JP2008121250A - サイドハンドル組付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体パネルに対する組付作業性及び外観上の見映えの向上を図ることが可能なサイドハンドル組付構造の提供。
【解決手段】サイドハンドル組付構造は、開口を有する車体パネルと、ベゼル21及びドアハンドル22を有するサイドハンドル5と、突起部38を有するガスケット6と、を備える。ベゼル21は、開口の周縁部の一側に差し込み可能な2つの第1差込部31と、第1差込部31を開口の周縁部の一側に差し込んだ後に、開口の周縁部の他側に差し込み可能な第2差込部32と、を有し、第1差込部31及び第2差込部32を開口の周縁部に差し込んだ状態で、車体パネルに対して仮保持される。突起部38は、第1差込部31を開口の周縁部の一側に差し込んだときに、開口の周縁部の一側と接触して弾性変形し、第2差込部32を開口の周縁部の他側へ差し込んだときに、車体パネルに対するベゼル21の横方向の移動を規制してベゼル21の位置を規定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体パネルに取り付けられるサイドハンドルの組付構造に関する。
車両のサイドハンドルは、ドアパネルに取り付けられるベゼルと、ベゼルに回転自在に支持されるドアハンドルとを有し、ベゼルには、その裏面から後方へ突出するボルトが設けられている。ドアパネルへのサイドパネルの取り付けは、予めドアハンドルが組み付けられたベゼルをドアパネルの開口に挿入すると共に、ベゼルのボルトをドアパネル側に設けられたボルト挿通孔に挿通し、ナットを蝶合して締め込むことにより行われる。
特開平8―197949号公報
ここで、一般に、ドアパネルへのサイドハンドルの取り付けは、作業者がサイドハンドルを片手に持った状態で、ベゼルのボルトをボルト挿通用孔に挿通し、他方の手でナットを蝶合することにより行われる。また、ドアパネル側に設けられるボルト挿通孔は、該ボルト挿通用孔に対するボルトの挿入性を向上させるため、比較的大きな形状(例えば、長孔形状等)に形成されている。このため、ボルトとナットとを締結する際に、車体パネルに対するサイドハンドルの取付位置がずれてしまう場合がある。かかる場合に、位置ずれを修正する作業が発生するため、ドアパネルに対するサイドハンドルの組付作業が煩雑となってしまう。
また、サイドハンドルの位置ずれにより、例えば、サイドハンドルのベゼルの外周部とドアパネルの開口の周縁部との間に隙間が形成されると、外観上の見映えに影響を及ぼすおそれがある。特に、サイドハンドルが横方向に位置ずれすると、サイドハンドルの形状が横長である場合には、ベゼルの横方向の外周部と開口の外周縁との間の隙間量は比較的小さいため、見映えに影響し難いが、サイドハンドルの形状が縦長である場合には、横長のサイドハンドルの隙間量よりも大きくなるため、見映えに影響を及ぼすおそれがある。
そこで、本発明は、サイドハンドルの位置ずれ、特に、横方向の位置ずれを防止することにより、車体パネルに対する組付作業性及び外観上の見映えの向上を図ることが可能なサイドハンドル組付構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るサイドハンドル組付構造は、車体パネルと、サイドハンドルと、ガスケットと、を備えている。車体パネルは、開口を有する。サイドハンドルは、開口の周縁部に固定され該開口を覆うベゼルと、ベゼルに回動自在に支持されるドアハンドルと、を有する。ガスケットは、開口の周縁部とベゼルとの間に挟持される。ベゼルは、横方向の一方の端部側で上下方向に間隔をおいて設けられ、開口の周縁部の一側に横方向から差し込み可能な2つの第1差込部と、横方向の他方の端部側に少なくとも1つ設けられ、第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込んだ後に、開口の周縁部の他側に横方向から差し込み可能な第2差込部と、を有し、第1差込部及び第2差込部をそれぞれ開口の周縁部に差し込んだ状態で、車体パネルに対して仮保持される。ガスケットは、ベゼルの一方の端部側で後方へ突出する弾性変形可能な突起部を有する。突起部は、ガスケットと一体的に形成され、第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込んだときに、開口の周縁部の一側と接触して弾性変形し、第2差込部を開口の周縁部の他側へ差し込んだときに、車体パネルに対するベゼルの横方向の移動を規制して該ベゼルの位置を規定する。
