JP2008153401A - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の法線を光軸に対して傾けた状態で基板を走査して焦点深度を拡大させながらも、良好なパターン像を得ることができる露光装置を提供する。
【解決手段】光源10からの光束で被照明面に配置されたレチクルを照明する照明光学系20と、前記レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系40と、前記基板を駆動するステージ60とを備える露光装置であって、前記照明光学系は、前記被照明面に前記レチクルの走査方向に沿った光強度分布を台形形状となるように形成し、前記被照明面の各点を照明する光の角度分布を等しくする光分布形成部200を有し、前記ステージが前記基板の法線を前記投影光学系の光軸に対して傾けて前記基板を駆動させながら、前記光分布形成部により形成された光強度分布及び光の角度分布により前記基板を露光する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの光で基板を露光する露光装置に関する。
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて半導体メモリーや論理回路などの微細な半導体素子を製造する際に、投影露光装置が従来から使用されている。投影露光装置は、レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する。
投影露光装置は、主に、ステップ型露光装置とスキャン型露光装置の2種類に大別される。ステップ型露光装置は、スキャン型露光装置と比べて、構造が簡易であり、コストを抑えることができが、広い領域を露光するためには投影光学系の露光フィールドを大きくする必要があり、収差補正が困難となる。
スキャン型露光装置は、レチクルとウェハとを同期走査させながら露光を行う。スキャン型露光装置は、レチクルとウェハとを走査することによって、投影光学系の露光フィールドよりも大きな領域を露光することができる。従って、スキャン型露光装置は、投影光学系の露光フィールドを小さくすることが可能であり、収差補正を容易にすることができる。
なお、近年では、露光装置の光源には、KrFエキシマレーザー(波長約248nm)やArFエキシマレーザー(波長約193nm)などのパルス光源が用いられる。スキャン型露光装置でパルス光源を用いる場合、ウェハ上において、パルスの不連続性に起因する走査方向の露光量のむら(露光むら)が発生してしまう。そこで、スキャン型露光装置では、レチクル上での走査方向の露光量を一定にするために、レチクルの共役面からデフォーカスした位置に遮光部材を配置し、レチクル面において、走査方向における光の強度分布が台形形状となっている。また、回折光学素子を用いて光強度分布を台形形状に変換する技術も提案されている(特許文献1乃至3参照)。
一方、投影露光装置の解像度Rは、光源の波長をλ、投影光学系の開口数をNA、プロセス係数をk1とすると、レーリーの式と呼ばれる次式で与えられる。
R=k1(λ/NA)
レーリーの式を参照するに、解像度Rを小さくし、微細な回路パターンを転写するためには、プロセス定数k1又は波長λを小さくする、或いは、投影光学系のNAを大きくすればよい。従って、近年の半導体素子の微細化に伴い、露光装置の光源の短波長化が進み、投影光学系のNAは拡大してきている。
また、実際の露光装置では、ウェハの湾曲、プロセスによるウェハの段差等の影響、ウェハ自体の厚さのために、ある程度の焦点深度が必要となる。なお、焦点深度は、一般的に、次式で表される。k2は定数である。
焦点深度=k2(λ/NA
上式を参照するに、焦点深度は、光源の短波長化及び投影光学系のNAの拡大に伴って小さくなる。従って、微細な半導体素子の製造においては、焦点深度が小さくなるため、歩留まりの悪化を招いてしまう。
そこで、光源の波長や投影光学系のNAを変えることなく(即ち、光源の短波長化及び投影光学系のNAの拡大を維持しながら)、焦点深度を拡大する技術が提案されている(非特許文献1参照)。非特許文献1は、ウェハの法線が投影光学系の光軸に対して傾いた状態でウェハを走査することを開示している。ウェハの法線が光軸に対して傾いた状態でウェハを走査すると、ウェハは多数の焦平面上で露光されるため、焦点深度を実質的に拡大することができる。
特開2001−358057号公報 特開平10−92730号公報 特開平10−189431号公報 Proc. of SPIE Vol.6154 61541K−1 "The Improvement of DOF for Sub−100nm Process by Focus Scan"
