JP2008147776A - 携帯型通信端末および携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラム - Google Patents

携帯型通信端末および携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同一の帯域用の複数のアンテナを有し、通信の品質を確保しながら消費電力を低減することのできる携帯型通信端末、アンテナ切替制御装置およびアンテナ切替制御プログラムを得る。
【解決手段】携帯電話機100は同一周波数帯域の電波の受信が可能な第1および第2のアンテナ109、110を備えており、アンテナ切替回路106で選択されたアンテナが受信開始時に電力測定部107の電力消費の少ないRSSI部で受信レベルが測定される。その結果、比較的高い第1の閾値を超えていればそのアンテナが受信用に保持される。第2の閾値以下の場合には、消費電力の大きなRSCP部112を用いてアンテナの選択が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機のような携帯型通信端末および携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラムに係わり、特に受信の際の電力消費を低減することのできる携帯型通信端末および携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラムに関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)あるいは通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)のような携帯型通信端末は、机の上に置く場合と充電スタンドに立てる場合とでその姿勢(筐体の向く方向)が大きく異なる。また、手に持って移動する場合には、時間の経過と共に姿勢が大きく変化する場合が多い。更に、ユーザが携帯型通信端末を持ち運ぶような場合には、それぞれの場所で電波の状況も変化する。このような各種の状況に対して通信を安定させるために、携帯型通信端末に複数のアンテナを内蔵して、これらを適宜切り替えることが第1の提案として提案されている(たとえば特許文献1参照)。
この第1の提案では、携帯電話機に利得の高い第1のアンテナと利得の低い第2のアンテナの2つのアンテナ(共に図示せず。)を配置している。そして、これらを同じく図示しないアンテナ切替器に接続して、第1のアンテナへのアンテナの切り替えよりも第2のアンテナへのアンテナの切り替えを発生し難くして、利得の低いアンテナが選択される可能性を低下させることで、データの受信性能を向上させている。
また、第1の提案では、利得の高い第1のアンテナが選択されている状態でその電界強度値が閾値未満となったときには、第2のアンテナに切り替えてその電界強度値を測定するようにしている。そして、第2のアンテナの電界強度値が第1のアンテナの電界強度値と等しいときや第2のアンテナの電界強度値も閾値未満となっている場合には、第1のアンテナに切り替えて、図示しないタイマを起動させ、それから一定時間はアンテナの切り替えを行わないようにしている。これにより、第1および第2のアンテナの電界強度値が共に閾値未満のときにこれらの間で頻繁にアンテナが切り替えられる事態を防止して、無駄な切り替え動作に伴う消費電力の節減を図っている。
このように第1の提案では、2つのアンテナを備えている図示しない携帯電話機の電波状況が悪いときは、これら2つのアンテナの電界強度値が共に閾値未満となっていることを確認した後で、利得の高い第1のアンテナの方を選択するようにしている。そして、第1のアンテナが選択されたら、タイマを起動して、これによって設定された一定時間はアンテナの切替動作を停止することで、消費電力の節減を図っている。
一方、第2の提案として電界レベルと通信品質の双方を測定して図示しない2種類のアンテナの切り替えを行う技術も提案されている。この第2の提案の携帯端末は、図示しない1種類の受信電力測定手段を備えており、受信レベルが規定値以上であるときにはアンテナの切り替えは行わず、これ以外の受信レベルのときにアンテナの切り替えを行うようにしている。
特開2006−174355号公報(第0041段落〜第0051段落、図4) 特開2006−254110号公報(第0043段落〜第0045段落、図2)
この第2の提案では、1種類の受信電力測定手段で電波の受信レベルを広範囲に測定して、電波の比較的弱い状態でも受信品質のよいアンテナの選択を行うようにしている。このため、受信電力測定手段は無線基地局からの所定の周波数の電波のみを受信する処理手順を備えていなければならない。
したがって、たとえば電波の比較的強い状態でこのような特別の処理手順を省略する受信電力測定手段と比較すると、第2の提案で常に使用する受信電力測定手段は消費電力が大きくなる傾向がある。すなわち、第2の提案を採用すると、受信レベルの測定全般に比較的消費電力の大きな受信電力測定手段を使用する必要があって、全体的な電力消費の節減の効果が小さくなるという問題があった。