上記構成では、車体パネルへのサイドハンドルの取り付けは、先ず、ベゼルの第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込み、その後、第2差込部を開口の周縁部の他側に差し込むことにより行われる。第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込むと、ガスケットに形成される突起部が開口の周縁部の一側と接触して弾性変形し、第2差込部を開口の周縁部の他側に差し込むと、突起部によりベゼルの横方向の移動が規制され、ベゼルの位置が規定される。また、ベゼルの第1差込部及び第2差込部をそれぞれ開口の周縁部に差し込んだ状態では、サイドハンドルが車体パネルに対して仮保持される。このため、第1差込部及び第2差込部をそれぞれ開口の周縁部に差し込むと、ベゼルが、突起部により車体パネルの所定位置で位置決めされ、この状態で、第1差込部及び第2差込部により車体パネルに対して仮保持される。従って、サイドハンドルを車体パネルに対してボルト等により固着(本固定)する際、サイドハンドルが位置ずれし難いため、サイドハンドルの組付作業性の向上を確実に図ることができる。
また、ベゼルが車体パネルの所定位置に仮保持された状態では、突起部によってベゼルの横方向の移動が規制される。すなわち、ベゼルの横方向の端部と開口の周縁部の一側又は他側との間に隙間が形成されることを有効に防止することができる。従って、サイドハンドルの横方向に形成される隙間により、外観上の見映えが低下することを確実に防止することができる。
また、突起部には、ベゼルに向かって該ベゼルの一方の端部側へ傾斜するテーパー状の端面を形成してもよい。
上記構成では、ベゼルの第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込むと、当該周縁部は、テーパー状に形成された端面上を差込方向に移動して、第1差込部に差し込まれる。従って、開口の周縁部の一側への第1差込部の差し込みが、突起部により阻害されることがないため、第1差込部を開口の周縁部の一側に容易且つ円滑に差し込むことができる。
また、第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込んだ状態、即ち、当該周縁部が突起部の端面上に配置されている状態において、ベゼルの第2差込部を開口の周縁部の他側に差し込むと、開口の周縁部の一側は、突起部の端面上を該突起部の一方の端部に向かって移動する。すなわち、第2差込部を開口の周縁部の他側に差し込む際に、開口の周縁部の一側が、第1差込部と突起部との間で挟持されることなく、突起部の端面上をその一方の端部へ向かって移動することが可能である。従って、第2差込部を開口の周縁部の他側に差し込む場合においても、第1差込部を開口の周縁部の一側に差し込む場合と同様に、容易且つ円滑に差し込むことができる。
また、突起部を、2つの第1差込部の高さ方向のほぼ中央の位置に配置してもよい。
上記構成では、ベゼルを移動して開口の周縁部の一側を2つの第1差込部に差し込む際に、ベゼルに対して過度な力を加えることなく、開口の周縁部の一側を2つの第1差込部に差し込むことが可能である。従って、サイドハンドルの組付作業性をより一層向上することができる。
本発明によれば、車体パネルに対するサイドハンドルの位置ずれを抑制することが可能なため、サイドハンドルの組付作業性及び外観上の見映えの向上を確実に図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る車両の要部拡大側面図、図2はサイドハンドル組付構造の分解斜視図、図3はガスケットが装着されたベゼルの背面図をそれぞれ示したものである。図4は図3のIV−IV矢視断面図であり、(a)はサイドハンドルがドアパネルへの取り付けを開始する取付開始状態を示し、(b)はサイドハンドルの取付開始状態からサイドハンドルがドアパネルアウタに対して仮保持される仮保持状態に移行する途中の状態を示し、(c)はサイドハンドルの仮保持状態を示したものである。図5は図3のV−V矢視断面図であり、(a)は図4(a)における状態を示し、(b)は図4(b)における状態を示し、(c)は図4(c)における状態を示したものである。なお、図中FRは車両前方を示し、図中UPは車両上方をそれぞれ示している。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、キャブ2内の運転席(図示省略)の着座位置が概ねエンジン(図示省略)より前方に位置するキャブオーバトラックであり、キャブ2の車幅方向両側の側面部にサイドハンドル組付構造3を備えている。
