JP2008121783A - 関節システム - Google Patents

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Abstract

【解決手段】関節機構10は、第1リンク12と第2リンク14とを含み、第1リンクに設けた第1関節部18の凹曲面20に第2リンクに設けた第2関節部の凸曲面28が直接接触するように、第1リンクおよび第2リンクを配置する。第1関節部と第2関節部とで作る関節を挟んで外側で拮抗して牽引するように、リンクに固着した2つの取付アングル30を用いて2本の空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bを取り付ける。空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bに所定の圧力の気体を注入することによって、第1リンクの軸心と第2リンクの軸心とが同一平面内でなす角度(関節角)と、その関節の剛性とを制御する。
【効果】第1関節部と第2関節部との間に動特性を同定しにくい粘弾性体などを介在させないため、関節角の再現性がよく、空気圧アクチュエータの圧力制御だけで、関節角と剛性を調整することができる。したがって、ロボットに容易に組み込める。
【選択図】図1

Description

この発明は関節システムに関し、特にたとえば、流体圧人工筋を用いた関節機構を有する関節システムに関する。
たとえば、マキベン(McKibben)型空気圧アクチュエータのような流体圧人工筋(流体の注入に応じて収縮するアクチュエータ)を用いる関節機構の一例が、特許文献1および特許文献2、さらには非特許文献1にそれぞれ開示されている。これらの関節機構では、関節角を調整するために流体圧人工筋を用いているので、構造がシンプルで扱い易い。
そのうち特許文献1および特許文献2に開示された関節では、いずれも、骨頭(またはそれに相当する部分)が受容体(またはそれに相当する部分)に包囲されているため、それらの係脱が難しいが、非特許文献1に開示されたものでは、受容体が開放されているので、骨頭を取り外すことができる。
また、非特許文献1の関節機構は、骨として機能するリンクとソケットとの間に軟骨に相当するメラミンフォームのような粘弾性体を介挿し、それによって人間の関節をほぼ模倣するようにしたものである。この非特許文献1の関節機構では、粘弾性体の特に粘性の物理量を同定するのが難しいという理由で、リンクの先端の視覚情報をフィードバックすることにより、リンクの姿勢すなわち関節角を制御するようにしている。
特開平5‐220688号公報 [B25J 19/00 13/00 17/00 G05D 3/12] 特開2006‐15472号公報 [B25J 5/00] 日本機械学会 2006年ロボティクス・メカトロニクス講演会、2006年5月26‐28日 日野太輔、柴田瑞穂,上段数馬、平井慎一「視覚フィードバックによるLoosely Coupled Jointの角度制御」
非特許文献1の関節機構では、軟骨の機能を有する粘弾性体を用いるので、人間の関節と同様の挙動を呈する関節を得ることができるものの、関節角を制御するために、リンクの先端のマーカを外部のCCDカメラで撮影した画像情報からその位置と姿勢を計測する方法を採用している。このように、外部のカメラからの情報を処理しながら関節角を制御する非特許文献1の関節機構は、自分が取得または計測したデータに従って自律的に行動する自律ロボットの上肢や下肢あるいはそれらの一部として組み込むには困難がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、流体圧人工筋を用いた関節システムを提供することである。
この発明の他の目的は、ロボットに組み込むことができる、流体圧人工筋を用いた関節システムを提供することである。
請求項1の発明は、長手部材からなり、先端に、凹曲面を有する第1関節部が形成される第1リンク、および長手部材からなり、先端に、凸曲面を有する第2関節部が形成される第2リンクを備え、第1関節部の凹曲面と第2関節部の凸曲面とが直接接触するように第1リンクおよび第2リンクを配置し、さらに第1リンクと第2リンクとを、拮抗して牽引する第1および第2流体圧アクチュエータ、および第1および第2流体圧アクチュエータの流体圧を調整することによって第1リンクと第2リンクとが形成する関節角を制御する制御手段を備える、関節システムである。
請求項1の発明では、第1リンク(12:実施例で相当する部分を例示する参照符号。以下、同様。)はたとえば棒状であり、それの先端に、凹曲面(20)を有する第1関節部(18)が形成される。第2リンク(14)も同様にたとえば棒状であり、それの先端に、凸曲面(28)を有する第12関節部(26)が形成される。凹曲面(20)と凸曲面(28)とが直接接触するように第1リンクおよび第2リンクを配置する。そして、第1リンクと第2リンクとを、第1および第2流体圧アクチュエータ(42)によって拮抗して牽引する。そして、制御手段(64,56)は、第1および第2流体圧アクチュエータの流体圧を調整することによって第1リンクと第2リンクとが形成する関節角を制御する。
第1および第2流体圧アクチュエータ(42A,42B)は、請求項2の発明のように、凹曲面および凸曲面が、ともに、平面視で短辺および長辺を有する矩形に形成されている場合には、長辺と平行な直線上に配置される。
請求項3の発明のように、凹曲面は半球形であり、凸曲面は球形である場合、第1組の第1および第2流体圧アクチュエータ(42A,42B)は、凹曲面および凸曲面の中心を通る第1の直線上に配置され、第2組の第1および第2流体圧アクチュエータ(42C,42D)は、凹曲面および凸曲面の中心を通るかつ第1の直線と交差する第2の直線上に配置される。
