JP2008154319A - 回転電機 - Google Patents

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政英 山▲崎▼
Kenji Yajima
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Abstract

【課題】 放熱性能の更なる向上が図れるようにした全閉型液冷式の回転電機を提供すること。
【解決手段】 固定子巻線3bのコイルエンド部分3cが固定子コア3aの一方と他方の端面に円筒状に形成されている全閉型液冷式の回転電機において、コイルエンド部分3cの外周に、管部材を予めコイル状に巻回した冷却管6を挿入し、コイルエンド部分3cに接着して固着させ、冷却管6に冷媒を通流させることにより液冷式の回転電機とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定子巻線にコイルエンドを有する全閉型液冷式の回転電機に係り、特に電動機に適用するのに好適な回転電機に関する。
周知のように、回転電機とは、電気エネルギーと回転エネルギーの間で変換機能を果たす機器の総称であるが、代表例には各種の電動機があり、例えば誘導電動機や同期電動機など、現代の工業技術を支えている重要な機器として欠かせない存在になっているものである。
そこで、従来技術による回転電機の一例について、図4により説明する。ここで、この図4は、回転電機の代表例として、全閉型のかご型誘導電動機を示したもので、これは、例えば特許文献1に開示されているものであり、図示のように、大別して、一方と他方のブラケット1、ハウジング2、固定子3、回転子4、それに回転軸5により構成されているものである。
そして、固定子3は、電磁鋼鈑の積層体からなる固定子コア3aと、この固定子コア3aの溝(スロット)に巻回された固定子巻線3bとで構成されているが、このとき固定子巻線3bの一部は、固定子コア3aの両端面からそれぞれ突き出され、コイルエンド部分3cを構成している。
そして、この固定子3を、略円筒形に作られているハウジング2の中に取付けて電機子とし、ハウジング2の両端にブラケット1を嵌め合わせ、これに、ころがり軸受を設け、図示のように回転軸5を支承させることにより、回転子4が回転可能に支持されるようになっているものである。
ところで、このような回転電機では、鉄損や銅損などと呼ばれているエネルギー損失の存在が不可避であり、従って、通常は何等かの冷却手段が適用されるが、このとき、図示の全閉型の回転電機の場合、その冷却方式としては、空冷式と液冷式に大別される。
そして、これら何れの方式でも、回転電機の内部の巻線や鉄心などで発生した熱は、固定子コア3aからハウジング2に伝達され、空冷式の場合はハウジング2の外周に形成したフィンを介して回転電機の外部に逃がされ、液冷式の場合はハウジング2に設けられているウォータジャッケットに流通されている液体(冷媒)により回転電機の外部に逃がされることになる。
なお、この図4は、一例として液冷式の場合を示したもので、このためハウジング2には通路Jが設けてある。そして、この通路Jがウォータジャッケットを表わしている。
特開平9−140097号公報
上記従来技術は、損失により発生した熱の伝達経路が、主として固定子コアを通る経路に限定されている点に配慮がされておらず、放熱性能の更なる向上に問題があった。すなわち、全閉型の回転電機の場合、コイルエンド部分からの放熱があまり期待できず、従って、従来技術では、放熱性能の更なる向上に問題が生じてしまうのである。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、放熱性能の更なる向上が図れるようにした全閉型液冷式の回転電機を提供することにある。
上記目的は、固定子巻線のコイルエンド部分が固定子コアの一方と他方の端面に円筒状に形成されている全閉型液冷式の回転電機において、前記コイルエンド部分に挿入が可能な形状に作られ、内部に流体の通路を備えた流体通路部材を用い、この流体通路部材を前記コイルエンド部分に取付け、当該流体通路部材に冷媒を流通させて放熱を図るようにして達成される。
このとき、前記流体通路部材が、前記コイルエンド部分の外周部に挿入されるように螺旋状に巻回した管部材で構成されていても良く、前記流体通路部材が、前記コイルエンド部分に挿入されたとき、当該コイルエンド部分全体を覆うU字形断面の中空リング部材で構成されていても良く、このとき更に、前記流体通路部材が、前記コイルエンド部分に挿入後、当該コイルエンド部分に接着剤で固定されているようにしても良い。
