JP2008131574A - 通信ルート選択制御装置、無線装置及び通信ルート選択方法 - Google Patents

通信ルート選択制御装置、無線装置及び通信ルート選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コグニティブ無線通信機能を備えた無線局(ノード)によってマルチホップネットワークを構成する場合において、End-to-Endの通信ルートを選択する際に、通信ルートの切替えによって切替先ノードの周辺ノードに与える周波数チャネル干渉の影響を軽減する。
【解決手段】自ノードおよび全隣接ノードの通信負荷情報と自ノードの利用可能通信容量情報とに基づいて、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値を算出し、各ノードに係る指標値を格納するルーティングテーブルを他ノードとの間で交換し、通信ルート上の中継ノードに係る指標値に基づいて自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートの候補を評価し、通信ルートを選択する制御部14を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ルート選択制御装置、無線装置及び通信ルート選択方法に関する。
近年、一つの無線局が複数の無線通信メディアを利用して通信を行うコグニティブ無線通信と呼ばれる技術が検討されている。非特許文献1には、別々の場所に設置された複数の無線通信メディア(例えば、セルラーシステムと、無線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)システム)に接続して通信を行う場合に、モバイルIP(Internet Protocol)を用いることによりシームレスなメディア切り替えを行う技術が記載されている。非特許文献2には、複数の無線通信メディア(例えば、セルラーシステムと無線LANシステム)に接続して通信を行うITS(Intelligent Transport System)車両にモバイルルータを搭載した場合のIP層での無線通信メディア切り替えを行う技術が記載されている。非特許文献3には、複数の物理回線を集約して一つの論理回線として提供するリンクアグリゲーションについて記載されている。
また、非特許文献4には、複数のノードから構成されるマルチホップネットワークにおいて、End-to-Endの通信ルートとしてどのノードを経由するのかを選択する際に、通信ルート中の全パスのコストの合計が最小となる通信ルートを選択する技術が記載されている。
齊藤,他,"異種無線通信メディア間切替ソフトの開発",B−5−289,電子情報通信学会総合大会,2003 磯村,他,"通信メディアの切替え可能な車載用モバイルルータの実装",B−7−103,電子情報通信学会総合大会,2003 IEEE802.3ad Standard(IEEE Computer Society LAN MAN Standards Committee).Aggregation of Multiple Link Segments,2000. Elizabeth M. Royer and C.-K. Toh, " A Review of Current Routing Protocols for Ad-Hoc Mobile Wireless Networks", IEEE Personal Communications Magazine, April 1999, pp. 46-55.
しかしながら、コグニティブ無線通信機能を備えた無線局(ノード)によってマルチホップネットワークを構成する場合において、End-to-Endの通信ルートを選択する際に、単に通信ルート中の全パスのコストの合計によって通信ルートを選択すると、通信ルートの切替えによって切替先ノードの周辺ノードに対して周波数チャネルの干渉が発生し得る。
例えば、図9に示されるマルチホップネットワークにおいて、ルート切替前は、ソースノード(A)からデスティネーションノード(D)へは、中継ノード(C)を経由する通信ルートを使用している。この時は、ノード(B)の周辺ノード(E),(F),(G)に対する周波数チャネル干渉は発生していない。ここで、無線環境の変化等によりパスのコストが変わり、図9のルート切替後の通信ルートに切り替わったとする。このルート切替後は、ソースノード(A)からデスティネーションノード(D)へは、中継ノード(B)を経由する通信ルートを使用する。すると、ルート切替後は、ノード(B)が中継ノードとなったために、今まで使用していなかった無線通信メディアや周波数チャネルを使用することになったり、通信量が増大したりすることで、周辺ノード(E),(F),(G)に対する周波数チャネル干渉が発生する事態になり得る。