サイドハンドル組付構造3は、ドアパネル4と、サイドハンドル5と、ガスケット6と、を備えている。
ドアパネル4は、その車両前方側の前端部7がドア開口8を有するサイドパネル9に対して回転自在に支持されている。ドアパネル4は、外板部材であるドアパネルアウタ(車体パネル)10と、ドアパネルアウタ10の車幅方向内側に対向して配置されるドアパネルインナ(図示省略)と、を有する。ドアパネルアウタ10とドアパネルインナとは、それぞれの外周縁部を当接した状態で、これらの外周縁部を溶接等することにより固着されている。かかる固着状態では、ドアパネルアウタ10とドアパネルインナとの間に閉断面が形成される。
図2に示すように、ドアパネルアウタ10は、開口11と、サイドハンドル5を取り付けるための下側ブラケット12及び上側ブラケット13と、を有する。
開口11は、略矩形縦長形状を有し、ドアパネルアウタ10の所定位置に形成されている(図1参照)。
下側ブラケット12は、断面略L字形状からなり、開口11の下縁部のほぼ中央の位置から車幅方向内側に向かって突出する延設部14と、延設部14の後端から上方へ曲折して延びる支持部15と、を有する。支持部15の所定位置には、ボルト51が挿通可能なボルト挿通用孔16が形成されている。
上側ブラケット13は、断面略U字形状からなり、開口11の両側縁部の高さ方向のほぼ中央の位置から車幅方向内側に向かって対向して突出する延設部17と、延設部17の後端同士を連結する支持部18と、を有する。支持部18のほぼ中央の位置には、ボルト53が挿通可能なボルト挿通用孔19が形成されている。
図2及び図3に示すように、サイドハンドル5は、ドアパネルアウタ10の開口11の周縁部に固定されて開口11を前方から覆うベゼル21と、ベゼル21に回転自在に支持されるドアハンドル22と、を有する。
ベゼル21は、取付フランジ部23と、車幅方向内側へ膨出する本体部24と、を有し、これらは一体的に形成されている。
取付フランジ部23は、ドアパネルアウタ10の開口11よりも僅かに大きい略矩形縦長形状を有し、本体部24の外周縁に隣接して設けられている。取付フランジ部23の下辺部には、車両前後方向のほぼ中央の位置にボルト51が挿通可能なボルト挿通用孔25が形成されている。
本体部24は、ドアパネルアウタ10の開口11へ外側から挿通可能な略矩形縦長状に形成されており、外面側に設けられるドアハンドル支持部26と、内面側に設けられる第1突起片27及び第2突起片28と、を有する。本体部24のほぼ中央の位置には、ボルト53が挿通可能なボルト挿通用孔29が形成されている。
ドアハンドル支持部26は、本体部24の下端部の車幅方向のほぼ中央の位置に設けられ、その所定位置には、支軸30が挿通可能な支軸挿通用孔(図示省略)が形成されている。また、ドアハンドル支持部26には、支軸30を中心とした車幅方向内側へのドアハンドル22の回転を付勢するスプリング(図示省略)が設けられている。
第1突起片27は、本体部24の車両後方側側端部の上端側と下端側とからそれぞれ車両後方へ向かって突出し、取付フランジ部23と対向して配置されている。また、上側の第1突起片27と下側の第1突起片27とは、ベゼル21の高さ方向のほぼ中央の位置から略同一距離離間して配置されている。
第2突起片28は、本体部24の車両前方側側端部の上端側と下端側とからそれぞれ車両前方へ向かって突出し、取付フランジ部23と対向して配置されている。また、上側の第2突起片28と下側の第2突起片28とは、高さ方向において、それぞれ上側の第1突起片27と下側の第1突起片27と略同一位置に配置されている。
本実施形態では、第1突起片27と取付フランジ部23とにより開口11の周縁部の車両後方側に車両前方から差し込み可能な第1差込部31が構成され、第2突起片28と取付フランジ部23とにより開口11の周縁部の車両前方側に車両後方から差し込み可能な第2差込部32が構成されている。第2差込部32は、第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込んだ後に、開口11の周縁部の車両前方側を差し込むことが可能となっている。また、開口11の周縁部が第1差込部31及び第2差込部32に差し込まれた状態では、ベゼル21がドアパネルアウタ10に仮保持される。なお、第2差込部32を上側と下側とに2箇所設けたが、1箇所であってもよく、また、3箇所以上設けることも可能である。
