JP2008141576A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】彩度を維持することにより画像のイメージが変わってしまうのを防止しながらトナーセーブを行う。
【解決手段】プリンタ14では、コスト重視モード又は彩度重視モードでのトナーセーブが可能となっており、彩度重視モードが指定されると、画像データ解析部42で画像データから支配色を算出すると共に、最大色信号算出部44で支配色の最大彩度の信号値を算出する。データ設定部46は、支配色、最大彩度、予め入力されて彩度重視用データ保持部に保持されているセーブ率、CMYKの各色の相対的な比率、画像出力部の出力特性に対する補正特性に基づいてデータを設定し、パラメータ設定部32で、データに基づいて支配色の最大彩度が維持可能とするパラメータを設定する。画像処理部24では、設定されたパラメータに基づいたデータ変換を行うことにより、画像データに応じたイメージの画像が印刷出力可能となるようにしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば電子写真プロセスを適用して、記録紙などの画像形成媒体に多色画像を形成する画像形成方法及び画像形成装置に関する。
近年、電子写真プロセスを適用したプリンタ、複写機、ファクシミリ、或いはこれらの機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置が多用されている。この画像形成装置では、帯電した感光体ドラムを、画像データに応じて走査露光して静電潜像を形成し、現像器によって帯電したトナーなどの色材を供給することにより、静電潜像に応じたトナー像を形成する。この後に、トナー像を記録紙等に転写して、加圧及び加熱することによりトナーを溶融固着させることにより、画像データに応じた画像が記録紙に形成されるようにしている。
このような画像形成装置においては、ランニングコストの低減等を目的として、トナーなどの色材の消費量の低減を図ることが可能となっている(以下、トナーセーブとする)。
ところで、トナーセーブを行う方法としては、データ圧縮等を行うことにより、一律にドット数を削減する方法が一般的となっているが、このようなトナーセーブ方法では、濃度低下のみでなく、形成される画像の画質低下が生じることがある。
ここから、特許文献1では、文字/線画用のトナーセーブと、写真画像用のトナーセーブと、を選択して切り換えることにより、形成する画像の性質に応じた最適なトナーセーブを可能となるように提案している。
また、特許文献2では、画像形成処理を行う画像データに、イメージを含むか否か、単色背景のオブジェクトを含むか否かに応じて、出力レベル調整、グレースクリーンの適用、トナーセーブ用のディザを指定するかの何れかを選択するなど、オブジェクトによってトナーセーブ方法を切り換えるように提案している。
特開平11−151833号公報 特開2001−083845号公報
しかしながら、画像ごとにトナーセーブ方法を切り換えると、例えば、同一ページ内に種類の異なる複数の画像が存在した場合、それぞれの画像は適正に形成されるかもしないが、ページ全体の彩度が変化して、本来の画像データのイメージと異なる印刷物が出力されてしまう。すなわち、色に関して、画像データの本来有する画像情報が変化してしまうことから、印刷物上などで本来のイメージの画像が得られなくなるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、トナーセーブを行うときに、印刷物上で視覚的な彩度変化によって本来の画像データのイメージと異なるイメージの画像が形成されてしまうのと抑えることができる画像形成方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成方法は、画像処理装置から入力される画像データに応じた画像を画像形成デバイスによって記録媒体に形成するときに、画像形成に用いる各色成分の濃度を下げる印刷データを生成して、生成した印刷データに基づいた画像を形成する画像形成方法であって、前記画像データに対して前記データ変換を行うときに前記画像を形成する各色成分の濃度を所定比率で圧縮するパラメータを生成するデータを記憶手段に記憶しておき、前記画像処理装置で前記各色成分の濃度を前記所定比率で下げた画像を形成するように指定されているときに、前記記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて前記画像データに対するデータ変換を行うことにより前記画像形成デバイスに出力する前記印刷データを生成し、前記画像処理装置で前記記録媒体に形成される画像の彩度を重視するように指定されているときに、前記画像データを解析することにより、画像データに応じた画像を前記記録媒体に形成したときの支配色を算出して、前記支配色の彩度を維持可能とすると共に前記画像形成デバイスの出力特性に応じた補正を可能とする彩度重視用のパラメータを生成し、前記彩度重視用のパラメータに基づいて、前記画像データに対するデータ変換を行うことにより前記画像形成デバイスに出力する前記印刷データを生成する、ことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、画像処理装置から入力される画像データに応じた画像を画像形成デバイスによって記録媒体