請求項4の発明のように、第1の直線と第2の直線とが直交するときには、2組の流体圧アクチュエータによって2自由度の関節システムが構成され、請求項5の発明のように、第1の直線、第2の直線および第3の直線がそれぞれ60°の角度で交差し、さらに第3組の流体圧アクチュエータを設けた場合には、第1組、第2組および第3組の第1および第2流体圧アクチュエータによって3自由度の関節システムが構成できる。
請求項6の発明は、凹曲面の曲率および凸曲面の曲率が同じまたはほぼ同じである、請求項1ないし5のいずれかに記載の関節システムである。
請求項7の発明は、凹曲面の曲率が凸曲面の曲率より大きい、請求項1ないし5のいずれかに記載の関節システムである。
請求項6の発明では第2関節部は第1関節部に密に受容され、請求項7の発明では緩く受容される。後者の場合、関節の回転(関節角の変化)と並進とを同時に実現でき、人間の関節に一層近似した関節機構を実現できる。
この発明によれば、第1関節部の凹曲面と第2関節部の凸曲面とを直接接触させているので、流体圧人工筋の流体圧を制御するだけで、第1および第2リンクの形成する関節角を精度よく再現できる。そのため、特にたとえば、この発明の関節システムは自律ロボットの関節などとして有利に利用できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1および図2に示すこの発明の一実施例の関節機構10は、それぞれが軽量で剛性の高い材料で長手の棒状に形成される第1リンク12と第2リンク14とを含み、第1リンク12の基端部は、この実施例では、固定部材16によって所定場所に固定されている。ただし、この実施例の関節機構10を利用してロボットの上肢を作成する場合を想定すると、その場合には、基端部は肩関節(後述)に結合されてよい。また、実施例の関節機構10を利用してロボットの下肢を作る場合であれば、基端部が股関節に結合されてもよい。
なお、第1および第2リンク12および14は、比較的軽量でかつ十分な剛性を有する材料、たとえばアルミニウムやアルミニウム合金、鉄または鉄系金属などの金属で形成するが、剛性等の条件が満足できるなら、勿論、合成樹脂や繊維強化プラスチックなどで形成されてもよい。
第1リンク12の先端には、骨頭(として機能するもの)の受容体として機能する第1関節部18が設けられる。この第1関節部18は、たとえば長方形の短冊を側面から見て半円形に湾曲させたときの凹表面のような、凹曲面20を有する。つまり、凹曲面20は、この実施例では、平面視で短辺および長辺を有する矩形に形成される。第1関節部18はこの実施例では、第1リンク12の先端に形成した取付部22を利用して第1リンク12の先端に取り付けられているが、第1リンク12の先端にそれと一体的に形成されてもよい。
取付部22を用いる場合には、取付部22の下面(図1および図2において。以下、同様。)中央に穴を形成するとともに、側面から螺入されて先端がその穴内に臨まされる取付ねじ24を設けておく。そして、図1および図2には図示されてはいないが、第1関節部18の上面から上方に突出する挿入突起を形成しておき、その挿入突起を上記穴に挿入し、取付ねじ24を、それの先端が穴内で挿入突起を押さえるまで、螺入する。それによって、第1関節部18が取付部22に、着脱自在に、取り付けられる。したがって、たとえば更新する必要が生じたときなど、第1関節部18だけを新しいものと交換したりすることができる。
第2リンク14の先端には第1リンク12の第1関節部18に受容される、上記骨頭に相当する第2関節部26が形成される。第2関節部26は、その表面に、上述の第1関節部18の凹曲面20に沿う凸曲面28を有する。この実施例では、凸曲面28は、凹曲面20と同様に、平面視で短辺および長辺を有する矩形に形成され、凹曲面20の曲率と凸曲面28の曲率とは同じかほぼ同じに設定しているため、第2関節部26を第1関節部18で受容するとき、凹曲面20と凸曲面28とはぴったり沿うように嵌合または係合する。しかしながら、後述のように、前者を後者より大きくすることによって、よりルーズに係合させることもできる。
また、第1関節部18の凹曲面20の円弧角は180°またはそれよりやや小さく設定している。したがって、第2関節部26(凸曲面28)は凹曲面20の開放側(図1および図2では下面)からそのまま第1関節部18の凹曲面20に嵌め合わせることができる。そして、第2関節部26が第1関節部18に嵌め込まれた状態(受容された状態)で関節となる。
この実施例の関節機構10では、関節は開放されているため、摺動部(凹曲面20と凸曲面28との接触部)すなわち第1関節部18および第2関節部26を作る材料としては、潤滑剤が飛散しないもので低摩擦の部材、たとえば樹脂材の場合にはボリアセタール,ポリオレフィン,ポリアミド,ポリエステル,エチレン樹脂,ポリフェニレンサルファイド,ポリウレタンあるいはフェノール樹脂などが使用でき、金属の場合であれば、固体潤滑剤を埋め込んだ黄銅,アルミ青銅,鋳鉄あるいは表面を処理して皮膜を作ったものなどが使用できる。
なお、この実施例では、第2リンク14の先端に一体的に第2関節部26が形成されているが、この第2関節部26も、第1関節部18のためのものと同様の構造を有する取付部を用いることによって、第2リンク26に対して着脱自在に装着するようにしてもよい。そうすれば、必要に応じて、第2関節部26だけを別のものと取り替えたりすることができる。
実施例の関節機構10では、第1リンク12の基端側に取付アングル30を取り付ける。この取付アングル30は上面(または下面)から見て「H」字型に、第1リンク12と同じ材料でまたはそれとは違う材料で形成され、その中心部32に、上下に貫通する貫通孔34を形成し、一方側面から他方側面を貫通する貫通孔(図示せず)を形成する。さらに、第1リンク12に貫通孔36を形成する。そして、取付アングル30の中心部32の貫通孔34の中に第1リンク12を通し、中心部32の側面に形成した貫通孔および第1リンク12に形成した貫通孔36に取付ねじ38を通し、裏側でナット(図示せず)で固定することによって、取付アングル30を第1リンク12の適宜の位置に固着する。
