JP2008145530A - 現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表面にアヤメ形状の溝パターンを設けた場合にも、長手方向(回転中心軸方向)の強度を増すことができる表面形状の現像剤担持体を実現する。
【解決手段】回転中心軸方向(スラスト方向)33に対して鋭角に傾斜して形成された複数の溝と、スラスト方向に対して反対側に鋭角に傾斜して形成された複数の溝とが交差して形成される、アヤメ形状の溝32のパターンを表面に有し、該アヤメ形状の溝パターンにより現像剤を保持して回転する現像剤担持体において、表面のアヤメ形状の溝パターンの溝32に囲まれた部分は菱形形状の凸部31と成っており、或る菱形形状の凸部36のスラスト方向33の一端点と、その菱形形状の凸部と隣り合う菱形形状の凸部37のスラスト方向の一端点とがスラスト方向に延びる凸部40で結ばれて溝を成していない部分を設けた構成とした。これにより現像剤担持体の長手方向の強度を増すことができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、少なくともトナー粒子を含有する現像剤を保持して回転する現像剤担持体、その現像剤担持体を用いて像担持体上の潜像を現像する現像装置、その現像装置を有するプロセスカートリッジ、前記現像装置もしくは前記プロセスカートリッジを備えた複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、あるいはこれらの少なくとも1つ以上の機能を備えた複合機等として構成される画像形成装置では、像担持体である感光体を帯電手段で帯電した後、原稿画像の露光や画像情報に応じた光書込みにより潜像を形成し、この潜像を現像手段のトナーを含有する現像剤で現像して可視画像を形成し、この可視画像(トナー像)を転写紙等の転写材に直接または中間転写体を介して転写した後、転写材に転写された画像を定着して画像を形成している。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、近年、高画質、高信頼に対する要求が非常に高くなっており、高画質の面で現像装置の果たす役割は非常に大きく、1例を上げると下記の様なものがある。
1.ドット再現性。
2.ページ内ムラの無い感光体へのトナー付着量。
3.経時における現像剤ストレスの低減。
このような課題を達成するために、従来の現像剤担持体(例えば現像ローラ)の表面のパターンとしては、サンドブラストや、現像ローラの回転中心軸に対して平行なV溝のパターンを全周に設けたものが一般的であった。
ただし、以上のような従来の現像ローラ表面の課題は、サンドブラストを用い凹凸を持たせた現像ローラに関しては、凹凸量が小さいと現像剤搬送能力が低下し、現像剤搬送能力を上げるために凹凸量を大きくすると、加工時に現像ローラを変形させるという問題があった。また、現像ローラの回転中心軸に対して平行なV溝のパターンに関しては、ドクターブレード等の現像剤規制部材に対し、現像剤を搬送するV溝が平行で同じ瞬間に規制部材上を通過するため、現像剤へのストレスの悪化、また、加工時の溝偏差による現像ローラ一周でのピッチムラの発生という問題があった。特に、現像ローラが円筒状の現像スリーブからなる場合は、上記の問題が顕著に現れる。
そのような従来の技術課題を解決するために、現像ローラの回転中心軸に対して複数の溝が交差するアヤメ形状の溝パターンや、それに近い形状の溝パターンの表面形状を有する現像ローラ(または現像スリーブ)、それを用いた現像装置、画像形成装置が種々提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献4に記載の従来技術)。
特開2003−316146号公報 特開2003−208012号公報 特開2000−242073号公報 特開平07−13410号公報
以上のような、アヤメ形状の溝パターンや、それに近い形状の溝パターンの表面形状を有する現像ローラに関しては、溝形状に特徴を持たせることで、従来のサンドブラストや平行なV溝パターンを形成した現像ローラに対して、現像剤搬送能力の向上や、現像剤へのストレスが少ない等の点で優位な現像ローラとなるが、それ固有の問題がある。以下、その問題点について説明する。
図7はアヤメ形状の溝パターンをもつ現像ローラの表面の拡大状態である。アヤメ形状の溝パターンは、複数の傾斜した溝が交差するように切られているローラのため、現像ローラ長手方向にみると凸部が菱形形状のパターンの組み合わせになっている。このため、現像ローラが円筒状の現像スリーブで構成される場合、溝間隔、アヤメ形状の角度、溝深さにもよるが、ある直線状でみるとスリーブ長手方向で、厚さの薄い部分がミリ単位で存在することになり、スリーブの強度としては、従来のサンドブラストや平行なV溝パターンを形成した現像ローラに比べ劣ることになる。