に形成するときに、画像データに対するデータ変換を行うことにより、画像形成に用いる各色成分の濃度を下げる印刷データを生成し、色材の使用量を抑えた画像形成を可能とする画像形成装置であって、前記画像データに対して前記データ変換を行うときに前記画像を形成する各色成分の濃度を所定比率で圧縮するパラメータを生成するデータが記憶される第1の記憶手段と、前記画像データに応じた画像を前記記録媒体に形成したときの支配色を、前記画像データを解析して算出する画像データ解析手段と、前記画像データに対する前記データ変換を行うときに、前記画像形成デバイスの出力特性に応じた補正と共に、前記画像データ解析手段によって算出された前記支配色の彩度を維持可能とするパラメータを生成可能なデータを設定する設定手段と、前記画像処理装置での前記画像データに対する指定に基づいて前記第1の記憶手段に記憶されるデータ又は前記設定手段によって設定されるデータを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記データに応じて設定される前記パラメータに基づいて前記画像形成デバイスへ出力する画像データに対するデータ変換を行う変換手段と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、パラメータに基づいて画像データに対するデータ変換(圧縮)を行うことにより、画像濃度を下げた印刷データを生成し、生成した印刷データに基づいて画像を記録媒体に形成することにより、画像形成デバイスでの色材の使用量を抑えた画像形成を行う。
ここで、記憶手段(第1の記憶手段)には、各色材に対するデータを所定の比率で圧縮するパラメータを生成可能とするデータが記憶されており、各色の濃度を所定比率で下げた画像形成が指定されているときには、記憶手段(第1の記憶手段)に記憶されたデータに基づいたパラメータを用いてデータ変換を行うことにより、画像濃度を一律に下げる一般的手法によって色材の使用量を抑えた画像を形成可能とする。
これに対して、画像の彩度を重視するように指定されているときには、画像データを解析することにより、記録紙などの記録媒体に形成したときに占有面積が最も広い支配色を算出し、算出した支配色の彩度の彩度を維持しながら画像濃度を下げるデータ(パラメータ)を設定する。
このパラメータを用いて画像データに対するデータ変換を行うことにより、記録媒体に形成した画像のイメージに、本来の画像データが持つイメージが維持されるようにして、本来の画像データを用いて形成した画像に比べて色材の使用量を抑えた画像が得られるようにしている。
すなわち、記録媒体上に形成される画像の色みに影響する支配色に着目し、支配色の色バランスを維持しながらデータ圧縮を行うことにより、色材の使用量を抑制しながら、オリジナルの画像が有する本来の色みが維持された画像、すなわち、全体の色バランスが保持された画像の形成が可能となるようにしている。
ここで、支配色としては、彩度が異なっても色相が同じ色の中で、最も広い面積を占有する色とすることができる。また、支配色は、例えば、基本カテゴリー色である白、黒、赤、緑、黄、青、茶、橙、紫、桃、灰色の11色の色相を適用し、この11色から最も占有面積が広い色を設定しても良く、さらに、基本色相とされる赤、緑、黄、青の4つの色の色相を適用し、この4色の中で最も面積が広い色を支配色として用いても良い。
また、本発明の画像形成方法は、
前記記録媒体に形成する画像の彩度を重視するように設定されているときに、前記支配色と共に、支配色の最大彩度又は支配色の最大彩度と平均彩度を算出し、前記支配色の前記最大彩度又は最大彩度と前記平均彩度を維持可能とすると共に、前記画像形成デバイスの出力特性に応じた補正を可能とする彩度重視用のパラメータを生成し、該パラメータに基づいて、前記印刷データを生成する前記データ変換を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記画像データ解析手段が、前記支配色と共に、支配色の最大彩度又は支配色の最大彩度と平均彩度を算出し、前記設定手段が、前記支配色の前記最大彩度又は最大彩度と前記平均彩度を維持可能とするデータを設定することを特徴とする。
この発明によれば、支配色と共に支配色の最大彩度又は最大彩度と平均彩度を算出し、最大彩度又は最大彩度と平均彩度のそれぞれを維持しながら濃度低下を図った画像形成を行う。これにより、印刷物上での色バランスや色みを維持した画像形成が可能となる。
さらに、本発明の画像形成装置は、前記画像を形成する各色成分に対する相対的な圧縮比率を入力可能とする入力手段と、前記入力手段によって入力された各色成分の前記圧縮比率を記憶する第2の記憶手段と、を含み、前記設定手段が、前記支配色、前記最大彩度又は最大彩度と平均彩度、及び前記第2の記憶手段に記憶される各色成分の前記相対的な圧縮比率に基づいて前記データを設定することを特徴とする。
この発明によれば、画像を形成する色材の間で、相対的な圧縮比率を設定し、この圧縮比率が保持されるようにデータ変換を行う。
これにより、例えば、記録媒体に形成した画像上で、彩度及び色相に及ぼす影響が少ない色に対して、圧縮比率が高くなるように設定することにより、彩度再現性が低下してしまうのを抑えながら、該当色材の消費を確実に抑えることができる。
このような発明においては、記録媒体上で知覚される濃度の比率が一定となるように色材の間での圧縮比率を設定するものであっても良い。
