JP2008128873A - オンライン分光透過色測定方法及びオンライン分光透過色測定装置 - Google Patents

オンライン分光透過色測定方法及びオンライン分光透過色測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オンラインで分光透過率・透過色と、ヘーズ値と同等な特性を持つ分光透過拡散度を同時に測定可能なオンライン分光透過色測定方法を提供する。
【解決手段】連続スペクトルを有する照射光を放出する光源5により被測定物体1を照明し、被測定物体1に照射され被測定物体1を透過した光源5よりの光を分光する分光センサ6を使用し、分光センサ6を、被測定物体1の測定点を中心として円弧状に回動させて、分光センサ6の受光位置を照射光の光軸上1点と、被測定物1の測定点を中心とした円弧上であって、光軸からある角度ずれた1点もしくは複数点として、分光センサ6による測定を行い、これらの測定値から、分光透過測色値と透過拡散度値を、1つの光源5と1つの分光センサ6を用いて測定することを特徴とするオンライン分光透過色測定方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透明な物体(プラスティック、ガラスなど)の分光透過率、分光透過色、ヘーズ(曇り価)を、オンラインで測定する方法、及び装置に関するものである。
物体の色測定方法は、JIS Z 8722 「色の測定方法−反射色及び透過物体色」に、色の表示方法は、JIS Z 8701 「色の表示方法−XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系」、JIS Z 8730 「色の表示方法−物体色の色差」に記載されており、この規格に対応した製品は多く市販されている。
最近では、FPD(Flat Panel Display)表示装置の発展に伴い、使用される透明体、透明拡散体の透過率測定、透過色測定だけでなく、ヘーズ(曇り価)の測定ニーズが強まっている。
また、樹脂表面の改質技術としてコロナ放電処理装置が広く使用されているが、表面処理の改質レベルを定量的にオンラインで測定する方法が無いために、製品の安定化が問題になっている。
また、農業用のビニールハウスに使用されるフィルムなどは、太陽光の照射角度の影響を受けずに、全ての場所に光を拡散させるために適切な拡散度が必要である。
多くのフィルム・シートは透明体、半透明体であることから、光学特性も重要な管理項目である。又、コロナ処理により改質されたフィルムの透過色とその表面粗さを測定するニーズは強い。
ヘーズの測定法は、JIS K 7105 「プラスティックの光学的特性試験方法」に記載されている。この方式に従ったオフライン機器はヘーズ・透過率計などの名称で市販されている。しかし、ここに説明されている方法は、積分球式光線透過率測定装置であるので、オンラインでは使用できない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、オンラインで分光透過率・透過色と、ヘーズ値と同等な特性を持つ分光透過拡散度を同時に測定可能なオンライン分光透過色測定方法及びオンライン分光透過色測定装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、連続スペクトルを有する照射光を放出する光源により被測定物体を照明し、前記被測定物体に照射され前記被測定物体を透過した前記光源よりの光を分光する分光センサを使用し、前記分光センサを、前記被測定物体の測定点を中心として円弧状に回動させて、前記分光センサの受光位置を前記照射光の光軸上1点と、前記被測定物の測定点を中心とした円弧上であって、前記光軸からある角度ずれた1点もしくは複数点として、前記分光センサによる測定を行い、これらの測定値から、分光透過測色値と透過拡散度値を、1つの光源と1つの分光センサを用いて測定することを特徴とするオンライン分光透過色測定方法である。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、光源校正時に、被測定対象物の無い状態(空気層)で、前記光軸上の1点(θ=0°)と前記光軸からある角度ずれた1点又は複数点(θn°)で、前記分光センサにより分光透過率測定を行い、空気層のそれぞれの角度での前記分光透過率から透過色の刺激値Yを求め、前記光軸からある角度(θn°)ずれた位置の透過色の刺激値Y(θn°)と前記光軸上の1点(0°)の透過色の刺激値Y(0°)により空気層の正規化刺激値R(θn°)=Y(θn°)/Y(0°)*100を求めておき、