なお、実施例では第1リンク12の長さ方向に間隔を隔てて2つ以上の貫通孔36を形成しているので、取付アングル30を第1リンク12の長手方向のどの位置に取り付けるかを選択できるが、勿論、貫通孔36は1つだけ形成するようにしてもよい。
取付アングル30の中心部32すなわち第1リンク12を挟む両側に、間隔を隔てた2枚の板で取付部40が形成される。
第2リンク14にも図示のように上で説明したとほぼ同様の構造を有する取付アングル30が、第2関節部26の直下の位置に固着される。この場合も、取付アングル30の中心部32すなわち第2リンク14を挟む両側に、間隔を隔てた2枚の板で取付部40が形成される。
ただし、実施例では、第2リンク14にはただ1つの、第1リンク12の貫通孔36に相当する貫通孔(図示せず)が形成されているだけであるので、取付アングル30の第2リンク14の長手方向位置を変更することはできない。ただし、第2リンク14についても複数の貫通孔を長手方向に間隔を隔てて形成し、それによって取付アングル30の第2リンク14の長手方向に対する取付位置を変更できるようにしてもよい。
上述のように第1リンク12および第2リンク14にそれぞれ固着した取付アングル30は、人工筋を取り付けるために利用される。このような人工筋としては、その本体自身に弾性があるアクチュエータ、たとえば空気圧駆動ゴム人工筋、McKibben型アクチュエータなどの流体圧人工筋が使用できるが、実施例では、McKibben型アクチュエータ42を利用する。
McKibben型アクチュエータ(以下、「空気圧アクチュエータ」ということもある。)42は、よく知られているように、本体44を有し、本体44はゴム製のチューブを、合成繊維コードを網状に編んだスリーブで覆ったもので、その本体44の一方端をキャップ46で密閉し、他方端に外部から空気を供給するための空気供給用口48を設け、その空気供給用口48にチューブ(図示せず)を取り付けて空気を供給する構造になっている。空気の供給により本体44内の圧力が高まると、その本体44が径方向に膨張し、これにより軸方向に収縮力が生じる。つまり、実施例で用いる空気圧アクチュエータ42では、空気供給用口48から空気を供給することによって、本体42を収縮させることができる。
前述の上下2つの取付アングル30の間に、このような構成を有する空気圧アクチュエータ42を取り付ける。つまり、空気圧アクチュエータ42の両端に設けられた金具50を取付アングル30の取付部40の2枚の板状体の間に挿入し、2枚の板状体とその金具50とを貫通するように取付ねじ52を挿通し、そのねじ52を裏側でナット(図示せず)で固定することによって、2本の空気圧アクチュエータ40を取付アングル30で固定する。
図示するように、取付アングル30は左右(凹曲面20および凸曲面28の長辺と平行方向)に延びる直線状に形成され、それらの中心部32に第1および第2リンク12および14を配置し、各取付部40が中心部32を通る直線の両端に形成されるので、2本の空気圧アクチュエータ42は、第1および第2リンク12および14を挟んで180°対向する位置に取り付けられる。つまり、第1および第2流体圧アクチュエータは長辺と平行な直線上に配置される。換言すれば、2本の空気圧アクチュエータ42は、第1および第2リンク12および14すなわち第1関節部18および第2関節部26で作る関節を拮抗して牽引する。したがって、この実施例の関節機構10では、2本の空気圧アクチュエータ42に注入する空気圧を調整することによって、つまり、拮抗空気圧を変化させることによって、関節角θ(第1リンク12の軸心と第2リンク14の軸心とが同一面内でなす角度である。)を制御すると同時に、第1および第2関節部18および26で形成する関節の剛性を制御することができる。
ただし、この実施例の関節機構10では2本の空気圧アクチュエータ42を拮抗配置するだけであるので、1つの平面内でのみ関節角を調整できる1自由度の関節機構である。ただし、実施例の関節機構10の場合、第2リンク14が傾動できる平面は、前述の短冊の長辺に沿う方向である。その長辺に沿う方向に凹曲面20および凸曲面28が形成されているからである。
また、図示からよくわかるように、実施例の関節機構10では、第1および第2リンク12および14に固着した取付アングル30を用いることによって、2本の空気圧アクチュエータ42が第1関節部18および第2関節部26の作る関節より外側でその関節を拮抗して牽引することができる。したがって、この実施例においては、空気圧アクチュエータ42が関節に干渉することがないので、関節の可動範囲すなわち関節角θの調整範囲を大きくすることができる。
この点で、非特許文献1に記載された背景技術では、空気圧人工筋をソケットとリンクとの間に接続しているので、人工筋と関節とが干渉し、そのままでは可動範囲が狭くなる。そこで、関節の可動範囲を広げるために、人工筋とリンクとの間にゴムを配置している。ところが、ゴムを配置すると、そのゴムの弾性が、粘弾性体の粘弾性と同様に、再現性のない不確定要素となり、結局、カメラによるフィードバック制御によらなければ、正確な関節角制御を実現するのは困難である。
対して、実施例の関節機構10では、関節を挟んで外側に設けた人工筋で関節を拮抗して牽引するので、上述のように関節の可動範囲を狭くすることがない。したがって、ゴムを用いる必要がない。
なお、上述の説明では、2つの空気圧アクチュエータ42は特に区別することなしに説明したが、必要な場合には、一方の空気圧アクチュエータ42、たとえば図1および図2において右側に設けられた空気圧アクチュエータ42に「42A」の参照符号を用い、他方の空気圧アクチュエータ42、たとえば左側に設けられた空気圧アクチュエータ42に「42B」の参照符号を用いるなど、最後のアルファベットで区別することがある。
