JP2008126551A - 製本装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】表紙綴じされたシート束を収納スタッカに収納する際、その背表紙の仕上がり状態の確認が容易で、その一部を取り出す場合に隣接する他のシート束を破損する恐れのない製本装置を提供する。
【解決手段】シート集積手段と、シート束の背部に接着剤を塗布する糊塗布手段と、接着剤を塗布したシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、表紙綴じ手段の下流側に配置され表紙綴じされたシート束を収納するスタック手段と、このスタック手段に上記表紙綴じ手段からのシート束を搬出する排紙経路とを備える。そして排紙経路とスタック手段とは表紙綴位置から表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納するように構成する。そこで排紙経路には表紙綴じされたシート束の姿勢を偏向する束姿勢偏向手段を設け、この束姿勢偏向手段はスタック手段に表紙綴じされたシート束を背表紙が上向き又は側方向きに立位姿勢で収納するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は複写機、プリンタなどから搬出されるシートを束状に部揃えして表紙シートで表装する製本装置に係わり、表装後のシート束を容易に確認することが可能な束収納機構の改良に関する。
一般にこの種の製本装置は、画像形成装置から搬出されたシートをトレイ手段に束状に集積して部揃えし、このシート束の背部に接着剤を塗布して表紙シートの中央部に逆T字状に接合し、この表紙シートを背折りして綴じ合わせる所謂くるみ綴じ製本が知られている。そして製本処理されたシート束は収納スタッカに収納しているが、このときの収納形態は下記の方法が採られている。
例えば特許文献1には、収納スタッカをトレイ部材で構成し、このトレイ上に表紙綴じしたシート束を上下に積み上げて収納している。このためシート束を搬出するコンベアはシート束の積載量に応じて上下動するように構成されている。また、同様の装置で特許文献2には収納スタッカをボックス(箱型)形状に構成し、このボックス内に上方から表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納している。そして排紙経路にはシート束の姿勢を偏向する回転テーブルが設けられ、シート束はスタッカに背表紙部が下側に向く姿勢で収納するようになっている。尚、特許文献2にはシート束の排紙経路に背綴じ部を除く3方向を断裁する断裁手段が配置され、表紙綴じされたシート束の天部・地部・小口部をトリミングカットして揃える構成が開示されている。
特開2004−209869号公報 特開2005−305822号公報
上述のように、表紙綴じされたシート束を前掲特許文献1のように水平姿勢で上下に積み重ねて収納する場合には、背綴じした背表紙部の接着剤が完全に固化していないとき、或いは縁部から漏れ出しているときには上下に積み重ねたシート束の表紙面に接着剤が付着することがある。このような場合には表装ミスとしてそのシート束を破棄する必要がある。これと共に背表紙部の接着剤が完全に固化していないときには上下に積み重ねたシート束の重さで背表紙に皺が発生し、或いは型崩れを起こすことがある。
そこで、表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納することが前掲特許文献2に提案されているが、同公報のものはボックス状のスタッカに背表紙部を下向きに収納している。このため連続して表装する途上で使用者がその一部をスタッカから取り出そうとするとき、スタッカ内のシート束は小口部を上に収納されているため区切りが判りづらい問題がある。例えばスタッカ内から処理されたシート束の1冊を取り出して仕上がり状態を確認するとき、若しくはシート束の数部を取り出して使用するときに各冊子の区切りが判りづらい為、部数を間違えることと、取り出す際にシート束を破損してしまう問題が発生する。
これと同様に連続して表装する途上で背表紙が正しく表装されているか否か確認する場合にも、前掲特許文献2のものは使用者が背表紙を視認することが出来ないため、背表紙のタイトルが天地逆向き、或いは接着剤温度のコントロールが不完全で背表紙部に皺が発生している等の不具合を早期に発見することが困難であった。尚、このような装丁ミスは装置構成によるが表紙シートを上流側の画像形成装置でタイトルなどを印刷して供給する場合にはその設定ミス或いは表紙シートを上流側のインサータ装置(給紙装置)から供給する場合には印刷済み表紙シートを給紙トレイにセットする際のミスなどによって上記の問題が発生する。
そこで本発明は、表紙綴じされたシート束を収納スタッカに収納する際、その背表紙の仕上がり状態の確認が容易で、その一部を取り出す場合に隣接する他のシート束を破損する恐れのない製本装置の提供をその課題としている。