近年、高画質化の流れより感光体表面〜現像ローラ表面間の距離(現像ギャップ)は狭くなる方向にあるので、現像ニップ上での現像剤圧により、アヤメ形状の溝パターンを形成した現像ローラ(特に現像スリーブ)は中央部が撓み易くなり、その副作用を補うため、スリーブ材質の強化、厚肉化の方向へ進むことになる。逆に厚肉にしないと、中央部の撓みにより、長手方向中央部と端部での現像能力が異なることになり、中央部の画像濃度を保証するためには、現像剤の量を多くしなければならず、ローラ端部の現像剤付着量が過多状態になるという問題がある。
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、表面にアヤメ形状の溝パターンを設けた場合にも、長手方向(回転中心軸方向)の強度を増すことができる表面形状の現像剤担持体を提供することを目的とし、さらには、強度を効率良く増すことができ、また、最大限に強度を出すことができる表面形状の現像剤担持体を提供することを目的とする。
そして本発明は、その現像剤担持体を用いて安定した現像を行うことができる現像装置や、その現像装置を備えたプロセスカートリッジを提供することを目的とし、さらには、その現像装置もしくはプロセスカートリッジを用いて高画質、高信頼な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の手段は、回転中心軸方向(以下、スラスト方向と言う)に対して鋭角に傾斜して形成された複数の溝と、前記スラスト方向に対して反対側に鋭角に傾斜して形成された複数の溝とが交差して形成される、アヤメ形状の溝パターンを表面に有し、該アヤメ形状の溝パターンにより現像剤を保持して回転する現像剤担持体において、前記表面の前記アヤメ形状の溝パターンの溝に囲まれた部分は菱形形状の凸部と成っており、該菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点と、その菱形形状の凸部と隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分を設けたことを特徴とする。
本発明の第2の手段は、第1の手段の現像剤担持体において、前記アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部におけるスラスト方向の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分が、前記スラスト方向に連続して設けられていることを特徴とする現像剤担持体。
本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の現像剤担持体において、前記アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部におけるスラスト方向の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分が、前記スラスト方向に連続して設けられ、そのスラスト方向に連続して設けられた形状が、表面全体に設けられていることを特徴とする。
本発明の第4の手段は、現像剤を保持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内に収容された現像剤を攪拌しつつ搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤担持体上の現像剤の量を一定量に規制する現像剤規制手段とを有する現像装置において、前記現像剤担持体として、第1乃至第3のいずれか1つの手段の現像剤担持体を用いたことを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第4の手段の現像装置において、前記現像剤はトナー粒子と磁性粒子からなる2成分現像剤であり、前記現像剤担持体は、前記表面形状を有する円筒状の現像スリーブであり、該現像スリーブの内部には磁界発生手段を有することを特徴とする。
本発明の第6の手段は、像担持体と現像手段と、帯電手段、クリーニング手段より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に装備されるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段として、第4または第5の手段の現像装置を備えたこと特徴とする。
本発明の第7の手段は、像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像して可視画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、前記画像形成部に、第4または第5の手段の現像装置、あるいは第6の手段のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像して可視画像を形成する画像形成部を複数備えた画像形成装置において、前記複数の画像形成部に、第4または第5の手段の現像装置、あるいは第6の手段のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする。
