JP2008138807A - ギヤ、駆動装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

ギヤ、駆動装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】省スペース且つ低コストに排気あるいは吸気を可能とし、ファンの役割を果たすことのできるギヤを提供する。
【解決手段】ファン付きギヤ100は、共通の回転軸の周囲に形成された複数の歯車部101a,101bを有するギヤ本体101と、前記回転軸に保持されて回転軸と一体的に回転し、且つ、前記回転軸に脱着可能に設けられたプロペラ部102とから構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ギヤ、駆動装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置に関し、特に、狭いスペースでの冷却を可能とするための技術に関するものである。
特開平7−319370号公報
従来、熱に弱い部分を熱源から守るためには、ファンを設けて周辺の熱気を排出したり、機外から空気を吸入したりして冷却していた。たとえば、特許文献1には、定着装置で発生する熱を機外に排出する冷却ファンを設けた画像形成装置が開示されている。
しかしながら、装置本体が小型の場合、ファンを追加するスペースが無いことがあるという問題があった。また、ギヤ列あるいはプーリとベルトなどを介してファンを駆動する構成は、部品点数が増加しコストを上昇させるという問題もある。
そこで、本発明は、省スペース且つ低コストに排気あるいは吸気を可能とし、ファンの役割を果たすことのできるギヤを提供することを目的とする。
また、そのギヤを備えた駆動装置及びプロセスカートリッジならびに画像形成装置の提供も本発明の目的である。
前記の課題は、本発明により、共通の回転軸の周囲に形成された複数の歯車部を有するギヤ本体と、前記回転軸に保持されて回転軸と一体的に回転し、且つ、前記回転軸に脱着可能に設けられたプロペラ部と
から構成されることにより解決される。
また、前記複数の歯車部が互いに異なる歯数を有し、且つ、前記複数の歯車部が前記回転軸に対して軸方向の異なる位置に形成され、該軸方向の異なる位置に形成された隣接する2つの前記歯車部の間に前記プロペラ部が配置されると好ましい。
また、前記プロペラ部は、前記回転軸への装着部として所定形状の貫通孔を有し、前記ギヤ本体は、前記貫通孔に対応する嵌合部が前記回転軸に設けられていると好ましい。
また、前記貫通孔及び前記嵌合部の前記回転軸に直交する方向の断面形状が円形であり、該貫通孔の内径が前記複数の歯車部のうちの最大径の歯車部の外径よりも小さいと好ましい。
また、前記複数の歯車部の少なくとも1つの歯車部の端面に、気流を通過させる流通孔が設けられていると好ましい。
また、前記複数の歯車部の少なくとも1つの歯車部の前記プロペラ部側の端面に、外周から内周に向かうにしたがって軸方向の厚みが増加するテーパー部が形成されていると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、駆動源と、該駆動源より駆動を受けるギヤとを備え、前記駆動源より駆動を受けるギヤが請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであると好ましい。
また、前記駆動源より駆動を受けるギヤから伝達ギヤを介して駆動されるギヤを備え、該伝達ギヤを介して駆動されるギヤが請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであることを特徴とする駆動装置により解決される。
また、前記伝達ギヤを介して駆動されるギヤを複数備えると好ましい。
また、第1の駆動源及び第2の駆動源と、請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであって前記第1の駆動源より駆動を受ける第1駆動ギヤと、請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであって前記第2の駆動源より駆動を受ける第2駆動ギヤと、それぞれ請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであって前記第2駆動ギヤより伝達ギヤを介して駆動される2つのギヤと
を備えると好ましい。
また、前記第1駆動ギヤ,前記第2駆動ギヤ及び前記2つのギヤが、各ギヤの回転軸が平行となり、且つ、ギヤの回転軸と直交する方向において略一直線上に配置されると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、少なくとも像担持体を搭載し画像形成装置本体に着脱可能に設けられたプロセスカートリッジであって、前記像担持体を駆動するギヤとして請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤを備えることを特徴とするプロセスカートリッジにより解決される。