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、コグニティブ無線通信機能を備えた無線局(ノード)によってマルチホップネットワークを構成する場合において、End-to-Endの通信ルートを選択する際に、通信ルートの切替えによって切替先ノードの周辺ノードに与える周波数チャネル干渉の影響を軽減することのできる通信ルート選択制御装置、無線装置及び通信ルート選択方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る通信ルート選択制御装置は、複数の無線通信メディアを利用するノードによってマルチホップネットワークを構成するときの通信ルート選択制御装置において、自ノードの通信負荷を測定する通信負荷測定手段と、自ノードと無線リンクを確立している相手ノードである隣接ノードとの間で通信負荷情報を交換する通信負荷情報交換手段と、自ノードの利用可能な通信容量を求める通信容量取得手段と、自ノードおよび全隣接ノードの通信負荷情報と自ノードの利用可能通信容量情報とに基づいて、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値を算出する指標値算出手段と、各ノードに係る前記指標値を格納するルーティングテーブルと、他ノードとの間でルーティングテーブルを交換する交換手段と、通信ルート上の中継ノードに係る前記指標値に基づいて自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートの候補を評価し、通信ルートを選択するルート選択手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る通信ルート選択制御装置においては、前記通信負荷は、単位時間当り流入パケット総数であり、前記利用可能な通信容量は、単位時間当り平均利用可能データレート総数であり、前記指標値は、次式で定義される、
指標値=「自ノードの単位時間当り流入パケット総数」
+「全隣接ノードの単位時間当り流入パケット総数の合計値」
−「自ノードの単位時間当り平均利用可能データレート総数」
ことを特徴とする。
本発明に係る無線装置は、複数の無線通信メディアを利用する無線装置において、請求項1又は請求項2に記載の通信ルート選択制御装置を備えたことを特徴とする。
本発明に係る通信ルート選択方法は、複数の無線通信メディアを利用するノードによってマルチホップネットワークを構成するときの通信ルート選択方法であって、自ノードの通信負荷を測定する過程と、自ノードと無線リンクを確立している相手ノードである隣接ノードとの間で通信負荷情報を交換する過程と、自ノードの利用可能な通信容量を求める過程と、自ノードおよび全隣接ノードの通信負荷情報と自ノードの利用可能通信容量情報とに基づいて、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値を算出する過程と、各ノードに係る前記指標値を格納するルーティングテーブルを、他ノードとの間で交換する過程と、通信ルート上の中継ノードに係る前記指標値に基づいて自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートの候補を評価し、通信ルートを選択する過程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、コグニティブ無線通信機能を備えた無線局(ノード)によってマルチホップネットワークを構成する場合において、End-to-Endの通信ルートを選択する際に、通信ルートの切替えによって切替先ノードの周辺ノードに与える周波数チャネルの干渉の影響を軽減することができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線局(無線装置)1の構成を示すブロック図である。図1において、無線局1は、複数の無線通信メディアの無線モジュール11と、パケットスイッチ12と、IP(Internet Protocol)層部13と、制御部14とを備える。
各無線モジュール11は、それぞれの無線通信メディアに対応したPHY層及びデータリンク層の機能を有する。データリンク層の機能としては、例えば、MAC(Medium Access Control)やLLC(Logical Link Control)などが挙げられる。無線モジュール11は、パケットスイッチ12との間で、データリンク層パケットを送受する。また、無線モジュール11は、データリンク層パケットの無線送信及び無線受信を行う。また、無線モジュール11としては、同じ無線通信メディアであっても、それぞれ異なる周波数チャネルのものを備えるようにしてもよい。