本発明の第9の手段は、第7または第8の手段の画像形成装置において、前記現像装置あるいは前記プロセスカートリッジで用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第7または第8の手段の画像形成装置において、前記現像装置あるいは前記プロセスカートリッジで用いられるトナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする。
本発明の第1の手段の現像剤担持体では、表面の前記アヤメ形状の溝パターンの溝に囲まれた部分は菱形形状の凸部と成っており、該菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点と、その菱形形状の凸部と隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分を設けたことにより、現像剤担持体のスラスト方向(長手方向)の強度が増し、現像剤担持体を薄肉化させることが可能になる他に、長手方向の中央部と端部の現像剤付着量差を抑えることが可能となる。
本発明の第2の手段の現像剤担持体では、第1の手段の構成及び効果に加え、前記アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部におけるスラスト方向の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分が、前記スラスト方向に連続して設けられていることにより、現像剤担持体のスラスト方向(長手方向)の強度を効率良く増すことができ、現像剤担持体の薄肉化を効率良く行え、材料の低減を行うことが可能となる。
本発明の第3の手段の現像剤担持体では、第1または第2の手段の構成及び効果に加え、前記アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部におけるスラスト方向の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分が、前記スラスト方向に連続して設けられ、そのスラスト方向に連続して設けられた形状が、表面全体に設けられていることにより、現像剤担持体のスラスト方向(長手方向)の強度を最大限に強化することができ、材料の低減効果を最大限に引き出すことが可能となる。
本発明の第4の手段の現像装置では、現像剤担持体として、第1乃至第3のいずれか1つの手段の現像剤担持体を用いたことにより、現像剤担持体のスラスト方向(長手方向)の強度が増し、中央部の撓みを小さくでき、長手方向中央部と端部での現像能力の差を小さくでき、安定した現像を行うことができる。
そして本発明の第5の手段の現像装置では、現像剤にトナー粒子と磁性粒子からなる2成分現像剤を用い、現像剤担持体を円筒状の現像スリーブとした場合にも、現像スリーブのスラスト方向(長手方向)の強度が増し、安定した現像を行うことができ、かつ、現像スリーブの薄肉化も図ることができる。
本発明の第6の手段のプロセスカートリッジでは、現像手段として、第4または第5の手段の現像装置を備えたことにより、安定した現像を行うことができ、信頼性の高いプロセスカートリッジを提供することができる。
本発明の第7の手段の画像形成装置では、画像形成部に、第4または第5の手段の現像装置、あるいは第6の手段のプロセスカートリッジを備えたことにより、安定した現像を行うことができ、高画質、高信頼な画像形成を行うことが可能となる。
また、本発明の第8の手段の画像形成装置では、複数の画像形成部に、第4または第5の手段の現像装置、あるいは第6の手段のプロセスカートリッジを備えたことにより、各画像形成部で安定した現像を行うことができ、高画質、高信頼なカラー画像形成を行うことが可能となる。
本発明の第9の手段の画像形成装置では、第7または第8の手段の構成に加え、前記現像装置あるいは前記プロセスカートリッジで用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることにより、粒径分布を規定した高画質のトナーを用いた画像形成が可能となる。
また、本発明の第10の手段の画像形成装置では、第7または第8の手段の構成に加え、前記現像装置あるいは前記プロセスカートリッジで用いられるトナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることにより、トナー形状を規定した高画質のトナーを用いた画像形成が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の現像剤担持体が用いられる現像装置あるいはプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。この図1に示す画像形成装置は、複数のローラ5a,5b,5cに掛け渡された中間転写体である中間転写ベルト5と、その中間転写ベルト5に沿って並設された複数の画像形成部を備えた、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置であり、複数の画像形成部は、それぞれ像担持体である感光体1a,1b,1c,1dと、帯電手段2a,2b,2c,2dと、潜像形成手段3(3a,3b,3c,3d)と、現像手段4a,4b,4c,4dと、一次転写手段12a,12b,12c,12dと、クリーニング手段9a,9b,9c,9dを備えており、各画像形成部の感光体1a,1b,1c,1d上にそれぞれ単色画像(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像)を形成し、それらの単色画像を中間転写ベルト5に順次重ね合わせて転写した後、その中間転写ベルト上の画像を、二次転写手段7で転写紙P等の転写材に一括して転写し、カラー画像を形成する。
