JP2008133642A - 振動低減工法 - Google Patents

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クマル カルモカル アショカ
Hideo Takeichi
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Abstract

【課題】タイヤチップを利用して車両や電車から発せられる交通振動を低減する振動低減工法において、かかる交通振動を効率よく低減することができるとともに、施工後更なる沈下が発生しても全体が均一に沈下することで対応が容易になる振動低減工法を提供する。
【解決手段】上面開放型の下部容器本体2と、下部容器本体2に対しスライド自在の噛み合わせ部6を有する蓋体4とからなる型枠容器の該下部容器本体2内に、タイヤチップ3を中詰め材として該下部容器本体2の上面からはみ出す状態で山盛りにして充填する中詰め材充填工程と、下部容器本体2に蓋体4を、上部からの加重に対して中詰め材が圧縮されて噛み合わせ部6がスライドできるように被せて施工ユニット1を形成する施工ユニット形成工程と、施工ユニット1を施工場所にて施工する施工工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤチップを利用して車両や電車から発せられる交通振動を効果的に低減することができる振動低減工法に関する。
近年、廃タイヤまたはタイヤチップを用いて交通振動を低減しようとする試みがなされており、例えば、特許文献1では、振動を発するかまたは振動を受ける構造物の周辺に伝播する振動を防止、低減するための防振工法として、構造物の直下または周辺に、周辺地盤よりも剛性の高い硬質材とゴム弾性材とを隣接させて埋設する工法が提案されている。また、タイヤシュレッズを軽量土として用いる試みも米国で行われている。
特開2004‐156259号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、タイヤチップを軽量性または振動低減等を目的に路盤・路床材として使用する場合、タイヤチップ間に残る空隙とゴムの弾性により、施工後の沈下の制御が難しく、また、十分な地盤強度(CBR)が得られないといった問題があった。
また、タイヤチップは振動ローラ等のバイブレーションでは締め固めを有効に行うことができないといった問題もあった。かかる欠点は、一定厚の土の層を被せるなどの覆土帽子によりある程度改善することができるものの、依然として幅広い利用の設計・施工の制約要因となっている。
そこで本発明の目的は、タイヤチップを利用して車両や電車から発せられる交通振動を低減する振動低減工法において、かかる交通振動を効率よく低減することができるとともに、施工後更なる沈下が発生しても全体が均一に沈下することで対応が容易になる振動低減工法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の振動低減工法は、上面開放型の下部容器本体と、該下部容器本体に対しスライド自在の噛み合わせ部を有する蓋体とからなる型枠容器本体の該下部容器本体内に、タイヤチップを中詰め材として該下部容器の上面からはみ出す状態で山盛りにして充填する中詰め材充填工程と、
前記下部容器本体に前記蓋体を、上部からの加重に対して前記中詰め材が圧縮されて前記噛み合わせ部がスライドできるように被せて施工ユニットを形成する施工ユニット形成工程と、
前記施工ユニットを施工場所にて施工する施工工程と、
を含むことを特徴とするものである。
本発明の振動低減工法においては、前記施工工程において、型枠容器上に覆土帽子層を好適に形成することができ、さらに覆土帽子層上に道路基礎層または鉄道軌道を好適に施工することができる。また、前記型枠容器は、コンクリート製または金属製とすることができる。さらに、型枠容器が複数列の部屋に分割されていてもよく、また、中詰め材に汎用地盤材が混入されていてもよい。
本発明によれば、上部に覆土帽子層や道路基礎層・鉄道軌道等を施工していくに連れ、タイヤチップの圧縮が進行し、よく締め固めの効いた頑丈な地盤が得られるとともに、車両や電車から発せられる交通振動を効率良く低減することができる。また、上面がフラットな厚い層であるため、施工後更なる沈下が発生しても、部位毎にばらついた沈下ではなく、全体が均一に沈下し、対応が容易となる。さらに、本発明の振動低減工法は強固な軽量盛土の造成に用いることができる。
(実施形態1)
以下に、図面を参照して本発明の好適実施の形態について説明する。図1は、振動低減工法に使用する施工ユニット1の断面図、図2は、施工ユニット1の形成手順を示す断面図、図3は施工ユニットの形成手順を示す斜視図である。
先ず、本発明の振動低減工法の中詰め材充填工程では、上面開放型の下部容器本体2と、該下部容器本体2に対しスライド自在の噛み合わせ部6を有する蓋体4とからなる型枠容器を用意する。この型枠容器においては、蓋体4の内周径が下部容器本体2の外周よりやや大きく形成され、下部容器本体2の外周に対し蓋体4の噛み合わせ部6が遊嵌されるようになっている。この下部容器本体2内に、タイヤチップ(中詰め材)3を、図2および図3に示すように、下部容器2の上面からはみ出す状態で山盛りにして詰め込む。
下部容器本体2と蓋体4とからなる型枠容器は、車両や電車から発せられる交通振動の低減を目的とする場合、好ましくは幅0.5〜10m、奥行き1〜20m、高さ0.3〜5m、より好ましくは、幅1〜5m、奥行き1.5〜10m、高さ0.5〜3mである。
また、下部容器本体2と蓋体4の材質はコンクリートまたは鉄等の金属の耐久性に優れた硬質部材とすることが好ましく、厚さはコンクリートの場合、好ましくは3〜20cmであり、鉄の場合は、好ましくは0.5〜3cmである。
さらに、型枠容器内に収容されるタイヤチップ3は、ロール破砕により、ランダムなサイズ分布、形状で得られる通常タイヤシュレッズと呼ばれるもの、大型タイヤ、小型タイヤを1/16、或いは1/32と扇状にカットしたカット品と呼ばれるもの、いずれも使用可能である。また、タイヤチップサイズは、長径部分が、好ましくは10〜300mm、より好ましくは20〜200mm、更により好ましくは30〜150mmである。
なお、下部容器本体2内には、用途等に応じ、中詰め材としてタイヤチップ3に、土、砂等の汎用地盤材を適宜混入することも可能である。
次いで、施工ユニット形成工程では、下部容器本体2に蓋体4を、上部からの加重に対してタイヤチップ(中詰め材)3が圧縮されて噛み合わせ部6がスライドできるように被せる。即ち、図1に示すように、上部から蓋体4を被せることで、タイヤチップ(中詰め材)3が圧縮されつつも、下部容器本体2と蓋体3との間には空隙dが生じるようにする。これにより、上部に覆土帽子層や道路基礎層・鉄道軌道等を施工していくに連れ、タイヤチップ3の圧縮が進行し、よく締め固めの効いた頑丈な地盤が得られる。
施工工程においては、施工ユニット1を、例えば、クレーンを用いて施工場所に設置し、用途に応じ適宜施工ユニット1上に覆土帽子層を形成し、さらに覆土帽子層上に道路基礎層、あるいは鉄道軌道を施工する。これにより、蓋体4の上面がフラットな厚い層であるため、施工後に更なる沈下が発生しても、部位毎にばらついた沈下ではなく全体が均一に沈下し対応が容易になり、かつ、車両や電車から発せられる交通振動を効率よく低減することができる。
(実施形態2)
図4は、本発明の他の好適実施形態の施工ユニットの断面図である。
図4に示す型枠容器は、下部容器本体2の側壁上部に凹状の切込部5を設け、蓋体4の下面に、切込部5に遊嵌される噛み合わせ部(突辺)6を形成することで蓋体4をスライドできる状態となっている。その他の点はすべて実施形態1の型枠容器と同様にして施工ユニット1を形成することができる。かかる施工ユニット1を用いて実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
図5は、本発明の更に他の好適実施形態の複数列配列型の施工ユニットの断面図である。図5に示す型枠容器は、複数列(図示する例では二列)の部屋に分割されている。即ち、下部容器本体11の中央部に立設部12が形成され、この立設部12に切込部13が設けられ、さらに、蓋体15の中央下部に、切込部13と遊嵌する噛み合わせ部(突辺)14が設けられている。なお、図示する例では、実施形態2と同様に、下部容器本体11の側壁上部に凹状の切込部が設けられ、蓋体15の下面に、当該切込部に遊嵌される突辺が形成されているが、実施形態1の噛み合わせ部を蓋体15に設けてもよい。
実施形態3に係る型枠容器は、実施形態1および実施形態2に係る型枠容器に比べ、より大きい施工ユニット10を形成することができるが、型枠容器の形状以外はすべて実施形態1および2と同様にして所望の効果を得ることができる。
図5に示す施工ユニット10を用いて、交通振動が低減される様子を模式的に図6に示す。図6に示すように、実施形態3の施工ユニット10は、比較的幅の広い道路基礎層や鉄道軌道等を施工することができる。施工にあたっては、施工ユニット10をクレーンで施工場所に施工する。次いで、覆土帽子を形成後、一定期間養生させて沈下の安定を図る。例えば、道路の場合には、路盤の施工、基層の施工、表層舗装施工を順次行う。施工ユニット10を用いることで、軽量(タイヤチップの真比重1.2〜1.3、嵩比重0.55〜0.8)で強固な地盤が得られる。これにより、車両や電車が通過する際に発生する交通振動aが近隣の民家等へ伝播するのを大幅に低減することができる。
実施形態1に係る施工ユニットの断面図である。 実施形態1に係る施工ユニットの形成手順を示す断面図である。 実施形態1に係る施工ユニットの斜視図である。 実施形態2に係る施工ユニットの断面図である。 実施形態3に係る施工ユニットの断面図である。 振動低減工法における使用状態を表す模式図である。
符号の説明
1 施工ユニット
2 下部容器本体
3 タイヤチップ(中詰め材)
4 蓋体
5 切込部
6 噛み合わせ部(突辺)
10 施工ユニット
11 下部容器本体
12 立設部
13 切込部
14 噛み合わせ部(突辺)
15 蓋体
a 振動
b 空隙