更に本発明は連続して大量のシート束を表装する際に、仕上がったシート束の部数確認が容易である製本装置及び画像形成システムの提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は以下の構成を採用する。尚本発明にあってシート束の立位姿勢とはシート束を立てた状態で収納或いは搬送する姿勢を云う。そこで順次搬出されるシートを束状に積載収納するシート集積手段と、上記シート集積手段からのシート束の背部に接着剤を塗布する糊塗布手段と、上記糊塗布手段の下流側に配置され接着剤を塗布したシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、上記表紙綴じ手段の下流側に配置され表紙綴じされたシート束を収納するスタック手段と、上記スタック手段に上記表紙綴じ手段からのシート束を搬出する排紙経路とを備える。そして上記排紙経路とスタック手段とは上記表紙綴位置から表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納するように構成する。そこで上記排紙経路には表紙綴じされたシート束の姿勢を偏向する束姿勢偏向手段を設け、この束姿勢偏向手段は上記スタック手段に表紙綴じされたシート束を背表紙が上向き又は側方向きに立位姿勢で収納するように構成する。
また、前記排紙経路には表紙綴じされたシート束の端縁を断裁揃えする断裁手段が配置され、この断裁手段の上流側には表紙綴じされたシート束を所定角度回転する束姿勢偏向手段を配置する。
前記排紙経路には、前記スタック手段に表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納する際収納直交方向に所定量オフセットして収納するジョグ手段を設ける。この場合のジョグ手段は前記排紙経路に配置され、表紙綴じされたシート束を排紙方向と直交する方向にオフセットする搬送手段で構成する。若しくは上記ジョグ手段を前記排紙経路に設けられた束姿勢偏向手段で構成し、この束姿勢偏向手段は前記表紙綴じされたシート束を把持するグリップ回転部材を備え、このグリップ回転部材は、シート束の把持位置を所定量オフセットした状態で回転することによって排紙方向と直交する方向にシート束をジョグさせる。
前記スタック手段は上方開口部を有するボックス形状に構成され、前記排紙経路は上記上方開口部に表紙綴じされたシート束を背表紙が上向き立位姿勢で搬出するように構成され、上記スタック手段は装置フレームに引出可能に装着され、この引出状態で装置外部から背表紙を視認できるように構成する。
シート上に画像形成する画像形成装置と、上記画像形成装置からのシートを束状に集積して表紙綴じする製本装置とを備え、この製本装置は上述のように構成する。
本発明は、表紙綴じされたシート束を収納スタッカに収納する際に、シート束を背表紙が上向き又は側方向きに立位姿勢で収納するようにしたものであるから、収納時に接着剤の乾燥が不完全であっても、或いは背折り時に接着剤が縁部から漏れ出していても隣接する他のシート束を汚損することがない。これと同時に背表紙を上向き又は側方向きに収納するためその一部を取り出す場合に隣接する他のシート束を引き出すことによる破損を招くことがない。また連続して表装する場合に簡単に背表紙の仕上がり状態を視認することが出来るなどの効果を奏する。
更に本発明は、立位姿勢で背表紙を使用者が確認し易い姿勢でスタッカに収納する際に、所定部数単位で背表紙部を基準に所定量オフセットすることにより部数確認が容易であり、その為の構造は例えば排紙経路にグリップ回転部材を備えた装置にあっては、この回転部材がシート束をグリップする位置を所定量オフセットする機構を採用するなど、至って簡単である。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる製本装置と、これを用いた画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2は製本装置の詳細説明図である。
図1に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの下流側に付設された製本装置B、この製本装置Bの下流に配置された後処理装置Cとから構成されている。そして画像形成装置Aで画像形成したシートを製本装置Bで製本処理する。また製本処理しないシートについてはこの製本装置Bを通過して後処理装置Cでシートに後処理を施すように構成されている。
[画像形成装置の構成]
まず画像形成装置Aは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが静電印刷装置を図示する。この画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスイッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
[製本装置の構成]
次に、画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40と、この集積部40からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。
[搬送経路の構成]
各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31が設けられ、この搬入経路31から中紙搬送経路32と表紙搬送経路34が経路切換フラッパ36を介して連結されている。そして中紙搬送経路32には集積部40を介して製本経路33が連接され、表紙搬送経路34には後処理経路38が連設されている。製本経路33は略々鉛直方向に装置を縦断する方向に、表紙搬送経路34は略々水平方向に装置を横断する方向に配置されている。