次に検出部を測定対象物のある測定位置に移動して、前記測定対象物を透過した光について、前記光源校正時と同じ検出角度で前記分光センサにより分光透過率測定を行い、前記光軸上の1点(0°)で求めた分光透過率から、分光透過測色値である透過色の三刺激値X,Y,Z、色彩値L,a,b,及び色差値ΔL,Δa,Δb,ΔEabの少なくとも1組を求めると共に、
前記光軸からずれたそれぞれの角度での分光透過率から透過色の刺激値Yを求め、ある角度(θn°)での透過色の刺激値Y(θn°)と前記光軸上(0°)の透過色の刺激値Y(0°)から、前記被測定物の正規化刺激値R(θn°)=Y(θn°)/Y(0°)*100を求め、前記空気層の正規化刺激値正規R(θn°)と前記被測定対象物の正規化刺激値Rs(θn°)に基づいて、前記被測定物の透過拡散度を求めることを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段又は第2の手段であって、前記被測定対象物の特定角度の透過拡散度H(θn°)を、前記被測定対象物の正規化刺激値Rs(θn°)と、前記空気層の正規化刺激値R(θn°)の差、H(θn°)=Rs(θn°)−R(θn°)として求めることを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段から第3の手段のいずれかであって、前記透過拡散度H(θn°)のサンプル基準値HS0(θn°)を登録し、被測定対象物との透過拡散度差ΔH(θn°)=H(θn°)−HS0(θn°)を計算し、表示・記録することを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段から第4の手段のいずれかのオンライン分光透過色測定方法を実施する機能を有するオンライン分光透過色測定装置であって、前記光源はLED光源であり、前記分光センサは、LVF(Linear Variable Filter)と金属コリメータとリニアアレイセンサを組み合わせたものであり、前記分光センサは、円弧駆動機構により前記被測定物体の測定点を中心として円弧状に回動されるように構成され、かつ、前記光源の出射側と前記分光センサの入射側にはコリメータが設けられ、前記光源の出射側に設けられたコリメータにより前記被測定物上での照明パターンが、前記分光センサのサイズに対し、長辺サイズが1.0〜1.2倍、短辺サイズが1〜1.5倍の長方形とされていることを特徴とするものである。
本発明によれば、オンラインで分光透過率・透過色と、ヘーズ値と同等な特性を持つ分光透過拡散度を同時に測定可能なオンライン分光透過色測定方法及びオンライン分光透過色測定装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態の1例である、オンライン分光透過測色計・透過拡散度計の例を示す概要図である。被測定物体1を挟むようにしてC型フレーム2が設けられており、このC型フレーム2は駆動機構3の駆動台4に固定され、前後(図の左右)に移動し、オンラインで被測定物体1の分光透過率測定をし、オフラインの位置で空気の透過率測定(光源の分光スペクトル測定)を行う。C型フレーム2の中には光源部5が設けられており、光源部5の中に設けられたLED光源(図示せず)からの光8が、被測定物体1を照射し、透過した光8がC型フレーム2に設けられた検出部6で検出されるようになっている。駆動制御装置9は計測用計算機10からの指令により駆動機構3を左右に駆動する。
図2は、光源部5に設置されるLED光源7と光の広がりを制限するコリメータ11の概要を示す図である。分光透過率測定のみであれば、必ずしもコリメータ11を必要としないが、透過拡散度を測定するには、被測定物体1上における約3×12mmの面積に光8を集光することが肝要であり、そのためにコリメータ11が使用される。
コリメータ11の採用により、光源はコリメータ11の内部のみを透過した光8が被測定物体1上に投光される。例えば、にコリメータ11を使用しないときの、被測定物体1上の投光形状は、20mm角以上になるが、コリメータ11の使用により、被測定物体1上の投光形状は、分光センサであるリニアセンサより若干大きい約3×12mmの長方形となる。