そこで本発明の目的は、同一の帯域用の複数のアンテナを有し、通信の品質を確保しながら消費電力を低減することのできる携帯型通信端末および携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)同一周波数帯域の電波の受信が可能な複数のアンテナと、(ロ)これら複数のアンテナのうちから1つを電波の受信のために選択するアンテナ選択手段と、(ハ)アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を所定のレベル以上の範囲で測定可能な第1の受信電力測定手段と、(ニ)アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を前記した所定のレベル未満でも測定可能で、測定に要する消費電力が第1の受信電力測定手段よりも大きな第2の受信電力測定手段と、(ホ)第1の受信電力測定手段と第2の受信電力測定手段のいずれかを受信電力の測定のために選択する受信電力測定手段選択手段と、(へ)受信の開始時にこの受信電力測定手段選択手段を使用して第1の受信電力測定手段を選択する受信電力測定手段初期選択手段と、(ト)この受信電力測定手段初期選択手段により第1の受信電力測定手段が選択された状態でアンテナ選択手段で選択しているアンテナの現在の電波の受信レベルを測定し、前記した複数のアンテナのいずれがアンテナ選択手段によって選択されても良好な受信状態となる最低基準としての第1の基準よりも受信レベルが高いか否かを判別する受信レベル初期判別手段と、(チ)この受信レベル初期判別手段で第1の基準よりも受信レベルが高いと判別されたときアンテナ選択手段によるアンテナの選択動作を現在のアンテナの選択状態に保持するアンテナ選択保持手段とを携帯型通信端末に具備させる。
すなわち本発明では、受信電力測定手段を電力消費は少ないが電波の受信を所定のレベル以上の範囲で測定可能な第1の受信電力測定手段と、これより低いレベルまで測定が可能であるが消費電力は多くなる第2の受信電力測定手段の2つ用意している。そして、初期的には消費電力の少ない第1の受信電力測定手段でアンテナの受信状態を測定し、携帯電話機に備えられている同一周波数帯域の電波の受信が可能な複数のアンテナのいずれがアンテナ選択手段によって選択されても良好な受信状態となる最低基準としての第1の基準よりも受信レベルが高いときには、そのアンテナによって受信を継続するようにしている。これにより、アンテナの切り替えに要する消費電力も不要となり、通信の品質を確保しながら消費電力を低減することが可能になる。
この携帯電話機は、受信動作を間欠的に行うようにしていれば、更に消費電力を低減することができる。連続的に受信等の通信を継続する場合には携帯電話機の姿勢が変化するまで同一のアンテナで送受信を固定することで、同様に消費電力を低減することができる。受信レベルを判別する基準として前記した所定のレベルの近傍に設定された第2の基準を設けてもよく、この場合には第1の受信電力測定手段を積極的に使用する方向での制御で、通信の品質を確保しながら消費電力を低減することが可能になる。
請求項6記載の発明では、同一周波数帯域の電波の受信が可能な複数のアンテナと、これら複数のアンテナのうちから1つを電波の受信のために選択するアンテナ選択手段とを備えた携帯型通信端末のコンピュータに、携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラムとして、(イ)アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を所定のレベル以上の範囲で測定する第1の受信電力測定処理と、(ロ)アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を前記した所定のレベル未満でも測定し、測定に要する消費電力が第1の受信電力測定処理よりも大きな第2の受信電力測定処理と、(ハ)間欠受信の開始時に第1の受信電力測定処理でアンテナ選択手段の選択しているアンテナを用いて現在の電波の受信レベルを測定し、前記した複数のアンテナのいずれがアンテナ選択手段によって選択されても良好な受信状態となる最低基準としての第1の基準よりも受信レベルが高いか否かを判別する受信レベル初期判別処理と、(ニ)この受信レベル初期判別処理で第1の基準よりも受信レベルが高いと判別されたとき次の間欠受信が開始するまでアンテナ選択手段によるアンテナの選択動作を現在のアンテナの選択状態に保持するアンテナ選択保持処理と、(ホ)受信レベル初期判別処理で第1の基準よりも受信レベルが高くないと判別されたとき、この受信レベルが前記した所定のレベルの近傍に設定された第2の基準以下であるかどうかを判別する受信レベル限界判別処理と、(へ)この受信レベル限界判別処理で受信レベルが第2の基準を超えると判別されたとき第1の受信電力測定処理で測定して前記した複数のアンテナから受信レベルの最も高いアンテナを選択し、第2の基準以下であると判別されたとき第2の受信電力測定処理で測定して前記した複数のアンテナから受信レベルの最も高いアンテナを選択するアンテナ選択処理とを実行させることを特徴としている。
すなわち本発明では、間欠受信を行う携帯型通信端末で、前記した第1の基準と第2の基準を設けて、それぞれの基準で区分けされる3つの場合について省電力を図りつつ品質を確保する携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラムを実現している。
