JP2008132586A - 掃除装置及びごみの除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】釘、ねじ、その他の金属片、及びセラミック片の1又は2以上を含む異物が混じったごみを吸引除去する作業性に優れた掃除装置及びごみの除去方法を提供する。
【解決手段】施工対象11に合わせて配置された工具(例えば、釘抜き具25)の作動部、及び施工対象11の粉塵発生部を覆い、内部には粉塵発生部からの粉塵を吸引する吸引口14を備えたカバー19と、吸引口14が形成されたパイプ15に真空ホース16を介して接続される掃除機本体17と、真空ホース16の中間部に設けられて、入側の真空ホース16によって送られる気流に含まれる釘、ねじ、その他の金属片、及びセラミック片の1又は2以上を含む異物12を除去する異物除去手段18とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、釘、ねじ、その他の金属片、セラミック片の1又は2以上を含む異物が混じっているごみを吸引除去する掃除装置及びごみの除去方法に関する。
従来、例えば、解体機を用いて建物を解体する場合、粉塵(アスベストを含む)の発生を防止するため散水しながら行なっている。しかし、十分に水が散水されないと粉塵が飛散するという問題が生じ、水の散水が過剰となると汚れた水で周囲を汚してしまうという問題が生じていた。
そこで、粉塵吸引装置の吸引部を解体箇所に近づけて、解体時に発生する粉塵を吸引することが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−120950号公報
ここで、粉塵吸引装置の本体部と吸引部が長いホースで接続されている場合、ホースの途中に屈曲部が生じていると、粉塵と同時に吸引した異物(例えば、釘、ねじ、その他の金属片、小破砕屑など)が屈曲部に引っかかって堆積し、ホースが閉塞するという問題が生じる。また、異物がホース内に引っかからずに粉塵と共に本体部内に流入すると、本体部内に設けられた粉塵除去用のフィルターに捕集されるため、粉塵の吸引力が短時間で低下したり、フィルターが破損するという問題も発生する。
本発明は係る事情に鑑みてなされたもので、釘、ねじ、その他の金属片、セラミック片の1又は2以上を含む異物が混じっているごみを吸引除去する作業性に優れた掃除装置及びごみの除去方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る掃除装置は、施工対象に合わせて配置された工具の作動部、及び前記施工対象の粉塵発生部を覆い、内部には該粉塵発生部からの粉塵を吸引する吸引口を備えたカバーと、
前記吸引口が形成されたパイプに真空ホースを介して接続される掃除機本体と、
前記真空ホースの中間部に設けられて、入側の前記真空ホースによって送られる気流に含まれる釘、ねじ、その他の金属片、及びセラミック片の1又は2以上を含む異物を除去する異物除去手段とを有する。
ここで、前記工具は釘抜き具、ドリル、ホールソー、及びチゼルのいずれか1からなっているが、その他の工具であっても本発明は適用される。
前記パイプは前記カバーを貫通し、先部に前記吸引口が設けられたハンドリング用のパイプである場合や、前記カバーの上部は、前記工具の固定部に固定されている場合がある。
本発明に係る掃除装置において、前記異物除去手段は、通気する気流の風速を落として前記異物を沈降除去する収納部を有することができる。また、前記異物除去手段は、フィルターと該フィルターを非通過する前記異物を収納する収納部とを有することもできる。
本発明に係る掃除装置において、前記異物除去手段は、前記収納部の開口を塞ぐ蓋部を有し、該蓋部には前記真空ホースの上流側と接続し前記収納部に連通する吸込み部と、該収納部と連通し前記真空ホースの下流側と接続する吐出部が設けられ、前記収納部の流路断面積は前記吸込み部の流路断面積に対して急拡大していることが好ましい。
そして、前記蓋部の内側には、前記収納部の内面と隙間を有して分離板が設けられ、しかも、前記吸込み部のみが該分離板を貫通していることが好ましい。