上記製本経路33と表紙搬送経路34とは互いに交差(直交)し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前記画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴じシート)と表紙カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下「表紙シート」と云う)とが搬出される。このように搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1又は複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段(シート束搬送手段;以下同様)47と後述する束姿勢偏向手段64と排紙ローラ(排紙手段)66が配置されている。また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、それぞれ駆動モータに連結されている。
[集積部の構成]
前記中紙搬送経路32の排紙口32bに配置された集積トレイ41((以下「トレイ」という)は排紙口32bからのシートを束状に積載収納する。図2に示すようにトレイ41は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けられている。そして排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bでトレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートをトレイ41の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図1右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。またトレイ41には図示しないシートサイド整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートはトレイ41上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
[シート束搬送手段の構成]
前記製本経路33には上記トレイ41からシートを下流側の接着剤塗布位置Eに移送するグリップ搬送手段47が配置されている。このグリップ搬送手段47は図2に示すようにトレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、このシート束を略々鉛直方向に配置された製本経路33に沿って接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2破線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
[接着剤塗布部の構成]
前記製本経路33の接着剤塗布位置Eには接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は図2に示すように熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成されている。糊容器56は液状接着剤収容室(以下「液剤収容室」という)56aと固形接着剤収容室(以下「固形剤収容室」という)56bに区割され、液剤収容室56aには塗布ロール57が回転自在に組み込まれている。また液剤収容室56aには接着剤の残量を検出する糊センサ56Sが配置されている。図示の糊センサ56Sは接着剤の温度センサを兼用し、液剤収容室56a内の液化した接着剤の温度を検出するのと同時に接着剤に浸された部位の温度差によって接着剤の残量を検出する。また、糊容器56には電熱ヒータなどの加熱素子(加熱手段)50が埋設してある。そしてこの糊センサ56Sと加熱手段50は後述する制御CPU75に結線され、液剤収容室56a内の接着剤を所定の溶融温度に温度調整する。また上記塗布ロール57は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
上述のように構成された糊容器56はシート束に沿って往復駆動する。図3(b)にその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)S1に対し糊容器56は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール57と伴にシート束の下端縁S1に沿って移動するように装置フレームのガイドレール52に支持されている。そしてこの糊容器56は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータMSが連結してある。
そこで糊容器56はホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPとの間で前記駆動モータMSによって往復動する。そして各位置は図3(b)に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段47に設けたグリップセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着剤塗布位置Eに到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール57はロール回転モータMRで回転を開始する。尚図示SPは上記糊容器56のホームポジションセンサである。このように構成された接着剤塗布手段55は駆動モータMSの回転で、糊容器56はガイドレール52に沿って図3(b)左側から右側に移動を開始する。この往路では塗布ロール57はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように、前述のグリップ搬送手段47の送り量を図示しない昇降モータで調整するようになっている。