ドアハンドル22は、断面略アーチ形状を有し、その下端部には、支軸30が挿通可能な支軸挿通用孔(図示省略)が形成されている。ドアハンドル22のベゼル21への取り付けは、ドアハンドル22の支軸挿通用孔及びドアハンドル支持部26に形成される支軸挿通用孔にそれぞれ支軸30を挿通することにより行われる。これにより、ドアハンドル22は、支軸30を中心としてベゼル21に回転自在に支持される。
図2〜図4に示すように、ガスケット6は、ベゼル21の取付フランジ部23の後面に装着される枠状装着部36と、ベゼル21の本体部24の後面に装着される帯状装着部37と、断面略台形状の突起部38と、を有し、これらは樹脂等により一体的に形成されている。
枠状装着部36は、ベゼル21の取付フランジ部23よりも僅かに大きい略矩形縦長形状を有する平板部41と、平板部41の外周部から車幅方向外側へ向かって突出する突部42と、を有する。
平板部41の下辺部には、車両前後方向のほぼ中央の位置にボルト51が挿通可能なボルト挿通用孔43が形成されている。ボルト挿通用孔43は、ガスケット6をベゼル21に装着した状態で、ベゼル21の取付フランジ部23に形成されるボルト挿通用孔25と整合する位置に配置される。
ガスケット6を装着したサイドハンドル5がドアパネルアウタ10に取り付けられた状態では、平板部41は、ドアパネルアウタ10の開口11の周縁部とベゼル21の取付フランジ部23との間に挟持され、突部42は、取付フランジ部23の外周縁の外方側に配置される。
帯状装着部37は、車幅方向内側へ向かって湾曲する湾曲形状を有し、その両端部が平板部41の両側辺部の高さ方向のほぼ中央の位置でそれぞれ接続されている。帯状装着部37のほぼ中央の位置には、ボルト53が挿通可能なボルト挿通用孔44が形成されている。
帯状装着部37は、ガスケット6をベゼル21に装着した状態で、ベゼル21の本体部24の後面と接触し、ベゼル21の高さ方向のほぼ中央の位置で略水平に配置される。かかる状態で、ボルト挿通用孔44は、本体部24のボルト挿通用孔29と整合する位置に配置される。
突起部38は、枠状装着部36と帯状装着部37とが接続される接続部位のうち車両後方側の接続部位上で車幅方向内側へ向かって突出して設けられ、ベゼル21に向かって車両後方側へ傾斜するテーパー状の端面46を有する。突起部38は、ベゼル21の第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込んだときに、開口11の周縁部の車両後方側と接触して弾性変形する(図5(b)参照)。また、突起部38は、ベゼル21の第2差込部32を開口11の周縁部の車両前方側に差し込んだときに、開口11の周縁部の車両後方側と離間して配置され、ドアパネルアウタ10に対するベゼル21の車両前後方向の移動を規制する(図5(c)参照)。なお、突起部38にテーパー状の端面46を形成したが、これを形成せずに突起部38を構成してもよい。また、ガスケット6をベゼル21に装着した状態で、突起部38をベゼル21の高さ方向のほぼ中央の位置、即ち、上側の第1差込部31及び下側の第1差込部31の高さ方向のほぼ中央の位置に配置したが、これに限られず、例えば、上側の第1差込部31又は下側の第1差込部31寄りに配置することも可能である。
次に、サイドハンドルのドアパネルアウタへの取り付けについて、図2〜図5に基づいて説明する。
図2及び図3に示すように、サイドハンドル5のドアパネルアウタ10への取り付けに際し、ガスケット6をベゼル21の後面に装着する。
図4(a)及び図5(a)に示すように、サイドハンドル5のドアパネルアウタ10への取り付けは、先ず、上側及び下側の第1差込部31(図3参照)をそれぞれ開口11の周縁部の車両後方側に差し込み、上側及び下側の第2差込部32(図3参照)がそれぞれ開口11の周縁部の車両前方側に差し込み可能となる差込位置に達するまで、ベゼル21を車両後方側へスライド移動させる。ベゼル21を車両後方側へスライド移動させると、開口11の周縁部の車両後方側は、突起部38を弾性変形させつつ、突起部38の端面46上を差込方向に移動する(図5(b)参照)。
図4(b)及び図5(b)に示すように、ベゼル21が上記差込位置に達すると、開口11の周縁部の車両後方側は、突起部38の端面46上の所定位置に配置され、突起部38は、開口11の周縁部の車両後方側との接触部位において弾性変形する(図4(b))。かかる状態で、ベゼル21の車両前方側の端部を車幅方向内側へ移動させて、上側及び下側の第2突起片28(図3参照)をそれぞれ開口11に挿入する(図5(b))。
