JP2008131758A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上層コイル辺の温度上昇を抑え、耐熱性の高い絶縁材料を用いることなく、特性を確保することができる回転電機を提供することを目的とする。
【解決手段】回転電機1は、上層コイル辺320と下層コイル辺321とからなる電機子コイル32を備えている。上層コイル辺320スロット収容部320aは、スロット311内の反軸心側に収容されている。下層コイル辺321のスロット収容部321aは、スロット311内の軸心側に収容されている。そのため、スロット収容部320aは、スロット収容部321aに比べ放熱性が悪い。しかし、スロット収容部320aの断面積は、スロット収容部321aより大きく設定されており、抵抗を小さくでき、発熱を抑えられる。従って、高電流あるいは長時間での使用が要求される回転電機において耐熱性の低い絶縁フィルムの使用が可能となる。あるいは温度上昇を抑えるために体格を大きくするような処方が不要となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電機子コアと、上層コイル片及び下層コイル片により構成される電機子コイルとからなる回転電機に関する。
従来、回転電機として、例えば特開平8−140324号公報に開示されている回転電機がある。この回転電機は、電機子鉄心と、上層コイルバーと、下層コイルバーとからなるアーマチャを備えている。電機子鉄心は、薄い鋼板からなるリング状のコアプレートを積層して構成されている。電機子鉄心の外周には、径方向に長い長方形状の複数のスロットが形成されている。上層コイルバーは、上層コイル辺と、上層コイル端部とから構成されている。下層コイルバーは、下層コイル辺と、下層コイル端部とから構成されている。上層コイル辺及び下層コイル辺は、銅からなる断面矩形の直線棒状の部材である。上層コイル辺は、周囲を上層絶縁フィルムに覆われ、スロット内の反軸心側に収容されている。下層コイル辺は、上層絶縁フィルムに覆われた上層コイル辺とともに周囲を下層絶縁フィルムに覆われ、スロット内の軸心側に収容されている。
特開平8−140324号公報
前述した回転電機では、下層コイル辺とスロットの内周面との間には、下層絶縁フィルムが介在している。これに対し、上層コイル辺とスロットの内周面との間には、上層絶縁フィルムと下層絶縁フィルムとが介在している。そのため、上層コイル辺の断面積を、下層コイル辺に比べ上層絶縁フィルムの分だけ小さくしなければならない。この場合、上層コイル辺の抵抗が下層コイル辺より大きくなる。それに伴って、発熱も大きくなる。
ところで、下層コイル辺は、スロット内の軸心側に収容されている。そのため、下層コイル辺で発生した熱は、電機子鉄心からシャフトを介して回転電機の外部へ放熱される。これに対し、上層コイル辺は、下層コイル辺に比べシャフトまでの距離が遠い。また、電機子鉄心の外周側には、空隙を介して固定磁極及びヨークが配置されている。そのため、上層コイル辺で発生した熱は、下層コイル辺に比べ回転電機の外部へ放熱されにくい。つまり、上層コイル辺は、下層コイル辺に比べ発熱が大きいにも係わらず、放熱性が悪く、温度が上昇しやすい。そのため、高電流あるいは長時間での使用が要求される回転電機においては、耐熱性の高い絶縁フィルムを用いるか、性能面での必要体格以上に回転電機を大きくして温度上昇を抑える必要があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、上層コイル辺の温度上昇を抑え、耐熱性の高い絶縁材料を用いることなく、小型の回転電機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、スロット内に収容される上層コイル片の中間部の断面積を、スロット内に収容される下層コイル片の中間部の断面積より大きくすることで、上層コイル片の温度上昇を抑え、耐熱性の高い材料を用いることなく、特性を確保できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の回転電機は、軸心方向に延びる複数のスロットを外周に有する円柱状の電機子コアと、中間部がスロット内の反軸心側に収容される上層コイル片と、中間部がスロット内の軸心側に収容される下層コイル片とからなり、上層コイル片の端部と下層コイル片の端部とを接続することにより形成される電機子コイルとを備えた回転電機において、上層コイル片の中間部の断面積が、下層コイル片の中間部の断面積より大きいことを特徴とする。
