ(図示せず)とが設けられている。給湯熱交換器7の出側には給湯管47が接続されており、給湯管47には流れ出る湯の温度を検出することができる出湯サーミスタ(図示せず)が設けられている。
この風呂装置は、給湯熱交換器7で加熱した湯を送水して給湯管47から一つ以上の給湯先に給湯する機能を有しているが、この給湯動作は周知の動作であるために、その詳細説明は省略する。
前記追い焚きバーナ16の上側には、浴槽湯水の追い焚きを行う追い焚き熱交換器15が設けられている。追い焚き熱交換器15の一端側には、該追い焚き熱交換器15と浴槽26とを接続する往管24が接続され、追い焚き熱交換器15の他端側には接続路19を介して風呂用ポンプ21の吐出口側が接続され、該風呂用ポンプ21の吸い込み口側には該風呂用ポンプ21と前記浴槽26とを接続する戻り管23が接続されて、循環路が形成されている。浴槽26には、該循環路の戻り管23と前記往管24とに接続される循環接続具として、本実施形態例の循環接続具1が設けられている。なお、循環接続具1の詳細説明は後述する。
また、戻り管23には注湯通路14を介して前記給湯管47が接続されており、注湯通路14に介設された注湯電磁弁18が開かれている状態において、湯水を、前記給湯熱交換器7の出湯側から、戻り管23と風呂用ポンプ21と追い焚き熱交換器16とを順に通して往管24に導く注湯経路が形成されている。なお、この例では注湯通路14を戻り管23に接続しているが、注湯通路14を接続路19に接続してもよいし、往管24に接続してもよい。
前記接続路19には、戻り管23を通して接続路19に水が流れたことを検出したときにオンとなる流水スイッチ22と、浴槽湯水の温度を検出する風呂温度センサ(図示せず)がそれぞれ設けられており、前記戻り管23には、浴槽26の水位を検出する水位センサ20が設けられている。
この風呂装置において、浴槽26への湯張り動作は、給湯熱交換器7により加熱した湯を前記注湯経路を通して往管24から浴槽26に注湯して行われるものであり、この注湯は、前記水位センサ20により検出される浴槽水位が設定水位となるまで、往管24から浴槽26に注湯して行われる。なお、この湯張り動作は周知であるので、その詳細説明は省略する。
また、この風呂装置は、以下のような特徴的な構成を有している。つまり、この風呂装置は、浴槽26内に、白濁式の微細気泡を吐出する機能を有しており、この微細気泡発生モードの動作時に、微細気泡発生用の湯水に空気を過圧溶融させる空気溶融ユニット6が前記戻り管23と前記往管24とに接続されている。また、戻り管23と往管24とを連通するバイパス路5が設けられており、空気溶融ユニット6により空気を過圧溶融させた湯水を浴槽26に導いて微細気泡を発生させる動作と、浴槽湯水を追い焚き循環させる動作とを、必要に応じて切り替えて行えるように構成されている。
空気溶融ユニット6は、その一端側55を往管24に接続し、他端側56を戻り管23に接続して設けられており、空気溶融ユニット6の一端側は往管24のバイパス路5との接続部57よりも追い焚き熱交換器16寄りに接続され、空気溶融ユニット6の他端側は戻り管23のバイパス路5との接続部58よりも浴槽26寄りに接続されている。また、バイパス路5には、接続部57側から接続部58側へ向かう方向を順方向とする逆止弁52が介設されている。
空気溶融ユニット6は、該空気溶融ユニット6に導入される湯水を貯える貯湯水槽2と、該貯湯水槽2に空気を導入するエアポンプ3と、加圧ポンプ44とを有している。加圧ポンプ44は管路60を介して前記往管24に接続され、管路61を介して貯湯水槽2に接続され、貯湯水槽2は管路62を介して前記戻り管23に接続されている。エアポンプ3と貯湯水槽2とは管路53を介して接続され、この管路53にはエアポンプ3側から貯湯水槽2側へ向かう方向を順方向とする逆止弁51が介設されている。
往管24のバイパス路5との接続部57には三方弁8が設けられ、戻り管23の空気溶融ユニット6との接続部56には三方弁9が設けられている。これらの三方弁8,9は、追い焚き循環経路と微細気泡発生用循環経路との経路切り替えを行う経路切り替え手段として機能するものであり、経路切り替え制御手段28に信号接続されている。