図3は、検出部6内に設置される分光センサと付属回路の概要を示す図である。光源部5から発した光8は、被測定物体1を透過し、透過光14となる。コリメータ15で透過光14の一部が透過光16として集光され、LVF17、金属コリメータ18、リニアセンサ19及びリニアセンサパッケージ20で構成される分光センサ上に入射する。この分光センサの詳しい形状は、特開2003−131015号公報に記載されているので、その説明を省略する。リニアセンサ19の出力は付属回路21でデジタル信号として計測用計算機10に送信される。コリメータ15、分光センサ、付属回路21は受光部22として一体化されている。
図4は、検出部6内の受光部22とセンサ回転機構部23の概要を示す図である。被測定物体1の測定点24を中心に、受光部22を0〜45°回転させるために、カムフォロワ25、
ガイド26、レール27が設けられている。カムフォロワ25が一軸駆動機構により直線運動することにより、ガイド26がレール27に沿って測定点24を中心に回動する。受光部22はガイド26に取り付けられているので、ガイド26の回動と共に回動する。
カムフォロワ25のL1の位置が角度−45°に相当する。角度0°からのカムフォロワ25の移動距離L2を測定し、
L2=L1−L1×tan(−θ)
の式から角度θを求める。この演算は計測用計算機10で行い、目的とする角度θが得られるように、一軸駆動機構の制御を行う。これにより、分光センサの受光角を被測定物体1に垂直の角度(光源7からの光の光軸に一致する角度)0°から45°まで、計測用計算機10の指令により任意の角度に設定できる。
このオンライン分光透過色・透過拡散度計を用いた被測定物体1の測定は、以下のようにして行う。これらの制御シーケンスは、計測用計算機10内に格納され、計測用計算機10により行われる。
まずLED光源7の光源スペクトルを測定する。そのために、C型フレーム2を後退させて被測定物体1から離れた状態とし、光源部5からの光8が直接検出部6に到達するようにする。この状態で、計測用計算機10はセンサ回転機構部23に測定角度指令を出す。最初はθ=0°である。この場合、光源7から被測定物体1に垂直に入射した光の光軸上に分光センサが位置する。その状態でLED光源7の光源スペクトルVaを測定する。この値は被測定物体の透過率が100%のときの分光スペクトルに対応する。このときに求められた透過色の刺激値Y(0°)と同時にその値Vaを記憶する。このVaの値は透過率分布計算時に使用される。
そして、角度θを変化させて被測定物体1の分光透過率τ(θn°)を測定し、透過色の刺激値Y(θn°)を計算し、その値を記憶する。測定角度θが複数(M個)の場合はそれぞれの角度θni°(i=1〜M)についてセンサ回転機構部23で設定後、同様の測定と計算を行い記憶する。
ここで、光源の正規化刺激値R(0°)=Y(0°)/Y(0°)*100=100、
(θn°)=Y(θn°)/Y(0°)*100の計算を実施し記憶する。
次に、被測定物体1の透過率測定を行う。このために、計測用計算機10から駆動制御装置9に測定位置へ移動する指令を出し、駆動機構3によりC型フレーム2を移動させて、被測定物体1の分光透過色測定・透過拡散度測定を実施する。その手順は、光源測定時と同様であるが下記のように行う。
まず、センサ回転機構部23によりセンサ角度を垂直(θ=0°)にセットする。そしてこの状態で、被測定物体1の分光透過率を測定する。この状態の測定値τ(0°)が自然光透過率分布である。
この分布から、透過色の三刺激値(X,Y,Z)を計算し、色彩値(L*,a,*,b*)なども計算する。この結果が、分光透過色測定結果として表示・記憶される。このとき、分光透過色の三刺激値Y(0°)を記憶する。
次に、センサ回転機構部23によりセンサ角度をθn°に設定し、分光透過率τ(θn°)を測定し、透過色の三刺激値Y(θn°)を計算し、記憶する。更に正規化刺激値R(θn°)=Y(θn°)/Y(0°)*100
の計算をし、記憶する。測定角度が複数点(M個)のときはθni°(i=1〜M)についてθn°と同様の測定・計算を実施する。
透過拡散度H(θn°)は、すでに計算し記憶した値から次式で計算する。
(θn°)=R(θn°)−R(θn°)
この計算結果を表示・記憶することにより、透過拡散度計としての機能を果たす。
