JP2008121700A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦材の表面に露出する強化繊維の率を低減し、強度を確保しつつ錆付き性能を向上させること。
【解決手段】両面に環状の摩擦材が固定されたディスク部材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、摩擦材23は、繊維基材を含むとともに、摩擦面23bに複数の溝部23aを有する。隣り合う溝部23a間の最短距離Aは、2mm以上7mm以下である。溝部23aの深さBは、最短距離Aに対し5%以上75%以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、トルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンと電動モータを動力源として備えているハイブリッド駆動装置においては、エンジンまたは/および電動モータの出力軸に設けられており、エンジンと電動モータによる変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置の従来技術として、駆動源からの駆動力が伝達される第1回転部材と、変速機の入力軸に連結されるとともに、外周に固定されたディスクの両面に略環状の摩擦材を有するダンパ機構と、前記摩擦材と前記第1回転部材とが直接的又は、摩擦面プレートを介して間接的に摩擦係合するリミッタ部と、を備えるトルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、その摩擦面側に該摩擦材の全表面積に対し20%以上かつ80%以下の摩擦しない部分(溝)を有するものがある(特許文献1参照)。このトルク変動吸収装置において、摩擦材は、ディスクに接着されており、強度確保のために該摩擦材よりも硬い補強材を含んでいる。補強材には、一般に、強化繊維が用いられる。
特開2005−127507号公報
しかしながら、強化繊維周辺は、吸湿性が高く、錆が発生しやすい。これにより、水入り等による錆発生でリミッタの滑りトルクが当初設定のトルク以上になるという課題があった。
また、従来のトルク変動吸収装置では、摩擦材に溝を設定しているが、これは摩擦材の摺動による経時変化の低減を狙いにしたものであり、錆付きに対し、最適な仕様とはいえない。
さらに、従来のトルク変動吸収装置では、摩擦材のディスクへの保持は接着であり、コストが高い(処理時間が長い、接着前処理が必要)。これは、クラッチ等で公知のカシメ構造採用により低コスト化が可能であるが、下記のような課題がある。
第1に、摩擦材の補強確保のため、強化繊維の率を上げる必要があるが、これは従来構成では錆の発生が悪化する。第2に、摩擦材をかしめるための孔は、通常、ドリル加工により形成されるが、ドリル加工による強化繊維の切断により強度が低下する。第3に、摩擦材の幅(内、外周差)又は厚さアップにより、摩擦材の強度の強化が可能であるが、スペース、コストで不利になる。第4に、摩擦材の幅アップは摺動による経時変化が悪化する。
本発明の主な課題は、摩擦材の表面に露出する強化繊維の率を低減し、強度を確保しつつ錆付き性能を向上させることである。
本発明の第1の視点においては、ディスク部材に固定された摩擦材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、繊維基材を含むとともに、摩擦面に複数の溝部を有し、隣り合う前記溝部間の最短距離は、2mm以上7mm以下であることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記溝部の深さは、前記最短距離に対し5%以上75%以下であることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、前記溝部間に所定の形状で複数の有底穴を有することが好ましい。
本発明の第2の視点において、ディスク部材に固定された摩擦材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、繊維基材を含むとともに、摩擦面に所定の形状で60個以上の有底穴を有することを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、隣り合う前記有底穴間の最短距離は、2mm以上10mm以下であることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記有底穴の深さは、前記最短距離に対し5%以上75%以下であることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦面のうち前記繊維基材が露出する領域の第1摩擦面の面積は、前記繊維基材が露出しない領域の第2摩擦面を含む全摩擦面の面積の50%以下であることが好ましい。
本発明によれば、摩擦材の強度を確保しつつ摩擦材の表面の繊維露出率を低減させることができるので、防錆性能を向上し、リミッタ機構の性能を向上させることができる。また、摩擦材の強度が確保される結果、小型化(幅寸法の縮小、薄肉化)が可能となり、コストを抑えることが可能である。主に、実装できるスペースの小さいバイブリッド車に適している。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。なお、図1ではボルト28を省略している。
実施形態1に係るトルク変動吸収装置1は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置1は、捩れ緩衝機能を有し、ハブ部材3と、サイドプレート4と、サイドプレート5と、スラスト部材6と、皿バネ7と、中間プレート8と、皿バネ9と、コントロールプレート10と、皿バネ11と、スラスト部材12と、スラスト部材13と、コントロールプレート14と、スラスト部材15と、ピン部材16と、スプリングシート17と、スプリングシート18と、コイルスプリング19と、弾性部材20と、リベット21と、中間板22と、摩擦材23と、摩擦材24と、回転部材25と、サポートプレート26と、カバープレート27と、ボルト28と、プレシャプレート29と、皿バネ30と、ボルト31と、を有する。