[表紙綴じ手段の構成]
上記製本経路33の表紙綴じ位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴じ手段60は図4に示すように背当てプレート61と背折りプレート62と折りロール63で構成される。この表紙綴じ位置Fには前述の表紙搬送経路34が配置され、画像形成装置A又はインサータ装置26から表紙シートを給送する。そこで背当てプレート61は表紙シートをバックアップする板状部材で構成され、製本経路33に進退自在に配置されている。この背当てプレート61に支持された表紙シートに(中紙)シート束が逆T字状に接合される。そこで上記背折りプレート62は左右一対のプレス部材で構成され、逆T字状に接合された表紙シートの背部を背折り成型するため、図示しない駆動手段で互いに接近及び離反するように構成されている。また上記折りロール63は背折り成型されたシート束を挟圧して表装仕上げする一対のローラで構成されている。
[束姿勢偏向手段と断裁手段の構成]
上記折りロール63の下流側に位置する断裁位置Gにはシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段64と、シート束の周縁を断裁する断裁手段65が配置してある。上記束姿勢偏向手段64は表紙綴じ位置Eから表装されたシート束を所定方向(姿勢)に偏向して下流側の断裁手段65又は収納スタッカ67に給送する。また断裁手段65はシート束の周縁を切り揃える。このため束姿勢偏向手段64は前記折りロール63から送られたシート束を把持して回転する回転テーブル64a、64bを備える。図4に示すようにこの回転テーブル64a、64bは装置フレームに昇降自在に取り付けられたユニットフレーム64xに設けられている。このユニットフレーム64xに製本経路33を挟んで一対の回転テーブル64a、64bがそれぞれ回転自在に軸受支持され、一方の可動回転テーブル64bはシート束厚さ方向(製本経路33に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。そして各回転テーブル64a、64bには製本経路33内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータMt1、Mt2が設けられている。また可動側の回転テーブル64bには図4左右方向に移動するグリップモータMgが装備されている。
従って製本経路33内に導かれたシート束は、左右一対の回転テーブル64a、64bでグリップ把持され旋回モータMt1、Mt2によってシート束の姿勢方向を偏向する。例えば背部を下側に搬入されたシート束を180度旋回して小口部を下側に下流側の排紙ローラ66に送る。またシート束を順次90度ずつ回転して下流側の断裁位置Gに天部・地部・小口部をそれぞれ下側に偏向させシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットが可能となる。なお、上記可動側の回転テーブル64bにはグリップセンサ(図示せず)が設けられ、左右の回転テーブル64a、64b間にシート束が確実にグリップされたのを検知し、この検知後回転テーブル64a、64bを旋回駆動するように構成されている。そして上記ユニットフレーム64xは昇降モータMAによってシート束を製本経路33に沿って上下昇降させることが出来るようになっている。これは後述するように排紙ローラ66に移送するシート束を所定量オフセットするジョグ機構を構成し、同時にシート束周縁を断裁する際には、断裁位置Gにシート束を搬送セットし、その送り量で断裁位置Gにおける断裁幅を設定するためである。
[断裁手段の構成]
上記束姿勢偏向手段64の下流側には断裁手段65が配置されている。この断裁手段65は図4に示すようにシート束の断裁縁を刃受け部材65aに押圧支持する断裁縁プレス部材65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。上記断裁縁プレスユニット65bは製本経路33に配置した刃受け部材65aと対向する位置に配置され、図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材から構成されている。上記断裁刃ユニット65cは平刃状の切断刃と、これを駆動するカッタモータMCとから構成されている。このような構成の断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
上記断裁位置Gの下流側には排紙ローラ(排紙手段)66と収納スタッカ67が配置されている。この収納スタッカ67は図4に示すようにシート束を立位姿勢で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ67は図1に示すようにケーシング30に引出状に配置され、装置フロント側(図1紙面手前側)に引出可能に構成されている。装置フロント側に引き出した状態で図4に示す矢視方向(上面方向)から使用者が視認できるようになっている。尚図示67Sfは満杯検出センサであり、収納スタッカ67に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告する。