前記追い焚き循環経路は、浴槽湯水を、図3(b)の実線矢印Bに示すように、前記戻り管23と前記風呂用ポンプ21と前記接続路19と前記追い焚き熱交換器16と前記往管24とに順に通して浴槽26に戻して循環させる経路である。経路切り替え制御手段28の制御によって、三方弁8,9が図3(b)の状態とされているときに、風呂用ポンプ21が駆動されると、浴槽湯水が追い焚き循環経路を通って循環する。
また、前記微細気泡発生用循環経路は、浴槽湯水を、図3(a)の破線矢印Aに示すように、前記往管24を通して前記バイパス路5に通し、該バイパス路5から前記戻り管23と前記風呂用ポンプ21と前記接続路19と前記追い焚き熱交換器16と前記往管24とを順に通して、該往管24から前記空気溶融ユニット6に導入して空気の過圧溶融湯水を作成し、該空気溶融ユニット6から空気が過圧溶融された湯水を前記戻り管23に通して浴槽26に戻す経路である。つまり、この経路には、風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44の2つのポンプが直列接続された状態で設けられている。経路切り替え制御手段28の制御によって、三方弁8,9が図3(a)の状態とされているときに、風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44とが駆動されると、浴槽湯水が微細気泡発生用循環経路を通って循環する。
また、図2には、上記微細気泡(微細気泡)を発生させるための制御構成が示されており、この制御構成は、微細気泡発生スイッチ36と、微細気泡発生制御手段40とを有している。微細気泡発生制御手段40は、経路切り替え制御手段28、足し湯動作制御手段38、空気溶融動作制御部30を有している。
微細気泡発生スイッチ36は、例えば図4に示すように、リモコン48等に設けられ、利用者が浴槽26内に微細気泡を発生させたいときに操作することによりオン・オフするスイッチである。例えば、微細気泡発生スイッチ36を一度押すとスイッチがオンし、もう一度押すとスイッチがオフするといったように、オンとオフとを繰り返す。なお、微細気泡発生スイッチ36の操作方法は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
微細気泡発生スイッチ36がオンになると、微細気泡発生モードの動作オン指令が、経路切り替え制御手段28と、足し湯動作制御手段38と、空気溶融動作制御部30とに、それぞれ加えられる。また、微細気泡発生スイッチ36がオフになると、微細気泡発生モードの動作オフ指令が、経路切り替え制御手段28と、足し湯動作制御手段38と、空気溶融動作制御部30とに、それぞれ加えられる。
経路切り替え制御手段28は、前記微細気泡発生モードの動作オン指令を受けて、前記三方弁8,9の切り替えにより、前記追い焚き循環経路から前記微細気泡発生用循環経路への経路切り替えを行い、前記微細気泡発生モードの動作オフ指令を受けて、三方弁8,9の切り替えにより、前記微細気泡発生用循環経路から前記追い焚き循環経路への経路切り替えを行う。
例えば、経路切り替え制御手段28は、微細気泡発生モードの動作オン指令を受けて、予め定められた微細気泡発生用への経路切り替え条件を満たしたとき(例えば追い焚きが行われていない状態の時)に、前記三方弁8,9を図3(b)の状態から図3(a)の状態に切り替えることにより、前記追い焚き循環経路から前記微細気泡発生用循環経路への経路切り替えを行う。そして、この経路切り替えを行ったときには、微細気泡発生用への経路切り替え済み信号を、足し湯動作制御手段38と空気溶融動作制御部30とに加える。
なお、例えば追い焚き中であるといったように、微細気泡発生用への経路切り替え条件を満たさないときには、その条件が満たされるまで待機するか、利用者に、追い焚きを停止するように促す等して、前記条件が早く満たされるようにする等、適宜の動作プログラムが予め与えられている。