ハブ部材3は、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合する部材である。ハブ部材3は、径方向外側に延在したフランジ部3aを有する。フランジ部3aは、中間部分にてコイルスプリング19、スプリングシート17、18、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート4側の面にてスラスト部材12と摺動可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート5側の面にてスラスト部材15と摺動可能に接している。フランジ部3aは、ピン部材16を挿通するための窓部3bを有する。窓部3bは、ピン部材16の中間部分の径よりも大きく形成されており、フランジ部3aとピン部材16との相対回転をガイドする。
サイドプレート4は、所定の形状に形成された環状の部材である。サイドプレート4は、フランジ部3aの軸方向右側(図2の右側)に配されている。サイドプレート4は、内周端部に複数の凹部を有し、当該凹部にスラスト部材6の回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。サイドプレート4は、フランジ部3a側の面にて皿バネ9の一端と接している。サイドプレート4は、皿バネ9との当接部分よりも径方向外側にてスラスト部材6の抜け防止部6bを挿通するための穴部4aを有する。サイドプレート4は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート4は、コイルスプリング19よりも径方向外側にて、サイドプレート5及び中間板22とともにリベット21にて固定されている。
サイドプレート5は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サイドプレート5は、フランジ部3aの軸方向左側(図2の左側)に配されている。サイドプレート5は、内周端部ないしフランジ部3a側の面の内周近傍部分にてスラスト部材13と接している。サイドプレート5は、スラスト部材13に対して回転不能かつ軸方向移動可能にするための穴部を有し、当該穴部にスラスト部材13の回り止め部が装着されている。サイドプレート5は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート5は、コイルスプリング19よりも径方向外側にて、サイドプレート4及び中間板22とともにリベット21にて固定されている。
スラスト部材6は、ハブ部材3の外周であって皿バネ7とコントロールプレート10の間に配され、コントロールプレート10と摺動可能に接している。スラスト部材6は、皿バネ7によってコントロールプレート10側に付勢されている。スラスト部材6は、内周のサイドプレート4側に延在した部分に、サイドプレート4、皿バネ7、中間プレート8、及び皿バネ9に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部6aを有する。スラスト部材6は、サイドプレート4の穴部4aを挿通して延在する抜け防止部6bを有する。抜け防止部6bは、サイドプレート4から抜けるのを防止するための爪が形成されている。
皿バネ7は、スラスト部材6の外周であってスラスト部材6と中間プレート8の間に配されている。皿バネ7は、スラスト部材6をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ7は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
中間プレート8は、スラスト部材6の外周であって皿バネ7と皿バネ9の間に配さたリング状の部材である。中間プレート8は、皿バネ9の付勢を受けて皿バネ7をスラスト部材6側に押すように作用する。中間プレート8は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
皿バネ9は、スラスト部材6の外周であって中間プレート8とサイドプレート4の間に配されている。皿バネ9は、中間プレート8を介して皿バネ7をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ9は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート10は、スラスト部材12の外周であって皿バネ11とスラスト部材6の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート10は、皿バネ11によってスラスト部材6側に付勢され、スラスト部材6と摺動可能に接している。コントロールプレート10は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。コントロールプレート10は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート14と一体に構成されている。
皿バネ11は、スラスト部材12の外周であってコントロールプレート10とスラスト部材12の間に配されている。皿バネ11は、コントロールプレート10をスラスト部材6側に付勢する。皿バネ11は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
スラスト部材12は、ハブ部材3の外周であって皿バネ11とフランジ部3aの間に配されている。スラスト部材12は、皿バネ11によってフランジ部3a側に付勢され、フランジ部3aと摺動可能に接している。スラスト部材12は、内周のスラスト部材6側に延在した部分に、皿バネ11、及びコントロールプレート10に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部を有する。