このような実施例の関節機構10は図3に示す制御系と組み合わされて、関節システム100を構成する。詳しく説明すると、関節機構10の空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bに設けられている空気供給用口48(図1,図2)は、それぞれ、チューブ54Aおよび54Bに接続され、これらのチューブ54Aおよび54Bは、それぞれ空気弁56Aおよび56Bを通して空気源58に接続される。空気源58からの圧縮空気は空気弁56Aおよび56Bならびにそれから延びるチューブ54Aおよび54Bを通して、それぞれの空気供給用口48すなわち空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bに供給される。
空気弁56Aおよび56Bまたはチューブ54Aおよび54Bの空気通路には圧力センサ60Aおよび60Bが設けられ、圧力センサ60Aおよび60Bで検知した圧力値はA/D変換機62によってそれぞれ圧力データに変換されて、コンピュータ64に入力される。
コンピュータ64は、そのコンピュータ64自身で計算して求めた所望の関節角θ、あるいは図示しない外部入力装置から設定された関節角θに基づいて、次式(1)に従って、2つの空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの注入空気圧(圧力1および圧力2)PlおよびPrを計算する。
[数1]
θ=f(Pl,Pr)…(1)
ここで、Plは空気圧アクチュエータ42Aの圧力であり、Prは空気圧アクチュエータ42Bの圧力を示す。
関節を駆動する空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bに或る圧力PlおよびPrの気体を注入することにより、関節角θを制御することができるが、この気体の圧力PlおよびPrと関節角θとの間には上記式(1)で示す非線形の関係が存在する。したがって、これらの関係を予め同定しておけば、実現したい関節角に応じた気体圧力を求めることができる。図4は、実施例の関節機構10における圧力PlおよびPrと関節角θとの関係を同定したグラフである。
そして、希望の関節角θが決まると、この図4に示すグラフを参照して、との角度θを実現できる圧力のペアPlおよびPrが決まる。ただし、この圧力値PlおよびPrのペアは一通りではなく、図4のグラフの曲面上の曲線で決められる。そこで、まず第1アクチュエータ42Aの圧力Plを決め、その圧力値Plの曲線から、最終的な関節角θを決める第2アクチュエータ42Bの圧力Prが決まる。このとき、最初の圧力値Plを大きめに選ぶと、関節を緊張させた状態(剛性の高い状態)で所望角度を実現することになるが、それが小さめだと、関節を緩めた状態(剛性の小さい状態)で所望角度を実現することになる。
このようにして、実現したい関節角θが決まると、図3に示すコンピュータ64が、たとえば図4のような圧力・関節角相関グラフ(またはテーブル)を利用することによって、2つの空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの圧力値PlおよびPrを決定する。そして、その決定した圧力値PlおよびPrの気体をそれぞれの空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bに注入できるようにするために、空気弁56Aおよび56Bのための制御データを出力する。この制御データはD/A変換器66によって制御信号に変換され、その制御信号が増幅器68を通して、空気弁56Aおよび56Bに与えられる。
実施例の空気弁56Aおよび56Bはともに5ポート電磁弁であり、各空気弁56Aおよび56Bのそれぞれのポートを上記制御信号で制御することによって、空気弁56Aおよび56Bを通して空気圧アクチュエータ42Aおよび42B内に、必要な圧力PlおよびPrの空気(気体)が注入され、結果的に、第1関節部18および第2関節部26で作る関節の角度が所望の関節角θに調整される。
上述の圧力センサ60Aおよび60Bは、空気圧アクチュエータ42Aおよび42B内に、必要な圧力PlおよびPrの空気(気体)が実際に注入されたかどうかを確認するために利用され、コンピュータ64は、圧力センサ60Aおよび60Bで検出した圧力データに基づいて、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの圧力が必要な圧力PlおよびPrになるまで、空気弁56Aおよび56Bをフィードバック制御する。
非特許文献1の背景技術のように関節部に粘弾性を持つ素材を用いた場合、この粘弾性がもたらす動特性の影響を受けるため、2つのアクチュエータに圧力を加えてから望みの関節角になるまでに、時間遅れが生じ、また外力を受けた場合にその粘弾性体に変形が生じてしまう可能性がある。
これに対して、実施例の関節機構10すなわち関節システム100では、上述のように、実現したい関節角に応じた空気圧アクチュエータの圧力を求め、その圧力をアクチュエータにかけるだけで、関節角を所望の値に調整できる。この場合、2つの関節部の間に粘弾性体を介在させることがないので、関節の回転方向に直行する方向の剛性は大きく、空気圧アクチュエータに制御圧力を与えると、それに応じた関節角が実現されるまでの時間が比較的短い。また、粘弾性体を用いないので、外力に対する変形は生じない。
図1および図2に示す関節機構10を用いた図3実施例の関節システム100において、一方の空気圧アクチュエータ42Aを他方の空気圧アクチュエータ42Bに比べて大きい圧力で圧縮させると、図5に示すように、関節機構10は矢印A方向に曲げられ、正(プラス)の関節角+θを実現でき、逆の場合、図6に示すように関節機構10は矢印B方向に曲げられ、負(マイナス)の関節角−θを実現できる。このとき、関節の剛性(緊張度)も併せて設定できることは上述のとおりである。
また、上述の関節機構10では、凹曲面20の曲率と凸曲面28の曲率とを同じ(ほぼ同じ)に設定しているので、両者は密に結合する。したがって、関節角を変化させても第2関節部26の中心(関節の回転中心)27は、図7(A)および図7(B)に示すように、一定の位置にとどまり、動かない。