以上説明したように本発明によれば、複数の受信電力測定手段あるいは受信電力測定処理を用意することで、電力消費が少ない手法で初期的にアンテナの受信電力を測定するようにしたので、全体的な電力消費を抑えることができるだけでなく、受信電力測定手段の一部に障害が発生しても他の受信電力測定手段あるいは他の受信電力測定処理を代用して測定が可能な場合があり、アンテナの選択の信頼性を向上させることができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における携帯電話機の構成の要部を表わしたものである。この携帯電話機100は、CPU(Central Processing Unit)101およびRAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ102を格納した制御部103を備えている。制御部103は、装置内の各部と接続されている。無線部105は、内部にアンテナ切替回路106と電力測定部107を備えている。このうちアンテナ切替回路106はアンテナ部108と接続されている。アンテナ部108には、送受信を行う周波数帯用に第1のアンテナ109と第2のアンテナ110の2つのアンテナが備えられており、共にアンテナ切替回路106と接続されている。電力測定部107は、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信総電力)部111とRSCP(Received Signal Code Power:共通パイロットチャネルでの信号電力)部112の2種類の測定部を備えている。これらについては後に詳しく説明する。
制御部103には、図示しないキースイッチやタッチパネルを用いてユーザの発信や着信等の各種の操作を入力するための操作部114と、この操作部114の操作結果や各種のデータをユーザに視覚的に表示させるための液晶ディスプレイ等の表示部115、およびこの携帯電話機100の開閉を検出する開閉検出部116も接続されている。ここで本実施例の携帯電話機100は、図示しない2つの筐体をヒンジ機構で開閉自在とした折り畳み型となっており、開閉検出部116は図示しないスイッチあるいは光センサによって、これらの筐体の開閉を検出するようになっている。
このような携帯電話機100で、制御部103は、記憶部104の制御プログラム格納領域117に格納された制御プログラムを実行することによって、各種の機能を実現する。特に本実施例の携帯電話機100の場合には、省電力の観点から無線部105のアンテナ切替回路106の制御が可能になっている。記憶部104内の閾値記憶領域118には、省電力のための2種類の閾値が格納されている。
図2は、本実施例の電力測定部に備えられているRSSI部とRSCP部の電力測定の特性を比較したものである。この図で縦軸は図1に示した無線部105における図示しない基地局から送られてくる電波の受信レベルを示しており、横軸はアンテナに入力する受信レベルを示している。このうちRSSI部の受信レベル121は、受信総電力を表わしている。すなわちで、図1に示したRSSI部111は、基地局からの受信電力の他に、ノイズも含んだ量を測定している。代表的には、受信周波数帯域内に存在するサーマルノイズ等の装置内の各LSI(Large Scale Integration)等の回路から発生されるノイズである。このためRSSI部の受信レベル121は、第1または第2のアンテナ109、110(図1)に入力する電力量が低くなった場合でも、ノイズ成分の存在によって、ある一定値以下には低下しない。
これに対してRSCP部の受信レベル122は、図1に示したRSCP部112によって、共通パイロットチャネルでの信号電力の測定結果としての、特定コードのパワーそのものを示す電力となっている。このため、基本的には他の干渉成分との相関性が低くなり、希望するチャネルの受信電力に比例した特性を示す。
したがって、図2から分るように、アンテナ部108(図1)の受信レベルが比較的高い場合、破線で示したRSSI部の受信レベル121の特性と、実線で示したRSCP部の受信レベル122の特性はほぼ一致し、共に図1に示すアンテナ部108に入力する電力量を正確に測定することができる。これに対して、受信レベルが比較的低い場合には、RSSI部の受信レベル121には比較的大きな誤差が伴うことになる。このため、RSSI部111による入力電力測定は、サーマルノイズが大きく影響する所定の受信レベル以下ではできないことになる。これに対して、一方、RSCP部112による受信レベルの測定はサーマルノイズなどの影響を受けにくいので、RSCP部の受信レベル122はサーマルノイズが大きく影響する前記した受信レベル以下の測定に必要となる。
図3は、このようなRSSI部とRSCP部を使用する本実施例の携帯電話機の受信処理の概要を表わしたものである。図1と共に説明する。本実施例の携帯電話機100は、電源の消費を抑えるためにCPU101や無線部105等の所定部分の電源を常に通電させる状態としておらず、これらについては間欠的に電源が供給されて立ち上がるようになっている(ステップS201)。
CPU101や無線部105等の所定部分が立ち上がったら、アンテナ部108に対するアンテナ選択処理が実行される(ステップS202)。そして、着信を確認して(ステップS203)、着信があった場合には(ステップS204:Y)、所定の着信処理が実行される(ステップS205)。着信がなかった場合には(ステップS204:N)、間欠立ち下げ処理が行われる(ステップS206)。すなわち、CPU101や無線部105等の所定部分の電源を切断する。そして所定時間後にステップS201の処理に戻ることになる(リターン)。