また、経路切り替え制御手段28は、前記微細気泡発生モードの動作オフ指令を受けて、例えば、予め定められた微細気泡発生終了後の経路切り替え条件を満たしたとき(例えば微細気泡発生モードの動作が停止されたとき)に、前記三方弁8,9を図3(a)の状態から図3(b)の状態に切り替えることにより、前記微細気泡発生用循環経路から前記追い焚き循環経路への経路切り替えを行う。
空気溶融動作制御部30は、経路切り替え制御手段28から加えられる微細気泡発生用への経路切り替え済み信号を受けて、まず、前記エアポンプ3を、予め定めた時間(例えば5秒)だけ、あるいは、貯湯水槽2内の空気層と液層との境界を検出(水位検出)して、この検出レベルが予め定めた設定レベルとなるまで、駆動させて前記貯湯水槽2内に空気を導入する空気導入動作を行う。その後、空気溶融動作制御部30は、足し湯動作制御手段38に足し湯動作開始指令を加える。
足し湯動作制御手段38は、足し湯動作開始(オン)指令を受けて、前記給湯熱交換器7側から前記注湯経路を介して湯水を往管24に送り込んで該往管24側から空気溶融ユニット6の貯湯水槽2内へ湯水を噴出導入する注湯湯水の噴出導入動作を行う。そうすると、前記空気溶融動作制御部30の空気導入動作によって貯湯水槽2内に導入された空気が、注湯湯水の噴出導入動作により導入される注湯湯水に過圧溶融される。
空気溶融動作制御部30は、足し湯動作制御手段38に足し湯動作開始指令を加えてから予め定められた注湯設定時間(例えば2分)が経過したときに、足し湯動作制御手段38に足し湯動作停止(オフ)指令を加え、足し湯動作制御手段38による足し湯動作を停止させる。そして、この足し湯動作停止後に、前記空気導入動作を例えば15秒間行う。
さらに、空気溶融動作制御部30は、前記風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44を駆動し、浴槽26の湯水を前記微細気泡発生用循環経路を通して循環させて、前記往管24から前記空気溶融ユニット6の貯湯水槽2内へ噴出導入する浴槽湯水噴出導入動作を行い、この浴槽湯水に、前記空気導入動作によって貯湯水槽2内に導入された空気を過圧溶融する。なお、風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44の駆動時間は、例えば2分といった風呂用ポンプ駆動設定時間だけ駆動する。そして、空気溶融動作制御部30は、再び前記空気導入動作を行い、この空気導入動作と浴槽湯水噴出導入動作とを交互に繰り返す。
また、空気溶融動作制御部30は、前記微細気泡発生モードの動作オフ指令を受けた時には、エアポンプ3と風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44の駆動は停止し、空気溶融ユニット6の貯湯水槽2内の過圧溶融空気の湯水の循環に使用された湯水を、戻り管23を通して浴槽26側へ導出する。また、この動作の後に、空気溶融動作制御部30は、足し湯動作制御手段38に足し湯動作オン信号を加え、前記給湯熱交換器7側から前記注湯経路を介して湯水を前記往管24に送り込んで、該往管24側から前記導出動作によって湯水が導出された前記貯湯水槽2内へ新しい湯水を導入する動作を行う。なお、空気溶融動作制御部30は、湯水の浴槽26側への導出動作と新しい湯水の導入動作とを並行して行うようにしてもよい。
上記足し湯動作が終了すると、この動作終了信号が経路切り替え制御手段28に加えられ、経路切り替え制御手段28は、三方弁8,9を切り替えて、前記微細気泡発生用循環経路から前記追い焚き循環経路への経路切り替えを行う。
この風呂装置は、上記制御構成による微細気泡発生モードの動作によって、本実施形態例の循環接続具1から微細気泡を発生させる。図5には、循環接続具1の構成が模式的な断面図により示されており、その動作が、図6(a)、(b)に、模式的な断面図により示されている。また、図7には、この循環接続具1が分解状態で模式的な斜視図により示されている。
これらの図に示されるように、循環接続具1は、浴槽内壁の内側に設けられる樹脂製のケース31を有して、該ケース31には湯水を浴槽26へ吐出する湯水吐出口32と、浴槽湯水を吸入する湯水吸入口33と、微細気泡を浴槽26に吐出する微細気泡吐出口34が設けられている。