また、前記の課題は、本発明により、請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤ、または請求項7〜11に記載の駆動装置、あるいは請求項12に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置により解決される。
また、請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤにより像担持体を駆動すると好ましい。
また、複数の像担持体を備え、各像担持体が請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤにより駆動されると好ましい。
また、黒色画像を形成するための像担持体と、他色の画像を形成するための像担持体とを有し、前記黒色画像用の像担持体を駆動する駆動源と、前記他色画像用の像担持体を駆動する駆動源とを別個に備えると好ましい。
本発明のギヤによれば、共通の回転軸の周囲に形成された複数の歯車部を有するギヤ本体と、前記回転軸に保持されて回転軸と一体的に回転し、且つ、前記回転軸に脱着可能に設けられたプロペラ部とから構成されるので、ファンを別途設けることなく、また、そのファンを駆動するためのギヤ列やプーリとベルトなどが必要ではなく、省スペース且つ低コストに排気あるいは吸気を可能とし、ファンの役割を果たすことのできる高機能なギヤを低コストで実現することができる。また、複雑な形状のファン付きギヤを簡単且つ低コストに作成することができる。さらに、ギヤ本体とプロペラ部とを別の材料により形成することも可能となる。
請求項2の構成により、隣接する歯数の異なる歯車部の軸方向の間にプロペラ部を配置することで、小さなスペースにプロペラ部を設けることができ、省スペースを実現できる。
請求項3の構成により、回転軸に設けた嵌合部とプロペラ部の貫通孔とを嵌め合わせることで容易に両者を嵌合装着でき、ファン付きギヤを低コストに構成することができる。
請求項4の構成により、プロペラ部が最大径の歯車部の外径よりも小さいことにより、小さなスペースでのプロペラの使用が可能となる。
請求項5の構成により、少なくとも1つの歯車部の端面に気流を通過させる流通孔が設けられているので、ギヤの軽量化ができるとともに、プロペラ部で発生した空気の流れをスムーズにすることができる。
請求項6の構成により、少なくとも1つの歯車部の端面にテーパー部が形成されているので、プロペラ部で発生した空気の流れをスムーズにすることができる。
請求項7の駆動装置によれば、駆動源より駆動を受けるギヤが本発明による高機能なギヤであるので、スペースが限られた駆動装置であってもファンを別途追加することなく、被駆動物の冷却を容易且つ低コストに行なうことができる。
請求項8の構成により、複数の被駆動物に対して本発明による高機能なギヤにより効果的に冷却を行なうことができる。
請求項9の構成により、多数の被駆動物に対して本発明による高機能なギヤにより効果的に冷却を行なうことができる。
請求項10の構成により、例えば使用頻度の異なる複数の被駆動物に対し駆動源を分けることで消耗を抑制できるとともに、各被駆動物を本発明による高機能なギヤにより効果的に冷却を行なうことができる。また、4つの像担持体を備えるカラー画像形成装置に特に適した駆動装置を提供することができる。
請求項11の構成により、4つの像担持体を直列に配置したタンデム型のカラー画像形成装置に特に適した駆動装置を提供することができる。
請求項12のプロセスカートリッジによれば、スペースに余裕のないプロセスカートリッジであっても、像担持体及びその周囲の機器を本発明による高機能なギヤにより効果的に冷却することが可能となり、小型化及びコスト削減を達成することができる。
請求項13の画像形成装置によれば、本発明による高機能なギヤにより被駆動物を効果的に冷却することが可能となり、装置の小型化及びコスト削減を達成することができる。
請求項14の構成により、像担持体を省スペースで冷却することが可能となる。
請求項15の構成により、複数の像担持体を備える装置構成において、その複数の像担持体を省スペースで冷却することが可能となる。
請求項16の構成により、使用頻度の高い黒色画像用の像担持体とそれ以外の他色画像用の像担持体を別個の駆動源により駆動することで消耗を抑制できるとともに、各像担持体を本発明による高機能なギヤにより省スペースで効果的に冷却を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るギヤの一例を示す斜視図である。この図に示すギヤ100は、第1歯車101aと第2歯車101bを有するギヤ本体101にプロペラ102が装着され、ファン付きギヤとして一体的に構成されている。なお、図2にプロペラ102を、図3にギヤ101をそれぞれ単体で示す。