以上説明したように本発明によれば、記録媒体に形成した個々の画像のイメージは勿論、全体の画像のイメージを維持しながら、画像形成に用いる色材の使用量を抑えた画像形成が可能となり、これにより、本来の色みが維持された画像形成を可能としながら、ランニングコストの低減を図ることができるという優れた効果が得られる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用した画像形成システム10の概略構成を示している。この画像形成システム10には、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなどの複数の画像処理装置12及び、本発明が適用される画像形成装置であるプリンタ14が設けられ、画像処理装置12及びプリンタ14が、データ交換が可能となるようにネットワーク接続されている。
画像処理装置12には、画像処理部16が形成されており、所定のプログラムを用いて画像やドキュメント等の作成、編集、加工等の画像処理を含む各種の処理が可能となっている。また、画像処理装置12には、プリンタドライバ18が設けられており、画像処理部16で作成した画像データを、プリンタドライバ18を介して、プリンタ14へ出力可能となっている。
画像形成システム10では、画像処理装置12で作成した画像やドキュメント等の画像データを、プリンタ14へ送信することにより、画像データに応じた画像を記録紙などの画像記録媒体(以下、記録紙とする)に形成する印刷処理が可能となっている。
プリンタ14は、画像出力を実行する出力デバイスとして画像出力部20を備えると共に、画像データに対して所定の画像処理を施して画像出力部20へ出力すると共に画像出力部20の作動を制御して印刷処理を実行可能とするコントローラ部22を備えている。プリンタ14では、画像処理装置12から出力された画像データが、コントローラ部22へ入力されることにより、この画像データに基づいた印刷処理を実行する。
これにより、画像形成システム10では、画像データに応じた印刷物が出力される。なお、このような画像形成システム10は、複数の画像処理装置12とプリンタ14をネットワーク接続した一般的構成を適用することができ、そのネットワークには、プリンタ14のみならず、スキャナなどの入力デバイス等が含まれるものであっても良く、さらに、PC12は、出力デバイス及び入力デバイスのそれぞれと双方向の通信可能であっても良い。
また、本実施の形態に適用するプリンタ14としては、スキャナ機能を備えた複写機であっても良く、さらに、ファクシミリ機能を含む複合機など、少なくとも画像データに応じた画像を記録媒体に形成する機能(印刷機能)を備えるものであれば、任意の構成を適用することができる。
本実施の形態で画像形成装置として適用したプリンタ14の画像出力部20は、一例として、C、M、Y、Kの各色のトナーを色材とし、電子写真プロセスを適用して画像を形成する。すなわち、画像出力部20では、CMYKの各色成分のデータが印刷データとして入力されることにより、それぞれのデータに応じて像担持体である感光体ドラムを走査露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成し、C、M、Y、Kの各色のトナーを用いてトナー現像を施して、各色のトナー像を形成する。
この後、画像出力部20では、記録紙などの記録媒体(以下、記録紙とする)にトナー像を重畳しながら転写し、加熱及び加圧処理を行ってトナー像を記録紙に溶融定着させる。これにより、プリンタ14では、記録紙に画像データに応じた画像を形成して出力する。
コントローラ部22には、画像データに対して各種のデータ処理を行う画像処理部24が設けられている。この画像処理部24は、例えばカラーマネージメントシステム(CMS、図示省略)を用いて、画像データに対するデータ変換処理を行う。
画像出力部20では、CMYK色空間の画像データ(以下、CMYK信号とする)が入力されることにより、CMYK信号に基づいて画像形成処理を行う。また、画像処理装置12では、例えば、RGB色空間の画像データ(以下、RGB信号とする)に対する各種の処理を行い、プリンタ14の画像処理部24には、RGB信号などの画像出力部20のデバイス色空間の信号(CMYK信号)と異なる色空間の画像データが入力される。
ここから、画像処理部24では、RGB信号などのデバイス色信号と異なる画像データを、CIELABなどのデバイス非依存の色空間(以下、L*a*b*色空間とする)のデータ(以下、L*a*b*信号とする)に変換した後、デバイス色空間の画像データであるCMYK信号に変換する。このようなデータ変換は、多次元ルックアップテーブル(DLUT)などを用いた一般的手法を適用することができる。
また、画像処理部24のCMSでは、例えばICCプロファイルなどの色変換プロファイルを用い、L*a*b*信号を、デバイス色空間の画像データであるCMYK信号に変換する。
画像出力部20は、例えば、C、M、Y、Kの各色の濃度が0〜255の256階調などの予め設定された階調で画像形成が可能となっており、画像処理部24には、例えば、各画素を濃度(画像データの濃度値)に応じたドット数(ドット配列)に変換するLUTが設けられており、画像処理部24では、このLUTの変換パラメータを用いてデータ変換することにより、C、M、Y、Kの各色のラスタデータを生成して印刷データとして出力する。画像出力部20では、この印刷データ(ラスタデータ)に基づいて光ビームを走査・露光させることにより、C、M、Y、Kの各色のトナー像を形成する。