しかしながら、台形形状の光強度分布を有する露光光を用いて、ウェハの法線が光軸に対して傾いた状態でウェハを走査しながら露光すると、ウェハに転写されるレチクルのパターン(パターン像)がシフトしてしまう。
図10を参照して、ウェハ上において、パターン像がシフトする原因について詳細に説明する。なお、図10に示すように、投影光学系の光軸方向をZ軸、光軸に対するウェハの法線の傾きがゼロである場合のウェハの走査方向をY軸、Y軸及びZ軸に直交する方向をX軸と定義する。また、以下の説明でも特に断らない限り、この座標系を用いる。
図10(a)は、台形形状の光強度分布を形成するために、レチクル面(被照明面)又はその共役面からデフォーカスした位置に遮光部材を配置した場合を例示的に示している。但し、例えば、ロッドインテグレータの射出面を被照明面からデフォーカスした位置に配置した場合についても、以下の説明が同様に当てはまる。
被照明面からデフォーカスした位置に遮光部材を配置することによって、図10(b)に示すように、被照明面上には、台形形状の光強度分布が形成される。但し、図10(a)に示すように、光束の一部が遮光部材によって遮蔽されているため、被照明面における光の角度分布は一様ではない。例えば、図10(a)に示される点Aと点Cとでは、光の角度分布は鏡像関係となる。なお、図10(a)及び(b)において、点Bは光軸上の点、点A及び点Cは台形形状の光強度の斜辺部分となる点である。
光軸に対してウェハの法線を傾けない通常の走査露光では、ウェハが走査されることによって、点Aにおける光の角度分布と点Cにおける光角度分布とが足し合わされる。従って、全体としての光の角度分布は、点Bにおける光の角度分布と略等しく、ウェハに転写されるパターン像はシフトしない。
一方、光軸に対してウェハの法線を傾けた状態でウェハを走査した場合には、上述したように、ウェハに転写されるパターン像がシフトしてしまう。例えば、図10(c)に示すように、Z軸に対して、上側におけるデフォーカス(傾き)がマイナス、下側におけるデフォーカス(傾き)がプラスとなるように、ウェハを傾けて走査した場合について考える。
ここで、被照明面のある一点を照明する光の重心光線を、以下の数式1で求まる角度θg方向の光線と定義する。
Figure 2008153401
ただし、図11に示すように、θは光軸と成す角度を表し、I(θ)はあるθにおける光の強度を表す。つまり、重心光線とは入射光束の角度分布の重心に対応する方向を表す光線である。すると、図10(a)に示されるように、重心光線は、上側の領域で上向き、下側の領域で下向きとなる。従って、図10(c)に示すように、上側の領域において、重心光線とウェハとの交点は、デフォーカスがマイナスであるために、ウェハを傾けない場合と比べて、Y軸のマイナス方向にずれる。同様に、下側の領域では、重心光線とウェハとの交点は、デフォーカスがプラスであるために、ウェハを傾けない場合と比べて、Y軸のマイナス方向にずれる。
このように、重心光線とウェハとの交点が、上側及び下側の領域の双方において、Y軸のマイナス方向にずれるために、ウェハを走査することによってそれぞれのずれが足し合わされ、ウェハに転写されるパターン像がシフトしてしまう。
また、本発明者の鋭意検討の結果、従来の露光装置では、光軸に対して傾いた方向にウェハを走査しながら露光すると、あたかも投影光学系にコマ収差があるかのようにパターン像の形状が崩れることが分かった。
そこで、本発明は、基板の法線を光軸に対して傾けた状態で基板を走査して焦点深度を拡大させながらも、良好なパターン像を得ることができる露光装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、光源からの光束で被照明面に配置されたレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系と、前記基板を駆動するステージとを備える露光装置であって、前記照明光学系は、前記被照明面に前記レチクルの走査方向に沿った光強度分布を台形形状となるように形成し、前記被照明面の各点を照明する光の角度分布を等しくする光分布形成部を有し、前記ステージが前記基板の法線を前記投影光学系の光軸に対して傾けて前記基板を駆動させながら、前記光分布形成部により形成された光強度分布及び光の角度分布により前記基板を露光することを特徴とする。