図2に示すように、本例のプロペラ102は、貫通孔を有する円筒状の基部102aに8枚のプロペラ羽102bが植設されており、また、基部102aの内周側には2つの爪部102cが凸設されている。
図3に示すように、ギヤ本体101は大径ギヤである第1歯車101aおよび小径ギヤである第2歯車101bを有する2段ギヤであり、その軸部の一部が、プロペラ102が嵌合されるプロペラ嵌合部101cとして設けられている。プロペラ嵌合部101cには、プロペラ102の上記2つの爪部102cがはめ込まれる爪嵌合部101dが形成されている。図では一方の爪嵌合部101dのみを示しているが、軸の反対側にも爪嵌合部101dが形成されている。ギヤ本体101のプロペラ嵌合部101cにプロペラ102を嵌合させ、爪嵌合部101dに爪部102cをはめ込むことで、プロペラ102がギヤ本体101に一体的に装着され、ファン付きギヤ100が構成される。
なお、プロペラ102はギヤ本体101に対して脱着可能に設けられており、これにより、複雑な形状のファン付きギヤ100を、ギヤ本体101とプロペラ102を個別に製作して組み付けることにより容易に構成でき、また、ギヤ本体101とプロペラ102を異なる材料で形成することも可能となり、簡単且つ低コストにファン付きギヤを実現することができる。
また、プロペラ102の円筒状基部102aの内径とギヤ本体101のプロペラ嵌合部101cの外径の関係は、両者が脱着可能かつ嵌合時にガタのない大きさに設定され、省スペースかつ発生した空気の流れをスムーズにするようになっている。
さらに、プロペラ102の直径(外径)は、大径ギヤである第1歯車101aの直径(外径)よりも小さく、かつ、小径ギヤである第2歯車101bの直径(外径)よりも大きく設定されている。これにより、ギヤ100の軸方向投影面において、プロペラ102が第1歯車101aの外側にはみ出すことがなく、省スペースなファン付きギヤを実現することができる(ファン付きギヤ100を省スペースで使用することができる)。
本例のファン付きギヤ100は、2段ギヤの大径ギヤ101aと小径ギヤ101bの間にプロペラ102を一体に備える構成により、ファンを別途設けることなく、また、そのファンを駆動するためのギヤ列やプーリとベルトなどが必要ではなく、省スペース且つ低コストに排気あるいは吸気を可能とし、ファンの役割を果たすことのできる高機能なギヤを低コストで実現することができる。
図4は、ギヤ本体101の別例を示す正面図である。
この図に示すギヤ本体101Bは、大径ギヤである第1歯車101aの端面部101eに複数の貫通孔(空気流通)101fを設けたものである。貫通孔101fを設けたこと以外は先に説明したギヤ本体101と同様である。なお、貫通孔101fは適宜設定することができる。本例のギヤ本体101Bでは、第1歯車101aの端面部101eに貫通孔101fを設けたことにより、ギヤの強度を保ちつつ重量を軽減できるとともに、貫通孔101fを空気が通過できることによりプロペラ102によって発生した気流の流れをスムーズにすることもできる。
図5は、ギヤ本体101のさらに別の例を示す正面図である。
この図に示すギヤ本体101Cは、大径ギヤである第1歯車101aの一方側(プロペラ側)端面に、外周から内周に向かうにしたがって軸方向の厚みが増加するテーパー部101gが形成されている。テーパー部101gを設けたこと以外は先に説明したギヤ本体101と同様である。本例のギヤ本体101Cでは、第1歯車101aの一方側(プロペラ側)端面にテーパー部101gを設けたことにより、ギヤ(特に第1歯車101a)の強度を高めるとともに、プロペラ102によって発生した気流の流れをスムーズにすることができる。
次に、本発明によるファン付きギヤを用いた駆動装置の実施形態について説明する。
図6は、本発明に係る駆動装置の一例を示す正面図であり、図7はその平面図である。これらの図に示す駆動装置200は、駆動装置の筐体201に、4つのファン付きギヤ100−1〜100−4が回転自在に装着支持されている。
図において一番左側のファン付きギヤ100−1は、筐体201の反対側の側面に取り付けられたモータ202によって回転駆動される。図において右側の3つのファン付きギヤ100−2〜100−4は、真中(3つのうちの中央)のファン付きギヤ100−3を、筐体201の反対側の側面に取り付けられたモータ203によって回転駆動し、さらにファン付きギヤ100−3から伝達ギヤ204a,204bを介して両側のファン付きギヤ100−2と102−4を回転駆動する。