スラスト部材13は、ハブ部材3の外周であってサイドプレート5とコントロールプレート14の間に配され、コントロールプレート14と摺動可能に接している。スラスト部材13は、内周のサイドプレート5側に延在している。スラスト部材13は、サイドプレート5に形成された穴部と対応する位置に回り止め部を有し、当該回り止め部がサイドプレート5の穴部に装着され、サイドプレート5に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート14は、ハブ部材3の外周であってスラスト部材13とスラスト部材15の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート14は、スラスト部材13及びスラスト部材15と摺動可能に接している。コントロールプレート14は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート10と一体に構成されている。
スラスト部材15は、ハブ部材3の外周であってコントロールプレート14とフランジ部3aの間に配されている。スラスト部材15は、コントロールプレート14及びフランジ部3aと摺動可能に接している。
ピン部材16は、コントロールプレート10、及びコントロールプレート14を一体に固定するための部材である。ピン部材16には、サイドプレート5側の端部にてコントロールプレート14がカシメ固定されている。ピン部材16には、サイドプレート4側の端部にてコントロールプレート10がカシメ固定されている。ピン部材16は、中間部分の径が大きく構成されており、フランジ部3aに固定されておらず、フランジ部3aに形成された窓部3b内にて移動可能である。
スプリングシート17、18は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング19の端部との間に配されている。
コイルスプリング19は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、両端に配設されたスプリングシート17、18と接している。コイルスプリング19は、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aとが相対移動したときに収縮し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
弾性部材20は、ダンパ機構の構成部品であり、コイルスプリング19の内周側に配設され、コイルスプリング19が収縮したときに対向する2つのスプリングシート17、18と当接し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
リベット21は、サイドプレート4、サイドプレート5、及び中間板22を一体に固定するための部材である。
中間板22は、サイドプレート4とサイドプレート5の間にて、サイドプレート4及びサイドプレート5とともにリベット21で固定された環状のディスク部材であり、リミッタ機構の構成部品である。中間板22は、径方向外側部分がカバープレート27とプレシャプレート29の間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材23、24がリベットによって固定されている。
摩擦材23は、中間板22とカバープレート27の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板22に固定された環状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。摩擦材23は、摩擦面23bにてカバープレート27と摺動可能に接している(図3参照)。摩擦材23は、プレス成形によって形成され、繊維基材と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む。繊維基材は、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、有機繊維、無機繊維等の繊維よりなる。樹脂は、繊維基材間に含浸され、例えば、熱硬化性樹脂(例えば、フェノール樹脂)、ゴム等の樹脂よりなる。摩擦調整剤は、樹脂中に含まれ、例えば、カシューダスト、過酸化剤(例えば、二酸化マンガン)等の添加物よりなる。摩擦材23には、摩擦面23bの周方向両側に、内周端部から外周端部に形成された線状の複数の溝部23aを有する。溝部23aの側壁面は、プレス抜けのため、摩擦面23b側に開くように傾斜している。摩擦面23bの円周方向の最短幅A(隣り合う溝部23a間の最短距離)は、2mm以上7mm以下に設定し、好ましくは4mm以上7mm以下である。また、溝部23aの深さBは、最短幅Aに対し5%以上75%以下に設定し、好ましくは5%以上50%以下である。摩擦面23bの最短幅Aや溝部23aの深さBをこのような数値範囲とすることにより、摩擦材23の強度を確保しつつ摩擦材23の表面の繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる。
摩擦材24は、中間板22とプレシャプレート29の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板22に固定された環状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。摩擦材24は、プレシャプレート29と摺動可能に接している。なお、摩擦材24は、摩擦材23の摩擦面23bの最短幅Aや溝部23aの深さBと同様に設定される。
回転部材25は、例えば、エンジン(図示せず)の回転軸(図示せず)にボルト31によって固定される環状の部材である。回転部材25は、軸方向外側近傍の部分にボルト28と螺合する螺孔を有する。回転部材25は、サポートプレート26と接する。
サポートプレート26は、所定の形状に形成された環状で板状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。サポートプレート26は、径方向外側近傍にて、回転部材25とカバープレート27の間に配され、リベット(図示せず)にてカバープレート27に固定され、ボルト28によってカバープレート27とともに回転部材25に固定されている。サポートプレート26は、プレシャプレート29の凸部29aと対応する位置に開口部26aが形成されている。開口部26aは、プレシャプレート29に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。サポートプレート26は、径方向内側にてカバープレート27と離間している。サポートプレート26は、カバープレート27側の面にて皿バネ30の一端と接している。