このようなプリンタ14に設けている画像処理部24では、画像出力部20で出力可能な最大濃度に基づいてCMSが用いる色変換プロファイルが設定されている。プリンタ14では、予め設定されているタイミングなどでキャリブレーション処理や、画像出力部20を装置設置当初の初期状態に戻すセットアップ処理が行われることに、色変換プロファイルを更新し、画像出力部20で出力可能な最大濃度範囲で画像形成が可能となっている。
このようなプリンタ14の基本的構成は、公知の構成が適用され、詳細な説明を省略する。
ところで、プリンタ14に設けられる画像出力部20は、固有の階調特性を備えている。図3(A)には、階調特性の一例を示しており、一般に、階調特性は直線的でなく曲線的となっている。なお、図3(A)では、一例として256階調(0〜255)の信号(画像出力部20への出力信号)に対し、最大濃度を1.0としたときの最大濃度に対する比を示している。
このような画像出力部20の階調特性に対して、記録紙などに形成される画像の階調変化(濃度変化)は、直線的であることが好ましい。ここから、一般に、記録紙上の画像の階調変化が直線的となるように、階調特性に対する補正特性が設定され、この補正特性に基づいてデータ変換(階調信号の補正)が行われる。
図3(B)には、図3(A)に示す階調特性に対する補正特性の一例を示している。なお、図3(B)では、入力信号に対する出力信号の信号値(濃度値)を示している。この補正特性は、画像出力部20の階調特性に基づいて設定されており、この補正特性に基づいて画像データに対するデータ変換を行うことにより、画像出力部20から出力される画像の階調変化(C、M、Y、Kの各色の階調変化)が直線的となる。
図2に示されるように、プリンタ14のコントローラ部22には、画像出力部20の階調特性に基づいた補正用のデータを記憶する通常処理用データ保持部30及び、各種のデータに基づいて画像データに対する変換パラメータを設定するパラメータ設定部32が設けられている。
通常、プリンタ14では、通常処理用データ保持部30に保持されているデータに基づいて設定されたパラメータを用いて画像データに対するデータ変換処理が行われる。これにより、プリンタ14では、画像データに応じた適正な階調変化の画像形成が可能となっている。
一方、プリンタ14では、画像形成を行うことにより、トナーを消費する。また、プリンタ14では、記録紙上に形成する画像の濃度が高くなるほどトナー消費量(使用量)も多くなり、装置のランニングコストを上昇させる。これに対して、トナーセーブを行うと、画像濃度が低くなるが、トナー消費量(装置のランニングコスト)を抑えることができる。
ここから、プリンタ14では、トナー消費を抑えるトナーセーブモードが設定されている。また、プリンタ14では、トナーセーブモードとして、トナー消費量を一律に抑えるコスト重視モードが設定されている。
図2に示されるように、プリンタ14のコントローラ部22には、コスト重視用データ保持部34及び、処理選択部36が設けられている。コスト重視用データ保持部34には、コスト重視モードで画像データに対するデータ変換を行うパラメータの設定に用いるデータが記憶され、処理選択部36では、トナーセーブモードか通常モードかを選択する。
図4には、コスト重視モードにおける入力信号に対する出力信号の補正の概略を示している。コスト重視モードでは、トナーのセーブ率が設定されることにより、設定されたセーブ率に応じて入力信号に対する出力信号を一律に圧縮する。
コスト重視用データ保持部34には、セーブ率に応じたデータが記憶され、処理選択部36は、コスト重視のトナーセーブモード及びセーブ率が設定されると、セーブ率に応じたデータをコスト重視用データ保持部34から読み出す。
これにより、パラメータ設定部32は、処理選択部36によって選択して読み出されたデータに基づいて、入力信号をセーブ率に応じて一律に圧縮するときのパラメータを設定する。
画像処理部24では、このパラメータに基づいて入力信号に対するデータ変換を行うことにより、セーブ率に応じてC、M、Y、Kの各色のトナーを一律にセーブする出力信号を生成して出力する。
一方、トナーセーブを行うことにより、CMYKの各色の濃度を一律に抑えると、記録紙に形成されて出力される画像の彩度が変化し、記録紙全体のイメージが本来の画像データの持つイメージと異なってしまうことがある。ここから、プリンタ14では、トナーセーブモードとして、画像の彩度再現性を図りながらトナー消費を抑える彩度重視モードが設定され、トナーセーブモードとして、コスト重視モードと彩度重視モードの選択が可能となるようにしている。
図2に示されるように、プリンタ14のコントローラ部22には、彩度重視モードでトナーセーブを行うときの条件とするデータを入力するデータ入力部38と共に、データ入力部38から入力される彩度重視用データを記憶する彩度重視用データ保持部40が設けられている。
記録紙に形成されて出力される画像の視覚的な彩度変化は、CMYKの各色の濃度の変化や階調の変化によって生じる。また、CMYKの各色のバランスが変化することにより、視覚的な彩度のみならず色相の変化も生じる。
