JP2008153143A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内外に複数の加熱コイルを有し、加熱コイルの通電状態を切り替えた場合にも、小径鍋においても漏洩磁束が少なく、正確な温度検出をすることを目的とする。
【解決手段】外径が小さく中間部に空隙を有する小径加熱コイル16と、小径加熱コイルの外周に配設され、該小径加熱コイルと同じ巻き方向の外加熱コイル17と、小径加熱コイルの空隙部に配設された2つの感熱素子18を用いた鍋温度検出手段24と、小径加熱コイル及び外加熱コイルに高周波電流を流すインバータ回路8と、インバータ回路を駆動制御する加熱制御手段25(13)を備え、加熱制御手段は小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードと小径加熱コイルと外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードとを有し、小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードを鍋温度検出手段の検出値に基づいて加熱制御するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の加熱コイルを有する誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器は、内外に複数に分割した加熱コイルと、分割単位ごとに加熱コイルの通電状態を制御する加熱コイル通電制御手段と、鍋の大きさを検知する小鍋検知手段を有し、小鍋検知手段で小鍋を検出した場合には外加熱コイルへの通電を停止し、内加熱コイルのみに通電することによって、磁束の漏れを低減するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−214138号公報(第1頁、図1)
上記特許文献1に記載の従来の誘導加熱調理器では、小鍋検知手段で小鍋を検出した場合には、外加熱コイルへの通電を停止して内加熱コイルのみに通電することによって漏洩磁束を減らすようにしたものであるが、複数の加熱コイルへの通電状態を切り替えることにより、加熱コイル電流により生ずる磁界が変化するため、鍋温度を検出する感熱素子配設部分への誘導加熱の影響状態が変わるので、正確な温度検出が行えないという問題点があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、内外に複数の加熱コイルを有し、加熱コイルの通電状態を切り替えた場合にも、小径鍋においても漏洩磁束が少なく、正確な温度検出が可能な誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、外径が小さく中間部に空隙を有する小径加熱コイルと、該小径加熱コイルの外周に配設され、該小径加熱コイルと同じ巻き方向の外加熱コイルと、前記小径加熱コイルの空隙部に配設された少なくとも1つの感熱素子を用いた第1の温度検出手段と、前記小径加熱コイル及び外加熱コイルに高周波電流を流すインバータ回路と、該インバータ回路を駆動制御する加熱制御手段を備え、前記加熱制御手段は前記小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードと小径加熱コイルと外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードとを有し、前記小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードを第1の温度検出手段の検出値に基づいて加熱制御するようにしたものである。
本発明の誘導加熱調理器において、外径が小さく中間部に空隙を有する小径加熱コイルと、該小径加熱コイルの外周に配設され、該小径加熱コイルと同じ巻き方向の外加熱コイルと、前記小径加熱コイルの空隙部に配設された少なくとも1つの感熱素子を用いた第1の温度検出手段と、前記小径加熱コイル及び外加熱コイルに高周波電流を流すインバータ回路と、該インバータ回路を駆動制御する加熱制御手段を備え、前記加熱制御手段は前記小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードと小径加熱コイルと外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードとを有し、前記小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードを第1の温度検出手段の検出値に基づいて加熱制御するようにしたので、小径加熱コイルのみを通電して加熱動作を行う場合には、小径加熱コイルの空隙部の内側の巻線に流れる電流により生ずる磁界と空隙部の外側の巻線に流れる電流により生ずる磁界が、感熱素子を配設した空隙部において打ち消し合って強い磁界が生じないため、第1の温度検出手段の感熱素子が誘導加熱されにくく、正確な温度検出が可能となる。
