JP2008120561A - シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化が可能で、かつシートの斜行補正精度の低下を防ぐことのできるシート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置を提供する。
【解決手段】下流側斜行補正ローラ142a,142bのシート搬送方向上流側に設けられ、シートを下流側斜行補正ローラ142a,142bに向けて案内する湾曲した搬送ガイド部に、それぞれ独立してシートを搬送してシートの斜行を補正する上流側斜行補正ローラ141a,141bを設ける。そして、下流側斜行補正ローラ142a,142bと上流側斜行補正ローラ141a,141bとによるシートの斜行補正の際、上流側斜行補正ローラ141a,141bを、それぞれ独立してシートを搬送しながらシートを旋回させる方向に移動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置に関し、特にシートの斜行を補正するための構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や画像読取装置においては、画像形成部や画像読取部に記録紙や原稿等のシートを搬送するシート搬送装置を備えている。そして、このシート搬送装置には、画像形成部や画像読取部に搬送するまでにシートの姿勢及び位置を合わせるため、シートの斜行を補正するための斜行補正部を備えたものがある。
ここで、このような斜行補正部の補正方式としては、シート搬送通路にシート搬送方向と直交する幅方向に、かつ同軸線上に設けた2個のセンサと、2個の斜行補正ローラとを用いてシートを搬送しながら斜行を補正するアクティブレジスト方式がある。
この方式において、シートの斜行を補正する場合は、まずシートの先端が2個のセンサを横切るタイミングに基づきシート先端の傾きを検出する。そして、この後、シート先端の傾きに応じて、それぞれ独立して斜行補正ローラを駆動する2個の駆動モータの回転速度を制御して2個の斜行補正ローラのシート搬送速度を制御することにより、シートを搬送しながら旋回させるようにしている。これにより、シートの斜行を補正することができる(例えば、特許文献1参照)。
つまり、アクティブレジスト方式では、斜行量に応じて駆動モータの回転速度を制御し、片側の斜行補正ローラのシート搬送速度と、反対側の斜行補正ローラのシート搬送速度との間で速度差を生じさせることにより、シートの斜行補正を行うようにしている。
そして、この方式によれば、シートを一旦停止させることなく搬送しながら斜行補正を行うことができるため、シート間隔(紙間)を他の方式に比べて狭くすることができ、シートの搬送効率を高めることができる。
これにより、画像形成装置における画像形成のプロセス速度を上げることなく実質的な画像形成速度の向上を図ることができる。あるいは、画像読取装置における実質的な画像読取速度の向上を図ることができる。したがって、このようなアクティブレジスト方式を用いることにより、近年、高速化の傾向にある画像形成装置や画像読取装置の画像形成動作や画像読取動作に対応することができる。
特開平10−032682号公報
ところで、近年、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置の小型化のニーズに対応するため、シート搬送通路の縮小化が望まれている。しかし、このようにシート搬送通路を縮小化した場合、例えば画像形成装置において、給紙カセットから給送されたシートに対して斜行補正を行った後、シートを転写部に搬送するための水平のシート搬送通路が短くなる。
そして、このように水平のシート搬送通路が短くなると、斜行補正ローラの上流側のシート搬送通路を湾曲させる必要があり、この場合、A3等ラージサイズのシートは、屈曲した状態での斜行補正を強いられるようになる。
この結果、シートのたわみの反発力によってシートと湾曲したシート搬送通路を構成するシート搬送ガイドの接触圧が大きくなり、このようにシートとシート搬送ガイドの接触圧が大きくなると、シートの搬送負荷が大きくなり、斜行補正精度が低下する。また、水平なシート搬送通路であってもシート搬送ガイドとシートとの間の摩擦係数が大きい場合には、同様にシートの搬送負荷が大きくなり、斜行補正精度が低下する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、小型化が可能で、かつシートの斜行補正精度の低下を防ぐことのできるシート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置において、シートが搬送されるシート搬送通路と、前記シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれ独立して回転することによりシートを旋回させて斜行を補正可能な1対の下流側斜行補正ローラと、前記下流側斜行補正ローラのシート搬送方向上流側で前記シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれ独立して回転することによりシートを旋回させて斜行を補正可能な1対の上流側斜行補正ローラと、を備え、前記1対の上流側斜行補正ローラを前記幅方向に移動可能とし、前記下流側斜行補正ローラ及び前記上流側斜行補正ローラによるシートの斜行補正をする際に、前記上流側斜行補正ローラのそれぞれのローラが独立して回転してシートを旋回させると共に前記上流側斜行補正ローラがシートの旋回方向に沿って前記幅方向に移動することを特徴とする。