本発明に係る掃除装置において、前記異物除去手段は、前記収納部の開口を塞ぐ蓋部を有し、該蓋部には前記真空ホースの上流側と接続し前記収納部に連通する吸込み部が設けられ、該吸込み部の途中位置には前記真空ホースの下流側と接続する吐出部が分岐して設けられ、しかも、該吐出部の入口は前記フィルターで覆われていることが好ましい。
本発明に係る掃除装置において、前記収納部の全部又は一部が、透明部材又は半透明部材で構成されていることが好ましい。
また、前記パイプは前記カバーの一部に連結され、該カバーから露出する前記パイプに前記真空ホースの先部が固定されているのが好ましい。
前記目的に沿う本発明に係るごみの除去方法は、掃除装置に設けられた長尺の真空ホースを用いて、釘、ねじ、その他の金属片、及びセラミック片の1又は2以上を含む異物が混じっているごみを吸引するごみの除去方法において、
前記真空ホースの中間部に異物除去手段を設けて前記異物を除去し、該異物による前記真空ホースの閉塞を防止し、前記掃除装置の吸引能力を長時間維持する。
このごみの除去方法において、前記真空ホースの先部に吸引口を有するパイプが設けられているのが好ましい。
請求項1〜11記載の掃除装置及び請求項12、13記載のごみの除去方法においては、釘、ねじ、その他の金属片、セラミック片の1又は2以上を含む異物が混じっているごみを吸引して真空ホース内を移送する際に異物を除去するので、吸引中に吸引口が床面などに密着して吸込み風量が一気に減少しても、あるいは、掃除機本体内に徐々にごみがたまって吸込み風量が低下してきても、長尺の真空ホースのたるみ部に異物が集まって真空ホースを閉塞させて一気に吸引不能になることを防止できる。その結果、安定してごみの吸引除去を行なうことが可能になる。更に、掃除機本体に異物が到達しないので、掃除機本体の吸引能力を長時間維持することができる。
特に、請求項5〜10記載の掃除装置においては、異物は収納部に収納されて気流の通過の妨げにならないので、ごみの吸引除去を安定して行なうことができる。
請求項7記載の掃除装置においては、ごみを巻き込んだ気流が収納部内に流入すると、気流の風速を急激に落とすことができ、異物を収納部内で効率的に沈降させて除去することが可能になる。
請求項8記載の掃除装置においては、分離板が存在することで除去された異物が気流の流れで舞い上げられて吐出部の入口に流入するのを防止することができる。
請求項9記載の掃除装置においては、ごみを巻き込んだ気流の方向を変えて吸引を行なうので、異物は自身の慣性とフィルターの存在によって吐出部の入口に直接流入することができず、異物を収納部内に分離収納することができる。
請求項10記載の掃除装置においては、収納部の全部又は一部が透明部材又は半透明部材で構成されているので、内部の状況を外部から視認できる。
請求項11記載の掃除装置においては、パイプがカバーの一部に連結されているので、カバーを移動すると、パイプも移動することになって施工性が向上する。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る掃除装置の説明図、図2は同掃除装置の異物除去手段の側断面図、図3は同掃除装置を使用したごみの除去方法の説明図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る掃除装置の異物除去手段の説明図、図5は本発明の第3の実施の形態に係る掃除装置の説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る掃除装置10は、例えば、飛散し難い白石綿(クリソタイル)が使用されている石綿含有建材(施工対象)の一例である石綿スレート板11の撤去作業時(図3参照)に発生する石綿ダストに、異物である釘12(石綿スレート板11の留め金具)が混じっているごみを吸引除去するもので、ブラシ13を備えた吸引口14が先部に形成されたハンドリング用のパイプ15と、パイプ15に長尺の真空ホース16を介して接続される掃除機本体17とを有し、真空ホース16の中間部には、例えば、床載置型でごみ中から釘12を除去する異物除去手段18が設けられている。以下、詳細に説明する。
ブラシ13は、パイプ15の先端部の外周側面から先端側に突出して設けられ、これによって、石綿スレート板11に付着する石綿ダストに外力を与えることで吸引し易くしている。