また、小径加熱コイルと外加熱コイルの両方に通電して加熱動作を行う場合にも、感熱素子に近い小径加熱コイルに流れる電流による磁界は、感熱素子の内側の巻線に流れる電流により生ずる磁界と、感熱素子の外側の巻線に流れる電流により生ずる磁界は打ち消し合って強くならず、外加熱コイルに流れる電流による磁界も外加熱コイルが感熱素子からある程度離れた位置にあることから、感熱素子の配設位置においては強くならないために、感熱素子があまり誘導加熱されず、正確な温度検出が可能となるという効果を有する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の回路構成図、図2は同誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示す平面図、図3は同誘導加熱調理器の鍋温度検出回路の構成図、図4は同鍋温度検出回路の温度変換特性の一例を示すグラフ、図5は同誘導加熱調理器の感熱素子の配設位置で、加熱コイル各部に流れる電流により生ずる磁界の向きの関係を示す説明図である。
図1において、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器は交流電源1に接続されており、交流電源1から供給される電力は直流電源回路2で直流電力に変換される。この直流電源回路2は、交流電力を整流する整流ダイオードブリッジ3とリアクトル4および平滑コンデンサ5から構成されている。
そして、直流電源回路2へ入力される入力電力は、入力電流検出手段6および入力電圧検出手段7によって検出される。直流電源回路2で直流電力に変換された電力はインバータ回路8に供給される。
インバータ回路8は、直流電源回路2の正負母線間に直列に接続された2つのスイッチング素子(以下、正母線側スイッチング素子を上スイッチ9、負母線側スイッチング素子を下スイッチ10と呼ぶ。)と、そのスイッチング素子とそれぞれ逆並列に接続されたダイオード(正母線側逆並列ダイオードを上ダイオード11、負母線側逆並列ダイオードを下ダイオード12と呼ぶ。)から形成されている。
上スイッチ9と下スイッチ10は、インバータ駆動回路13からの信号により交互に駆動され、インバータ回路8の出力点である上スイッチ9と下スイッチ10の接続点に高周波電圧が発生する。
また、インバータ出力点には、スイッチング損失を低減するためのスナバコンデンサ14と、加熱コイル15が接続されている。
加熱コイル15は、図2に示すように、小径加熱コイル16とその外周に間隙をおいて配設された外加熱コイル17から構成される。
その小径加熱コイル16は、内側の小径内加熱コイル部16aと外側の小径外加熱コイル部16bからなり、これら小径内加熱コイル部16aと小径外加熱コイル部16bとの間の空隙部に鍋底の温度を検出するための例えばサーミスタの感熱素子18が2つ配置させられている。これら2つの感熱素子18は鍋等の被加熱物を載置する天板(図示せず)の裏面に密着されている。外加熱コイル17は、小径加熱コイル16の外周に間隙をおいて配設されている。
大径鍋を加熱する場合には、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電し、小径鍋を加熱する場合には小径加熱コイル16のみに通電する。大径鍋の加熱と小径鍋加熱との切り替えはリレー19をリレー駆動手段20で制御することにより行う。
即ち、インバータ回路8の出力は小径加熱コイル16の一端に接続され、小径加熱コイルのみに通電する場合には小径加熱コイル16の他端をリレー19で小径コイル共振コンデンサ21に接続する。
小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電する場合には、小径加熱コイル16の他端をリレー19で外加熱コイル17に接続し、小径加熱コイル16および外加熱コイル17の両コイルと共振回路を構成する両コイル共振コンデンサ22を経由して負側母線に接続される。
加熱コイル15に流れる電流は出力電流検出手段23により検出し、加熱する鍋底の温度は鍋温度検出手段24により感熱素子18を使用して検出する。
制御部25は、誘導加熱調理器全体を制御するもので、操作入力手段26からの入力指示により、入力電流検出手段6や入力電圧検出手段7、出力電流検出手段23及び鍋温度検出手段24の検出値を取り込みながら、インバータ駆動回路13の制御をして加熱出力を調整する。