この構成によれば、上層コイル片の温度上昇を抑え、耐熱性の高い絶縁材料を用いることなく、特性を確保することができる。上層コイル片の中間部は、スロット内の反軸心側に収容されており、下層コイル片の中間部に比べ放熱性が悪い。しかし、スロット内に収容される上層コイル片の中間部の断面積は、下層コイル片の中間部の断面積より大きい。そのため、上層コイル片の中間部の抵抗を下層コイル片の中間部より小さくすることができる。これにより、発熱を抑えることができる。従って、下層コイル片に比べ放熱性が悪くても、上層コイル片の温度上昇を抑えることができる。そのため、耐熱性の高い材料を用いることなく特性を確保することができる。
請求項2に記載の回転電機は、請求項1に記載のスタータにおいて、さらに、上層コイル片の中間部の断面形状は、下層コイル片の中間部の断面形状と異なることを特徴とする。この構成によれば、スロットの内周面の段差をなくすことができる。上層コイル片の中間部の断面積は、下層コイル片の中間部の断面積より大きい。上層コイル片の中間部と下層コイル片の中間部とを同一形状とした場合、これらを収容するスロットの内周面に段差を生ずる。上層コイル片の中間部の断面形状を下層コイル片の中間部の断面形状と異なる形状とすることで、スロットの内周面の段差をなくすことができる。
請求項3に記載の回転電機は、請求項1又は2に記載のスタータにおいて、さらに、下層コイル片の中間部、及びスロットは、軸心側が丸み付けされていることを特徴とする。この構成によれば、下層コイル片とスロットの内周面との間に配設される絶縁フィルムの破損を防止することができる。また、電機子コアの製造コストを抑えることができる。下層コイル片の中間部、及びスロットは、軸心側がともに丸み付けされており、角部がない。そのため、下層コイル片の中間部とスロットの内周面との間に配設される絶縁フィルムの破損を防止することができる。電機子コアは、一般的にプレス加工されたコアプレートを積層して構成されている。スロットの軸心側を丸み付けすることで、角部がなくなり、プレス金型の寿命を向上させることができる。そのため、電機子コアの製造コストを抑えることができる。
請求項4に記載の回転電機は、請求項1〜3のいずれかに記載のスタータにおいて、さらに、上層コイル片の中間部の断面形状は、短辺が電機子コアの径方向に直交する長方形状であることを特徴とする。この構成によれば、磁路を充分に確保することができる。上層コイル片の断面形状を長方形状とし、短辺を電機子コアの径方向に直交する方向に配置することで、隣接するスロット間に形成されるティースの幅を確保することができる。これにより、磁路を充分に確保することができる。
次に実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図6を参照して回転電機の構成について説明する。ここで、図1は、第1実施形態における回転電機の軸方向断面図である。図2は、電機子コアの平面図である。具体的には、端面側からみた平面図である。図3は、上層コイル片の側面図及び背面図である。図4は、下層コイル片の側面図及び背面図である。図5は、スロットに収容された電機子コイルの断面図である。図6は、上層コイル片と下層コイル片の配置状態を示す斜視図である。図7は、電機子コイルの収容された電機子コアの平面図である。具体的には、後方端面側からみた平面図である。
図1に示すように、回転電機1は、固定子2と、回転子3と、ブラシ装置4とから構成されている。
固定子2は、磁束を発生するとともに、回転子3及びブラシ装置4を収容する部材である。固定子2は、ケース20と、複数の磁石21とから構成されている。ケース20は、磁路の一部を構成するとともに、回転子3及びブラシ装置4を収容する磁性体からなる円筒状の部材である。ケース20の後方端部には、開口部を覆うように略円板状のエンドフレーム22が固定されている。磁石21は、磁束を発生する円弧板状の部材である。磁石21は、ケース20の内周面に、周方向に等間隔に配置され固定されている。