ケース31は、図7に示すように、金具カバー81、仕切りカバー82、仕切り本体83を有している。これらは例えば高周波溶着等により一体化され、ねじ89により取付具85に固定され、該取付具85が浴槽壁26a(図6参照)に形成された穴に挿通固定されることで浴槽26に固定されている。取付具85の鍔部88と浴槽壁26aの内側との間には金具パッキン86が介設されている。また、浴槽26の外側に設けられた金具ボディ84が取付具85の外周側に嵌合固定されており、金具ボディ84と浴槽壁26aの外側との間には金具パッキン87が介設されている。
また、図5、図6に示すように、前記ケース31内には前記湯水吸入口33から吸入される浴槽湯水の導入室35が形成され、該浴槽湯水の導入室35と前記戻り管23とを連通する戻り管連通通路41が設けられている。なお、戻り管連通通路41と前記浴槽湯水の導入室35との連通部には、導入室35側から戻り管連通通路41側へ向かう方向を順方向とした第1の逆止弁体71が介設されている。また、前記浴槽湯水の導入室35と前記往管24とを連通する往管連通通路42が設けられており、該往管連通通路42と前記浴槽湯水の導入室35との連通部には、導入室35側から往管連通通路42側へ向かう方向を順方向とした第2の逆止弁体72が介設されている。
往管連通通路42は、往管連通通路42側から前記湯水吐出口32側へ向かう方向を順方向とした第3の逆止弁体73を介し、湯水吐出口32と連通している。さらに、前記戻り管連通通路41は、第4の逆止弁体74を介して、過圧溶融空気含有の湯水を前記ケース内に吐出する湯水吐出ノズル75に連通している。第4の逆止弁体74は、湯水吐出ノズル75と戻り管連通通路41との連通部に設けられており、戻り管連通通路41側から湯水吐出ノズル75側へ向かう方向を順方向としている。
第1〜第4の逆止弁体71〜74は、それぞれ合成ゴム製で矩形板状に形成されており、図5に示すように、第1と第4の逆止弁体71,74の基端側71a,74aは戻り管連通通路41の一壁面に固定されており、先端側71b,74bは、湯水の流れが無い状態において、それぞれ対応する係止部95,98に係止し、湯水の流路を閉塞するように形成されている。また、第2と第3の逆止弁体72,73の基端側72a,74aは往管連通通路42の一壁面に固定されており、先端側72b,73bは、湯水の流れが無い状態において、それぞれ対応する係止部96,97に係止し、湯水の流路を閉塞するように形成されている。
往管連通通路42側から湯水吐出口32側への流れに対して、第3の逆止弁体73の基端側73aは先端側73bよりも上流側に位置し、湯水の流路に対して傾斜姿勢に配置されており、戻り管連通通路41側から微細気泡吐出口34側への流れに対して、第4の逆止弁体74は基端側が74aが先端側74bよりも上流側に位置し、湯水の流路に対して傾斜姿勢に配置されている。また、第1〜第4の逆止弁体71〜74の先端側71b〜74bは、湯水の流路の水圧により押されて揺動し、それにより、図6(a)、(b)に示すように、湯水の流路を開放するように構成されている。
湯水吐出ノズル75の先端側は筒形状を呈し、その筒心方向が略水平方向となるようにして筒先をケース正面側に向けて配置されている。また、湯水吐出ノズル75の吐出口70は、例えば図8(b)に示すように、湯水吐出ノズル75の筒形状の先端側の筒周壁45に互いに周方向に間隔を介して複数設けられた貫通孔により形成されており、湯水吐出ノズル75の筒先は閉口と成している。なお、吐出口70は、複数形成されることが好ましいが、1つでもよい。
ケース31内には、湯水吐出ノズル75の吐出口70の配設領域を含むノズル先端側領域を湯水吐出ノズル75の外周側と間隔を介して覆う筒形状のノズルカバー壁77が設けられている。このノズルカバー壁77の筒形状の先端側は、前記湯水吐出ノズル75の先端側よりも先方側に突き出しており、図8(b)に示すように、ノズルカバー壁77の筒口先端には筒壁から内側に張り出した枠壁部92が形成されて該枠部に囲まれた開口部が微細気泡の出口と成しており、この開口部に消音オリフィスが形成されている。