なお、図1ではカラー作像部のみ図示してあり、カラープリンタやカラープロッタ等として機能する構成であるが、この作像部の上に図示しない原稿画像読取部を設置することにより、カラー複写機の構成となり、さらに通信機能を備えることにより、ファクシミリや複合機の機能も有する構成となる。
より具体的に構成を説明すると、各画像形成部では、帯電手段(例えば帯電ローラ)2a,2b,2c,2dによって感光体1a,1b,1c,1dが均一に帯電された後、感光体1a,1b,1c,1dに光書込手段3にて光学的に潜像が形成され(書込位置3a,3b,3c,3d)、現像手段4a,4b,4c,4dの現像剤担持体(例えば現像ローラ)によって担持された、トナーを含有する現像剤により潜像が現像され、トナーの可視化像が形成される。この感光体1a,1b,1c,1dに形成されたトナー像は、一次転写手段(例えば一次転写ローラ)12a,12b,12c,12dによって中間転写ベルト5に一旦転写される。この作像動作にタイミングを合わせて、図示しない給紙部から転写材(例えば転写紙)Pが給紙され、レジストローラ対6を経て二次転写部に搬送される。そして、この搬送されてきた転写紙Pに、二次転写手段(例えば複数のローラ7a,7b,7cに張架された二次転写ベルト)7によって中間転写ベルト5上のトナー像が転写される。転写紙Pに転写されたトナー像は二次転写ベルト7により定着手段8に搬送され、転写紙P上のトナー像は熱や圧力により定着される。定着後の転写紙Pは、図示しない排紙部に排出される。
一方、各感光体1a,1b,1c,1d上の中間転写ベルト5に転写されなかった未転写トナーは、クリーニング手段(例えば感光体クリーニングブレード)9a,9b,9c,9dによって感光体上から掻き落とされる。また、感光体上の残留電荷は、図示しない除電手段により除電され、次の作像動作に備える。
感光体クリーニングブレード9a,9b,9c,9dによって感光体上から掻き落とされた未転写トナーは、回収トナー搬送経路14(14a,14b,14c,14d)を通り各々廃トナー収容容器15に収容される。また、中間転写ベルト5上の未転写トナーやプロセスコントロール用のパターン像は、中間転写クリーニングブレード13によって中間転写ベルト5上から掻き落とされ、同じく回収トナー搬送経路14eを通り、廃トナー収容容器15に収容される。
図1に示す画像形成装置の各画像形成部に用いられる現像手段4a,4b,4c,4dは、例えば現像剤としてトナー粒子と磁性粒子(キャリアと言う)からなる2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像装置である。この現像装置は、例えば図2に示すように、現像剤を保持して回転する現像剤担持体(例えば現像ローラ)16と、現像剤を収容する現像容器26と、現像容器内に収容された現像剤を攪拌しつつ搬送する現像剤搬送手段(例えば搬送スクリュ)18,19と、現像剤担持体16上の現像剤の量を一定量に規制する現像剤規制手段(規制部材)17とを有している。また、現像剤担持体である現像ローラ16は、後述の実施例で説明する表面形状を有する円筒状の現像スリーブからなり、この現像スリーブ16の内部には磁界発生手段25として、複数の磁極が着磁されたマグネットローラ(あるいは複数の磁石)が固定配置されている。
次に各画像形成部の現像装置4a,4b,4c,4dへのニュートナーの補給について説明する。トナー補給装置10a,10b,10c,10dのトナーカートリッジに充填された各色のニュートナーは、トナー補給装置10a,10b,10c,10dにより機械本体の後側のトナーホッパ部11a,11b,11c,11dへ補給される。トナーホッパ部11a,11b,11c,11dに貯められたトナーは現像装置内のトナー濃度検知手段(図2の符号21で示すトナー濃度検知センサ)により現像装置内のトナー濃度が低いと判断された場合、トナーホッパ内のトナー補給スクリュ(図2の符号22)を回転させ、適量のトナーをトナーホッパ内から供給口(図2の符号23)を介して各現像装置4a,4b,4c,4dの現像容器へ供給する。また、トナー補給装置10a,10b,10c,10dのトナーカートリッジのトナー残量検知は、トナーホッパ部内にトナー有り無しセンサ(図示せず)を配置し、そのセンサがトナー無しを検知した場合にトナー補給装置10a,10b,10c,10dにトナーの供給を要求する。そして所定時間要求してもトナー有りを検知しなかった場合はトナー無しと判断し、図示しない操作パネルの表示部に「トナー無し」の警告を表示する。