また、無線モジュール11は、流入パケット計数機能を有する。流入パケット計数機能は、自無線モジュール11が無線リンクを介して受信するデータリンク層パケットの個数を計数する。また、流入パケット計数機能は、単位時間当たりのパケット計数値を制御部14に通知する。単位時間は予め定められる。これにより、制御部14には、各無線モジュール11から、単位時間当たりのパケット計数値(単位時間当り流入パケット数)が通知される。
パケットスイッチ12は、データリンク層パケットのスイッチング機能を有する。パケットスイッチ12は、無線モジュール11の各々に対応して設けられるバッファを有し、無線モジュール11との間で送受されるデータリンク層パケットのバッファリングを行う。また、パケットスイッチ12は、データリンク層パケットとIPパケットの相互変換を行う変換機能を有する。パケットスイッチ12は、IP層部13との間で、IPパケットを送受する。
制御部14は、パケットスイッチ12を制御する。具体的には、IPパケット単位で、どの無線モジュール11の無線リンクを利用するのかを決定し、パケットスイッチ12に指示する。
パケットスイッチ12は、IP層部13から受け取ったIPパケットを変換機能によりデータリンク層パケットに変換し、該データリンク層パケットを制御部14から指定された無線モジュール11に出力する。また、パケットスイッチ12は、各無線モジュール11から受け取ったデータリンク層パケットを変換機能によりIPパケットに変換し、該IPパケットをIP層部13に出力する。
無線モジュール11は、送信時には、パケットスイッチ12から受け取ったデータリンク層パケットを自己の無線通信メディアの固有フォーマットに変換し、無線送信する。また、受信時には、無線受信した固有フォーマットのデータリンク層パケットを共通フォーマットのデータリンク層パケットに変換し、パケットスイッチ12に出力する。
IP層部13は、入出力するIPパケットの情報を制御部14に通知する。その通知するIPパケット情報としては、例えば、アドレス情報(宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、TCP(Transmission Control Protocol)ポートアドレス等)、コネクション種別(単一コネクション、複数コネクション)、IPフローに対する通信品質の要求(伝送速度、QoS等)などが挙げられる。
制御部14は、IP層部13から通知されるアドレス情報に基づき、IPフローを識別し、End-to-Endの着側の無線局(デスティネーションノード)を判断する。そして、制御部14は、IPフロー毎に、自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートの選択を行う。この通信ルート選択処理については後述する。制御部14は、その選択した通信ルートに従って通信相手の無線局を決定する。そして、制御部14は、通信相手の無線局との間で利用可能な無線通信メディアの無線モジュール11の中から、どの無線通信メディアの無線モジュール11を使用するのかを、IPパケット単位で、選択する。この選択結果はパケットスイッチ12に指示される。
図2は、コグニティブ無線通信の例を示す概念図である。図2において、各無線局1(S1,D1,D2,D3)は、3種類の無線通信メディアの無線モジュール11を備え、各無線通信メディアに対応している。その3種類の無線通信メディアの例として、本実施形態では、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の無線アクセス方式の標準規格「IEEE802.16e」と、無線LANの標準規格「IEEE802.11g」,「IEEE802.11j」を挙げて説明する。図2中の無線リンク101はIEEE802.16eの無線リンクであり、無線リンク102はIEEE802.11gの無線リンクであり、無線リンク103はIEEE802.11jの無線リンクである。
図2の無線局1(S1,D1)間は、3つの無線リンク101,102,103で接続されている。無線局1(S1,D2)間は、2つの無線リンク101,102で接続されている。無線局1(S1,D3)間は、1つの無線リンク101で接続されている。
本実施形態では、無線局1は、マルチホップネットワークを構成するノードとして機能する。図3は、マルチホップネットワークの構成例である。図3の例では、End-to-Endの通信ルートとして、ソースノード1_Souからデスティネーションノード1_Desに至る2つの通信ルート1,2が示されている。
通信ルート1は、ソースノード1_Souからノード1_A,1_B,1_Cの3つの中継ノードを経由してデスティネーションノード1_Desに到達する。つまり、通信ルート1は、ソースノード1_Souとノード1_A間のパスPsoua、ノード1_A,1_B間のパスPab、ノード1_B,1_C間のパスPbc、及びノード1_Cとデスティネーションノード1_Des間のパスPcdesから構成される。