これに対して、たとえば図8に示すように、第1関節部18の凹曲面20の曲率を第2関節部26の凸曲面28の曲率より大きくすると、両者は疎に(ルーズにまたは緩く)結合する。したがって、関節角を変化させると関節の回転中心27がたとえば矢印方向に変位する。これによって、関節の回転(関節角の変化)と並進とを同時に実現でき、人間の関節に一層近似した関節機構を実現できる。この場合、回転と並進とが同時に生じるので、図7の実施例(すなわち上で説明した実施例)の場合に比べて、空気圧アクチュエータ42の制御が多少複雑になる。しかしながら、この実施例でも第1関節部18と第2関節部26との間には何も介在せず、凹曲面20と凸曲面28とは直接接触しているので、空気圧アクチュエータ42の圧力制御だけで、関節角を再現性よく制御することができる。
図9はこの発明の他の実施例の関節機構10’を示す図解図である。この実施例の関節機構10’は、たとえばロボットの肩関節などとして利用可能な関節機構である。この実施例でも、関節機構10’は、第1リンク12および第2リンク14を含み、第1リンク12の先端に、取付部22を用いて第1関節部18が設けられる。この実施例の第1関節部18は、円板状に形成され、その端面に半球状の凹曲面20を有する。さらに、第1関節部18の円板周縁には、たとえば12個の通し孔70が等間隔(30°間隔)で形成される。この通し孔70は、後述のように、空気圧アクチュエータ42を取り付けるためのワイヤ76(図10,図11)を通すための孔である。
第2リンク14の先端にも第2関節部26が取り付けられるが、この実施例では、第1関節部18の凹曲面20が半球形状であるので、第2関節部26はそれに嵌まり合う球形状であり、その球体表面が凸曲面28として機能する。そして、この実施例の関節機構10’では、半球形状の凹曲面20に球形状の凸曲面28が直接接触するように、第1および第2リンク12および14が配置される。
ただし、この実施例の関節機構10’では、第2関節部26は、取付部72によって第2リンク14に設けられる。つまり、取付部72が第2リンク14の先端に嵌め込まれ、取付部72の側面から取付ねじ(図示せず)を螺入することによって、この取付部72を第2リンク14の先端に取り付け、その取付部72の端面に球体形状の第2関節部26を固着する。このとき、取付部72の端面にこの第2関節部26の球体が嵌まり合う凹部(図示せず)を設けておき、その凹部に球形の第2関節部26を嵌め込み、両者をたとえば溶接や接着で一体的に接合する。
さらに、第2関節部26の取付部72の円板周縁には、たとえば12個の係止孔74が等間隔(30°間隔)で形成される。この係止孔74は、後述のように、空気圧アクチュエータ42を取り付けるためのワイヤ76(図10,図11)を係止固定するための孔である。
この実施例の関節機構10’では、半球状の凹曲面20が球体状の凸曲面28を受容するので、短冊状の凹曲面が半円板形の凸曲面を受容する先の実施例の関節機構10とは異なり、関節が全方向へ回転可能である。したがって、この実施例の関節機構10’は特に、ロボットの肩関節として好適する。
そして、図9実施例の関節機構10’を用いて構成した2自由度の関節機構10Aが図10に示され、3自由度の関節機構10Bが図11に示される。ただし、図10および図11のいずれにおいても、図面を複雑にしないため、第1関節部18を取り付けている第1リンク12および取付部22の図示は省略していることに予め留意されたい。
図10を参照して、この実施例の関節機構10Aは、2自由度を達成するために2ペア4本の空気圧アクチュエータ42A,42B,42Cおよび42Dを用いる。先の実施例と同様に、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bがペアを構成し、この2つのアクチュエータ42Aおよび42Bは、180°対向する位置で、関節(第1関節部18と第2関節部26とで形成する)を拮抗牽引する。つまり、第1組の空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bは、凹曲面20および凸曲面28の中心を通る第1の直線上に配置される。したがって、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bを結ぶ第1の直線上に1つの自由度が設定される。それとは別に、空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dが1組の拮抗牽引アクチュエータを構成する。空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dも互いに180°対向する位置に配置される。つまり、第2組の空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dは、凹曲面20および凸曲面28の中心を通るかつ上記第1の直線と直交する第2の直線上に配置される。したがって、空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dを結ぶ第2の直線上にもう1つの自由度が設定される。ただし、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bを結ぶ第1の直線と空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dを結ぶ第2の直線とは互いに直交するので、この実施例の関節機構10Aは、直交する2方向に回転可能である。
