JP2008148658A

JP2008148658A - アーティチョーク飴及び薬膳用食材

Info

Publication number: JP2008148658A
Application number: JP2006342146A
Authority: JP
Inventors: Yoshikatsu Kawamoto; 義勝川本
Original assignee: KANSAI KK
Current assignee: KANSAI KK
Priority date: 2006-12-20
Filing date: 2006-12-20
Publication date: 2008-07-03

Abstract

【課題】アーティチョーク葉を手軽に摂食することのできる形態に加工処理し、その薬効を活かした可食材料、例えば飴及び薬膳用食材を開発する。
【解決手段】アーティチョーク葉に由来する可食成分を含有する飴であって、アーティチョーク葉の乾燥粉末、又は抽出物（乾燥抽出物を含む）を飴生地又は水飴生地に混練し賦型化してなるものである。ここで、飴生地は特に限定されるものではなく、例えば水飴、グラニュー糖等の砂糖類やノンカロリー糖類が使用される。また、必要に応じて飴生地に色素、香料、酸味料等を加えることにより、色、味などに変化をつけることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は植物由来の生薬成分を含有する飴及び薬膳用食材に係り、詳しくは、アーティチョーク葉の乾燥粉末又は抽出物（乾燥抽出物を含む）を配合したアーティチョーク飴及び薬膳用食材に関する。

アーティチョーク（Artichoke)〔学名：Cynara scolymus L.（和名：チョウセンアザミ）〕はヨーロッパ・アメリカを中心に栽培されている野菜である。従来、アーティチョークは野菜として蕾部分を食するのが一般的である。

一方、アーティチョークの葉には肝機能促進作用、坑コレステロール、利尿作用、二日酔い防止などの薬効があることが知られており、その作用を利用した製剤や健康補助食品等が知られている（例えば、特許文献１、２、３及び４を参照）。
特表２００４−５３７５７８号公報特表２００２−５１６２８５号公報特表２００１−５０４４４３号公報特開平１１−２８５３６０号公報

ところで、植物由来の生薬成分を含有する飴に関しては、従来より種々のもの（卑近にはのど飴等）が知られている（例えば、特許文献５、６、７、８、９及び10を参照）。
特開２００６−２６２８４０号公報特開２００１−１１２４１８号公報特開２００１−９５４９１号公報特開平６−２７６９４８号公報特開平５−３０８９０３号公報特開平９−１５７号公報

しかしながら、アーティチョークの葉（の乾燥粉末又は抽出物）を可食成分として用いた飴（商品）や薬膳用食材は見当たらない。

本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、アーティチョーク葉を手軽に摂食できる形態に加工し、その薬効を活かした可食材料、とりわけアーティチョーク飴及び薬膳用食材を提供するものである。

本発明は、植物由来の生薬成分を含有する飴において、
アーティチョーク葉に由来する可食成分を含有するアーティチョーク飴であって、アーティチョーク葉の乾燥粉末、又は抽出物（乾燥抽出物を含む）を飴生地又は水飴生地に混練し賦型化してなることを特徴とするものである。

また、植物由来の生薬成分を含有する薬膳用食材において、
アーティチョーク葉に由来する可食成分を含有する薬膳用食材であって、アーティチョークの葉の乾燥粉末又は抽出物ないしは乾燥抽出物からなることを特徴とするものである。

本発明のアーティチョーク飴はアーティチョーク葉の乾燥粉末もしくは抽出物（抽出液及び乾燥抽出物を含む）を可食成分として配合しているので、肝機能促進作用、坑コレステロール、利尿作用、二日酔い防止などのアーティチョーク葉の薬効を手軽に取り入れることが可能となる。

本発明を実施するための最良形態を以下に説明する。当然のことながら、本発明は最良形態における具体的な構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り本発明の保護範囲に含まれる。

まず、アーティチョーク飴は、アーティチョーク葉を乾燥させ、微粉末にする。それを飴生地に混練し、適宜形成手段により任意の形状に形成する。

この飴生地は特に限定されるものではなく、例えば水飴、グラニュー糖等の砂糖類やノンカロリー糖類が使用される。また、必要に応じて飴生地に色素、香料、酸味料等を加えることにより、色、味などに変化をつけることができる。

また、乾燥粉末の他に、アーティチョーク葉抽出物及びその乾燥粉末（乾燥抽出物に同じ）も同様である。なお、アーティチョーク葉抽出物は、水性抽出物やアルコール抽出物として製剤の分野で公知である。

次に、薬膳用食材は、アーティチョーク葉の乾燥粉末又は抽出物ないしは乾燥抽出物からなり、アーティチョーク葉の薬効成分を活かした可食材料として薬膳に使用するものである。

本発明は、アーティチョーク葉の公知の薬効を活かした可食材料を利用（摂食）し易い形態のアーティチョーク飴及び薬膳用食材として開発したものであり、産業用の利用価値を有する。

Claims

植物由来の生薬成分を含有する飴において、
アーティチョーク（Artichoke)〔学名：Cynara scolymus L.（和名：チョウセンアザミ）〕の葉の乾燥粉末を飴生地又は水飴生地に混練し賦型化してなることを特徴とするアーティチョーク飴。
植物由来の生薬成分を含有する飴において、
アーティチョーク（Artichoke)〔学名：Cynara scolymus L.（和名：チョウセンアザミ）〕の葉の抽出物を飴生地又は水飴生地に混練し賦型化してなることを特徴とするアーティチョーク飴。
植物由来の生薬成分を含有する薬膳用食材において、
アーティチョーク（Artichoke)〔学名：Cynara scolymus L.（和名：チョウセンアザミ）〕の葉の乾燥粉末又は抽出物ないしは乾燥抽出物からなることを特徴とする薬膳用食材。