JP2008122473A - 電気光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気光学装置において開口率の向上と表示品質及び消費電力の両立を図る。
【解決手段】各画素200が複数のサブ画素20から構成され、この複数のサブ画素20の内の少なくとも1つが、反射領域204に形成され、他の少なくとも1つが透過領域202に形成される。さらに、反射領域204の中には、複数のサブ画素20をそれぞれ駆動するための駆動素子22を形成する。例えば、サブ画素20は、例えばR,G,B,Wの色に割り当てられている場合、反射領域204をWのサブ画素20wに割り当てることで、カラー透過表示の領域の開口率を飛躍的に拡大しつつ、反射表示ができ、消費電力の低減を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶などの電気光学素子を用いた電気光学装置に関する。
電気光学装置として、液晶表示装置(以下LCDという)が知られており、LCDは、一対の基板間に液晶が封入され、液晶の配向を画素毎に制御して表示を行っており、薄型で低消費電力であるという特徴を備え、現在、コンピュータモニターや、携帯情報機器などのモニターとして用いられている。とりわけ、図6の等価回路に示すように、各画素にこの画素を制御するためのスイッチング素子SW及び保持容量Csを備えるいわゆるアクティブマトリクス型LCDは、高精細で高品質な表示が可能であるため、表示装置への採用が進んでいる。
また、カラー表示を行うLCDは、R(赤色),G(緑色),B(青色)のカラーフィルタを用い3原色のサブ画素で1画素を構成することが良く知られているが、最近、色効率の向上によって表示輝度を向上し、一層の消費電力の低減を図るために、図7に示すようにW(白色)を追加して、R,G,B,Wの4色で1画素を構成することが提案されている(特許文献1)。
Wのサブ画素400wは、カラーフィルタを省略することができるため、このカラーフィルタによる光損失(吸収)がなく、また、自然画などに多い白成分をR,G,Bのサブ画素を用いなくとも表現できるため、上記R,G,B,Wの4色の採用により、消費電力の低減、表示輝度の向上を図ることができる。
特開2004−102292号公報
上記R,G,B,Wの4色の採用により、消費電力の低減と、表示輝度の向上を図ることができる。しかし、1画素を構成するサブ画素の数の増大は、パネル面積が同一であれば、1サブ画素あたりの面積が小さくなる。さらに、各サブ画素を個別に駆動する駆動素子を必要とする。
ここで、上述の図6に示すように、アクティブマトリクス型LCDでは、駆動素子としては、薄膜トランジスタ(TFT)などを用いたスイッチング素子SWと、データ線から供給されるデータを所定期間保持するための保持容量Csを備える。しかし、図8に示すように、これらのスイッチング素子SW及び保持容量Csは、リーク電流の発生などを防止するため、画素領域の表示に寄与しない遮光領域に形成する必要がある。したがって、1画素あたりの面積に対する実際に表示可能な面積を表す開口率の向上が難しくなり、カラー表示のために必要なR,G,Bのサブ画素の開口率が低くなってしまう。よって、とりわけ上記4色表示を採用するような場合には、開口率の一層の向上を図ることが望まれる。
また、外光強度の高い屋外での視認性と、夜間や外光強度の低い屋内で視認性との両立を図るため、携帯機用の表示装置などとして、1画素を構成する各サブ画素内に反射型表示領域(反射型として動作する領域)と透過型表示領域(透過型として動作する領域)を備えるいわゆる半透過型LCDが用いられることがある。このような半透過型LCDでは、外光強度の異なる環境でも表示の視認が可能となる。しかし、その一方で、反射領域は、外光強度の低い環境における視認性の向上への寄与が小さく、透過領域は、外光強度の高い環境における視認性向上への寄与が低いため、外光強度の高い環境下での表示品質は完全な反射型表示装置より低く、外光強度の低い環境下での表示品質は完全な透過型表示装置より低くなる。したがって、様々な使用環境下において視認できると共に、表示品質に優れ、かつ、表示輝度が高く、消費電力の低減を実現することが望まれている。
本発明は、開口率の向上と異なる環境下での表示品質とを両立した電気光学装置を実現することを目的とする。
本発明は、複数の画素を備える電気光学装置であって、前記複数の画素における各画素は、複数のサブ画素を備え、1画素を構成する前記複数のサブ画素の内の少なくとも1つは、反射領域に形成されるとともに、前記複数のサブ画素の内の他の少なくとも1つは、透過領域にて形成され、前記反射領域の中に、前記1画素における前記複数のサブ画素をそれぞれ駆動するための駆動素子が形成されている。