本発明によれば、シートの斜行補正の際に、下流側斜行補正ローラ及び上流側斜行補正ローラの各ローラが、それぞれ独立してシートを搬送してシートを旋回させて斜行を補正し、それに伴い、上流側斜行補正ローラがシートの旋回方向に沿って幅方向に移動する。これにより、下流側斜行補正ローラと上流側斜行補正ローラのそれぞれがシートを旋回させるため、シートの斜行補正精度が向上する。この補正の際に、各補正ローラによるシートの旋回位置が異なることで、シートの旋回が円滑に行えず斜行補正精度を悪化させるおそれがある。しかし、上流側斜行補正ローラがシートの旋回時に旋回方向に沿って幅方向に移動することによりシートを円滑に旋回させることが可能となり精度の高い斜行補正が行える。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を示す図であり、図1において、3は複写機、4は複写機本体(以下、装置本体という)である。装置本体4は、上部に画像読取装置により構成されるリーダ部1を、内部にプリンタ部2を備えている。
リーダ部1は、原稿が積載される原稿台ガラス101、積載された原稿を上方から押圧する原稿圧板102、原稿の画像面を照射する光源103を積載し、原稿を走査するミラー台133を備えている。
また、リーダ部1は、画像面からの反射光を導く複数のミラー104及びレンズ105、原稿からの反射光をCCDにより光電変換を行い、得られた電気信号に対して種々の画像処理を行う光電変換/画像処理部106等を備えている。なお、光電変換/画像処理部106は、光電変換された電気信号に対してA/D変換、シェーディング補正、マスキング補正、変倍、LOG変換等を行う画像処理機能を有している。
プリンタ部2は、画像形成部6、画像形成部6にシートを搬送するシート搬送装置124、定着ユニット120等を備えている。
画像形成部6は、矢印方向に回転自在に支持された感光ドラム112を備えている。また、画像形成部6は、感光ドラム112の周辺に、その回転方向に沿ってほぼ順に配設された、感光ドラム112の表面を一様に帯電する一次帯電器113、感光ドラム上の静電潜像を現像する現像器110を備えている。なお、この現像器110には、感光ドラム112と反対方向に回転する現像ローラ111が配設されており、この現像ローラ111により感光ドラム上の静電潜像を現像して感光ドラム表面にトナー像を形成するようになっている。
さらに、画像形成部6は、感光ドラム上のトナー像をシートPに転写する転写帯電器119、感光ドラム上の転写残トナーを除去するクリーナーブレード117を有するクリーナ116を備えている。また、除電を行う補助帯電器115、残留電荷を除去する前露光ランプ114等を備えている。
なお、図1において、304は、リーダ部1より送り出されてきた画像信号を、レーザを駆動するための信号に変換するレーザ駆動部である。109Aは、レーザ素子108及び感光ドラム112の表面をレーザ光によって走査するポリゴンスキャナ109を有する露光装置である。
シート搬送装置124は、給紙カセット127,128に収納され、給紙ローラ129,130により送り出されたシートPを画像形成部6に搬送するためのものである。そして、シート搬送装置124は、シートが搬送されるためのシート搬送通路R、搬送ローラ131,132,134等を備えている。さらに、シート搬送装置124は、シートPを、斜行を補正して画像形成部6に搬送するための上流側斜行補正ローラ141a,141b及び下流側斜行補正ローラ142a,142b等を有するシート斜行補正搬送部5を備えている。
なお、シート搬送通路Rは、感光ドラム112と転写帯電器119とにより形成される転写部にシートを搬送する水平な搬送ガイド部R2と、水平なガイド部R2の上流側に位置した湾曲した搬送ガイド部R1とを備えている。そして、上流側斜行補正ローラ141a,141bは、湾曲した搬送ガイド部R1に設けられ、下流側斜行補正ローラ142a,142bは、水平な搬送ガイド部R2に設けられている。
定着ユニット120は、加熱ローラ121と加圧ローラ122を備えており、加熱ローラ121と加圧ローラ122とにより、トナー像が転写されたシートPを挟持搬送しながら加熱加圧することによってトナー像をシートPに定着させるようにしている。