本発明によれば、回転電機の温度上昇が更に抑えられるので、従来技術に比較して、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明による回転電機について、図示の実施形態により詳細に説明すると、ここで、まず、図1は、本発明の第1の実施形態で、これは、本発明による回転電機を、図4で説明した従来技術と同じく、全閉型のかご型誘導電動機に本発明を適用したものであり、このとき、この実施形態による回転電機については符号10で表わしてある。そして、この図1において、符号6は冷却管で、流体通路部材を構成するものであるが、その他の構成は、図4で説明した従来技術と同じである。
従って、この実施形態による回転電機10でも、その回転軸5は軸受けを介してブラケット1に支承され、これにより回転子4が回転自在に保持されている。このときブラケット1は、ハウジング2に固定されている。そこで、この回転子4には、固定子3の固定子巻線3bから発生される回転磁界によりトルクが発生し、この結果、回転子4は、所定のトルクのもとで所定の回転数(回転速度)で回転し、誘導電動機として機能する。
このとき、冷却管6は、図2に詳細に示されているように、例えば銅パイプなどの管部材をコイル状(螺旋状)に巻回して作られたものであるが、このとき、その直径をコイルエンド部分3cの外周部に挿入できる大きさにし、これにより固定子巻線3bのコイルエンド部分3cに、そのままの状態で容易に挿入できるように作られている。
そして、このコイル状の冷却管6は、回転電機10の組立に際して、まず、そのままの状態で固定子巻線3bのコイルエンド部分3cに挿入され、この後、当該冷却管6を含め固定子3の全体にワニス処理を行ない、これにより、固定子巻線3bのコイルエンド部分3cと冷却管6の間にワニスが入り込み、隙間がワニスで埋められ、この結果、固定子コア3aと固定子巻線3b、それに冷却管6が固着され、全体として一体化されるように処理される。
この後、図示してないが、冷却管6の両端を処理し、ハウジング2から外部に引き出し、冷却管6に冷媒を流通させることができるような形にして回転電機の完成品とする。そして、この結果、実際に稼動させた場合、冷却管6に冷媒を流通させることにより、液冷式の回転電機として動作させることができるようにするのである。
従って、この回転電機10によれば、コイルエンド部分3cに直接、冷却管6が取付けられていることから、固定子巻線3bに発生した熱は、固定子コア3aを介した場合に比較して、効果的に冷却管6の冷媒に伝達されるようになり、固定子3は効率良く冷却されることになる。
また、この回転電機10の場合、冷却管6の形状が折り返しの無い単純な螺旋状(コイル状)に形成されているので、冷却管6の通流抵抗が低く抑えられ、冷媒の通流に必要な圧力が小さくて済むことになり、ポンプ動力の省エネが図れる。しかも、螺旋状に形成されていることから、コイルエンド部分3cに対する接触面積が増加され、この結果、冷却効果を向上させることができる。
そして、更に、この回転電機10によれば、従来技術でハウジングに必要としていた冷却フィンやウォータジャケットが不用になり、この結果、冷却フィンやウォータジャケットの設置に要する空間が削減でき、回転電機を小型化することができる。
また、回転電機の絶縁性能は、ほぼ固定子巻線の絶縁能力に依存する。従って、この回転電機10のように、固定子巻線3bが直接、冷却されるようにしてやれば、回転電機の耐用年数も永くすることができる。
また、この回転電機10によれば、冷却管6が後から固定子巻線3bのコイルエンド部分3cに装着することができるので、固定子コア3aに特別な加工を施す必要はなく、固定子巻線3bにも特別な加工は不要であり、従って、これらの加工に要するコストを抑えることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明すると、ここで図3が本発明の第2の実施形態に係る回転電機で、これは、図示のように、符号20で表わされている。そして、この回転電機20において、図示の符号7は中空リング部材であり、その他、図1と共通する部分には同じ符号を付してあり、従って、この第2の実施形態の場合、その流体通路部材が中空リング部材7により構成されている点が特徴で、これが図1の実施形態と異なっていることになる。