本発明の別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて基板を露光するステップと、露光された前記基板を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、基板の法線を光軸に対して傾けた状態で基板を走査して焦点深度を拡大させながらも、良好なパターン像を得ることができる露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての露光装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明に係る露光装置1の構成を示す概略断面図である。
露光装置1は、ステップ・アンド・スキャン方式でレチクル30のパターンを基板であるウェハ50に露光するスキャン型(走査型)露光装置である。露光装置1は、図1に示すように、照明装置と、レチクル30を載置するレチクルステージと、投影光学系40と、ウェハ50を載置するウェハステージ60とを有する。
照明装置は、光源部10と、照明光学系20とを有し、転写用の回路パターンが形成されたレチクル30を照明する。
光源部10は、例えば、波長約193nmのArFエキシマレーザーや波長約248nmのKrFエキシマレーザーを使用する。但し、光源部10は、光源の種類や波長を限定せず、その個数も限定しない。
照明光学系20は、被照明面に配置されたレチクル30を照明する光学系である。照明光学系20は、本実施形態では、引き回し光学系21と、回折光学素子22と、コンデンサーレンズ23と、プリズム24と、ズームレンズ25と、ミラー26とを有する。また、照明光学系20は、光分布形成部200と、コンデンサーレンズ220と、遮光部材230及び240とを有する。更に、照明光学系20は、コンデンサーレンズ27と、ミラー28と、コリメータレンズ29とを有する。
引き回し光学系21は、光源部10からの光束を回折光学素子22に導く。
回折光学素子22は、例えば、複数のスロットを有するターレットに載置される。かかるターレットはアクチュエータ22aによって駆動され、任意の回折光学素子22が光路(光軸)上に配置される。
コンデンサーレンズ23は、回折光学素子22から射出される光束を集光し、回折パターン面DPSに回折パターンを形成する。アクチュエータ22aにより光路上に配置される回折光学素子22を切り換えることによって、回折パターン面DPSに形成される回折パターンを変更することができる。回折パターン面DPSに形成された回折パターンは、プリズム24及びズームレンズ25を介して輪帯率(輪帯比)やσ値(コヒーレンシー)などのパラメータが調整され、ミラー26に入射する。
プリズム24は、入射面が平面、且つ、射出面が凹型の円錐状である光学素子24aと、入射面が凸型の円錐状、且つ、射出面が平面である光学素子24bとから構成される。プリズム24は、光学素子24aと光学素子24bとの距離を変更することによって、輪帯率を調整する。光学素子24aと光学素子24bとの距離が十分に短い場合、光学素子24aと光学素子24bは一体化した1つの平行ガラス平板とみなすことができる。この場合、回折パターン面DPSに形成された回折パターンは、略相似形状を維持しながら、ズームレンズ25及びミラー26を介して、光分布形成部200に導かれる。光学素子24aと光学素子24bとの距離を離すことによって、回折パターン面DPSに形成された回折パターンの輪帯率や開口角が調整される。
ズームレンズ25は、プリズム24からの光束を拡大又は縮小し、σ値を調整する機能を有する。
ミラー26は、入射する光束に対して所定の傾きを有して配置される。ミラー26は、ズームレンズ25からの光束を反射して、光分布形成部200に入射させる。
光分布形成部200は、レチクル30の走査方向に沿った光強度分布が台形形状となるように、レチクル30(被照明面)上に光強度分布(以下、「台形形状の光強度分布」と称する)を形成する。また、光分布形成部200は、被照明面であるレチクル30の各点を照明する光の角度分布を等しくする機能も有する。光分布形成部200は、本実施形態では、計算機ホログラム(CGH:Computer Generated Hologram)200Aを含む。CGH200Aは、所望の回折分布(即ち、台形形状の光強度分布)が得られるように計算機で設計したパターンを基板上に有する回折光学素子である。なお、CGH200Aは、回折光による光強度分布が元(前段の光学系)の光軸から外れた位置に形成されるように、設計されることが好ましい。これにより、CGH200Aに入射する光束のうち、CGH200Aで回折されずにそのままの角度で透過する光(0次光)を遮光部材230で遮蔽することが可能となる。但し、CGH200Aが理想的に製造され、0次光を発生させない場合には、回折光による光強度分布が元の光軸から外れた位置に形成されるようにCGH200Aを設計する必要はない。なお、光分布形成部200としてのCGH200Aについては、後で詳細に説明する。