パイプ15は、例えば、プラスチック製であって、その長さは延長パイプの取付けによって調整する。そして、パイプ15の先部には、石綿スレート板11の撤去作業において、石綿ダストの発生箇所(粉塵発生部)を覆うダスト飛散防止カバー(カバーの一例)19が取付けられている。
ダスト飛散防止カバー19は、膜状の透明部材(例えば、ポリプロピレン、塩化ビニルなど)で形成されたドーム状のフード22を有しており、フード22の一部(側部)には、開口部20が設けられて、上部にパイプ15の先部を挿通させ挿入したパイプ15の側面に密接するパイプ挿入部21が形成されている。また、ダスト飛散防止カバー19は、フード22の下部周縁及び開口部20の縁に取付けられ弾力性部材(例えば、ゴム、スポンジなど)から形成された補強部23を有している。更に、ダスト飛散防止カバー19には、フード22の内面側に当接してフード22をドーム状に保持する、例えば、針金などの形状保持部材(図示せず)が設けられている。
このような構成とすることにより、撤去しようとする石綿スレート板11を屋根板24(図3参照)に固定している釘12が中央部にくるようにしてダスト飛散防止カバー19を配置することで、石綿ダストの発生箇所をフード22で覆うことができる。そして、ダスト飛散防止カバー19の開口部20から、石綿スレート板11の上に置いた取り外し工具の一例である釘抜き具25を挿入させて釘抜き具25の作動部に釘12の頭部を挟んで釘12を引き抜くことができる。また、パイプ挿入部21から挿通されたパイプ15は、ダスト飛散防止カバー19に対して首振り及び進退可能な状態となっているので、パイプ15の先部の吸引口14の位置を自由に調整でき、石綿スレート板11の撤去時に発生する石綿ダストを容易に吸引することができる。
異物除去手段18は、図2に示すように、例えば、直方体状で上部に開口が形成された収納部26と、パッキン27を介して収納部26の開口を塞ぐ蓋部28とを有している。そして、収納部26は、透明部材(例えば、ポリプロピレン、塩化ビニルなど)で構成されている。これにより、収納部26に収納される釘12の量を容易に確認することができる。ここで、収納部26の側面には、図示しない水噴射用のノズルの先部を収納部26内に挿入する挿入孔28aが設けられ、挿入孔28aには蓋28bが取付けられている。
また、蓋部28には真空ホース16の上流側と接続し収納部26に連通する吸込み部29と、収納部26と連通し真空ホース16の下流側と接続する吐出部30が設けられている。
吸込み部29は、蓋部28に第1の取付け部材31を介して一端側が固定される第1のエルボ32と、第1のエルボ32の他端側に取付けられて真空ホース16と接続する入側パイプ33と、第1の取付け部材31に取付けられて第1のエルボ32の一端側と連通する出側パイプ34とを有している。また、吐出部30は、蓋部28に第2の取付け部材35を介して一端側が固定される第2のエルボ36と、第2のエルボ36の他端側に取付けられて真空ホース16と接続する吐出パイプ37とを有している。そして、収納部26の流路断面積は、吸込み部29の流路断面積に対して、急拡大(例えば、吸込み部29の流路断面積に対して40〜60倍)している。これによって、吸込み部29の出口から収納部26内に流入した気流の風速を急激に低下させることができる。
蓋部28の内側には、収納部26の内面と隙間を有し複数の支持部材38aを介して分離板38が設けられ、しかも、吸込み部29の出側パイプ34の先側のみが分離板38を貫通している。また、分離板38の外周部には、分離用メッシュ部材38bが突出して設けられ、その先端部は収納部26の内面に当接している。
このような構成とすることにより、ごみを巻き込んだ気流が吸込み部29の出口から収納部26内に流入すると、気流の風速が急激に低下して釘12が収納部26の底に沈降し、釘12が除去された後のごみを巻き込んだ気流が分離板38と収納部26の内面との隙間に設けられた分離用メッシュ部材38bを通過して吐出部30の入口内に流入する。そして、分離板38が存在することで、収納部26の底に沈降した釘12が気流で舞い上げられて、吐出部30の入口に流入するのが防止される。