なお、このような空気圧アクチュエータ42A‐42Dは、それぞれ、一方端が、第1関節部18に形成された通し孔70を通るワイヤ76で第2関節部26の取付部72に形成された係止孔74に接続される。そして、各空気圧アクチュエータ42の他方端はこの関節機構10Aを取り付ける適宜の固定場所に固定的に取り付けられる。したがって、1の空気圧アクチュエータ42に所定圧力の気体が注入されると、本体44(図1,図2)がその圧力に応じた長さに圧縮される。このとき、空気圧アクチュエータ42の他方端が固定されていて、一方端がワイヤ76を通して取付部72の係止孔74に係止されているので、空気圧アクチュエータ42が圧縮されると、一方端が接続された係止孔74の位置を該当の空気アクチュエータが拘引することになり、その拘引の強さに応じて第2リンク14がその係止孔の方向に傾動する。したがって、4本の空気圧アクチュエータ42A‐42Dの圧縮長さ、すなわち注入圧力を制御することによって、4本の空気圧アクチュエータの拘引強さの合成で決まる方向に第2リンク14が傾斜されることになる。
なお、各組の空気圧アクチュエータは、1組ずつ、先に図3に示したと同様の制御回路で制御することができる。ただし、回路の効率化のためには、1つのコンピュータ64(図3)で4つの圧力センサからのデータを受け、4つの空気弁を制御することになる。
図11を参照して、この実施例の関節機構10Bは、3自由度を達成するために3ペア6本の空気圧アクチュエータ42A,42B,42C,42D,42Eおよび42Fを用いる。空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bがペアを構成し、この2つのアクチュエータ42Aおよび42Bは、180°対向する位置で、関節(第1関節部18と第2関節部26とで形成する)を拮抗牽引する。つまり、第1組の空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bは、凹曲面20および凸曲面28の中心を通る第1の直線上に配置される。したがって、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bを結ぶ第1の直線上に1つの自由度が設定される。さらに、空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dが1組の拮抗牽引アクチュエータを構成する。空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dも互いに180°対向する位置に配置される。つまり、第2組の空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dは、凹曲面20および凸曲面28の中心を通るかつ上記第1の直線と60°の角度で交差する第2の直線上に配置される。したがって、空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dを結ぶ第2の直線上にもう1つの自由度が設定される。そして、空気圧アクチュエータ42Eおよび42Fが1組の拮抗牽引アクチュエータを構成する。空気圧アクチュエータ42Eおよび42Fも互いに180°対向する位置に配置される。つまり、第3組の空気圧アクチュエータ42Eおよび42Fは、凹曲面20および凸曲面28の中心を通るかつ第1の直線および第2の直線とそれぞれ60°の角度で交差する第3の直線上に配置される。したがって、空気圧アクチュエータ42Eおよび42Fを結ぶ第3の直線上に3つ目の自由度が設定される。
ただし、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bを結ぶ線と、空気圧アクチュエータ42Cおよび42Dを結ぶ線と、空気圧アクチュエータ42Eおよび42Fを結ぶ線とは上述のように互いに60°ずれているので、この実施例の関節機構10Bは、60°ずつずれる3方向に回転可能である。
この実施例でも、各空気圧アクチュエータは、1組ずつ、先に図3に示したと同様の制御回路で制御することができる。ただし、回路の効率化のためには、1つのコンピュータ64(図3)で6つの圧力センサからのデータを受け、6つの空気弁を制御することになる。
図11の実施例において、空気圧アクチュエータ42A‐42Fは、それぞれ、一方端が、第1関節部18に形成された通し孔70を通るワイヤ76で第2関節部26の取付部72に形成された係止孔74に接続される。そして、各空気圧アクチュエータ42の他方端はこの関節機構10Bを取り付ける適宜の固定場所に固定的に取り付けられる。したがって、1の空気圧アクチュエータ42に所定圧力の気体が注入されると、本体44(図1,図2)がその圧力に応じた長さに圧縮される。このとき、空気圧アクチュエータ42の他方端が固定されていて、一方端がワイヤ76を通して取付部72の係止孔74に係止されているので、空気圧アクチュエータ42が圧縮されると、一方端が接続された係止孔74の位置を該当の空気アクチュエータが拘引することになり、その拘引の強さに応じて第2リンク14がその係止孔の方向に傾動する。したがって、6本の空気圧アクチュエータ42A‐42Fの圧縮長さ、すなわち注入圧力を制御することによって、6本の空気圧アクチュエータの拘引強さの合成で決まる方向に第2リンク14が傾斜されることになる。
図10および図11に示す実施例では各空気圧アクチュエータ42を接続するためにワイヤ76を用いているため、係止孔74(取付部72)で空気圧アクチュエータの密集を回避できる。もし、図1などの実施例と同様に固定金具50をそのまま取付部72に取り付けることを考えると、その場合には、取付部72を大きくして係止孔74の間隔を十分大きくする必要があるが、ワイヤ76を使うので取付部72を余り大きくしないでも、密集に起因する空気圧アクチュエータの相互干渉を生じることがない。
また、図9の実施例の関節機構では、30°間隔で通し孔70および係止孔74を形成しているので、最大12本(360°÷12=30°)の空気圧アクチュエータを用いて6自由度の関節機構を実現することができる。
また、図9‐図11の実施例においても、凹曲面20の曲率および凸曲面28の曲率を同じかほぼ同じに設定すれで、第2関節部26を第1関節部18で受容するとき、凹曲面20と凸曲面28とはぴったり沿うように嵌合または係合する。しかしながら、これらの実施例においても、前者を後者より大きくすることによって、よりルーズに係合させることもできる。