次に、このような構成の複写機3の複写動作(画像形成動作)について説明する。
まず不図示の原稿が、画像面が下方を向くようにして原稿台ガラス101に積載され、その上から原稿圧板102により原稿が原稿台ガラス101に押え付けられると、ミラー台133が光源103からの光で原稿を照らしながら移動し、原稿の画像面を走査する。
画像面からの反射光像は、複数のミラー104及びレンズ105を介して、光電変換/画像処理部106のCCD上に結像され、ここで電気信号に光電変換される。電気信号となった画像信号は種々の画像処理が施された後、プリンタ部2に送り出される。
プリンタ部2では、リーダ部1より送り出されてきた画像信号を、レーザ駆動部304によりレーザを駆動するための信号に変換する。露光装置109Aは、この信号に基づき一次帯電器113により表面が一様に帯電されている感光ドラム112の表面に対してレーザ光を照射し、感光ドラム表面に潜像を形成する。次に、感光ドラム表面上の潜像を、現像器110の現像ローラ111により現像する。
また、カセット127に収納されたシートPは、給紙ローラ129により、またカセット128に収納されたシートPは給紙ローラ130によりシート搬送通路Rに送り出される。このシートPは、搬送ローラ131,132,134、下流側斜行補正ローラ141a,141b及び上流側斜行補正ローラ142a,142bにより斜行の補正が行われた後、感光ドラム112と転写帯電器119により構成される転写部に搬送される。そして、この転写部において、感光ドラム112に形成されたトナー像が、斜行の補正が行われたシートPに転写される。
この後、トナー像が転写されたシートPは、定着前ベルト118により、定着ユニット120に搬送され、この定着ユニット120において、加熱ローラ121と加圧ローラ122とによって加熱加圧され、トナー像が定着される。最後に、トナー像が定着されたシートPは搬送ローラ123により装置本体4の外部にある排紙トレイ126に排出される。
図1において、306はCPUであり、このCPU306は、図2に示すように、装置本体内部に配置されたフォトインタラプタやマイクロスイッチなどの各種センサ315からの信号がセンサ処理部333を介して入力されるようになっている。また、CPU306には、モータドライバDRを介して装置本体内部に配置されているモータMを駆動制御するモータドライバ制御部200が接続されている。
そして、CPU306は、各種センサ315からの信号に基づいてモータドライバ制御部200を制御し、モータドライバ307を介して各モータMをコントロールしている。また、DC負荷制御部311を介してクラッチ/ソレノイド等のDC負荷317をコントロールすることにより、画像形成動作を円滑に進めている。
また、CPU306は不図示の高圧制御部に各種高圧制御信号を送出することで、高圧ユニットを構成する各種帯電器である一次帯電器113、補助帯電器115、転写帯電器119、現像ローラ111に適切な高圧を印加させている。
さらに、CPU306は、定着器内部の不図示のサーミスタの出力信号に基づいて不図示の定着ヒータの駆動制御を行い、定着ユニット120がトナー像の定着に必要な最適な温度になるように、定着ユニット120の温度管理も行っている。このように、CPU306は、複写機3内の各負荷の駆動制御、各種センサ315から情報収集解析を行うことにより、複写機3の動作を統括的に制御するようになっている。
CPU306には、既述した画像形成シーケンスに係わる様々なシーケンスを実行するためのプログラムが格納された不図示のROMや、一時的または恒久的に保存することが必要な書き換え可能なデータを格納するための不図示のRAMが接続されている。そして、RAMには、例えば高圧制御部への高圧設定値、各種データ、後述する操作部305からの画像形成指令情報が保存されるようになっている。
なお、図2において、331はCCD330により光電変換された電気信号に対してA/D変換を行うA/D変換部、332はA/D変換部331によりA/D変換された電気信号に対してシェーディング補正を行うシェーディング補正部である。
また、305は操作部であり、この操作部305によりCPU306はユーザーにより設定された複写倍率、濃度設定値などの情報を得ることができる。即ち、操作部305は、ユーザーインターフェースとのデータの交換の役割を担うものである。加えて、複写機3の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザーに示すためのデータを送り出すようになっている。
図3は、シート斜行補正搬送部5の構成を示す図であり、シート斜行補正搬送部5は、後述するようにシートを旋回させて斜行を補正可能な1対の下流側斜行補正ローラ142a,142bを備えている。また、シート斜行補正搬送部5は、1対の下流側斜行補正ローラ142a,142bのシート搬送方向上流側に設けられ、後述するようにシートを旋回させて斜行を補正可能な1対の上流側斜行補正ローラ141a,141b等を備えている。