コンデンサーレンズ220は、光分布形成部200から射出された光束を集光する集光光学系として機能する。コンデンサーレンズ220は、遮光部材240が位置する面を、光分布形成部200が形成した台形形状の光強度分布で照明する。
遮光部材230は、光分布形成部200としてCGH200Aを用いる場合に、コンデンサーレンズ220と遮光部材240との間に配置され、CGH200Aで回折されずに透過した光(0次光)を遮蔽する。換言すれば、遮光部材230は、CGH200Aからの0次光が被照明面であるレチクル30に到達することを防止する機能を有する。但し、上述したように、CGH200Aが0次光を発生させない場合には、遮光部材230は設けなくてもよい。
遮光部材240は、レチクル30の共役面(被照明面の共役面)に配置され、レチクル30を照明する照明範囲を規定する。遮光部材240は、レチクル30及びウェハステージ60に支持されたウェハ50と共に同期して走査される。また、遮光部材240は、遮光部材230の機能を兼ね備える、即ち、遮光部材230と共用させることが可能である。この場合、遮光部材240は、レチクル30を照明する照明範囲を規定する機能と、CGH200Aで回折されずに透過した光(0次光)を遮蔽する機能とを有することになる。
コンデンサーレンズ27は、遮光部材240を通過した光束を、ミラー28を介して、コリメータレンズ29に導く。
ミラー28は、入射する光束に対して所定の傾きを有して配置される。ミラー28は、コンデンサーレンズ27からの光束を反射して、コリメータレンズ29に入射させる。
コリメータレンズ29は、コンデンサーレンズ27から射出され、ミラー28で反射された光束で、被照明面としてのレチクル30を照明する。
レチクル30は、回路パターンを有し、レチクルステージに支持される。レチクル30は、レチクルステージによって、所定の走査方向に走査される。レチクル30から発せられた回折光は、投影光学系40を介して、ウェハ50に投影される。露光装置1はスキャン型露光装置であるため、レチクル30とウェハ50を投影光学系40の縮小倍率比の速度比で走査することによって、レチクル30のパターンをウェハ50に転写する。
投影光学系40は、レチクル30のパターンをウェハ50に投影する光学系である。投影光学系40は、複数のレンズ素子のみからなる屈折型光学系、複数のレンズ素子と少なくとも1つの凹面ミラーとを有する反射屈折型光学系(カタディオプトリック光学系)、全ミラー型の反射型光学系を使用することができる。
ウェハ50は、ウェハステージ60に支持及び駆動される。ウェハ50は、他の実施形態では、ガラスプレートなど他の基板を広く含む。ウェハ50には、フォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ60は、ウェハ50を保持し、例えば、リニアモーターを利用してウェハ50を駆動する。また、ウェハステージ60は、光軸に対してウェハ50を傾けることが可能な機構を有する。換言すれば、ウェハステージ60は、ウェハ50の法線が光軸に対して傾いた状態でウェハ50を走査する。これにより、焦点深度の拡大を実現することができる。
ここで、図2を参照して、光分布形成部200としてのCGH200Aについて詳細に説明する。図2は、CGH200A、コンデンサーレンズ220及び遮光部材230及び240の近傍を示す拡大断面図である。
本実施形態のCGH200Aは、図2(b)に示すように、台形形状の光強度分布が遮光部材240上(レチクル30の共役面)に形成されるように、設計された回折光学素子である。なお、本実施形態では、被照射面(レチクル30)は、フーリエ変換面と略共役関係にある。
図2(a)において、密点線は0次光L0、実線は台形形状の光強度の平坦部分となる点Eを照明する光線L1、粗点線は台形形状の光強度の斜辺部分となる点D及び点Fを照明する光線L2を示している。
図2(a)を参照するに、0次光L0は、遮光部材230によって遮蔽される。一方、光線L1及びL2は、遮光部材230によって遮蔽されることなく、遮光部材240(レチクル30の共役面)を台形形状の光強度分布で照明する。