図12に示す実施例の関節機構100は、ロボットの腕を想定したもので、上腕に相当する部分に関節機構10を用い、前腕に相当する部分に関節機構10Cを用いる。関節機構10は、基本的形態においては先に説明した図1および図2に示す関節機構10と同じである。ただし、この実施例の関節機構10では、第1リンク12は1本であるが、第2リンク14は2本設けられている。したがって、第1リンク12の下端に設けた取付部22に2つの第1関節部18aおよび18bを取り付け、2本の第2リンク14aおよび14bにそれぞれ設けられている2つの第2関節部26aおよび26bをそれぞれ受容するようにしている。
なお、関節機構10の第1リンク12が、たとえば上腕骨に相当し、2本の第2リンク14aおよび14bのそれぞれが、たとえば橈骨および尺骨に相当する。そして、関節機構10Cに含まれる第2リンク114aおよび114bが、手根骨に相当する。
ただし、上記第2リンク14aおよび14bは、関節機構10Cについてみれば、第1リンクとして機能するため、図12では、この2つのリンクを指示する参照符号として、「14a(12a)」および「14b(12b)」を用いる。そして、関節機構10で言及するときは「14a」および「14b」を用い、関節機構10Cにおいて説明するときには「12a」および「12b」として説明する。付言すれば、関節機構10Cの第2リンクは「114a」および「114b」の参照符号で指示する。
上側の関節機構10は、上記の点の違いはあるものの、図1および図2の実施例と同様に、空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの圧力を調整することによって、図5または図6に示す矢印A方向または矢印B方向に曲げられる。
この実施例の関節機構10Cでは、たとえば橈骨および尺骨に相当する2本の第1リンク12aおよび12bを用いる。一方の第1リンク12aの上端よりやや下方と、他方の第1リンク12bの上端とに、それぞれ、取付アングル30aが取り付けられる。取付アングル30aは、先の実施例の取付アングル30と同様に、左右に延びる直線状に形成され、それらの中心部に第1リンク12aまたは12bを配置する。第1リンク12bに固着された取付アングル30aについていえば、各取付部(図1および図2に示す取付部40に相当する。)にそれぞれ空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの下端を取り付ける。取り付けアングル30aはさらに、側面に突出する第3の取付部41を有する。
一方の第1リンク12aに固着された取付アングル30aの両側の取付部(図1および図2に示す取付部40に相当する。)には、下側の関節機構10Cに含まれる空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの上端が取り付けられる。この取り付けアングル30aにも側面に直立する第3の取付部41が設けられる。
そして、第1リンク12bに固着された上側の取付アングル30aの取付部41と、第1リンク12aに固着された下側の取付アングル30aの取付部41とには、2本の第1リンク12aおよび12bを挟むように、それらの両側に空気圧アクチュエータ42Gおよび42Hが掛け渡される。この2本の空気圧アクチュエータ42Gおよび42Hは、関節機構10Cに含まれる2本の第1リンク12aおよび12bを図12の矢印CまたはDの方向に捻るために利用される。つまり、人間の前腕においてもたとえば肘筋や円回内筋などで手首(手根骨)を旋回させるように捻ることができるが、この2つの空気圧アクチュエータ42Gおよび42Hはそのような捻りを加えるための人工筋として機能する。
たとえば、アクチュエータ42Gを圧縮すれば、手首(関節機構10Cの第2リンク1114aおよび114b)を矢印C方向に捻ることができ、アクチュエータ42Hを圧縮すれば、手首を矢印C方向に捻ることができる。
ただし、「捻る」ことができるように、この実施例の関節機構10Cでは工夫が加えられている。特に図13からよく分かるように、一方の第1リンク12aの上端のための第1関節部18aとして、図9に示す実施例の半球形状の凹曲面を有する第1関節部18が用いられ、それに応じて、第2関節部26aとして、図9に示す実施例の球形上の凸曲面を有する第2関節部26が用いられる。これに対して、この第1リンク12aの下端のための、すなわち第2リンク114aのための第1関節部118aとしては、図1(図2)で示す実施例の短冊状の凹曲面を有する第1関節部18が用いられ、第2関節部126aとしては、そのような第1関節部18に対応する図1(図2)で示す実施例の第2関節部26が用いられる。他方の第1リンク12bの上下の関節については、第1リンク12aの上述した配置とは逆の配置が採用される。つまり、第1リンク12bの上端のための第1関節部18bとして、図1(図2)で示す実施例の短冊状の凹曲面を有する第1関節部18が用いられ、第2関節部126aとしては、その第1関節部18に対応する図1(図2)で示す実施例の第2関節部26が用いられる。これに対して、この第1リンク12bの下端のための、すなわち第2リンク114bのための第1関節部118bとしては、図9に示す実施例の半球形状の凹曲面を有する第1関節部18が用いられ、それに応じて、第2関節部26bとして、図9に示す実施例の球形上の凸曲面を有する第2関節部26が用いられる。
このように、関節機構10Cの2本の第1リンク12aおよび12bについて、図1(図2)に示す実施例の、いわばかまぼこ型の関節と、図9実施例の球形関節とを用い、それらを逆に配置することによって、図13からよく分かるように、関節機構10Cの第1リンク12aおよび12bを矢印CまたはD方向に旋回させまたは捻ることができる。