一方、前記製本経路33は表紙綴じ位置Fから上記収納スタッカ67にシート束を導く排紙経路33aを構成し、この排紙経路33aに上記排紙ローラ66が配置されている。この排紙ローラ66は一対のローラ対で構成されシート束をニップして収納スタッカ67に案内する排紙手段を構成している。本発明はこのような構成においてシート束を立位姿勢で収納スタッカ67に収納する際、その背部を使用者が視認できる状態で収納したことを特徴としている。その制御構成については後述する。
[シート束排紙機構の構成]
上記排紙経路33aには収納スタッカ67にシート束を搬出する際に搬送直交方向に所定量オフセットさせるジョグ機構が備えられている。これは収納スタッカ67内に収納された複数のシート束を例えば部毎に所定量オフセットさせて収納することによって部毎の区分けをするためである。このジョグ機構の構成については(1)前述の束姿勢偏向手段64でシート束を搬送直交方向にオフセットさせるか、(2)前述の排紙ローラ(搬送手段)66で搬送直交方向にオフセットさせる。各構成について説明する。
前記(1)の構成は図5に示すように前述した束姿勢偏向手段64によって次の手順でシート束を排紙ローラ66に搬出する。(a)表紙綴じ位置Fからのシート束は図5(a)に示すように背部(背表紙部)を下向きに搬出される。そこで折りロール63から送られたシート束を例えば断裁刃65x上に載置(セット)する(図5(a)の状態)。この状態でシート束を回転テーブル64a、64bでニップする。このシート束のニップは前記可動回転テーブル64bをグリップモータMgでシート束厚さ方向(図5(a)左側)に移動しシート束をニップ支持する。次いで同図(b)の状態に断裁刃65xを排紙経路33aから退避させ旋回モータMt1、Mt2を90度回転させる。この旋回でシート束は天部(又は地部)を下向きに姿勢偏向される。この状態で同図(c)の状態に再び断裁刃65xを断裁位置Gに移動してシート束の下端縁を載置支持する。
次にユニットフレーム64xを昇降モータMAで移動し再度シート束を回転テーブル64a、64bでニップする。このときのニップ点をシート長さ(天地方向長さ)の中心点xからΔα距離を隔てた(オフセットした)ニップ点zを把持する。この状態でシート束を90度旋回させると同図(d)の状態にシート束は搬送直交方向に所定量(Δα)オフセットされる。このシート束を排紙ローラ66で収納スタッカ67に収納する。するとシート束は図7の状態にスタッカ内に立位姿勢で背部を上向き状態で収納し、同図に示す距離αオフセットした状態で収納される。尚断裁位置Gでシートの3方を断裁する場合は上記図5(b)の状態でシート束の下端縁(例えば天部)を所定量断裁し、次いでシート束を回転テーブル64a、64bで90度旋回しシート束の小口部を断裁し、その断裁後にシート束を90度旋回して地部を断裁する。このようにシート束の周縁を所定量ずつ断裁した後、回転テーブル64a、64bで更にシート束を90度旋回して小口部を下向きに排紙ローラ66に送る。
前記(2)の構成は図6(a)、(b)に示すように前記回転テーブル64a、64b又は折りロール63から送られたシート束を次のオフセット機能を備えたローラ対で収納スタッカ67に搬出する。同図(b)に示すように排紙ローラ66を構成するローラ対66a、66bを可動フレーム66cに回転自在に軸承する。そしてこの可動フレーム66cを搬送直交方向(同図左右方向)に所定量(Δα)移動可能に装置フレームに取り付ける。そして装置フレーム側にシフトモータMOを設け、このシフトモータMOで可動フレーム66cをΔαだけ移動する。すると排紙ローラ66に把持されたシート束は搬送直交方向に「α」オフセットされた後、排紙ローラ66の回転によって収納スタッカ67に収納される。
[屑収納ボックスの構成]
前記断裁位置Gの下方には収納スタッカ67と並列に屑収納ボックス68が設けられ、断裁刃65xで切断した紙片を収納する。このため、断裁位置Gの直下にはスイーパ手段69が設けられ、このスイーパ手段69は図示しない駆動モータによって図2左右方向に揺動し、シート束を断裁する際は断裁位置Gの直下に位置して切断片を屑収納ボックス68に案内し、断裁後は断裁位置Gから退避してシート束を収納スタッカ67に収容可能に退避するようになっている。また、上記屑収納ボックス68には内部に収納された切断紙片の収納量を検出するフル検出センサ(満杯検出センサ)68Sfとニアフル検出センサ68Snが配置してある。このニアフル検出センサ68Snはシート束の断裁中に満杯とならないように例えばシート束の周縁を断裁する1回分に相当する紙片を収容可能な状態でこれを検出するように配置されている。
[後処理装置の構成]
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙搬送経路34に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステイプルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、この印刷シートにステイプル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことのない画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
[制御手段の構成]
次に上述の装置に於ける制御手段の構成を図8に基づいて説明する。本発明は上述の構成において前記グリップ搬送手段47を制御する制御手段を「前記集積トレイ41からのシート束を上記断裁位置Gに移送して断裁処理した後、このシート束を上記接着剤塗布位置Eに移送して糊塗布する」ように構成したことを特徴としている。そこで制御手段の構成について説明すると、図8は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU75を設け、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。
またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、シートサイズ情報その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。一方前記搬入経路31、製本経路33、表紙搬送経路34には搬送するシート(シート束)を検出するシートセンサSe1乃至Se6が図2にそれぞれ図示する位置に配置されている。そこで制御CPU75には各シートセンサSe1乃至Se6の検出信号が伝達され、制御CPU75は「集積部制御部75a」「接着剤塗布手段制御部75b」「表紙綴じ手段制御部75c」「断裁手段制御部75d」「スタック制御部75e」と「接着剤温度制御部79」をそれぞれ備えている。そして図9に示すフローチャートに従って製本処理を実行する。
[排紙動作の説明]
次に図9のフローチャートに従って上述の制御CPU75による製本処理動作を説明する。前記画像形成装置Aのコントロールパネル71で画像形成条件と後処理モードを設定する(St001)。この後処理モードは例えば「プリントアウトモード」「製本処理モード」「ステイプルモード」「スタンプモード」「パンチモード」「ジョグモード」などに設定する。プリントアウトモードは画像形成したシートを製本及び後処理することなく排紙トレイ37(図示のものは後処理装置Cに備えられている)に搬出収納する。
製本モードは画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートと綴合わせて収納スタッカ67に収納する。また、ステイプルモードは画像形成されたシートを後処理装置Cに備えられたステイプルユニットによってステイプル綴じし、スタンプモードは捺印処理し、同様にパンチモードはパンチ処理を、ジョグモードは仕分け処理をそれぞれ後処理装置Cで実行し、その後排紙トレイ37に収納する。
そこで後処理モードとして「製本モード」が選択された場合、画像形成装置Aは画像形成動作を実行し、画像形成したシートを排紙口14に搬出する(St002)。製本装置Bではこのシートを搬入経路31に受入れる。このとき制御CPU75は経路切換フラッパ36を図2の状態に位置させてシートを中紙搬送経路32に案内する。このシートは搬送ローラ32bで排紙口32bに送られ、集積トレイ41上に順次積載収納する(St003)。
そこで画像形成装置Aからジョブ終了信号(St004)を受けると、制御CPU75は前記グリップ搬送手段47で集積トレイ41上のシート束を搬出し、その姿勢を90度偏向する。これによって集積トレイ41上に部揃えされたシート束は水平姿勢から鉛直姿勢に偏向され製本経路33を下流側の接着剤塗布位置Eに移送される(St005)。
このシート束の接着剤塗布位置Eへの給送セットと前後して制御CPU75は表紙シートを表紙搬送経路34から給送する。この表紙シートは画像形成装置Aから画像形成されて供給される場合と前記インサータ装置26から供給される場合がある。インサータ装置26から供給する場合には制御CPU75は給紙手段(図示せず)を作動して給紙トレイ26aからシートを1枚ずつ分離して給紙経路27に給送する。
給紙経路27に送られたシートは搬送ローラ27aで搬入経路31に搬送される。このとき制御CPU75は経路切換片28を図1の状態に位置させ、表紙搬送経路34に案内する。この表紙搬送経路34にはシートの姿勢を矯正するレジ機構34bが備えられ、このレジ機構34bで整合されたシートはこの位置から所定量搬送されることによって表紙綴じ位置Fに到達し静止セットされる(St006)。この表紙シートの給送セットに次いで制御CPU75は接着剤塗布手段55を駆動して接着剤塗布位置Eにセットされているシート束に接着剤を塗布する(St007)。塗布ロール57を備えた糊容器56は図3(b)右方向にシート束の下端縁に沿って移動し、ロール表面に含浸した接着剤をシート束に塗布する。
この接着剤塗布動作の終了後、制御CPU75はシート束を前記グリップ搬送手段47で下流側の表紙綴じ位置Fに移送する。するとこの位置には表紙シートがセットされているため表紙シートは背当プレート61にバックアップされこれとシート束が逆T字状に接合される。次いでシート束はこの状態で前記背折プレート62が表紙シートの背部をプレス成形して表装する(St008)。
以上の表装処理の後、制御CPU75は断裁モードが選択されているが否か判断する(St009)。断裁モードの場合にはグリップ搬送手段47をシート束から解除して初期位置に復帰させる。このとき断裁刃65xは断裁位置Gに位置付けられ、落下するシート束を受け止める(St010)。この状態で可動回転テーブル64bを待機位置からシート把持位置に移動して、そして回転テーブル64aとの間でシート束をニップ保持する(St012)。次いで制御CPU75は断裁刃65xを待機位置に移動した後、回転テーブル64a、64bを90度旋回してシート束の天部が下端となるように偏向する(St013)。そこで断裁縁プレス部材65bでシート束を押圧保持し、断裁刃65xで所定量断裁する(St014)。