次に、図4(c)及び図5(c)に示すように、ベゼル21を車両前方側へスライド移動させて、上側及び下側の第2差込部32(図3参照)をそれぞれ開口11の周縁部の車両前方側に差し込む。これにより、開口11の周縁部は、第1差込部31及び第2差込部32に差し込まれ、ベゼル21がドアパネルアウタ10に仮保持される状態となる(図4(c))。かかる仮保持された状態では、突起部38は、開口11の周縁部の車両後方側から離間して、その形状が変形前の形状に回復すると共に、ドアパネルアウタ10に対するベゼル21の車両前後方向の移動を規制して、ベゼル21の位置を規定する(図5(c))。
その後、図2に示すように、ボルト51を、ベゼル21のボルト挿通用孔25、ガスケット6のボルト挿通用孔43及びドアパネルアウタ10のボルト挿通用孔16のそれぞれに挿通してナット52を蝶合すると共に、ボルト53を、ベゼル21のボルト挿通用孔29、ガスケット6のボルト挿通用孔44及びドアパネルアウタ10のボルト挿通用孔19のそれぞれにボルト53を挿通してナット54を蝶合する。ボルト51・ナット52及びボルト51・ナット52をそれぞれ締め込むことにより、サイドハンドル5がドアパネルアウタ10に対して締結固定される。なお、本実施形態では、サイドハンドル5のドアパネルアウタ10への取り付けの際、ボルト51とボルト53とをそれぞれベゼル21のボルト挿通用孔25とボルト挿通用孔29とに挿通したが、予め、ベゼル21の内面から車幅方向内側へ向かって立設させておくことも可能である。
このように本実施形態によれば、ドアパネルアウタ10へのサイドハンドル5の取り付けは、先ず、ベゼル21の第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込み、その後、第2差込部32を開口11の周縁部の車両前方側に差し込むことにより行われる。第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込むと、ガスケット6に形成される突起部38が開口11の周縁部の車両後方側と接触して弾性変形し、第2差込部32を開口11の周縁部の車両前方側に差し込むと、突起部38によりベゼル21の車両前後方向の移動が規制され、ベゼル21の位置が規定される。また、ベゼル21の第1差込部31及び第2差込部32をそれぞれ開口11の周縁部に差し込んだ状態では、サイドハンドル5がドアパネルアウタ10に対して仮保持される。このため、第1差込部31及び第2差込部32をそれぞれ開口11の周縁部に差し込むと、ベゼル21が、突起部38によりドアパネルアウタ10の所定位置で位置決めされ、この状態で、第1差込部31及び第2差込部32によりドアパネルアウタ10に対して仮保持される。従って、ボルト51・ナット52及びボルト53・ナット54により、サイドハンドル5をドアパネルアウタ10に対して締結固定する際、サイドハンドル5が位置ずれし難いため、サイドハンドル5の組付作業性の向上を確実に図ることができる。
また、ベゼル21がドアパネルアウタ10の所定位置に仮保持された状態では、突起部38によってベゼル21の車両前後方向の移動が規制される。すなわち、ベゼル21の車両前後方向の側端部とドアパネルアウタ10の開口11の車両前後方向の両側縁部との間に隙間が形成されることを有効に防止することができる。従って、サイドハンドル5の車両前後方向に形成される隙間により、外観上の見映えが低下することを確実に防止することができる。
ベゼル21の第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込むと、当該周縁部は、テーパー状に形成された端面46上を差込方向に移動して、第1差込部31に差し込まれる。従って、開口11の周縁部の車両後方側への第1差込部31の差し込みが、突起部38により阻害されることがないため、第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に容易且つ円滑に差し込むことができる。