回転子3は、ブラシ装置4を介して供給された電流が、固定子2の発生する磁束と鎖交することで回転力を発生する部材である。回転子3は、シャフト30と、電機子コア31と、電機子コイル32と、コンミテータ33とから構成されている。
シャフト30は、金属からなる略円柱状の部材である。
電機子コア31は、磁路の一部を構成するとともに、電機子コイル32を収容する磁性体からなる円柱状の部材である。図2に示すように、電機子コア31は、プレス加工された磁性体からなる板状の部材を積層して構成されている。電機子コア31には、軸心に沿って貫通孔310が形成されている。また、電機子コア31の外周には、電機子コイル32を収容する、軸心方向に延びる、径方向に長い長方形状の複数のスロット311が、周方向に等間隔で形成されている。さらに、スロット311間に形成されるティース312の外周面側には、スロット311内に収容される電機子コイル32をスロット311内に固定するため、V字状の固定爪313が形成されている。スロット311内に電機子コイル32を収容した後、固定爪313を軸心側に屈曲させることで電機子コイル32をスロット311内に固定することができる。図1に示すように、電機子コア31は、貫通孔310をシャフト30に挿通させた状態で、シャフト30に固定されている。
電機子コイル32は、ブラシ装置4を介して供給された電流が流れるコイル状に形成された部材である。電機子コイル32は、複数の上層コイル片320と、複数の下層コイル片321とから構成されている。
図3に示すように、上層コイル片320は、導体からなる、より具体的には銅からなる略コの字状の部材である。上層コイル片320は、スロット収容部320a(中間部)と、連結部320b、320cとから構成されている。スロット収容部320aは、スロット311内に収容される断面形状が略長方形状の棒状の部位である。スロット収容部320aの断面積は、後述する下層コイル片321のスロット収容部321aの断面積より大きく設定されている。連結部320b、320cは、スロット収容部320aの両端部から垂直方向に延在する円弧状に湾曲した板状の部位である。
図4に示すように、下層コイル片321は、導体からなる、より具体的には銅からなる略コの字状の部材である。下層コイル片321は、スロット収容部321a(中間部)と、連結部321b、321cとから構成されている。スロット収容部321aは、スロット311内に収容される断面形状が略正方形状の棒状の部位である。連結部321b、321cは、スロット収容部321aの両端部から垂直方向に延在する円弧状に湾曲した板状の部位である。
図5示すように、上層コイル片320のスロット収容部320aは、外周面を上層絶縁フィルム322に覆われ、スロット311内の反軸心側に収容されている。また、断面の短辺が電機子コア31の径方向と直交するように、長辺を径方向にして配置されている。下層コイル片321のスロット収容部321aは、上層絶縁フィルム322に覆われた上層コイル片320のスロット収容部320aとともに、外周面を下層絶縁フィルム323に覆われ、スロット311内の軸心側に収容されている。固定爪313は、スロット収容部320a、321aをスロット311内に固定するため、スロット311の開口部を塞ぐように屈曲成形されている。
図1に示すように、下層コイル片321の連結部321b、321cは、電機子コア31の端面に沿って配置されている。連結部321b、321cと電機子コア31との間には、絶縁部材324が配設されている。上層コイル片320の連結部320b、320cは、下層コイル片321の連結部321b、321cの表面に沿って配置されている。連結部320b、320cと連結部321b、321cとの間には、絶縁部材325が配設されている。
図6に示すように、上層コイル片320の連結部320bの先端部は、異なるスロット311に収容された下層コイル片321の連結部321bの先端部に接続されている。上層コイル片320の連結部320cの先端部は、異なるスロット311に収容された別の下層コイル片321の連結部321cの先端部に接続される。これにより、コイル状に形成された電機子コイル32が構成される。このとき、電機子コア31の後方側に配置される上層コイル片320の連結部320bは、図7に示すように、互いに所定間隔を隔て、軸心側から遠心方向に渦巻き状に傾斜するように配置されている。また、連結部320bの表面は、シャフト30の軸心に直交する平面となるように加工されている。これにより、連結部320bよって、電機子コイル32に流れる電流を切替えるコンミテータ33が構成される。
