JP2008152024A - 表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 表示データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバは、画像データを受信するためのインタフェース回路と、インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、インタフェース回路で受信された画像データが格納される表示メモリと、表示メモリから読み出した画像データに基づいて、電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路とを含む。エラー検出回路によりエラーが検出された垂直走査期間の次の垂直走査期間において、該エラーが検出された画像データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく電気光学装置の複数のゲート線を走査するようにゲート線駆動回路を制御する。
【選択図】 図15

Description

本発明は、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器に関する。
近年、液晶パネルに代表される表示パネル(広義には電気光学装置)の高精細化と大画面化とが進み、1画面分の表示データのデータサイズが急激に増大している。更に、1ピクセル当たりの表示データのビット数が増加する傾向にあるにもかかわらず、表示パネルが搭載される電子機器の小型化の要求により、表示パネルを実装する上で信号線数の増加が大きな課題となっている。
そこで、表示パネルを駆動する表示ドライバに対して表示データを供給する場合に、該表示データを低振幅信号に変換して高速に伝送させることが行われる。これにより、表示データのデータサイズの拡大や信号線数の増加に対応することができる。
ところが、表示データや表示制御信号を低振幅信号に変換して高速に伝送させる場合であっても、ノイズ等の影響を受け、異常な画像を表示する事態を招くことがある。そこで、特許文献1には、外部から水平同期信号、垂直同期信号やデータイネーブル信号が伝送される途中にノイズが混入して異常が発生した場合でも、内部で水平同期信号、垂直同期信号やデータイネーブル信号を生成する液晶表示装置が開示されている。これにより、特許文献1では異常な画像の表示を防止している。
特開2003−167545号公報
しかしながら、特許文献1では、表示データ自体に異常が発生した場合であっても、異常が発生した表示データを用いてそのまま画像表示が行われるという問題がある。液晶表示装置を駆動する表示ドライバは表示メモリを内蔵するものがあり、該表示メモリに表示データを一旦格納させる。そして、表示ドライバは、表示メモリから表示データを繰り返し読み出して液晶表示装置を駆動する。こうすることで、表示データを外部から供給するのに伴う消費電力の削減を図ることができる。
このように表示メモリを内蔵する場合であっても、異常が発生した表示データに起因した画質の劣化を防止できることが望ましい。これは、最近の画素数の増加に伴い画質の向上に対する市場の要求に応えるものである。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表示データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
画像データを受信するためのインタフェース回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データが格納される表示メモリと、
前記表示メモリから読み出した画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路とを含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出された垂直走査期間の次の垂直走査期間において、該エラーが検出された画像データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するように、前記複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路を制御する表示ドライバに関係する。
一般的に、連続する2つの垂直走査期間(フレーム)における画像の差異は少なく、エラーが検出された画像データが表示される画素を含む走査ラインに、敢えて白表示や黒表示を行うと却って当該走査ラインが目立ってしまう場合がある。これに対して、本発明によれば、エラーが検出された画像データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく複数のゲート線を走査するように制御することで、当該走査ラインでは前回と同じ画素表示が行われる。そのため、次の垂直走査期間では表示メモリから再び画像データが読み出されて直ぐに次の画像に更新することができる。従って、画像データ自体にエラーが検出された場合であっても、画質への影響を最小限に抑えることができる。特に、1画面分に複数の走査ラインでエラーが検出された場合に、各走査ラインに白表示や黒表示を行う場合と比較して、画質の劣化への影響を大幅に低減させることができるようになる。
また本発明は、
アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
画像データを受信するためのインタフェース回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データが格納される表示メモリと、
前記表示メモリから読み出した画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路とを含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出された画像データを前記表示メモリに書き込むことなく、エラーが検出された垂直走査期間の次の垂直走査期間において、前記表示メモリから読み出した画像データに基づいて前記ソース線を駆動する表示ドライバに関係する。
本発明によれば、エラーが検出された画像データのみを表示メモリに書き込まないように制御することで、当該垂直走査期間における画像データを直前の垂直走査期間の画像データで代用するようにしたので、エラーが検出された画像データに対応したドットのみが前の垂直走査期間の画像データを用いて表示されるため、走査ラインを非選択する場合に比べて、より一層画質の劣化を防止できるようになる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記電気光学装置の複数のゲート線を選択するゲート線駆動回路を含むことができる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部を含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該垂直走査期間の画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該垂直走査期間の走査を完了させ、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次の垂直走査期間の走査を開始することができる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部を含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該垂直走査期間の画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該垂直走査期間の走査を完了させることなく、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次の垂直走査期間の走査を開始することができる。
上記のいずれかの発明によれば、表示メモリに既に画像データが格納されているため、表示画像を周期的に更新できる。従って、エラーが検出された画像データの再送要求を行って、正常な表示データのみを用いて表示を行うことで、画質の劣化の防止を図ることができる。
また本発明は、
アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
画像データを受信するためのインタフェース回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路と、
前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路と、
前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部とを含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該フレームの画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該フレームの走査を完了させ、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次のフレームの走査を開始する表示ドライバに関係する。