カバープレート27は、所定の形状に形成された環状で板状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。カバープレート27は、径方向外側近傍にて、サポートプレート26とボルト28の鍔部の間に配され、ボルト28によってサポートプレート26とともに回転部材25に固定されている。カバープレート27は、径方向内側にてサポートプレート26と離間している。カバープレート27は、径方向内側にて摩擦材23と摺動可能に接している。
ボルト28は、サポートプレート26及びカバープレート27を回転部材25に固定するための部材であり、サポートプレート26及びカバープレート27に形成された穴を挿通し、回転部材25と螺合する。
プレシャプレート29は、皿バネ30と摩擦材24の間に配された環状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。プレシャプレート29は、皿バネ30によって摩擦材24側に付勢されている。プレシャプレート29は、外周端部に凸部29aが形成されている。凸部29aは、サポートプレート26の開口部26aに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
皿バネ30は、サポートプレート26とプレシャプレート29の間に配され、プレシャプレート29を摩擦材24側に付勢する部材であり、リミッタ機構の構成部品である。
実施形態1によれば、摩擦面23bの最短幅Aや溝部23aの深さBを上記のような数値範囲とすることにより、摩擦材23の強度を確保しつつ摩擦材23の表面の繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。
実施形態2に係るトルク変動吸収装置では、中間板(図2の22)の両側に取り付けられる摩擦材41の構成が実施形態1と異なる。その他の構成は、実施形態1と同様である。摩擦材41は、プレス成形によって形成され、繊維基材と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む。摩擦材41には、摩擦面41cに、所定パターンの溝部41a、41bを有する。溝部41aと溝部41bとは、互いに隣り合い、形状が異なる。溝部41aは、外周端部から切り込んだパターンである。溝部41bは、内周端部から切り込んだパターンである。溝部41a、41bの側壁面は、プレス抜けのため、摩擦面41c側に開くように傾斜している。摩擦面41c表面の溝部41aから溝部41bまでの最短幅は、2mm以上7mm以下に設定し、好ましくは4mm以上7mm以下である。また、溝部41a、41bの深さは、前記最短幅に対し5%以上75%以下に設定し、好ましくは5%以上50%以下である。
実施形態2によれば、実施形態1よりも、摩擦材41の強度を確保しつつ摩擦材41の表面の繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。
実施形態3に係るトルク変動吸収装置では、中間板(図2の22)の両側に取り付けられる摩擦材42の構成が実施形態1と異なる。その他の構成は、実施形態1と同様である。摩擦材42は、プレス加工によって形成され、繊維基材と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む。摩擦材42には、摩擦面42bに複数の有底穴42aを有する。有底穴42aの穴数は、1つの摩擦材42に対し60個以上設定される。有底穴42aの形状は任意であり、例えば、円形、楕円形、多角形状等が挙げられる。有底穴42aの側壁面は、プレス抜けのため、摩擦面42b側に開くように傾斜している。隣り合う有底穴42a間の最短距離Aは、2mm以上10mm以下に設定され、好ましくは4mm以上10mm以下である。有底穴42aの深さBは、最短距離Aの5%以上75%以下に設定され、好ましくは5%以上50%以下である。
実施形態3によれば、溝以外の形状でも、摩擦材42の強度を確保しつつ摩擦材42の表面の繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図6〜図8は、本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。
実施形態4に係るトルク変動吸収装置は、実施形態1〜3の溝部又は有底穴を適宜組み合わせた摩擦材としたものである。その他の構成は実施形態1と同様である。
例えば、図6は、実施形態1と同様の溝部43aと実施形態2と同様の溝部43b、43cを組み合わせた摩擦材43である。図7は、実施形態1と同様の溝部44aと実施形態3と同様の有底穴44bを組み合わせた摩擦材44である。図8は、実施形態1と同様の溝部45aと実施形態3の有底穴の形状を変形した有底穴45bを組み合わせた摩擦材45である。
実施形態4によれば、摩擦材43、44、45の強度を確保しつつ摩擦材43、44、45の表面の繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。
実施形態5に係るトルク変動吸収装置は、摩擦材46の摩擦面における繊維露出率を規定したものである。その他の構成は実施形態1と同様である。摩擦材46の摩擦面のうち繊維基材46dが露出する領域の摩擦面46bの面積(繊維露出率)は、繊維基材46dが露出しない領域の摩擦面46cを含む全摩擦面の50%以下とする。これにより、防錆性能を向上させることができる。