鍋温度検出手段24により検出した温度データは、揚げ物調理等の温度制御や、被加熱物の過熱防止の制御に使用する。なお、制御部25がインバータ駆動回路13に出力するインバータ駆動信号は、小径加熱コイル16と小径コイル共振コンデンサ21からなる小径加熱コイル共振回路27及び小径加熱コイル16と外加熱コイル16とからなる加熱コイル15と両コイル共振コンデンサ22からなる両加熱コイル共振回路28の共振周波数より高い駆動周波数として、共振回路に流れる電流は共振回路に印加される電圧より遅れ位相で流れるように制御する。
図2は本実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの平面図であり、小径加熱コイル16および外加熱コイル17と、感熱素子18の位置関係を示している。
図2に示すように、加熱コイル15を構成する小径加熱コイル16と外加熱コイル17は略同心円状に間隔をおいてコイルベース29上に配置されている。コイルベース29の裏面には、小径加熱コイル16および外加熱コイル17の下面を磁気シールドするように、板状のフェライト30が放射状に6個配設されている。
その小径加熱コイル16は、内側の小径内加熱コイル部16aと外側の小径外加熱コイル部16bからなり、これらコイル部16a、16b間の空隙部で、且つ板状のフェライト30の間に、鍋底の温度を検出する感熱素子18が2個設けられている。
なお、加熱コイル15に流れる電流により生ずる磁束は各フェライト30の部分に集中するため、感熱素子18の位置するフェライト間は磁束密度が低くなり、フェライト30の上と比べて感熱素子18は誘導加熱されにくい構成となっている。
図3は感熱素子18を利用した鍋温度検出手段24の回路の構成図であり、図4はこの鍋温度検出手段24の回路で検出した電圧値と温度の関係を示す温度変換特性グラフである。
図3に示すように、鍋温度検出手段24は制御用直流電源正側に接続された感熱素子18と直列に接続された分圧抵抗31と、分圧抵抗31と並列に接続されたノイズ除去用のコンデンサ32と、分圧抵抗31の制御用直流電源の分圧電圧を取り込むA/D変換器33とを有して構成されている。
鍋温度検出手段24は図4の温度変換特性グラフを使用して検出温度を得るものである。感熱素子18は温度が上昇すると抵抗値が小さくなる特性を有しているので、図4のグラフに示すように検出電圧が高くなるほど高い温度となる。
図5は加熱コイル15に流れる電流により生ずる磁界の方向を示した図で、特に感熱素子18が配設された位置において、どのような磁界状態になるかを線と矢印の太さで示している。
図5の(a)は小径加熱コイル16のみに高周波電流を流した場合を示すもので、小径内加熱コイル部16aに流れる電流により生ずる磁界を破線34で示し、小径外加熱コイル部16bに流れる電流により生ずる磁界を破線35で示している。
加熱コイル15の中心部(A)や、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の間のコイル間部(B)では、小径内加熱コイル部16aに流れる電流により生ずる磁界と、小径外加熱コイル部16bに流れる電流により生ずる磁界は同一方向に重なり強め合うので、この位置に感熱素子18を配すると誘導加熱され易いのに対し、小径内加熱コイル部16aと小径外加熱コイル部16bの間の空隙部(C)においては逆方向となって打ち消し合って弱まるため、サーミスタ18は誘導加熱され難い。
また、小径加熱コイル16と外加熱コイル17を有する誘導加熱調理器において、小径加熱コイル16のみに通電する場合は、一般には加熱する鍋が小さい場合に行われるので、小径加熱コイル16と外加熱コイル17のコイル間部(B)は、鍋底から外れた位置となって鍋底温度を検出できない場合も多い。
そこで、感熱素子18に対する誘導加熱が生じ難く、鍋底位置から外れ難い小径内加熱コイル部16aと小径外加熱コイル部16bの間の空隙部(C)に感熱素子18を配置することによって正確な鍋温度検出が可能となる。
図5の(b)は小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両方に高周波電流を流した場合の磁界の状態を示すもので、小径内加熱コイル部16aに流れる電流により生ずる磁界34(破線で表示)や小径外加熱コイル部16bに流れる電流により生ずる磁界35(破線で表示)に加えて、外加熱コイル17に流れる電流により生ずる磁界36を点線で表示している。
この場合、感熱素子18の位置に近い小径加熱コイル16に流れる電流による磁界は、感熱素子18より内側の小径内加熱コイル部16aに流れる電流による磁界と外側の小径外加熱コイル部16bに流れる電流による磁界が打ち消し合うとともに、外加熱コイル17に流れる電流により生ずる磁界36が重畳するが、外加熱コイル17から感熱素子18までの間隔があるため、感熱素子18が強く誘導加熱されることはない。