また本発明は、
アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
画像データを受信するためのインタフェース回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路と、
前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路と、
前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部とを含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該垂直走査期間の画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該垂直走査期間の走査を完了させることなく、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次の垂直走査期間の走査を開始する表示ドライバに関係する。
また本発明は、
複数のゲート線と、
複数のソース線と、
各画素が各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
前記複数のゲート線を走査するゲートドライバと、
前記インタフェース回路で受信されたデータに基づいて前記複数のソース線を駆動する上記のいずれか記載の表示ドライバとを含む電気光学装置に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載の表示ドライバを含む電気光学装置に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、画像データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる電気光学装置を提供できる。
また本発明は、
ホストと、
前記ホストからのデータを受信する上記のいずれか記載の表示ドライバとを含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、画像データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 液晶表示装置
図1に、本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶表示装置の構成の概要を示す。なお図1では、電気光学装置としてアクティブマトリクス型の液晶表示パネルが採用された液晶表示装置について説明するが、以下に述べる実施形態が液晶表示パネルに限定されるものではない。
液晶表示装置10は、液晶表示パネル(広義には表示パネル、更に広義には電気光学装置)20を含む。液晶表示パネル20は、例えばガラス基板上に形成される。このガラス基板上には、Y方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びるゲート線(走査線)GL1〜GLM(Mは2以上の整数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるソース線(データ線)SL1〜SLN(Nは2以上の整数)とが配置されている。また、ゲート線GLm(1≦m≦M、mは整数、以下同様。)とソース線SLn(1≦n≦N、nは整数、以下同様。)との交差位置に対応して、画素領域(画素)が設けられ、該画素領域に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと略す。)22mnが配置されている。
TFT22mnのゲートは、ゲート線GLnに接続されている。TFT22mnのソースは、ソース線SLnに接続されている。TFT22mnのドレインは、画素電極26mnに接続されている。画素電極26mnと、これに対向する対向電極28mnとの間に液晶(広義には電気光学物質)が封入され、液晶容量(広義には液晶素子)24mnが形成される。画素電極26mnと対向電極28mnとの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。対向電極28mnには、対向電極電圧VCOMが供給される。
このような液晶表示パネル20は、例えば画素電極及びTFTが形成された第1の基板と、対向電極が形成された第2の基板とを貼り合わせ、両基板の間に電気光学物質としての液晶を封入させることで形成される。
液晶表示装置10は、表示ドライバ40を含む。表示ドライバ40は、液晶表示パネル20を駆動する。表示ドライバ40は、ソースドライバ(データドライバ)30と、ゲートドライバ(ゲート線駆動回路、走査ドライバ)32とを含む。ソースドライバ30は、表示データ(画像データ、階調データ)に基づいて、液晶表示パネル20のソース線SL1〜SLNを駆動する。ゲートドライバ32は、一垂直走査期間内に、液晶表示パネル20のゲート線GL1〜GLMを順次駆動(走査)する。
また、液晶表示装置10は、電源回路100を含むことができる。電源回路100は、ソース線の駆動に必要な電圧を生成し、これらをソースドライバ30に対して供給する。電源回路100は、ゲート線の走査に必要な電圧を生成し、これをゲートドライバ32に対して供給する。
更に電源回路100は、対向電極電圧生成回路を含み、該対向電極電圧生成回路が対向電極電圧VCOMを生成する。即ち電源回路100は、ソースドライバ30によって生成された極性反転信号POLのタイミングに合わせて、高電位側電圧VCOMHと低電位側電圧VCOMLとを周期的に繰り返す対向電極電圧VCOMを、液晶表示パネル20の対向電極に出力する。
液晶表示装置10は、ホスト38を含むことができる。ホスト38は、図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:以下、CPUと略す。)及びメモリを含み、該メモリに格納されたプログラムを読み込んで実行したCPUにより、表示ドライバ40の各部、電源回路100を制御する処理を実現する。例えば、ホスト38は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32に対し、動作モードの設定、極性反転駆動の設定、極性反転タイミングの設定、内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給等を行う。
なお図1では、液晶表示装置10に電源回路100又はホスト38を含めて構成するようにしているが、これらのうち少なくとも1つを液晶表示装置10の外部に設けて構成するようにしてもよい。
また、ソースドライバ30は、ゲートドライバ32及び電源回路100のうち少なくとも1つを内蔵してもよい。
更にまた、表示ドライバ40、ホスト38及び電源回路100の一部又は全部を液晶表示パネル20上に形成してもよい。例えば図2では、液晶表示パネル20上に、表示ドライバ40が形成されている。このように液晶表示パネル20は、複数のゲート線と、複数のソース線と、複数のゲート線の1つと複数のソース線の1つとにより特定される画素(画素電極)と、複数のゲート線を走査するゲートドライバと、複数のソース線を駆動するソースドライバとを含むように構成することができる。液晶表示パネル20の画素形成領域78に、複数の画素が形成されている。
図3に、図1又は図2の液晶表示装置の構成例を示す。
図3では、パネル基板90上にゲート線やソース線が配設され画素が形成される画素形成領域92が設けられる。そしてパネル基板90の縁部に、表示ドライバ40が実装される。パネル基板90には、フレキシブル基板94が接続され、フレキシブル基板94には、表示ドライバ40の設定情報を格納するEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)96が搭載される。フレキシブル基板94には、データ転送バスとして機能するシリアルバス98が設けられる。表示ドライバ40とEEPROM96は、所与の信号線を介して電気的に接続される。表示ドライバ40とホスト38は、パケットデータを、シリアルバス98を介してやり取りする。
2. インタフェース回路
本実施形態では、ホスト38と表示ドライバ40とが、シリアルバスを介して接続される。シリアルバスは、2組の差動信号線により構成され、ホスト38及び表示ドライバ40間の転送信号が、2組の差動信号に変換されて伝送される。より具体的には、ホスト38からの3種類以上の複数種類の送信信号が送信インタフェース(Interface:以下、I/F)回路によって2組の差動信号に変換されて、シリアルバスを介して転送される。そして、該シリアルバスに接続された受信I/F回路によって、元の複数種類の送信信号に変換されて表示ドライバ40に供給される。
図4に、本実施形態におけるホスト38及び表示ドライバ40間の構成例のブロック図を示す。