また、トナーセーブ比率を大きくすると所望の彩度再現性が得られなくなるが、例えば、Y色などは、視覚的な彩度変化や色相に影響を及ぼすことが少ない。このような色に対しては、他の色(C、M、Kの各色)よりもトナーのセーブ比率を大きくても、彩度や色相に対する影響が少なく、ここから、Y色などに対しては、他の色に比較してトナーセーブ比率を大きく設定することができる。
ここから、データ入力部38から入力される彩度重視用データは、C、M、Y、Kの各色に対して、彩度と共に色相への影響性を考慮して設定される。これにより、プリンタ14の彩度重視モードでは、視覚的に彩度の変化が抑えられるセーブ率が設定されると共に、彩度及び色相に変化が感じられない範囲でC、M、Y、Kの間での相対比率が設定される。
このような相対比率としては、例えば、C:M:Y:Kを、1:1:10:1などとして設定することができる。このときには、例えば、セーブ率を5%としたときに、C、M、Kの各色に対するセーブ率が5%、Y色に対するセーブ率が50%となる。
これらのデータは、データ入力部38から入力されることにより、彩度重視用データとして彩度重視用データ保持部40に記憶される。なお、このようなデータの入力に用いるデータ入力部38としては、プリンタ14に設けられている操作パネル(図示省略)等を用いることができる。
一方、プリンタ14のコントローラ部22には、プリンタ14に入力される画像データを解析する画像データ解析部42、最大彩度信号値算出部44及びデータ設定部46が設けられている。
画像データ解析部42では、プリンタ14に入力される画像データを解析することにより、最も面積率の高い色を算出し、算出した色を該当画像データに対する支配色に設定する。すなわち、記録紙1ページ分の画像データを解析することにより、各色の面積を算出し、算出した面積から占有面積の最も広い色を、該当画像データの支配色に設定する。なお、支配色の算出を行うときには、彩度が異なっても色相が同じ色を同一色として面積(占有面積)の算出を行う。
最大色信号値算出部44は、画像データ解析部42で画像データを解析することにより求めた支配色に対して、最大彩度となる信号値を算出する。また、データ設定部46は、画像データの支配色、最大彩度となる信号値及び彩度重視用データ保持部40に記憶されるデータに加え、通常処理用データ保持部30に保持されるデータに基づいて、画像データの変換に用いるパラメータを求めるデータを設定する。
すなわち、プリンタ14では、彩度重視モードとトナーセーブを行うときに、画像データから支配色及びその支配色の最大彩度の信号値を算出する。
また、プリンタ14では、彩度重視モードでトナーセーブを行うときのセーブ率、C、M、Y、Kの各色の比率が設定され、これらのデータに基づいたデータ変換を行う。このときに、プリンタ14では、画像出力部20の階調特性に応じたデータ変換がなされるようにしている。
トナーセーブを行ったときに、色相を保持するためには、各色の階調変化が直線的となるようにする必要があると共に、各色の比率、少なくとも視覚的に影響の大きい色の比率を保持する必要がある。ここから、データ設定部46では、通常処理用データ保持部30が保持しているデータ(補正特性)に基づいて、パラメータを設定するためのデータを設定することにより、トナーセーブを行ったときにおいても、各色の階調変化が直線的となるようにする。
図5には、彩度重視モードでトナーセーブを行うときの入力信号に対する彩度の相対値の一例を示している。なお、彩度は、最大彩度(最大濃度)を1.0として、入力信号に対する相対値Cとして示している。
図5に示す破線は、通常処理モードにおける入力信号の補正特性であり、また、彩度重視モードでは、該当色に対して設定されているセーブ率αに基づいて、補正特性を圧縮する。このときの補正特性の一例を実線で示している。
通常処理モードでは、例えば、支配色に対する彩度の最大値の入力信号が信号値Imaxであるときに、相対値Cであれば、セーブ率αの彩度重視モードに適用する補正特性上では、信号値Imaxであるときに彩度が相対値Cとなる。
ここで、彩度重視モードでトナーセーブを行なうときには、入力信号が信号値Imaxであるときに、彩度の相対値Cが確保されるようにデータ変換を行う。すなわち、プリンタ14では、信号値Imaxに対して、出力信号が信号値Iomaxに設定されるようにデータ変換が行われるようにする。
また、支配色は、C、M、Y、Kの各色によって形成されており、データ変換を行うときに、C、M、Y、Kの各色の比率が、彩度重視用データ保持部40に保持されたデータに応じて設定される。
コントローラ部22のパラメータ設定部32では、データ設定部46で設定されたデータに基づいて、このデータ変換を行うパラメータを設定する。これにより、画像処理部24では、設定されたパラメータに基づいて画像データに対するデータ変換を行うことにより、所望の彩度を維持しながら、視覚的な色相の変化を抑えたトナーセーブを可能とする画像データ(CMYK信号)を生成する。
一方、図1に示されるように、PC12には、UI部50が設けられており、所定のUI(ユーザインターフェイス)を図示しないモニタに表示しながら、各種の印刷設定を行うことができるようになっている。
また、プリンタドライバ18では、UI部50で設定されている所定のUIを表示して、プリンタ14を用いて印刷処理を行うときに、トナーセーブモードで印刷処理を行うか否かと共に、トナーセーブモードで印刷処理を行うときに、コスト重視モードとするか、彩度重視モードとするかの設定が可能となっている。