図4は、本実施例の携帯電話機の間欠立ち上げおよび間欠立ち下げ処理における処理タイミングを説明するためのものである。この図で縦軸は携帯電話機100(図1)の消費電流を示しており、横軸は時間の経過を示している。
本実施例で使用される携帯電話機100はCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式で通信を行っている。このような通信方式の装置では、図1に示す電力測定部107内のRSSI部111とRSCP部112とでは、それぞれの電流測定とアンテナの切替処理に要する時間T1、T2が異なっており、時間T1は時間T2に3段階セルサーチの時間CSが加わった形となっている。
このような携帯電話機100では、RSSI部111あるいはRSCP部112による電流測定処理が終了した後に、間欠受信における受信処理に必要な処理時間T3が設けられている。この処理時間T3の経過した後、所定時間だけCPU101や無線部105等の所定部分の電源が遮断される。この後に、電流の測定のための前記した時間T1、T2が開始することになる。以下、同様である。
したがって、RSCP部112を使用した場合には、時間T1に時間T3を加えた時間T4が間欠受信に必要な通電時間となり、RSSI部111を使用した場合には時間T2に時間T3を加えた時間T5が間欠受信に必要な通電時間となる。このように、RSCP部112を使用した場合には、RSSI部111を使用した場合と比べると、3段階セルサーチの時間CSの区間を省略した分だけ消費電力を軽減することができる。
また、本実施例の携帯電話機100では、図4に示すように通電が着信を監視する状態で間欠的に行われるので、連続的に通電を行っている場合と比較すると、全体的な消費電力の節減が図られている。
なお、以上説明したような間欠受信処理は、第1のアンテナ109と第2のアンテナ110のうちで受信状態の良いアンテナで受信した方が着信信号の受信の失敗が少なくなり、よい受信率を達成することができる。
図5および図6は、ステップS202で示したアンテナ選択処理の様子を表わしたものである。このうち、図5は図1に示すRSCP部112を使用する場合の処理を表わしている。図1と共に説明する。
本実施例のRSCP部112は、アンテナ部108で受信する電波に対して逆拡散処理を行い、基地局側のタイミング検出およびコードの特定を行った後にRSSIの測定を行っている。まず、測定を行う対象となる受信用の周波数の設定が行われる(ステップS221)。次に、本実施例で使用される携帯電話機100のようなCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の装置で実施される3段階セルサーチが行われる。これは、図4で3段階セルサーチの時間CSとして示した時間に行われる処理である。
3段階セルサーチの第1ステップでは、現在選択されているアンテナ(これを仮に第1のアンテナ109とする。)が受信できる状態で、第1のSCH(Primary-Synchronization Channel)受信によって、スロット同期とシンボル同期を確立させる(ステップS222)。次の第2ステップでは、第2のSCH(Secondly-Synchronization Channel)受信によってフレーム同期の確立とスクランブリンググループの特定を行う(ステップS223)。更に第3ステップでは、スクランブリングコードを特定してセルの特定を行う(ステップS224)。
このようなCDMA方式で通常行われる3段階セルサーチが終了したら、現在選択されている第1のアンテナ109におけるRSCPの測定が行われる(ステップS225)。この段階で制御部103は、アンテナ部108で2回の測定が行われたか否かを判別する(ステップS226)。これはアンテナ部108に存在する第1および第2のアンテナ109、110のそれぞれによる測定が終了したかどうかの判別である。
測定がまだ1回しか行われていない場合には(N)、アンテナ切替回路106が作動して、アンテナ部108におけるアンテナの切り替えが行われる(ステップS227)。この例では、第1のアンテナ109を用いた測定のみが行われている。そこで、今度は第2のアンテナ110を用いて3段階セルサーチが行われる(ステップS222〜S224)。そして、第2のアンテナ110を使用したRSCPの測定が行われる(ステップS225)。
以上のようにしてアンテナ切替回路106に接続された第1および第2のアンテナ109、110の測定が共に終了したら(ステップS226:Y)、これらのRSCPによる測定でより良好な受信レベルのアンテナを選択する(ステップS228)。たとえば、第1のアンテナ109の方が受信レベルが高ければ、制御部103はアンテナ切替回路106を制御して第1のアンテナ109への切り替えを行う。第2のアンテナ110の方が受信レベルが高い場合、アンテナ切替回路106の切り替え動作は行われない。第2のアンテナ110がこの時点ですでに選択されているからである。
一方、図6は図1に示すRSSI部111を使用する場合の処理を表わしている。図1と共に説明する。この場合には、まず、測定を行う対象となる周波数の設定が行われる(ステップS241)。この後は、図5に示したRSCP部112による処理と異なり、タイミング等の検出が不要である。そこで、直ちに現在選択されているアンテナ(これを第1のアンテナ109と仮定する。)を使用してRSSIの測定を行う(ステップS242)。RSSIの測定は、基本的に周波数を合わせていれば可能だからである。