また、第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込んだ状態、即ち、当該周縁部が突起部38の端面46上に配置されている状態において、ベゼル21の第2差込部32を開口11の周縁部の車両前方側に差し込むと、開口11の周縁部の車両後方側は、突起部38の端面46上を該突起部38の車両後方側の端部に向かって移動する。すなわち、第2差込部32を開口11の周縁部の車両前方側に差し込む際に、開口11の周縁部の車両後方側が、第1差込部31と突起部38との間で挟持されることなく、突起部38の端面46上をその車両後方側の端部へ向かって移動することが可能である。従って、第2差込部32を開口11の周縁部の車両前方側に差し込む場合においても、第1差込部31を開口11の周縁部の車両後方側に差し込む場合と同様に、容易且つ円滑に差し込むことができる。
突起部38は、上側及び下側の第1差込部31の高さ方向のほぼ中央の位置に配置されているため、開口11の周縁部の車両後方側を上側及び下側の第1差込部31に差し込む際に、ベゼル21に対して過度な力を加えることなく、開口11の周縁部の車両後方側を上側及び下側の第1差込部31に差し込むことが可能である。従って、サイドハンドル5の組付作業性をより一層向上することができる。
なお、本実施形態では、縦長のサイドハンドル5を用いて本発明に係るサイドハンドル組付構造3を説明したが、横長のサイドハンドル等ありとあらゆるサイドハンドルの組付構造に適用することができる。
また、キャブオーバトラックである車両1に本発明に係るサイドハンドル組付構造3を適用したが、乗用自動車等ありとあらゆる車両に適用可能である。
さらに、キャブ2の側面部に配置されるドアパネルアウタ10にサイドハンドル5を取り付けたが、車両1の後部に配置される車体パネル等、ありとあらゆる車体パネルに取り付けることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本実施形態に係る車両の要部拡大側面図である。 サイドハンドル組付構造の分解斜視図である。 ガスケットが装着されたベゼルの背面図である。 図3のIV−IV矢視断面図であり、(a)はサイドハンドルがドアパネルへの取り付けを開始する取付開始状態を示し、(b)はサイドハンドルの取付開始状態からサイドハンドルがドアパネルアウタに対して仮保持される仮保持状態に移行する途中の状態を示し、(c)はサイドハンドルの仮保持状態を示したものである。 図3のV−V矢視断面図であり、(a)は図4(a)における状態を示し、(b)は図4(b)における状態を示し、(c)は図4(c)における状態を示したものである。
符号の説明
1 車両
3 サイドハンドル組付構造
5 サイドハンドル
6 ガスケット
10 ドアパネルアウタ(車体パネル)
11 開口
21 ベゼル
22 ドアハンドル
31 第1差込部
32 第2差込部
38 突起部
46 端面

Claims (3)

  1. 開口を有する車体パネルと、
    前記車体パネルの開口の周縁部に固定され該開口を覆うベゼルと、該ベゼルに回動自在に支持されるドアハンドルと、を有するサイドハンドルと、
    前記周縁部と前記ベゼルとの間に挟持されるガスケットと、を備えたサイドハンドル組付構造であって、
    前記ベゼルは、横方向の一方の端部側で上下方向に間隔をおいて設けられ、前記周縁部の一側に横方向から差し込み可能な2つの第1差込部と、横方向の他方の端部側に少なくとも1つ設けられ、前記第1差込部を前記周縁部の一側に差し込んだ後に、該周縁部の他側に横方向から差し込み可能な第2差込部と、を有し、前記第1差込部及び前記第2差込部をそれぞれ前記周縁部に差し込んだ状態で、前記車体パネルに対して仮保持され、
    前記ガスケットは、前記ベゼルの一方の端部側で後方へ突出する弾性変形可能な突起部を有し、
    前記突起部は、前記ガスケットと一体的に形成され、前記第1差込部を前記周縁部の一側に差し込んだときに、前記周縁部の一側と接触して弾性変形し、前記第2差込部を前記周縁部の他側へ差し込んだときに、前記車体パネルに対する前記ベゼルの横方向の移動を規制して該ベゼルの位置を規定する
    ことを特徴とするサイドハンドル組付構造。
  2. 請求項1に記載のサイドハンドル組付構造であって、
    前記突起部は、前記ベゼルに向かって該ベゼルの一方の端部側へ傾斜するテーパー状の端面を有する
    ことを特徴とするサイドハンドル組付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のサイドハンドル組付構造であって、
    前記突起部は、前記2つの第1差込部の高さ方向のほぼ中央の位置に配置されている
    ことを特徴とするサイドハンドル組付構造。
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