ノズルカバー壁77の側周壁の内壁は、表面に凹凸が形成された凹凸壁78と成している。そして、湯水が、湯水吐出口75からノズルカバー壁77の側周壁の内壁の凹凸壁78に向けて吐出され、湯水を凹凸壁78に衝突させてキャビテーションを生じさせて微細気泡を発生させる。以上のようにして、前記湯水吐出ノズル75から吐出する湯水にキャビテーションを生じさせて微細気泡を発生させる微細気泡発生部76がケース31内に形成されている。
なお、本実施形態例において、図8(a)に示すように、湯水吐出ノズル75の吐出口70を形成する貫通孔は、その貫通方向が湯水吐出ノズル75の筒径方向に対して筒周方向に斜めにずれた方向に形成されており、さらに詳しく説明すると、湯水吐出口75の貫通方向は、湯水吐出ノズル75の内周の接線方向に形成されているが、湯水吐出口6の形成の仕方は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
微細気泡発生モードの動作時に、上記微細気泡発生部76から発生する微細気泡は、図6(a)の矢印Aに示すように、ノズルカバー壁77の筒形状の先端からケース31内に吐出され、ケース31に形成された前記微細気泡吐出口34から浴槽26に吐出されるように構成されている。微細気泡吐出口34は、ケース31の上部側の位置において互いに間隔を介して複数整列状に設けられており、微細気泡発生部76と微細気泡吐出口34との間には、微細気泡発生部76から発生した微細気泡を集合化して前記微細気泡吐出口34に導く微細気泡集合室65が設けられている。
循環接続具1において、追い焚きモードの動作時には、図6(b)の矢印Bに示すように、前記第2の逆止弁体72が閉じられた状態で第1の逆止弁体71が開き、前記ケース31の湯水吸入口33から吸入される浴槽湯水が、前記浴槽湯水の導入室35と前記戻り管連通通路41とを通って戻り管23に導入されるとともに、前記循環路を、追い焚き循環経路を通って往管24に戻る浴槽湯水が、前記往管連通通路42を通り、前記第3の逆止弁体73が開いて前記ケース31の湯水吐出口32から吐出する。
また、微細気泡発生モードの動作時には、図6(a)の矢印Aに示すように、前記第1の逆止弁体71が閉じられた状態で前記第2の逆止弁体72が開き、前記ケース31の湯水吸入口33から吸入される浴槽湯水が、前記浴槽湯水の導入室35と前記往管連通通路42とを通って往管24に導入される。また、空気溶融ユニット6により空気が過圧溶融された状態で、前記循環路を、微細気泡発生用循環経路を通って前記戻り管23から浴槽26側に送られる湯水が、前記戻り管連通通路41を通り、前記第4の逆止弁体74が開いて前記湯水吐出ノズル75に導かれる。そうすると、前記の如く、湯水吐出ノズル75から前記湯水が吐出し、前記微細気泡発生部76により微細気泡が発生し、前記ケース31の微細気泡吐出口34から吐出する構成と成している。
本実施形態例の循環接続具1は以上のように構成されており、この循環接続具1を備えた風呂装置において、通常は、三方弁8,9は、図3(b)に示す状態としており、例えばリモコンの自動湯張りスイッチがオンされると、前記湯張り動作が行われ、また、湯張り動作が終了すると、風呂用ポンプ21が起動されて浴槽湯水の温度(湯温)が前記風呂温度センサによって検出され、この検出温度が湯張り設定温度(風呂設定温度)よりも低いときには追い焚き機能の動作が行われる。
追い焚き機能の動作とは、風呂用ポンプ21が駆動されて浴槽26の湯水が、図3(b)の矢印Bに示したように、追い焚き循環経路を通して循環されるもので、この循環水が流水スイッチ22で検知されたときに追い焚きバーナ16が燃焼駆動され、追い焚き熱交換器15を通るときに循環湯水を加熱昇温して浴槽湯水の追い焚きを行う動作である。このとき、循環接続具1における湯水の流れは、図6(b)に示したとおりとなる。この追い焚き動作は、風呂温度センサが風呂温度を検出し、その検出温度が風呂設定温度に達したときに追い焚きバーナ16の燃焼停止と風呂用ポンプ21の停止とが行なわれて終了する。