図4において、ホスト38は5種類の送信信号を出力し、該送信信号を受けて2組の差動信号に変換する送信I/F回路50が設けられている。送信I/F回路50は、ホスト38からの送信信号を、最大振幅値が該送信信号より低い2組の差動信号に変換し、変換後の差動信号をシリアルバス(差動信号線)98に出力する制御を行う。即ち、ホスト38からの並列の送信信号は、パラレル/シリアル変換され、直列の差動信号として送信される。図4では、送信I/F回路50がホスト38の外部に設けられているが、ホスト38の内部に設けてもよい。
一端に送信I/F回路50が接続されるシリアルバス98の他端には、受信I/F回路54が接続される。受信I/F回路54は、シリアルバス98を介して受信した受信信号を、最大振幅値が該受信信号より高い元の信号に変換し、該信号を表示ドライバ40の駆動部60に供給する。駆動部60は、図1又は図2のソースドライバ30及びゲートドライバ32を含む。図4では、受信I/F回路54がホスト38の内部に設けられているが、ホスト38の外部に設けてもよい。
そして本実施形態では、受信I/F回路54がホスト38(より具体的には、送信I/F回路50)からの受信信号のエラーを検出し、その検出結果をエラー検出フラグFlgErrとして駆動部60(より具体的には、ソースドライバ30)に通知する。受信I/F回路54は、シリアルバス98を介した伝送されてきた受信信号のパリティエラー等を検出することができる。
図5に、ホスト38が出力する送信信号の例を示す。
ホスト38は、表示制御信号(VS、HS、DE、PCLK)(表示タイミング信号)及び表示データDBUSを出力する。例えば1ピクセルが3ドットで構成される場合、表示データDBUSは、例えば8ビットのR成分の階調データ、8ビットのG成分の階調データ及び8ビットのB成分の階調データを有する。即ち、表示データDBUSは、24ビットのデータである。この表示データDBUSは、1ピクセル分の24ビットのデータがピクセルクロック信号PCLKに同期して順次転送される。
上記の表示制御信号のうち垂直同期信号(Vertical Synchronization signal)VSは、1垂直走査期間を規定する信号であり、例えば1垂直走査期間が垂直同期信号VSの立ち下がりエッジで規定される。また水平同期信号(Horizontal Synchronization signal)HSは、1水平走査期間を規定する信号であり、例えば1水平走査期間が水平同期信号HSの立ち下がりエッジで規定される。データイネーブル信号(Data Enable signal)DEは、表示データDBUSが有効か否かを示す信号である。データイネーブル信号DEがHレベルの期間の表示データDBUSは有効であることを示し、データイネーブル信号DEがLレベルの期間の表示データDBUSは無効であることを示す。ピクセルクロック信号PCLKは、1ピクセル毎に表示データDBUSを転送するための同期信号である。
このようにホスト38は、4ビットの表示制御信号と24ビットの表示データを出力する。送信I/F回路50は、ホスト38から合計28ビットの信号を受けて、2組の差動信号に変換し、シリアルバス98を介して表示ドライバ40に差動信号を伝送する。
図6に、シリアルバス98を介して伝送される差動信号の例を示す。
シリアルバス98は、データ転送用の第1の差動信号線と、クロック転送用の第2の差動信号線とを含む。第1の差動信号線を構成する2つの信号線には、互いに位相が反転したデータ信号D及び反転データ信号DXが出力される。第2の差動信号線を構成する2つの信号線には、互いに位相が反転したクロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXが出力される。クロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXは、シリアルバス98を介したシリアル転送の転送基準タイミングとなる。データ信号D及び反転データ信号DXは、表示制御信号(VS、HS、DE、PCLK)をシリアルで転送するために変化する。
そして、クロック信号CLKがLレベルの期間(反転クロック信号CLKXがHレベルの期間)に、予め決められたR(Rは2以上の整数)ビット数のデータ信号D及び反転データ信号DXが伝送される。同様に、クロック信号CLKがHレベルの期間(反転クロック信号CLKXがLレベルの期間)に、Rビット数のデータ信号D及び反転データ信号DXが伝送される。
このように図4の送信I/F回路50は、図5に示す表示制御信号及び表示データを図6に示す差動信号に変換する。これに対して、図4の受信I/F回路54は、図6に示す差動信号を図5に示す表示制御信号及び表示データに変換すると共に、該表示制御信号及び表示データのパリティエラーの有無等を検出し、エラー検出フラグFlgErrを出力する。そして、受信I/F回路54の出力信号が、駆動部60に供給される。
図7(A)、図7(B)に、ホスト38と表示ドライバ40との間でやり取りされるパケットデータの説明図を示す。
ホスト38と表示ドライバ40との間では、図7(A)又は図7(B)に示すパケット化されたコマンド又はデータが、シリアルバス98を介してやり取りされる。図7(A)に示すパケットデータにより、例えばホスト38が表示ドライバ40に対してコマンドを発行する。また、図7(B)に示すパケットデータにより、例えばホスト38が、表示ドライバ40の表示駆動処理対象の表示データを送信する。
図7(A)、図7(B)に示すように、パケットデータは、パケットヘッダ部PH、データ部DT、パケットフッタ部PFを有する。パケットヘッダ部PHには、データの識別コードやデータタイプの他に、必要に応じてパケット長が設定される。データ部DTには、コマンド発行用のデータ又は処理対象のデータが設定される。コマンド発行用のデータは、コマンドデータとパラメータデータとを含み、コマンドデータのデコード結果に基づいてパラメータデータが特定される。パケットフッタ部PFには、エラー検出用データが設定される。ここで、エラー検出用データは、例えばパリティ符号、CRCデータ、チェックサムデータ、ECCデータ、ハッシュ関数データ等がある。
コマンドの例としては、表示ドライバ40のソースドライバ30及びゲートドライバ32に対し、動作モードの設定、極性反転駆動の設定、極性反転タイミングの設定、1画面のサイズ、垂直走査期間や水平走査期間の設定を行うものがある。
データの例としては、静止画データや動画データ等の表示データ、垂直同期信号や水平同期信号、データイネーブル信号等の表示制御信号がある。
このようなパケットデータは、ショートパケット構造又はロングパケット構造を有する。
図8(A)に、ショートパケット構造の一例を示す。図8(B)に、ロングパケット構造の一例を示す。
ショートパケット構造のパケットデータは、図8(A)に示すように、パケットヘッダ部PH、データ部DT、パケットフッタ部PFを有する。ショートパケット構造のパケットデータのパケットフッタ部PFには、ECC(Error Correcting Code)データが設定され、ECCデータに基づいてパケットデータの1ビットエラーが訂正され、2ビットエラーが検出される。
ロングパケット構造のパケットデータは、図8(B)に示すように、パケットヘッダ部PH、データ部DT、PF部を有する。ロングパケット構造のパケットデータのパケットヘッダ部PHには、ECCデータが設定される。このECCデータに基づいて、パケットヘッダ部PH内の1ビットエラーが訂正され、2ビットエラーが検出される。また、ロングパケット構造のパケットデータのパケットフッタ部PFには、チェックサムデータが設定される。このチェックサムデータに基づいて、データ部DTの1ビット以上のエラーが検出される。
なお、図8(A)、図8(B)ではエラー検出データとして、ECCデータやチェックサムデータを採用する例を説明したが、本発明がこれらのデータに限定されるものではない。
図9に、パケットデータによる1水平走査分の表示データのやり取りの説明図を示す。
パケットヘッダ部PHに水平同期開始タイミングを示す識別子が設定されたSYNCパケットとパケットヘッダ部PHに水平同期終了タイミングを示す識別子が設定されたSYNCパケットを、ホスト38が表示ドライバ40に対して送信することで、表示ドライバ40内で水平同期信号HSを生成できる。
ホスト38は、上記のSYNCパケットを送信後、1ライン分の表示データがパケット化されたパケットデータを表示ドライバ40に送信する。このパケットデータは、パケットヘッダ部PHに画像フォーマットや表示データである旨の識別子が設定され、データ部DTに表示データが設定され、パケットフッタ部PFにエラー検出データが設定される。
その後、ホスト38は、次の水平同期開始タイミングや水平同期終了タイミングを指定するためにSYNCパケットを送信する。
なお、図9では、2つのSYNCパケットにより水平同期信号の変化タイミングを指定するようにしたが、水平同期信号のアクティブ期間を指定して1つのSYNCパケットにより水平同期信号の変化タイミングを指定するようにしてもよい。
図10に、パケットデータによる1垂直走査分の表示データのやり取りの説明図を示す。