以上のように、この実施の形態1の誘導加熱調理器によれば、小径加熱コイル16のみに通電する場合も、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電する場合も、鍋温度を検出するための感熱素子18を誘導加熱され難い位置である小径内加熱コイル部16aと小径外加熱コイル部16bの間の空隙部(C)に感熱素子18を配置し、かつ加熱コイル15の中心部に近い位置であるので、加熱コイル15上に載置した被加熱物である鍋底から外れ難く、加熱コイル15の通電状態によらず鍋の温度を正確に検出することができる。
また、加熱コイル15上に載置された被加熱物である鍋には、加熱コイル15に流れる高周波電流により生ずる磁界の変化を打ち消すように、加熱コイル15に対向する鍋底に誘導渦電流が流れて加熱されるので、加熱コイル15全体を通電する場合は小径内加熱コイル部16a及び小径外加熱コイル部16bと外加熱コイル17に対向する鍋底が加熱されるため、鍋底の発熱部分が複数の箇所に分割されて広く分布するため、加熱ムラが抑制される。
また、小径加熱コイル16のみを通電した場合においても、小径内加熱コイル部16aと小径外加熱コイル部16bに対向する鍋底部分が発熱するため、発熱部分が分割されて広がるため、加熱むらを低減することができる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の鍋温度検出回路の温度変換特性の一例を示すグラフである。
上記実施の形態1で述べたように、小径加熱コイル16のみに通電する場合と、小径加熱コイル16および外加熱コイル17の両コイルに通電する場合とでは、感熱素子18の配設位置における磁界の状態が多少異なるため、図6に示すように鍋温度検出回路24の感熱素子18は温度が一定の場合にそれぞれ検出電圧が異なる2つの温度変換特性を持つこととなる。
そこで、小径加熱コイル16のみに通電して磁界が弱い状態の場合には図6に示す第1温度変換特性37を用い、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両コイルに通電して磁界が強い状態の場合には図6に示す第2温度変換特性38を用いることとした。
この実施の形態2では、小径加熱コイル16のみに通電して磁界が弱い状態の場合には、温度を一定としたときに検出電圧が低い第1温度変換特性37を用い、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両コイルに通電して磁界が強い状態の場合には温度を一定としたときに検出電圧が第1温度変換特性37より高い第2温度変換特性38を用いることで、加熱コイルの通電状態により感熱素子18を配置した位置における磁界の重畳状態が変わることにより、加熱コイルの通電状態に応じた温度変換特性を用い、誘導加熱の違いを補償し、より正確に鍋温度の検出を行うようにしたものである。
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の回路構成図、図8は同誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示す平面図である。
図7において、この発明の実施の形態3において、実施の形態1の図1と同一あるいは相当部分には同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
図7において、交流電源1から供給される電力は直流電源回路2で直流電力に変換され、インバータ回路8に供給される。インバータ回路8は、直流電源回路2の正負母線間に直列に接続された2つのスイッチング素子と、そのスイッチング素子とそれぞれ逆並列に接続されたダイオードによって形成される3組のアーム(以下、3組のアームを共通アーム39、小径加熱コイル用アーム40、外加熱コイル用アーム41と呼ぶ。)から形成されている。
共通アーム39は、上スイッチ42と、下スイッチ43と、上スイッチ42と逆並列に接続された上ダイオード44と、下スイッチ43と逆並列に接続された下ダイオード45とから構成されている。
小径加熱コイル用アーム40は、上スイッチ46と、下スイッチ47と、上スイッチ46と逆並列に接続された上ダイオード48と、下スイッチ47と逆並列に接続された下ダイオード49とから構成されている。
外加熱コイル用アーム41は、上スイッチ50と、下スイッチ51と、上スイッチ50と逆並列に接続された上ダイオード52と、下スイッチ51と逆並列に接続された下ダイオード53とから構成されている。