図6には、このときの設定に適用するUIの一例とするトナーセーブ設定ウインド52の概略を示している。このトナーセーブ設定ウインド52では、通常モードに設定するときにマークするラジオボックス54A及び、トナーセーブモードに設定するときにマークするラジオボックス54Bが設けられている。
また、トナーセーブ設定ウインド52には、ラジオボックス54Bをマークすることによりマーク可能となるラジオボックス56A、56B及び、ラジオボックス56Aをマークすることによりセーブ率の入力が可能となる入力ボックス58が設けられている。
トナーセーブ設定ウインド52では、ラジオボックス54Bをマークすることによりトナーセーブモードが選択され、これにより、ラジオボックス56A、56Bがマーク可能となり、ラジオボックス56Aをマークすることにより、コスト重視モードが選択される。また、トナーセーブ設定ウインド52では、ラジオボックス56Aをマークすることにより、入力ボックス58へ所定範囲の数値を入力することができるようになる。なお、入力ボックス58は、アップキー60A及びダウンキー60Bを用いて、表示される数値の増減が可能となるものであっても良い。
これにより、ラジオボックス54Aをマークして、OKボタン62を操作することにより、通常モードでの画像形成処理に設定さ、ラジオボックス54Bをマークして、ラジオボックス56Aをマークすると共に、入力ボックス58に所望の数値を入力してOKボタン62を操作することにより、コスト重視モードでのトナーセーブが設定される。
また、トナーセーブ設定ウインド52では、ラジオボックス56Aに換えてラジオボックス56Bをマークすることにより、彩度重視モードでのトナーセーブが設定される。
なお、トナーセーブモード設定ウインド52は、トナーセーブ設定を行うときのUIを限定するものではなく、上記情報の入力が可能であれば、任意の構成を適用することができる。
以下に、本実施の形態の作用として、画像形成システム10での印刷処理を説明する。
画像形成システム10に設けられている画像処理装置12では、各種のアプリケーションを用いて、画像やドキュメント等の作成、加工、編集等が行われ、そのデータ(画像データ)が保存される。また、画像処理装置12には、プリンタドライバ18が設けられており、このプリンタドライバ18を用いて各種の印刷設定を行った画像データを、プリンタ14へ送信することにより、プリンタ14を用いた画像データに対する印刷出力が可能となっている。
プリンタ14では、画像処理装置12から出力された画像データがコントローラ部22に入力されることにより、コントローラ部22に設けている画像処理部24で、画像データに対する所定のデータ処理を行って、処理の終了した画像データ(CMYK信号)を画像出力部20へ出力する。
画像出力部20では、コントローラ部22から画像データが入力されると、該当画像データに基づいてC、M、Y、Kの各色のトナー像を形成し、形成したトナー像を記録紙に重畳させながら転写して出力する。これにより、画像処理装置12から出力された画像データに応じた画像が記録紙に形成される。
ところで、プリンタ14では、トナーセーブモードの選択が可能となっており、トナーセーブモードが選択されることにより、トナー使用量を抑えながら、画像データに応じた画像を記録紙に形成する。これにより、プリンタ14のランニングコストの低減が可能となるようにしている。
ここで、図7を参照しながら、プリンタ14でのトナーセーブ処理を説明する。なお、画像形成システム10では、画像処理装置12で、トナーセーブを行うか通常モードでの画像形成処理を行うかが設定され、プリンタ14では、この画像処理装置12上での設定に基づいた処理を行う。なお、プリンタ14では、データ入力部38から彩度重視用データとしてセーブ率、各色の比率などのデータが入力されて、彩度重視用データ保持部40に保持されている。
図7のフローチャートでは、画像データが画像処理部24に入力されるのに伴って実行され、最初のステップ100では、画像処理装置12での印刷設定でトナーセーブモードに設定されているか否かを確認する。
ここで、トナーセーブモードではなく、通常モードに設定されているときには、ステップ100で否定判定してステップ102へ移行し、通常モードに適用するパラメータの設定を行う。このパラメータ設定では、通常処理用データ保持部30に保持されているデータを読み出し、画像出力部20の階調特性に基づいた補正が行われるようにパラメータ設定が行われる。
この後、ステップ104では、設定されたパラメータに基づいて、画像データに対するデータ変換を行い、ステップ106では、変換したデータを画像出力部20へ出力する。これにより、画像出力部20で印刷出力が実行されると、画像データに応じた画像が記録紙に形成されて出力される。
一方、トナーセーブモードに設定されているときには、ステップ100で肯定判定して、ステップ108へ移行する。このステップ108では、階調重視モードに設定されているか否かを確認する。
ここで、彩度重視モードではなく、コスト重視モードに設定されていると、ステップ108で否定判定してステップ110へ移行する。このステップ110では、印刷設定で設定されているセーブ率を読み込み、次ぎのステップ112では、コスト重視用データ保持部34に保持されているデータを読み込み、読み込んだデータとセーブ率の設定から、コスト重視モードでトナーセーブを行うときのパラメータを設定する。