次に図2は、図1に示す画像形成装置の画像形成部に用いられるプロセスカートリッジの構成例を示す概略断面図であり、4つの画像形成部の構成は同じである。
図2に示す画像形成部は、感光体1と現像部(現像装置)4、帯電手段2(本実施例では帯電ローラ)、クリーニング手段9(本実施例ではクリーニングブレード)を一つのカートリッジ内に一体に支持した構成のプロセスカートリッジである。現像部4には、感光体1上に書込手段(書き込み光3’のみ図示)により光学的に形成された感光体上の潜像に対しトナーの可視化像を形成する現像ローラ16があり、その現像ローラ16の現像領域の上流側には現像ローラ上の現像剤量をある一定量に規制する規制部材17(以下、現像ドクタ17とする)が設けられている。現像装置の現像容器26内にはトナー粒子と磁性粒子(キャリア)を混合した2成分現像剤が納められており、その現像剤は2本の搬送スクリュ(第1搬送スクリュ18と第2搬送スクリュ19)により攪拌・混合されながら循環している。また、第2搬送スクリュ19の下側には前述のトナー濃度センサ21が配置され、現像容器26内のトナー濃度を随時計測し、適正値に収まるよう制御している。前述のトナー補給装置からの補給トナーは、一旦サブホッパ部(図示せず)に蓄えられ、現像容器内のトナー濃度の値がトナー濃度センサ21により低いと検知されたとき、所定の換算式により換算された時間だけトナー補給スクリュ22を回転させ適切な量のトナーを現像トナー供給口23へ補給する。また、現像ドクタ17の右側には現像ニップ部からのトナー飛散を防止するための入口シール20が配置されている。
現像ドクタ17に関して、この断面図(図2)を用いて少し補足する。本実施例の現像ドクタは非磁性部材にて構成されている現像ドクタ母体17と磁性部材により構成されている現像ドクタ補助24の2部品により構成されている。現像ドクタ母体17は現像ローラ16上の現像剤量をある一定量に規制する役割をもち、かつ現像剤を規制時する際に現像剤圧をこのドクタにて受けることになるので、非磁性部材で或る程度の厚さ(約1.5〜2mm)と先端部0.05mm程度の真直性を要求されるのが一般的である。また、現像ドクタ補助24は、現像領域に搬送されるトナーの帯電を補う役割をもち、通常現像ドクタ母体17よりかなり薄い板金(0.2mm程度)にて構成されている。この2部品の位置関係はトナー帯電性を長手方向にて均一にするため、精度良く維持される必要性があるので、スポット溶接やカシメ等により一体化し、現像ローラ上からの距離を一定になるようにしている。また、本実施例では、現像ローラの中心に対し現像ドクタが下方にある場合にて記述している。
次に図3、図4は、現像装置4の部分の概略構成を説明するものである。図3は全体の外観を示す斜視図になっている。また、図3は図2の断面図を左上の方向から見た図である。図4はその現像装置4からケース上28を外した図になっており、現像ローラ16、第1搬送スクリュ18、第2搬送スクリュ19が見える状態になっている。この搬送スクリュ部に現像剤が溜まり、第1搬送スクリュ18と第2搬送スクリュ19の間を循環している。図3に示すケース上28には、このユニットの出荷時に現像剤を入れるプリセットスペース28’がある。これは、ユニットとして輸送時にこの部分に現像剤を入れ、除去可能なシール部材によりシールさせることで輸送時の剤漏れを防止する為の機構であり、着荷時にこのシールを引き抜き、使用可能な状態にさせるものである。なお、この図3、図4に示す現像装置は、図2のプロセスカートリッジに一体に設けられるが、独立した構成とすることもできる。
以上、本発明に係る画像形成装置と、その画像形成装置に装備された現像装置及びプロセスカートリッジの一実施形態について説明したが、本発明では、上記現像装置4を構成する現像剤担持体(現像ローラ)16に特徴を有するものである。以下、現像剤担持体(現像ローラ)16の具体的な実施例について説明する。
図5にアヤメ形状の溝パターンを有する現像剤担持体(現像ローラ)16の一例を示す。また、図6は現像ローラ16を構成する現像スリーブの表面形状を平面に展開して示した図になっている。図5、図6に示すように、本発明に係る現像ローラ(現像スリーブ)16は、回転中心軸方向(スラスト方向)33に対して鋭角に傾斜して形成された複数の溝と、スラスト方向33に対して反対側に鋭角に傾斜して形成された複数の溝とが交差して形成される、アヤメ形状の溝32のパターンを表面に有している。
図7は、図6の展開形状の一部を拡大して見た図である。現像ローラ16のスリーブ表面のアヤメ形状の溝パターンの溝に囲まれた部分は菱形形状の凸部と成っており、図7の灰色塗りの菱形部31が溝が形成されていない凸部であり、斜めに交差する破線32の部分がアヤメ状の溝部になっている。また、中央の一点鎖線33は現像ローラの回転中心軸(スラスト方向)を示している。このように、アヤメ形状の溝32を有する現像ローラ16は、菱形形状の凸部31の集合体になっている。従来のアヤメ形状での不具合としては、直線方向にローラの断面を表すと、凸、凹の短いサイクルでの組み合わせになっており、強度的にみると弱い形状になっている。現像ローラは現像剤を規制するドクタ部、及び現像領域(対感光体)において荷重を受けるため、長手方向(軸方向(スラスト方向))33にある程度強度を要する。強度が不足していると現像ローラの長手方向(スラスト方向)33の中央部が撓み。現像ローラ表面と感光体表面間のギャップ(現像ギャップ)が広がり中央部の現像能力(濃度)が落ちる。それを補うために、担持する現像剤の量を増やして中央部の濃度を上げると、端部の濃度も上げることが必要になり、トナーの消費が多くなる。また、現像ローラの撓みを防ぐためには、現像ローラの強度を上げるために、現像スリーブの厚みを厚くしたり、材質の変更が必要となる。