通信ルート2は、ソースノード1_Souからノード1_D,1_Eの2つの中継ノードを経由してデスティネーションノード1_Desに到達する。つまり、通信ルート2は、ソースノード1_Souとノード1_D間のパスPsoud、ノード1_D,1_E間のパスPde、及びノード1_Eとデスティネーションノード1_Des間のパスPedesから構成される。
各ノードは、それぞれ固有のノードIDを有する。ノードIDは、当該ノードのIPアドレスと対応付けされる。各ノードは、ノードIDとIPアドレスの対応関係を格納するテーブルを有するとともに、該テーブルの更新機能を有する。
次に、本実施形態に係る通信ルート選択処理を説明する。
図4〜図6は、本実施形態に係る通信ルート選択処理の第1〜第3の段階を説明するための説明図である。
まず、図4を参照して、本実施形態に係る通信ルート選択処理の第1段階を説明する。図4において、無線モジュール11は、流入パケット計数部21を有する。流入パケット計数部21は、自無線モジュール11が無線リンクを介して受信するデータリンク層パケットの個数を計数し、単位時間当たりのパケット計数値(単位時間当り流入パケット数)201を制御部14に通知する。これにより、制御部14には、各無線モジュール11から、単位時間当り流入パケット数201が通知される。なお、単位時間は予め定められている。
制御部14は、流入パケット数管理部22を有する。流入パケット数管理部22は、各無線モジュール11から通知された単位時間当り流入パケット数201を合計する。この合計値は、自ノードの単位時間当り流入パケット総数である。流入パケット数管理部22は、定期的に、単位時間当り流入パケット総数をブロードキャスト形式のIPパケット301で送信する。このとき、流入パケット数管理部22は、ブロードキャスト形式のIPパケット301に自ノードのノードIDと単位時間当り流入パケット総数を格納し、該IPパケット301をパケットスイッチ12に出力する。これにより、自ノードの単位時間当り流入パケット総数は、ブロードキャスト形式で送信され、隣接ノードで受信される。隣接ノードとは、自ノードと無線リンクを確立している相手ノードのことを言う。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る通信ルート選択処理の第2段階を説明する。図5において、無線モジュール11は、隣接ノードから送信されたブロードキャスト形式のIPパケット301を受信する。その受信されたIPパケット301は、パケットスイッチ12経由で制御部14に渡される。
制御部14は、隣接ノード管理部23と隣接ノード管理テーブル24とインパクト値算出部25とルーティングテーブル26とルーティングテーブル管理部27を有する。隣接ノード管理部23は、隣接ノードからのIPパケット301から、該隣接ノードのノードIDと単位時間当り流入パケット総数を取得する。隣接ノード管理部23は、その取得した隣接ノードのノードID(隣接ノードID)と単位時間当り流入パケット総数を隣接ノード管理テーブル24に書き込む。図7には、本実施形態に係る隣接ノード管理テーブル24の構成例が示されている。隣接ノード管理テーブル24は、隣接ノードIDと単位時間当り流入パケット総数の組を記憶する。
インパクト値算出部25は、インパクト値を計算する。インパクト値は、次式で定義される。このインパクト値は、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値である。
インパクト値=「自ノードの単位時間当り流入パケット総数」
+「全隣接ノードの単位時間当り流入パケット総数の合計値」
−「自ノードの単位時間当り平均利用可能データレート総数」
自ノードの単位時間当り流入パケット総数は、図4に示す流入パケット数管理部22から得られる。全隣接ノードの単位時間当り流入パケット総数の合計値は、隣接ノード管理テーブル24中の全てのノードIDの単位時間当り流入パケット総数を合計して得られる。単位時間当り流入パケット総数は、ノードにかかる通信負荷を表す通信負荷情報である。
自ノードの単位時間当り平均利用可能データレート総数は、無線モジュール11毎の単位時間当り平均利用可能データレートを合計して得られる。無線リンク確立中の無線モジュール11では、実際の送受パケット数を測定し、その測定値から最新の単位時間当り平均利用可能データレートを算出する。無線リンクが確立していない無線モジュール11では、適応変調方式による規定の単位時間当り平均データレートから、単位時間当り平均利用可能データレートを算出する(この場合、単位時間当り平均利用可能データレートを予め算出し保持しておいてもよい)。単位時間当り平均利用可能データレート総数は、ノードが利用可能な通信容量を表す利用可能通信容量情報である。なお、単位時間当り平均利用可能データレートおよび単位時間当り平均利用可能データレート総数は、パケット数換算の値である。