なお、追い焚き機能の動作は、リモコン48の自動スイッチ94がオンされて行われる自動湯張り動作後に行われる他、リモコン48の追い焚きスイッチ93がオンされたときにも行われる。
また、リモコンの白濁気泡発生スイッチ36がオンされると、微細気泡発生モードの動作オン指令が発せられ、図9のタイムチャートに示すように、経路切り替え制御手段28により三方弁8,9が図3(a)の状態に切り替えられ、空気溶融動作制御部30により空気溶融ユニット6のエアポンプ3が例えば5秒以内の短い時間だけ駆動されて、貯湯水槽2内に空気が導入される。
その後、エアポンプ3の停止後に、足し湯動作制御手段38により、例えば2分間、足し湯動作が行われ、それにより、給湯熱交換器7側から注湯経路を通って往管24に導入される注湯湯水が、空気溶融ユニット6の貯湯水槽2に導入されて、この注湯湯水に空気が過圧溶融される。そして、空気が過圧溶融された注湯湯水が戻り管23を介して浴槽26へ導かれ、循環接続具1に導入される。
そうすると、図6(a)に示したように、第4の逆止弁体74が開き、前記のようにして空気が過圧溶融された注湯湯水が戻り管23から循環接続具1の戻り管連通通路41を通って湯水吐出ノズル75から吐出し、この吐出湯水に微細気泡発生部76がキャビテーションを生じさせて微細気泡を発生させ、循環接続具1のケース31の微細気泡吐出口34から吐出する。
次に、再び空気溶融動作制御部30により、図9に示すように、空気溶融ユニット6のエアポンプ3が、例えば15秒以内に設定されるポンプ駆動設定時間だけ駆動されて、貯湯水槽2内に空気が導入される。その後、エアポンプ3の停止後に、例えば2分間、風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44の駆動が行われ、微細気泡発生用循環経路を通して浴槽湯水が循環され、往管24から空気溶融ユニット6の貯湯水槽2内に噴出導入される浴槽湯水に空気が過圧溶融され、戻り管23を通して浴槽26へと導かれる。そうすると、前記と同様に、図6(a)に示した経路を通って浴槽湯水が湯水吐出ノズル75から吐出し、発生する微細気泡が循環接続具1のケース31の微細気泡吐出口34から吐出する。
次に、再び空気溶融動作制御部30により空気溶融ユニット6のエアポンプ3が駆動されて、貯湯水槽2内への空気導入動作が行われ、その後、エアポンプ33の停止後に、風呂用ポンプ21と加圧ポンプ44の駆動が行われ、微細気泡発生用循環経路を通して浴槽湯水を循環させて貯湯水槽2内に噴出導入する浴槽湯水噴出導入動作が行われ、これらの空気導入動作と浴槽湯水噴出導入動作とが繰り返し行われる。なお、本実施形態例において、エアポンプ3を駆動しての空気導入動作中も、微細気泡吐出口34からの微細気泡の吐出は継続される。
そして、リモコンの白濁気泡発生スイッチ36が押されて、微細気泡発生モードオンオフ指令部から微細気泡発生モードの動作オフ指令が発せられると、図9に示すように、エアポンプ3、風呂用ポンプ21、加圧ポンプ44は全て停止され、空気溶融ユニット6の貯湯水槽2内の過圧溶融空気の湯水の循環に使用された湯水を戻り管23を通して浴槽26側へ導出した後、前記給湯熱交換器7側から前記注湯経路を介して湯水を前記往管24に送り込んで、足し湯動作制御部38による足し湯動作が行われて、貯湯水槽2内へ新しい湯水を導入する動作(クリーニング運転)が行われて、貯湯水槽2内の湯水が新しい湯水に入れ替えられる。
なお、この風呂装置において、風呂用ポンプ21の駆動開始後、例えば30秒経過しても流水スイッチ22がオンしないときには、何らかの異常が生じたものと判断して、風呂用ポンプ21の駆動を停止して、その旨を放置する安全機能が設けられており、風呂用ポンプ21の停止後、風呂装置の点検が行えるようになっている。
上記風呂装置は、空気溶融ユニット6を追い焚き循環用の戻り管23と往管24とに介設することにより、空気溶融ユニット6を熱源機側に設けたり、浴槽26に接続される専用の管路に設けたりする場合と異なり、コストアップを招くこともなく、既設の熱源機等の様々な熱源機を用いて、容易に微細気泡を発生でき、かつ、従来通りの追い焚き運転も適宜、良好に行うことができる。