そこで、上記の問題点を解消するための本発明の現像ローラの構成について説明する。
本発明では、上記の問題を解消するため、菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点と、その菱形形状の凸部と隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分を設けた構成としている。
図8は、本発明の第1の実施例の現像ローラを示しており、図7と同様にローラ表面の展開形状の一部を拡大して見た図である。図8中の破線楕円部34が第1の実施例の特徴とするところで、詳細は二点鎖線で示す楕円部35を拡大した図9にて説明する。これは一部の隣接する2ヶ所の菱形形状の凸部を拡大したものである。
図9に示すように、本実施例では、菱形形状の凸部36のスラスト方向の一端点38と、その菱形形状の凸部36と隣り合う菱形形状の凸部37のスラスト方向の一端点39(より具体的には、現像ローラの長手方向を紙面の左右方向に置き、左側の菱形形状の凸部36を正面から見た時の右端点38と、その隣り合う菱形形状の凸部37の左端点39)とが前記スラスト方向33に延びる凸部40で結ばれて溝を成していない部分を設けた構成としたものである。このような形状にすることで、現像ローラの長手方向(スラスト方向)33に対する強度を保つことが可能となる。
次に図10は本発明の第2の実施例を示す図であり、図8と同様にローラ表面の展開形状の一部を拡大して見た図である。
本実施例では、図9に示したような、アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部36におけるスラスト方向33の一端点38と、その菱形形状に隣り合う菱形形状の凸部37のスラスト方向33の一端点39とがスラスト方向33に延びる凸部40で結ばれて溝を成していない部分が、スラスト方向33に連続して設けられている構成としたものである。
すなわち、図10の実施例では、第1の実施例の隣り合う菱形形状の凸部31同士の長手方向(スラスト方向)33を結ぶ部分の溝形状を形成しない部分(図9と同様に凸部40で連結された部分)を、現像ローラの長手方向(スラスト方向)33の全てに適用することを表している。図中の破線楕円部41がその部分(図9と同様に凸部40で連結された部分)になる。このような形状にすることで、現像ローラの円周上のこのスラスト方向33に連続した部分における強度を効率良く保つことが可能となる。従って、現像ローラを構成する現像スリーブの薄肉化を効率良く行え、材料の低減を行うことが可能となる。
次に図11は本発明の第3の実施例を示す図であり、図8、図10と同様にローラ表面の展開形状の一部を拡大して見た図である。
本実施例では、図10と同様に、アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部31におけるスラスト方向33の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向33の一端点とがスラスト方向33に延びる凸部40で結ばれて溝を成していない部分(図9と同様に凸部40で連結された部分)が、スラスト方向33に連続して設けられ、そのスラスト方向に連続して設けられた形状が、図11に示すように、ローラの表面全体に設けられている構成としたものである。
すなわち、図11の実施例では、第1の実施例の隣り合う菱形形状の凸部31同士の長手方向(スラスト方向)33を結ぶ部分の溝形状を形成しない部分(図9と同様に凸部40で連結された部分)を、現像ローラの表面全ての長手方向(スラスト方向)に適用することを現している。このような形状にすることで、現像ローラの円周上のあらゆる点において、長手方向(スラスト方向)33の強度を最大限に強化することができ、材料の低減効果を最大限に引き出すことが可能となる。
なお、上記の第1〜第3の実施例で示した現像ローラ(現像スリーブ)の表面形状の製造方法に関しては、エッチング工法により容易に作成可能である。
さて、本発明の現像装置4では、現像ローラ16として、第1乃至第3のいずれかの実施例の現像ローラを用いたことにより、現像ローラ16のスラスト方向(長手方向)33の強度が増し、中央部の撓みを小さくでき、長手方向中央部と端部での現像能力の差を小さくでき、安定した現像を行うことができる。
そして本発明の現像装置4では、現像剤にトナー粒子と磁性粒子からなる2成分現像剤を用い、現像ローラ16を円筒状の現像スリーブとした場合にも、現像スリーブのスラスト方向(長手方向)の強度が増し、安定した現像を行うことができ、かつ、現像スリーブの薄肉化も図ることができる。