パケットヘッダ部PHに水平同期開始タイミングを示す識別子が設定されたSYNCパケットを、ホスト38が表示ドライバ40に対して送信することで、表示ドライバ40内で垂直同期信号VSを生成できる。同様に、ホスト38からの水平同期開始タイミングを指定するSYNCパケットを受けた表示ドライバ40は、水平同期信号HSを生成できる。そして、ホスト38は、上記のSYNCパケットを送信後、1ライン分の表示データがパケット化されたパケットデータを表示ドライバ40に送信する。このパケットデータは、パケットヘッダ部PHに画像フォーマットや表示データである旨の識別子が設定され、データ部DTに表示データが設定され、パケットフッタ部PFにエラー検出データが設定される。
それ以降では、1水平走査単位で同様のパケットの送受信が行われる。
3. 表示ドライバ
図11に、本実施形態における表示ドライバ40の構成の概要を示す。
表示ドライバ40は、上述の受信I/F回路54、ソースドライバ30及びゲートドライバ32を含むことができる。受信I/F回路54で受信された信号は、ソースドライバ30又はゲートドライバ32に供給される。
3.1 第1の実施形態
図12に、図11の受信I/F回路54の構成例のブロック図を示す。
受信I/F回路54は、物理層回路200、受信処理回路210、タイミング生成回路220を含む。物理層回路200は、第1及び第2の差動レシーバRx1、Rx2、シリアル/パラレル変換回路70、PLL(Phase Lock Loop)回路72を含む。受信処理回路210は、パケット処理部212、エラー検出部214(広義には、エラー検出回路)、デコーダ216を含む。
送信I/F回路50の第2の差動トランスミッタTx2により駆動される第2の差動信号線に接続される第2の差動レシーバRx2は、クロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXを差動増幅することで、シリアルバス98を介したシリアル転送の転送基準タイミングを生成する。PLL回路72は、第2の差動レシーバRx2の出力信号に位相を同期させた基準クロックを、タイミング生成回路220に出力する。
タイミング生成回路220は、PLL回路72からの基準クロックに基づいて、シリアル/パラレル変換回路70及び受信処理回路210の基準タイミング信号を生成する。
送信I/F回路50の第1の差動トランスミッタTx1により駆動される第1の差動信号線に接続される第1の差動レシーバRx1は、データ信号D及び反転データ信号DXを差動増幅することで、シリアルバス98を介してシリアル転送される転送データを生成する。シリアル/パラレル変換回路70は、タイミング生成回路220からの基準タイミング信号に同期して、第1の差動レシーバRx1により差動増幅されたシリアル信号をパラレル信号に変換する。
受信処理回路210は、タイミング生成回路220からの基準タイミング信号に同期して、シリアル/パラレル変換回路70の出力信号から垂直同期信号VS、水平同期信号HS、データイネーブル信号DE、ピクセルクロック信号PCLK、表示データDBUS、及びエラー検出フラグFlgErrを生成する。
より具体的には、パケット処理部212によりパケットデータの各部のデータが抽出され、デコーダ216によりSYNCパケットやデータパケットが解析された結果、受信処理回路210は、垂直同期信号VS、水平同期信号HS、データイネーブル信号DE、ピクセルクロック信号PCLK、及び表示データDBUSを生成する。エラー検出部214は、パケットデータのエラー検出データに基づいて、公知のエラー検出処理によりエラーが発生しているか否かを判別し、エラーが発生していると判別されたときエラー検出フラグFlgErrをアクティブにする。
表示ドライバ40は、ゲートドライバ32によりゲート線を走査しながら、ソースドライバ30のソース線駆動部300により表示データに基づいてソース線を駆動する。ソースドライバ30は、表示メモリ120を含み、該表示メモリ120に少なくとも1画面分の表示データが格納される。ソースドライバ30は、受信処理回路210で抽出された表示データを、一旦、表示メモリ120に格納し、表示用の表示タイミング信号に同期して該表示メモリ120から表示データを読み出して液晶表示パネル20の複数のソース線を駆動することを繰り返す。第1の垂直走査期間において表示メモリ120に格納された表示データは、第1の垂直走査期間の次の垂直走査期間である第2の垂直走査期間において表示メモリ120から読み出され、液晶表示パネル20の駆動に供される。更に表示ドライバ40は、エラー処理部310により、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、ホスト38からの信号にエラーが発生したか否かを判別して、画質への影響を最小限に抑える制御を行う。
図13に、第1の実施形態におけるエラー処理部の処理例の説明図を示す。
エラー処理部310は、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、エラー検出部214が表示データのエラーを検出したとき、エラーが検出された表示データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく複数のゲート線を走査する制御を行う。
この結果、図13に示すように、エラー検出フラグFlgErrがアクティブになった表示データが表示される走査ラインでは、ゲート線が選択されない。即ち、当該ゲート線に接続される画素が選択されない。図1又は図2の液晶表示パネル20はアクティブマトリックス型であるため、画素が選択されない場合には、前回書き込まれた電圧が画素に保存されることになる。
ソースドライバ30は表示メモリ120に蓄積した表示データを、表示用の表示タイミング信号に同期して読み出して、周期的に液晶表示パネル20のソース線を駆動する。一般的には、連続する2つの垂直走査期間(フレーム)における画像の差異は少なく、エラーが検出された表示データが表示される画素を含む走査ラインに、敢えて白表示や黒表示を行うと却って当該走査ラインが目立ってしまう場合がある。これに対して、第1の実施形態によれば、エラーが検出された表示データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく複数のゲート線を走査するように制御することで、当該走査ラインでは前回と同じ画素表示が行われる。従って、表示ドライバ40のソースドライバ30は、次の垂直走査期間では表示メモリ120から再び表示データが読み出されて直ぐに次の画像を更新する。そのため、表示データ自体にエラーが検出された場合であっても、画質への影響を最小限に抑えることができる。特に、1画面分に複数の走査ラインでエラーが検出された場合に、各走査ラインに白表示や黒表示を行う場合と比較して、画質の劣化への影響を大幅に低減させることができるようになる。
3.1.1 ゲートドライバ
図14に、図11のゲートドライバ32の構成例を示す。
ゲートドライバ32は、シフトレジスタ80、レベルシフタ82、出力制御回路84を含む。
シフトレジスタ80は、各ゲート線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ80は、クロック信号VCKに同期してスタートパルス信号VSPをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号VCKに同期して隣接するフリップフロップにスタートパルス信号VSPをシフトする。ここで入力されるクロック信号VCKは水平同期信号であり、スタートパルス信号VSPは垂直同期信号である。
レベルシフタ82は、シフトレジスタ80からの電圧のレベルを、液晶表示パネル20の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧のレベルにシフトする。この電圧レベルとしては、例えば20V〜50Vの高い電圧レベルが必要になる。
出力制御回路84は、レベルシフタ82によってシフトされた走査電圧をバッファリングしてゲート線に出力し、ゲート線を駆動する。出力制御回路84は、ゲート線毎に設けられた論理積演算回路を含み、レベルシフタ82によってシフトされた走査電圧と、出力イネーブル信号VENBとの論理積演算結果が、ゲート線の選択信号として出力される。従って、出力イネーブル信号VENBによりゲート線の選択期間を制御することができるようになっている。
3.1.2 ソースドライバ
図15に、図11のソースドライバ30の構成例のブロック図を示す。
ソースドライバ30は、表示メモリ120、ラインラッチ122、レベルシフタ124、基準電圧発生回路126、DAC(Digital-to-Analog Converter)(広義には電圧選択回路)128、出力バッファ130を含む。
更にソースドライバ30は、エラー処理部310(エラー処理回路)、表示タイミング生成回路136、レベルシフタ138を含む。
表示メモリ120には、受信I/F回路54によって差動増幅後に生成された表示データDBUSが取り込まれる。受信I/F回路54は、1ピクセル単位に表示データをシリアルにソースドライバ30に供給し、該表示データが表示メモリ120に順次取り込まれていく。ソースドライバ30は、図示しないメモリ制御回路を有し、該メモリ制御回路が、表示メモリ120の書き込みアドレスを更新しながら、表示データを表示メモリ120に書き込む制御を行う。また、メモリ制御回路は、表示用の読み出しタイミングに同期して読み出しアドレスを更新し、該読み出しアドレスに格納された表示データを読み出す制御を行う。