第1のアンテナ109による測定が終了したら、制御部103は、アンテナ部108で2回の測定が行われたか否かを判別する(ステップS243)。これはアンテナ部108に存在する第1および第2のアンテナ109、110のそれぞれの測定が終了したかどうかの判別である。
測定がまだ1回しか行われていない場合には(N)、アンテナ切替回路106が作動して、アンテナ部108におけるアンテナの切り替えが行われる(ステップS244)。この例では、この段階で第1のアンテナ109を用いた測定のみが行われている。そこで、今度は第2のアンテナ110を用いてRSSIの測定が行われる(ステップS242)。
以上のようにしてアンテナ切替回路106に接続された第1および第2のアンテナ109、110の測定が共に終了したら(ステップS243:Y)、これらのRSSIによる測定でより良好な受信レベルのアンテナを選択する(ステップS245)。たとえば、第1のアンテナ109の方が受信レベルが高ければ、制御部103はアンテナ切替回路106を制御して第1のアンテナ109への切り替えを行う。第2のアンテナ110の方が受信レベルが高い場合、アンテナ切替回路106の切り替え動作は行われない。第2のアンテナ110がこの時点ですでに選択されているからである。
ところで、これら図5および図6に示した電力測定部107による制御は、説明のために第1および第2のアンテナ109、110の双方を用いて測定を行うものとして説明した。しかしながら、電波の状況によってはこのようなアンテナの切替処理を常に行うことは切替動作の時間だけ消費電力が無駄になる。本実施例では、電波の状況に対応させて2種類の閾値を用いて電力(あるいは電流)の消費を効果的に抑制すると共に良好な受信状況を確保するようになっている。
この前提として、本実施例の携帯電話機100は、アンテナの切り替えについて次のような性質を利用することにしている。
(1)RSCP部112を使用した場合には、RSSI部111を使用する場合に比べて第1のアンテナ109と第2のアンテナ110の切り替えに多くの消費電力を必要とする。
(2)RSCP部112を使用した場合には、RSSI部111を使用する場合に比べて、特に低電界の状態でアンテナの良好な選択が可能になる。
そこで本実施例では、図1に示した閾値記憶領域118に格納された第1および第2の閾値を用いて判断される受信電界状況を基にして、3段階の状態遷移を行うことにしている。これにより、消費電力(消費電流)を低減しつつ、良好な状態のアンテナを選択することになる。ここで、遷移する3段階の状態とは、「アンテナ切替なし」の状態、「RSSI部に基づくアンテナ切替」の状態および「RSCP部に基づくアンテナ切替」の状態を指している。
2つの閾値のうちの第1の閾値は、アンテナ部108における第1および第2のアンテナ109、110の固定とRSSI部111によるRSSI判断の判定基準となる値である。第2の閾値は、RSSI部111による第1および第2のアンテナ109、110の切り替えと、RSCP部112よるアンテナ109、110の切り替えの判定基準となる値である。
本実施例では、一番目の「アンテナ切替なし」の状態を、高電界状態で、第1および第2のアンテナ109、110のいずれであっても着信が可能な状態でアンテナの切り替えを必要としない状態としている。この「アンテナ切替なし」の状態では、よりよい受信状態を達成するための第1および第2のアンテナ109、110の選択処理を実施しない。これは、第1の閾値を、アンテナ部108における第1および第2のアンテナ109、110のいずれがアンテナ切替回路106によって選択されても双方が良好な受信状態となる最低基準となる値に設定しているからである。したがって、たとえばRSSI部111で測定した結果としての受信電力が第1の閾値以上であれば、アンテナ切替回路106が動作する必要がない。このように一番目の「アンテナ切替なし」の状態では、アンテナ部108による第1および第2のアンテナ109、110の選択動作をなくすことで消費電力(消費電流)の低減を図っている。
また、三番目の「RSCP部に基づくアンテナ切替」の状態を、図2で示したサーマルノイズが大きく影響する所定の受信レベル以下で行われる第1および第2のアンテナ109、110の切り替えの状態としている。このような低電界環境では、RSSI部111に基づく判断では、第1および第2のアンテナ109、110の良好な受信状態の判断が困難である。このこのため、RSCP部112を使用して第1および第2のアンテナ109、110の切替処理を行うことにしている。このように「RSCP部に基づくアンテナ切替」の状態では、携帯電話機100の消費電力は多くなるが、良好なアンテナを確実に選択することで最大の着信率を得ることができるようになる。
最後に、二番目の「RSSI部に基づくアンテナ切替」の状態は、一番目の「アンテナ切替なし」の状態と三番目の「RSCP部に基づくアンテナ切替」の状態の中間的な状態である。この状態では、アンテナ部108を第1あるいは第2のアンテナ109、110のいずれかの状態に固定すると、受信レベルの関係でアンテナの選択を誤る可能性がある。そこで、前記したサーマルノイズが大きく影響する所定の受信レベルに到達する前のこの状態では、RSSI部111を使用しつつ、第1および第2のアンテナ109、110の切り替えを行って、RSCP部112よりも消費電力の少ない状態で切替作業を行い、積極的に良好な受信状態のアンテナを選択するようにしている。