本実施形態例によれば、図5〜図7に示したように、戻り管連通通路41と往管連通通路42と湯水吸入口33と湯水吐出口32と微細気泡吐出口34とを1つのケース31に形成し、ケース31内に設けた第1〜第4の逆止弁体71〜74の働きによって、追い焚きモード時の追い焚き循環経路を通しての浴槽湯水の循環と、微細気泡発生モード時の微細気泡発生用循環経路を通しての浴槽湯水の循環および湯水の浴槽への吐出を行うことができ、浴槽26への取り付けも便利で、場所もとらず、外観もすっきりとさせることができ、循環接続具1の小型化、低コスト化を図ることができる。
特に、本実施形態例は、第1〜第4の逆止弁体71〜74を、湯水の流路の流れが無い状態では閉じており、湯水の水圧により押されて揺動して開く構成としており、第1〜第4の逆止弁体71〜74は、非常に簡単な構成で的確に動作するので、循環接続具1の構成を簡単にでき、小型化と低コスト化を可能とすることができる。
さらに、本実施形態例によれば、微細気泡発生部76の構成を、上記のような吐出口70を筒周方向に複数形成した湯水吐出ノズル75と、湯水吐出ノズル75の吐出口70の配設領域を囲む凹凸壁78を備えたノズルカバー壁77とを有する構成とし、湯水吐出ノズル75の湯水吐出口6を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズル75の筒径方向に対して筒周方向に斜めにずれた方向に形成され、湯水吐出ノズル75の内周の接線方向に形成されているので、湯水吐出ノズルの湯水吐出口から吐出する湯水の勢いが大きくなくても、最適な条件で効率的にキャビテーションを発生することができる。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、循環接続具1において、微細気泡発生部76の構成は上記実施形態例に適用した構成(図8参照)に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、キャビテーションを発生することにより微細気泡を発生できるような構成を有していればよいし、逆止弁体71〜74の構成や、湯水吐出口32、湯水吸入口33、微細気泡吐出口34、ケース31の形状、大きさ等も、様々に設定されるものである。
また、循環接続具1は必ずしも樹脂製とするとは限らず、金属製等の樹脂以外の材質により循環接続具を形成してもよい。
さらに、本発明の循環接続具は、浴槽26に接続される循環路の往管24と戻り管23とに接続されるものであるから、往管24、戻り管23を介して接続される風呂装置等の装置や、戻り管23、往管24側の配管構成等は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、例えば装置が暖房等の他の機能も備えていてもよく、また、ガス燃焼式の装置の他、石油燃焼式の装置でもよいし、コジェネレーション給湯熱源装置としてもよい。また、装置の制御構成も上記例に限定されることはなく、適宜設定されるものである。
本発明に係る循環接続具の一実施形態例を備えた風呂装置の例を模式的に示すシステム構成図である。 上記風呂装置の微細気泡発生制御構成を示すブロック図である。 上記風呂装置の動作を模式的に示す説明図である。 上記風呂装置に設けられているリモコン装置の例を模式的に示す平面図である。 本発明に係る循環接続具の一実施形態例の構成を示す断面説明図である。 上記実施形態例の循環接続具の動作を示す説明図である。 上記実施形態例の循環接続具を分解状態で示す説明図である。 上記実施形態例の循環接続具に設けられている微細気泡発生部を説明するための模式図である。 上記風呂装置の微細気泡発生動作のタイムチャートである。
符号の説明
1 循環接続具
2 貯湯水槽
3 エアポンプ
5 バイパス路
6 空気溶融ユニット
7 給湯熱交換器
8,9 三方弁
15 追い焚き熱交換器
19 接続路
21 風呂用ポンプ
23 戻り管
24 往管
26 浴槽