ラインラッチ122は、表示メモリ120から読み出された表示データを、水平同期信号HSに基づいてラッチする。
レベルシフタ124は、ラインラッチ122から読み出した各ビットの信号の電圧レベルを変換する。
基準電圧発生回路126は、各基準電圧が、各表示データに対応した複数の基準電圧を発生させる。より具体的には、基準電圧発生回路126は、高電位側電源電圧VDDH及び低電位側電源電圧VSSHの間の電圧を抵抗分割した複数種類の基準電圧を発生させ、DAC128に供給する。
DAC128は、各基準電圧が表示データに対応した複数の基準電圧の中から、ソース線ごとにレベルシフタ124からの表示データに対応する駆動電圧(階調電圧)を出力する。より具体的には、DAC128は、レベルシフタ124からの1ドット分の表示データをデコードし、デコード結果に基づいて複数の基準電圧のいずれかを選択する。DAC128において選択された基準電圧は、駆動電圧として出力バッファ130に出力される。
出力バッファ130は、各データ出力部が各ソース線に対応して設けられた複数のデータ出力部を有する。出力バッファ130の各データ出力部は、DAC128からの駆動電圧に基づいて、ソース線を駆動する。各データ出力部は、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器を含む。
エラー処理部310には、受信I/F回路54からのエラー検出フラグFlgErr、垂直同期信号VS、水平同期信号HS及びピクセルクロック信号PCLKが入力される。そしてエラー処理部310は、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、受信I/F回路54の受信信号のエラーを検出し、エラー検出結果を表示タイミング生成回路136に出力する。
表示タイミング生成回路136は、垂直同期信号VS、水平同期信号HS、ピクセルクロック信号PCLK及びエラー処理部310のエラー検出結果に基づいて、ゲート線の選択タイミングとソース線の駆動タイミングとを制御する制御信号を生成する。レベルシフタ138は、表示タイミング生成回路136によって生成された該制御信号の各ビットの電圧レベルを変換する。例えばレベルシフタ138は、ゲートドライバ32の表示タイミングを制御するためのクロック信号VCK、スタートパルス信号VSP、出力イネーブル信号VENBを出力する。
更に、ソースドライバ30のソース線駆動部300は、発振回路380を含むことができる。発振回路380は、受信I/F回路54から表示タイミング信号とは非同期で、発振クロックを生成することができる。この発振クロックは表示タイミング生成回路136に供給される。表示タイミング生成回路136は、発振クロックに基づいて表示用の表示タイミング信号(水平同期信号、垂直同期信号)を生成し、表示用の読み出しタイミングを生成することができる。
図16に、表示タイミング生成回路136の構成要部の一例を示す。
図16では、表示タイミング生成回路136のうち出力イネーブル信号VENBを生成する回路部分のブロックのみを示している。表示タイミング生成回路136は、フリップフロップ(Flip-flop:FF)350、RAMアドレスカウンタ352、カウンタ354と、ゲート出力制御部356とを含むことができる。
FF350には、エラー検出フラグFlgErrとインタフェースクロック(I/FCLK)が入力される。I/FCLKは、例えば受信I/F回路54のタイミング生成回路220で生成された基準クロックである。RAMアドレスカウンタ352は、I/FCLKに同期して、表示メモリ120の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを生成することができる。FF350は、I/FCLKに同期して、エラー検出フラグFlgErrがアクティブになったときの表示メモリ120の書き込みアドレスをラッチする。FF350にラッチされた書き込みアドレスは、ゲート出力制御部356に供給される。
カウンタ354には、発振回路380からの発振クロックに基づいて表示タイミング生成回路136で生成された水平同期クロック1HCLKが入力される。カウンタ354は、1垂直走査期間の開始タイミングを基準に水平同期クロック1HCLKのクロック数をカウントし、そのカウント値をゲート出力制御部356に供給する。
FF350にラッチされた表示メモリ120の書き込みアドレスは、当該垂直走査期間内の走査ラインに対応付けられる。ゲート出力制御部356は、FF350の書き込みアドレスとカウンタ354のカウント値とを比較する比較器357を有し、該比較器357によりエラー検出フラグFlgErrがアクティブとなった走査ラインをエラーラインであるか否かを判別できる。この比較器357の出力が、出力イネーブル信号VENBとなる。
以上のように、表示ドライバ40は、エラーが検出された表示データが表示されるドットを含む走査ラインを選択しないようにゲートドライバ32を制御することができる。
図17に、第1の実施形態におけるゲートドライバ32の制御例を示す。
図17では、垂直同期信号VSがLレベルとなることで開始される1垂直走査期間内に、水平同期信号HSにより規定される1水平走査期間毎に、データイネーブル信号DEにより有効とされた表示データDBUSが供給されている。表示データDBUSが供給されると、次の水平走査期間において、該表示データDBUSに対応した階調電圧が液晶表示パネル20のソース線に供給される。
図17では、3ライン目の表示データにエラーが検出されたとき(SQ1)、次の水平走査期間においてエラー検出フラグFlgErrがHレベルに変化している(SQ2)。この水平走査期間では、エラー検出フラグFlgErrに基づいて出力イネーブル信号VENBがLレベルのままとなり(SQ3)、3ライン目のゲート線が選択されない。
そして、4ライン目の表示データにエラーが検出されないときは、次の水平走査期間においてエラー検出フラグFlgErrがLレベルに変化し、4ライン目のゲート線が選択される。このように、エラー検出部214によりエラーが検出された水平走査期間の次の水平走査期間において、該エラーが検出された画像データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく液晶表示パネル20の複数のゲート線を走査するように、ゲートドライバ32が制御される。
なお、図16及び図17では、エラーが検出された表示データが表示されるドットを含む走査ラインを選択しないように制御することで画質の劣化を抑えていたが、本発明に係る実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、エラーが検出された表示データのみを表示メモリ120に書き込まないように制御することで、当該垂直走査期間における表示データを直前の垂直走査期間の表示データで代用するようにしてもよい。こうすることで、エラーが検出された表示データに対応したドットのみが前の垂直走査期間の表示データを用いて表示されるため、走査ラインを非選択する場合に比べて、より一層画質の劣化を防止できるようになる。これは、メモリ制御回路が表示データを表示メモリ120に書き込む際に、エラーが検出された表示データのみを表示メモリ120に書き込まないようにすることで容易に実現できる。この場合、表示ドライバ40は、エラー検出部214によりエラーが検出された表示データを表示メモリ120に書き込むことなく、エラーが検出された垂直走査期間の次の垂直走査期間において、表示メモリ120から読み出した画像データに基づいてソース線を駆動することになる。
3.2 第2の実施形態
第1の実施形態では、表示データにエラーが検出されたとき、該表示データが表示される走査ラインを選択しないようにゲートドライバを制御していた。これに対して、第2の実施形態では、ソースドライバが表示メモリを内蔵し、該表示メモリから繰り返し表示データを読み出して液晶表示パネルを駆動することで周期的に表示画像を更新できることに着目し、エラーが検出された表示データの再送要求を行う。即ち、表示メモリを内蔵することで周期的に同じ表示画像を更新できる。従って、その間に、エラーが検出された表示データの再送要求を行って、正常な表示データのみを用いて表示を行うことで、画質の劣化の防止を図ることができる。
図18に、第2の実施形態におけるエラー処理例の説明図を示す。
図18では、縦軸方向に時間をとり、時間の流れに沿って、表示メモリに格納される表示データに対応した画像をメモリイメージと液晶表示パネル20に表示される画像の表示イメージとを示している。
垂直同期信号VSで規定される垂直走査期間VT1において、ある画像が液晶表示パネル20に表示されたものとする。そして、この垂直走査期間VT1において表示ドライバの表示メモリへの表示データの書き込み期間WRT1中に、表示データにエラーが検出されたものとする。