インパクト値算出部25は、算出結果の自ノードのインパクト値をルーティングテーブル26に書き込む。図8には、本実施形態に係るルーティングテーブル26の構成例が示されている。ルーティングテーブル26には、ノード毎に、当該ノードのノードID及びインパクト値、並びに当該ノードの全ての隣接ノードのノードIDが格納される。ルーティングテーブル26は、ノードIDとインパクト値と隣接ノードIDの組を記憶する。隣接ノードが複数ある場合は、複数の隣接ノードIDが一つの組に含まれる。インパクト値算出部25は、自ノードのノードIDに対応付けて、算出結果のインパクト値をルーティングテーブル26に書き込む。
ルーティングテーブル管理部27は、ルーティングテーブル26を管理する。ルーティングテーブル管理部27は、自ノードのノードIDに対応付けて、自ノードに係る隣接ノードIDをルーティングテーブル26に書き込む。自ノードに係る隣接ノードIDは、隣接ノード管理テーブル24から取得される。
ルーティングテーブル管理部27は、定期的に、ルーティングテーブル26をブロードキャスト形式のIPパケット302に格納して送信する。なお、単位時間当り流入パケット総数のブロードキャストに用いるIPパケット301に、ルーティングテーブル26を相乗りさせてもよい。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る通信ルート選択処理の第3段階を説明する。図6において、無線モジュール11は、隣接ノードから送信されたブロードキャスト形式のIPパケット302を受信する。その受信されたIPパケット302は、パケットスイッチ12経由で制御部14に渡される。
制御部14は、ルーティングテーブル26とルーティングテーブル管理部27とルート選択部28を有する。ルーティングテーブル管理部27は、隣接ノードからのIPパケット302から、該隣接ノードのルーティングテーブルを取得する。隣接ノードのルーティングテーブルには、自ノードと無線リンクで接続されていない他ノードのルーティングテーブル情報も含まれる。これにより、マルチホップネットワーク全体の各ノードのルーティングテーブル情報が収集可能となる。
ルーティングテーブル管理部27は、隣接ノードのルーティングテーブルと、自ノードのルーティングテーブル26とを参照し、各ノードに係るルーティングテーブル情報を比較する。この比較の結果から、ルーティングテーブル情報の変化が見つかった場合には、自ノードのルーティングテーブル26を更新する。
なお、ルーティングテーブル管理部27は、定期的にルーティングテーブル26をブロードキャスト形式のIPパケット302に格納して送信してもよく、或いは、自ノードのルーティングテーブル26の更新時に、更新後のルーティングテーブル26をブロードキャスト形式のIPパケット302に格納して送信するようにしてもよい。
ルート選択部28は、ルーティングテーブル26に基づいて、IPフロー毎に、自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートを選択する。ルート選択部28は、その通信ルートの選択において、通信ルートの候補を通信ルート上の中継ノードのインパクト値に基づいて評価する。そして、ルート選択部28は、その評価結果に基づいて、通信ルートを選択する。通信ルート候補の評価には、次式の評価値を用いる。
評価値=全中継ノードのインパクト値の合計
中継ノードのインパクト値は、ルーティングテーブル26から取得される。ルート選択部28は、評価値の最も小さい通信ルート候補を選択する。例えば、図3の例の場合、自ノード1_Souからデスティネーションノード1_Desに至る通信ルートの候補として、通信ルート1と通信ルート2の2つが存在する。通信ルート1の評価値は、ノード1_A,1_B,1_Cの3つの中継ノードのインパクト値を合計して得られる。通信ルート2の評価値は、ノード1_D,1_Eの2つの中継ノードのインパクト値を合計して得られる。そして、通信ルート1,2の各評価値を比較し、評価値が小さい方の通信ルートが選択される。
上述したように本実施形態によれば、通信ルートの候補の中から、通信ルート上の全中継ノードのインパクト値の合計が最小の通信ルートを選択する。これにより、通信ルート切替後に、通信ルート上の中継ノードがその周辺ノードに与える周波数チャネル干渉の影響を最小にすることができる。この結果として、マルチホップネットワーク全体での通信効率の向上に寄与することが可能になる。