図2(a)に示すように、本実施形態では、遮光部材240をレチクル30(被照明面)の共役面からデフォーカスさせることによって、台形形状の光強度分布を形成していない。従って、重心光線は、台形形状の光強度の斜辺部分となる点D及び点Fにおいても、光軸に対して略平行となる。また、レチクル30の走査方向(Y軸方向)の光強度分布にかかわらず、遮光部材240(レチクル30の共役面)における光の角度分布、即ち、点D乃至点Fにおける光の角度分布は一様となる。換言すれば、CGH200Aから射出される光束は、レチクル30又はレチクル30の共役面の各点を照明する光の角度分布が等しくなるように、レチクル30又はレチクル30の共役面に照射される。
従って、露光装置1では、ウェハ50の法線が光軸に対して傾いた状態でウェハ50を走査しながら露光しても、ウェハ50に転写されるレチクル30のパターン(パターン像)がシフトすることはない。更に、露光装置1は、あたかも投影光学系にコマ収差があるかのように発生していたパターン像の形状の崩れを防止(抑制)できることが分かった。その結果、露光装置1は、焦点深度を拡大させながらも、良好なパターン像を得ることができ、優れた露光性能を達成することができる。
以下、図3乃至図6を参照して、露光装置1の変形例である露光装置1Aについて説明する。図3は、露光装置1Aの構成を示す概略断面図である。露光装置1Aは、露光装置1と比較して、光分布形成部200としてレンズアレイ200Bを用いる点が異なる。光分布形成部200としてレンズアレイ200Bを用いた場合には、CGH200Aとは異なり、0次光を考慮して元の光軸から外れた位置に光強度分布を形成する必要はない。また、0次光を遮蔽する遮光部材230を設ける必要もない。
図4は、レンズアレイ200B及びコンデンサーレンズ220の近傍を示す拡大断面図である。図4において、実線は光軸に対して平行にレンズアレイ200Bに入射する光線L4、破線は光軸に対して傾きを有してレンズアレイ200Bに入射する光線L5を示す。なお、図4(a)は、レチクル30の走査方向(Y軸方向)と直交するX軸及び光軸からなる平面における光学系(レンズアレイ200B及びコンデンサーレンズ220)の断面図である。図4(b)は、レチクル30の走査方向及び光軸からなる平面における光学系(レンズアレイ200B及びコンデンサーレンズ220)の断面図である。
レンズアレイ200Bは、本実施形態では、レチクル30の走査方向に直交する方向(X軸方向)のみに屈折力を有する第1のレンズアレイ202Bと、レチクル30の走査方向(Y軸方向)のみに屈折力を有する第2のレンズアレイ204Bとを有する。なお、図4(a)では、Y軸方向に屈折力を有する(即ち、X軸方向に屈折力を有さない)第2のレンズアレイ204Bを点線で示している。同様に、図4(b)では、X軸方向に屈折力を有する(即ち、Y軸方向に屈折力を有さない)第1のレンズアレイ202Bを点線で示している。
なお、図4(a)及び図4(b)では、Y軸方向の照明範囲がX軸方向の照明範囲よりも大きく示されているが、これは図示を明瞭にするためであり、一般的には、X軸方向の照明範囲はY軸方向の照明範囲よりも大きい。但し、本発明は、X軸方向の照明範囲及びY軸方向の照明範囲の大きさを限定するものではない。また、図1に示すように露光装置1がミラー28を有する場合は、レンズアレイについて表現するレチクル30の走査方向は、ミラーで折り返しを考慮した方向がレチクル30の走査方向に対応する。具体的には、図1の左右方向がレチクル30の走査方向であるが、レンズアレイについて表現するレチクル30の走査方向に対応する方向は上下方向である。
通常の露光装置において、投影光学系のX軸方向の露光フィールドは、ウェハに転写したいパターンのX軸方向の幅と等しい。この場合、被照明面(レチクル)におけるX軸方向の光強度分布のエッジは、シャープであることが好ましい。これは、ウェハの走査方向の露光量のむらを回避するために、レチクルの走査方向の光強度分布に台形形状が求められることとは対照的である。
本実施形態では、X軸方向の光強度分布のエッジをシャープにするために、図4(a)に示すように、第1のレンズアレイ202Bを構成する各レンズの入射面と被照明面(レチクル30)とが共役関係になるように構成されている。第1のレンズアレイ202Bを構成する各レンズから射出される光束は、コンデンサーレンズ220によって集光され、被照明面を重畳的に照明する。これにより、被照明面におけるX軸方向の光強度分布はほぼ均一となる。