次いで制御CPU75は断裁縁プレス部材65bを待機位置に退避させた後、シート束を180度旋回し、地部が下端となるように姿勢偏向し、その下端部を断裁する。次いで制御CPU75は同様に断裁縁プレス部材65bを待機位置に退避させた後、シート束を90度旋回して小口部が下端となるように姿勢偏向しその下端部を断裁する。このようにシート束の周縁を断裁揃えした後、制御CPU75はシート束の3方向の断裁を終了すると排紙動作に移行する。一方上記ステップSt010で断裁モードが選択されないとき制御手段75は次の排紙動作に移行する。
排紙動作では制御CPU75はジョグ排紙モードか否か判断する(St015)。ジョグ排紙モードのときには制御CPU75は前述の図5又は図6のジョグ機構を動作させる(St016)。またジョグモードが選択されていないとき排紙ローラ66を動作させシート束を収納スタッカ67に収納する(St017)。
尚、上述の実施形態では製本経路33からのシート束を束姿勢偏向手段64で背部を上向き姿勢で収納スタッカ67に集積する場合を示したが、装置構成によっては背部(背表紙)を側方向き(例えば図1における装置フロント側向き)に収納するように構成しても良い。
本発明の製本装置を備えた画像形成システムの全体構成の説明図。 図1のシステムに於ける製本装置の要部説明図。 図2の装置に於ける接着剤塗布手段の構成を示し、(a)はその糊容器の構成、(b)は接着剤塗布の態様を示す説明図。 図2の装置に於ける束姿勢偏向手段の構成を示す説明図。 図4に示す束姿勢偏向手段のシートジョグの態様を示す説明図。 図5に示す束姿勢偏向手段とは異なるジョグ機構の説明図。 図2の装置におけるシート束の収納スタッカの構成を示す説明図。 図2の装置における制御手段の構成を示すブロック図。 図2の装置に於ける製本動作のフローチャート。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
C 後処理装置
41 集積トレイ
47 グリップ搬送手段
55 接着剤塗布手段
60 表紙綴じ手段
61 背当てプレート
62 背折りプレート
63 折りロール
64a、64b 束姿勢偏向手段(回転テーブル)
65 断裁手段
65a 刃受け部材
65b 断裁縁プレス手段
65c 断裁手段
65x 裁断刃
66 排紙ローラ
66c 可動フレーム
67 収納スタッカ

Claims (7)

  1. 順次搬出されるシートを束状に積載収納するシート集積手段と、
    上記シート集積手段からのシート束の背部に接着剤を塗布する糊塗布手段と、
    上記糊塗布手段の下流側に配置され接着剤を塗布したシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    上記表紙綴じ手段の下流側に配置され表紙綴じされたシート束を収納するスタック手段と、
    上記スタック手段に上記表紙綴じ手段からのシート束を搬出する排紙経路と、
    を備え、
    上記排紙経路とスタック手段とは上記表紙綴位置から表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納するように構成された製本装置に於いて、
    上記排紙経路には表紙綴じされたシート束の姿勢を偏向する束姿勢偏向手段が設けられ、
    この束姿勢偏向手段は上記スタック手段に表紙綴じされたシート束を背表紙が上向き又は側方向きに立位姿勢で収納するように構成されていることを特徴とする製本装置。
  2. 前記排紙経路には表紙綴じされたシート束の端縁を断裁揃えする断裁手段が配置され、
    この断裁手段の上流側には表紙綴じされたシート束を所定角度回転する束姿勢偏向手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記排紙経路には、前記スタック手段に表紙綴じされたシート束を立位姿勢で収納する際収納直交方向に所定量オフセットして収納するジョグ手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 前記ジョグ手段は前記排紙経路に配置され、表紙綴じされたシート束を排紙方向と直交する方向にオフセットする搬送手段で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 前記ジョグ手段は前記排紙経路に設けられた束姿勢偏向手段で構成され、
    この束姿勢偏向手段は前記表紙綴じされたシート束を把持するグリップ回転部材を備え、
    このグリップ回転部材は、シート束の把持位置を所定量オフセットした状態で回転することによって排紙方向と直交する方向にシート束をジョグさせることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  6. 前記スタック手段は上方開口部を有するボックス形状に構成され、
    前記排紙経路は上記上方開口部に表紙綴じされたシート束を背表紙が上向き立位姿勢で搬出するように構成され、
    上記スタック手段は装置フレームに引出可能に装着され、この引出状態で装置外部から背表紙を視認できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかの項に記載の製本装置。
  7. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    上記画像形成装置からのシートを束状に集積して表紙綴じする製本装置と、
    を備え、
    上記製本装置は請求項1乃至6の何れかの項に記載の構成を有することを特徴とする画像形成システム。
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