分光透過測色計では、通常基準となる色彩値を登録し、測定対象物の色差値を計算し表示・記録することが行われる。本装置でも基準の色彩値登録及び色差値の計算・表示・記録すると共に、拡散度値についてもサンプル基準値HS0(θn°)を登録し、オンライン測定時にその値を呼び出して、
透過拡散度差ΔHs(θn°)=H (θn°)−HS0 (θn°)
を計算し、表示・記録する。
自然光透過色測定については、透過率分布を求め、光源を仮定し、等色関数を用いて透過色三刺激値X,Y,Zを計算すること、またL*,a*,b*の色彩値を求め色差値(ΔL*,Δa*,Δb*,ΔEab*)を計算する方法は公知であるので、その説明を省略する。
図1と同等の機能を持った卓上型の変角分光透過測色計により、各種の透過膜の透過率分布及び透過色測定を、透過光受光垂直軸θ=0°からθ=−45°までの間において測定した。θ=0〜−10°は1°おきに、θ=−10〜−45°は5°おきに測定した。
測定対象は、下記の7枚のサンプルを用いた。拡散度の高い方から順に並べると下記の通りである。
S.No.1:PC液晶モニタのバックライト光源用プリズムフィルム
S.No.2:PC液晶モニタのバックライト光源用上用拡散フィルム
S.No.3:PC液晶モニタのバックライト光源用下用拡散フィルム
S.No.4:化学処理をした半透明フィルム
S.No.5:OHP−A
S.No.6:OHP−B
S.No.7:OHP−C
図5に、角度0〜45°の透過測色三刺激値Y値を、光源(LS:Light Source)のY値と共に示す。又、図6に、図5におけるS.No.1とS.No.2の結果を拡大して示す。
図7に、正規化刺激値RsとRの測定結果を示す。
図7の正規化刺激値Rsの角度分布で拡散度の低いものと拡散度の高いものの区別は可能である。しかし、このままでは、かなり多くの角度について測定する必要が有り、オンライン測定には不向きである。
図8に、透過拡散度H(θn°)=R(θn°)−R((θn°)の測定結果を示す。この図から透明度が高く透過拡散度が小さいものは、H(θn°)の値が0に近く、半透明のものは透過拡散度H(θn°)の値が30〜50であり、透過光の拡散度を高めることを目的にしたプリズムフィルムはH(θn°)の値が90〜100に近い値を示していることがわかる。
図9に、透明度が高く拡散度が低いOHPフィルム(S.No.5〜S.No.7)の結果のみを示す。透明度が高いものでも、微妙な差を検出可能である。透明度の高い高機能フィルムや光学ガラスなどの透過拡散度の計測も可能である。
図8及び図9から、透過拡散度のオンライン評価法として、2点測定でも十分であり、透過拡散度の高い被測定物体は。H(θn°)が高く、透過拡散度の低い被測定物体は。H(θn°)が低くなるので、H(θn°)の値が、透過拡散度を示すパラメータとして使用できることが分かる。
測定対象が決まれば、垂直軸(光軸)1点と測定角度3〜8°間の1点の計2点を測定すれば、ほぼ透過拡散度の評価はできる。透過拡散度H(θn°)が5以下の低い場合は3〜4°の1点、5〜50の場合は、3〜5°の1点、50〜100の場合は4〜8°の1点が目安となる。最終的には、各種のサンプルについて最適角度を決めればよい。
本発明の典型例は、被測定対象物に対して、測定角度0°で従来の自然光透過色を測定し、測定角度3〜8°の間の1点もしくは、0〜45°間の複数点の透過率測定を付加することにより透過拡散度を測定し、一組の分光透過率計でオンライン測定可能な方法及び装置を、提供するものである。このような技術は従来存在しておらず、光学特性を新に定義し定量化可能となり、工業生産の歩留まり向上に大いに貢献するものである。
本発明の実施形態の1例である、オンライン分光透過測色計・透過拡散度計の例を示す概要図である。 光源部に設置されるLED光源と光の広がりを制限するコリメータの概要を示す図である。 検出部内に設置される分光センサと付属回路の概要を示す図である。 検出部内の受光部と回転機構部の概要を示す図である。 角度0〜45°の透過測色三刺激値Y値を、光源(LS:Light Source)のY値と共に示す図である。 図5におけるS.No.1とS.No.2の結果を拡大して示す図である。 正規化刺激値RsとRの測定結果を示す図である。 透過拡散度H(θn°)の測定結果を示す図である。 図8における、(S.No.5〜S.No.7)の測定結果を拡大して示す図である。