掃除機本体17は、真空ホース16の基部が接続される吸入口39に取り替え可能に取付けられて、釘12が除去された後のごみを捕集するバッグ状の捕集フィルター40を備えた第1の捕集部41と、第1の捕集部41の上方に設けられ、捕集フィルター40内の空気を外部に排気する排気ファンを備えた排気部42と、掃除機本体17の排出側に設けられ、捕集フィルター40を通過した空気を更に細かなフィルターで徐塵して排出口から排気する第2の捕集部43とを有している。捕集フィルター40では、釘12が除去された後のごみのみが捕集されるので、掃除機本体17としての吸引能力を長時間維持することができる。更に、釘12が捕集フィルター40内に進入しないため、捕集フィルター40の破損も防止できる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係る掃除装置10を使用したごみの除去方法について説明する。
図1、図3に示すように、屋根板24に釘止めされている石綿スレート板11の撤去作業では、釘抜き具25で釘12を取り除く際に、石綿ダストが発生する。そこで、釘12の周囲を、パイプ15の先部に取付けられたダスト飛散防止カバー19で覆い、石綿スレート板11を固定している釘12にパイプ15の先部の吸引口14を近接配置する。そして、載置台44上に配置した掃除機本体17を運転して吸引口14からダスト飛散防止カバー19内の空気を吸引しながら、開口部20から釘抜き具25(作動部)を差し込んで、釘12を引き抜く。このとき、発生する石綿ダストは、掃除機本体17で捕集することができ、石綿ダストの外部への飛散が防止できる。なお、掃除機本体17は高所に配置するので、掃除機本体17は図示しない固定部材で載置台44に固定されている。
ここで、吸引口14に設けられたブラシ13によって引き抜かれた釘12が吸引されるのが防止できるが、吸引口14を釘12に近接させているため、釘12が石綿ダストと共に吸引されることがある。釘12が吸引口14から吸引された場合、石綿ダストと異物である釘12が混じった状態のごみが、真空ホース16内を移送される。
図2に示すように、真空ホース16内を移送されているごみは、異物除去手段18の吸込み部29に設けられた入側パイプ33から進入し、出側パイプ34の出口から収納部26内に排出される。ここで、収納部26の流路断面積は、吸込み部29の流路断面積に対して急拡大しているので、出側パイプ34の出口から流入した気流の風速は急激に低下する。このため、釘12が気流から分離されて収納部26の底に沈降して除去される。そして、石綿ダストを含んだ気流が分離板38と収納部26の側壁との間に形成されている隙間を通過して、吐出部30に設けられた第2のエルボ36の入口内に流入する。ここで、分離板38が存在することで、収納部26の底に沈降した釘12が気流で舞い上げられて、吐出部30に設けられた第2のエルボ36の入口から真空ホース16内に流入するのを防止できる。
このように、釘12が収納部26で分離除去されることにより、図3に示すように、屋根板24の石綿スレート板11の撤去作業を行なっていて、撤去作業場所が掃除機本体17に近づいて長尺の真空ホース16の一部が、例えば、屋根から垂れ下がってたるみ部44aが形成されている状態で、吸引中に吸引口14が石綿スレート板11などに密着して吸込み風量が一気に減少しても、あるいは、掃除機本体17内に徐々にごみがたまって吸込み風量が低下してきても、たるみ部44aに釘12が集まって真空ホース16を閉塞させて一気に吸引不能になる事態が防止できる。
異物除去手段18の吐出部30から真空ホース16内に吐出された石綿ダストを含んだ気流は、掃除機本体17の吸入口39から第1の捕集部41の捕集フィルター40内に流入する。そして、石綿ダストを含んだ気流が捕集フィルター40を通過する際に、石綿ダストは捕集フィルター40で捕捉され、捕集フィルター40を通過した気流は第2の捕集部43のフィルターを通過して排出口から大気中に放出される。このため、捕集フィルター40を通過した気流中に、捕集フィルター40では捕集できないサイズの石綿ダストが存在していても、第2の捕集部43で捕集することができ、石綿ダストを含まない気流を大気中に放出することができる。