各ファン付きギヤ100−1〜100−4の各第2歯車101bには、被駆動部材の入力ギヤ(図示せず)が噛み合わされ、各ファン付きギヤ100−1〜100−4からそれぞれの被駆動部材を駆動する。被駆動部材としては、たとえば、画像形成装置の感光対等であり、4つのファン付きギヤ100−1〜100−4を備える本例の駆動装置200は、4つの感光体を備えるタンデム型画像形成装置の作像部の駆動装置として使用可能である。
なお、各ファン付きギヤ100−1〜100−4のギヤ本体としては、図3〜5で説明したギヤ本体101,101B,101Cのいずれも採用可能である。
上記のように構成された本例の駆動装置200においては、100−1〜100−4が本発明によるファン付きギヤとして構成されているので、各ギヤにより駆動される被駆動部材(たとえば感光体ドラム等)周辺を冷却するために別途冷却ファンを設ける必要が無く、その冷却ファンを駆動するための追加のギヤ列やプーリとベルトなどの構成も必要なく、省スペース且つ低コストに冷却を行うことが可能となる。
次に、本発明によるファン付きギヤを駆動系に用いたプロセスカートリッジについて説明する。
図8は、本発明に係るファン付きギヤを備えるプロセスカートリッジの一例を示す断面構成図である。この図に示すプロセスカートリッジ300は、感光体ドラム301とその周囲に配置した帯電装置302,現像装置303及びクリーニング装置304を、図示しない画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジとして一体的に構成したものである。
本例のプロセスカートリッジ300では、感光体ドラム301に圧入された歯車(図示せず)を図示しない駆動ギヤによって直接駆動している。また、感光体ドラム301に圧入された歯車から図示しない伝達ギヤを介して、帯電装置302の帯電ローラ302a及び現像装置303の現像ローラ303aを駆動し、さらに、現像ローラ303aからトナー供給ローラ303bを駆動するように構成している。ここで、感光体ドラム301に圧入された歯車を直接駆動する駆動ギヤとして、上記説明した本発明によるファン付きギヤ100を用いている。なお、そのファン付きギヤ100のギヤ本体としては、図3〜5で説明したギヤ本体101,101B,101Cのいずれも採用可能である。
そして、プロセスカートリッジ300を図示しない画像形成装置本体に装着すると、プロセスカートリッジに搭載されたファン付きギヤ100が画像形成装置本体の駆動系に連結され、画像形成装置本体の駆動源(モータ)によって、感光体ドラム301及び帯電ローラ302a,現像ローラ303a,トナー供給ローラ303bが駆動される。
本例のプロセスカートリッジ300では、感光体ドラム301を直接駆動する駆動ギヤとして本発明によるファン付きギヤ100を用いているので、スペースに余裕のないプロセスカートリッジであっても、感光体ドラム301及びその周囲の帯電ローラ302aや現像ローラ303a等を冷却することが可能となり、また、コストを上昇させることも無い。
なお、本例のプロセスカートリッジ300が装着される画像形成装置は、基本的構成は従来周知な電車写真方式によるものと同様であるため、画像形成装置全体の構成等については図示及び説明を省略する。
次に、複数の像担持体(感光体)を備えるタンデム型の画像形成装置であって、複数の像担持体の駆動系として図6,7で説明した駆動装置を用いた画像形成装置について説明する。
図9は、複数の像担持体として4つの感光体ドラムを備えるタンデム型カラープリンタの概略構成を示す断面図である。このカラープリンタ1は、装置本体の下部に給紙部2が設けられ、その上方に作像部3を配置した構成となっている。装置上面には排紙トレイ60が形成されている。図に破線で記録紙の搬送経路を示すように、給紙部2から用紙を給送し、作像部3にて形成した画像を用紙上に転写し、定着装置50で定着して排紙トレイ60に排紙する。装置側面からは手差し給紙(符号:c)が可能であり、また、装置側面への排紙(符号:d)も可能である。
作像部3には、給紙側を下に、排紙側を上となるように傾斜して配置された転写搬送ベルト21が配設されている。この転写搬送ベルト21の上部走行辺に沿って、下から順にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒(Bk)用の4つの作像ユニット4M,4C,4Y,4Bkが並んで配置されている。
各作像ユニット4M,4C,4Y,4Bkは、像担持体としての感光体ドラム5を備えており、感光体ドラム5の回りには帯電装置、現像装置、クリーニング装置等が設けられている。現像装置はトナーとキャリアからなる2成分現像装置であって、現像ローラに担持したトナーを感光体ドラム5に付与する。光書込み装置8からのレーザ光は、帯電ローラと現像ローラの間から感光体ドラム5に照射される。