図7は、以上のような本実施例の携帯電話機の受信制御の様子を表わしたものである。図1に示した携帯電話機100の電源が最初に投入されて受信動作が開始されたとき、あるいは図4で説明した間欠受信によってCPU101や無線部105等の所定部分の電源が所定時間だけオフとなった後にオンとなると、無線部105は消費電力の少ないRSSI部111を初期的に選択して動作を開始させる(ステップS261)。このとき、アンテナ切替回路106は現状の選択状態のままに保持されており、前回選択された第1または第2のアンテナ109、110が図示しない基地局からの電波を受信し、RSSI部111がその受信レベルを測定する(ステップS262)。
受信レベルの測定が終了したら制御部103はその値が閾値記憶領域118に格納されている第1の閾値を超えているかどうかを判別する(ステップS263)。受信レベルが第1の閾値を超えている場合には(Y)、第1または第2のアンテナ109、110のいずれであっても良好な受信が可能である。そこで、制御部103は次のRSSI部111による受信レベルの測定(ステップS262)までアンテナの選択処理を固定する(ステップS264)。これにより、アンテナ切替回路106は現在のアンテナの接続状態を保持する。そして、アンテナの固定状態で図4の処理時間T3において受信処理が実行される(ステップS265)。このように良好な受信環境では、第1または第2のアンテナ109、110の切り替えをしないことで、受信処理を行い、消費電力を節減するようにしている。
一方、RSSI部111による測定結果としての受信レベルが第1の閾値以下であった場合(ステップS263:N)、制御部103はアンテナ切替回路106にアンテナの切り替えを指示する(ステップS266)。そして、RSSI部111による他方のアンテナによる受信レベルの測定を行う(ステップS267)。制御部103は、このとき測定した受信レベルを第1の閾値と比較して、これを超えている場合には(ステップS268:Y)、ステップS264に進んで、現在選択しているアンテナに固定する。これは、受信レベルが良好な状態を確保できたので、切り替え後のこのアンテナ109(あるいは110)で次の受信再開まで受信を行うことにしたものである。
これに対して、第1および第2のアンテナ109、110のいずれを使用してもRSSI部111による測定の受信レベルが第1の閾値以下であった場合(ステップS268:N)、制御部103は測定値が第1の閾値よりも低い第2の閾値以下であるかどうかの判別を行う(ステップS269)。受信レベルが第2の閾値以下である場合(Y)、RSSI部111による測定では正常な測定値が得られない場合がある。そこで、制御部103はRSSI部111の動作を停止して、代わりにRSCP部112を動作させる(ステップS270)。
そして、このRSCP部112による測定で現在のアンテナによって得られた受信レベルが、第1の閾値を超えているかどうかを判別する(ステップS271)。第1の閾値を超えている場合には(Y)、そのアンテナで受信することに問題はないので、ステップS264に進んでアンテナを現在の状態に固定する。
一方、RSCP部112による受信レベルの測定値が第1の閾値以下であった場合(ステップS271:N)、制御部103はアンテナを他方に切り替えて(ステップS272)、この結果得られた受信レベルを切り替え前のアンテナの受信レベルと比較する(ステップS273)。そして、受信レベルの高いアンテナの方を選択し(ステップS274)、この状態で受信処理が実行されることになる(ステップS265)。この後、電源が切断されて、所定時間経過後に再びステップS261から処理が再開されることになる(リターン)。
また、ステップS269で、RSSI部111による測定で第2の閾値を超えていると判別された場合には(N)、ステップS272に進んでこれ以降の処理を行う。すなわち、この場合にはRSSI部111による測定が可能なので、アンテナを切り替えて(ステップS272)、これによって得られた受信レベルを前のアンテナの受信レベルと比較して(ステップS273)、受信レベルの高い方のアンテナを選択することになる(ステップS274)。
以上説明したように本実施例によれば、受信のみが行われるとき、携帯電話機100は間欠受信を繰り返すので、受信が行われていない間、電力消費を抑えることができる。しかも、受信状態ではRSSI部111を初期的に動作させ、電波の受信レベルが低い所定の場合にのみRSCP部112を動作させることにしたので、RSCP部112の動作による3段階セルサーチの分の消費電力の増大を最小限に抑えることができる。
<発明の変形可能性>
図8は、本発明の変形例における携帯電話機の受信制御の様子を表わしたものである。この図8は図7に対応するものであり、図7と同一の処理については、図7に示したステップ番号を使用してこの変形例の受信動作の要部を説明する。この変形例では、ステップS263でRSSI部111の測定した受信レベルが第1の閾値以下であった場合(N)、次にこの受信レベルを第2の閾値と比較することにしている(ステップS301)。そして、第2の閾値以下であった場合には(Y)、RSCP部112を動作させて(ステップS270)、これ以降は図7に示すように2つのアンテナの測定を行って受信レベルの高い方のアンテナを選択することにする。