本発明の他の態様では、上記電気光学装置において、前記1画素を構成する複数のサブ画素は、各々異なる色に対応付けられ、前記反射領域に形成されたサブ画素は、無色に対応付けられている。
本発明の他の態様では、上記電気光学装置において、前記1画素を構成する複数のサブ画素は、無色、赤、青、緑のいずれかの色に対応付けられ、前記反射領域に割り当てられたサブ画素は、無色に対応付けられている。
また、本発明のさらに別の態様では、上記電気光学装置において、前記反射領域は、外光を散乱させる凹凸を備えた反射層を備えるとともに、該反射層による外光の反射光を用いた表示を行う領域であり、前記透過領域は、光源からの光の透過光を用いた表示を行う領域である。
本発明の他の態様では、さらに、上記反射層は、前記1画素を構成する複数のサブ画素を駆動するための前記駆動素子が設けられた領域を覆って形成され、前記反射層には、前記駆動素子の存在に起因して前記凹凸が形成されている。
本発明の他の態様では、前記1画素を構成する複数のサブ画素のうち、前記反射領域に形成されたサブ画素が、該複数のサブ画素の各々を選択するための走査線と、前記複数のサブ画素にデータを供給するデータ線との交差に対応して設けられている。
本発明の他の態様では、前記1画素を構成する複数のサブ画素は、前記走査線が延在する方向又は前記データ線が延在する方向に順に並んで配置されている。
さらに、本発明の他の態様では、上記電気光学装置において、前記1画素を構成する前記複数のサブ画素は、行方向及び列方向にブロック状に配置され、前記1画素を構成する前記複数のサブ画素の内、前記反射領域に形成されたサブ画素は、隣接する画素の前記反射領域に形成されたサブ画素と、隣接するように配置されている。
以上説明したように、この発明では、LCD等に代表される電気光学装置において、1画素が複数のサブ画素を備え、その内の少なくとも1つが反射領域、少なくとも1つが透過領域に形成され、反射領域内に透過領域を含む複数のサブ画素をそれぞれ駆動するための駆動素子が形成されている。つまり表示装置において反射型表示機能と透過型表示機能を備え、かつ、透過表示に寄与しない反射領域に、この反射領域だけでなく、透過領域のサブ画素を駆動するための駆動素子を設けることで、透過領域のサブ画素の全域を開口部、つまり透過型の表示領域として利用し、透過領域での開口率の大幅に改善することができる。
また、1画素を構成する複数のサブ画素の内、反射領域に形成した(反射表示領域に割り当てた)サブ画素を無色(単色、例えば白色)に対応付けることで、透過型の表示品質を向上しつつ、効率的に反射型表示を実行することが可能となる。液晶表示装置において、反射型の表示は、外部から観察側の基板側から、背面側の基板との間に液晶が封入されて構成された液晶層を透過し、背面側基板に設けられた反射層で反射された光が、再び液晶層を透過して観察側の基板から射出される光量を制御することで行われる。ここで、反射型でカラー表示を行う場合には、上記反射層と観察側基板の該表面までの間にカラーフィルタを設ける必要があるが、上記の通り光源は外光であり、そして、観察される光は、カラーフィルタを2回透過して外部に射出された光である。よって、光源からカラーフィルタ及び液晶層を1回透過して外部に射出された光によってカラー表示が実現される透過型表示と比較すると、カラーフィルタによる光損失や、外光よりも高輝度の表示ができないなどの原理的な理由から、色純度が低くかつ表示輝度が低くなりがちになる。しかし、本発明のように、白色の表示をこの反射領域に対応付けることにより、カラーフィルタを不要とでき、カラーフィルタによる光損失を無くして高輝度の反射表示が可能となる。また、上記の通り、反射型表示はカラーフィルタを採用しても色純度の高い高輝度表示が難しいので、本発明のように、単色表示であっても高輝度の反射表示が達成できることで、実質的な表示品質の低下を非常に低く抑えることができる。
以下、図面を用いて本発明の好適な実施の形態(以下実施形態という)について説明する。なお、以下において本実施形態に係る電気光学装置としては、LCD(液晶表示装置)やEL(エレクトロルミネッセンス)表示装置などが挙げられるが、以下、LCDを例に説明する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態1に係るLCDの1画素の概略レイアウトを示している。LCDは、パネル上の表示部に、複数の画素200が、マトリクス状に配列されており、各画素200は、各画素200を選択する複数の走査線10と、データ信号を供給するための複数のデータ線12との各交差領域又はその付近に設けられている。