なお、上述の実施形態では、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値として、インパクト値を定義したが、インパクト値以外の指標値を用いるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では、無線通信メディアにおけるデータリンク層(MAC、LLC等)の上位に、IPパケットの単位で使用する無線通信メディアを選択するデータリンク層パケットスイッチを設けたが、データリンク層パケットの単位で使用する無線通信メディアを選択するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る無線局(無線装置)1の構成を示すブロック図である。 コグニティブ無線通信の例を示す概念図である。 マルチホップネットワークの構成例である。 本発明の一実施形態に係る通信ルート選択処理の第1段階を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る通信ルート選択処理の第2段階を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る通信ルート選択処理の第3段階を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る隣接ノード管理テーブル24の構成例である。 本発明の一実施形態に係るルーティングテーブル26の構成例である。 従来の通信ルート切替時の干渉発生を説明するための説明図である。
符号の説明
1…無線局(無線装置)、11…無線モジュール、12…パケットスイッチ、13…IP層部、14…制御部、21…流入パケット計数部、22…流入パケット数管理部、23…隣接ノード管理部、24…隣接ノード管理テーブル、25…インパクト値算出部、26…ルーティングテーブル、27…ルーティングテーブル管理部、28…ルート選択部、101〜103…無線リンク

Claims (4)

  1. 複数の無線通信メディアを利用するノードによってマルチホップネットワークを構成するときの通信ルート選択制御装置において、
    自ノードの通信負荷を測定する通信負荷測定手段と、
    自ノードと無線リンクを確立している相手ノードである隣接ノードとの間で通信負荷情報を交換する通信負荷情報交換手段と、
    自ノードの利用可能な通信容量を求める通信容量取得手段と、
    自ノードおよび全隣接ノードの通信負荷情報と自ノードの利用可能通信容量情報とに基づいて、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値を算出する指標値算出手段と、
    各ノードに係る前記指標値を格納するルーティングテーブルと、
    他ノードとの間でルーティングテーブルを交換する交換手段と、
    通信ルート上の中継ノードに係る前記指標値に基づいて自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートの候補を評価し、通信ルートを選択するルート選択手段と、
    を備えたことを特徴とする通信ルート選択制御装置。
  2. 前記通信負荷は、単位時間当り流入パケット総数であり、
    前記利用可能な通信容量は、単位時間当り平均利用可能データレート総数であり、
    前記指標値は、次式で定義される、
    指標値=「自ノードの単位時間当り流入パケット総数」
    +「全隣接ノードの単位時間当り流入パケット総数の合計値」
    −「自ノードの単位時間当り平均利用可能データレート総数」
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信ルート選択制御装置。
  3. 複数の無線通信メディアを利用する無線装置において、
    請求項1又は請求項2に記載の通信ルート選択制御装置を備えたことを特徴とする無線装置。
  4. 複数の無線通信メディアを利用するノードによってマルチホップネットワークを構成するときの通信ルート選択方法であって、
    自ノードの通信負荷を測定する過程と、
    自ノードと無線リンクを確立している相手ノードである隣接ノードとの間で通信負荷情報を交換する過程と、
    自ノードの利用可能な通信容量を求める過程と、
    自ノードおよび全隣接ノードの通信負荷情報と自ノードの利用可能通信容量情報とに基づいて、自ノードが隣接ノードに与える干渉の影響の大きさを表す指標値を算出する過程と、
    各ノードに係る前記指標値を格納するルーティングテーブルを、他ノードとの間で交換する過程と、
    通信ルート上の中継ノードに係る前記指標値に基づいて自ノードからデスティネーションノードに至る通信ルートの候補を評価し、通信ルートを選択する過程と、
    を含むことを特徴とする通信ルート選択方法。
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