これに対して、ステップS301で受信レベルが第2の閾値を超えていると判別されたときには(N)、RSSI部111に保持した状態でアンテナを他方に切り替える(ステップS272)。これ以降は図7に示すように2つのアンテナの受信レベルの高い方のアンテナを選択することにする。
この変形例によれば、携帯電話機100が電波の悪い状態に置かれたとき、RSSI部111におけるアンテナの切り替え処理を経ずにRSCP部112によるアンテナの選択処理が可能になる。
なお、以上説明した実施例および変形例では、間欠受信を前提として、受信が再開した際にRSSI部111を最初に動作させることにした。たとえば通話や送信が行われている状態では、このような電源のオン・オフ制御を行うことができない。このような場合には、ステップS264でアンテナを一方に固定した後、タイマで時間を測定して、一定時間が経過するたびにRSSI部111を動作させ(ステップS261)、受信レベルをチェックする(ステップS262)ようにしてもよい。
あるいはタイマによる処理の代わりに、図1に示した開閉検出部116による携帯電話機100の開閉処理を検出したり、図示しない三次元位置センサによって携帯電話機100の動きが検出された時点で、RSSI部111を動作させ(ステップS261)、受信レベルをチェックする(ステップS262)ようにしてもよい。
また、実施例では、同一の周波数の受信に対して第1のアンテナ109と第2のアンテナ110の2つのアンテナを用意したが、周波数帯域ごとにアンテナを設けてもよい。この場合には、たとえばAという周波数帯域と、別のBという周波数帯域のそれぞれについて受信レベルの測定を行って、それぞれの周波数帯域に適したアンテナを選択することになる。
更に実施例および変形例では、同一周波数帯域に第1のアンテナ109と第2のアンテナ110の2つのアンテナを使用することとして説明を行ったが、3本以上のアンテナを用意し、これらを切り替えるようにしてもよいことは当然である。
また、実施例および変形例では、RSCPを使用してアンテナの切り替えを行ったが、Ec/No(Received energy per chip divided by the power density in the band)や電波伝播損失(Passl Loss)のような他の基準を用いてアンテナを切り替えるようにしてもよい。更に、RSCPとEc/No等の複数の基準を組み合わせてのアンテナの切り替えの判断を行うことも可能である。
更に実施例および変形例では、受信レベルを比較する閾値を2つ用意したが、3つ以上用意してもよい。また、実装する携帯電話機のアンテナ特性、サーマルノイズ特性あるいは消費電流性能によっては、たとえばRSSIに基づくアンテナ切り替え処理を省くことで処理を簡略化することも可能である。
また、実施例および変形例では携帯電話機を例に挙げて説明したが、携帯型通信端末の全般に本発明を適用することができることは当然である。更に、通信方式はCDMA方式に限らず、各種の方式を適用可能である。
本発明の一実施例における携帯電話機の構成の要部を表わしたブロック図である。 本実施例の電力測定部に備えられているRSSI部とRSCP部の電力測定の特性を比較した特性図である。 本実施例の携帯電話機の受信処理の概要を表わした流れ図である。 本実施例の携帯電話機の間欠立ち上げおよび間欠立ち下げ処理における処理タイミングを示したタイミング図である。 本実施例でRSCP部を使用したアンテナ選択処理を示す流れ図である。 本実施例でRSSI部を使用したアンテナ選択処理を示す流れ図である。 本実施例の携帯電話機の受信制御の様子を表わした流れ図である。 本発明の変形例における携帯電話機の受信制御の様子を表わした流れ図である。
符号の説明
100 携帯電話機
101 CPU
103 制御部
105 無線部
106 アンテナ切替回路
107 電力測定部
108 アンテナ部
109 第1のアンテナ
110 第2のアンテナ
111 RSSI部
112 RSCP部
117 制御プログラム格納領域
118 閾値記憶領域

Claims (6)

  1. 同一周波数帯域の電波の受信が可能な複数のアンテナと、
    これら複数のアンテナのうちから1つを電波の受信のために選択するアンテナ選択手段と、
    前記アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を所定のレベル以上の範囲で測定可能な第1の受信電力測定手段と、
    前記アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を前記所定のレベル未満でも測定可能で、測定に要する消費電力が前記第1の受信電力測定手段よりも大きな第2の受信電力測定手段と、
    前記第1の受信電力測定手段と第2の受信電力測定手段のいずれかを受信電力の測定のために選択する受信電力測定手段選択手段と、
    受信の開始時にこの受信電力測定手段選択手段を使用して前記第1の受信電力測定手段を選択する受信電力測定手段初期選択手段と、