これにより、画像出力部20から、セーブ率に応じて、C、M、Y、Kの各色のトナー消費量が一律に抑えられた画像が出力される。
これに対して、彩度重視モードが設定されているときには、ステップ108で肯定判定されて、彩度重視モードでトナーセーブを行うときのパラメータを設定する。
このときの処理は、先ず、ステップ114で、画像データを解析することにより、画像データの支配色を算出する。ここで、支配色は、1枚の記録紙に画像を形成したときに、形成した画像上で最も広い面積を占める色としており、例えば画像データを解析することにより各色の面積を算出し、面積が最大となる色を該当画像データの支配色に設定する。なお、支配色は、彩度が異なる色であっても色相が同じ色を同一色として面積を算出する。
次のステップ116では、支配色から最大彩度を算出すると共に、最大彩度の色信号(例えば、C、M、Y、Kの各色の信号)を求める。
この後、ステップ118では、画像データの支配色、最大彩度の信号値と、彩度重視用データ保持部40に保持されているデータ及び、通常処理用データ保持部30に保持されているデータに基づいて、パラメータを求めるためのデータを設定し、ステップ120では、このデータに基づいてパラメータを設定する。
このようにして設定されたパラメータを用いて画像データに対するデータ変換(圧縮)を行い、変換したデータに基づいた印刷処理を実行する。
これにより、プリンタ14では、彩度重視モードでトナーセーブを行うときにおいてもセーブ率に応じてトナー使用量が抑えられ、ランニングコストの低減を図ることができる。
このときに、プリンタ14では、画像データから記録紙に形成する画像の支配色及び支配色の最大彩度を算出し、算出結果に基づいて設定されたパラメータを用いてデータ変換を行うことにより、記録紙に形成された画像上で彩度再現性が低下するのを抑えると共に、色相が変化するのを防止することができる。
したがって、本来の画像データの色みやイメージを維持した画像が形成される。
また、プリンタ14では、彩度及び色相に対して影響の少ない色のセーブ率を、他の色と換えて少なく設定することにより、記録紙上(印刷物上)での視覚的な色相に変化が生じるのを抑えることができ、これにより、該当色に対するトナー使用量さらに抑制することができる。
このように、本実施の形態に適用したプリンタ14では、トナーセーブを行いながら、彩度再現性が確保された高品質の画像形成を行うことができる。
なお、本実施の形態では、記録紙1枚分の画像の中で、色相が同じ色ごとに占有面積を算出して、占有面積の最も広い色を支配色として適用したが、これに限らず、例えば、基本カテゴリー色である白、黒、緑、黄、青、茶、橙、紫、桃、灰色の11色を適用し、この11色のそれぞれの占有面積を算出して、最も占有面積の広い色を支配色として適用しても良く、また、基本色相とされる赤、緑、黄、青の4色を適用して、この4色から支配色を設定するようにしても良く、これにより、支配色を算出するときの処理を簡略化することができる。
また、本実施の形態では、支配色の最大彩度を算出するようにしたが、これに限らず、支配色の最大彩度と平均彩度を算出して、最大彩度及び平均彩度を維持するようにしても良く、これにより、より確実な色み及び本来のイメージ(見た目)の維持が可能となる。
さらに、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、CMYKの各色に対して相対的な比率を設定したが、これに限らず、RGB色空間又は、L*a*b*色空間上のデータなど、非デバイス色空間の各色信号に対して、セーブ率、相対的な比率などを設定するものであっても良い。
また、本実施の形態では、プリンタ14にデータ入力部38を設け、彩度重視モードでトナーセーブを行うときの条件を入力するようにしたが、これに限らず、例えば画像処理装置12から、彩度重視モードでトナーセーブを行うときの条件をプリンタ14へ送信して、彩度重視用データ保持部40に保持されるものであっても良く、また、彩度重視モードで印刷処理を実行する画像データを送信するときに、該当条件を印刷設定に加えてプリンタ14へ送信するようにしても良い。
さらに、本実施の形態では、プリンタ14を例に説明したが、本発明は、電子写真プロセスを適用する任意の構成の画像形成装置に適用することができる。また、本発明は、電子写真プロセスを適用した画像形成装置に限らず、インクジェット方式など、任意の色材を用いて画像データに応じたカラー画像を形成する各種の構成の画像形成装置に適用することができ、これにより、画像形成に用いる色材の消費量を削減しながら、所望の彩度再現性を確保した画像形成が可能となる。
本実施の形態に適用した画像形成システムの概略構成図である。 プリンタの要部の概略構成図である。 (A)は画像出力部の出力特性の一例を示す線図、(B)は(A)の出力特性に対する補正特性の一例を示す線図である。 コスト重視モードに適用する入力信号に対する出力信号の変換の概略を示す線図である。 彩度重視モードに適用する入力信号に対する彩度の相対値の一例を示す線図である。 画像処理装置から画像データを送信するときの印刷設定に用いるUIの一例を示す概略図である。 図6の印刷設定に基づいた画像形成処理の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 画像形成システム