図2に示した構成のプロセスカートリッジでは、現像装置4として、上記の第1乃至第3のいずれかの実施例の現像ローラを用いた現像装置を備えたことにより、安定した現像を行うことができ、信頼性の高いプロセスカートリッジを提供することができる。
そして、本発明の画像形成装置では、画像形成部に、上記の現像装置4あるいはプロセスカートリッジを備えたことにより、安定した現像を行うことができ、高画質、高信頼な画像形成を行うことが可能となる。
また、図1に示すように、複数の画像形成部に、上記の現像装置4あるいはプロセスカートリッジを備えたことにより、各画像形成部で安定して各色の現像を行うことができ、高画質、高信頼なカラー画像形成を行うことが可能となる。
次に、上記の表面形状を有する現像ローラを用いた現像装置4あるいはプロセスカートリッジを備えた本発明の画像形成装置に好適に使用されるトナーについて説明する。
解像度が600dpi(ドット/インチ)以上の微小ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径は3〜8μmが好ましい。体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)は1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。(Dv/Dn)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。図12及び図13は、形状係数SF−1と、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。図12に示すように、形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記の式(1)で表される。これは、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4) ・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、図13に示すように、形状係数SF−2は、トナー形状の凹凸の割合を示すものであり、下記の式(2)で表される。これは、トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2={(PERI)/AREA}×(100/4π) ・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
上記の形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり、従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。また、形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置の画像形成部に用いられるプロセスカートリッジの構成例を示す概略断面図である。 本発明に係る現像装置の全体の外観を示す斜視図である。 図3に示す現像装置のケース上を外した状態を示す斜視図である。 アヤメ形状の溝パターンを有する現像担持体(現像ローラ)の一例を示す斜視図である。 図5に示す現像ローラを構成する現像スリーブの表面形状を平面に展開して示した図である。 図6の現像スリーブの表面形状の一部を拡大して見た図である。 本発明の第1の実施例の現像ローラを示しており、図7と同様にローラ表面の展開形状の一部を拡大して見た図である。 図8の二点鎖線で示す楕円部の隣接する2ヶ所の菱形形状の凸部を拡大して示した図である。 本発明の第2の実施例を示す図であり、図8と同様にローラ表面の展開形状の一部を拡大して見た図である。 本発明の第3の実施例を示す図であり、図8、図10と同様にローラ表面の展開形状の一部を拡大して見た図である。 形状係数SF−1を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。 形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。
符号の説明
1(1a,1b,1c,1d):感光体(像担持体)
2(2a,2b,2c,2d):帯電手段
3(3a,3b,3c,3d):光書込み手段(潜像形成手段)
4(4a,4b,4c,4d):現像装置(現像手段)
5:中間転写ベルト(中間転写体)
6:レジストローラ対
7:二次転写手段
8:定着手段
9(9a,9b,9c,9d):クリーニング手段
16:現像ローラ(現像剤担持体)
17:現像ドクタ(現像剤規制手段)
18,19:搬送スクリュ(現像剤搬送手段)
26:現像容器
31,36,37:菱形形状の凸部
32:アヤメ形状の溝
33:回転中心軸(スラスト方向)
40:スラスト方向に延びる凸部

Claims (10)