ここで、収納部26は、透明部材で構成されているので、収納部26に堆積している釘12の量を容易に確認できる。収納部26に釘12が堆積してくると、釘12の引き抜き作業を中断し、吸込み部29及び吐出部30に接続している真空ホース16を外して、使用中の収納部26を蓋部28が取付けられた状態で取り外す。そして、別の収納部に取付けられている蓋部の吸込み部及び吐出部にそれぞれ真空ホース16を接続して、釘12の引き抜き作業を再開する。
なお、蓋部28が取付けられた状態で取り外した収納部26は、吸込み部29の入口側及び吐出部30の出口側をそれぞれ塞いだ状態で、釘12の回収場所まで搬送する。そして、挿入孔28aを塞いでいる蓋28bを取り外し、挿入孔28aから水噴射用のノズルの先部を収納部26内に挿入して水を噴射し、蓋部28及び収納部26の各内面と釘12にそれぞれ付着している石綿ダストが飛散しないようにする。次いで、蓋部28を押えている押え部材45を外して蓋部28を取り外して釘12を取り出し、釘12、蓋部28、及び収納部26にそれぞれ付着している石綿ダストを除去する。
本発明の第2の実施の形態に係る掃除装置46は、第1の実施の形態に係る掃除装置10と比較して、床載置型の異物除去手段47の構成が異なることが特徴となっている。このため、異物除去手段47に関してのみ詳細に説明し、同一の構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、異物除去手段47は、例えば、網状のフィルター48と、フィルター48を非通過する異物である釘12を突出した収納口(開口)49から引き入れて収納するびん状の収納部50とを有している。
また、異物除去手段47は、収納口49の外側に形成された雄ねじ部に噛合する雌ねじ部が内側に形成され、収納口49にねじ込まれて収納口49を塞ぐ蓋部51を有している。そして、蓋部51には、真空ホース16の上流側と接続し収納部50に連通する管状の吸込み部52が設けられ、吸込み部52の途中位置には開口部53が形成され、開口部53には真空ホース16の下流側と接続する管状の吐出部54が分岐状態で接続されている。更に、吐出部54の入口となる開口部53は、フィルター48で覆われている。ここで、収納部50は、透明部材(例えば、ポリプロピレン、塩化ビニルなど)で構成されている。これにより、収納部50に収納される釘12の量を容易に確認することができる。
このような構成とすることにより、掃除機本体17を運転すると、石綿ダストと異物である釘12が混じっているごみが吸引され真空ホース16内を通過して吸込み部52内に進入する。ここで、開口部53を通過する際に、石綿ダストと釘12を巻き込んだ気流の方向が急激に変わるため、石綿ダストは気流に巻き込まれてフィルター48を通過して開口部53から吐出部54内に進入するが、釘12は自身が有する慣性とフィルター48の存在によって開口部53を通過することができず、釘12は吸込み部52を通過して収納部50内に流入して分離除去される。
本発明の第2の実施の形態に係る掃除装置46を使用したごみの除去方法は、本発明の第1の実施の形態に係る掃除装置10を使用したごみの除去方法と実質的に同一なので、掃除装置46を使用したごみの除去方法の説明は省略する。
なお、収納部50に釘12が堆積してくると、釘12の引き抜き作業を中断し、吸込み部52及び吐出部54に接続している真空ホース16を外して、使用中の収納部50を蓋部51が取付けられた状態で取り外す。
そして、別の収納部に取付けられている蓋部の吸込み部及び吐出部にそれぞれ真空ホース16を接続して、釘12の引き抜き作業を再開する。蓋部51が取付けられた状態で取り外した収納部50は、吸込み部52の入口側及び吐出部54の出口側をそれぞれ塞いだ状態で釘12の回収場所まで搬送し、蓋部51を外して蓋部51及び収納部50の各内面と釘12に付着している石綿ダストを飛散させないようにして釘12を取り出し、釘12、蓋部51、及び収納部50に付着している石綿ダストを除去する。