この実施例の関節機構10Cでは、2つの並行するリンク12aおよび12bの両端を図1実施例および図9実施例の関節で連結する。このとき、リンクの片方が「かまぼこ」なら他方は「球」になるように対向にうまく配置する。そうすると、上述のように、リンクを捻ることができるようになる。これに対して、たとえば、全ての関節を「球」(図9)にしてしまうと、両端に人工筋(空気圧アクチュエータ)をつけて引っ張っても、間のリンク12a,12bがくるくる回転できるような構造になってしまい、工学的に安定にならない。反面、全てを「かまぼこ」(図1)にしてしまうと、今度は2本のリンク12a,12bを捻ることができなくなってしまう。そこで、この実施例では、「かまぼこ」型の関節と「球」型の関節とを対向配置することによて、「捻り」を可能にしている。
そして、関節機構10Cの第2リンク114aおよび114bには上述の第1関節部118aおよび118bが取り付けられ、さらに、取付アングル30がそれぞれに固着される。第2リンク114aに固着した取付アングル30の取付部40(図1,図2)には、前述の空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bの下端がそれぞれ取り付けられる。つまり、関節機構10Cにおいては、2つの拮抗人工筋42Aおよび42Bが用いられ、これらアクチュエータ42Aおよび42Bに注入される空気圧を制御することによって、上側の関節機構10と同様に、2方向すなわち矢印AAまたは矢印BB方向に曲げることができる。したがって、手根骨に相当する第2リンク114aおよび114bが、あたかも、手首を曲げるように曲げられ得る。
なお、関節機構10Cでは、捻り用の空気圧アクチュエータ42Gおよび42Hの他は、2本の空気圧アクチュエータ42Aおよび42Bを用いるだけであるため、第2リンク114bに固着した取付アングル30には空気圧アクチュエータを取り付けない。
図1はこの発明の一実施例である1自由度の関節機構を示す斜視図である。 図2は図1実施例の関節機構を正面から見た図解図である。 図3はこの実施例の関節機構を含む関節システムの全体構造を示すブロック図である。 図4は図3の関節システムにおける関節機構の空気圧アクチュエータの圧力と関節角との関係を同定したグラフの一例である。 図5はこの実施例の関節システムにおいて関節角を制御した状態の一例を示す図解図である。 図6は同じくこの実施例の関節システムにおいて関節角を制御した状態の他の例を示す図解図である。 図7は実施例の関節機構における第1関節部に対する第2関節部の変位の状態を示す図解図である。 図8は別の実施例の関節機構における第1関節部に対する第2関節部の変位の状態を示す図解図である。 図9は肩関節として利用できるこの発明の他の実施例による関節機構を示す図解図である。 図10は図9実施例の関節機構を用いて2自由度の関節機構を実現した実施例を示す図解図である。 図11は図9実施例の関節機構を用いて3自由度の関節機構を実現した実施例を示す図解図である。 図12は図1に示す関節機構と図9に示す関節機構とを併用したロボットアームの具体的な実施例を示す図解図である。 図13は図12に示すロボットアームの下側の関節機構を拡大して示し、それの変位の状態の一例を示す図解図である。
符号の説明
10,10’,10A,10B,10C …関節機構
12,12a,12b …第1リンク
14,14a,14b,114a,114b …第2リンク
18,18a,18b …第1関節部
20 …凹曲面
26,26a,26b,126a,126b …第2関節部
28 …凸曲面
30,30a …取付アングル
42,42A‐42H …空気圧アクチュエータ
56A,56B …空気弁
58 …空気源
60A,60B …圧力センサ
64 …コンピュータ
100 …関節システム

Claims (7)

  1. 長手部材からなり、先端に、凹曲面を有する第1関節部が形成される第1リンク、および
    長手部材からなり、先端に、凸曲面を有する第2関節部が形成される第2リンクを備え、
    前記第1関節部の前記凹曲面と前記第2関節部の前記凸曲面とが直接接触するように前記第1リンクおよび前記第2リンクを配置し、さらに
    前記第1リンクと前記第2リンクとを、拮抗して牽引する第1および第2流体圧アクチュエータ、および
    前記第1および第2流体圧アクチュエータの流体圧を調整することによって前記第1リンクと前記第2リンクとが形成する関節角を制御する制御手段を備える、関節システム。
  2. 前記凹曲面および前記凸曲面は、ともに、平面視で短辺および長辺を有する矩形に形成され、
    前記第1および第2流体圧アクチュエータは前記長辺と平行な直線上に配置される、請求項1記載の関節システム。
  3. 前記凹曲面は半球形であり、前記凸曲面は球形であり、
    前記凹曲面および前記凸曲面の中心を通る第1の直線上に第1組の前記第1および第2流体圧アクチュエータが配置され、前記凹曲面および前記凸曲面の中心を通るかつ前記第1の直線と交差する第2の直線上に第2組の前記第1および第2流体圧アクチュエータが配置される、請求項1記載の関節システム。
  4. 第1の直線と前記第2の直線とは直交する、請求項3記載の関節システム。
  5. 前記第1の直線および前記第2の直線は60°の角度で交差し、さらに
    前記凹曲面および前記凸曲面の中心を通るかつ前記第1の直線および前記第2の直線とそれぞれ60°の角度で交差する第3の直線上に配置された第3組の前記第1および第2流体圧アクチュエータを備える、請求項3記載の関節システム。
  6. 前記凹曲面の曲率および前記凸曲面の曲率が同じまたはほぼ同じである、請求項1ないし5のいずれかに記載の関節システム。
  7. 前記凹曲面の曲率が前記凸曲面の曲率より大きい、請求項1ないし5のいずれかに記載の関節システム。
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