一方、Y軸方向では、図4(b)に示すように、台形形状の光強度分布で被照明面(レチクル30)を照明するために、第2のレンズアレイ204Bを構成する各レンズの入射面と被照明面とは完全な共役関係にない。換言すれば、第2のレンズアレイ204Bは、被照明面(レチクル30が配置された面)の共役面からずれた位置に配置される。この場合、光軸に対して平行に第2のレンズアレイ204Bに入射する光線L4及び光軸に対して傾きを有して第2のレンズアレイ204Bに入射する光線L5によって、被照明面における照明領域がシフトする。
入射角度によってシフトした照明領域が被照明面において重ね合わされることによって、被照明面における光強度分布が台形形状となる。かかる台形形状の斜辺部分の平坦部分に対する割合は、レンズアレイ200Bに入射する光線の角度に依存する。また、第1のレンズアレイ202Bの焦点距離を変更し、第1のレンズアレイ202Bの入射面と被照明面との共役関係の程度を調整することによって、台形形状の斜辺部分の平坦部分に対する割合を変えることができる。
図5を参照して、レンズアレイ200B(第1のレンズアレイ202B)によって被照明面(レチクル30)に形成される台形形状の光強度分布の各点における光の角度分布について説明する。
第1のレンズアレイ202Bを構成する各レンズの入射面と被照明面とが完全に共役関係にない場合、上述したように、第1のレンズアレイ202Bに入射する光束の入射角度の違いによって、被照明面の照明領域がシフトする。これにより、被照明面には、図5(b)に示すように、台形形状の光強度分布が形成される。
また、図5(a)に示すように、光軸に対して傾きを有して第1のレンズアレイ202Bに入射する光線であっても遮蔽されることなく、被照明面を照明する。従って、重心光線は、台形形状の光強度の平坦部分となる点H、及び、台形形状の光強度の斜辺部分となる点G及び点Iにおいて、光軸に対して略平行となる。また、レチクル30の走査方向(Y軸方向)の光強度分布にかかわらず、被照明面(レチクル30)における光の角度分布、即ち、点G乃至点Iにおける光の角度分布は一様となる。換言すれば、レンズアレイ200Bから射出される光束は、レチクル30の各点を照明する光の角度分布が等しくなるように、レチクル30に照射される。
従って、露光装置1Aでは、ウェハ50の法線が光軸に対して傾いた状態でウェハ50を走査しながら露光しても、ウェハ50に転写されるレチクル30のパターン(パターン像)がシフトすることはない。更に、露光装置1Aは、あたかも投影光学系にコマ収差があるかのように発生していたパターン像の形状の崩れを防止(抑制)できることが分かった。その結果、露光装置1Aは、焦点深度を拡大させながらも、良好なパターン像を得ることができ、優れた露光性能を達成することができる。
また、露光装置1Aは、図6に示すレンズアレイ200Cを光分布形成部200として用いることもできる。図6は、レンズアレイ200C及びコンデンサーレンズ220の近傍を示す拡大断面図である。
レンズアレイ200Cは、レチクル30(被照明面)を照明する照明範囲が互いに異なる複数の光学素子で構成される。本実施形態のレンズアレイ200Cは、図6(a)に示すように、射出する光束の角度が異なる3種類のレンズ202C乃至206Cを複数組み合わせて構成されている。なお、ここでは、説明を簡単にするために、レンズアレイ200Cを構成するレンズを3種類としたが、実際には、より多くの種類のレンズを組み合わせてレンズアレイ200Cを構成することが好ましい。
レンズアレイ200Cを構成する3種類のレンズ202C乃至206Cから射出される光束は、コンデンサーレンズ220によって集光され、被照明面を重畳的に照明する。3種類のレンズ202C乃至206Cは、それぞれ射出角度が異なるため、図6(b)に示すように、Y軸方向の照明範囲が異なる。従って、3種類のレンズ202C乃至206Cで構成されたレンズアレイ200は、図6(b)に示すように、階段状の光強度分布で被照明面を照明する。また、レンズアレイ200Cを構成するレンズの種類を増やすことによって、階段状の段差は小さくなり、被照明面に形成される光の強度分布は台形形状となる。
レンズアレイ200Cは、光束を遮蔽したり、エッジがシャープな分布をデフォーカスによってぼかしたりしていないため、レチクル30の走査方向(Y軸方向)の光強度分布にかかわらず、被照明面(レチクル30)における光の角度分布は一様となる。換言すれば、レンズアレイ200Cから射出される光束は、レチクル30の各点を照明する光の角度分布が等しくなるように、レチクル30に照射される。