このとき、第2の実施形態では、エラー検出フラグFlgErrをHレベルとすると共に、上記の表示データの送信元であるホストに対して表示データの再送要求を行う。そして、書き込み期間WRT2において表示メモリに書き込まれた、該ホストから再送されてきた表示データにエラーが検出されなかったことを条件に、エラー検出フラグFlgErrをLレベルに戻す。そして、垂直同期信号VSのパルスを、エラー検出フラグFlgErrがLレベルに戻るタイミングまでシフトさせる。
この垂直走査期間VT1では、ホストに対して当該垂直走査期間の表示データの再送要求が行われるが、ゲートドライバは、エラーの検出の有無にかかわらず当該垂直走査期間の走査を完了させてもよいし、エラーが検出されたときに当該垂直走査期間の走査を中断させてもよい(完了させなくてもよい)。いずれにしても、ゲートドライバは、ホストに対する再送要求に対応して表示データの再送の開始を条件に、次の垂直走査期間の走査を開始する。
なお、当該垂直走査期間の走査を中断させる場合、例えば、エラーが検出されたことを条件にセットされ、次の垂直走査期間の開始タイミングでリセットされるゲート出力制御イネーブル信号を生成することで、第1の実施形態の構成で容易に実現できる。
その後、当該垂直走査期間の走査を完了させる場合も中断させる場合も、エラーが検出された垂直走査期間VT1の次の垂直走査期間VT2において、書き込み期間WRT2に表示メモリに書き込まれた表示データに基づいて液晶表示パネルを表示駆動する。
このように、第2の実施形態によれば、表示メモリに既に表示データが格納されているため、表示画像を周期的に更新できる。従って、エラーが検出された表示データの再送要求を行って、正常な表示データのみを用いて表示を行うことで、第1の実施形態と同様に画質の劣化の防止を図ることができるようになる。
以下、第2の実施形態における表示ドライバの構成例について説明する。なお、以下では、ホストに対して当該垂直走査期間の表示データの再送要求を行うと共に、ゲートドライバがエラーの検出の有無にかかわらず当該垂直走査期間の走査を完了させる場合の構成例について説明する。そして、第2の実施形態における表示ドライバの構成のうち、第1の実施形態における表示ドライバと異なる構成について説明する。
図19に、第2の実施形態におけるゲートドライバの構成例のブロック図を示す。図19において、図14と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図19のゲートドライバ400は、シフトレジスタ80、レベルシフタ82、出力制御回路85を含む。出力制御回路85は、レベルシフタ82によってシフトされた走査電圧をバッファリングしてゲート線に出力し、ゲート線を駆動する。出力制御回路85は、ゲート線毎に設けられた出力バッファを含み、レベルシフタ82によってシフトされた走査電圧をバッファリングして、ゲート線の選択信号として出力する。
図20に、第2の実施形態におけるホストと表示ドライバとのインタフェースの構成例の説明図を示す。但し、図20において、図12と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第2の実施形態における表示ドライバは、図12の受信I/F回路54に代えて図20の受信I/F回路500を含む。また、表示ドライバは、送信I/F回路600を含む。またホスト38は、受信I/F回路700を含む。
受信I/F回路500が受信I/F回路54と異なる点は、パケット処理部212に代えてパケット処理部510が設けられている点である。パケット処理部510は、再送要求処理部512を含む。再送要求処理部512は、受信I/F回路54で受信される表示データの送信元であるホスト38に対し、エラー検出部214のエラー検出処理結果に基づいて表示データの再送要求を行う。再送要求処理部512は、ホスト38に対する表示データの再送要求を、シリアルバス98を介した再送要求パケットにより行う。
送信I/F回路600は、物理層回路610を含む。物理層回路610は、第3の差動トランスミッタTx3と、第4の差動トランスミッタTx4と、パラレル/シリアル変換回路612と、送信クロック生成回路614とを含む。パラレル/シリアル変換回路612は、タイミング生成回路220が生成した基準タイミング信号に同期して、再送要求処理部512が生成した再送要求パケットデータのパラレルデータをシリアルデータに変換する。第3の差動トランスミッタTx3は、パラレル/シリアル変換回路612によりシリアル化されたデータをデータ信号D及び反転データ信号DXとしてシリアルバス98を介して転送する。送信クロック生成回路614は、送信用のクロック信号を生成する。第4の差動トランスミッタTx4は、送信クロック生成回路614によって生成されたクロック信号をクロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXとしてシリアルバス98を介して転送する。
ホスト38の受信I/F回路700は、第3の差動レシーバRx3、第4の差動レシーバRx4を含む。第3の差動レシーバRx3は、データ信号D及び反転データ信号DXを差動増幅することで、シリアルバス98を介してシリアル転送される転送データを生成する。第4の差動レシーバRx4は、クロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXを差動増幅することで、シリアルバス98を介したシリアル転送の転送基準タイミングを生成する。
図21に、第2の実施形態におけるホスト及び表示ドライバ間のパケットの送受信シーケンスの一例を示す。
表示ドライバは、ホスト38からの表示データをデータパケットとして受信し(ST1)、上述のようにパケット処理を行って該表示データにエラーがあるか否かを判別する。その結果、ホスト38からパケット化された表示データにエラーがあると判別されたとき(ST2)、検出されたエラーの種類を示すエラーレポートをパケット化してホスト38に送信する(ST3)。
エラーレポートを受信したホスト38は、エラーレポートを解析して(ST4)、表示ドライバ側で検出されたエラーの種類を特定し、例えば表示データのエラーが検出されたときには予め指定されたように該表示データの再送データパケットとして送信する(ST5)。再送データパケットを受信した表示ドライバは、該再送データパケットにより再送された表示データにエラーがないと判別されたときに液晶表示パネルの表示駆動処理を再開する(ST6)。
図22に、第2の実施形態におけるホストによるデータパケットの再送処理の一例のフロー図を示す。ホスト38は、図示しないメモリの格納されたプログラムを読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで図22に示す処理を行うことができるようになっている。
まず、ホスト38は、表示ドライバからパケットを受信すると(ステップS10:Y)、パケットの内容を解析してエラーレポートか否かを判別する(ステップS11)。該パケットがエラーレポートであると判別されたとき(ステップS11:Y)、表示ドライバ側でエラーが検出されたか否かを判別する(ステップS12)。そして、そのエラーが表示ドライバ側で受信された表示データのエラーであると判別されたとき(ステップS13:Y)、表示ドライバ側でエラーが検出された表示データをパケット化して再送データパケットとして表示ドライバに再送する処理を行い(ステップS14)、ステップS10に戻る(リターン)。
ステップS10においてパケットが受信されないとき(ステップS10:N)、ステップS11において受信パケットがエラーレポートを含まないと判別されたとき(ステップS11:N)、ステップS12においてエラーレポートにエラーが検出されなかったことが示されているとき(ステップS12:N)、又はステップS13において表示ドライバ側で検出されたエラーが表示データではないと判別されたとき(ステップS13:N)、送信タイミングか否かを監視する(ステップS15:N)。
ステップS15において送信タイミングであると判別されたとき(ステップS15:Y)、垂直同期信号又は水平同期信号をパケット化したSYNCパケットの送信処理(ステップS16)や表示データをパケット化したデータパケットの送信処理(ステップS17)を行って、ステップS10に戻る(リターン)。
第2の実施形態におけるソースドライバは、エラーが検出された垂直走査期間における走査を一旦完了させると共に、エラーが検出された表示データの再送要求を行う。
図23に、第2の実施形態におけるソースドライバの構成例のブロック図を示す。
図23において、図15と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図23のソースドライバ800が図15のソースドライバ30と異なる点は、表示タイミング生成回路136に代えて表示タイミング生成回路810が設けられている点である。表示タイミング生成回路810により、ソースドライバ800は、エラーが検出された垂直走査期間における走査を一旦完了させることができる。
図24に、図23の表示タイミング生成回路810の構成例を示す。
表示タイミング生成回路810は、カウンタ812、カウントアップ値レジスタ814、比較器816、マスク回路818を含むことができる。