共通アーム39の出力点と小径加熱コイル用アーム40の出力点間には、小径加熱コイル16と小径コイル共振コンデンサ21の直列回路からなる小径コイル負荷回路27が接続され、共通アーム39の出力点と外加熱コイル用アーム41の出力点間には、外加熱コイル17と外コイル共振コンデンサ54の直列回路からなる外加熱コイル負荷回路55が接続される。
また、共通アーム39の出力点、小径加熱コイル用アーム40の出力点及び外加熱コイル用アーム41の出力点に、スナバコンデンサ56、57、58がそれぞれ接続される。
共通アーム39を構成する上スイッチ42と下スイッチ43は、共通アーム駆動回路59から出力される駆動信号によりオンオフ駆動され、小径加熱コイル用アーム40を構成する上スイッチ46と下スイッチ47は小径コイル用アーム駆動回路60から出力される駆動信号によりオンオフ駆動され、外加熱コイル用アーム41を構成する上スイッチ50と下スイッチ51は外コイル用アーム駆動回路61から出力される駆動信号によりオンオフ駆動される。
共通アーム駆動回路59は共通アーム39の上スイッチ42をオンさせている間は下スイッチ43をオフに、下スイッチ43をオンさせている間は上スイッチ42をオフするというように、交互にオンオフする駆動信号を出力するものである。
また、小径コイル用アーム駆動回路60も同様に、小径加熱コイル用アーム40の上スイッチ46と下スイッチ47を交互にオンオフする駆動信号を出力するものである。
さらに、外用アーム駆動回路61も同様に、外加熱コイル用アーム41の上スイッチ50と下スイッチ51を交互にオンオフする駆動信号を出力するものである。
なお、スナバコンデンサ56、57、58はそれぞれ、共通アーム39、小径加熱コイル用アーム40、外加熱コイル用アーム41におけるスイッチング素子ターンオフ時の出力電圧変動を遅延させてスイッチング素子のターンオフ損失を低減させるためのものである。
この実施の形態3の加熱コイル15は、小径加熱コイル16とその外周に間隙をおいて配設された外加熱コイル17から構成される。
その小径加熱コイル16は、図8に示すように、その中心部に巻回された小径内加熱コイル部16aと、その外周部に空隙をおいて巻回した小径外加熱コイル部16bとから構成され、その間の空隙部に2つの第1の感熱素子18aが配置されている。
また、小径加熱コイル16の外周には、間隔をおいて外加熱コイル17が配されており、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の間に2つの第2の感熱素子18bが配置されている。そして、これら第1及び第2の感熱素子18a、18bは一直線上に配置されている。
また、小径加熱コイル16、外加熱コイル17に流れる電流を検出する小径加熱コイル電流検出手段62及び外加熱コイル電流検出手段63がそれぞれ設けられており、電流の大きさや位相を検出できるものとする。
制御部25は、誘導加熱調理器全体を制御するもので、操作入力手段26からの入力指示により、入力電流検出手段6や入力電圧検出手段7、小径加熱コイル電流検出手段62や外加熱コイル電流検出手段63の検出値を取り込みながら、各アーム駆動回路59、60、61を制御して加熱出力を制御する。
なお、小径加熱コイル16と外加熱コイル17は、共通アーム39から見て、同一周回方向に巻回されているように接続されているものとし、小径加熱コイル16と外加熱コイル17に同時に高周波電流を流す場合には、各アームの駆動信号を同一方向に電流を流すように制御する。
また、各アームの駆動信号は、小径加熱コイル負荷回路27及び外加熱コイル負荷回路55の共振周波数より高い駆動周波数として、負荷回路に流れる電流は負荷回路に印加される電圧と比較して遅れ位相で流れるように制御する。
図8は実施の形態3に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示し、小径加熱コイル16、外加熱コイル17及び第1、第2の感熱素子18a、18bとの位置関係を示している。
図8に示すように、小径加熱コイル16と外加熱コイル17は略同心円状に間隔をおいてコイルベース29上に配置されている。小径加熱コイル16は、その中心部に巻回された小径内加熱コイル部16aと、その外周に空隙部をおいて巻回した小径外加熱コイル部16bとからなる。加熱コイル15の下方に、加熱コイル15の中心部から外側に向けて放射状に略長方形板状のフェライト30が6つ配設され、加熱コイル下方を磁気シールドしている。
小径加熱コイル16の空隙部には2つの第1の感熱素子18aが配設され、小径加熱コイル16と外加熱コイル17との間には第2の感熱素子18bが配設されている。
第1の感熱素子18aと第2の感熱素子18bは、加熱コイル15の中心部からみて同一方向でフェライト30と重ならない中間位置に配置される。