符号の説明
1…被測定物体、2…C型フレーム、3…駆動機構、4…駆動台、5…光源部、6…検出部、7…(LED)光源、8…光、9…駆動制御装置、10…計測用計算機、11…コリメータ、14…透過光、15…コリメータ、16…透過光、17…LVF、18…金属コリメータ、19…リニアセンサ、20…リニアセンサパッケージ、21…付属回路、22…受光部、23…センサ回転機構部、24…測定点、25…カムフォロワ、26…ガイド、27…レール

Claims (5)

  1. 連続スペクトルを有する照射光を放出する光源により被測定物体を照明し、前記被測定物体に照射され前記被測定物体を透過した前記光源よりの光を分光する分光センサを使用し、前記分光センサを、前記被測定物体の測定点を中心として円弧状に回動させて、前記分光センサの受光位置を前記照射光の光軸上1点と、前記被測定物の測定点を中心とした円弧上であって、前記光軸からある角度ずれた1点もしくは複数点として、前記分光センサによる測定を行い、これらの測定値から、分光透過測色値と透過拡散度値を、1つの光源と1つの分光センサを用いて測定することを特徴とするオンライン分光透過色測定方法。
  2. 光源校正時に、被測定対象物の無い状態(空気層)で、前記光軸上の1点(θ=0°)と前記光軸からある角度ずれた1点又は複数点(θn°)で、前記分光センサにより分光透過率測定を行い、空気層のそれぞれの角度での前記分光透過率から透過色の刺激値Yを求め、前記光軸からある角度(θn°)ずれた位置の透過色の刺激値Y(θn°)と前記光軸上の1点(0°)の透過色の刺激値Y(0°)により空気層の正規化刺激値R(θn°)=Y(θn°)/Y(0°)*100を求めておき、
    次に検出部を測定対象物のある測定位置に移動して、前記測定対象物を透過した光について、前記光源校正時と同じ検出角度で前記分光センサにより分光透過率測定を行い、前記光軸上の1点(0°)で求めた分光透過率から、分光透過測色値である透過色の三刺激値X,Y,Z、色彩値L,a,b,及び色差値ΔL,Δa,Δb,ΔEabの少なくとも1組を求めると共に、
    前記光軸からずれたそれぞれの角度での分光透過率から透過色の刺激値Yを求め、ある角度(θn°)での透過色の刺激値Y(θn°)と前記光軸上(0°)の透過色の刺激値Y(0°)から、前記被測定物の正規化刺激値R(θn°)=Y(θn°)/Y(0°)*100を求め、前記空気層の正規化刺激値R(θn°)と前記被測定対象物の正規化刺激値Rs(θn°)に基づいて、前記被測定物の透過拡散度を求めることを特徴とする請求項1に記載のオンライン分光透過色測定方法。
  3. 前記被測定対象物の特定角度の透過拡散度H(θn°)を、前記被測定対象物の正規化刺激値Rs(θn°)と、前記空気層の正規化刺激値R(θn°)の差、H(θn°)=Rs(θn°)−R(θn°)として求めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオンライン分光透過色測定方法。
  4. 前記透過拡散度H(θn°)のサンプル基準値HS0(θn°)を登録し、被測定対象物との透過拡散度差ΔH(θn°)=H(θn°)−HS0(θn°)を計算し、表示・記録することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のオンライン分光透過色測定方法。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のオンライン分光透過色測定方法を実施する機能を有するオンライン分光透過色測定装置であって、前記光源はLED光源であり、前記分光センサは、LVF(Linear Variable Filter)と金属コリメータとリニアアレイセンサを組み合わせたものであり、前記分光センサは、円弧駆動機構により前記被測定物体の測定点を中心として円弧状に回動されるように構成され、かつ、前記光源の出射側と前記分光センサの入射側にはコリメータが設けられ、前記光源の出射側に設けられたコリメータにより前記被測定物上での照明パターンが、前記分光センサのサイズに対し、長辺サイズが1.0〜1.2倍、短辺サイズが1〜1.5倍の長方形とされていることを特徴とするオンライン分光透過色測定装置。
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