28 経路切り替え制御手段
30 空気溶融動作制御部
31 ケース
32 湯水吐出口
33 湯水吸入口
34 微細気泡吐出口
35 浴槽湯水の導入室
36 微細気泡発生スイッチ
40 微細気泡発生制御手段
41 戻り管連通通路
42 往管連通通路
44 加圧ポンプ
71 第1の逆止弁体
72 第2の逆止弁体
73 第3の逆止弁体
74 第4の逆止弁体
76 微細気泡発生部

Claims (4)

  1. 浴槽に接続される循環路の往管と戻り管とに接続される循環接続具であって、浴槽内壁の内側に設けられるケースを有して、該ケースには湯水を浴槽へ吐出する湯水吐出口と、浴槽湯水を吸入する湯水吸入口とが設けられ、前記ケース内には前記湯水吸入口から吸入される浴槽湯水の導入室が形成され、該浴槽湯水の導入室と前記戻り管とを連通する戻り管連通通路が設けられて該戻り管連通通路と前記浴槽湯水の導入室との連通部には第1の逆止弁体が介設され、前記浴槽湯水の導入室と前記往管とを連通する往管連通通路が設けられて該往管連通通路と前記浴槽湯水の導入室との連通部には第2の逆止弁体が介設されており、前記往管連通通路は第3の逆止弁体を介して前記湯水吐出口と連通しており、前記戻り管連通通路は過圧溶融空気含有の湯水を前記ケース内に吐出する湯水吐出ノズルに第4の逆止弁体を介して連通し、前記湯水吐出ノズルから吐出する湯水にキャビテーションを生じさせて微細気泡を発生させる微細気泡発生部が前記ケース内に設けられ、該微細気泡発生部から発生する微細気泡を浴槽に吐出する微細気泡吐出口が前記ケースに形成されており、前記第2の逆止弁体が閉じられた状態で第1の逆止弁体が開き、前記ケースの湯水吸入口から吸入される浴槽湯水を前記浴槽湯水の導入室と前記戻り管連通通路とを通して戻り管に導入するとともに、前記循環路を通って往管に戻る浴槽湯水を前記往管連通通路に通し、前記第3の逆止弁体が開いて前記ケースの湯水吐出口から吐出する機能と、前記第1の逆止弁体が閉じられた状態で前記第2の逆止弁体が開き、前記ケースの湯水吸入口から吸入される浴槽湯水を前記浴槽湯水の導入室と前記往管連通通路とを通して往管に導入するとともに、空気が過圧溶融された状態で前記循環路を通って前記戻り管から浴槽側に送られる湯水を前記戻り管連通通路に通し、前記第4の逆止弁体が開いて前記湯水吐出ノズルに導き、該湯水吐出ノズルから前記湯水を吐出して前記微細気泡発生部により白濁式の微細気泡を発生し、前記ケースの微細気泡吐出口から吐出する機能とを有していることを特徴とする循環接続具。
  2. 湯水吐出ノズルの先端側は筒形状を呈し、その筒心方向が略水平方向となるようにして筒先をケース正面側に向けて配置され、前記湯水吐出ノズルの湯水吐出口は前記筒形状の先端側の筒周壁に1つまたは互いに周方向に間隔を介して複数設けられた貫通孔により形成されて前記湯水吐出ノズルの筒先は閉口と成しており、ケース内には前記湯水吐出ノズルの湯水吐出口配設領域を含むノズル先端側領域を前記湯水吐出ノズルの外周側と間隔を介して覆う筒形状のノズルカバー壁が設けられ、該ノズルカバー壁の筒形状の先端側は前記湯水吐出ノズルの先端側よりも先方側に突き出しており、前記ノズルカバー壁の側周壁の内壁は表面に凹凸が形成された凹凸壁と成し、該凹凸壁に向けて前記湯水吐出ノズルの前記湯水吐出口から湯水を吐出し、該湯水を前記凹凸壁に衝突させてキャビテーションを生じさせて白濁式の微細気泡を発生させ、該微細気泡を前記ノズルカバー壁の筒形状の先端から前記ケース内に吐出することを特徴とする請求項1記載の循環接続具。
  3. 湯水吐出ノズルの湯水吐出口を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズルの筒径方向に対して筒周方向に斜めにずれた方向に形成されていることを特徴とする請求項2記載の循環接続具。
  4. 湯水吐出ノズルの湯水吐出口を形成する貫通孔は、その貫通方向が前記湯水吐出ノズルの内周の接線方向に形成されていることを特徴とする請求項3記載の循環接続具。
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