なお、図11に摩擦材の繊維露出率に対する錆付きトルクの特性を示す。錆付きトルクは、摩擦材と、当該摩擦材と摺動可能に接するプレートとの間で錆付きが生じたときのトルクであり、繊維露出率が0〜60%(単位面積あたり)では緩やかに上昇し、60%を超えたあたりから幾何級数的に増加する。繊維露出率60%以下の実施形態5(図9参照)に係る摩擦材46では、錆付きが生じていない状態から錆付きが生じた状態になったときの錆付きトルクの変動が少なく安定している。一方、図10の比較例(従来例)のように繊維露出率が80%を超える摩擦材101では、錆付きが生じていない状態から錆付きが生じた状態になったときの錆付きトルクの変動が大きく不安定である。
(実施形態6)
本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図12は、本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分断面図である。
実施形態6に係るトルク変動吸収装置は、繊維を含むベース部47aと、繊維を含まないコーティング部47bの2層構造にした摩擦材47としたものである。その他の構成は実施形態1と同様である。摩擦材47は、ベース部47aとコーティング部47bが一体となった構成となっている。ベース部47aは、繊維基材と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む部分である。ベース部47aには、溝部47cに対応する凹部が形成されている。コーティング部47bは、ベース部47a上に形成された、繊維基材を含まず、樹脂と摩擦調整剤を含む部分である。コーティング部47bの表面には、内周端部から外周端部に形成された線状の溝部47cを有する。コーティング部47bの厚さAは、全体の厚さBの40%以下である。このような構成とすることにより、摩擦材47の強度を確保しつつ摩擦材47の表面の繊維が露出せず、防錆性能を向上させることができる。
(実施形態7)
本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図13は、本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。
実施形態7に係るトルク変動吸収装置は、内周近傍と外周近傍の繊維基材48cの密度を高くした摩擦材48としたものである。その他の構成は実施形態1と同様である。摩擦材48は、繊維基材48cと、樹脂と、摩擦調整剤と、を含み、内周近傍と外周近傍の繊維基材48cの密度を高くしている。繊維基材48cは、中央付近の繊維密度に対し内周近傍と外周近傍の繊維密度を1.2倍以上1.5倍以下に設定されている。摩擦材48は、摩擦面48bの周囲であって内周近傍及び外周近傍を含む全周又は一部に段差部48aが形成されている。繊維密度の高い内周近傍と外周近傍に段差部48aを形成することで、摩擦面48bの繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる。
(実施形態8)
本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図14は、本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分断面図である。
実施形態8に係るトルク変動吸収装置は、カシメ用の少なくとも径均一の貫通穴49aを成形製作した摩擦材49としたものである。その他の構成は実施形態1と同様である。
摩擦材49は、繊維基材と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含み、カシメ用の穴として周方向に貫通穴49aと段差付き穴49bが交互に配設されている。貫通穴49aは、少なくとも径が均一であり、型成形によって形成されたものである。貫通穴49aの側壁面には、繊維基材の切断面がない。段差付き穴49bは、リベット(図示せず)の鍔部が引っ掛かる段差部を有する。段差付き穴49bは、摩擦面49c側の部分の径が大きく、中間部分から径が小さくなっている。段差付き穴49bについては、型成形によって形成されることが好ましいが、ドリル加工によって形成されたものであってもよい。ドリル加工によって段差付き穴49bを形成すると繊維基材の切断面が発生するが、段差付き穴49bの径が小さい部分にて繊維基材の切断面の発生量を抑えることができるので、強度の低下を抑えることができる。
実施形態8によれば、カシメ時、加工時の繊維基材の切断による強度の低下を低減させることができる。
(実施形態9)
本発明の実施形態9に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図15は、本発明の実施形態9に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。図16、図17は、本発明の実施形態9に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の繊維基材の配置を模式的に示した部分平面図である。
実施形態9に係るトルク変動吸収装置は、摩擦材50におけるカシメ用の貫通穴50bと溝部50aの位置関係、及び繊維基材(図16、図17の50d)の配置を規定したものである。その他の構成は実施形態1と同様である。摩擦材50は、摩擦面50cの周方向両側に、内周端部から外周端部に形成された線状の溝部50a(実施形態2〜4のような溝部、穴部でも可)を有する。溝部50aの側壁面は、プレス抜けのため、摩擦面50c側に開くように傾斜している。摩擦材50は、摩擦面50cの所定の位置において、ドリル加工によって形成されたカシメ用の貫通穴50bを有する。貫通穴50bは、溝部50aと接しない位置に形成されている。摩擦材50は、プレス成型加工とドリル加工によって形成され、繊維基材50dと、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む。繊維基材50dは、貫通穴50bを回避するように配置されている(図16参照)。これにより、ドリル加工時の繊維基材50dの切断による強度の低下を回避することができる。また、繊維基材50dは、貫通穴50bを形成する部分の密度を低くし、貫通穴50bを形成する部分の内周側及び外周側の密度を高くしてもよい(図17参照)。この場合、繊維基材50dの切断が発生してしまうが、図16の場合と比べて成形性が極めてよくなる。なお、図18の比較例(従来例)のように繊維基材102dが均一な密度で配置されると、貫通穴102bにて繊維基材102dが切断され、摩擦材102の強度が低下する。