上流側斜行補正ローラ141a,141b及び下流側斜行補正ローラ142a,142bは、シート搬送通路Rのシート搬送方向と直交する幅方向(左右方向)に設けられ、それぞれ独立して駆動されるようになっている。また、各補正ローラ141a,141b,142a,142bは、駆動ローラと、駆動ローラに圧接するピンチローラとでローラ対を成して構成されている(図3中、実線が駆動ローラ、破線がピンチローラを示す)。
一方の上流側斜行補正ローラ141aは、モータドライバDR1で駆動されるモータM1によって矢印R1で示すシートを搬送する方向に回転し、且つモータドライバDR3で駆動されるモータM3によって矢印SF1で示す幅方向にシフト(移動)制御される。他方の上流側斜行補正ローラ141bは、モータドライバDR2で駆動されるモータM2によって矢印R2で示すシートを搬送する方向に回転し、且つモータドライバDR4で駆動されるモータM4によって矢印SF2で示す幅方向にシフト(移動)制御される。
一方の下流側斜行補正ローラ142aは、ドライバDR5で駆動されるモータM5によって矢印R3で示すシートを搬送する方向に回転する。他方の下流側斜行補正ローラ142bは、モータドライバDR6で駆動されるモータM6によって矢印R4で示すシートを搬送する方向に回転する。
このように、シート搬送方向に上流側に上流側斜行補正ローラ141a,141b及び下流側斜行補正ローラ142a,142bのそれぞれのローラが独立して回転することにより、搬送されるシートを旋回させて斜行の補正が可能となる。
また、シート斜行補正搬送部5は、下流側斜行補正ローラ142a,142bのシート搬送方向下流側に幅方向に所定の間隔を設けて配置され、シート先端の斜き(量)を検知するようシートの先端を検知する第1及び第2先端検知センサS1,S2を備えている。さらに、シート斜行補正搬送部5に搬入されたシートPを検知するシート搬入検知センサS3を備えている。
そして、CPU306は、これら各センサS1,S2,S3からシート検知信号に基づきモータドライバ制御部200及びモータドライバDR1〜DR6を介してモータM1〜M6を駆動するようにしている。なお、先端検知センサは、シートの先端の傾きを検知できればよいため、CCD(charge-coupled device)等を用いたラインセンサでもよい。
次に、このように構成されたシート斜行補正搬送部5の斜行補正動作について説明する。
シート斜行補正搬送部5にシートPが搬入され、このシートPをシート搬入検知センサS3が検知すると、このシート搬入検知センサS3からの検知信号に基づきCPU306は、モータドライバ制御部200に制御信号を出力する。この制御信号により、モータドライバ制御部200は、上流側斜行補正ローラ141a,141b、下流側斜行補正ローラ142a,142bが、第1の回転速度で回転するよう各モータドライバDR1,2,5,6に駆動信号を送信する。
これにより、上流側斜行補正ローラ141a,141bがシートPを挟持回転し、シートPを下流側斜行補正ローラ142a,142bへ搬送する。この後、シートPは先端部が第1及び第2先端検知センサS1,S2で検出される。
この第1及び第2先端検知センサS1,S2からの検知信号はCPU306に入力され、このときの検知タイミングのずれにより、CPU306は、シートPの行方向を検知し、且つシートPの斜行量を算出する。
そして、CPU306は、算出された斜行方向及び斜行量に基づきシートPの斜行を補正するようにモータドライバ制御部200を介して上流側斜行補正ローラ141a,141b及び下流側斜行補正ローラ142a,142bの速度制御を行う。
図4の(a)は、シートPの先端のシート搬送方向左側が先行している状態でシートPが搬送された場合を示しており、このとき第1先端検知センサS1が第2先端検知センサS2よりも先にシートPを検知する。
この場合、CPU306は、例えば上流側斜行補正ローラ141a,141bのうち最初にシートPを検知した第1先端検知センサ側に位置している斜行補正ローラ141aが減速するようにモータドライバ制御部200を介してDR1に駆動信号を送信する。また、下流側斜行補正ローラ142a,142baのうち第1先端検知センサ側に位置している斜行補正ローラ142aが減速するようにモータドライバ制御部200を介してDR5に駆動信号を送信する。
或は、CPU306は、上流側斜行補正ローラ141a,141bのうち第2先端検知センサ側に位置している斜行補正ローラ141bが増速するようにモータドライバ制御部200を介してDR2に駆動信号を送信する。また、下流側斜行補正ローラ142a,142baのうち第2先端検知センサ側に位置している斜行補正ローラ142bが増速するようにモータドライバ制御部200を介してDR6に駆動信号を送信する。
CPU306は、このような速度制御を行う際、減速(増速)幅が、減速(増速)時間による積分値が斜行分L1と等しくなるように制御する。