加熱コイル15に流れる電流により生じる磁束は、加熱コイル下方においては磁気抵抗の低いフェライト30に集中するため、第1及び第2の感熱素子18a,18bの配置位置を通過する磁束は少なくなり、第1及び第2の感熱素子18a、18bが受ける誘導加熱の影響は小さくなる。
次に、本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の制御部25による誘導加熱の制御処理について図9〜図12に基づき説明をする。
なお、図9は同誘導加熱調理器の加熱制御処理を示すフローチャート、図10は同誘導加熱調理器の小径加熱コイル及び外加熱コイルに通電する駆動信号の波形図、図11は同誘導加熱調理器において小径加熱コイルのみに通電する駆動信号の波形図、図12は同誘導加熱調理器の感熱素子の配設位置で、加熱コイル各部に流れる電流により生ずる磁界の向きの関係を示す説明図である。
図9のフローチャートに示すように、まず、制御部25は操作入力手段26からの加熱開始指示入力の有無を判断し(ステップ1)、加熱開始指示入力が有った場合には通電する加熱コイル15を小径加熱コイル16及び外加熱コイル17として、図10に示すような駆動信号を共通アーム駆動回路59、小径加熱コイル用アーム駆動回路60、外加熱コイル用アーム駆動回路61を制御して出力させ、内外コイルモードに設定して加熱を開始する(ステップ2)。
小径加熱コイル負荷回路27或いは外加熱コイル負荷回路55に印加される交流電圧は、共通アーム39の出力端子電圧と、小径加熱コイル用アーム40の出力端子電圧或いは外加熱コイル用アーム41の出力端子電圧との差であり、共通アーム39の上下スイッチ42、43への駆動信号と、小径加熱コイル用アーム40の上下スイッチ46、47への駆動信号或いは外加熱コイル用アーム41の上下スイッチ50、51への駆動信号の位相差を調整することにより、加熱出力を制御することができる。
次に、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の間に配設されている第2感熱素子18bによる温度検出を行い(ステップ3)、鍋底が過熱しているか否かを判断する(ステップ4)。
過熱していなければ操作入力手段26から設定された設定火力の電力と、入力電圧検出手段7および入力電流検出手段6の検出値を用いて得た入力電力を比較し(ステップ5)、入力電力の方が小さければ共通アーム駆動信号と小径加熱コイル用アーム駆動信号および外加熱コイル用アーム駆動信号との位相差を大きくする(ステップ6)。
ステップ4で鍋底が過熱していた場合や、ステップ5で入力電力が設定電力を超えていた場合には、共通アーム駆動信号と小径加熱コイル用アーム駆動信号及び外加熱コイル用アーム駆動信号との位相差を小さくする(ステップ7)。
次いで、通電する加熱コイルを切り替える要求があるか否か判断する(ステップ8)。通電加熱コイルの切り替え要求は、例えば操作入力手段26から使用者の切り替え要求の指示入力がある場合や、両コイル通電モードにおいて小径加熱コイル電流検出手段62と外加熱コイル電流検出手段63のアンバランスが大きい場合に要求があるものとする。
要求があれば外加熱コイル用アームへの駆動信号を停止し(両コイル通電モードから小径加熱コイル通電モードに切り替え。図11に示すような駆動信号波形にする)、或いは再開して(小径加熱コイル通電モードから両コイル通電モードに切り替え、図10に示すような駆動信号波形とする)、通電コイルモードを切り替える(ステップ9)。
次に、操作入力手段26からの加熱停止の指示入力の有無を判断し(ステップ10)、その入力が無い場合には通電コイルモードを判断して(ステップ11)、両コイル通電モードではステップ3の第2感熱素子18bによる温度検出処理に戻り、小径加熱コイル通電モードでは第1感熱素子18aによる温度検出処理(ステップ12)を行って、ステップ4の鍋底過熱の判断処理に移行する。
ステップ10で加熱停止の指示入力が有ったと判断した場合には、各アームの上下スイッチへの駆動信号を停止して加熱動作を停止し(ステップ13)、ステップ1の加熱開始の指示入力待ちに戻る。
この実施の形態3では、小径加熱コイル16のみに通電する場合には、図12(a)に示すように小径内加熱コイル部16aに流れる電流による磁界34と、小径外加熱コイル部16bに流れる電流による磁界35が小径加熱コイル16の空隙部において略逆向きとなって打ち消し合い、第1感熱素子18aは殆んど誘導加熱されないが、小径加熱コイル16の外側である第2感熱素子18bの配設位置では、小径内加熱コイル部16aに流れる電流による磁界34bと、小径外加熱コイル部16bに流れる電流により生ずる磁界35は、略同方向となって重畳され、第2感熱素子18bは誘導加熱の影響を受ける。