貫通穴50bの形成方法として、プレス成型加工にて摩擦面50cに溝部50aと凹部50eを形成する。ここで、凹部50eの径Eは、ドリル加工後の貫通穴50bの径Fの50%以上90%以下に設定する。また、凹部50eの深さGは、全体の厚さHの30%以上50%に設定する。その後、凹部50eと対応する位置に、ドリル加工により貫通穴50bを形成する。
実施形態9によれば、カシメ時、加工時の繊維基材50dの切断による摩擦材50の強度の低下を低減させることができる。
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施形態4−1に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施形態4−2に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施形態4−3に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。 比較例に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分平面図である。 摩擦材の繊維露出率に対する錆付きトルクの特性を示したグラフである。 本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態9に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施形態9−1に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の繊維基材の配置を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施形態9−2に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の繊維基材の配置を模式的に示した部分平面図である。 比較例に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の繊維基材の配置を模式的に示した部分平面図である。
符号の説明
1 トルク変動吸収装置
3 ハブ部材
3a フランジ部
3b 窓部
4 サイドプレート
4a 穴部
5 サイドプレート
6 スラスト部材
6a 回り止め部
6b 抜け防止部
7 皿バネ
8 中間プレート
9 皿バネ
10 コントロールプレート
11 皿バネ
12 スラスト部材
13 スラスト部材
14 コントロールプレート
15 スラスト部材
16 ピン部材
17 スプリングシート
18 スプリングシート
19 コイルスプリング
20 弾性部材
21 リベット
22 中間板(ディスク部材)
23 摩擦材
23a 溝部
23b 摩擦面
24 摩擦材
25 回転部材
26 サポートプレート
26a 開口部
27 カバープレート
28 ボルト
29 プレシャプレート
29a 凸部
30 皿バネ
31 ボルト
41 摩擦材
41a、41b 溝部
41c 摩擦面
42 摩擦材
42a 有底穴
42b 摩擦面
43 摩擦材
43a、43b、43c 溝部
43d 摩擦面
44 摩擦材
44a 溝部
44b 有底穴
44c 摩擦面
45 摩擦材
45a 溝部
45b 有底穴
45c 摩擦面
46 摩擦材
46a 溝部
46b 摩擦面(繊維露出面)
46c 摩擦面(繊維非露出面)
46d 繊維基材
47 摩擦材
47a ベース部
47b コーティング部
47c 溝部
47d 摩擦面
48 摩擦材
48a 段差部
48b 摩擦面
48c 繊維基材
49 摩擦材
49a 貫通穴
49b 段差付き穴
49c 摩擦面
50 摩擦材
50a 溝部
50b 貫通穴
50c 摩擦面
50d 繊維基材
50e 凹部
101 摩擦材
101a 溝部
101b 摩擦面(繊維露出面)
101c 摩擦面(繊維非露出面)
101d 繊維基材
102 摩擦材
102a 溝部
102b 貫通穴
102c 摩擦面
102d 繊維基材

Claims (7)

  1. ディスク部材に固定された摩擦材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、
    前記摩擦材は、繊維基材を含むとともに、摩擦面に複数の溝部を有し、
    隣り合う前記溝部間の最短距離は、2mm以上7mm以下であることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記溝部の深さは、前記最短距離に対し5%以上75%以下であることを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記摩擦材は、前記溝部間に所定の形状で複数の有底穴を有することを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  4. ディスク部材に固定された摩擦材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、
    前記摩擦材は、繊維基材を含むとともに、摩擦面に所定の形状で60個以上の有底穴を有することを特徴とするトルク変動吸収装置。
  5. 隣り合う前記有底穴間の最短距離は、2mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項4記載のトルク変動吸収装置。
  6. 前記有底穴の深さは、前記最短距離に対し5%以上75%以下であることを特徴とする請求項5記載のトルク変動吸収装置。
  7. 前記摩擦面のうち前記繊維基材が露出する領域の第1摩擦面の面積は、前記繊維基材が露出しない領域の第2摩擦面を含む全摩擦面の面積の50%以下であることを特徴とする請求項1乃至6の一に記載のトルク変動吸収装置。
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