次に、図5を参照しながら、本発明の第3の実施の形態に係る掃除装置60について説明する。図に示すように、工具の一例である電動ドリル62は、作動部63を有している。この作動部63は、ドリルチャック64及びこれに取付けられるドリル刃65を有し、回転駆動される。この作動部63を囲んで略円錐台状のカバー66を有し、このカバー66に先部に吸引口67を備えたパイプ68が設けられている。パイプ68の基部(カバー66から露出する部分)側には真空ホース69の先部が設けられている。なお、この電動ドリル62は施工対象の一例であるスレート板70の所定の位置(孔を形成しようとする位置)に取付けられたドリル刃65を合わせて配置されている。そして、粉塵発生部はここではドリル刃65で形成された孔となる。
この真空ホース69は負圧により吸ったゴミを図示しない異物除去手段を介して掃除機本体17(図1参照)に供給するようになっている。この異物除去手段としては、例えば、図2に示すような異物除去手段18、図4に記載している異物除去手段47が適用できる。これによって、電動ドリル62によって、スレート板70に孔を形成する。この場合、大量の粉塵(アスベスト粉を含む)が発生するが、吸引口67より吸い込まれて外部に漏れない。なお、カバー66の周囲の下端部には円状の骨材71が配置され、途中位置にも負圧によってカバー66が凹まないための骨材が配置されている。カバー66は透明の合成樹脂シートを主体とし、上部は電動ドリル62の固定部(即ち、非回転部分)72に固定される。
また、この実施の形態においては、工具として電動ドリル62を使用したが、例えば、ホールソー、チゼル(はつり具)などであっても本発明は適用される。第1〜第3の実施の形態を含むこの発明は、特に石綿を使用した構造物を解体する場合で、釘やねじを外す場合、一部に孔を穿つ場合、一部をはつる場合などに発生する石綿粉塵の回収に特に有効である。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、第1、第2の実施の形態では、収納部の全部を透明部材で構成したが、半透明部材で構成してもよく、また、収納部の一部を透明部材又は半透明部材で構成してもよい。また、第1の実施の形態では、分離板の外周部に分離用メッシュ部材を突設させたが、分離用メッシュ部材は、その一端側を分離板の外周部に、他端側を蓋部の内側にそれぞれ取付けるように設置しても、吐出部30の入口に直接取付けてもよく、分離用メッシュ部材を取付けなくてもよい。
更に、第1、第2の実施の形態では、異物除去手段を床載置型として屋根上に載置して使用したが、肩に掛けて使用するようにしてもよい。異物除去手段を肩に掛けて使用することで、ハンドリング用のパイプの操作が容易になって、ごみの吸引除去の作業を効率的に行なうことができる。
第1、第2の実施の形態では、掃除装置を石綿スレート板の撤去作業時に発生する石綿ダストを吸引除去する場合に適用したが、釘、ねじ、その他の金属片、セラミック片の1又は2以上を含む異物が散在している建設中の建物内の清掃作業、工場内の清掃作業にも本発明の掃除装置を適用できる。
本発明の第1の実施の形態に係る掃除装置の説明図である。 同掃除装置の異物除去手段の側断面図である。 同掃除装置を使用したごみの除去方法の説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る掃除装置の異物除去手段の説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る掃除装置の説明図である。
符号の説明
10:掃除装置、11:石綿スレート板、12:釘、13:ブラシ、14:吸引口、15:パイプ、16:真空ホース、17:掃除機本体、18:異物除去手段、19:ダスト飛散防止カバー、20:開口部、21:パイプ挿入部、22:フード、23:補強部、24:屋根板、25:釘抜き具、26:収納部、27:パッキン、28:蓋部、28a:挿入孔、28b:蓋、29:吸込み部、30:吐出部、31:第1の取付け部材、32:第1のエルボ、33:入側パイプ、34:出側パイプ、35:第2の取付け部材、36:第2のエルボ、37:吐出パイプ、38:分離板、38a:支持部材、38b:分離用メッシュ部材、39:吸入口、40:捕集フィルター、41:第1の捕集部、42:排気部、43:第2捕集部、44:載置台、44a:たるみ部、45:押え部材、46:掃除装置、47:異物除去手段、48:フィルター、49:収納口、50:収納部、51:蓋部、52:吸込み部、53:開口部、54:吐出部、60:掃除装置、62:電動ドリル、63:作動部、64:ドリルチャック、65:ドリル刃、66:カバー、67:吸引口、68:パイプ、69:真空ホース、70:スレート板、71:骨材、72:固定部