また、CPU306は、同時に上流側斜行補正ローラ141a,141bが幅方向に図4の(a)に示すL2分だけシフトするようにモータドライバ制御部200を介してDR3,DR4に駆動信号を送信する。なお、この上流側斜行補正ローラ141a,141bの移動量であるL2は、上流側斜行補正ローラ141a,141bと下流側斜行補正ローラ142a,142bとの間の幅方向におけるシートPの斜行量である。
即ち、CPU306は、第1及び第2先端検知センサS1,S2のシート先端検知のタイミングの差に応じて上流側斜行補正ローラ141a,141bと下流側斜行補正ローラ142a,142baのシート搬送速度を増減するようにしている。
この結果、シートPは、上流側斜行補正ローラ141a,141bと下流側斜行補正ローラ142a,142bとにより、搬送されながら旋回し、図4の(b)に示すように、斜行が補正されて下流に搬送されていく。
なお、CPU306は、シフトした状態の上流側斜行補正ローラ141a,141bをシートPが通過すると、次のシートに対する斜行補正に備えて上流側斜行補正ローラ141a,141bを移動前の元の位置に戻すようDR3,DR4に駆動信号を送信する。
本実施の形態においては、斜行補正の際に、湾曲した搬送ガイド部R1に設けた上流側斜行補正ローラ141a,141bを、それぞれ独立して回転してシートPを旋回させると共にシートの旋回方向に沿って幅方向に斜行量分だけ移動させるようにしている。
このように、斜行補正する際に、上流側斜行補正ローラ141a,141bと下流側斜行補正ローラ142a,142bとの両方でシートPを旋回させて斜行を補正する。そのため、シートPの、シートPを案内する搬送ガイドとの間の摩擦(負荷)の影響を少なくすることができて精度の高いシートの斜行補正が行える。
しかし、上流側斜行補正ローラ141a,141bと下流側斜行補正ローラ142a,142bとのシートを旋回させる位置の違いによりシートが円滑に旋回できないおそれがある。そこで、上流側斜行補正ローラ141a,141bをシートの斜行補正時の旋回に合わせてシートの旋回方向に沿って幅方向に移動させることによりシートの旋回を円滑に行えるようにしている。
この結果、シートの斜行補正精度の向上を図ることができる。さらに、上流側斜行補正ローラ141a,141bと下流側斜行補正ローラ142a,142bでシートを旋回させるため、短い距離で斜行補正が可能となり、装置の小型化も図ることができる。
なお、上流側斜行補正ローラ141a,141bが元の位置に戻る際、送り出したシートと後から搬送されてくる次のシートとの間隔が狭い場合は、搬送されて来る次のシートが上流側斜行補正ローラ141a,141bのニップに突入するおそれがある。
このため、このようにシート間隔が狭い場合は、上流側斜行補正ローラ141a,141bを構成する2つのローラを離間可能とし、元の位置にシフトする際は、上流側斜行補正ローラ141a,141bのニップ部を離間させるようにする。
この結果、搬送されて来るシートがシフト中の上流側斜行補正ローラ141a,141bのニップに突入するのを防ぐことができる。なお、このように構成した場合には、元の位置に戻った後、上流側斜行補正ローラ141a,141bのニップ部を圧接した状態に戻すようにしている。
また、これまでの説明において、CPU306はモータドライバ制御部200を介して下流側斜行補正ローラ等の速度制御を行うようにしたが、CPU306が直接的に下流側斜行補正ローラ等の速度制御を行うようにしても良い。
さらに、下流側斜行補正ローラ142a,142bの下流側に幅方向に移動可能な搬送ローラを設け、シートの側端位置が幅方向にずれている場合には、この搬送ローラを、シートを挟持した状態で移動させるようにしても良い。そして、このような搬送ローラを設けることにより、シートの幅方向のずれを補正することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は、本実施の形態に係るシート搬送装置に設けられたシート斜行補正搬送部の構成を示す図である。なお、図5において、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図5において、S4は、下流側斜行補正ローラ142a,142bと第1及び第2先端検知センサS1,S2との間に配置されたシート検知センサである。
なお、本実施の形態においては、シート検知センサS4がシートを検知した時点で下流側斜行補正ローラ142a,142bを増速させ、シートPにループ(たるみ)を生じさせるようにしている。
このループは、図6に示すように、破線で記した斜行補正中の理想のシートPの位置に対して、上流側斜行補正ローラ141a,141bのシフト量にずれが生じている場合、これを吸収し、ローラのスリップを抑制するためのものである。つまり、斜行補正を行う前に、予めこのようなループを形成することにより、上流側斜行補正ローラ141a、141bに生じているシフト量のずれを吸収することができ、これによりローラのスリップを抑制することができる。