上記1つの画素200が複数のサブ画素20で構成されており、本実施形態では、1画素をR,G,B,Wの4色のサブ画素20r、20b、20g、20wで構成している。さらに、本実施形態では、これらの1画素200を構成するサブ画素20は、何れも走査線10の延在方向(水平走査方向)に沿って順に並んで配置されている。
また、上記複数のサブ画素20の内少なくとも1つのサブ画素として、本実施形態では、白色に対応付けられたサブ画素20wの全領域を反射領域204とし、かつ、この反射領域204の領域内に、このサブ画素20wを駆動する駆動素子22wと、残りのサブ画素20r、20g、20bを駆動する駆動素子22r、22g、22bを形成している。
W以外のR,G,Bのサブ画素20r、20b、20gは、いわゆるカラー表示を実現可能なサブ画素であり、本実施形態では、これらの領域には、対応する駆動素子22r、22g、22bを配置していないので、遮光すべき領域が存在せず、その全領域を透過領域202としている。よって、本実施形態1では、透過型表示をR,G,Bの三色の透過型サブ画素20r、20g、20bで行い、反射型表示は、主にWの反射型サブ画素20wによって行っている。
データ線12は、走査線10と交差する方向(ここでは垂直走査方向)に設けられており、各サブ画素20に対し、その表示内容に応じたデータ信号を供給するため、本実施形態ではR,G,B,W用にそれぞれ設けられている。さらに、本実施形態では、上記の通り、各サブ画素20を駆動する駆動素子22をWのサブ画素20wの形成領域内に配置しているため、本実施形態では、図1に示すように、データ線12r、12b、12g、12wは、何れもWのサブ画素20wの配置領域内を通るように形成されている。
Wのサブ画素22wの領域内での駆動素子22は、R,G,B,Wの対応するサブ画素22に電気的に接続され、かつ、そのサブ画素20に対して表示に必要なデータ信号(電圧信号)を供給することができるように配線する。このため、図1の配置に特に限定されるものではないが、図1の例では、対応する走査線10に近い順から、サブ画素20wから最も離れた位置にあるBのサブ画素20bを駆動するための駆動素子22b、Gのサブ画素20g用の駆動素子22g、Rのサブ画素20rの駆動素子22r、Wのサブ画素20wの駆動素子22wが垂直走査方向(列方向;データ線の延在方向)に並んで設けられている。
各サブ画素20の回路構成は、例えば、上述の図6に示すような等価回路を採用することができ、その場合、各サブ画素20の駆動素子22は、スイッチング素子24と保持容量26とを備え、スイッチング素子24は、この場合、走査線10に、ゲートが接続されたTFTが採用されている。そして、R,G,B,Wの各サブ画素20用の駆動素子22の何れも(24r、g、b、w、26r、g、b、w)が、図1に示すようにWのサブ画素20wの形成領域内に設けられている。
なお、駆動素子22は、TFT(スイッチング素子)24と保持容量26には限定されず、他のスイッチング素子としてTFD(薄膜ダイオード)等を採用することもできる。また、1つのサブ画素内に、駆動素子22として、長期間表示データ(例えばデジタルデータ)を保持する目的で、RAM(揮発性メモリ)のようなメモリ素子を設ける場合、本実施形態では、このメモリ素子についても、全て、反射領域であるWのサブ画素20wの形成領域内に配置する。
図2は、図1に示す1画素の概略断面の一部を示している。LCDは図2に示すように、第1基板100と第2基板300との間には液晶層250が封入されており、この例では、各基板100,300の液晶層250との対向面側には、それぞれ、液晶層250の配向を制御するための第1電極210及び第2電極310が形成されている。また、第1電極210及び第2電極310を覆う液晶層250との接触側表面には、それぞれ液晶の初期配向を制御する配向膜230が設けられている。
第1及び第2基板100,300には、ガラスなどの透明基板が用いられ、第1基板100側には、第1電極210として、サブ画素20毎に個別のパターンの画素電極が設けられ、第2基板300側の第2電極310は、各画素共通の共通のコモン電極として設けられている。
第2電極320の材料としては、インジウムスズ酸化物(以下ITO:Indium Tin Oxide)などの透明導電性材料を用いることができ、また、透過領域202を構成するR,G,Bのサブ画素の第1電極210r、210g、210bの材料として、同様に透明導電性材料を用いることができる。
さらに、第1電極210の内、反射領域204を構成するWのサブ画素の第1電極210wについては、光を反射可能な金属などの反射電極材料を採用し、反射層を兼用している。なお、第1基板100とWのサブ画素20wの第1電極210wとの間には、素子層220が設けられており、各サブ画素の駆動素子22が形成されている。