カウンタ812には、発振回路380からの発振クロックに基づいて表示タイミング生成回路810で生成された水平同期クロック1HCLKが入力される。カウンタ812は、1垂直走査期間の開始タイミングを基準に水平同期クロック1HCLKのクロック数をカウントし、そのカウント値を比較器816に供給する。カウントアップ値レジスタ814には、事前にホスト38から1垂直走査期間内の水平走査期間数に対応した設定値が設定される。比較器816は、カウンタ812のカウント値とカウントアップ値レジスタ814とを比較し、両者が一致したときに一致検出パルスを出力する。
マスク回路818は、エラー検出フラグFlgErrにより比較器816の出力をマスクする。マスク回路818の出力が、フレーム先頭フラグendLnとして出力される。フレーム先頭フラグendLnがアクティブになると、カウンタ812のカウント値が初期化される。なおカウンタ812は、水平同期クロック1HCLKのクロック数のカウント動作を所定のカウント値(例えばカウントアップ値レジスタの設定値)までカウントし、フレーム先頭フラグendLnがアクティブになるまでカウント動作を停止させる。
このようにして生成されたフレーム先頭フラグendLnがアクティブになると、表示用の垂直同期信号VSのパルスが生成されるようになっている。
図25(A)、図25(B)に、図24の表示タイミング生成回路810の動作例のタイミング図を示す。
図25(A)は、エラー検出フラグFlgErrがLレベルであり表示データ等にエラーが検出されなかった場合の動作例を示している。ライン先頭フラグend1Hがアクティブになると、表示用の水平同期信号HSのパルスが生成される。カウンタ812が水平同期クロック1HCLKのクロック数をカウントして、カウント値cntLnがカウントアップされる。そして、例えばカウント値cntLnが328のときにフレーム先頭フラグendLnがアクティブとなり、カウンタ812のカウント値cntLnが初期化される。
図25(B)は、エラー検出フラグFlgErrがHレベルからLレベルに変化し、表示データ等にエラーが検出された状態からエラーが検出されなかった状態に変化した場合の動作例を示している。ここで、エラー検出フラグディレイFlgErrdは、エラー検出フラグFlgErrをライン先頭フラグend1Hに同期化させた信号である。この場合も、ライン先頭フラグend1Hがアクティブになると、表示用の水平同期信号HSのパルスが生成される。カウンタ812が水平同期クロック1HCLKのクロック数をカウントして、カウント値cntLnがカウントアップされる。そして、例えばカウント値cntLnが328のとき、エラー検出フラグFlgErr(エラー検出フラグディレイFlgErrd)がHレベルであるため、カウンタ812のカウント動作が停止される。そして、エラー検出フラグディレイFlgErrdがHレベルからLレベルに変化したタイミング後、次のライン先頭フラグend1Hがアクティブになったタイミングでフレーム先頭フラグendLnがアクティブとなる。これにより、カウンタ812のカウント値cntLnが初期化されると共に、次の垂直走査期間が開始される。
以上のように、ソースドライバ800は、表示データ等のエラーが検出された垂直走査期間における走査を一旦完了させることができる。そして、エラー検出と共にホストに対して表示データの再送要求を行い、エラー検出フラグFlgErrがLレベルに変化したときに再び走査を開始させることができる。従って、ホスト38への再送要求に対応した表示データの再送の開始を条件に、次の垂直走査期間の走査を開始させることができる。
図26に、第2の実施形態におけるソースドライバ800の制御例のタイミング図を示す。
図26では、スリープイン状態においてホスト38からのコマンドパケットを受けて、表示ドライバがスリープアウト状態に移行した場合のタイミング例を示している。
まず、スリープイン状態では、SYNCパケット後のデータパケットでパケット化された表示データにエラーが検出されたものとする(SQ10)。このエラーは、エラー検出フラグFlgErrをLレベルからHレベルに変化させるが、表示ドライバは、ホスト38に対して表示データの再送要求を行わない。
次に、スリープイン状態においてホスト38からのコマンドパケットを受けた表示ドライバは、該コマンドパケットを解析してスリープアウト状態に移行させるものとする(SQ11)。これにより、表示ドライバ(ソースドライバ800)内の制御信号slpoutがLレベルからHレベルに変化する。
スリープアウト状態に移行すると、表示ドライバは、液晶表示パネル20の表示駆動処理を開始する。即ち、表示用に垂直同期信号VSのパルスを発生させる。
そして、スリープアウト状態で、ホスト38からのSYNCパケット後のデータパケットでパケット化された表示データにエラーが検出されたものとする(SQ12)。このエラーは、エラー検出フラグFlgErrをLレベルからHレベルに変化させる。そして、表示ドライバは、上述のようにホスト38に対して表示ドライバの再送要求を行う。この再送要求を受けたホスト38は、表示データの再送をデータパケットで行う(SQ13)。再送されたデータパケットを解析して表示ドライバが表示データにエラーがないと検出されるとエラー検出フラグFlgErrをHレベルからLレベルに変化させる。これにより、フレーム先頭フラグendLnがアクティブとなる(SQ14)。このアクティブとなったフレーム先頭フラグendLnにより、表示用の垂直同期信号VSのパルスが生成される(SQ15)。
このように、第2の実施形態では、表示データにエラーが発生した場合にホストに対して表示データの再送要求を行うと共に、当該垂直走査期間を延長し、正常な表示データが受信されると次の垂直走査期間が開始される。
4. 電子機器
図27に、本実施形態における電子機器の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。図27において、図1又は図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像のデータを、YUVフォーマットでホスト38に供給する。
携帯電話機900は、液晶表示パネル20を含む。液晶表示パネル20は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32を含む表示ドライバ40(又はソースドライバ800及びゲートドライバ400を含む第2の実施形態における表示ドライバ)によって駆動される。液晶表示パネル20は、複数のソース線、複数のゲート線、複数の画素を含む。ソースドライバ30(又はソースドライバ800。以下同様)は、表示データに基づいてソース線の駆動制御を行う。
ホスト38は、表示ドライバ40(又は第2の実施形態における表示ドライバ。以下同様)に接続され、ソースドライバ30に対してRGBフォーマットの表示データを供給する。
電源回路100は、表示ドライバ40に接続され、各ドライバに対して、駆動用の電源電圧を供給する。また液晶表示パネル20の対向電極に、対向電極電圧VCOMを供給する。
またホスト38は、アンテナ960を介して受信された表示データを、変復調部950で復調した後、表示ドライバ40に供給できる。ホスト38は、このように表示データに基づき、表示ドライバ40により液晶表示パネル20に表示させる。
ホスト38は、カメラモジュール910で生成された表示データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト38は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、液晶表示パネル20の表示処理を行う。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶表示パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロルミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
なお上述の実施形態では、表示ドライバのソースドライバに表示メモリが内蔵されている場合を例に説明したが、表示ドライバが表示メモリを内蔵しなくてもよく、表示ドライバの外部に表示メモリを設けることで同様の効果を得ることができる。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶表示装置の構成の概要を示す図。 本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶表示装置の他の構成の概要を示す図。 図1又は図2の液晶表示装置の構成例を示す図。 本実施形態におけるホスト及び表示ドライバ間の構成例のブロック図。 ホストが出力する送信信号の例を示す図。 シリアルバスを介して伝送される差動信号の例を示す図。 図7(A)、図7(B)はホストと表示ドライバとの間でやり取りされるパケットデータの説明図。 図8(A)はショートパケット構造の一例を示す図。図8(B)はロングパケット構造の一例を示す図。 パケットデータによる1水平走査分の表示データのやり取りの説明図。 パケットデータによる1垂直走査分の表示データのやり取りの説明図。 本実施形態における表示ドライバの構成の概要を示す図。 図11の受信I/F回路の構成例のブロック図。 第一の実施形態におけるエラー処理部の処理例の説明図。 図11のゲートドライバの構成例のブロック図。 図11のソースドライバの構成例のブロック図。 第1の実施形態の表示タイミング生成回路の構成要部の一例を示す図。 第1の実施形態におけるゲートドライバの制御例を示す図。 第2の実施形態におけるエラー処理例の説明図。 第2の実施形態におけるゲートドライバの構成例のブロック図。 第2の実施形態におけるホストと表示ドライバとのインタフェースの構成例の説明図。 第2の実施形態におけるホスト及び表示ドライバ間のパケットの送受信シーケンスの一例を示す図。 第2の実施形態におけるホストによるデータパケットの再送処理の一例のフロー図。 第2の実施形態におけるソースドライバの構成例のブロック図。 図23の表示タイミング生成回路の構成例を示す図。 図25(A)、図25(B)は図24の表示タイミング生成回路の動作例のタイミング図。 第2の実施形態におけるソースドライバの制御例のタイミング図。 本実施形態における電子機器の構成例のブロック図。