なお、このように、レチクル30の走査方向(Y軸方向)に段階状の光強度分布を形成する場合でも、X軸方向のエッジがシャープである光強度分布を形成することが好ましい。この場合、レチクル30の走査方向(Y軸方向)のみに屈折力を有し、射出角度が異なる複数のレンズから構成されるレンズアレイと、X軸方向のみに屈折力を有し、射出角度が略等しい複数のレンズから構成されるレンズアレイとを組み合わせればよい。また、レンズアレイの表面はX軸方向にのみ屈折力を有し、レンズアレイの裏面はY軸方向のみに屈折力を有する光学素子を用いてもよい。
これまでの説明では、光分布形成部200から射出される光束を集光するコンデンサーレンズ220を無収差の理想レンズとしていたが、以下では、コンデンサーレンズ220に収差がある場合に光の角度分布が受ける影響について説明する。
図7は、コンデンサーレンズ220に収差がある場合に光の角度分布が受ける影響について説明するための図であって、図7(a)はコンデンサーレンズ220に収差がない場合を、図7(b)はコンデンサーレンズ220に収差がある場合を示している。図7において、実線は光軸に対して平行に入射する光線L7であり、破線は光軸に対して傾きを有して入射する光線L8である。ここでは、コンデンサーレンズ220の収差の影響に注目するため、コンデンサーレンズ220が無収差である場合に、被照明面上に矩形形状の光強度分布が形成される例を示す。
図7(a)に示すように、コンデンサーレンズ220が無収差である場合、被照明に形成される光強度分布は、矩形形状の平坦な分布となる。被照明面上の光線が到達する点J及び点Kは、上側及び下側からの光線によって照明される。従って、被照明面上の光線が到達する各点(例えば、点J及び点K)で、光の角度分布は一様となる。
一方、図7(b)に示すように、コンデンサーレンズ220に収差が残存する場合、被照明面に形成される光強度分布は、コンデンサーレンズ220の収差によるスポット径を反映した台形形状の光強度分布となる。台形形状の光強度の平坦部分にある点Mは、上側及び下側からの光線によって照明される。従って、点Mにおける光の角度分布は一様となる。
しかしながら、台形形状の光強度の斜辺部分にある点Lには、上側の光線が到達しない(即ち、点Lは、上側の光線によって照明されない)。従って、図7に示すように、点Lにおける光の角度分布は一様ではない。
上述したように、ウェハ50の法線が光軸に対して傾いた状態でウェハ50を走査しながら露光する場合、被照明面における光の角度分布が一様でないことは好ましくない。本発明者の検討の結果、コンデンサーレンズ220の収差によるスポット径は、光分布形成部200によって形成される台形形状の光強度分布の上辺及び下辺をそれぞれα及びβとすると、(α−β)/2以下であることが好ましい。更に、コンデンサーレンズ220の収差によるスポット径は、(α−β)/4以下であることがより好ましい。かかる条件を満たせば、コンデンサーレンズ220に収差が残存していても、パターン像のシフトやあたかも投影光学系にコマ収差があるかのように発生していたパターン像の形状の崩れを防止することができる。
露光において、光源部10から発せられた光束は、照明光学系20を介して、レチクル30を照明する。レチクル30のパターンは、投影光学系40を介して、ウェハ50に結像される。この際、露光装置1又は1Aは、レチクル30上において台形形状の光強度分布を有する露光光を用いて、ウェハ50の法線が光軸に対して傾いた状態でウェハ50を走査しながらレチクル30のパターンを露光する。なお、レチクルを照明する光束は、光分布形成部200によって、レチクル30の各点を照明する光の角度分布が等しくなるように、レチクル30に照射される。従って、露光装置1又は1Aは、焦点深度を拡大させながらも、良好なパターン像を得ることができる。その結果、露光装置1又は1Aは、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
次に、図8及び図9を参照して、上述の露光装置1又は1Aを利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図8は、デバイス(半導体デバイス又は液晶デバイス)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体デバイスの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(レチクル製作)では、設計した回路パターンを形成したレチクルを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、レチクルとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図9は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の露光装置によってレチクルの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、上述の露光装置を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す露光装置の光分布形成部としてのCGH、コンデンサーレンズ及び遮光部材の近傍を示す拡大断面図である。 