第1電極210wの材料として反射材料を用いなくとも、第1電極210wとは別に反射層を設けることも可能である。このように第1電極210wとは別の反射層を採用する場合、反射層は、少なくとも上記素子層220を覆うように形成することが好適である。ここで、素子層220は、図中では、簡略化のため単層で示しているが、実際には、例えばスイッチング素子24を構成する能動層、ゲート絶縁層、ゲート電極、ソース・ドレイン電極、容量Csを構成する電極、誘電体層(絶縁層)等が所望のパターンに形成され、さらにこれらの素子層を覆って層間絶縁層222が形成されている。そして、層間絶縁膜の所定領域にはコンタクトホールが形成され、スイッチング素子24及び保持容量26と対応するサブ画素20の第1電極210とが接続されている。
また、第2基板300と第2電極310との間にはカラーフィルタ320が形成されており、第1電極210r、210g、210bとそれぞれ対向する領域では、R,G,Bのカラーフィルタ320が設けられている。一方、Wのサブ画素20wの領域では、Wの表示にはカラーフィルタを必要とせず、第2基板300と第2電極310との間にはカラーフィルタ320は設けられていない。つまり、Wのサブ画素20wでは、単色(無色、非着色)の光による表示が行われる。通常、外光(例えば太陽光などの自然光や室内灯)は白色であるから、液晶によってこの白色の外光が(反射して)LCDから射出される光量を制御することで、白と黒の単色表示が行われる。もちろん、このWのサブ画素20wでは、外光光源が白色光でない場合、外光光源の色に応じた単色表示が行われる。なお、このWのサブ画素20wの領域においても、無色(透明)のフィルタ320を形成しても良い。この透明のフィルタは、例えば透明の樹脂材料などを用いて形成でき、このフィルタ層を設けることで、セルギャップを他の色のサブ画素20と揃え、また、第2基板300側の液晶との接触面の平坦性を向上させることが容易となる。
R,G,Bのサブ画素20r、20g、20bでは、第1電極210r、210g、210bと対向する第2電極310とによって、液晶層250の配向を制御する。これにより、第1電極210、液晶層250、第2電極310等を透過して第2基板300から外部に射出される第1基板100の背面側などに設けられた光源350からの光量が制御され、このR,G,Bのサブ画素20r、20g、20bにおいては、透過型表示(透過型動作)が実行される。
一方、Wのサブ画素20wでは、第1電極210wと、対向する第2電極310とによって、液晶層250の配向を制御することにより、第2基板300、第2電極310及び液晶層250を介して反射層(反射電極)に到達した太陽光、室内灯などの外光360のが反射され、再び液晶層250を透過し、第2電極310及び第2基板を介して外部に射出される光量が制御され、このWのサブ電極20wにおいて反射型表示(反射型動作)が実行される。
ここで、上記のように、反射性の第1電極220w又は単独の反射層(以下、両方のいずれかの機能を備える層を単に反射層という)は、素子層220を覆って形成されている。つまり、駆動素子22を覆って反射層を設けることにより、反射層の液晶層250側の表面には、反射層(210w)の下層に形成される素子層220の存在と、駆動素子の形状などに起因して層間絶縁層222の表面に発生する凹凸を引き継いだ凹凸が形成される。
図3は、このような反射層210wの凹凸の状態を説明している。図3(a)は図2の反射層(210w)の断面の拡大図であり、図3(b)は、反射層(210w)の概略平面図を示している。図示するように素子層220を覆って層間絶縁層222を形成し、この層間絶縁層222の上に反射層210wを形成することで、例えば図3に示すように反射層210wの表面に凹部212が形成される。
このように反射層210wの表面に凹凸を設けることにより、外部から液晶層250に入射した光をこの反射層210wの表面で適度に散乱させることができ、反射領域での外部の映り込みやギラツキなどを抑制し、反射表示品質の向上を図ること可能となっている。