  1. 回転中心軸方向(以下、スラスト方向と言う)に対して鋭角に傾斜して形成された複数の溝と、前記スラスト方向に対して反対側に鋭角に傾斜して形成された複数の溝とが交差して形成される、アヤメ形状の溝パターンを表面に有し、該アヤメ形状の溝パターンにより現像剤を保持して回転する現像剤担持体において、
    前記表面の前記アヤメ形状の溝パターンの溝に囲まれた部分は菱形形状の凸部と成っており、該菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点と、その菱形形状の凸部と隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分を設けたことを特徴とする現像剤担持体。
  2. 請求項1記載の現像剤担持体において、
    前記アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部におけるスラスト方向の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状の凸部のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分が、前記スラスト方向に連続して設けられていることを特徴とする現像剤担持体。
  3. 請求項1または2記載の現像剤担持体において、
    前記アヤメ形状の溝パターンの菱形形状の凸部におけるスラスト方向の一端点と、その菱形形状に隣り合う菱形形状のスラスト方向の一端点とが前記スラスト方向に延びる凸部で結ばれて溝を成していない部分が、前記スラスト方向に連続して設けられ、そのスラスト方向に連続して設けられた形状が、表面全体に設けられていることを特徴とする現像剤担持体。
  4. 現像剤を保持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内に収容された現像剤を攪拌しつつ搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤担持体上の現像剤の量を一定量に規制する現像剤規制手段とを有する現像装置において、
    前記現像剤担持体として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像剤担持体を用いたことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4記載の現像装置において、
    前記現像剤はトナー粒子と磁性粒子からなる2成分現像剤であり、前記現像剤担持体は、前記表面形状を有する円筒状の現像スリーブであり、該現像スリーブの内部には磁界発生手段を有することを特徴とする現像装置。
  6. 像担持体と現像手段と、帯電手段、クリーニング手段より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に装備されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像手段として、請求項4または5記載の現像装置を備えたこと特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像して可視画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部に、請求項4または5記載の現像装置、あるいは請求項6記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像して可視画像を形成する画像形成部を複数備えた画像形成装置において、
    前記複数の画像形成部に、請求項4または5記載の現像装置、あるいは請求項6記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7または8に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置あるいは前記プロセスカートリッジで用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項7または8に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置あるいは前記プロセスカートリッジで用いられるトナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010026080A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Ricoh Co Ltd 現像方法、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2012058286A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2017156587A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 キヤノン株式会社 現像装置

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