なお、これまでの説明においては、本発明に係るシート搬送装置を画像形成装置の一例である複写機に用いた場合について述べてきた。しかし、本発明は、これに限らず、例えば、図1に示すリーダ部1を構成する画像読取装置にも適用することができる。画像読取装置に適用すると、搬送するシートとしての原稿に傾きがなくなり、また画像読取部における正確な位置に合わせを行うことができて、原稿の読取精度が向上する。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を示す図。 上記複写機の制御ブロック図。 上記シート搬送装置に設けられたシート斜行補正搬送部の構成を説明する図。 上記シート斜行補正搬送部の斜行補正動作を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられたシート斜行補正搬送部の構成を示す図。 上記シート斜行補正搬送部におけるループ形成時のシートの状態を示す図。
符号の説明
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 複写機
5 シート斜行補正搬送部
6 画像形成部
124 シート搬送装置
141a,141b 上流側斜行補正ローラ
142a,142b 下流側斜行補正ローラ
306 CPU
S1 第1先端検知センサ
S2 第2先端検知センサ
S3 シート搬入検知センサ
S4 シート検知センサ
P シート

Claims (9)

  1. シートを搬送するシート搬送装置において、
    シートが搬送されるシート搬送通路と、
    前記シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれ独立して回転することによりシートを旋回させて斜行を補正可能な1対の下流側斜行補正ローラと、
    前記下流側斜行補正ローラのシート搬送方向上流側で前記シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれ独立して回転することによりシートを旋回させて斜行を補正可能な1対の上流側斜行補正ローラと、を備え、
    前記1対の上流側斜行補正ローラを前記幅方向に移動可能とし、前記下流側斜行補正ローラ及び前記上流側斜行補正ローラによるシートの斜行補正をする際に、前記上流側斜行補正ローラのそれぞれのローラが独立して回転してシートを旋回させると共に前記上流側斜行補正ローラがシートの旋回方向に沿って前記幅方向に移動することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記下流側斜行補正ローラのシート搬送方向下流側に設けられ、シートの先端の傾きを検知する先端検知センサを備え、
    シートの斜行補正をする際に、前記先端検知センサの検知に基づいて前記下流側斜行補正ローラ及び前記上流側斜行補正ローラの各ローラのシート搬送速度、及び前記1対の上流側斜行補正ローラの前記幅方向の移動量を設定することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記1対の下流側斜行補正ローラと前記先端検知センサとの間にシート検知センサを設け、
    前記シート検知センサのシート検知に基づき前記1対の上流側斜行補正ローラのシート搬送速度を前記1対の下流側斜行補正ローラのシート搬送速度よりも速くなるように制御することを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. シートの斜行補正の際に、前記1対の下流側斜行補正ローラと前記1対の上流側斜行補正ローラとの間のシートの斜行量分だけ、前記1対の上流側斜行補正ローラを前記幅方向に移動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記1対の上流側斜行補正ローラは、シートが通過した後、前記幅方向に移動する前の位置に戻ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記1対の上流側斜行補正ローラは、前記移動前の位置に戻る際、ニップ部が離間した状態で戻り、前記移動前の位置に戻るとニップ部が圧接した状態に戻ることを特徴とする請求項5記載のシート搬送装置。
  7. 前記1対の上流側斜行補正ローラは、前記下流側斜行補正ローラのシート搬送方向上流側に設けられた、シートを案内する湾曲した搬送ガイド部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートに形成された画像を読み取る画像読取部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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