Claims (8)

  1. 上面開放型の下部容器本体と、該下部容器本体に対しスライド自在の噛み合わせ部を有する蓋体とからなる型枠容器の該下部容器本体内に、タイヤチップを中詰め材として該下部容器本体の上面からはみ出す状態で山盛りにして充填する中詰め材充填工程と、
    前記下部容器本体に前記蓋体を、上部からの加重に対して前記中詰め材が圧縮されて前記噛み合わせ部がスライドできるように被せて施工ユニットを形成する施工ユニット形成工程と、
    前記施工ユニットを施工場所にて施工する施工工程と、
    を含むことを特徴とする振動低減工法。
  2. 前記施工工程において、前記型枠容器上に覆土帽子層を形成する請求項1記載の振動低減工法。
  3. 前記覆土帽子層上に道路基礎層を施工する請求項2記載の振動低減工法。
  4. 前記覆土帽子層上に鉄道軌道を施工する請求項2記載の振動低減工法。
  5. 前記型枠容器がコンクリート製である請求項1〜4のうちいずれか一項記載の振動低減工法。
  6. 前記型枠容器が金属製である請求項1〜4のうちいずれか一項記載の振動低減工法。
  7. 前記型枠容器が複数列の部屋に分割されている請求項1〜6のうちいずれか一項記載の振動低減工法。
  8. 前記中詰め材に汎用地盤材が混入されている請求項1〜7のうちいずれか一項記載の振動低減工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019073884A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 東日本旅客鉄道株式会社 構造物の振動変位抑制構造

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