なお、反射面の凹凸がランダムである方が光の散乱の均一性が高くなるため、図1では反射領域204内で駆動素子22を規則的に配置しているが、配線やレイアウトの調整し、凹凸がランダムになるように配置することがより好適である。このように、素子層22を覆って反射層210wを形成することによってその反射面に凹凸を形成することで、凹凸形成のための特別な工程を追加する必要がなく、製造効率の向上に寄与できる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係るLCDの画素レイアウトを示している。実施形態1では、図1に示すように1画素200を構成するサブ画素20が、全て走査線10の延在方向(行方向)に沿って順に配置されているが、実施形態2では、反射領域204を構成するサブ画素20wが、複数のサブ画素20をそれぞれ選択するための走査線10の延在方向に沿って、データ線12(12r、12g、12b、12w)との交差領域に配置され、透過領域202を構成する残りのR,G,Bのサブ画素20r、20g、20bが、実施形態1と同様に行方向に順に並んで配置されている(図中は、左からB,G,Rの順)。
このため、サブ画素20wの領域内に設けられた透過領域202用の駆動素子22r、22g、22bと、対応するサブ画素20r、20g、20bとの距離がR,G,Bの各サブ画素22に対してほぼ等しくなっており、駆動素子22と対応するサブ画素20との配線レイアウトの設計が容易となる。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係るLCDの画素レイアウトを示している。上記実施形態1では、1画素200は、1本の走査線10の延在方向に並べられた複数のサブ画素20によって構成されているが、実施形態3では、1画素200は、行方向と列方向の両方向にブロック状に配置された複数のサブ画素20によって構成されている。
複数のサブ画素20は、R,G,B,Wに割り当てられており(20r、20b、20g、20w)、図5の例では、2行2列のマトリクス状(ブロック状)に配置された4つのサブ画素20によって1つの画素200が構成されている。4つのサブ画素20の互いの配列は特に限定されない。しかし、本実施形態では、wのサブ画素20wが、隣接する画素200のWのサブ画素20wと、互いに隣接するように配置されている。図5の例では、4つの画素200の互いに残りの3つの画素と接する位置の4つのサブ画素20に、Wのサブ画素20wを採用している。その結果、4つの画素200の中央に4つのWのサブ画素20wが配置されている。
一方、透過領域202を構成するR,G,Bのサブ画素20r、20g、20bは、隣接する画素200の対向するサブ画素と色が一致しないように配置されている。隣接画素間で、並んだ同色のサブ画素20が同時に発光した場合、その色が強調され、表示の解像度が見かけ上低下する可能性があるが、R,G,Bのサブ画素20r、20g、20bについて、隣接画素同士で異なる色が並ぶように配置することで、そのような表示品質の低下を防止することができる。
なお、Wのサブ画素20wについては、このサブ画素は、元々、単色表示であり、特定の色成分だけが強調されてホワイトバランスがずれることがなく、図5のように複数画素200で隣接配置することによって配線の効率化を図ることが有効である。しかし、1つのサブ画素の面積等がある程度大きく、1サブ画素内に複数のサブ画素用の駆動素子22を配置可能であり、或いは、反射表示についても見かけ上の解像度低下をより確実に防止する要望が強い場合には、隣接画素で反射領域204用のサブ画素20wが並ぶように配置しなくても良い。一例として、図5の上段の2つの画素200のレイアウトパターンを下段の2つの画素レイアウト200でも採用することで、配線効率と反射表示の解像度との両立を図ることも可能である。
また、図5に示すようにWのサブ画素20wを4つの画素200の中央に配置した場合、走査線10、データ線12は、一例として、Wのサブ画素20wを挟む行方向、列方向の中央に対し、それぞれ線対称になるように配置することで、全てのサブ画素20のための駆動素子22に必要な信号を効率的は配線レイアウトにより供給することができる。
Wのサブ画素22wの領域内での駆動素子22のレイアウトは、対応するサブ画素20に対して必要な信号を供給できれば特に制限はないが、一例として図5に示すように、透過領域202の各サブ画素20r、20g、20bに対してできるだけ短い配線距離で、かつ、互いの配線距離が等しくなるように、配置することがより好適である。
ここで、実施形態2及び3においても、反射領域204における反射層(210w)の反射面には、凹凸を設けることで光の散乱性を高めることができる。そして、その凹凸は、反射層よりも下層に駆動素子22を形成することで、容易に実現することができる。もちろん、散乱の均一性をさらに高めるために、図3(a)に示す層間絶縁層222等に凹凸を積極的に形成してもよい。