Claims (13)

  1. 施工対象に合わせて配置された工具の作動部、及び前記施工対象の粉塵発生部を覆い、内部には該粉塵発生部からの粉塵を吸引する吸引口を備えたカバーと、
    前記吸引口が形成されたパイプに真空ホースを介して接続される掃除機本体と、
    前記真空ホースの中間部に設けられて、入側の前記真空ホースによって送られる気流に含まれる釘、ねじ、その他の金属片、及びセラミック片の1又は2以上を含む異物を除去する異物除去手段とを有することを特徴とする掃除装置。
  2. 請求項1記載の掃除装置において、前記工具は釘抜き具からなって、前記パイプは前記カバーを貫通し、先部に前記吸引口が設けられたハンドリング用のパイプであることを特徴とする掃除装置。
  3. 請求項1記載の掃除装置において、前記工具はドリル、ホールソー、及びチゼルのいずれか1からなっていることを特徴とする掃除装置。
  4. 請求項3記載の掃除装置において、前記カバーの上部は、前記工具の固定部に固定されていることを特徴とする掃除装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の掃除装置において、前記異物除去手段は、通気する気流の風速を落として前記異物を沈降除去する収納部を有することを特徴とする掃除装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の掃除装置において、前記異物去手段は、フィルターと該フィルターを非通過する前記異物を収納する収納部とを有することを特徴とする掃除装置。
  7. 請求項5記載の掃除装置において、前記異物除去手段は、前記収納部の開口を塞ぐ蓋部を有し、該蓋部には前記真空ホースの上流側と接続し前記収納部に連通する吸込み部と、該収納部と連通し前記真空ホースの下流側と接続する吐出部が設けられ、前記収納部の流路断面積は前記吸込み部の流路断面積に対して急拡大していることを特徴とする掃除装置。
  8. 請求項7記載の掃除装置において、前記蓋部の内側には、前記収納部の内面と隙間を有して分離板が設けられ、しかも、前記吸込み部のみが該分離板を貫通していることを特徴とする掃除装置。
  9. 請求項6記載の掃除装置において、前記異物除去手段は、前記収納部の開口を塞ぐ蓋部を有し、該蓋部には前記真空ホースの上流側と接続し前記収納部に連通する吸込み部が設けられ、該吸込み部の途中位置には前記真空ホースの下流側と接続する吐出部が分岐して設けられ、しかも、該吐出部の入口は前記フィルターで覆われていることを特徴とする掃除装置。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の掃除装置において、前記収納部の全部又は一部が、透明部材又は半透明部材で構成されていることを特徴とする掃除装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の掃除装置において、前記パイプは前記カバーの一部に連結され、該カバーから露出する前記パイプに前記真空ホースの先部が固定されることを特徴とする掃除装置。
  12. 掃除装置に設けられた長尺の真空ホースを用いて、釘、ねじ、その他の金属片、及びセラミック片の1又は2以上を含む異物が混じっているごみを吸引するごみの除去方法において、
    前記真空ホースの中間部に異物除去手段を設けて前記異物を除去し、該異物による前記真空ホースの閉塞を防止し、前記掃除装置の吸引能力を長時間維持することを特徴とするごみの除去方法。
  13. 請求項12記載のごみの除去方法において、前記真空ホースの先部に吸引口を有するパイプが設けられていることを特徴とするごみの除去方法。
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