そこで、小径加熱コイル16のみに通電している場合には、図9に示すステップ12で第1の感熱素子18aによる温度を検出し、感熱素子への誘導加熱の影響を抑えて鍋温度を検出することができる。
また、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電する場合は、図12(b)に示すように、小径加熱コイル16に流れる電流により生ずる磁界と、外加熱コイル17に流れる電流により生ずる磁界が、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の間隙部では略逆向きとなって打ち消し合い、第2感熱素子18bは殆んど誘導加熱されることなく鍋温度(天板温度)を正確に検出することができる。
そこで、両加熱コイルに通電する場合には、図9に示すステップ3で第2感熱素子18bによる温度検出をし、感熱素子であるサーミスタへの誘導加熱の影響を抑え、加熱コイル15の通電状態の影響を抑制した鍋温度検出を行うことができる。
なお、上記実施の形態3では、小径加熱コイル16および外加熱コイル17の両加熱コイルに通電する場合に、小径加熱コイル16に流れる電流により生ずる磁界34b、35と、外加熱コイル17に流れる電流により生ずる磁界36bとが略逆向きとなり、誘導加熱の影響を受け難い小径加熱コイル16と外加熱コイル17の間隙部に配設した第2の感熱素子18bのみを用いて温度検出処理を行うこととしたが、第1の感熱素子18aを用いた温度検出を並行して行うこととしてもよい。
実施の形態4.
図13は本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器の鍋温度検出回路の温度変換特性の一例を示すグラフ、図14は同誘導加熱調理器の加熱制御処理を示すフローチャートである。
図13における第1温度変換特性62は、小径加熱コイル16のみに通電した場合における第1の感熱素子18aの鍋温度検出回路24aの検出値から温度を求める場合と、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電した場合における第2の感熱素子18bの鍋温度検出回路24bの検出値から温度を求める場合に使用する温度変換特性である。
また、第2温度変換特性63は小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電した場合における第1の感熱素子18aの鍋温度検出回路24aの検出値から温度を求める場合に使用する温度変換特性である。
第2温度変換特性63は第1温度変換特性62と比較して第1感熱素子18aに加熱コイルに流れる電流により生ずる磁界の影響が生じやすい状態で使用する(互いに打ち消しあう方向に発生する小径内コイル部16aと小径外コイル部16bの電流による磁界に加えて、外加熱コイル17に流れる電流により生じる磁界も重畳される)ため、同じ検出値に対する変換温度が低く設定されている。
図14において、実施の形態3の図9のフローチャートと同一処理または対応する処理については同一符号を付して説明を省略する。
小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルを通電する場合には、第1感熱素子18aを用いた検出値から図13の小径加熱コイルと外加熱コイルの両加熱コイル通電時の第2温度変換特性63を用い(ステップ3−1)、第2感熱素子18bを用いた検出値からは図13の第1温度検出特性62を用いて温度を検出し(ステップ3−2)、いずれかの検出温度が所定温度を超えた場合には過熱状態と判断する(ステップ4)。
この実施の形態4では、第1感熱素子18aを用いた温度検出を小径加熱コイル16および外加熱コイル17の両加熱コイルに通電する場合にも行うことにより、第2の感熱素子18bのみを用いて温度検出を行うよりも被加熱物である鍋底との熱結合のよい感熱素子での温度検出が行われる可能性を高くすることができると共に、第1の感熱素子18aを用いた検出値から検出温度を求めるに際して、小径加熱コイル16のみに通電する場合の第1温度変換特性62と異なり、外加熱コイル17に流れる電流により生ずる磁界の影響も考慮した第2温度変換特性63を用いて鍋温度を求めることにより、誘導加熱の違いを補償し、より正確な温度検出が可能となる。
なお、上記実施の形態2および4では、小径加熱コイル16のみに通電する場合と、小径加熱コイル16と外加熱コイル17の両加熱コイルに通電する場合で、異なる温度変換特性を用いて鍋底の温度(天板温度)を求めているが、所定のコイル通電状態における温度変換特性により検出温度を求め、所定以外のコイル通電状態ではその検出温度を補正(例えば、検出温度をX℃とすると、aX+bのような一次関数の値をその検出値とする)することとしてもよい。
実施の形態5.