ここで、この中空リング部材7は、図示のように、コイルエンド部分3cに挿入されたとき、このコイルエンド部分3cの全体を覆うU字形断面の中空の部材として作られ、このため全体は、コイルエンド部分3cの軸方向から見た平面形状に合わせて、それに相似したリング(環)形状をしていて、これに、図示されていないが、流体導入用と流体排出用の管路(パイプ)が設けてあり、内部に冷媒を流通させることができるように構成されている。
そして、この中空リング部材7は、回転電機20の組立に際して、まず、そのままの状態で固定子巻線3bのコイルエンド部分3cに挿入され、この後、当該中空リング部材7を含め固定子3の全体にワニス処理を行ない、これにより、固定子巻線3bのコイルエンド部分3cと中空リング部材7の間にワニスが入り込み、隙間がワニスで埋められ、この結果、固定子コア3aと固定子巻線3b、それに中空リング部材7が固着され、全体として一体化されるように処理される。
この後、図示してないが、中空リング部材7の流体導入用と流体排出用の管路をハウジング2から外部に引き出し、中空リング部材7に冷媒を流通させることができるような形にして回転電機の完成品とする。そして、この結果、実際に稼動させた場合、中空リング部材7に冷媒を流通させることにより、この回転電機20を液冷式の回転電機として動作させることができるようにするのである。
従って、この回転電機20によれば、コイルエンド部分3cに直接、中空リング部材7が取付けられていることから、固定子巻線3bに発生した熱は、固定子コア3aを介した場合に比較して、効果的に冷却管6の冷媒に伝達されるようになり、固定子3は効率良く冷却されることになる。
よって、回転電機20は、コイルエンド部分3cを外側(ハウジング2側)と内側(回転子4側)とから冷却でき、固定子3の効果的な冷却が図れる。その際、コイルエンド部分内側の中空リング部材7を、固定子コイル3aの内周面内に収めることで、回転子4の回転に影響を与えることはない。
また、この回転電機20でも、中空リング部材7の形状は、折り返しの無い単純なリング状をしているので、流体に対する通流抵抗が低く抑えられることから、ポンプ動力の省エネが図れ、しかも、断面形状がU字型に作られ、コイルエンド部分3cの表面全体を覆っていることから、コイルエンド部分3cに対する接触面積が増加され、この結果、冷却効果を向上させることができ、その他、この回転電機20の場合も、回転電機10と同じく、回転電機の小型化や耐用年数の増加、コストの抑制などの効果を得ることができる。
なお、以上に説明した実施形態では、本発明を誘導電動機に適用した場合について説明したが、本発明に係る回転電機は、誘導電動機に限定されるものではなく、回転子に永久磁石を用いた永久磁石式回転電機などであってもよいことは言うまでもない。また、固定子巻線3aの巻き方についても、分布巻き、集中巻きの何れでも良く、どちらかに限定するものでもない。
本発明による回転電機の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態における冷却管の説明図である。 本発明による回転電機の第2の実施形態を示す断面図である。 従来技術による回転電機の一例を示す断面図である。
符号の説明
1:ブラケット
2:ハウジング
3:固定子
3a:固定子コア
3b:固定子巻線
3c:コイルエンド部分
4:回転子
5:回転軸
6:冷却管
7:中空リング部材
10:回転電機(第1の実施形態)
20:回転電機(第2の実施形態)

Claims (4)

  1. 固定子巻線のコイルエンド部分が固定子コアの一方と他方の端面に円筒状に形成されている全閉型液冷式の回転電機において、
    前記コイルエンド部分に挿入が可能な形状に作られ、内部に流体の通路を備えた流体通路部材を用い、
    この流体通路部材を前記コイルエンド部分に取付け、当該流体通路部材に冷媒を流通させて放熱を図るように構成したことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記流体通路部材が、前記コイルエンド部分の外周部に挿入されるように螺旋状に巻回した管部材で構成されていることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記流体通路部材が、前記コイルエンド部分に挿入されたとき、当該コイルエンド部分全体を覆うU字形断面の中空リング部材で構成されていることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記流体通路部材が、前記コイルエンド部分に挿入後、当該コイルエンド部分に接着剤で固定されていることを特徴とする回転電機。
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