12 画像処理装置
14 プリンタ(画像形成装置)
18 プリンタドライバ
20 画像出力部(画像形成デバイス)
22 コントローラ部
24 画像処理部(変換手段)
30 通常処理用データ保持部
32 パラメータ設定部(変換手段)
34 コスト重視用データ保持部(第1の記憶手段)
36 処理選択部(選択手段)
38 データ入力部(入力手段)
40 彩度重視用データ保持部(第2の記憶手段)
42 画像データ解析部(画像データ解析手段)
44 最大色信号算出部(画像データ解析手段)
46 データ設定部(設定手段)

Claims (5)

  1. 画像処理装置から入力される画像データに応じた画像を画像形成デバイスによって記録媒体に形成するときに、画像形成に用いる各色成分の濃度を下げる印刷データを生成して、生成した印刷データに基づいた画像を形成する画像形成方法であって、
    前記画像データに対して前記データ変換を行うときに前記画像を形成する各色成分の濃度を所定比率で圧縮するパラメータを生成するデータを記憶手段に記憶しておき、
    前記画像処理装置で前記各色成分の濃度を前記所定比率で下げた画像を形成するように指定されているときに、
    前記記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて前記画像データに対するデータ変換を行うことにより前記画像形成デバイスに出力する前記印刷データを生成し、
    前記画像処理装置で前記記録媒体に形成される画像の彩度を重視するように指定されているときに、
    前記画像データを解析することにより、画像データに応じた画像を前記記録媒体に形成したときの支配色を算出して、
    前記支配色の彩度を維持可能とすると共に前記画像形成デバイスの出力特性に応じた補正を可能とする彩度重視用のパラメータを生成し、
    前記彩度重視用のパラメータに基づいて、前記画像データに対するデータ変換を行うことにより前記画像形成デバイスに出力する前記印刷データを生成する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記記録媒体に形成する画像の彩度を重視するように設定されているときに、前記支配色と共に、支配色の最大彩度又は支配色の最大彩度と平均彩度を算出し、
    前記支配色の前記最大彩度又は最大彩度と前記平均彩度を維持可能とすると共に、前記画像形成デバイスの出力特性に応じた補正を可能とする彩度重視用のパラメータを生成し、該パラメータに基づいて、前記印刷データを生成する前記データ変換を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 画像処理装置から入力される画像データに応じた画像を画像形成デバイスによって記録媒体に形成するときに、画像データに対するデータ変換を行うことにより、画像形成に用いる各色成分の濃度を下げる印刷データを生成し、色材の使用量を抑えた画像形成を可能とする画像形成装置であって、
    前記画像データに対して前記データ変換を行うときに前記画像を形成する各色成分の濃度を所定比率で圧縮するパラメータを生成するデータが記憶される第1の記憶手段と、
    前記画像データに応じた画像を前記記録媒体に形成したときの支配色を、前記画像データを解析して算出する画像データ解析手段と、
    前記画像データに対する前記データ変換を行うときに、前記画像形成デバイスの出力特性に応じた補正と共に、前記画像データ解析手段によって算出された前記支配色の彩度を維持可能とするパラメータを生成可能なデータを設定する設定手段と、
    前記画像処理装置での前記画像データに対する指定に基づいて前記第1の記憶手段に記憶されるデータ又は前記設定手段によって設定されるデータを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記データに応じて設定される前記パラメータに基づいて前記画像形成デバイスへ出力する画像データに対するデータ変換を行う変換手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記画像データ解析手段が、前記支配色と共に、支配色の最大彩度又は支配色の最大彩度と平均彩度を算出し、
    前記設定手段が、前記支配色の前記最大彩度又は最大彩度と前記平均彩度を維持可能とするデータを設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像を形成する各色成分に対する相対的な圧縮比率を入力可能とする入力手段と、
    前記入力手段によって入力された各色成分の前記圧縮比率を記憶する第2の記憶手段と、
    を含み、前記設定手段が、前記支配色、前記最大彩度又は最大彩度と平均彩度、及び前記第2の記憶手段に記憶される各色成分の前記相対的な圧縮比率に基づいて前記データを設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014137438A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム

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