このように構成された回転子3は、図1に示すように、電機子コア31の外周面を、磁石21の内周面と所定間隔を隔てて対向させた状態で、軸受300、301を介して、回転可能に支持されている。
ブラシ装置4は、回転子3に電流を供給する装置である。ブラシ装置4は、ブラシ40、41と、ブラシホルダ42、43と、スプリング44、45とから構成されている。ブラシ40、41は、外部からの電流をコンミテータ33を介して電機子コイル32に供給する部材である。ブラシ40、41は、導電性を有する、例えばカーボンからなる直方体状の部材である。ブラシホルダ42、43は、ブラシ40、41をシャフト30の軸心方向に往復動可能に支持する絶縁性を有する樹脂からなる有底角筒状の部材である。ブラシホルダ42、43は、開口部を前方に向けた状態でエンドフレーム22の内側表面に固定されている。スプリング44、45は、ブラシホルダ42、43によって支持されたブラシ40、41を前方側に押圧する部材である。スプリング44、45は、一端部をブラシホルダ42、43の底部に当接させるとともに、他端部をブラシ40、41の後方側端面に当接させた状態でブラシホルダ42、43内に収容されている。ブラシ40、41は、ブラシホルダ42、43内に軸心方向に往復動可能に収容された状態で、スプリング44、45によって前方側に押圧され、コンミテータ33に当接している。
次に、図1及び図5を参照して具体的動作について説明する。図1において、ブラシ40、41に電圧が印加されると、コンミテータ33を介して電機子コイル32に電流が流れる。電機子コイル32に流れる電流が磁石21の発生する磁束と鎖交することで回転力が発生し、回転子3が回転する。このとき、上層コイル辺320及び下層コイル辺321には同じ大きさの電流が流れる。ところで、前述したように、上層コイル辺320のスロット収容部320aは、下層コイル辺321のスロット収容部321aに比べ放熱性が悪い。しかし、図5に示すように、スロット収容部320aの断面積はスロット収容部321aより大きく設定されており、抵抗を小さくでき、発熱を抑えられる。従って、上層絶縁フィルム322及び下層絶縁フィルム323に耐熱性の高い材料を用いる必要がない。また、電流や通電時間を制限する必要もない。そのため、特性を確保することができる。最後に、具体的効果について説明する。第1実施形態によれば、上層コイル片320の温度上昇を抑え、耐熱性の高い絶縁材料を用いることなく、特性を確保することができる。
また、第1実施形態によれば、上層コイル片320のスロット収容部320aの断面形状を、下層コイル片321のスロット収容部321aと異なる長方形状とすることで、スロット311の内周面の段差をなくすことができる。
さらに、第1実施形態によれば、上層コイル片320のスロット収容部320aの断面形状を長方形状とし、短辺が電機子コア31の径方向に直行するように配置することで、ティース312の幅を確保することができる。そのため、磁路を充分に確保することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の回転電機について説明する。第2実施形態の回転電機は、第1実施形態の回転電機に対して、上層コイル片、下層コイル片、及びこれらを収容するスロットの形状を変更したものである。
まず、図8を参照して回転電機の構成について説明する。ここで、図8は、第2実施形態におけるスロットに収容された電機子コイルの断面図である。ここでは、第1実施形態の回転電機との相違部分である上層コイル片、下層コイル片及びスロットの形状についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、前述した実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