符号の説明
10 液晶表示装置、 20 液晶表示パネル、 30 ソースドライバ、
32 ゲートドライバ、 38 ホスト、 40 表示ドライバ、
50 送信I/F回路、 54 受信I/F回路、 60 駆動部、
70 シリアル/パラレル変換回路、 72 PLL回路、 98 シリアルバス、
120 表示メモリ、 122 ラインラッチ、 124 レベルシフタ、
126 基準電圧発生回路、 128 DAC、 130 出力バッファ、
136 表示タイミング生成回路、 138 レベルシフタ、 200 物理層回路、
210 受信処理回路、 212 パケット処理部、
214 エラー検出部、 216 デコーダ、 220 タイミング生成回路、
300 ソース線駆動部、 310 エラー処理部、 380 発振回路、
DE データイネーブル信号、 FlgErr エラー検出フラグ、
HS 水平同期信号、 PCLK ピクセルクロック信号、 VS 垂直同期信号

Claims (11)

  1. アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    画像データを受信するためのインタフェース回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データが格納される表示メモリと、
    前記表示メモリから読み出した画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路とを含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出された垂直走査期間の次の垂直走査期間において、該エラーが検出された画像データが表示されるドットを含む走査ラインを選択することなく前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するように、前記複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路を制御することを特徴とする表示ドライバ。
  2. アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    画像データを受信するためのインタフェース回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データが格納される表示メモリと、
    前記表示メモリから読み出した画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路とを含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出された画像データを前記表示メモリに書き込むことなく、エラーが検出された垂直走査期間の次の垂直走査期間において、前記表示メモリから読み出した画像データに基づいて前記ソース線を駆動することを特徴とする表示ドライバ。
  3. 請求項1又は2において、
    前記電気光学装置の複数のゲート線を選択するゲート線駆動回路を含むことを特徴とする表示ドライバ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部を含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
    前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該垂直走査期間の画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該垂直走査期間の走査を完了させ、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次の垂直走査期間の走査を開始することを特徴とする表示ドライバ。
  5. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部を含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
    前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該垂直走査期間の画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該垂直走査期間の走査を完了させることなく、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次の垂直走査期間の走査を開始することを特徴とする表示ドライバ。
  6. アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    画像データを受信するためのインタフェース回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路と、
    前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路と、
    前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部とを含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
    前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該フレームの画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該フレームの走査を完了させ、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次のフレームの走査を開始することを特徴とする表示ドライバ。
  7. アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    画像データを受信するためのインタフェース回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路と、
    前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路と、
    前記インタフェース回路で受信される画像データの送信元に対し、前記エラー検出回路のエラー検出処理結果に基づいて画像データの再送要求を行う再送要求処理部とを含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出されたとき、
    前記再送要求処理部が前記送信元に対して当該垂直走査期間の画像データの再送要求を行うと共に、前記ゲート線駆動回路が当該垂直走査期間の走査を完了させることなく、前記再送要求に対応した画像データの再送の開始を条件に次の垂直走査期間の走査を開始することを特徴とする表示ドライバ。
  8. 複数のゲート線と、
    複数のソース線と、
    各画素が各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
    前記複数のゲート線を走査するゲートドライバと、
    前記インタフェース回路で受信されたデータに基づいて前記複数のソース線を駆動する請求項1乃至7のいずれか記載の表示ドライバとを含むことを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか記載の表示ドライバを含むことを特徴とする電気光学装置。
  10. ホストと、
    前記ホストからのデータを受信する請求項1乃至7のいずれか記載の表示ドライバとを含むことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項8又は9記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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