転写搬送ベルト21の上部走行辺はその上部所定範囲のみを黒用の作像ユニット4Bkに接触させ、作像ユニット4M,4C,4Yからは離間可能に構成されている。すなわち、カラープリントの場合は転写搬送ベルト21が4色の作像ユニット4M,4C,4Y,4Bk(の感光体ドラム)に接触する状態に保持され、黒単色プリントの場合は作像ユニット4Bk(の感光体ドラム)のみに転写搬送ベルト21が接触する状態を保持するようになっている。
このように、一般には最も使用頻度の高い黒単色プリント(モノクロモード)の場合に、転写搬送ベルト21を黒作像ユニット4Bk(の感光体ドラム)のみに接触させ、他の色の作像ユニット4M,4C,4Y(の感光体ドラム)からベルト21を離間させることによって、モノクロ画像の形成には必要のない作像ユニット4M,4C,4Yを作動させなくとも済むので、作像ユニット4M,4C,4Yに係る部分、特にその感光体ドラムの寿命を低下させることがない。
本実施形態の4つの作像ユニット4M,4C,4Y,4Bkの各感光体ドラム5を駆動する駆動装置として、図6,7で説明した駆動装置200を用いている。先に説明した駆動装置200のファン付きギヤ100−1〜100−4が、各色作像ユニットの各感光体ドラム5に圧入されたギヤに噛み合わされ、各感光体ドラム5を回転駆動する。
上記したように、本例では、使用頻度の高いモノクロモード時に黒作像ユニット4Bk(の感光体ドラム)のみを駆動できるよう、先に図6,7で説明したごとく、一番左側のファン付きギヤ100−1をモータ202によって駆動し、他の3色の作像ユニット4M,4C,4Y(の感光体ドラム)は、別のモータ203によって3つのファン付きギヤ100−2〜100−4を介して駆動するように構成されている。
狭いスペースに4色分の作像ユニット4M,4C,4Y,4Bkを並設した本例のタンデム型カラープリンタにおいて、被駆動体である各感光体ドラム5を駆動する駆動装置として、本発明によるファン付きギヤを備えた駆動装置200を用いることによって、別途冷却ファンを設けるスペースの無い状態であっても、ファン付きギヤ100によって各感光体ドラム5とその周囲の機器を冷却することが可能となり、省スペースかつ低コストな冷却を実現している。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、複数の歯車部を有するギヤは2段ギヤに限らず、3段以上の歯車部を有するギヤにも本発明を適用可能である。また、駆動ギヤに限らず、伝達ギヤあるいは中間ギヤなどにも本発明を適用可能である。歯車部は外歯に限らず、内歯でも良い。さらに、平歯歯車に限らず、ハスバ歯車など、本発明の範囲内で適宜な形態の歯車を有するギヤとすることが可能である。
また、プロペラの羽根の枚数も任意であり、形状等も適宜変更可能である。また、歯車の端面に貫通孔を設ける場合、その数や形状も任意である。貫通孔は第1歯車に限らず、可能であれば第2歯車に設けても良いし、両方に設けても良い。3段以上の歯車部を有する場合も同様である。
また、プロペラの羽根の枚数も任意であり、形状等も適宜変更可能である。プロペラの外径も本発明に従って設定可能である。
駆動装置においては、搭載するファン付きギヤの数や、駆動形態なども適宜変更可能である。被駆動部材は、画像形成装置の像担持体(感光体)に限らず、任意の装置の任意の機器の駆動に本発明のファン付きギヤと駆動装置を用いることができる。
プロセスカートリッジにおいては、カートリッジに搭載する機器は任意であり、例えば、像担持体(感光体)と現像装置など、適宜変更可能である。
画像形成装置においては、作像方式等は任意であり、直接転写方式に限らず、中間転写方式でも良い。また、像担持体(感光体)の個数は4つに限らず任意である。また、1つの像担持体(感光体)の周囲に複数の現像装置を配置した構成やリボルバ型現像装置を用いる構成も可能である。モノクロ装置にも本発明のファン付きギヤと駆動装置を用いることができる。また、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
本発明に係るギヤの一例を示す斜視図である。 そのギヤが備えるプロペラ部の正面図である。 そのギヤのギヤ本体の平面図である。 ギヤ本体の別例を示す正面図である。 ギヤ本体のさらに別の例を示す正面図である。 本発明に係る駆動装置の一例を示す正面図である。 その平面図である。 本発明に係るプロセスカートリッジの一例を示す断面構成図である。 本発明に係るタンデム型カラープリンタの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 カラープリンタ
4 作像ユニット
5 感光体ドラム
21 転写搬送ベルト
100 ギヤ
101,101B,101C ギヤ本体
101a 第1歯車(大径ギヤ)
101b 第2歯車(小径ギヤ)
101f 貫通孔(空気流通)
101g テーパー部
102 プロペラ
200 駆動装置
202,203 モータ(駆動源)
204a,204b 伝達ギヤ