本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略断面図である。 図3に示す露光装置の光分布形成部としてのレンズアレイ及びコンデンサーレンズの近傍を示す拡大断面図である。 図3に示す露光装置の光分布形成部としてのレンズアレイ及びコンデンサーレンズの近傍を示す拡大断面図である。 図3に示す露光装置の光分布形成部としてのレンズアレイ及びコンデンサーレンズの近傍を示す拡大断面図である。 コンデンサーレンズに収差がある場合に光の角度分布が受ける影響を説明するための図である。 デバイスの製造を説明するためのフローチャートである。 図8に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 台形形状の光強度分布を有する露光光を用いて、ウェハの法線が光軸に対して傾いた状態でウェハを走査しながら露光した場合に、パターン像がシフトする原因について説明するための図である。 重心光線を説明するための図である。
符号の説明
1及び1A 露光装置
10 光源部
20 照明光学系
200 光分布形成部
200A 計算機ホログラム(CGH)
200B レンズアレイ
202B 第1のレンズアレイ
204B 第2のレンズアレイ
200C レンズアレイ
202C乃至206C レンズ
220 コンデンサーレンズ
230 遮光部材
240 遮光部材
30 レチクル
40 投影光学系
50 ウェハ
60 ウェハステージ

Claims (7)

  1. 光源からの光束で被照明面に配置されたレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系と、前記基板を駆動するステージとを備える露光装置であって、
    前記照明光学系は、前記被照明面に前記レチクルの走査方向に沿った光強度分布を台形形状となるように形成し、前記被照明面の各点を照明する光の角度分布を等しくする光分布形成部を有し、
    前記ステージが前記基板の法線を前記投影光学系の光軸に対して傾けて前記基板を駆動させながら、前記光分布形成部により形成された光強度分布及び光の角度分布により前記基板を露光することを特徴とする露光装置。
  2. 前記光分布形成部は、計算機ホログラムを含むことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記照明光学系は、前記レチクルを照明する照明範囲を規定すると共に前記計算機ホログラムで回折されずに透過した光を遮蔽する遮光部材を有することを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 前記光分布形成部は、
    前記照明光学系の光軸に直交する方向であって、前記レチクルの走査方向に対応する方向に直交する方向のみに屈折力を有する第1のレンズアレイと、
    前記レチクルの走査方向に対応する方向のみに屈折力を有する第2のレンズアレイとを有し、
    前記第2のレンズアレイの入射面は、前記被照明面の共役面からずれた位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 前記光分布形成部は、
    前記レチクルを照明する照明範囲が互いに異なる複数の光学素子で構成されたレンズアレイであることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  6. 前記照明光学系は、前記光分布形成部から射出された光束を集光する集光光学系を有し、
    前記集光光学系の収差によるスポット径は、前記集光光学系が無収差の場合に前記光分布形成部によって形成される台形形状の光強度分布の上辺と下辺との差の1/2以下であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、
    露光された前記基板を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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