    この受信電力測定手段初期選択手段により第1の受信電力測定手段が選択された状態で前記アンテナ選択手段で選択しているアンテナの現在の電波の受信レベルを測定し、前記複数のアンテナのいずれが前記アンテナ選択手段によって選択されても良好な受信状態となる最低基準としての第1の基準よりも受信レベルが高いか否かを判別する受信レベル初期判別手段と、
    この受信レベル初期判別手段で前記第1の基準よりも受信レベルが高いと判別されたとき前記アンテナ選択手段によるアンテナの選択動作を現在のアンテナの選択状態に保持するアンテナ選択保持手段
    とを具備することを特徴とする携帯型通信端末。
  2. 間欠的に受信動作を開始する間欠受信制御手段を具備し、受信動作が開始するたびに前記受信レベル初期判別手段が受信レベルの判別を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯型通信端末。
  3. 装置本体に収容され、この装置本体の姿勢の変化を検出する姿勢変化検出手段と、
    この姿勢変化検出手段が前記装置本体の姿勢の変化を検出するたびに前記アンテナ選択保持手段の保持を解除してアンテナの選択制御を開始させるアンテナ選択保持解除手段
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の携帯型通信端末。
  4. 前記受信レベル初期判別手段が前記第1の基準よりも受信レベルが高くないと判別したときその受信レベルが前記所定のレベルの近傍に設定された第2の基準以下であるかどうかを判別する受信レベル限界判別手段と、
    この受信レベル限界判別手段が前記受信レベルが前記第2の基準以下であると判別したとき、前記受信電力測定手段選択手段の選択を第1の受信電力測定手段から第2の受信電力測定手段に切り替えさせる受信電力測定手段切替指示手段と、
    この受信電力測定手段切替指示手段で切り替えられた前記第2の受信電力測定手段を使用して前記複数のアンテナから受信レベルの高いアンテナを検出し、前記アンテナ選択手段の選択をこのアンテナに切り替えさせる第2の受信電力測定手段使用時アンテナ切替指示手段
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の携帯型通信端末。
  5. 前記受信レベル初期判別手段が前記第1の基準よりも受信レベルが高くないと判別したときその受信レベルが前記所定のレベルの近傍に設定された第2の基準以下であるかどうかを判別する受信レベル限界判別手段と、
    この受信レベル限界判別手段が前記受信レベルが前記第2の基準以下でないと判別したとき、前記第1の受信電力測定手段を使用して前記複数のアンテナから受信レベルの高いアンテナを検出し、前記アンテナ選択手段の選択をこのアンテナに切り替えさせる第1の受信電力測定手段使用時アンテナ切替指示手段
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の携帯型通信端末。
  6. 同一周波数帯域の電波の受信が可能な複数のアンテナと、これら複数のアンテナのうちから1つを電波の受信のために選択するアンテナ選択手段とを備えた携帯型通信端末のコンピュータに、
    前記アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を所定のレベル以上の範囲で測定する第1の受信電力測定処理と、
    前記アンテナ選択手段によって選択されたアンテナによる電波の受信を前記所定のレベル未満でも測定し、測定に要する消費電力が前記第1の受信電力測定処理よりも大きな第2の受信電力測定処理と、
    間欠受信の開始時に前記第1の受信電力測定処理で前記アンテナ選択手段の選択しているアンテナを用いて現在の電波の受信レベルを測定し、前記複数のアンテナのいずれが前記アンテナ選択手段によって選択されても良好な受信状態となる最低基準としての第1の基準よりも受信レベルが高いか否かを判別する受信レベル初期判別処理と、
    この受信レベル初期判別処理で前記第1の基準よりも受信レベルが高いと判別されたとき次の間欠受信が開始するまで前記アンテナ選択手段によるアンテナの選択動作を現在のアンテナの選択状態に保持するアンテナ選択保持処理と、
    前記受信レベル初期判別処理で前記第1の基準よりも受信レベルが高くないと判別されたとき、この受信レベルが前記所定のレベルの近傍に設定された第2の基準以下であるかどうかを判別する受信レベル限界判別処理と、
    この受信レベル限界判別処理で受信レベルが前記第2の基準を超えると判別されたとき前記第1の受信電力測定処理で測定して前記複数のアンテナから受信レベルの最も高いアンテナを選択し、前記第2の基準以下であると判別されたとき前記第2の受信電力測定処理で測定して前記複数のアンテナから受信レベルの最も高いアンテナを選択するアンテナ選択処理
    とを実行させることを特徴とする携帯型通信端末のアンテナ切替制御プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524207A (ja) * 2011-07-13 2014-09-18 アップル インコーポレイテッド 移動ワイヤレス装置における選択的受信ダイバーシティ
CN106099397A (zh) * 2016-08-18 2016-11-09 常熟市泓博通讯技术股份有限公司 具有多天线的电子装置

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