300 プロセスカートリッジ
301 感光体ドラム

Claims (16)

  1. 共通の回転軸の周囲に形成された複数の歯車部を有するギヤ本体と、
    前記回転軸に保持されて回転軸と一体的に回転し、且つ、前記回転軸に脱着可能に設けられたプロペラ部と
    から構成されることを特徴とするギヤ。
  2. 前記複数の歯車部が互いに異なる歯数を有し、且つ、前記複数の歯車部が前記回転軸に対して軸方向の異なる位置に形成され、該軸方向の異なる位置に形成された隣接する2つの前記歯車部の間に前記プロペラ部が配置されることを特徴とする、請求項1に記載のギヤ。
  3. 前記プロペラ部は、前記回転軸への装着部として所定形状の貫通孔を有し、
    前記ギヤ本体は、前記貫通孔に対応する嵌合部が前記回転軸に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のギヤ。
  4. 前記貫通孔及び前記嵌合部の前記回転軸に直交する方向の断面形状が円形であり、該貫通孔の内径が前記複数の歯車部のうちの最大径の歯車部の外径よりも小さいことを特徴とする、請求項3に記載のギヤ。
  5. 前記複数の歯車部の少なくとも1つの歯車部の端面に、気流を通過させる流通孔が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のギヤ。
  6. 前記複数の歯車部の少なくとも1つの歯車部の前記プロペラ部側の端面に、外周から内周に向かうにしたがって軸方向の厚みが増加するテーパー部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のギヤ。
  7. 駆動源と、該駆動源より駆動を受けるギヤとを備え、
    前記駆動源より駆動を受けるギヤが請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであることを特徴とする駆動装置。
  8. 前記駆動源より駆動を受けるギヤから伝達ギヤを介して駆動されるギヤを備え、該伝達ギヤを介して駆動されるギヤが請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであることを特徴とする、請求項7に記載の駆動装置。
  9. 前記伝達ギヤを介して駆動されるギヤを複数備えることを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
  10. 第1の駆動源及び第2の駆動源と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであって前記第1の駆動源より駆動を受ける第1駆動ギヤと、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであって前記第2の駆動源より駆動を受ける第2駆動ギヤと、
    それぞれ請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤであって前記第2駆動ギヤより伝達ギヤを介して駆動される2つのギヤと
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  11. 前記第1駆動ギヤ,前記第2駆動ギヤ及び前記2つのギヤが、各ギヤの回転軸が平行となり、且つ、ギヤの回転軸と直交する方向において略一直線上に配置されることを特徴とする、請求項10に記載の駆動装置。
  12. 少なくとも像担持体を搭載し画像形成装置本体に着脱可能に設けられたプロセスカートリッジであって、前記像担持体を駆動するギヤとして請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤを備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤ、または請求項7〜11に記載の駆動装置、あるいは請求項12に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤにより像担持体を駆動することを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 複数の像担持体を備え、各像担持体が請求項1〜6のいずれか1項に記載のギヤにより駆動されることを特徴とする、請求項13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 黒色画像を形成するための像担持体と、他色の画像を形成するための像担持体とを有し、
    前記黒色画像用の像担持体を駆動する駆動源と、前記他色画像用の像担持体を駆動する駆動源とを別個に備えることを特徴とする、請求項15に記載の画像形成装置。
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