なお、上記実施の形態3では第1の感熱素子18a及び第2の感熱素子18bを一直線上に配置した例を示したが、図15に示すように、第1の感熱素子18aと第2の感熱素子18bを異なる方向に配置することにより、加熱コイル上に載置される鍋の位置が上下左右いずれの方向にずれた場合においても、いずれかの感熱素子が鍋底の下に位置する可能性が高くなり、安定した温度検出が可能となる。
実施の形態6.
また、上記実施の形態3および5では、小径加熱コイル16の空隙部に設けた第1の感熱素子18aあるいは小径加熱コイル16と外加熱コイル17の間に設けた第2の感熱素子18bをそれぞれ複数設けた例を示したが、図16に示すように、それぞれ一つずつ感熱素子を配置することとして、コストの低減を図った構成としてもよい。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の回路構成図。 同誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示す平面図。 同誘導加熱調理器の鍋温度検出回路の構成図。 同鍋温度検出回路の温度変換特性の一例を示すグラフ。 同誘導加熱調理器の感熱素子の配設位置で、加熱コイル各部に流れる電流により生ずる磁界の向きの関係を示す説明図。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の鍋温度検出回路の温度変換特性の一例を示すグラフ。 本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の回路構成図。 同誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示す平面図。 同誘導加熱調理器の加熱制御処理を示すフローチャート。 同誘導加熱調理器の小径加熱コイル及び外加熱コイルに通電する駆動信号の波形図。 同誘導加熱調理器において小径加熱コイルのみに通電する駆動信号の波形図。 同誘導加熱調理器の感熱素子の配設位置で、加熱コイル各部に流れる電流により生ずる磁界の向きの関係を示す説明図。 本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器の鍋温度検出回路の温度変換特性の一例を示すグラフ。 同誘導加熱調理器の加熱制御処理を示すフローチャート。 本発明の実施の形態5に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示す平面図。 本発明の実施の形態6に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットを示す平面図。
符号の説明
1 交流電源、2 直流電源回路、8 インバータ回路、13 インバータ駆動回路、15 加熱コイル、16 小径加熱コイル、17 外加熱コイル、18 感熱素子、19 リレー、20 リレー駆動手段、24 鍋温度検出手段、25 制御部、26 操作入力手段。

Claims (5)

  1. 外径が小さく中間部に空隙を有する小径加熱コイルと、該小径加熱コイルの外周に配設され、該小径加熱コイルと同じ巻き方向の外加熱コイルと、前記小径加熱コイルの空隙部に配設された少なくとも1つの感熱素子を用いた第1の温度検出手段と、前記小径加熱コイル及び外加熱コイルに高周波電流を流すインバータ回路と、該インバータ回路を駆動制御する加熱制御手段を備え、
    前記加熱制御手段は前記小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードと小径加熱コイルと外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードとを有し、前記小径加熱コイルのみ通電制御する動作モードを第1の温度検出手段の検出値に基づいて加熱制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記小径加熱コイルと外加熱コイルとの間に配設された少なくとも1つの第2の感熱素子を用いた第2の温度検出手段を備え、
    前記加熱制御手段は前記小径加熱コイル及び外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードでは前記第2の温度検出手段の検出値に基づいて加熱制御を行うことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記小径加熱コイルと外加熱コイルとの間に配設された少なくとも1つの第2の感熱素子を用いた第2の温度検出手段を備え、
    前記加熱制御手段は前記小径加熱コイル及び外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードでは前記第1及び第2の温度検出手段の検出値に基づいて加熱制御を行うことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記温度検出手段は、小径加熱コイルのみを通電制御する動作モードと、
    前記小径加熱コイルと外加熱コイルの両方に通電制御する動作モードで、異なる温度特性を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記小径加熱コイルと外加熱コイルとの下方に、コイル中心に対して放射状に板状のフェライトが配置され、これらフェライトの間に前記温度検出手段の感熱素子が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
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