また、上記実施形態1〜3において、透過領域202は、R,G,B,Wの3色の各サブ画素22を割り当てた例を説明したが、カラー表示を実現するための他の色のサブ画素20を割り当てても良い。上記3色に限らず、マゼンダやシアンなどの色のサブ画素を採用した場合にはこれらも透過領域202とする。また、OCB(Optical Compensated Birefringence)モードなど、液晶を高速駆動することが可能で、周期的に異なる色の光源を点灯させて、1つのサブ画素でR,G,Bのカラー表示を実現するLCDにも採用することができる。この場合においても、反射領域204にW等の単色のサブ画素20wを割り当て、残りの透過領域202にカラー表示を実現可能なサブ画素20を割り当てればよい。
本発明の実施形態1に係るLCDの画素レイアウトの概略を示す図である。 本発明の実施形態に係るLCDの1画素の概略断面構造を示す図である。 図2に示す反射層をより詳しく説明する断面及び平面構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係るLCDの画素レイアウトの概略を示す図である。 本発明の実施形態3に係るLCDの画素レイアウトの概略を示す図である。 一般的なアクティブマトリクス型LCDの画素の等価回路を示す図である。 従来のLCDに係るR,G,B,Wのサブ画素のレイアウトを示す図である。 従来のアクティブマトリクス型LCDの一般的な画素レイアウトを説明する図である。
符号の説明
10 走査線、12 データ線、20 サブ画素、22 駆動素子、24 スイッチング素子、26 保持容量、100 第1基板、200 画素、202 透過領域(透過表示領域)、204 反射領域(反射表示領域)、210 第1電極、220 素子層、222 層間絶縁層、230 配向膜、250 液晶層、300 第2基板、310 第2電極(共通電極)、320 カラーフィルタ。

Claims (8)

  1. 複数の画素を備える電気光学装置であって、
    前記複数の画素における各画素は、複数のサブ画素を備え、
    1画素を構成する前記複数のサブ画素の内の少なくとも1つは、反射領域に形成されるとともに、前記複数のサブ画素の内の他の少なくとも1つは、透過領域に形成され、
    前記反射領域の中に、前記1画素における複数のサブ画素の各々を駆動するための駆動素子が形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記1画素を構成する前記複数のサブ画素は、各々異なる色に対応付けられ、前記反射領域に形成されたサブ画素は、無色に対応付けられていることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記1画素を構成する前記複数のサブ画素は、無色、赤、青、緑のいずれかの色に対応付けられ、前記反射領域に形成されたサブ画素は、無色に対応付けられていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記反射領域は、外光を散乱させる凹凸を備えた反射層を備えるとともに、該反射層による外光の反射光を用いた表示を行う領域であり、
    前記透過領域は、光源からの光の透過光を用いた表示を行う領域であることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項4に記載の電気光学装置において、
    前記反射層は、前記1画素を構成する前記複数のサブ画素を駆動するための前記駆動素子が設けられた領域を覆って形成され、前記反射層には、前記駆動素子の存在に起因して前記凹凸が形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記1画素を構成する前記複数のサブ画素のうち、
    前記反射領域に形成されたサブ画素は、該複数のサブ画素の各々選択するための走査線と、前記複数のサブ画素にデータを供給するデータ線との交差に対応して設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置において、
    前記1画素を構成する前記複数のサブ画素は、前記走査線が延在する方向または前記データ線が延在する方向に順に並んで配列されていることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記1画素を構成する前記複数のサブ画素は、行方向及び列方向にブロック状に配置され、
    前記1画素における複数のサブ画素の内、前記反射領域に形成されたサブ画素は、当該1画素に隣接する1画素の前記反射領域に形成されたサブ画素と隣接するように配置されていることを特徴とする電気光学装置。
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