図8に示すように、電機子コア34の外周には、軸心側が丸み付けされた径方向に長い半長円形状の複数のスロット340が、周方向に等間隔で形成されている。また、スロット340の間に形成されるティース341の外周面側には、固定爪342が形成されている。上層コイル片350のスロット収容部350aの断面形状は、略正方形状である。スロット収容部350aの断面積は、下層コイル片351のスロット収容部351aの断面積より大きく設定されている。これに対し、下層コイル片351のスロット収容部351aの断面形状は、一方が丸み付けされた半長円形状である。上層コイル片350のスロット収容部350aは、外周面を上層絶縁フィルム352に覆われ、スロット340内の反軸心側に収容されている。下層コイル片351のスロット収容部351aは、上層絶縁フィルム352に覆われた上層コイル片350のスロット収容部350aとともに、外周面を下層絶縁フィルム353に覆われ、丸み付けされた面を軸心側に向けた状態で、スロット340内の軸心側に収容されている。固定爪342は、スロット340の開口部を塞ぐように屈曲成形されている。
動作については、第1実施形態の回転電機1と同じであるため説明を省略する。
最後に、効果について説明する。第2実施形態によれば、下層コイル片351のスロット収容部351aとスロット340の内周面との間に配設される下層絶縁フィルム353の破損を防止することができる。また、電機子コア34の製造コストを抑えることができる。下層コイル片351のスロット収容部351a、及びスロット340は、軸心側がともに丸み付けされており、角部がない。そのため、スロット収容部351aとスロット340の内周面との間に配設される下層絶縁フィルム353の破損を防止することができる。電機子コア34は、プレス加工された磁性体からなる板状の部材を積層して構成されている。スロット340の軸心側を丸み付けすることで、角部がなくなり、プレス金型の寿命を向上させることができる。そのため、電機子コア34の製造コストを抑えることができる。
第1実施形態における回転電機の軸方向断面図である。 電機コアの平面図である。 上層コイル片の側面図及び背面図である。 下層コイル片の側面図及び背面図である。 スロットに収容された電機子コイルの断面図である。 上層コイル片と下層コイル片の配置状態を示す斜視図である。 電機子コイルの収容された電機子コアの平面図である。 第2実施形態におけるスロットに収容された電機子コイルの断面図である。
符号の説明
1・・・回転電機、2・・・固定子、20・・・ケース、21・・・磁石、22・・・エンドフレーム、3・・・回転子、30・・・シャフト、300、301・・・軸受、31、34・・・電機子コア、310・・・貫通孔、311、340・・・スロット、312、341・・・ティース、313、342・・・固定爪、32、・・・電機子コイル、320、350・・・上層コイル片、320a、350a・・・スロット収容部(中間部)、320b、320c・・・連結部、321、351・・・下層コイル片、321a、351a・・・スロット収容部(中間部)、321b、321c・・・連結部、322、352・・・上層絶縁フィルム、323、353・・・下層絶縁フィルム、324、325・・・絶縁部材、33・・・コンミテータ、4・・・ブラシ装置、40、41・・・ブラシ、42、43・・・ブラシホルダ、44、45・・・スプリング

Claims (4)

  1. 軸心方向に延びる複数のスロットを外周に有する円柱状の電機子コアと、中間部が該スロット内の反軸心側に収容される上層コイル片と、中間部が該スロット内の軸心側に収容される下層コイル片とからなり、該上層コイル片の端部と該下層コイル片の端部とを接続することにより形成される電機子コイルとを備えた回転電機において、
    該上層コイル片の該中間部の断面積が、該下層コイル片の該中間部の断面積より大きいことを特徴とする回転電機。
  2. 前記上層コイル片の前記中間部の断面形状は、前記下層コイル片の前記中間部の断面形状と異なることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記下層コイル片の前記中間部、及び前記スロットは、軸心側が丸み付けされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機。
  4. 前記上層コイル片の前記中間部の断面形状は、短辺が前記電機子コアの径方向に直交する長方形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機。
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